JPS62100413A - 酸化砒素よりの三塩化砒素の製造方法 - Google Patents
酸化砒素よりの三塩化砒素の製造方法Info
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- JPS62100413A JPS62100413A JP23830385A JP23830385A JPS62100413A JP S62100413 A JPS62100413 A JP S62100413A JP 23830385 A JP23830385 A JP 23830385A JP 23830385 A JP23830385 A JP 23830385A JP S62100413 A JPS62100413 A JP S62100413A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、酸化砒素好ましくは亜砒酸より三塩化砒素を
製造する方法に関する。
製造する方法に関する。
三塩化砒素は、砒素酸化物を蒸留法、加水分解法等によ
り精製する場合の前工程処理物として製造されるもので
ある。
り精製する場合の前工程処理物として製造されるもので
ある。
従来、この三塩化砒素の製造方法としては、35重量%
の濃塩酸(砒素に対しIS〜1.35当量使用)に廂砒
酸を添加し加温して沸点以下の温度で該亜砒酸を完全に
溶解したのち冷却し、これに亜砒酸1−当!I Boo
〜810 g/l程度の濃硫酸1!を添加して脱水する
方法が提案されている〔鳥養;大工誌季報6122 (
1955))。
の濃塩酸(砒素に対しIS〜1.35当量使用)に廂砒
酸を添加し加温して沸点以下の温度で該亜砒酸を完全に
溶解したのち冷却し、これに亜砒酸1−当!I Boo
〜810 g/l程度の濃硫酸1!を添加して脱水する
方法が提案されている〔鳥養;大工誌季報6122 (
1955))。
しかしながらこの方法では三塩化m11素の生成率が極
めて低く、生成率をより高くするためにはこれを常圧蒸
留して精製するときHO7!ガスの補給等煩雑な工程を
経なければならないという欠点があった。
めて低く、生成率をより高くするためにはこれを常圧蒸
留して精製するときHO7!ガスの補給等煩雑な工程を
経なければならないという欠点があった。
本発明の目的は、」−記の欠点のない砒素酸化物からの
三塩聞1素の製造方法を提供することにある。
三塩聞1素の製造方法を提供することにある。
この目的を達成するため本発明方法は、酸化砒素を該酸
化砒素に対し1.3〜1.5当Inの常温の濃塩酸が攪
拌されている反応槽に添加1y 、次いで加温すること
なく該酸化砒素1にg当り1.1l以上好ましくは1.
5−2.01の濃硫酸を徐々に、好ましくは等速で徐々
に添加し、濃硫酸の添加終了後好ましくは5〜10分間
攪拌を継続し、三塩化砒素(常温において溶液)を高収
率で生成せ1−ぬるというものである。
化砒素に対し1.3〜1.5当Inの常温の濃塩酸が攪
拌されている反応槽に添加1y 、次いで加温すること
なく該酸化砒素1にg当り1.1l以上好ましくは1.
5−2.01の濃硫酸を徐々に、好ましくは等速で徐々
に添加し、濃硫酸の添加終了後好ましくは5〜10分間
攪拌を継続し、三塩化砒素(常温において溶液)を高収
率で生成せ1−ぬるというものである。
本発明で使用する濃塩酸は、418 g7’l程度とな
るべく高濃度のものを、亜砒酸に対し1.3〜1.5当
量であり、これを室温で用いて亜砒酸を処理するが、こ
\では砒素分が溶解し三塩化砒素として処理液の下層に
沈降するまでには至らないが、次いで濃硫酸を添加する
と正塩化砒素の層を生成17て下層に沈降する。
るべく高濃度のものを、亜砒酸に対し1.3〜1.5当
量であり、これを室温で用いて亜砒酸を処理するが、こ
\では砒素分が溶解し三塩化砒素として処理液の下層に
沈降するまでには至らないが、次いで濃硫酸を添加する
と正塩化砒素の層を生成17て下層に沈降する。
これは下記の式の反応が右へ平衡が移動するた本発明法
では、亜砒酸が塩酸に完全に溶解していなくても濃硫酸
添加時に液温は6o〜70 trまで上昇するので亜砒
酸の溶解は進行し三塩化砒素の生成はほぼ完了する。
では、亜砒酸が塩酸に完全に溶解していなくても濃硫酸
添加時に液温は6o〜70 trまで上昇するので亜砒
酸の溶解は進行し三塩化砒素の生成はほぼ完了する。
本発明の方法において、濃塩酸を使用するのは、次の工
程で蒸留を行なう場合等には、極力水を加えないように
するためであり又その使用量を原料の砒素分に対1.,
1.3〜1.5当h(と平常、Lり多めに用いるのは、
濃塩酸111がこ第1より少ないと三塩化砒素の生成率
が不充分となるためである。
程で蒸留を行なう場合等には、極力水を加えないように
するためであり又その使用量を原料の砒素分に対1.,
1.3〜1.5当h(と平常、Lり多めに用いるのは、
濃塩酸111がこ第1より少ないと三塩化砒素の生成率
が不充分となるためである。
次に原料1に9に対し、800〜810g/7を程度の
濃硫酸を1.17以上好ましくは1.5〜2.01を徐
々に、望ましくは均一速度で添加する理由は、?!4硫
酸の量がこれより少ないと、実施例をみて判るように塩
化砒素の生成率が低く実用的でなく又これ以上添加して
も格別の効果の向−■−は認められないからである。
濃硫酸を1.17以上好ましくは1.5〜2.01を徐
々に、望ましくは均一速度で添加する理由は、?!4硫
酸の量がこれより少ないと、実施例をみて判るように塩
化砒素の生成率が低く実用的でなく又これ以上添加して
も格別の効果の向−■−は認められないからである。
又、濃硫酸を一気に加えるのは液温か上昇し1−ぎるだ
ζlでなく収率の低下、事項の悪化等があり好ましくな
い。
ζlでなく収率の低下、事項の悪化等があり好ましくな
い。
本発明法によれば90当量%以上の実収率で塩化砒素が
確実に得られる。
確実に得られる。
以下実施例について説明する。
実施例1
容量10ノの反応槽に、夫々塩酸濃度418g/lの濃
塩酸4.21 (As Oに対し1.34当量)を入
れ、室温でプロペラ式攪拌機でゆるく攪拌しなからこれ
に第1表に示す亜砒酸各1.2に9を装入し、そのま\
次いで硫酸濃度804g/7の濃硫酸を所定の等速度で
夫々所定量添加し、濃硫酸添加終了後も継続して各5分
間攪拌して処理を終了した。
塩酸4.21 (As Oに対し1.34当量)を入
れ、室温でプロペラ式攪拌機でゆるく攪拌しなからこれ
に第1表に示す亜砒酸各1.2に9を装入し、そのま\
次いで硫酸濃度804g/7の濃硫酸を所定の等速度で
夫々所定量添加し、濃硫酸添加終了後も継続して各5分
間攪拌して処理を終了した。
上記反応終液は、容器を傾斜して土層液の殆んどを分離
したのち、残りをシリンダーに移し下層の量を読み取り
As01 生成率を計算した。
したのち、残りをシリンダーに移し下層の量を読み取り
As01 生成率を計算した。
その結果を比較例と対比して第2表に示す。
第 1 表
第2表
第2表より明らかなように、従来法(実験AI)では三
塩化砒素の生成率は70%台にとどまったが、本発明法
により酸化砒素1kg当り、1.7〜2、O!の濃塩酸
を使用すれば、三塩化砒素の生成率が95%以上の満足
するに足る結果が得られた。
塩化砒素の生成率は70%台にとどまったが、本発明法
により酸化砒素1kg当り、1.7〜2、O!の濃塩酸
を使用すれば、三塩化砒素の生成率が95%以上の満足
するに足る結果が得られた。
本発明法で得られたAs0l はその士\蒸留、加水
分解等の精製用に供することができる。
分解等の精製用に供することができる。
実施例2
実施例1で使用した原料39に9使用し濃硫酸とdTj
砒酸の添加比を1.5とした以外は実施例1と同様にし
て処理したところ、As01 の実収率は90.2%
とほぼ同様の結果が得られた。
砒酸の添加比を1.5とした以外は実施例1と同様にし
て処理したところ、As01 の実収率は90.2%
とほぼ同様の結果が得られた。
亜砒酸を溶解する際の反応槽の加熱、硫酸添加する前の
冷却等の余分な時間、付帯設備及び塩酸ガスの吹込み等
が不要で濃硫酸の使用量を増すだけで効率良(As07
を製造することができる。
冷却等の余分な時間、付帯設備及び塩酸ガスの吹込み等
が不要で濃硫酸の使用量を増すだけで効率良(As07
を製造することができる。
90%以上の実収率が確実に得られ、コストダウンも図
れる等の利点も得られる。
れる等の利点も得られる。
Claims (1)
- (1)酸化砒素に対し1.3〜1.5当量の濃塩酸を室
温で攪拌しながら、これに該酸化砒素を添加し、次いで
該酸化砒素1kg当り1.1l以上の濃硫酸を徐々に添
加して酸化砒素を溶解することを特徴とする酸化砒素よ
りの三塩化砒素の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60238303A JPH0647463B2 (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 | 酸化砒素よりの三塩化砒素の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60238303A JPH0647463B2 (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 | 酸化砒素よりの三塩化砒素の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62100413A true JPS62100413A (ja) | 1987-05-09 |
JPH0647463B2 JPH0647463B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=17028196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60238303A Expired - Lifetime JPH0647463B2 (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 | 酸化砒素よりの三塩化砒素の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647463B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6490439A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | Silver halide photographic sensitive material |
JP2009121709A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Daiken Corp | 暖房用パネル及び暖房用パネルの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60238306A (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-27 | Nippon Zeon Co Ltd | 磁性塗料及び磁気記録媒体 |
JPS60238304A (ja) * | 1984-05-10 | 1985-11-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜形成方法 |
-
1985
- 1985-10-24 JP JP60238303A patent/JPH0647463B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60238304A (ja) * | 1984-05-10 | 1985-11-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜形成方法 |
JPS60238306A (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-27 | Nippon Zeon Co Ltd | 磁性塗料及び磁気記録媒体 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6490439A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | Silver halide photographic sensitive material |
JP2009121709A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Daiken Corp | 暖房用パネル及び暖房用パネルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647463B2 (ja) | 1994-06-22 |
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