JPS60209044A - タイヤコ−ド用織物 - Google Patents

タイヤコ−ド用織物

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JPS60209044A
JPS60209044A JP59065000A JP6500084A JPS60209044A JP S60209044 A JPS60209044 A JP S60209044A JP 59065000 A JP59065000 A JP 59065000A JP 6500084 A JP6500084 A JP 6500084A JP S60209044 A JPS60209044 A JP S60209044A
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JP
Japan
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warp
cord
weft
fabric
melting point
Prior art date
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Pending
Application number
JP59065000A
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English (en)
Inventor
一郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タイヤコード用織物に関し、詳細には緯糸と
左右両耳部を構成する経糸のからみ糸に低融点を有する
繊維を含んで構成される糸を配したタイヤコード用織物
に関するものである。
タイヤコード用織物の経糸コード分布は、一般に35〜
60本/ 5 cmと粗く、すだれ調の粗い織物である
ため衣料用の練物等と比較して経糸コードと緯糸の交叉
点が少ないため織物としては不安定である。例えば第1
図はシャツトル織機で製織された従来のタイヤコード用
織物を示すが、経糸コードC1*Cx *C6・・・に
対して緯糸が耳部でターンして連続的に織られているた
め、緯糸Wの解除テンションの変動によって織物の幅が
変動して経糸コード分布が変化しやすく、緯糸の耳部で
のターンによシ耳部数10cmの部分の経糸コード分布
が中央部に比べて密になるという欠点がある。
そのため製織段階で経糸コードの分布を変えたり、製織
中の経糸コードをガイドローラ板によって強制的に修正
したシする等の対策を施している。一方第2図はレピア
織機共の無ひ織機で製織されたタイヤコード用織物で、
経糸コードml 、ml 、m3・・・及びm1’ 、
m、’ tm7・・・に対し緯糸w、tw、 IW、・
・・はそれぞれ互いに不連続な状態で織られているから
、第1図のタイヤコード用織物で見られ、る様な経糸の
不均一分布という耳部0問題は全くない。
しかしながらこの種の織物では、タイヤ加工に先立って
行なわれるゴム接着性改良液中への浸漬処理やその後に
ひきつづいて行なわれるベーキング処理等における工程
で耳部から#まつれてくるという致命的な欠点がある。
こうした問題に対処する為、本願発明者停は製織前に左
右の経糸コードml、m2及びm、′、rn’に夫々接
着剤を塗布しておき#織時に緯糸W、、W2と接着させ
た構造のタイヤコード織物を開発し先に特許出願をした
。このタイヤコード織物は、前記シャツトル織機のタイ
ヤコード織物で指摘した様な経糸コード分布の不均一も
なく、又耳部のはつれの問題も一応解決し得る点で優れ
たものと言えるーしかしながら実際の生産に際して高速
の織機上で当該経糸コードのみに接着剤を必要量だけ塗
布することは仲々むづかしい面もあって実用化には至ら
ず、その為問題含みでありながらもシャツトル織機に前
述の対策を施[7ながらタイヤコード用織物を製織して
いるのが実状である。この場合例えば経糸コードにポリ
エステルコードを用い、緯糸に高価な綿糸又はポリエス
テル、綿のコアヤーン等を用いると、前述の様な問題が
比較的軽微に抑え得る仁とが経験的にわかっているので
経済的な問題意識を持ちながらシャツトル織機による生
産が続けられている。しかしながら近年のように織機の
高速化および無ひ化がすすめられてくると実際生産の場
で高速のウォータジェットルームやエアジェツトルーム
等の無ひ織機で製織することができ、しかもタイヤ加工
が容易で品質的にも優れたタイヤコード用織物を是非と
も開発する必要がある。
本発明は、以上の様な事情に着眼してなされたものであ
って、高速の無ひ織機で容易に製織し得ると共にタイヤ
コード加工の際に経糸のコードがばらけたシすることの
ない、生産性と加工性を同時に満足することのできるタ
イヤコード用織物を提供することを目的とするものであ
る。
上記目的を達成するために本発明は、タイヤコード用織
物であって、その緯糸が経糸コードの素材よルも20℃
以上低い融点を有する繊維を含んで構成されると共に、
左右両耳部の縦方向に緯糸の端部を抱束するからみ糸と
して前記経糸コードの素材よシ20℃以上低い融点を有
する繊維を含んで構成される糸を配してなることを特徴
とするタイヤコード用織物を要旨とするものである。
以下実施例を示す図面に基づいて本発明の構成及び作用
効果を具体的に説明するが、下記実施例は一具体例にす
ぎず、本発明の精神を失なわない限シ、前記・後記の趣
旨に徴して種々設計を変更することは許容される。
第3図は本発明のタイヤコード用織物を例示する図であ
シ、経糸コード町 、m2.ml・・・及びnll’ 
+ m2′+ m; + ・・’に対して緯糸% 、w
、 +WB +・・・がそれぞれ不連続な状態で織られ
ている点は第2図のタイヤコード用織物と共通している
。し−2=し本発明では、更に左右両端の経糸コードm
1及びm+jに隣接して左右両耳部の縦方向にからみ糸
mI+m2及びmH’ + m2′が織)込まれて夫々
緯糸W、。
W2 +W、・・・の左右両端部を抱束する構成となっ
ている。からみ糸による緯糸端部の拘束は、例えば織機
の左右両端部に公知の遊星歯車式からみ装置を併設運転
することによって容易に達成することができる。第4図
は第3図の破線で囲んだ部分+ +−n−+−* −ノ
ー−+ 、s−J trs−n J、r jh玄m−−
、m−4監緯糸W1を抱束した状態を例示している。本
発明では、経糸コードrlJ y ml + ml t
・・・mm *m;。
m、′・・・として熱可塑性合成繊維(融点を有するも
の)好ましくはポリエステル糸又はナイロン糸等の合繊
糸コードを使用するが緯糸W1.W1*Waとしては前
記経糸コードの素材よシも20℃以上低い融点を有する
(好ましくは20〜115℃低い融点、さらに好ましく
は20〜60℃低い融点を有する)Ij!維を含んで構
成された糸を用いると共に、からみ糸n1*’n!及び
n7.n;にも前記経糸コードよシも20℃以上低い融
点を有する繊維を含む糸を使用する点に特徴を有してい
る。
即ち本発明では、左右両耳部に設けたからみ糸によシ緯
糸の端部を抱束しているから、経糸コードと緯糸が夫々
に不連続な通常の無ひ織機で製織されたタイヤコード用
織物と比較して両耳部力;安定であシ、製織中又は製織
後の巻き戻しや運搬等の処理によって耳部の#1つれを
起こすことがない。
しかもからみ糸による緯糸両端部の抱束は前述の様な手
段によシ高速処理が可能であるから、経糸コードに接着
剤を付着する先願発明の方法に比べて実操朶にも向いて
いる。一方タイヤコード用織物は、タイヤ加工に先立っ
てラテックスを含む接着性改良液中へ浸漬して該織物に
液中のラテックスを固着させ、ひきつづき昇温してベー
キング処理が施されるが、本発明では該ベーキング処理
時の熱を利用して、綿糸及びからみ糸に含有せしめた低
融点の繊維を溶融させ、両耳部における緯糸とからみ糸
を融着させるものである。例えば経糸コードの素材にポ
リエステル糸を用いた場合、緯糸およびからみ糸に例え
ば融点が80〜220℃の範囲にある共重合ポリエステ
ル糸を含有させておき、この織物を例えば処理温度24
0℃、処理時間60秒のベーキング処理に付すと、ポリ
エステル糸の融点は265℃であるからベーキング処理
によって溶融しないが、前記緯糸およびからみ系中の共
重合ポリエステル糸は溶融するが、緯糸はそれぞれ相変
わる経糸コードの交差点と、からみ糸はそれぞれからん
で抱束している緯糸の端部と接着される。かくして経糸
コードと緯糸との交差点の融着によって経糸コードが幅
方向に安定する。特に耳部はからみ糸も緯糸も共に低融
点糸同士が溶融してしつかシと接着固定されているから
耳部がさばけたシすることはない。従ってタイヤ加工用
として加工しやすいタイヤコード用織物を構成すること
ができる。
尚前述の様に経糸コードの素材としては比較的ドに適当
なベーキング処理を与えると共に必要な溶融・接着状態
を得るためには、経糸コードの融点よシも20℃以上低
い融点を有する繊維を使用する必要がある。それ以下の
融点を有するものであ□る限り低融点繊維の素材に格別
の制限はなく、経糸コードに用いる素材に応じて適宜選
択することができる。例えば経糸コードにポリエステル
単独重合体の糸を用いる場合、低融点糸としてナイ四ン
6(融点225℃)を用いることもできるし。
本願出願人が先に特許出願した「ホットメルト接着性樹
脂」(特υ目昭57−21513号)の如きポリエステ
ル共重合体等の糸を用いてもよい。又緯糸やからみ糸と
して低融点の繊維を単独で使用してもよいし、又天然繊
維や他の合成繊維などと混紡、交撚もしくはステープル
とフィラメントとの混繊糸、フィラメント同志の混繊糸
と混繊したり又それらのコアヤーンの鞘部に用いてもよ
い。なお、低融点の繊維は、実用的に通常は5〜90重
量%好ましくは5〜50重量%、さらに好ましくは10
〜30重ii−チ含まれる。
本発明のタイヤコード用織物は以上の様に構成したから
高速のウォータジェットルームやエアジェツトルームな
どでの製織も容易であル、タイヤ加工の際に経糸コード
がばらけたシすることがなく、高生産性と加工性を兼備
した経済的なタイヤコード用織物を提供することができ
る。
実施例 経糸コードとして3000デニール(1500D/i叩
F/2下撚40 ”/10cm +上ta 40 ”/
 10cm)のポリエステル糸を用い、緯糸およびから
み糸として融点140℃の共重合系ポリエステル系低融
点繊維を含む紡績糸20/1・ を用い、それぞれ50
本15cm*3本15cmの密度で織上巾155cmで
製織し、左右のからみ糸n・1 、n2及びn、’、n
、を遊里歯車式からみ装置を用いて第4図の様に緯糸W
、。
Wl、・・・とからませてタイヤコード用織物を製造し
た。尚使用した織機はN社製エアジェツトルームTyp
e LA22−170. 回転数は400 rpmでア
ラた。
このとき低融点繊維の含有量は、紡績糸20/1 ’に
対しそ約20重量優にあたる。タイヤ加工に先立ってゴ
ム接着性改良用の浸漬液(レゾルシン。
7オルマリン、ラテックス混合液)中に浸漬して固形分
7俤を付着させ、温度247℃処理時間ω秒のベーキン
グ処理を施した。上記ベーキング処理によって低融点繊
維の一部が溶融して緯糸と経糸コードの結節点を接着す
ると共に、左右両耳部に配したからみ糸と緯糸とが接着
して緯糸端部を抱束した状態となった。製織、浸漬処理
およびベーキング処理を通じてスムーズな加工ができ、
得られた処理後のタイヤコード用織物は均一で両耳部に
異状のないものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例を示すタイヤコード用織物を示
す説明図、第3図は本発明のタイヤコード用織物を例示
する説明図、第4図は第3図の要部拡大図を示す。 mI 1m! 1m1l +In1’ r 1llj 
* m、 ”’経糸コードnI、n21n1′・n2′
I°°°からみ糸W、 、W、 、W3・・・緯糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. タイヤコード用織物であって、その緯糸が経糸コードの
    素材よシも20℃以上低い融点を有する繊維を含んで構
    成されると共に、左右両耳部の縦方向に緯糸の端部を抱
    束するからみ糸として前記経糸コードの素材よ920℃
    以上低い融点を有する絨維を含んで構成される糸を配し
    てなることを特徴とするタイヤコード用織物。
JP59065000A 1984-03-30 1984-03-30 タイヤコ−ド用織物 Pending JPS60209044A (ja)

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