JPS60151334A - ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、モノフィラメント緯糸及びマルチフィラメン
ト緯糸を用いて織製され、中央部及び縁部が形成された
、特に自動車の安全装置用のヘルドに閏する。

〔従来技術〕

織製ヘルドには、非常に多種多様のものが既に知られζ
いる。また、安全ヘルドが航空機及び特に自動車におい
て広く用いられている。自動車に自動ヘルド巻き込み装
置を設けた例が頻繁に見受りられるが、この装置はドア
・ピラーの下方部分に配され、ヘルドはドア・ピラーの
頂部、運転：Ｈ（又は搭乗者）の肩又は頂部の位置に相
当する部分に固定された案内部材を介し運転者（又は（
ｈ乗者）の肩越しに案内されるようになっＣいる。ヘル
ドは案内部材を通過すると共にその部分で方向を換えて
引き込まれるのであるが、界雷な操作を行わなくともそ
のうらに安全ベルトの相当な長さ部分が案内部側を通し
Ｉ又は他方向に若干急速に引き込まれるようになる。こ
の点に関し、ヘルドのねしれ発生という問題が指摘され
ているが、これは横１４１ｉ又は幅方向におけるヘルド
の硬直性にむらがあったり或いはそれが極度に低かった
りした場合に特に発生ずる。また、フィルム・スプール
現象、即ちベル１−がその巻取りロール又はトラムに極
端にゆるい状態で巻き取られ、その結果巻取りロール又
はドラムがロックされた状態にあっても、事故の際ベル
トの成る長さ部分が巻き込み装置から引き出されること
になるという問題も知られている。事故の際、運転＠（
又は（ｈ乗者）が前方に投げ出される危険があるわけで
ある。

これらの問題点を解決するため、モノフィラメントの緯
糸を織り込み、それによりベルｌ−の幅方向の硬直性を
増大させようとの試のが既になされている。しかし、使
用される緯糸が硬く、ベルト縁部に沿い被覆されていな
い場合には鋸歯状の鋭い縁部が形成され、使用者に不快
感を与えると共に、また事故発生の場合には危険でさえ
あるという問題点がある。

このため、ベル１の横断方向の硬直性を増大させるため
モノフィラメント緯糸が織り込まれてはいるが、ベル１
縁部を中空状のものとし、それによりｊｂ；山状縁の欠
点を解消している例がある。しかし、このＩＮ′失策に
も種々の問題点がある。ｌｌ口に強度］−の問題のおそ
れなしに中空縁部を織製する必要から特殊の材料を用い
ねばならず、このためね“Ｊ゛かとはい−難い製造原価
の上昇を招く。また、中空縁を有するヘルド縁部を形成
する１１、冒１Ｍ械を精密に設定しそこなうと、破壊強
度及びＩ？ｌｉｌに関し問題が発生ずる。更に、中空縁
９１５が欠点のない状態で形成された場合でさえも、ヘ
ルドの中央部と縁部の間で厚さが等しくないという問題
が常に起る。加えて、ベルトをジャカー１゛機Ｃ製造す
る場合には特殊な部利を組み込むことが必要である。

〔発明の目的〕

従って、本発明の課題は、上記種類のヘルドを改良し、
その縁部に中空縁を形成する必要を回避してしかもベル
トがその横断方向に充分な硬直性を有するものとするこ
とである。

〔発明の構成及びすＪ果〕

本発明によれば、ヘルドを単層形状に織製し、マルチフ
ィラメント緯糸をモノフィラメン日１．１糸と同時に布
帛中に織り込み、縁部のモノフィラメント緯糸を外方の
経糸により被覆し、全ての経糸が布帛の荷重支承機能を
有するように構成することにより、上記課題は解決され
る。

本発明によれば、広くポリエステル糸が用いられる通常
のマルチフィラメント緯糸の他に、第２の緯糸即ち例え
ばポリエステル等の好ましい弾性を有し、従ってベルト
に織製された時それに永久的な可撓性と長さ方向の硬直
性を増大させることなく横断方向の硬直性を与えるモノ
フィラメント緯糸が使用される。この点は、ベルトが申
し分のない状態で自動ベルト巻き込み装置に巻き込まれ
またそこから巻き戻されることに確実を期すために特に
重要である。

上記のように新規なベルトの縁部を形成することの主な
９ＪＪ果は、例えば上述のように欠点のある中空縁のよ
うな特殊な縁部の形成を無用とすることである。

本発明によれば、ベルトの中央部のモノフィラメン＋−
緯糸及びマルチフィラメント緯糸を別々の緯糸多１に、
１、す、それらに共通の杼道に通すのが有利で〆ｂる。

これは、別々の釧又はシャツトルを用いてｒ１刊に実施
することができる。ヘルドの縁部にはマルーｙ−フイラ
メンｌ−緯糸のみが配され、ＧＣゲ（−ベル１の縁部で
モノフィラメント緯糸が突出しＣ前述のような危険のお
それはもはやない。

経糸に被覆され）こモノフィラメント緯糸を有する縁部
をヘルド両側の１方のみに形成することにおいても本発
明は’２１Ｊ果を有する。他側の縁部は通常又は標準の
織り縁のように形成すれば良い。これにより、ベル１−
の製造力法に関し有利さがもたらされる。

本発明の構成によれば、基本的な交差織りのどのような
布帛を織製することが出来る。本発明によれば、ヘルド
縁部の外観上の９Ｊｓ果を１口、めることも可能である
。また、マルチフィラメント緯糸及びモノフィラメント
緯糸の組み合わせ使用により、ヘルド、特に安全ベルト
の縫製加工に際し、モノフィラメント緯糸のみの場合に
おける縫目部分の強度不足を補償することも実現される
。本発明によるベルトは、全ゆる織製方法に適用可能で
ある。ヘルドを通常又は標準の織機により製造すること
が可能であり、この場合特殊な付属部品の取付けは必要
としないのである。

本発明の上述以外の構成詳細、効果及び利用法詳細は、
添付図面（１図のみ）を参照して以下に行う実施例の説
明より明らかとなるであろう。

図面は、上方から下方にわたる、白無地で表わされた経
糸１を示すが、これはベルトの中央部２と、図面左側に
示される縁部３の両者に織り込まれている。部分的に図
示されたヘルドは、図面において＋ｎ部、底部及び右端
部を欠截して示されている。使用される緯糸は、符号４
にて示されまた１１．１つぼく表現されたマルチフィシ
メン１−緯糸と、？３１弓５で示されまたハツチングに
より識別ｉυｆｉｌに表わされたモノフィラメント緯糸
である。

中央部２にはマルチフィラメント緯糸４とモノフィラメ
ント緯糸５の両者が配されているが、縁部３にはマルチ
フィラメント緯糸４のみの配されていることが理解され
よう。図面は、ヘルドが単Ｊ−形状のものであること、
また縁部３の部位ではモノフィラメント緯糸５が外方の
経糸１により被覆されていることを示している。経糸ｌ
は全て布帛の（：；ｊ重支承機能を有するものである。

マルチフィラメント緯糸４及びモノフィラメント緯糸５
は別々のシャツトル又は針（図示せず）により布帛に織
り込まれる。この織製作業においては、図面にもそのよ
うに示されている通り、中央部２の部位ではマルチフィ
ラメント緯糸用及びモノフィラメント緯糸用の緯糸側の
両者が共通の杼道に通される。縁部３の部位にはマルチ
フィラメント緯糸４のみが織り込まれる。

この構成によれば、モノフィラメント６を糸５は外縁（
図面において縁部３の左αｊ；１縁）で突出することが
ない。図示のベルト布帛において、モノフィラメント緯
糸５が縁部３のところで見えなくなるが、これは外方の
経糸ｌにより被覆されるからである。

上記のようなベルト布帛は、標準型の２４１・２杼道ジ
ヤ力−ド機又は織機により右利に織製される。

針織機により織られるベルトの場合に４３好ましくはベ
ルトの１縁部のみを上記のように織る。他の縁部は、編
み剣により、通常又は標準織物の織りｉｔの場合と同様
な縁部構造がｔｒＪられるような具合に止め糸を布帛に
編み込むことにより形成する。

この目的のためには、１本又は２本の止め糸によりクロ
ーセ編め効果の得られるような方法が最適である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明によるヘルドの略示部分図である。 １・・・経糸、２・・・中央部、３・・・（ヘルドの）
縁部、４・・・マルチフィラメント緯糸、５・・・モノ
フィラメント緯糸。 代理人　弁理士　小　川　信　− 弁理士　野　口　賢　照 ブ１゛理士斎下和彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　モノフィラメント緯糸（５）及びマルチフィラメ
   ント緯糸（４）を用いて織製され、中央部（２）及び縁
   部（３）の形成された、特に自動車の安全装置用のベル
   トであって、単層形状に織製されていること、マルチフ
   ィラメント緯糸（４）がモノフィラメント緯糸（５）と
   同時に織り込まれること、縁部（３）のモノフィラメン
   ト緯糸（５）が外方の経糸（１）により被覆されている
   こと及び全ての経糸（１）が布帛の荷重支承機能を有す
   ることを特徴とするベルト。 ２、　中央部（２〕のモノフィラメント緯糸（５）及び
   マルチフィラメント緯糸（４）が別々の緯糸側により、
   それらに共通の杼道に通されることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項に記載のヘルド。 ３、経糸ｆｉｌに被覆されたモノフィラメント緯糸（５
   ）を有する縁部（３）かヘルド両側の１方のみに形成さ
   れ“Ｃいることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は
   第２項に記載のヘルド。