JPH0651939B2 - 無地織柄ベルト - Google Patents
無地織柄ベルトInfo
- Publication number
- JPH0651939B2 JPH0651939B2 JP63144699A JP14469988A JPH0651939B2 JP H0651939 B2 JPH0651939 B2 JP H0651939B2 JP 63144699 A JP63144699 A JP 63144699A JP 14469988 A JP14469988 A JP 14469988A JP H0651939 B2 JPH0651939 B2 JP H0651939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- warp
- pattern
- twill
- yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D1/00—Woven fabrics designed to make specified articles
- D03D1/0005—Woven fabrics for safety belts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/12—Construction of belts or harnesses
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D23/00—General weaving methods not special to the production of any particular woven fabric or the use of any particular loom; Weaves not provided for in any other single group
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無地織柄ベルトに関し、さらに詳しくは自動車
等のシートベルトやバッグ類の吊りベルトの用途に適し
た無地織柄ベルトに関する。
等のシートベルトやバッグ類の吊りベルトの用途に適し
た無地織柄ベルトに関する。
近年のように自動車ユーザーの対象が広がるにつれ、シ
ートベルトに対する要求も多様化してきている。
ートベルトに対する要求も多様化してきている。
しかるに、一般に従来のシートベルトには、織組織とし
て2/2綾が使用され、しかも十分なベルト強力を得る
ために、そのタテ糸の密度をヨコ糸が表面に見えないほ
どに非常に大きなものにしている。そのため、このベル
トは、長手方向に対するタテ糸の綾目角度が非常に小さ
くなり、一見しただけでは綾目の確認が困難であり、わ
ずかに綾目の切換線と光の反射の違いによる光沢の違い
が認められる程度であった。このため、このような従来
の2/2綾織組織からなるベルトでは、上述したユーザ
ーの多様化には応じ得ないものとなっていた。
て2/2綾が使用され、しかも十分なベルト強力を得る
ために、そのタテ糸の密度をヨコ糸が表面に見えないほ
どに非常に大きなものにしている。そのため、このベル
トは、長手方向に対するタテ糸の綾目角度が非常に小さ
くなり、一見しただけでは綾目の確認が困難であり、わ
ずかに綾目の切換線と光の反射の違いによる光沢の違い
が認められる程度であった。このため、このような従来
の2/2綾織組織からなるベルトでは、上述したユーザ
ーの多様化には応じ得ないものとなっていた。
このようなユーザーの多様化に応える一つの対策とし
て、ベルトに柄模様を施すことが考えられる。しかし、
柄模様を着色の異なる糸の組合せによって施したので
は、生産現場での異種糸の管理が煩雑になり、コスト高
を招くことは避けられない。
て、ベルトに柄模様を施すことが考えられる。しかし、
柄模様を着色の異なる糸の組合せによって施したので
は、生産現場での異種糸の管理が煩雑になり、コスト高
を招くことは避けられない。
一方、このような柄模様をベルトに施す手段として、特
開昭62-28438号公報には、2/2綾組織によって生じる
斜文線の中に、この2/2綾組織を構成する4本のアッ
プダウンパターンの異なるタテ糸通しから1本のタテ糸
通しだけを欠落させ、その斜文線の中断部分を形成する
ことによって綾柄模様を顕するようにしたものが提案さ
れている。しかし、斜文線の中に中断部分を形成すると
いう方法では、大柄模様は形成できるものの、細かな模
様を形成するとか、元の斜文線を全く無視した独特の模
様を形成するなどの変形態様を得ることは不可能であ
る。そのため柄出しの自由度が狭くなり、多様化した織
柄を得ることは不可能である。
開昭62-28438号公報には、2/2綾組織によって生じる
斜文線の中に、この2/2綾組織を構成する4本のアッ
プダウンパターンの異なるタテ糸通しから1本のタテ糸
通しだけを欠落させ、その斜文線の中断部分を形成する
ことによって綾柄模様を顕するようにしたものが提案さ
れている。しかし、斜文線の中に中断部分を形成すると
いう方法では、大柄模様は形成できるものの、細かな模
様を形成するとか、元の斜文線を全く無視した独特の模
様を形成するなどの変形態様を得ることは不可能であ
る。そのため柄出しの自由度が狭くなり、多様化した織
柄を得ることは不可能である。
本発明の目的は、様々な柄模様の形成を可能にし、高度
の柄出し自由度を有する無地織柄ベルトを提供すること
にある。
の柄出し自由度を有する無地織柄ベルトを提供すること
にある。
上記目的を達成する本発明による無地織柄ベルトは、タ
テ糸をヨコ糸が表面に実質的に見えない程度に高密度に
織成した織組織からなり、該織組織の柄部分が、4本の
アップダウンパターンの異なるタテ糸通しを有する2/
2綾織から1乃至3本のタテ糸通しを欠落させた3種類
の配列グループ単位の中から、少なくとも2種類の配列
グループ単位を任意に配列組合せてヨコ糸方向に連続す
るように配列し、ベルト表面に凹みによる織柄を形成し
たことを特徴とするものである。
テ糸をヨコ糸が表面に実質的に見えない程度に高密度に
織成した織組織からなり、該織組織の柄部分が、4本の
アップダウンパターンの異なるタテ糸通しを有する2/
2綾織から1乃至3本のタテ糸通しを欠落させた3種類
の配列グループ単位の中から、少なくとも2種類の配列
グループ単位を任意に配列組合せてヨコ糸方向に連続す
るように配列し、ベルト表面に凹みによる織柄を形成し
たことを特徴とするものである。
また、本発明の無地織柄ベルトは、織組織の柄部分が、
4本のアップダウンパターンの異なるタテ糸通しを有す
る2/2綾織から位相の異なる2本ずつの糸通しを欠落
させた複数種類の配列グループ単位を任意に配列組合せ
てヨコ糸方向に連続するように配列し、ベルト表面に凹
みによる織柄を形成したことを特徴とするものである。
4本のアップダウンパターンの異なるタテ糸通しを有す
る2/2綾織から位相の異なる2本ずつの糸通しを欠落
させた複数種類の配列グループ単位を任意に配列組合せ
てヨコ糸方向に連続するように配列し、ベルト表面に凹
みによる織柄を形成したことを特徴とするものである。
本発明のベルトに使用されるタテ糸は、高いベルト強度
を得るために重要である。このタテ糸としては、マルチ
フィラメント糸,紡積糸のいずれであってもよいが、特
にシートベルト用途に使用するベルトには合成繊維マル
チフィラメント糸を使用することが望ましい。その合成
繊維としては、ポリエステル,ポリアミド,ポリビニル
アルコールなどが好ましい。
を得るために重要である。このタテ糸としては、マルチ
フィラメント糸,紡積糸のいずれであってもよいが、特
にシートベルト用途に使用するベルトには合成繊維マル
チフィラメント糸を使用することが望ましい。その合成
繊維としては、ポリエステル,ポリアミド,ポリビニル
アルコールなどが好ましい。
本発明において、タテ糸には2種類以上の異なる材質の
糸条を混合することはせず、同材質からなる糸条を使用
するのがよい。さらに好ましくは、材質と共に織度も同
一であることが望ましい。
糸条を混合することはせず、同材質からなる糸条を使用
するのがよい。さらに好ましくは、材質と共に織度も同
一であることが望ましい。
ヨコ糸はタテ糸ほどにベルト強度に関与するものではな
いので、特に限定されるものではないが、好ましくはタ
テ糸と同じ材質のもので、かつ繊度がタテ糸の約1/2
程度の細めの糸条を使用するのがよい。
いので、特に限定されるものではないが、好ましくはタ
テ糸と同じ材質のもので、かつ繊度がタテ糸の約1/2
程度の細めの糸条を使用するのがよい。
本発明のベルトは、上述のようなタテ糸がヨコ糸に対し
て2アップ,2ダウンの構造からなる4本のアップダウ
ンパターンの異なるタテ糸通しを有する2/2綾織を基
本とし、かつそのタテ糸の密度をヨコ糸がベルト表面に
実質的に見えなくなるほどの高いものにする。
て2アップ,2ダウンの構造からなる4本のアップダウ
ンパターンの異なるタテ糸通しを有する2/2綾織を基
本とし、かつそのタテ糸の密度をヨコ糸がベルト表面に
実質的に見えなくなるほどの高いものにする。
従来のシートベルトに使用されている2/2綾織組織
は、第4図に示すように、タテ糸が2/2綾の4通りの
糸通し位相1,2,3,4を順次一目ずつずらせて順通
しした配列を基本単位とし、例えば第5図に示す杉綾に
織成されている。2/2綾織組織を示す組織図におい
て、タテ糸は縦方向に並ぶ枡目で表されており、ヨコ糸
は横方向に並ぶ枡目で表され、これらのうち×を付され
た枡目はタテ糸アップ(ヨコ糸ダウン)を示し、また白
抜きの枡目はタテ糸ダウン(ヨコ糸アップ)を示してい
る。
は、第4図に示すように、タテ糸が2/2綾の4通りの
糸通し位相1,2,3,4を順次一目ずつずらせて順通
しした配列を基本単位とし、例えば第5図に示す杉綾に
織成されている。2/2綾織組織を示す組織図におい
て、タテ糸は縦方向に並ぶ枡目で表されており、ヨコ糸
は横方向に並ぶ枡目で表され、これらのうち×を付され
た枡目はタテ糸アップ(ヨコ糸ダウン)を示し、また白
抜きの枡目はタテ糸ダウン(ヨコ糸アップ)を示してい
る。
しかし、前述したように、第5図のような従来の杉綾組
織では、本発明のベルトのようにタテ糸密度を大きくし
た場合には綾目が明確に顕れず、極めて単調なものにし
かならない。
織では、本発明のベルトのようにタテ糸密度を大きくし
た場合には綾目が明確に顕れず、極めて単調なものにし
かならない。
また、前述した特開昭62-28438号公報に記載のベルトで
は、2/2綾組織によって生じる斜文線の中に、その斜
文線の中断部分を形成することによって、織柄模様を形
成することは可能であるが、その模様は大柄模様に限ら
れ、細かな模様や、元の斜文線を全く無視した斬新な模
様を形成することは不可能である。
は、2/2綾組織によって生じる斜文線の中に、その斜
文線の中断部分を形成することによって、織柄模様を形
成することは可能であるが、その模様は大柄模様に限ら
れ、細かな模様や、元の斜文線を全く無視した斬新な模
様を形成することは不可能である。
これに対して本発明の織柄ベルトは、前述したように、
4本のアップダウンパターンの異なる糸通しを有する2
/2綾織から1乃至3本の糸通しを欠落させた3種類の
配列グループ単位の中から、少なくとも2種類の配列グ
ループ単位を任意に配列組合せたり、或いは上記2/2
綾織から位相の異なる2本ずつの糸通しを欠落させた複
数種類の配列グループ単位を任意に配列組合せてヨコ糸
方向に連続するように配列し、ベルト表面に多様の凹み
の集まりからなる織柄を形成するものである。
4本のアップダウンパターンの異なる糸通しを有する2
/2綾織から1乃至3本の糸通しを欠落させた3種類の
配列グループ単位の中から、少なくとも2種類の配列グ
ループ単位を任意に配列組合せたり、或いは上記2/2
綾織から位相の異なる2本ずつの糸通しを欠落させた複
数種類の配列グループ単位を任意に配列組合せてヨコ糸
方向に連続するように配列し、ベルト表面に多様の凹み
の集まりからなる織柄を形成するものである。
このように、単に1本の糸通しを欠落させた配列グルー
プ単位だけを組合せるのではなく、2本或いは3本の糸
通しを欠落させた配列グループ単位を含めて組合せるよ
うにしたため、大柄模様は勿論のこと、細かな模様も形
成でき、また元の斜文線を全く無視した独特の模様も自
由に形成することができる。この模様の凹部の深さは、
タテ糸の太さの約50%以上にもなるため目視によって
はっきりと確認することができる。
プ単位だけを組合せるのではなく、2本或いは3本の糸
通しを欠落させた配列グループ単位を含めて組合せるよ
うにしたため、大柄模様は勿論のこと、細かな模様も形
成でき、また元の斜文線を全く無視した独特の模様も自
由に形成することができる。この模様の凹部の深さは、
タテ糸の太さの約50%以上にもなるため目視によって
はっきりと確認することができる。
以下、本発明を図に示す実施例によって説明する。
第1図は本発明による無地織柄ベルトを構成する2/2
綾織組織である。この織組織の柄部分は、第4図に示す
4本のアップダウンパターンが異なる糸通しを有する2
/2綾織の基本単位から、下記のように括弧で囲んだ1
本の糸通しを欠落させた配列グループ単位と、2本の糸
通しを欠落させた配列グループ単位とをヨコ糸方向に混
合配列して構成されている。
綾織組織である。この織組織の柄部分は、第4図に示す
4本のアップダウンパターンが異なる糸通しを有する2
/2綾織の基本単位から、下記のように括弧で囲んだ1
本の糸通しを欠落させた配列グループ単位と、2本の糸
通しを欠落させた配列グループ単位とをヨコ糸方向に混
合配列して構成されている。
……1 4(3)2 1(4)3 2(1)4 3(2)1 4(3)2 1(4)3 2(1)4 3
(2)1 4(3)2 1(4)3 2(1)4 3(2)1 4(3)2 1 4(3 2)1(2)3 4
(1)2 3(4)1 2(3)4 1(2)3 4(1)2 3(4)1 2(3)4 1(2)3 4(1
2)3 4(1)2 3(4)1 2(3)4 1(2)3 4(1 2)3 4(1)2 3(4)1 2
…… 第2図の2/2綾織組織は、同様に2/2綾織の基本単
位から、下記のように括弧で囲んだ2本の糸通しを欠落
させた配列グループ単位を、しかもその2本の糸通しを
欠落させる位相が互いに異なる2種類以上の単位に混合
組合せからなり、隣接する配列単位毎に順次変化させて
構成したものである。しかも、その欠落頻度を第1図の
場合よりも高くしてある。
(2)1 4(3)2 1(4)3 2(1)4 3(2)1 4(3)2 1 4(3 2)1(2)3 4
(1)2 3(4)1 2(3)4 1(2)3 4(1)2 3(4)1 2(3)4 1(2)3 4(1
2)3 4(1)2 3(4)1 2(3)4 1(2)3 4(1 2)3 4(1)2 3(4)1 2
…… 第2図の2/2綾織組織は、同様に2/2綾織の基本単
位から、下記のように括弧で囲んだ2本の糸通しを欠落
させた配列グループ単位を、しかもその2本の糸通しを
欠落させる位相が互いに異なる2種類以上の単位に混合
組合せからなり、隣接する配列単位毎に順次変化させて
構成したものである。しかも、その欠落頻度を第1図の
場合よりも高くしてある。
……4(3)2(1)4(3)2(1)4(3)2(1)4(3)2(1)4(3)2(1 4)3(2)
1(4)3(2)1(4)3(2)1(4)3(2)1(4)3(2)14(3)2(1)4(3)2(1)4
(3)2(1 4)3(2)1(4)3(2)1 4(3)2(1)4(3)2(1)4(3)2(1 4)3
(2)1(4)3(2)1(4)3(2)1(4)3(2)1 4(3)2(1)4(3)2(1)4(3)2
(1)4(3)2(1)4(3)2…… 第3図に示す2/2綾織組織は、同様に2/2綾織の基
本単位から、下記のように括弧で囲んだ2本の糸通しを
欠落させた配列グループ単位と、3本の糸通しを欠落さ
せた配列グループ単位とをヨコ糸方向に混合配列して構
成されている。
1(4)3(2)1(4)3(2)1(4)3(2)1(4)3(2)14(3)2(1)4(3)2(1)4
(3)2(1 4)3(2)1(4)3(2)1 4(3)2(1)4(3)2(1)4(3)2(1 4)3
(2)1(4)3(2)1(4)3(2)1(4)3(2)1 4(3)2(1)4(3)2(1)4(3)2
(1)4(3)2(1)4(3)2…… 第3図に示す2/2綾織組織は、同様に2/2綾織の基
本単位から、下記のように括弧で囲んだ2本の糸通しを
欠落させた配列グループ単位と、3本の糸通しを欠落さ
せた配列グループ単位とをヨコ糸方向に混合配列して構
成されている。
……3 2)1(4 3 2)1(4 3 2)1 4(3 2 1)4 3(2 1 4)3 2(1
4 3)2 1(4 3 2)1…… 上述のように変則的な糸通しをした本発明の2/2綾織
組織では、タテ糸アップの部分(×で示す枡目部分)が
ヨコ糸方向に1列だけ存在する箇所、すなわち2列以上
に並んでいない箇所であるとか、或いはヨコ糸ダウンの
部分(白抜きの枡目部分)がヨコ糸方向に3列以上に並
んでいる箇所では、タテ糸太さの50%以上に及ぶ顕著
な凹部となって顕れる。そして、これら凹部が規則的に
集合し、凹凸の柄模様を形成する。
4 3)2 1(4 3 2)1…… 上述のように変則的な糸通しをした本発明の2/2綾織
組織では、タテ糸アップの部分(×で示す枡目部分)が
ヨコ糸方向に1列だけ存在する箇所、すなわち2列以上
に並んでいない箇所であるとか、或いはヨコ糸ダウンの
部分(白抜きの枡目部分)がヨコ糸方向に3列以上に並
んでいる箇所では、タテ糸太さの50%以上に及ぶ顕著
な凹部となって顕れる。そして、これら凹部が規則的に
集合し、凹凸の柄模様を形成する。
上述した本発明の織柄ベルトは、シートベルト用として
最適であるが、さらにスポーツバッグの吊りベルト用等
のような他のファッション性を要求される細幅織物とし
ても適用可能である。
最適であるが、さらにスポーツバッグの吊りベルト用等
のような他のファッション性を要求される細幅織物とし
ても適用可能である。
上述したように、本発明の無地織柄ベルトは、タテ糸を
ヨコ糸が表面に実質的に見えない程度に高密度に織成し
た織組織で、その織組織の柄部分が、4本のアップダウ
ンパターンの異なるタテ糸通しを有する2/2綾織から
1乃至3本のタテ糸通しを欠落させた3種類の配列グル
ープ単位の中から、少なくとも2種類の配列グループ単
位を任意に配列組合せてヨコ糸方向に連続するように配
列し、或いは上記2/2綾織から位相の異なる2本ずつ
の糸通しを欠落させた複数種類の配列グループ単位を任
意に配列組合せてヨコ糸方向に連続するように配列し
て、ベルト表面に凹みによる織柄を形成するようにした
ので、単に1本の糸通しを欠落させた配列グループ単位
だけを組合せて形成する場合に比べて、大柄模様から細
かな模様まで様々な柄模様の形成を可能にし、高度な柄
出し自由度を有する無地織柄ベルトを得ることができ
る。
ヨコ糸が表面に実質的に見えない程度に高密度に織成し
た織組織で、その織組織の柄部分が、4本のアップダウ
ンパターンの異なるタテ糸通しを有する2/2綾織から
1乃至3本のタテ糸通しを欠落させた3種類の配列グル
ープ単位の中から、少なくとも2種類の配列グループ単
位を任意に配列組合せてヨコ糸方向に連続するように配
列し、或いは上記2/2綾織から位相の異なる2本ずつ
の糸通しを欠落させた複数種類の配列グループ単位を任
意に配列組合せてヨコ糸方向に連続するように配列し
て、ベルト表面に凹みによる織柄を形成するようにした
ので、単に1本の糸通しを欠落させた配列グループ単位
だけを組合せて形成する場合に比べて、大柄模様から細
かな模様まで様々な柄模様の形成を可能にし、高度な柄
出し自由度を有する無地織柄ベルトを得ることができ
る。
第1図〜第3図は、それぞれ本発明の実施例からなる無
地織柄ベルトを形成する2/2綾織組織図、第4図は従
来の2/2綾の基本単位を表す織組織図、第5図は同基
本単位からなる従来の杉綾を表す織組織図である。
地織柄ベルトを形成する2/2綾織組織図、第4図は従
来の2/2綾の基本単位を表す織組織図、第5図は同基
本単位からなる従来の杉綾を表す織組織図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 宏明 静岡県榛原郡吉田町住吉3315番地 菊地工 業株式会社静岡工場内 (72)発明者 尾形 重次 神奈川県綾瀬市寺尾西3―9―24 (56)参考文献 特開 昭62−28438(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】タテ糸をヨコ糸が表面に実質的に見えない
程度に高密度に織成した織組織からなり、該織組織の柄
部分が、4本のアップダウンパターンの異なるタテ糸通
しを有する2/2綾織から1乃至3本のタテ糸通しを欠
落させた3種類の配列グループ単位の中から、少なくと
も2種類の配列グループ単位を任意に配列組合せてヨコ
糸方向に連続するように配列し、ベルト表面に凹みによ
る織柄を形成した無地織柄ベルト。 - 【請求項2】前記2/2綾織から1本のタテ糸通しを欠
落させた配列グループ単位と2本のタテ糸通しを欠落さ
せた配列グループ単位とを任意に配列組合せてヨコ糸方
向に連続するように配列した請求項1に記載の無地織柄
ベルト。 - 【請求項3】タテ糸をヨコ糸が表面に実質的に見えない
程度に高密度に織成した織組織からなり、該織組織の柄
部分が、4本のアップダウンパターンの異なるタテ糸通
しを有する2/2綾織から位相の異なる2本ずつの糸通
しを欠落させた複数種類の配列グループ単位を任意に配
列組合せてヨコ糸方向に連続するように配列し、ベルト
表面に凹みによる織柄を形成した無地織柄ベルト。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63144699A JPH0651939B2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 無地織柄ベルト |
EP89305933A EP0350169B1 (en) | 1988-06-14 | 1989-06-13 | Solid-color weave pattern belt |
CA000602579A CA1324238C (en) | 1988-06-14 | 1989-06-13 | Solid-color weave pattern belt |
DE89305933T DE68909333T2 (de) | 1988-06-14 | 1989-06-13 | Gurt mit farbigem Bindungsbild. |
US07/365,639 US5054524A (en) | 1988-06-14 | 1989-06-13 | Solid-color weave pattern belt |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63144699A JPH0651939B2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 無地織柄ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01314749A JPH01314749A (ja) | 1989-12-19 |
JPH0651939B2 true JPH0651939B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=15368219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63144699A Expired - Lifetime JPH0651939B2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 無地織柄ベルト |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5054524A (ja) |
EP (1) | EP0350169B1 (ja) |
JP (1) | JPH0651939B2 (ja) |
CA (1) | CA1324238C (ja) |
DE (1) | DE68909333T2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2892417B2 (ja) * | 1990-02-14 | 1999-05-17 | タカタ株式会社 | 安全ベルト用ウェビング |
US6199597B1 (en) * | 1998-10-13 | 2001-03-13 | Narricot Industries, Inc. | Seat belt webbing double faced with ribs |
US6148871A (en) * | 1998-11-02 | 2000-11-21 | Spring Industries, Inc. | Woven fabric with flat film warp yarns |
US10221506B2 (en) | 2010-02-26 | 2019-03-05 | Sanko Tekstil Isletmeleri San. Ve Tic. A.S. | Method of making woven fabric that performs like a knitted fabric |
DE102011084336B4 (de) * | 2011-10-12 | 2013-12-05 | Carl Stahl Gmbh & Co. Kg | Gurtband und Verfahren zur Herstellung eines Gurtbands |
DE102013210274B4 (de) | 2013-06-03 | 2014-12-18 | Berger Gmbh & Co. Holding Kg | Feinfädiges Sicherheitsgurtband und Verfahren zur Herstellung eines solchen Sicherheitsgurtbands |
CN114672912A (zh) * | 2022-03-11 | 2022-06-28 | 珠海泓利服饰股份有限公司 | 一种具有信息隐藏型织带及其工艺 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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