JPH01314749A - 無地織柄ベルト - Google Patents
無地織柄ベルトInfo
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- JPH01314749A JPH01314749A JP63144699A JP14469988A JPH01314749A JP H01314749 A JPH01314749 A JP H01314749A JP 63144699 A JP63144699 A JP 63144699A JP 14469988 A JP14469988 A JP 14469988A JP H01314749 A JPH01314749 A JP H01314749A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 13
- 239000004744 fabric Substances 0.000 abstract description 3
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D1/00—Woven fabrics designed to make specified articles
- D03D1/0005—Woven fabrics for safety belts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/12—Construction of belts or harnesses
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D23/00—General weaving methods not special to the production of any particular woven fabric or the use of any particular loom; Weaves not provided for in any other single group
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は無地織柄ベルトに関し、さらに詳しくは自動車
等のシートヘルドやバッグ類の吊りベルトの用途に好適
な無地織柄ヘルドに関する。
等のシートヘルドやバッグ類の吊りベルトの用途に好適
な無地織柄ヘルドに関する。
近年のように自動車ユーザーの対象が広がるにつれ、シ
ートベルトに対する要求も多様化してきている。
ートベルトに対する要求も多様化してきている。
しかるに、従来のシートベルトには、一般に織組織とし
て2/2綾が使用されていて、しかもベルト強力を得る
ため、そのタテ糸の密度を非常に高くし、ヨコ糸が表面
に見えないほどにしである。そのため、長手方向に対す
るタテ糸の綾目角度は非常に小さくなり、−見しただけ
では綾目を確認することが困難になり、わずかに綾目の
切換線と光の反射の違いによる光沢の違いが認められる
程度である。このため、このような従来の2/2綾織組
織では上記多様化に応し得なくなってきている。
て2/2綾が使用されていて、しかもベルト強力を得る
ため、そのタテ糸の密度を非常に高くし、ヨコ糸が表面
に見えないほどにしである。そのため、長手方向に対す
るタテ糸の綾目角度は非常に小さくなり、−見しただけ
では綾目を確認することが困難になり、わずかに綾目の
切換線と光の反射の違いによる光沢の違いが認められる
程度である。このため、このような従来の2/2綾織組
織では上記多様化に応し得なくなってきている。
本出願人は、先にこのような多様化に対応するものとし
て、タテ糸として通常の糸のほかに原着糸や先染糸など
の異種の糸を混繊することにより、柄模様を織りだすよ
うにしたベルトを提案した。この提案によるベルトは上
記多様化に対する要望を満たすものであるが、生産現場
において2種類以上の異質の糸を管理する必要があるた
め非常に繁雑になり、また原着糸や先染糸を得るには普
通糸とは違った特別の加工を必要とすることもあるため
、コスト的に不利になることは避けられなかった。
て、タテ糸として通常の糸のほかに原着糸や先染糸など
の異種の糸を混繊することにより、柄模様を織りだすよ
うにしたベルトを提案した。この提案によるベルトは上
記多様化に対する要望を満たすものであるが、生産現場
において2種類以上の異質の糸を管理する必要があるた
め非常に繁雑になり、また原着糸や先染糸を得るには普
通糸とは違った特別の加工を必要とすることもあるため
、コスト的に不利になることは避けられなかった。
本発明の目的は、上述した原着糸や先染糸などの異種の
糸を混用することなく、同材質の糸だけを使用して柄模
様を出せるようにした無地織柄ヘルドを提供することに
ある。
糸を混用することなく、同材質の糸だけを使用して柄模
様を出せるようにした無地織柄ヘルドを提供することに
ある。
上記目的を達成する本発明による無地織柄ヘルドば、同
材質からなるタテ糸をヨコ糸が表面に実質的に見えない
程度の高密度にした2/2綾の織組織からなり、かつ前
記タテ糸の糸通し配列を、2/2綾の4通りの糸通し位
相を順通しした配列を基本単位とするとき、この基本単
位から一つ乃至三つの糸通し位相を欠落させた配列から
なる単位又はこれらの配列単位を2以上組み合わせた配
列からなる単位によって構成し、ベルト表面に凹凸の織
柄を形成したことを特徴とするものである。
材質からなるタテ糸をヨコ糸が表面に実質的に見えない
程度の高密度にした2/2綾の織組織からなり、かつ前
記タテ糸の糸通し配列を、2/2綾の4通りの糸通し位
相を順通しした配列を基本単位とするとき、この基本単
位から一つ乃至三つの糸通し位相を欠落させた配列から
なる単位又はこれらの配列単位を2以上組み合わせた配
列からなる単位によって構成し、ベルト表面に凹凸の織
柄を形成したことを特徴とするものである。
また、本発明の無地織柄ヘルl−は、上記ヘルド構成に
おいて、各配列単位を構成する同じ糸通し位相のタテ糸
を複数本ずつに引き揃え、その引き揃え本数を、隣接す
る配列単位毎に順次変化させるようにしたものであって
もよい。
おいて、各配列単位を構成する同じ糸通し位相のタテ糸
を複数本ずつに引き揃え、その引き揃え本数を、隣接す
る配列単位毎に順次変化させるようにしたものであって
もよい。
さらにまた、本発明の無地織柄ヘルドは、同一3=
材質からなるタテ糸をヨコ糸が表面に実質的に見えない
程度の高密度にした2/2綾の織組織からなり、かつ前
記タテ糸の糸通し配列を、2/2綾の4通りの糸通し位
相を順通した配列を単位として構成すると共に、各配列
単位における同じ糸通し位相のタテ糸を複数本ずつに引
き揃え、その引き揃え本数を、隣接する配列単位毎に順
次変化させて、ベルト表面に凹凸の織柄を形成したもの
であってもよい。
程度の高密度にした2/2綾の織組織からなり、かつ前
記タテ糸の糸通し配列を、2/2綾の4通りの糸通し位
相を順通した配列を単位として構成すると共に、各配列
単位における同じ糸通し位相のタテ糸を複数本ずつに引
き揃え、その引き揃え本数を、隣接する配列単位毎に順
次変化させて、ベルト表面に凹凸の織柄を形成したもの
であってもよい。
本発明のベルトに使用するタテ糸はベルト強度を得るた
めに重要である。その糸形態としては、マルチフィラメ
ント糸、紡績糸のいずれであってもよいが、シートヘル
ド用途に対しては合成繊維のマルチフィラメント糸を使
用することが望ましい。その合成繊維の素材としては、
ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコールなど
が好ましく使用される。
めに重要である。その糸形態としては、マルチフィラメ
ント糸、紡績糸のいずれであってもよいが、シートヘル
ド用途に対しては合成繊維のマルチフィラメント糸を使
用することが望ましい。その合成繊維の素材としては、
ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコールなど
が好ましく使用される。
また、本発明では、上記タテ糸に2種以上の異なる材質
の糸を混合することはせず、同材質からなる糸条を使用
するものとする。さらに好ましくは、材質と共に繊度も
同一であることが望ましい。
の糸を混合することはせず、同材質からなる糸条を使用
するものとする。さらに好ましくは、材質と共に繊度も
同一であることが望ましい。
ヨコ糸はタテ糸はどにベルト強度に関与しないので、特
に限定されるものではないが、一般にはタテ糸と同じ材
質で、繊度が約1/2程度の糸条を使用するとよい。
に限定されるものではないが、一般にはタテ糸と同じ材
質で、繊度が約1/2程度の糸条を使用するとよい。
本発明のベルトは、上述のようなタテ糸がヨコ糸に対し
て2アツプ、2ダウンの織組織(すなわち2/2綾の織
組織)からなり、しがもそのタテ糸の密度をヨコ糸が表
面に実質的に見えなくなるほどの高密度にしたものにす
る。
て2アツプ、2ダウンの織組織(すなわち2/2綾の織
組織)からなり、しがもそのタテ糸の密度をヨコ糸が表
面に実質的に見えなくなるほどの高密度にしたものにす
る。
従来のシートヘルドに使用されている2/2綾の織組織
は、第6図のようにタテ糸が2/2綾の4通りの糸通し
位相1,2,3.4を順次−目ずつずらせて順通しした
配列を基本単位として構成されたもので、例えば第7図
に示す杉綾のように織成されている。これらの組織図に
おいて、タテ糸は縦方向に並ぶ枡目で表され、ヨコ糸は
横方向に並ぶ枡目で表されており、かつこれらのうち、
×を付された枡目はタテ糸アツブ(ヨコ糸ダウン)、白
抜きの折目はタテ糸ダウン(ヨコ糸アンプ)をそれぞれ
表している。
は、第6図のようにタテ糸が2/2綾の4通りの糸通し
位相1,2,3.4を順次−目ずつずらせて順通しした
配列を基本単位として構成されたもので、例えば第7図
に示す杉綾のように織成されている。これらの組織図に
おいて、タテ糸は縦方向に並ぶ枡目で表され、ヨコ糸は
横方向に並ぶ枡目で表されており、かつこれらのうち、
×を付された枡目はタテ糸アツブ(ヨコ糸ダウン)、白
抜きの折目はタテ糸ダウン(ヨコ糸アンプ)をそれぞれ
表している。
しかし、前述したように、第7図のような従来の杉綾組
織では、タテ糸密度を高くすると綾目ははっきりと出す
、極めて単調なものにしかならない。
織では、タテ糸密度を高くすると綾目ははっきりと出す
、極めて単調なものにしかならない。
本発明のベルトは、2/2綾の織組織からなるものでは
あるが、タテ糸通し配列を前述したように変則的にした
ことに特徴があり、この変則的配列によってヘルド表面
に顕著な凹凸の織柄を形成するようにしたのである。す
なわち、本発明の変則的糸通し配列からなる2/2綾織
組織では、顕著な凹部が形成され、その凹部の深さはタ
テ糸の太さの約50%又はそれ以上にも及ぶものとなる
ため、目視によってはっきりと確認できる織柄を呈する
ことができる。
あるが、タテ糸通し配列を前述したように変則的にした
ことに特徴があり、この変則的配列によってヘルド表面
に顕著な凹凸の織柄を形成するようにしたのである。す
なわち、本発明の変則的糸通し配列からなる2/2綾織
組織では、顕著な凹部が形成され、その凹部の深さはタ
テ糸の太さの約50%又はそれ以上にも及ぶものとなる
ため、目視によってはっきりと確認できる織柄を呈する
ことができる。
このようなはっきりした凹凸を出すタテ糸通し配列は、
第6図に示す2/2綾の4通りの糸通し位相を順通しし
た配列を基本単位とするとき、この基本単位から一つ乃
至三つの糸通し位相を欠落させた配列を単位として構成
するようにする。又は、これらの配列単位を2以上組み
合わせた配列からなる単位によって構成するようにする
。このように基本単位を構成する順通し配列から一つ乃
至三つの糸通し位相を欠落させると、その箇所が穴(凹
部)になって見えるようになるので、これを規則的に繰
り返した穴の配列からなる柄模様にするのである。
第6図に示す2/2綾の4通りの糸通し位相を順通しし
た配列を基本単位とするとき、この基本単位から一つ乃
至三つの糸通し位相を欠落させた配列を単位として構成
するようにする。又は、これらの配列単位を2以上組み
合わせた配列からなる単位によって構成するようにする
。このように基本単位を構成する順通し配列から一つ乃
至三つの糸通し位相を欠落させると、その箇所が穴(凹
部)になって見えるようになるので、これを規則的に繰
り返した穴の配列からなる柄模様にするのである。
例えば、糸通し位相を一つ欠落させた場合として、次の
ような例を挙げることができる。
ような例を挙げることができる。
すなわち、従来の2/2綾織組織では、第7図に示す杉
綾のように、第6図の基本単位の糸通し順配列1234
又は4321を順次繰り返して構成されており、 1234−−一 であるところを、本発明では上記配列中の括弧で囲んだ
糸通し位相の部分を欠落させて−4234124123
41341234234123123,t−−−のよう
な配列にするのである。。
綾のように、第6図の基本単位の糸通し順配列1234
又は4321を順次繰り返して構成されており、 1234−−一 であるところを、本発明では上記配列中の括弧で囲んだ
糸通し位相の部分を欠落させて−4234124123
41341234234123123,t−−−のよう
な配列にするのである。。
第1図は本発明による配列を例示する2/2綾織組織で
あり、上述した手法により、次のような基本単位の組み
合わせからなる配列から、任意の基本単位中の括弧で囲
んだ糸通し位相を一つずつ欠落させて、第1図のように
構成されている。
あり、上述した手法により、次のような基本単位の組み
合わせからなる配列から、任意の基本単位中の括弧で囲
んだ糸通し位相を一つずつ欠落させて、第1図のように
構成されている。
また、第2図の例は、次の配列における任意の基本単位
中の括弧で囲んた二つの糸通し位相が欠落させられて出
来たものである。
中の括弧で囲んた二つの糸通し位相が欠落させられて出
来たものである。
第3図の2/2綾織組織は、次の配列における基本単位
から括弧で示すように糸通し位相を一つ欠落したものと
、二つ欠落したものとの組み合わせから出来たものであ
る。
から括弧で示すように糸通し位相を一つ欠落したものと
、二つ欠落したものとの組み合わせから出来たものであ
る。
−44(3)2H4)32(1)43(2H4(3)2
1(4)32(1)34(1)23(4)12(3)4
1(2)34(1)23(4)12(3)4H2)12
’−−一 第4図の2/2綾織組織は、同様に次の配列中の括弧で
示す糸通し位相を一つ欠落したものと、二つ欠落したも
のとの組み合わせから出来たものであるが、その欠落頻
度を高くしたものである。
1(4)32(1)34(1)23(4)12(3)4
1(2)34(1)23(4)12(3)4H2)12
’−−一 第4図の2/2綾織組織は、同様に次の配列中の括弧で
示す糸通し位相を一つ欠落したものと、二つ欠落したも
のとの組み合わせから出来たものであるが、その欠落頻
度を高くしたものである。
−,4(3)2(1)4(3)2(1)4(3)2(1
)4(3)2(1)4(3)また、本発明では、上記基
本単位から三つの糸通し位相を欠落したものを配列単位
として構成するようにしてもよい。このように三つの糸
通し位相を欠落させたときは、一つの糸通し位相だけが
残るので、同位相のものが並列に並ん一1〇− だ配列となる。
)4(3)2(1)4(3)また、本発明では、上記基
本単位から三つの糸通し位相を欠落したものを配列単位
として構成するようにしてもよい。このように三つの糸
通し位相を欠落させたときは、一つの糸通し位相だけが
残るので、同位相のものが並列に並ん一1〇− だ配列となる。
また、本発明は、前述した配列において、各配列単位を
構成する同じ糸通し位相のタテ糸として複数本ずつに引
き揃えたものとし、その引き揃え本数を、隣接する配列
単位毎に順次変化させるようにしたものにしてもよい。
構成する同じ糸通し位相のタテ糸として複数本ずつに引
き揃えたものとし、その引き揃え本数を、隣接する配列
単位毎に順次変化させるようにしたものにしてもよい。
また、第7図のような順通し配列から構成されたものに
おいて、上記同様に各配列単位における同じ糸通し位相
のタテ糸を、複数本ずつに引き揃えたものにし、その引
き揃え本数を、隣接する配列単位毎に順次変化させるよ
うにしてもよい。第5図の例は、このように同じ糸通し
位相を複数本引き揃えて配列し、それを隣接する配列単
位毎に順次変化させるようにしたものである。
おいて、上記同様に各配列単位における同じ糸通し位相
のタテ糸を、複数本ずつに引き揃えたものにし、その引
き揃え本数を、隣接する配列単位毎に順次変化させるよ
うにしてもよい。第5図の例は、このように同じ糸通し
位相を複数本引き揃えて配列し、それを隣接する配列単
位毎に順次変化させるようにしたものである。
上述のように変則的な糸通しをした本発明の2/2綾織
組織では、タテ糸アンプの部分(×で示す枡目部分)が
ココ糸方向に1列だけ存在する箇所、すなわち2列以上
に並んでいない箇所であるとか、或いはタテ糸ダウンの
部分(白抜きの枡目部分)がヨコ糸方向に3列以上に並
んでいる箇所では、タテ糸太さの50%に及ぶ顕著な凹
部となって顕れるようになる。そして、これら凹部が規
則的に集合し、凹凸の柄模様を形成している。したがっ
て、原着糸や先染糸などの異種の糸を使用しなくても、
同材質の糸だけによって柄模様を出すことができるよう
になるのである。
組織では、タテ糸アンプの部分(×で示す枡目部分)が
ココ糸方向に1列だけ存在する箇所、すなわち2列以上
に並んでいない箇所であるとか、或いはタテ糸ダウンの
部分(白抜きの枡目部分)がヨコ糸方向に3列以上に並
んでいる箇所では、タテ糸太さの50%に及ぶ顕著な凹
部となって顕れるようになる。そして、これら凹部が規
則的に集合し、凹凸の柄模様を形成している。したがっ
て、原着糸や先染糸などの異種の糸を使用しなくても、
同材質の糸だけによって柄模様を出すことができるよう
になるのである。
上述した本発明のベルトは、シートベルト用として最適
であるが、さらにスポーツバッグの吊りベルト等のよう
な他のファッション細幅織物としても適用することがで
きる。
であるが、さらにスポーツバッグの吊りベルト等のよう
な他のファッション細幅織物としても適用することがで
きる。
上述したように、本発明によれば、2/2綾の4通りの
糸通し位相を順通しした配列から、一つ乃至三つの糸通
し位相を欠落させた配列を単位としてタテ糸通し配列を
構成し、あるいは各糸通し位相を複数本の引き揃えたタ
テ糸から構成すると共に、これを隣接する配列単位毎に
順次変化させてタテ糸通し配列を構成したことによって
、顕著な凹凸で形成された柄模様を形成することができ
る。したがって、原着糸や先染糸などの異種の糸を混用
することなく、同材質の糸だけを使用して柄模様を得る
ことができるようになる。
糸通し位相を順通しした配列から、一つ乃至三つの糸通
し位相を欠落させた配列を単位としてタテ糸通し配列を
構成し、あるいは各糸通し位相を複数本の引き揃えたタ
テ糸から構成すると共に、これを隣接する配列単位毎に
順次変化させてタテ糸通し配列を構成したことによって
、顕著な凹凸で形成された柄模様を形成することができ
る。したがって、原着糸や先染糸などの異種の糸を混用
することなく、同材質の糸だけを使用して柄模様を得る
ことができるようになる。
第1図〜第5図は、それぞれ本発明の実施例からなる無
地織柄ベルトを形成する2/2綾の織組織図、第6図は
従来の2/2綾の基本単位を表す織組織図、第7図は同
基本単位からなる従来の組材を表す織組織図である。 代理人 弁理士 小 川 信 −
地織柄ベルトを形成する2/2綾の織組織図、第6図は
従来の2/2綾の基本単位を表す織組織図、第7図は同
基本単位からなる従来の組材を表す織組織図である。 代理人 弁理士 小 川 信 −
Claims (3)
- (1)同材質からなるタテ糸をヨコ糸が表面に実質的に
見えない程度の高密度にした2/2綾の織組織からなり
、かつ前記タテ糸の糸通し配列を、2/2綾の4通りの
糸通し位相を順通しした配列を基本単位とするとき、こ
の基本単位から一つ乃至三つの糸通し位相を欠落させた
配列からなる単位又はこれらの配列単位を2以上組み合
わせた配列からなる単位によって構成し、ベルト表面に
凹凸の織柄を形成した無地織柄ベルト。 - (2)各配列単位を構成する同じ糸通し位相のタテ糸を
複数本ずつに引き揃え、その引き揃え本数を、隣接する
配列単位毎に順次変化させた請求項1記載の無地織柄ベ
ルト。 - (3)同材質からなるタテ糸をヨコ糸が表面に実質的に
見えない程度の高密度にした2/2綾の織組織からなり
、かつ前記タテ糸の糸通し配列を、2/2綾の4通りの
糸通し位相を順通しした配列を単位として構成すると共
に、各配列単位における同じ糸通し位相のタテ糸を複数
本ずつに引き揃え、その引き揃え本数を、隣接する配列
単位毎に順次変化させて、ベルト表面に凹凸の織柄を形
成した無地織柄ベルト。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63144699A JPH0651939B2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 無地織柄ベルト |
CA000602579A CA1324238C (en) | 1988-06-14 | 1989-06-13 | Solid-color weave pattern belt |
DE89305933T DE68909333T2 (de) | 1988-06-14 | 1989-06-13 | Gurt mit farbigem Bindungsbild. |
US07/365,639 US5054524A (en) | 1988-06-14 | 1989-06-13 | Solid-color weave pattern belt |
EP89305933A EP0350169B1 (en) | 1988-06-14 | 1989-06-13 | Solid-color weave pattern belt |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63144699A JPH0651939B2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 無地織柄ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01314749A true JPH01314749A (ja) | 1989-12-19 |
JPH0651939B2 JPH0651939B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=15368219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63144699A Expired - Lifetime JPH0651939B2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 無地織柄ベルト |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5054524A (ja) |
EP (1) | EP0350169B1 (ja) |
JP (1) | JPH0651939B2 (ja) |
CA (1) | CA1324238C (ja) |
DE (1) | DE68909333T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140085505A (ko) * | 2011-10-12 | 2014-07-07 | 칼 스타흘 게엠베하 & 씨오. 케이쥐 | 시트-벨트 시스템을 위한 시트-벨트 스트랩 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2892417B2 (ja) * | 1990-02-14 | 1999-05-17 | タカタ株式会社 | 安全ベルト用ウェビング |
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