JPH06123039A - 建設工事用メッシュ状シート - Google Patents

建設工事用メッシュ状シート

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JPH06123039A
JPH06123039A JP3165218A JP16521891A JPH06123039A JP H06123039 A JPH06123039 A JP H06123039A JP 3165218 A JP3165218 A JP 3165218A JP 16521891 A JP16521891 A JP 16521891A JP H06123039 A JPH06123039 A JP H06123039A
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Japan
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yarns
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weft
sheet
yarn
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JP3165218A
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Hideki Umeda
英樹 梅田
Sadami Takase
定巳 高瀬
Shiyousuke Maruyama
昌甫 丸山
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ENSHU SENI KASEI KK
TAITO SEIKO KK
Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
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ENSHU SENI KASEI KK
TAITO SEIKO KK
Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量性、柔軟性、通気性及び彩光性に富み、
シート厚及び風圧抵抗を抑制することができるようにし
た。 【構成】 複数本の単糸で1本に構成した連接原糸1を
複数本引き揃えてこれを1組の経糸2及び1組の緯糸3
とし、前記各本の経糸2及び緯糸3は、これを構成する
連接原糸1を交叉させて、前記各組の経糸2及び緯糸3
の隣り合う他の組の経糸2及び緯糸3の間に方形状の空
隙部4を形成するとともに、この空隙部4の一辺の長さ
が1組の経糸2又は緯糸3の断面幅の10分の1乃至1
0分の7として、軽量性、柔軟性、通気性及び彩光性に
富み、シート厚及び風圧抵抗を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軽量性、柔軟性、通
気性及び彩光性に富み、シート厚及び風圧抵抗を抑制す
ることができるようにした建築工事用メッシュ状シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に用いられていた建築工事用シ
ートは、(イ)各種合成繊維マルチフィラメント糸で構
成した織布(シート)を、合成樹脂その他で被覆加工し
た帆布状又はテント状のもの、(ロ)各種合成繊維マル
チフィラメント糸、特にポリエステル原糸又はナイロン
原糸を複数本撚合糸した経糸及び緯糸を単純に交叉させ
て平織状に編織し、これに合成樹脂で被覆加工して格子
状(荒目網)の網目構造シートとしたもの、(ハ)ラッ
セル機によってラッセル織した網目構造シートとしたも
の、等が存在した。
【0003】これらのうち(イ)のものにあっては、容
易に強度が得られ、建築現場に美観を得られる点、また
(ロ)のものにあっては、格子状の網目構造体としたこ
とに基づき、通気性、通風性等が得られる点で作業環境
が良好になり、また(ハ)のものにあっては、ラッセル
織することにことによって生産性の向上が図られる点及
びラッセル機(縦編機)を用いることによってポリオレ
フィン系モノフィラメント原糸を用いることが可能とな
り、軽量で廉価並びに通気性を与えることができる等、
種々の長所を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし一方、下記のよ
うな短所も有していた。すなわち、 (イ)のもの 織布素材がナイロン、エステル等のマルチフィラメン
ト糸で構成されているために、原料が割高となり、しか
も後処理加工としての合成樹脂での被覆加工の必要性が
あり、製法及び構成上の観点から結果的にはコスト高と
なり、経済性が悪いものとなっていた。
【0005】また合成樹脂で被覆することによって通
気性、通風性が全く得られず、作業環境の悪化を来し、
一方これを防止するために経糸及び緯糸の打ち込み本数
を少なくして空隙を設けようとすれば、十分な強度を得
られなくなり、使用に耐えられなかった。
【0006】また単位面積当りの重量が大となり、し
かも合成樹脂で被覆することによって剛性が出て、取り
扱いも不便となっていた。
【0007】(ロ)のもの 荒目網構造としたことによる強度の不足を補うために
合成繊維マルチフィラメント糸を複数本撚合糸しなけれ
ばならず、さらに編織後の毛羽立ち防止及び荒目による
目ズレの防止のために、かなり厚めに合成樹脂の被覆加
工をしなければならなくなり、その結果、剛性が増大し
すぎ、かつ重量も大となって取り扱い作業が悪くなって
いた。
【0008】したがって原料的にも大幅なコストアッ
プとなるのみならず、製作加工が複雑であるばかりか、
剛性が増大し、かつ重量も大となるので、到底実用には
向かなかった。
【0009】(ハ)のもの ラッセル機によるカラミ織で網目を形成するために、
原糸をループ状に使用しなければならず、そのため原糸
素材の強度利用率が比較的低く(前記(イ)又は(ロ)
のものに比較して約半分)、また柔軟ではあるが嵩高と
なっていた。
【0010】破網が多発し、かつ汚れが付着し易く、
その結果、耐用年数が短いものとなっていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】一般にこの種の建築工事
用シートにおいては、単位面積当りの強度が大であり、
かつ作業員又は機材等の落下を防止する必要があり、こ
のためにはシートを構成する原糸の密度を高めればよい
のであるが、反面このことによって、重量が大となり、
材料費の向上、高所での取り扱い作業の不便性、危険性
を伴うことになるのみならず、通気性、通風性の不良及
び剛性の増大をもたらすことになる。
【0012】そこでこの発明に係る建築工事用メッシュ
状シートは前記の課題を解決するために、複数本の単糸
で1本に構成した連接原糸を複数本引き揃えてこれを1
組の経糸及び1組の緯糸とし、前記各本の経糸及び緯糸
は、これを構成する連接原糸を交叉させて、前記各組の
経糸及び緯糸の隣り合う他の組の経糸及び緯糸の間に方
形状の空隙部を形成するとともに、この空隙部の一辺の
長さが1組の経糸又は緯糸の断面幅の10分の1乃至1
0分の7として、軽量性、柔軟性、通気性及び彩光性に
富み、シート厚及び風圧抵抗を抑制することができるよ
うにしたものである。
【0013】
【実施例】次にこの発明に係る建築工事用メッシュ状シ
ートの一実施例を図面に基づいて述べると、1は複数の
単糸で構成した連糸(連接原糸)であり、この連糸1は
すでに知られているように複数の単糸が並列して、各単
糸間が仮融着又は薄膜でわずかに連設した構造を有する
ものである。したがって、いわゆる扁平原糸又はフィル
ム状原糸と異なり、高い強度(単糸の整数倍の強度)を
得ることができるとともに、柔軟である。またこの連糸
1を構成する素材は、ポリオレフィン系モノフィラメン
ト糸としてある。
【0014】2は前記連糸1を3〜7本程度引き揃えて
構成した1組の経糸であり、3も同様に連糸1を3〜7
本程度引き揃えて構成した1組の緯糸であるが、本実施
例を示す図においては、それぞれ3本とした。またこれ
ら経糸2及び緯糸3は前記のように3本の連糸1を引き
揃えて構成してあるが、各連糸1は独立して存在する。
【0015】経糸2及び緯糸3は、これらを構成する連
糸1を交叉させて編織されるが、この場合、1組の経糸
2及び緯糸3を奇数本の連糸1によって構成する場合は
中央の連糸1を中心に、また偶数本の場合は中心に対し
てそれぞれ左右対称に編織する。したがって中央の連糸
1と左右に存在する連糸1とは、その交叉状態が同一と
はならない。
【0016】また以上のように編織する場合、各組の経
糸2と緯糸3とによって方形状の空隙部4を形成するよ
うに編織するものとし、ここにおける空隙部4の一辺の
長さが、経糸2及び緯糸3の断面積の10分の1乃至1
0分の7とする。
【0017】この空隙部4は、これが極端に大きい場合
には、目ズレが発生し易くなるのみならず、強度も劣
り、また建設工事現場における粉塵,塗料等の飛散防
止、工具,部材又は建材部品類の飛散,落下防止が十分
得られないことになり、逆に小さすぎる場合には、通気
性,彩光性が得られないとともに、重量が大となった
り、経済性及び生産性が損なわれるので、前記の割合が
良好である。
【0018】また経糸2及び緯糸3をオレフィン系のモ
ノフィラメント単糸の連糸1によって構成し、しかもこ
の連糸1が並列した状態で規則正しい上下の交叉を反覆
して編織してあることにって、完成後はメッシュ状とな
るものの、目ズレが生じないことになり、通気性や彩光
性が得られることになる。
【0019】さらに各連糸1は、前記のように上下に交
叉させるとはいえ、その状態は直線に近い形状であるた
め、強度保持も十分に得られることになるのである。
【0020】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る建築工事用
メッシュ状シートによれば、複数本の単糸で1本に構成
した連接原糸を複数本引き揃えてこれを1組の経糸及び
1組の緯糸とし、前記各本の経糸及び緯糸は、これを構
成する連接原糸を交叉させて、前記各組の経糸及び緯糸
の隣り合う他の組の経糸及び緯糸の間に方形状の空隙部
を形成するとともに、この空隙部の一辺の長さが1組の
経糸又は緯糸の断面幅の10分の1乃至10分の7とし
てあるので、軽量性、柔軟性、通気性及び彩光性に富
み、シート厚及び風圧抵抗を抑制することができるとい
う効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築工事用メッシュ状シートの一
実施例を示す正面図である。
【図2】経糸又は緯糸と空隙部の大きさの関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 連糸 2 経糸 3 緯糸 4 空隙部
フロントページの続き (72)発明者 高瀬 定巳 静岡県浜松市三島町1412 遠州繊維化成株 式会社内 (72)発明者 丸山 昌甫 愛知県名古屋市天白区大坪1丁目904番地 株式会社弘和内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の単糸で1本に構成した連接原糸
    を複数本引き揃えてこれを1組の経糸及び1組の緯糸と
    し、前記各本の経糸及び緯糸は、これを構成する連接原
    糸を交叉させて、前記各組の経糸及び緯糸の隣り合う他
    の組の経糸及び緯糸の間に方形状の空隙部を形成したシ
    ート状織布において、この空隙部の一辺の長さが1組の
    経糸又は緯糸の断面幅の10分の1乃至10分の7とし
    たことを特徴とする建築工事用メッシュ状シート。
  2. 【請求項2】 各組の経糸及び緯糸は、その中心を境に
    左右対称に編織した請求項1記載の建築工事用メッシュ
    状シート。
  3. 【請求項3】 連接原糸の素材をポリオレフィン系モノ
    フィラメント糸とした請求項1又は請求項2記載の建築
    工事用メッシュ状シート。
JP3165218A 1991-06-11 1991-06-11 建築工事用メッシュ状シート Expired - Fee Related JP2897087B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999018273A1 (fr) * 1997-10-06 1999-04-15 Teijin Limited Nappe capable de reguler la quantite de fluide la traversant
JP2005139708A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Diatex Co Ltd 土木用保護マット及び護岸工法
JP2008121158A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Nakada Sangyo Kk 防塵ネット

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JP2005139708A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Diatex Co Ltd 土木用保護マット及び護岸工法
JP2008121158A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Nakada Sangyo Kk 防塵ネット

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