JPS60187542A - 制電性立毛製品及びその製造方法 - Google Patents

制電性立毛製品及びその製造方法

Info

Publication number
JPS60187542A
JPS60187542A JP59043262A JP4326284A JPS60187542A JP S60187542 A JPS60187542 A JP S60187542A JP 59043262 A JP59043262 A JP 59043262A JP 4326284 A JP4326284 A JP 4326284A JP S60187542 A JPS60187542 A JP S60187542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
antistatic
sheath
length
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59043262A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0252622B2 (ja
Inventor
松井 雅男
岡本 種男
成瀬 勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd, Kanebo Gohsen Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP59043262A priority Critical patent/JPS60187542A/ja
Publication of JPS60187542A publication Critical patent/JPS60187542A/ja
Publication of JPH0252622B2 publication Critical patent/JPH0252622B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、扁度な色彩を有し、且つ侵れた制電性を有す
る立毛製品に関する。 編織物又は不織布なとがら基布及び比較的長翼\カット
パイルからなる毛皮様の製品は、独特の外観及びM%を
有し広く使用されている。しかしながら、従来の人工の
毛皮様製品は天然の毛皮に較へると精巧さ、複雑微妙さ
において大幅に劣っている。本発明′#1等は、^度の
外観、形態、色彩及び触感等を有する夏毛製、!i′I
!l及びその製造法を待聞昭56−15486号、同5
6−87834号で既に提案した。本発明は優れた外観
、形態、色彩及びi@感を有し、且っ優fした制mtg
:を有する毛皮様製品及びその製造法を提供するもので
ある。 合成線維からなる立毛を有する毛皮様製品は、帯電し易
く、埃の付着、火花放電、不快感(弱い感電)等か起り
、又帯電により立毛同志が付着或いは反発し毛ならびの
乱れが住じる等の欠点がある。この欠点を改良するため
に、通常の制電性線維製品に行なわれている方法、例え
は制電剤を練込んだ繊維を立毛に用いる方法では、立毛
の先端を分解又はm解法によって細化(先鋭化)する際
に!lI電剤が抽出又は分解或いは劣化し、制電性が低
F又は失なわれることが多い。 一方、制電性の樹脂を線維(パイル)の表面に皮膜状等
に付着させる後加工法、例えは一端又は両末端にアクリ
ル酸又はメタクリル酸などのような恵@用能な基7!=
有するポリアルキレンエーテル又はその@畳体を醐維の
表面に+1看させる旗苗する方法も自効であるか、長い
立毛や面密度に植毛された立毛を有する製品に烏能率で
均一に後加工することは相当困旙、又はコスト高であり
、触感も粗砂で、しかも多くの場合耐久性に劣る等の欠
点l・イJ゛する。 本発明の目的は容易且つ扁能率で製造し得、且つh度な
色彩並びに恒久的な優れた制電性を有する毛皮様立毛製
品及びその製造方法を提供するにある。 本発明のii!l電性立毛製品は、長さ5H以上、繊度
5dを越える立毛(以丁刺毛と記す)を有する。 a維構造物に於いて、該刺毛の少なくとも0.05重爪
形が、(a)導電性粒子を含有する制電性ポリマーから
なる芯と、非制電性の鞘からなる芯鞘複合w4釉からな
り、且つ (b)先端が細化され、芯が長さ0.’1w
以上に亘って鯰田していることを特徴とする。 本発明の制電性立毛製品の製造方法は、長さ5■以上、
細度5dを越える立毛(刺毛)を有し、該刺毛に対して
少なくとも0.057Mft%が、芯か′diil竜層
、鞘が弄ft1iI電層である芯鞘型複合繊維からなる
立毛la維構造物を回転体に取付は回転させ、立毛が起
立する方向に遠心力を加えっ\処理液とその接触長さを
変えっ\接触させ、先端に向って立毛を除々に細化し、
先端部に於いて該鞘層を完全に分解又は溶解除去し、芯
層を少なくとも長さ0、1 m以上に亘って露出させる
ことを特徴とする。 本発明の製品の刺毛の少なくとも一部は芯鞘型の制電性
複合繊維からなる。制電性複合繊維とは導電性粒子を含
有する制電性ポリマーからなる芯と、非制電性ポリマー
の鞘からなり、制電性ポリマーの比抵抗(直流100〜
1ooov程度印加してff1lJ走)力月OI″Ω・
Crn程度以下、好ましくはio8Ω・m以−ト、特に
奸計しくは106Ω・t−rn程度以下のものを云う。 l性粒子としては、カーボンブラック、金部粒子、酸化
亜鉛、酸化錫、硫化銅なとのような蛍1馬化合物粒子、
或いは酸化チタン粒子なとの無機化合物粒子の表面に酸
化亜鉛、酸化錫、酸化インジウムなどの金線化合物や金
属の皮膜を形成したもの、更に必要に応じ酸化アンチモ
ン、酸化アルミニウム等のドーピング剤(4電性改良剤
)を配合したもの或いはこれらを混打したものか挙けら
れる。か\るS tTt性粒子粒子有する制電性ポリマ
ーは通常、熱可塑性;jζリマーとこ1しら導電性粒子
とを混練することにまり容易に得ることができる。 上記!i+II′Ir1.性ポリマーとするに必要な導
電性粒子の含有量は、使用する導電性粒子の種類により
異なるが通常5〜85里量%、好ましくは1(1〜b導
電粒子により必要含有量が大幅に異なることか多い。例
えはカーボンブラック(ψ−178)の場合は5〜30
里量%で性能を発揮できるが、酸化チタン粒子に酸化錫
10〜20%程度コーティング処」モした粒子(ψ=4
.57)の場合は18〜77爪量%か必要である。又、
該導電性粒子を配合する熱可塑性ポリマーの種類によっ
ても若干の差異を生することがあるが、これらは目的、
用途により適宜jΔへはよい。こlしらの導f[性bl
子は黒、白、淡灰色、暗灰色、褐色、黄色等に着色さt
【ているためこれらを含有する制電性ポリマーも着色す
る。 この着色は立毛に独得の色彩を与え、製品の外観を篩度
複雑にするが、更に後処理によって芯を露出びせると、
その着色か強調され高度の色調の製品(例えは先端が黒
、白、黄等)が得られ好ましい。更に必要に応じ顔料、
染料を配合し、着色させることも出来る。 本発明の製品に使用する1IIISiL性複合繊維は上
記制電性ポリマーを芯成分とし、非制電性の熱可塑性ポ
リマーを鞘成分として複合紡糸し、必要に応じ1.1倍
以上の延伸、熱処理を施して得られる。 紡糸法としては湿式、乾式、帛融溶糸のいずiLでもよ
く目的、用途により選べはよいが、中でも溶融紡糸法か
容易であり、最も好ましい。 本発明の制電性立を製品には、長さ5朋、繊度5αを縄
える刺毛金石する繊維構造物であり、該刺毛の少なくと
も0()51爪%が上記芯イIJ型の制亀性複8紛維°
Cなければならない。制電性の観点からは0.05〜5
%程度で充分であるか、意匠性又は色彩、外観の点から
は1〜100%、特に111〜90%か効果Ex)な場
合が多い。 木兄1カの繊細8構造物は刺毛のみからなるものでもよ
いが、刺毛と該刺毛よりも少なくとも2■短か<、繊度
5d以トの綿毛とを何重るものが更に好ましい。 第2図は本丸間の立毛製品の具体例を示すパイル織物の
1すr面棟式図である。図に於いて、(3)、(4)は
刺毛であり、(3)は制電性複合細5雑、(4)は通常
の」°制電性繊組である。(5月i繊度5d以)の通常
繊維からなる綿毛であり、(6)は刺毛用繊維と綿毛用
繊維とが集束されたパイル糸であり、(7)及び(8)
は地糸である。図の織物か経パイルであれば(6)、(
7)か経糸で(8)が緯糸である。緯パイルであれば(
6)、(7)か緯糸であり、(8)が経糸である。立毛
以外の部分は毛皮の皮に相当するもので人工品では基布
という。第2図では基布は糸(6)、 (7)、(8)
からなる布であるか、勿論該基布は編物や不繊布でもよ
い。 又M’45はポリウレタン、コム、ABS等の弾性体や
アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、そtlらの繊維及びそ
の他の樹脂をi3 lbでいてもよい。むしろ基η」と
パイル(6)は相互に強固に接着固定さ才1.でいる力
か好ましいことか多い。 第2図では刺毛5本のうち1本か制電性複合級維の例で
ある。この場合、5本の刺毛か同−繊維で且つ、該集束
パイルが均一に植毛さ才Iたとす才1ば、制電性複合繊
維は刺毛に刻して20Δf呈%含有する。該集束パイル
を意匠的に、例メ、ば植毛個所5個に1個の割で飛び飛
びに植毛し、他はil−制電性繊組からなる集束パイル
とすれば、全刺毛に対し制電性複合amは0.4重量%
混在したものとなる。そのような交m(又細)品は例え
ばジャカード編織機で適宜な模様で製造することが出来
、意匠性に富み且つ、制電性も優れたものが得られる。 非制電性緑維からなろ刺毛は単一繊維でもよく、複合f
fvmJ&でもよい。該刺毛は円形断面、異形〜r囲い
ずれでt9>ってもよいか、扁平異形断面がより好まし
いことか多い。 本発明の立毛製品の刺毛の少なくとも1部に使用する制
電性複合緘址の立毛は、非粗化部、細化部及び芯成分か
露出している先端からなり、更に先端と弁軸化ム1)の
間が徐々Cζ細化していることが好ましい。先端は1制
い均一性が蜀求され、非細化部及びテーパ一部とのバラ
ンスのとれた即ち天然毛皮の滑らかな尖鋭状の如き先端
の太さが必要である。先端の太さは平均直径が3〜30
μmが好ましく、5〜2577771か更に好ましく、
8〜207zmか最も好ましい。 上記バランスのと11だ細化状態にするには、先端の太
さに対し非細化部の繊度は5dを越え、その平均1ii
1径か少なくとも2倍、甲でも5倍以上が好ましく、1
0〜80倍が特に好ましい。平均直径とは断面か円ノl
〉の場合はその直径であり、非円形の場合は同じ面積の
円の直径とする。先端の太さは長さ方向にはソ一様であ
り、実質的に一定とみなされる範囲(例えは、平均直径
の変化が40%以内、特に30%以内)である。この先
端は鞘成分が完全に消失し芯成分が露出しており、その
長さは少なくとも0.1 wxである必要がある。露出
長さは0.5〜15mが好ましく、1−10闘か特に好
ましい。先端か短かすぎては外観、触感及び制電性が劣
り、艮すぎると折れたり曲ったり或いは先端同志か交絡
し易い。同様に先端が則すきると折れ曲ったり交絡し易
く、太すぎると外観、触感が粗雑、粗硬となる。この先
端は芯鞘複合繊維の鞘を完全に除去し、芯を露出させる
ことにまり得られる。 細化部(テーパ一部)−≦先端と非細化部とを結合する
部分で、徐々に(連続的又は多段的に)、好ましくは滑
らかに、先端に向って細くなっている。細化部の長さは
美観及び触感にとって極めて重要であり、0.5〜Bo
xが好ましく、2〜2゜鯖が更に好ましく、5〜15m
が特に好蒙しい。 この長さが短かいと先端と非細化部とが不自然に接合さ
れているように見え、美観と柔軟性か失なわれる。支純
化都が余りに長ずざると立毛の腰、嵩高性、a置方、光
沢などが劣り、外観的にもやせた(αじを受け、低級化
する。 第1図は本1clJ+製品の刺毛の先端部の縦断面説明
図である。図に於いて、(1)は制電性ポリマーからな
る芯であり、(2月ま非制電性ポリマーからなる鞘をボ
す。(2)は先端の長さ、CB)は細化部の長さ、(C
)は非細化部の長さであり、■)は先端の直径、(ト)
)は非細化部の直径である。芯の制電性ポリマーは鞘の
非制電性ポリマーよりも、分解剤又は溶剤に対する分解
又は溶解速度が小さいことか望ましい。 例えばアルカリ水溶液によるポリエチレンテレフゆレー
t−m維の分解速度は、細化処理する条件トで該繊維を
処理して、その重量減少曲線(時間変化、)をめ、小伍
減少亭が50%時点での曲線の勾配(単位時的当りのj
l[減少率)をもって表わすことかできる。8唯すマー
の分解又は溶解速度が小さい程、先端は宗り損傷するこ
となく芯部を霧出できる。従って芯ポリマーの分解又は
溶解速度は鞘ポリマーのそれのl以下を望ましく、特ニ
115以下が好ましく、L40以Fが最も好ましい。 上記複合m維からなる立毛の非細化部の形状も極めて重
要である。刺毛は一般に毛皮の表面を形成するので、そ
の外観(嵩高性、腰、被覆能、光沢、色彩、視認穴さな
ど)、触感(剛軟性、弾力性、滑り易さ、復元力など)
、毛さばき性、断熱性及び@置注などに優れていなくて
はならない。 更に、刺毛の断面ノ1ン状は、軸化処理が円滑に進行す
るようなものでなくてはならない。 本発明の製品の最大の特徴は、刺毛の1部又は全部にお
いて制電性ポリマーからなる芯が長さ0、1 wtr以
上に亘って先端部に露出していることである。同一複合
m紬であっても、勤<べきことに芯を露出することによ
り著るしく制電性能かII4」上する。従って、同じ性
能を得るためには芯が露出していないものに比べ、芯の
導電性物質の含有量が少なくてよい。更に、露出1部は
処理剤により成る程度、実賀的に太さが損傷を受Cブな
い範囲内ではあZ・が、導電性物質を含有するポリマー
の1部が分解又は溶解除去され、導電性物質の含有率が
見掛上増加し制電性能か一層向上するという場合もある
。又芯か有色しているため刺毛畏さ方向に色彩、色調の
変化したものか得られる。例えば、導電性物質としてカ
ーホンブラックを用L)だ芯ポリマー(黒色)を酸化チ
タン粒子1.7重量%含有した鞘ポリマーで包んだ複合
繊維とすオ【ば、刺毛の非祷稙都は淡灰色又は白色、チ
ー/マ一部は灰色から和する方間に同って徐々に黒さが
増し、先端の露出部は濃黒色と変化する。この色彩変化
は特に扁平異形断面糸の場合は史に強調され好ましい。 このように立もの長さ方向に色調変化した製品は深味の
ある色彩、複雑な一度な外観を呈し、極めて面縁なもの
である。 第31〜第9因は、本発明製品の刺毛(非細化部)に好
適な81711電性繊維の横断向の例である。図に於い
て、芯を(1)、鞘を(2)で示す。第3因は丸断面で
芯(1)も円形のものである。第4図〜第9図は異形1
ト1曲であり、第4図は1個の翼状笑起(以下翼と記す
)を有し、芯(1)は非円形で中心にある例であるが、
芯(1)は線心していてもかまわない。該図は鞘(2)
の最外層fこ最外層(9) fj!イ]する例である。 この最外層(9)は、鞘(2)を分解剤又は磨削から1
時的に保護したり、染色性を変化させる場合に用いるが
、勿論最外層(9)の有無は目的、用途により自由に選
択すれはよい。第6図は3個の翼を有し、中心に円形の
芯(1)がある例である。こ\で長径を(8)で示し、
短径(Eと直角方向で最大内接円(G)の中心を通る径
)を促)で示す。扁平率は長径/短径の比、即ち(ト)
l / CF)である。 翼とは、最大の内接円(G)の外側の部分で末端に回っ
て徐々に幅が小さくなる部分をいう。末端の内接円、例
えは(mの直径は最大の内接円(G)の直径よりも小さ
い必要がある。翼の幅は単調に末端に向って小さくなる
必要があり、くびれ(極小部)があるのは好ましくない
。これは薬剤処理によって立毛の細化部が滑らかに細化
されるために必要である。 翼端内接円の直径は80μm以Fが好ましく、211μ
m以)が特に好ましく、3〜10μmが最も好ましい。 同様に翼端内接円1目径は短径(ト))の1/2以)か
好ましく、1/8以)が特に好ましい。第6図では翼(
1(11)(102)のなす角度が100度、與(10
2)(Ills)のなす角度が85度、翼(HlB) 
(Hll)のなす角度か175度である。翼の長さ及び
角度は偏平率を1.2〜5にするように、任意に選ぶこ
とか出来る。 第7図は:3個の夾の父る角度が第6図とは異なる例で
ある。芯(1)は第6図のように円形でもよく、第7図
のように非円形でもよい。芯は立毛の先端を形成する重
要な成分である。芯の平均直径は3〜30μm−か好ま
しく、5〜2571mが更に好ましく、8〜20μmが
最も好ましい。第8〜9図は4つの島を有する例である
。この翼は対称性の低い形のものであってもよい。刺毛
(非細化部)の繊度は5dを越える太さが必要である。 余り太すぎると粗娩となり則すきると嵩高性、膝及び光
沢が劣る。 刺毛繊度は1 (1〜50dが特に好ましい。刺毛((
非細化部)の横断面は円形でもよいが、扁平な異形がよ
り好ましい。刺毛(非細化部)の扁平率は1.2〜5が
好ましく、特に1.5〜4が好ましい。 扁平率が大きすぎると、立毛が過度に柔軟となり且つフ
ィブリル化し易くなる。他方扁平率が小さすきると、立
毛の柔軟性、光沢、被覆能、保温力が尖る。このように
断面において適度の扁平率及び1〜4個の机をもつ立毛
は視認的太さ、嵩高性、腰、柔軟性、光沢などの点で刺
毛としですぐIしているだけでなく、史に尼さはき性、
ブラシング性にもすぐ1し、しかも容易に美しく、滑ら
か且つ均一に細化可能であるという優れた特長を有する
。 鞘の熱可塑性ポリマーは、強アルカリ(1(aOHlK
OH等)水浴液や溶剤で容易に分解又は溶解されるもの
でなければならない。好適なポリマーとして、例えはポ
リエチレンフ々レート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンオキシベンゾエート、ポリジメチルシクロ
ヘキサンテレフタレートなどのm#8形成性ポリエステ
ル及びそれらを主成分(50%以上)とし、第3成分を
共ル合又は混合した変性ポリエステル等のポリエステル
系、6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、12
ナイロン等及びそれらを主成分とする第8成分を共重合
した脂肪族ボリアミド、ポリオレフィン、ポリビニル糸
ポリマー5ポリスチレン、等が挙げら才する。 芯に用いられる熱可塑性ポリマーは上記鞘に使用するポ
リマー全でが極用2可能であるが、芯の露出を美しく且
つ均一に−HaたQには、鞘に使用するポリマーより、
処理剤に対する抵抗性の大占い例えば未変性又は変性度
の小さいポリマーを選択することか好ましい。 芯と鞘とは浴融複合紡糸可能なものが好ましく、更に相
互接着性であることが好ましい、未変性又は変性度の低
いポリブチレンテレフタレート(以下PB’l”と記す
)は芯ポリマーとして最適のものの例である。すなわち
アルカリ水溶液に対して抵抗性が大きく、且つ他のポリ
エステル、例えばポリエチレンテレフタlノート(以下
PE’l”と記す)に対して接着性があり、しかも曲げ
歪などに対する弾性回復率が鳥いために、立毛先端の形
を正しく保持し交絡しにくいという特長がある。PB’
l”の芯と組合せる鞘用のポリエステルの例としては、
1〜80%の第8成分を共重合又は混合し1こ変性PB
’l’、PET、変性率(共重合又は混合率)1〜30
%のPE’I’、同様に変性率1〜30%の他の繊維形
成性ポリエステルなどがあげられろ。ポリエステルの共
重合による変性の例としてi、アジピン酸、セパチン酸
なとの直鎮ジカルボン酸、イソフタル酸、スルホイソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸なとの芳香族ジカルボ
ン酸、エチレングリコール、ブチレングリフール、ヘキ
サンジオールなどの直鎖グリコール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリ
コールなどのポリアルキレングリコール類などを1〜8
0%(重量)程度共重合したものがあげられる。また、
混合にまる変性の例としては、ポリアルキレンゲリコー
ル類5脂肪族ポリエステル類(ポリエチレンアジペート
、ポリブチレンアジペート、ポリカプロラクトン等)ポ
リアルキレンゲリコール/ポリエステルブロック共重合
体、脂肪族/芳香族共重合ポリエステルなどを1〜30
%程度溶融混合・したものがあげられる。特にスルホン
基やエーテル結合を有する化合物を共重合又は混合した
場合はアルカリに対する抵抗が減少し変性効果が大きい
。 未変性のPFJTその他のホモポリエステルもPBTに
次いで芯ポリマーとして好適で、それに組合せる鞘ポリ
マーは変性PK’[’で、変性FBI’その他の変性ポ
リエステルか好ましい。鞘と芯とを同極のポリエステル
とするときは、鞘の変性率(共重合又は混合率)の芯の
それよりも1〜80%、特に5〜20%大きいものが多
くの場合好適である。鞘ポリマーへの酸化チタンなどの
艶消剤、着色剤、染料などの添加は任意であるが、良好
な光沢を得るためには艶消剤の添加率は0.5%以F。 特に0.2%以丁が好ましい。 上記芯鞘複合繊維は、周知の溶融複合紡糸によって製品
し得る。延伸後の芯の太さが8〜80μ洛になるよう設
計し、両成分を別々に溶融計量し、例えば芯鞘複合比1
/2〜1150、特に115〜V20で複合した後、扁
平な紡糸オリフィスから紡出し、冷却、オイリングし巻
取る。必要に応じ延伸、熱処理した後連続フィラメント
又は紡績糸の形でパイル糸等として使用する。高速(2
0(10m/分以上、特に400(1m/分以上)紡糸
した場合は延伸が不要な場合もある。またパイル糸とし
て使用するとき綿毛用の糸と金糸、合撚、混紡などして
用いてもよい。 立毛製品の製造法は、周知のパイルm繊機、スライバー
編機、タフティング法、静電植毛法、起毛法等も利用出
来るが、パイル編織機が均一性が高く最適である。これ
らの方法で、刺毛のカット長を所望(5鰭以上)のカッ
トパイル製品とした後、必要に応じ綿毛の切断、又は熱
収縮、刺毛先端細化、染色、脱色、仕上加工、バッキン
グ、ブラシングなどを行ない人工毛皮を得ることか出来
る。 綿毛の繊度は5d以下、特に8d以下か好ましく、0.
5〜2dが最も奸才しい。綿毛は適度に巻縮しているこ
とが好ましく、断面は円形でも非円形でもよい(例えは
ヒョウタン形や亜鈴形が好ましい)。第10図〜第14
゛図に綿毛に好適な例の横断面図を示す1、素材ポリマ
ーはポリアミド、ポリエステル、ポリビニル糸なと自白
であるが、アルカリ水溶液で切陶1可能なポリエステル
か好適である。処理剤で切Iすfセす熱で高収納(30
%以上、好ましくは40%以上)する、素材を使用する
ことも好適である。綿毛の密度は最終製品において80
00〜80000本/cIA程度、特に5000〜20
000本/4ff度が好ましい。刺毛の密度は200〜
2000本/6Iy度、特に300−12oj一本/m
&度か好ましく、立毛がそのような範囲になるよう植毛
1−ることは容易である。また加工工程で基布を収縮さ
せて立毛密度を高めることも出来る。 本発明者は、遠心カケ利用した立毛品の高度な加工法及
びそわによって得られる製品を前述の特開昭で開示した
。この遠心加工法を本発明に適用し、綿毛切断、刺毛細
化、染色、脱色などを行なうことができる。 綿毛切断方法は、刺毛よりも分解又は溶解速度の大きい
綿毛繊維を遠心力で起立させ、基布から所定の距離以遠
の部分を例えばアルカリ水溶液等に浸漬して切断する方
法を好ましく適用し得る。 綿毛切断工程での刺毛の細化又は損傷を最小限にするた
めには、綿毛のアルカリ水溶液fこよる分解速度が刺毛
のそれよりも大きいことが望まれる。 実際は綿毛を刺毛よりも充分細くすることにより、刺毛
と同じポリマーであっても早(切断され、そのときの刺
毛の損傷をはと九と無視し得る程度(直径減少20%以
下、特に10%以下)とすることが出来る。勿論綿毛ポ
リマーとして、刺毛ポリマーよりもアルカリ水溶液によ
る分解速度の大きいもの、例えばその速度比1.5以上
、特に8以上のものを用いることにより、綿毛切断によ
る刺毛の細化、損傷を実質的に無視(M承減少10%以
下、特に5%以下)することが出来る。 刺毛先端の細化は、同様に遠心力で刺毛を起立させ、基
布から所望の距離(起点)から他の所望の距離(終点)
まで処理液の浸漬深さを徐々に罠えつつ(P1!面を移
動させつつ)複合繊維の鞘を部分的に溶解除去する方法
が好適である。勿論立毛の先端は、所望の長さだけ鞘を
完全に除去する。 このような立毛細化処理により、前記翼を有し、処理液
に対し抵抗力の大きい芯を何する複合m維は美しく滑ら
か且つ均一に先端に向って徐々に細化さ才【る。処理液
としては、ポリエステル系にはアルカリ水溶液、ポリア
ミド系には強酸(ギ酸、硫酸)、ポリスチレン等は芳香
族炭化水紫(ベンゼン、トルエン)等のような熱可塑性
ポリマーの分解剤又は浴剤かあり、目的、用途により選
択できる。中でもアルカリ水溶液が取扱い易く好適であ
る。 立毛の染色、脱色等にも遠心加工法が応用可能であるが
前記特開に詳述したので省略する。 本発明により、均一な先端及び滑らかな細化部を有する
美観にすぐれた立毛を有し、優れた制電性、更に嵩高性
、腰、柔軟性、光沢、被覆能、触感及び軽量性に優れ、
且つ高度な深味のある色彩を有し、天然の毛皮に匹敵す
る高度の人工毛皮を容易に製造し得る。 制電性の効果を^めるために基布に導電性繊維を混用し
たり、基布に含浸させる樹脂(例えば、ボリウレゆン弾
性体)などに導電性粒子(例えはカーボンブラックや酸
化錫粒子など)や制電性物質(例えば、ポリアルキレン
オキシド及びその跣導体、界面活性剤、有機電解質なと
)を混合することも出来る。このときは導電性繊維の導
電層か表面に露出しているものが好ましい。 本発明によって毛皮の摩擦等による帯電を効果的に抑制
することが出来る。例えば動物毛(ブタ毛など)、合成
1旨毛(塩化ビニル、ナイロン12など)などからなる
ヘアブラシ又は洋服ブラシで毛皮を摩擦したとき(20
’C14o%RH)の帯電圧を±aooov以内、特に
±20007以内、最も望ましくは±100OV以内に
抑制することが出来、帯電による障害を充分に防ぐこと
が出来る。 以rの実施例において部及び%は特記しない限り重量比
率である。 実施例I U有粘度0.64 (フェノール/テトラクロルエタン
−1/l vol混合浴媒、1%濃度、20°Cで測定
)のPBT粉末77部、カーボンブラック(パルカンX
C−72:ギヤボット社製)23部を275°Cに加熱
した2@混線機で溶融混合し、ポリマーP1イピ得Iこ
。 固有粘度0.62、酸化チタン粒子1.7%含有したP
ET/zポリマーP2とし、ナトリウムスルホイソフタ
ル酸を4.8%共重合した変性PETで酸化チタン粒子
の含有率0.1%、固有粘度0.63のものをポリマー
P8とする。 ポリマーP1を芯、ポリマーP2を鞘とした第5因に示
した、但し最外皮(9)を有さない翼2個の扁平な横断
面を有する芯鞘複合線mを製造した。即ち、2つのエク
ストルーダーでポリマーP1、P2を各々単独に295
°C,285°Cで溶融し、接合比率がP、 /P2=
 1/9 (容量比)になるよう各々ギヤーポンプで計
量して、292°Cの紡糸口金より吐出し紡速700m
/分で巻き取った。 得られた未延伸糸をローラーヒーター84°C、プレー
トヒーター150°Cで389倍に延伸して、2 n 
d/fの複合繊維Y、を得た。Y、は長径98μm、短
径39μm、扁平率2.5、芯の平均直径が12.57
部mであり、1.8 X 10′Ω・mの比抵抗を有し
ていた。 同様にして但しP、の代わりにカーボンブラックを含有
しないFB’[’を用い、同一横断面を自する2 0 
cl/fの芯鞘複合繊維Y2を得た。Ylは扁平率2.
5、芯の平均直径が1.2.8μmであり、比抵抗は1
014Ω・0以上であった。 一万ポリマーP3を295°C″C−浴融紡糸し、延伸
して150d/144fの横断面が第12図に示した如
き単独繊維Y3を得た。Y3は才ゆ型扁平で扁平率1.
8である。このY3を糸速820m/分、予熱温度12
0°C、スタフィンボックス温度187°Cでパンロン
加工し、巻縮数207ケ/25fiの加工糸YF3を得
た。 Ylを1本、Y、を6本、YF、を1本をエアジェツト
ノズルで均一に湿繊した後、80T/mの撚りをかけパ
イル糸PY、を得た。 通常のPE’I’紡績糸(単糸1.5d、40番手双糸
中266d相当)を経及び緯糸の地糸に用い、PY+に
パイル糸に用いてカットパイル織物CP1を得た。CP
lの植毛密度は75個所/cd、カット長86朋のW型
植毛である。 CP、を特開昭56−15486号に開示した方法で遠
心加工する。即ち、CPlを直径1mの円筒(円筒)す
こ取付け、直径1.1mの円筒状の加工液容器(外向)
と共をζ600 rpmの速度(遠心力約200G)で
同転し立毛(パイル)を起立させ、外向の外部より赤外
線ヒーターで加熱し内局温度(パイル雰囲気温度)約1
70°Cとし15分同熱処理する9次に外筒にNaOH
1,5%水溶液をかなり急激に注入し、内側液面がCP
、の基布より17鰭の点まで満し、98°Cで10分胸
処理した後−アルカリ液を排出し、パイルを充分水洗し
乾燥した。この処理で綿毛に相当するYF、は、基布か
ら17簡の点で切断されたが刺毛に相当するYl及びY
、の損傷は僅か(直径減少率約5.9%)であった。 次にNaOH20%水溶液を外筒に徐々に注入し、先す
液面が基布から34IIj+の位置に保ち、100℃で
15分m」処理シフ、次いで数回を84tNから28露
まで40分りか\り徐々に移動(加工液の注入)させた
のち10分間で84 wL4−まで移動(加工液の排出
)させたのちすはやく排液し1、水洗、乾燥した。この
処理で刺毛(Y、及びY2共)の先端部はテーパー状に
細化され、先端は2闘の長さに亘り芯ポリマー(pi及
び、PB!f’)か完霊に露出していた。先端無出部の
太さは平均直径がYlか12.4μm、Y2か12.6
μmと殆んど損傷なかった。又、テーパ一部は長さ6鵬
に亘り先端に向って滑らかに細化していた。 次にmh速度を800rpm(約50G)に変え、蛍光
原′#4(日本化学工業製ニラカブライI−ATN2%
0W8)とキャリヤー29/l 、及び青味がかった灰
色のカチオン染料<0.05y/l)の混合液を基布か
らIHの点まで満し、98°Cで40分間染色し、排液
、水洗、乾燥後、ハイドロサルファイド2 f /L 
、 NaOH1t/l 、アミラジンD2y7t、ソー
ダ灰22/lの混合液を基布からIMの点まで満し、7
0°C15分間還元洗浄を行い、水洗、乾燥した。次い
で遠心機を止めパイル織物を取外し、基布の長面に暗青
色の顔料を配合したポリウレタン樹脂を塗布、乾燥し、
刺毛密度525本15+、綿毛密度10,800本/−
の人工毛皮AP、を得た。 AF、は綿もが青味かかった薄い灰色、Y、即ち制電性
複合繊維からなる刺毛は根元から非細化部は白色〜淡灰
色、テーパ一部は灰色〜黒色、先端は真黒色と立毛長さ
方向に色調が変化しており、それかY2からなる白の刺
毛の中に点在し、高級なブルーフォックス酷似の色相を
有していた。 AF、と同様に、但しYlの含有率を変えるためにY2
との合糸率の変化、Y1含有パイル糸植毛個数を変化(
例えはAFlではY、含有パイル糸は均一植毛に対し、
Y、含有パイル糸とY、を含有しなシ)パイル糸を交互
植毛すればAFlのHの含有率となる)させて各々人工
毛皮AP、〜AF、を得た。又比較としてYlを全く含
まないAF8を得た。 得られた人工毛皮AP1〜AF8’E’2 n°C14
0%RH恒温憤湿中24時間調湿したのち、塩化ヒニル
製洋服ブラシで20回摩擦後の帯電圧を測定した結果、
第1表に示す。 第1表 第1表で明らかなようにAF□及びAF、〜AF7の本
発明製品は優tまた制電性を有している。 実施例2 実施例1と同様CP、を用い細化処理の際、芯露出長及
びテーパー長さが種々異なるようにした以外はAFlと
全く同様Iζ処理し夫々人工毛皮AF、〜Afi’、6
を得た。 比較例として同じCP、を用い、綿毛切断のみで刺毛細
化処理を除いた以外はAF、と同様後加工し、人工毛皮
様製品AP、、を得た。 又、同じく比較例としてY、の代わりに芯は同じPlを
、鞘は固■粘度0.78(溶剤:濃硫酸、濃度:0.5
%、20°Cで測定)、酸化チタン粒子1.7%含有し
た6ナイロンとした芯鞘複合繊維Y4(20d/f、比
抵抗1.6X10”Ω・倒)を用いた以外は実施例1の
AP、と全く同様に処理して人工毛皮AFよ、を得た。 このAP、8は刺毛Y、は細化されたがY4の鞘か6ナ
イロンのため細化されずなかった。 得ら1+、たAF、〜AP18 の製品につき外観、風
合。 摩擦帯電圧を測定した結果、第2表に示す。 82表で判るように、同じ@電性複合繊維(Yl)を用
いても、比較例のAFrvの如き細化処理しないものは
粗硬であるのに比べ細化処理したもの(AF。 〜16)は風合、外観共に改善され、制御!性能も向上
する。特に本発明製品(AP、□〜、6)の芯を0.1
卿以上賑出させたものは、風合、外観、制電性能が奢る
しく向上する。比較例AP、8はY2刺毛は細化されて
いるためAF、、に比べると著るしく風合は改善されて
いるが、非細化のY4が混在する為、外観はかなり劣り
、且つ制電性芯が露出していない為制電性もや\劣る。 しかし該AF 、8を更に遠心機にかげ90%ギ酸で鞘
成分の6ナイロンを溶解し細化して芯を露出(2m+)
シたAFtsは風合、外観、制電性共に著るしく向上し
た。 実施例8 実施例2に於いてY】の芯/鞘の複合比率のみを変化さ
せて芯の平均直径の異なる軸々の複合繊維を得、これを
AF、2及びAF、、と同様にして合撚、カットパイル
織物、綿毛切断、刺毛細化処理、染色加工+mし、各々
人工毛皮AF、、〜AF、を得た。 得られた人工毛皮AF、9〜AF2.を風合、外観、先
端交絡性、先端の折へ曲り易さく洋服ブラシで200同
ブラツシング後観察)及び制電性を評価した結果を第3
表に示す。但し先端の交絡性、折れ曲り易さの評価は交
絡しない、折れ曲り難いのを優ねでいる(○)として表
示した。 第3表 芯の平均直径が余りに細すぎると、先端の直立性かや\
劣り、逆に余りに太いと風合かや\粗硬となる。しかし
いずれの製品も優カた制電性を有する。 実施例4 実施例1と同様に、但しポリマーP1の代わりにカーボ
ンブラック含有率の異なる種々のポリマーを作成し、Y
□と同様lこ但し、比抵抗の各横異なる芯鞘複合繊維を
得た。これらを用いAP、と同様に製織次いで処理して
AF21!〜AFssを得た。得られた製品の摩擦帯電
圧を測定し、第4表に示した。 第4表 得られた人工毛皮AII’28〜八FBBはいずれも風
合、外観共に極めて良好であった。しかじ制電性能の観
点から複合繊維の比抵抗は1010Ω・m以下が好まし
く、108Ω・m以下かJり好筐しく、特に10’Ω・
m以下か好ましい。
【図面の簡単な説明】
第り図は本発明製品の細化された複合繊維からなる立毛
の先端部の縦断面の例であり、第2図は本発明立毛製品
の例を示す模式図である。第8図〜第9図は本発明立毛
製品の刺毛に好適な制電性複合繊維の例を示す横断面図
であり、第1o図〜第14図は本発明立毛製品の綿毛に
用いることができる横断面の例である。 〃 カネボウ合繊株式会社 第1図 1A3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 長さ5朋以上、繊度5dを越える立毛(以下刺
    毛と記す)を有する繊維構造物に於いて、該刺毛の少な
    くとも0.05重量%が、 ((転)導電性粒子を含有する制電性ポリマーからなる
    芯と、非@亀性の鞘からなる芯鞘型複合繊維からなり、
    且つ (b) 先端が細化され、芯か長さ0.1−以上に亘っ
    て臨出している ことを特徴とする制電性立毛製品。 (2)制電性ポリマーからなる芯が0.5〜15m蕗出
    した特許請求の範囲第1項記載の製品。 (3)制電性ポリマーからなる芯の露出部の平均直径が
    5〜25μmである特許請求の範囲第1項記載の製品。 (4) 制電性ポリマーからなる芯が金属粒子、金属化
    合物粒子、又はカーボンブラック等を含有する熱可塑性
    重合体からなる特許請求の範囲第1項記載の製品。 (5) 制電性ポリマーからなる芯が、比抵抗1×lO
    6Ω・口以Fである特許請求の範囲第1項記載の製品。 (6)複合繊維が少なくとも2個の翼状突起を有し、扁
    平牢1.5〜4.0の扁平な横断面を有する特許請求の
    範囲第1項記載の製品。 (7)翼状突起が8〜4個である特許請求の範囲第7項
    記載の製品。 (8)複合繊維の混線率が、刺毛の0.11量%以上で
    ある特許請求の範囲第1項記載の製品。 (9)複合繊維の立毛が、芯の謝出した部分(先端)と
    非則化部との間に、長さ2〜20++−に且つて太さが
    テーパー状又は多部的に変化する部分(テーパ一部)を
    有する特許請求の範囲第1項記載の製品。 00)刺毛と、刺毛より少なくとも長さ2m−短かく、
    繊度5d以下の立毛(以下綿毛と記す)からなる特許請
    求の範囲第1項記載の製品。 (U) 長さ5騎以上、繊度5dを越える立毛(刺毛)
    を有し、該刺毛に対して少なくとも0.05重爪形か芯
    か制m層、鞘が非制電ノーである芯鞘型抜゛台繊維から
    なる立毛繊着E構造物を同転体に取付は回転させ、立毛
    が起立する方向に遠心力を加えつ\処理液とその接触長
    さを変えっ\接触させ、先端に向って立毛を除々に椛化
    し、先端部に於いて該鞘/i!Iを完全に分解又は溶解
    除去し、芯層を少なくとも長さ0.1 m以上に亘って
    殆出させることを特徴とする制電性立毛製品の製造方法
    。 範囲第1O項記載の方法。 (13)芯及び鞘を形成する熱可塑性ポリマーが、ポリ
    エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
    並ひにこれらを主成分とする第3物質との共重合体、脂
    肪族系ボリア芝ド、ポリスチレン、ポリオレフィン、又
    はビニル糸ポリマーである特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
JP59043262A 1984-03-06 1984-03-06 制電性立毛製品及びその製造方法 Granted JPS60187542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59043262A JPS60187542A (ja) 1984-03-06 1984-03-06 制電性立毛製品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59043262A JPS60187542A (ja) 1984-03-06 1984-03-06 制電性立毛製品及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60187542A true JPS60187542A (ja) 1985-09-25
JPH0252622B2 JPH0252622B2 (ja) 1990-11-14

Family

ID=12658933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59043262A Granted JPS60187542A (ja) 1984-03-06 1984-03-06 制電性立毛製品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60187542A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6452818A (en) * 1987-08-19 1989-02-28 Unitika Ltd Electrically conductive polyester fiber and production thereof
JPH0291243A (ja) * 1988-09-29 1990-03-30 Nippon Filcon Co Ltd 非帯電性搬送用織物
JP2006193835A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Teijin Fibers Ltd 導電性複合繊維
JP2009280947A (ja) * 2008-04-25 2009-12-03 Mitsubishi Rayon Co Ltd 蓄熱性布帛および中綿用不織布
JP2012220628A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Tsuchiya Tsco Co Ltd 画像形成装置用のブラシ
WO2020261914A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 株式会社クラレ 導電性複合繊維およびそれを用いた繊維構造物

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6452818A (en) * 1987-08-19 1989-02-28 Unitika Ltd Electrically conductive polyester fiber and production thereof
JPH0291243A (ja) * 1988-09-29 1990-03-30 Nippon Filcon Co Ltd 非帯電性搬送用織物
JP2006193835A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Teijin Fibers Ltd 導電性複合繊維
JP2009280947A (ja) * 2008-04-25 2009-12-03 Mitsubishi Rayon Co Ltd 蓄熱性布帛および中綿用不織布
JP2012220628A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Tsuchiya Tsco Co Ltd 画像形成装置用のブラシ
WO2020261914A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 株式会社クラレ 導電性複合繊維およびそれを用いた繊維構造物
JPWO2020261914A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30
CN114008254A (zh) * 2019-06-27 2022-02-01 株式会社可乐丽 导电性复合纤维及使用其的纤维结构物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0252622B2 (ja) 1990-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0134141B1 (en) Pile articles and their production
JPS626021B2 (ja)
JP2022140604A (ja) 化粧ブラシ用毛材、その毛材を用いた化粧ブラシ
JPS60187542A (ja) 制電性立毛製品及びその製造方法
JPS6356349B2 (ja)
JPH04153339A (ja) 毛皮調パイル布帛およびその製造方法
JP3787670B2 (ja) 静電植毛用フロックおよびその製造方法
JPH02139476A (ja) 毛皮調パイル布帛およびその製法
JPS626019B2 (ja)
JPS6227177B2 (ja)
JPH0130937B2 (ja)
JPS626020B2 (ja)
JPH10331075A (ja) 人工皮革
JPS58144146A (ja) 立毛製品の製造方法
JPS6244052B2 (ja)
JPS623255B2 (ja)
JP3664284B2 (ja) 立毛布帛
JPS6223095B2 (ja)
JPS60167947A (ja) 立毛製品及びその製造方法
JPS6223096B2 (ja)
JPS62299545A (ja) 人工毛皮
JPH09119063A (ja) 立毛用短繊維フロックおよび立毛構造体
JPS60173142A (ja) 立毛製品及びその製造方法
JPS60215842A (ja) 立毛製品及びその製造方法
JPS60194147A (ja) 立毛製品及びその製造方法