JPS60173142A - 立毛製品及びその製造方法 - Google Patents

立毛製品及びその製造方法

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JPS60173142A
JPS60173142A JP59029346A JP2934684A JPS60173142A JP S60173142 A JPS60173142 A JP S60173142A JP 59029346 A JP59029346 A JP 59029346A JP 2934684 A JP2934684 A JP 2934684A JP S60173142 A JPS60173142 A JP S60173142A
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hair
tip
length
core
average diameter
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JP59029346A
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English (en)
Inventor
松井 雅男
岡本 種男
成瀬 勉
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Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は立毛製品、特に毛皮様の高度な外観を有する製
品及びその製造方法に関する。
人工毛皮については、すでに多くの提案がなされている
が、天然の毛皮は橋めて複雑高度な外観を有しており、
火工品はいまだ不満足なものである。本発明者等は立毛
品の高度な加工をすでに特開昭56−15486号公報
、同56−87884号公報、同56−49048号公
報、同57−117648号公報等で提案したが、本発
明は更に進んで天然毛皮を越えた烏度の怠匠性、外観を
有する新しい人工毛皮を提案するものである。
本発明の立毛製品は、平均直径5〜80μm、 5餌を
越える長さで芯が露出して形成された先端部と長さ5I
以上、平均直径28〜200μmではy一様の太さを有
し、且つその平均直径か先@部の2倍以上である非細化
部とを有する立も(以下刺毛と記す)を1−当り50〜
5000本有すること本官徴とする。又、本発明の立毛
製品の製造方法は、溶解又は分解速度の小さい成分から
なり平均直径5〜80μmの芯と、該速度の大きい成分
からなる鞘とを有する平均直径28〜200μmの複合
#i紬の立毛を、該鞘成分を溶解又は分解する処理故に
よって該複合繊維立毛の上部を処理して、鞘成分を溶解
又は分解し、芯を長さ5fiを越えて霧出させることを
特徴とする。
第1図は本発明立毛製品の具体例を示す断面模式図であ
る。囚の立毛製品は先端(1)、テーパ一部(2)、中
間部(8)及び根元部(4)よりなる太く長い刺毛と、
細く短かく巻縮した綿毛(5)及び、天然毛皮の皮に相
当する基布(9)よりなる。図において刺毛は太さを拡
大して示す。
第1図に示すように、本発明製品の最大の特徴は細く且
つ極めて長い先端(1)を有することである。
第1図の先端(1)ははy一様の(例えば平均直径の餞
さ方間にわける変化か±80%程度以内)太さを有して
いる。平均直径とは横断面か円杉の時は円の直径であり
、非円形の時は同じ面積の円の直径を云う。先端(1)
の長さく自)は5館を越えることが必要であり、40m
以下、特に80調以下が好ましく、6〜20■か最も好
ましい。また先端(1)の平均直径は5〜80μmであ
る必要があり、25μm以F、特に7〜22μmが好ま
しく、10〜20μmか最も好ましい。一般に先端は太
いものほど長いことが好ましい傾向があり、第15図に
その好ましい間係の範囲を例示する。第15図において
5角形gFGHIで囲まれる範囲が好ましく、5角形J
KLMHで囲まれる範囲が特に好ましい。
先端(1)は非細化部(3)及び(4)に較べて充分細
くなければならない。非軸化部の平均直径は28〜20
0ttmの範囲であり、80〜100を樒が好ましり、
40〜80pmか最も好ましい。(非細化部の平均直径
)/(a化部の平均)直径)の比は2以上である必要が
あり、3〜20が好ましく、4〜12が最も好ましい。
第1図のように非細化部か千間都と根元部で直径が異な
る場合、上記直径の比は中間部の値を用いる。
テーパ一部(2)は先端と中間部又は根元部との移行点
であり、テーパー状、多段的又はそれらに類似する形状
で徐々に太さか変化する部分である。
テーパ一部(2)の長さ03)は0.5〜30鯖程度か
好適で、1〜20鯖が特に好ましく、2〜10mが最も
好ましい。
非細化部は太さかは譬一様であるが、第1図に示すよう
に中間部と根元部で異なる場合もあり、両者が同じ場合
もある。中間部(3)の長さくC)は1〜80鞘程度、
特に2〜20餌か好適で、3〜15m程度が最もよく用
いられる。根元部(4)の長さく至)は綿毛(5)の長
さとはソ同しであり、通常5〜40龍程度、特に1 (
1〜80鰭か好適であり、15〜25鰭が最も良く用い
られる。
基布(9)は織物、編物、不織布、皮革状物及びそれら
の類似物のい1オ亀でもよく、ポリウレタン弾性体、ゴ
ム、ポリアミド系、アクリjし系、その他の樹脂をバイ
ンダー等として含有して(1てもよ−)。
ますこ逸当な手段によりsモ度に(例えば曲槓収紬率l
O%以上、特に20〜50%)収縮させて^密度化した
ものも好適である。
刺毛の立毛密度は50〜5000本/−であり、特に1
00〜1000本が好適である。太0もの(上と本数が
少なくて良い、例えば非細化部繊度10dのときは5(
)0〜5000本、50dのとき&ま1()0〜100
0本、100dのときは50〜5o。
本程度が好適な場合が多回勿論刺毛は1iiGこ限らす
、繊度、長さ、光沢、断面形状、巻縮状態、先端の形や
大きさ、ポリマー、染色性、色彩、その他が異なる複数
のものが混在して0てよし)。
本発明製品は刺毛のみからなるものを包含するが、刺毛
/綿毛が混在するものが好ましい。綿毛は平均直径23
μm以下、平均の長さが刺毛のそれよりも少なくとも2
篩短かいものを云う。綿毛の繊度は0゜1〜5dのもの
がよく用いられ、特にO12〜4dが好ましく%0.5
〜3dか最も好ましい。綿毛は巻縮していることか好ま
しく、綿毛の立毛密度ハL、000〜50,000本/
IIカ好ましく、特にs、o o o〜8υ、000本
が最も好ましい。綿毛も1柚に限らず複数極か混在して
いてよい。
本発明の立毛製品は、溶解又は分解速度の小さい成分(
以下難治成分と記す)からなる芯と、該速度の大きい成
分(易溶成分と記す)からなる鞘とを有する複合繊維の
立毛の上部(先端部)を溶解又は分解剤で処理(細化)
して芯を膨出させて容易に得ることか出来る。第2図は
本発明製品の刺毛の上部の例を示す拡大縦断面図である
。図において芯鞘複合繊維の鞘(7)及び(8)が除去
され、芯(6)か臨出されて先端(1)を形成している
。外側の鞘(8)は綿毛を溶解法等で切断する場合の刺
毛の損傷を低減する目的、光沢、透明性、触感、曲げ特
性、制電性、又は防汚性などを改良するためのものであ
る。第1図は綿毛切断によって刺毛の中間部(3)か損
傷し細くなっている例である。外側の鞘(8)は省略す
ることも出来る。
第8図は公知の立毛の縦断面の例で、芯(6)と鞘(7
)との収縮性の差を応用して芯を突出させ、先端(1)
を形成させたものであるが、その方法では先端(1)を
充分長くすることが出来ず(iil′MO,5鱈以r、
筒々1m栓度)又、テーパ一部を失質的に形成し得ない
。先端か短かいと、すなわち511m以五の場合は本光
明製品独得の美しいシルエットが得られない。またテー
パ一部か存在しないと美観を損なうが、更に先端か5削
以上と長い場合は、先端と非細化都の接合部において(
応力集中か生じ)先端が折れ曲る側向かあり、著しく美
観を損なう。
第4図〜第10図は本発明製品の刺毛に利用可能な複合
繊維の横断面の例である。第4図は同心円状08層構造
、第5図は長円形、第6図はスプーン状の2層構造の例
である。第7図は長い菱形、第8図はブーメラン形、第
9図はY字形、第10図は止鈴形の例である。第4図、
第7図、第8図及び第9図の例は外側の!#4(8)を
有するがそれを省略することも出来る。第5図、第6図
、第10図は外側の鞘(8)かないか、それを付加する
ことも出来る。外側の鞘(8)の成分と芯(6)の成分
は同一でもよく異なっていてもよい。
芯(6)、鞘(7)、外側の鞘(8)の各成分は着色材
、顔料、その他の添加刑の種類、混合率等が異なってい
でもよい。例えは、外側の鞘は酸化チタン等の艶消剤を
や\多く(例えは0.5〜2%)含むポリマーとし、鞘
及び芯を艶消剤の少ない(例えば0〜0,8%)ポリマ
ーとし、第1図のように処理すれは刺毛の根元部(4)
か白く不透明で、中間部(8)以上が透明で光沢を有す
るものか得られる。同様に芯(6)及び/又は鞘(7)
(8)に白、黒、褐色、青、赤、緑などの顔料を混合し
たポリマー又は混合しないポリマーを組合せて用いて独
得の外観、美的効果を得ることが出来る。更に芯、ポリ
マーにカーボンブラック、金属、導電性酸化亜鉛、酸化
錫、沃化細、硫化銅などの微粒子又はそれらの導電性物
質皮膜を有する微粒子などを適宜(例えば10〜80%
、特に15〜75%)混合した導電性ポリマー(例えは
比抵抗1xio”Ω・t’s以■、特に1×10’Ω・
信置下)とすることにより立毛に制電性を与えることが
出来る。このような芯に4亀成分を有する複合繊維を立
毛の1部(例えは0.05以上、特に0.1〜50%)
又は全部に用いることにより得られる製品に優れた詞亀
性ケ与えることか出来る。
製品の外観、柔E性、保温性、触感、毛さばきなとの見
地から刺毛の断面は扁平なもの、例えば扁平率(k径/
短径比)1.5〜5、特に2〜4のものが好ましい。ま
た絢r面の形は1〜4伯、q寺に2〜8個の翼を旬する
ものが好ましい。ここで翼とは最大内接円の外側の部分
であって、先端に向って単調に巾が減少するような突起
を云う。最大内接円を図に(9)で示す。第6図は翼カ
月個、第5因、第7因は嵩が2個、第8図5第9図は翼
が3個の例である。第10図は芯(6)か複数の例であ
り、先端細化処理によって複数の先#11を生じるか、
待異な外観上の効果が必要な場合を除けば、芯(6)及
び先端(1)はむしろ1個の方が好ましい。
第11〜s14図は綿毛に好適な繊維の横断面の例であ
る。勿論、本発明製品の立毛は図示されたものに限定さ
れるものではなく、綿毛として円形断面のもの、2成分
又はそれ以上の成分が複合されたものなどを任急に用い
ることが出来る。綿毛は巻縮しているものが好ましく、
例えは仮撚法、押込法、ギヤクリンプ法、収縮性の異な
る2成分か偏心的に(含並列関係)接合された複合−紬
の自発巻輪などの方法を利用することが出来る。巻組は
あまり強すぎないことか好ましく、例えは巻縮伸張$5
0%以下、特に8〜80%のものか奸才しい。
複合繊維(刺毛)の先嘴細化、綿毛の上部の切断などは
、本発明者等が特曲昭56−15486号に開示した方
法、すなわち立毛品を回転させて遠心力によって立毛を
起立させ、処理液を接触させる方法で、自由に且つ高い
精度で実施することが出来る。立毛を構成するポリマー
はポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ビニル
系、アクリル系、その他から自由に選べる。
鞘(7)用の易溶性ポリマーとしては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリへキ
サメチレンチレフ々レート、ポリエチレンベンゾエート
その他の芳香族ポリエステル及びそれらに第8成分を0
.5〜50%共鳳合又は混合した変性ポリエステルが好
適である。これらのポリエステル類は強アルカリ、例え
ばNaOH,KOHなどの水溶液で容易に分解すること
か出来るからである。同様に他の溶剤又は分解剤で容易
に分解又は溶解するポリマーを選ぶのは容易である。
一方、芯に用いる難解性ポリマーとしては、上記ポリマ
ーのうちのホモポリマー、変性度の低いポリマーなどが
あげられる。またホモポリマー同志でも溶解性や分解性
が充分に異なる組合せを選ぶことは容易で、例えば難溶
性ポリマーとしてポリブチレンテレフタレート、易溶性
ポリマーとしてポリエチレンテレフタレートを用いるこ
とが出来る。またポリアミド(例えはナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン12など)とポリエステルの組合セ
で、溶剤として酸を用いればポリアミドが易溶性、ポリ
エステルがm溶性となり、分解剤としてアルカリを用い
ればポリエステルが易溶性となりポリアミドか難溶性と
なる。(易溶性成分)/(難溶性成分)の分解又は溶解
速度比は2以上が好ましく、特に8〜50が好ましく、
5〜80が最も好ましい。
芯に用いる難溶性成分は細い先端を形成′1″るので形
態保持力の大きいポリマーか好ましい。形態保持性の優
れたポリエステルとしてはポリブチレンテレフタレート
、ポリエチレンテレフタレート、ポリへキサメチレンチ
レフタレート、ポリエチレンオキシベンゾエート及びそ
れらを主成分とする共重合体、変性体などがあげられ、
ポリアミドとしてはナイロン66%ナイロン610、ナ
イロン612、ナイロン11、ナイロン12及びそれら
を主成分とする共重合体、変性体などがあげられ、中で
もポリブチレンテレフタレート、ナイロン610、ナイ
ロン612、ナイロン11、ナイロン12が好適である
芯が露出されて形成された先端(1)は、はソ一様な太
さでもよいが、更にその先端部がテーノ(−状。
又はそれに類似する形等で徐々に細くなってもよい。先
端の平均直径が15μm以上の場合、特に20μm以上
の場合は、外観及び触感を改良するために「先端の先端
」が長さ0.5〜10m程度、特に1〜5鼎にわたって
テーパー化されていることが望ましい。
本発明の製品は、天然毛皮にも類を見ない独特の美しい
外観を有する。すなわち、刺毛の先端部か細く長いため
に着用時、極めて柔らかく美しい印象を与え、特に輪郭
が美しい。例えば、背後から照明(逆光線)した時のシ
ルエット、輪郭線の柔らかい美しさは比類がない。この
美的効果は先端の細さ及び長さに深く関係しており、特
に第15図に示した範囲が好ましい。
以下の実施例により本発明を更に詳細に説明する一実施
例に於いて部及び%は特記しない限り重量比率である。
相対粘度はフェノール/テトラクロルエタン=1/1(
体積比)混合溶媒1%溶液、20℃で測定したものであ
る。
実施例1 相対粘度2.45の艶消剤を金談ないポリブチレンテレ
フタレートをポリマーPtとする。 分子量600のポ
リエチレングリコールを5%共重合したポリエチレンテ
レフタレートで相対粘i1.80、酸化チタン含有率0
.1%のものをポリマーPgとする。Plの15%Na
OH水浴欣、90℃に於けるアルカリ分解速度はPgの
それの約1/10である。
ポリマーP1を芯とし、ポリマーP!を鞘とし、両成分
を芯鞘型に溶解複合紡糸した。285℃の中央部が太い
スリット形のオリフィスから紡出し、冷却オイリングし
て1200=/分の速度で巻取り、86℃で8,6倍に
延伸し、緊張下で150℃で熱処理して、横断面が第5
囚のようなL40dl’IfC単糸20d)の延伸糸¥
1を得た。Ylの横断面の長径は110 ttm、短径
85 am 、扁平率8.14、芯の直径LO,bam
である。
一万、スルホイソフタル酸ナトリウム4%及び分子量6
00のポリエチレングリコール8%を共爪合ポリエチレ
ンテレフタレート(相対粘度1.72、酸化チタン粒子
0.7%含有)をポリマーP3とする。
Plを275℃で溶融紡糸し、1500m/分で巻取り
84℃、8.0倍で延伸し、累張下で145℃で熱処理
して150d/144fの@断面が第18図のようなま
ゆ形(扁平率1,8)の糸Yzを得た。Y:を糸m82
0m/分、フィードプレッシャー5(ポンプ圧)、予熱
温度120℃、スタフィンボックス温度190℃、スラ
ブ負荷8vでパンロン加工し、巻縮数21.8ケ/25
U、加工糸熱水収縮率15.8%の巻縮糸Y!を得た。
Ylを1本、YP、を1本、エアジェツトノズルで均一
に混繊した後80’J!/lnで加熱し、パイル糸PY
ユを得た。
通常のポリエステル紡績糸(単糸1.5 d、40番手
双糸=266d相当)を経及び緯糸地に用い、PYsを
パイル糸に用いてカットパイル織物OP tを得た。C
Piの植毛密度は75ケ所/al、カット長86WのW
型植毛である。
CPIを特開昭56−15486号に開示した方法で遠
心加工する。即ち、CPIを直径1mの円筒(内筒)に
取付け、直径1.1mの円筒状の加工液容器(外周)と
共に、600rpmの速度(遠心先約200G)で回転
させパイルを起立させ外筒の外部より赤外線で加熱し、
円筒温度(パイル雰囲気温度)約150℃とし15分間
熱処理する。仄に外筒にNa1l 15%水溶液をかな
り急激に注入し、内側数面がCPlの基布より15■の
点まで満?、:L、、98℃で10分間処理した後アル
カリ液を排出し、パイルを充分水洗し乾燥した。この処
理で綿毛に相当するYF、は、基布か615m−の点で
切断されたが刺毛に相当するYlの損傷は若干(直径減
少率約8%)であった。
次にNaOH20%水溶液を外筒に徐々に注入し、ます
液面を基布から29鰭の位置に保ち、100℃で15分
局処理し、次いで液面を29mから28txまで40分
間で徐々に移#(加工液を注入)させたのち10分間か
\す23■から29鱈まで移動(加工液排出)させた後
、29mmからは急激に排液し、水洗、乾燥した。この
処理で刺毛の先端部が細化され、先端(第1図A)は7
■の長さに亘り芯ポリマー(P+)が完全に迦出し、そ
の直径は約10μmC&、かのa量)であった。又、テ
ーパ一部の長さく第1図B)は6訪できれいなテーパー
状(価かに多段的)であり、非細化部(毘1図C)の長
さく第1因C)8Mでその長径が108μm、短径84
μmで若干細くなっているが、(点は原形を保っており
、未処理部(根元部とも云\第1図D)の長さは151
mであった。
次に%褐色の分散染料(日本化桑製カヤノールボリエス
テルタークブラウンAs O,11/A)の水溶液を基
布か62腸の点まで満し、98℃で40分間処理し、排
液、水洗後、同じ染料のL2f/を水溶液を基布から1
7調の点まで満し、98℃で40分間処理し、排欣、水
洗し、更にハイドロサルファイド29/l%NaOHI
 W/l、 yミラジンク29/l 、ソーダ灰2 V
/lの混合欣を基布から2ぎ、の点まで満し、70℃1
5分向処理し還元染色を行い、排液、水洗、乾燥した。
この処理で綿毛は淡褐色に、刺毛は17簡より上部が黒
褐色に染色された。
ついで、ニツカサンソルトLM−710W/l。
ハイドロサルファイド5y7t、ソーダ灰8 f/l。
ア芝うジンD 2 f/l、クロルベンゼンl W/を
混台水溶欣を基Y0から27鰭の点まで陶し、98℃で
60分間処理した後、排液、水洗、乾燥した。この処理
により刺毛の先14AJ9 mははy白色に脱色された
次に回転速度を300 rpm (約5 (l G )
に変え、弗素樹脂糸炭水撥油、防汚加工剤、専の水分散
液を基布か61鰭の位置まで鈎し直ちに排出したのち外
筒を加熱し円筒′4囲気温度を約160℃に保ち20分
間処理した。次いで遠心機を止めパイル織物を取外し、
基布の裏面にポリウレタン樹脂水溶液を塗布、乾燥し、
刺毛密度525本/−5綿毛密度10,800本/−の
人工毛皮SFtを得た。
SF、と同様にして、但しカットパイル長50mのもの
も用いて刺毛光@長さく芯ポリマーP、の露出長さ=A
)が種々異なるように処理し、後加工を施して夫々人工
毛皮SF’x〜SFgを得た。
又、Ylと同様にして、但し、芯の直径か極々異なるよ
うに複合比率を変化して得た140d/7f糸をYlの
代わりに用いてCP、と同様に、但しカットパイル長5
0馴のものも作成し、これらを用いてSFIと同様に、
但し、刺毛光′4A長さを細々変化させるように夫々処
理し、稜加工を施して、夫々人工毛皮SF、〜S P 
I+を得た。
F3F、−SF製品の*U毛を極々の観点から比較した
結果を第1表に示す。但し、先端交絡性は交絡の全くな
いものを@印、交絡したものをX印で示−!Jz 柔軟性及びシルエット美観かや1低下する。
本発明の製品は柔軟性、先端の均一性、起立性に富み、
美しいシルエットを呈するが、本発明外のBLlは先端
細化処理をしていない未処理製品の如く、風合は粗硬で
シルエット美観も著るしく劣ったものであった。
本発明の立毛製品は、特に艷消剤含有率の少ない刺毛の
先端を部分的に又は完全に脱色した製品は、光源や見る
角度、浅いは毛のうごきによって光沢及び色調が変化し
、独特の光学的効果を発揮する。この特異な反射性は、
(イ)ベルベットの異方反射に似た明部と暗部が際立っ
た対比を示す、(ロ)立毛の集合部が明るく、散胸部か
暗くなるので立毛を例えは波状に賦形すると、仮雑な立
体的模様か庄じる、(ハ)コートなどに仕立てた場合、
輪郭部が明るく強調され、非常に美しいシルエットを生
するなどの顧著な効果がある。この効果は先端及び細化
部が交絡なく、均−且つ美しく滑らかに仕上けられ、非
細化部か充分太い(長径が大きい)とき最も有効である
比較実施例1 実施例1のYtの代りに、ポリマーP1のみからなるY
lと同様な扁平な横断面の繊維(単糸20d)Yoを用
いた以外はSPtと全く同様に加工して得た人工毛皮を
SFoとする。
得られたSFGの刺毛(芯部なし)の先端は、部分的に
アルカリ分解速度の遅速により直径(約5〜15μmn
)及び長さく釣2〜7 smg )がや\バラツキ、均
一性にや\劣っていた。よく観察すると、中には折れ曲
ったり交絡したものかあり、先端のシルエット美観も劣
っていた。
実施例2 実施例1のポリマーP1の代りに、芯ポリマーとして分
子m18,000.酸化チタン粒子を含まないナイロン
12を用いた以外はSFtと同様にして処理し、人工毛
皮S F l!を得た。この場合は、芯ポリマーのアル
カリによる分解速度は実質的に零である。
5Fttの刺毛は均一性に富み美しく且つ交絡性も低く
触MS(柔軟性)も優れたものであった。
実施例8 実施例1の芯ポリマーとして、分子量18,000酸化
チゆン粒子を含まないナイロン12が4f。
導電性カーボンブラック25%を含むナイロン12(比
抵抗axio’Ω・crn)を8fとした混lIl複合
糸(刺毛中の導電性複合糸の混繊率は42.9%)とし
た以外はSFsと同様に処理し、但し染色はしないで人
工毛皮SFuを得た。
31F□は刺毛の42.9%が芯が黒色で独特の優れた
外観を有し、且つ摩擦帯電圧d 80 V (Sl’t
zは16000’V )であり制電性が優れていた。
又、刺毛先端の芯露出部は真黒、テーノ(一部は黒非細
化部及び未処理部は灰色と色が夏化しており、櫓めて立
体的色調を呈して優れていた。
実施例4 実施例1のY、の代わりに、第7図のような扁平断面糸
とし芯(6)及び外側鞘(8)にポリマーP1、鞘(7
)をポリマーP、とし、芯の長径約28μm、短径約7
μm(平均直径10.5μmlこ相当)になるようにし
、且つ外側鞘を全断面に対する面積比10%となるよう
に複合紡糸し、延伸して、140d/7f (単糸20
d)、横断面の長径110 ttm、短径85 ttm
、扁平率3.14の延伸糸Y!を得た。
CP、と同様にパイル織物を得、遠心加工での刺毛細化
処理時間のみ合計10分間延長した以外はSFLと全く
同様に処理し、SFt+を得1こ。
5FI4の刺毛は先端の均一性、直立性及び細化部の均
一性に優れ、触感並びに美観に優れjコものであった。
特に綿毛切断処理時の損傷(減量)は殆んどなくはy原
形の太さを保ち、且つ先端力S菱形異形による見る角度
や毛うごきにより光沢力;異なり極めて美しい外観を有
していた。
実施例5 実施例1のCPKを遠心加工する除、SFtと同様に、
似しテーパ一部処理を除いたもの、即ち処理数曲を移動
させずに基イロから29mmの位置を保ち100℃で6
5分間処理して人工毛皮8Ftsを得た。
得られたSFtsの刺毛はチー/f−状細化部力5なく
、先端の7訪長だけが急激に細ったものであった。
この製品5F1sはシルエット美観か劣るだけでな、く
先端が折れ曲り易い欠点かある。
実施例6 実施例1に於いて、CPtパイル織物の製織時、地糸の
緯糸に75d/72fのポリエチレンテレフタレート糸
と70d/60f 6ナイロン糸とのエア−ジェットノ
ズルによる混繊糸(80T/M追撚)を用いた。このパ
イル鉱物をSF、と同様に処理したノチ、ベンジルアル
コールと分散剤を含んだ80%水溶液を含浸(絞り率1
20%)させ、100 ’Cのstew水中に15分間
浸漬し、IkJ槓収縮収縮率20%た後、SPlと7同
様に染色、脱色加工して人工毛皮8P+、を得た。SF
+−は収縮処理により、パイル密度は大幅に向上し、S
F+よりも更に高級な製品になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の立毛製品の具体例を示す断面模式因で
あり、第2図は本発向製品の刺毛の先端部の例をボす縦
断凹図である。第8図は本発明外の芯が突出した複合繊
維の縦断面図である。 第4図〜第10図は本発明の製品の刺毛に好適な芯鞘複
合繊維の横断面の例であり、第11図〜第14(8)は
本発明の製品の綿毛に好適な繊維の横断面の例である。 第15iJは本発明の刺毛先端長さと先端直径の好適な
範囲を示す胸係図である。 光f1$rJ乎絢直莞r

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均直径5〜30μmb5mを越える長さで芯が
    露出して形成された先端部と長さ5鵡以上、平均直径2
    8〜200μmではy一様の太さを有し且つその平均直
    径が先端部の2倍以上である非細化部とを有する立毛(
    以下刺毛と記す)を1−当り50〜5000本有する立
    毛本官。
  2. (2)刺毛か先端部と非細化部との間に長さ1〜20絹
    のテーパ一部を有する特許請求の範囲第1項記載の製品
  3. (3)刺毛の他に平均直径22μm以下、平均の長さが
    刺毛よりも少なくとも2顛短かく且つ巻縮している綿毛
    を1−当りa、o o o〜a o、o o o本官す
    る特許請求の範囲第1項記載の製品。
  4. (4)溶解又は分解速度の小さい成分からなり平均ik
    径5〜30μmの芯と、該速度の大きい成分からなる鞘
    とを有する平均直径23〜200μmの複合繊維の立毛
    を該鞘成分を溶解又は分解する処理液によって該複合l
    Ia維立毛の上部を処理して鞘成分を電解又は分解し、
    芯を長さ5鵡を越えて露出させることを特徴とする立毛
    製品の製造方法。
  5. (5)該複合IjaN、立毛と処理液との接触状態を時
    間と共に変化させ、芯が臨出した部分(先端部)と処理
    液が接触しない部分(非細化部)との間に長さ0.5〜
    20讃にわたって太さかテーパー状又は多段的に変化す
    る部分(テーパ一部)を生せしめることを特徴とする特
    許に請求の範囲第4項記載の方法。
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