JPS60215842A - 立毛製品及びその製造方法 - Google Patents

立毛製品及びその製造方法

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JPS60215842A
JPS60215842A JP58212880A JP21288083A JPS60215842A JP S60215842 A JPS60215842 A JP S60215842A JP 58212880 A JP58212880 A JP 58212880A JP 21288083 A JP21288083 A JP 21288083A JP S60215842 A JPS60215842 A JP S60215842A
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core
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polymer
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JP58212880A
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松井 雅男
岡本 種男
成瀬 勉
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Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は立毛製品、特にすぐれた柔軟性、嵩高性、被覆
能を有し、且つ均一で美しく細1ヒされた先端を持つ刺
毛を有する立毛製品及びその製造方法に関する。
毛皮に匹敵する高度の立毛製品を得ようとする試みは多
くなされているが、いまだ不満足なものである。高度な
立毛製品においては、毛皮と同様に太く長い刺毛と細く
短かく巻縮した綿毛の2重構造物が必要とされ、更に刺
毛、綿毛夫々改良すべき課題が多い0本発明の目的は、
すぐれた刺毛を持つ製品及びそれを容易に製造し得る方
法を提供するにある。
本発明の製品は繊度が長さ方向に実質的に変化しない非
線fヒ部、繊度が先端へ向って徐々に小さく々る細化部
及び細い先端からな斡長さ10scs以上の立毛を有す
る布帛状繊維構造物におりて、 (イ) 該非線C上部は横断面において3〜4個の翼状
突起を有し、扁平率1.5〜5、繊度8〜・50dの芯
鞘複合繊維からなり、 (ロ) 該先端は該複合繊維の芯が露出されて形成され
、平均直径5〜25μmのほぼ一様の太さ及び0.3〜
5tmの長さを有し、 eう 該細化部の長さが1〜15腸であることを特徴と
する。
本発明立毛製品の製造方法は繊維形成性ポリエステルよ
りなる鞘とNa OH水溶液による分解速度が該ポリエ
ステルのそれのμ以下の熱可塑性のポリマーの芯からな
り、横断面において3〜4個の翼状突起を有し、扁平率
1.5〜5、芯部の平均直径5〜25μm1繊度8〜5
0dの芯鞘複合繊維からなる長さ10鵡以上のカットノ
くイルを有する布帛状繊維構造物を、回転体に取付けて
回転させ、立毛が起立する方向に遠心力を加えつつアル
カリ水溶液とその接触長さを変えつつ接触させ、先端に
向って立毛を徐々に細化し、先端部において該鞘ポリマ
ーを完全に分解除去することを特徴とする。
本発明立毛製品の刺毛は非細化部、細化部及び先端から
さる。先端は高い均一性が要求される。先端の太さは平
均直径が5〜25μmである必要があり、特に10〜2
0μn1 の範囲が好ましい。同様に、先端の繊度は非
細化部のそれの残塊下、特に外〜V20が好ましい。平
均直径とは断面が円形の場合はその直径であり、非円形
の場合は同じ面積の円の直径とする。先端部の太さは長
さ方向にはソ一様であり実質的に一定とみなされる範囲
(例えば、平均直径の変fヒが30係以内、特に20壬
以内)である、先端の長さは0.3〜5鱈の必要があり
、α5〜2mが特に好ましい、先端が短かすぎては外観
、触感が劣り、長すぎると先端同志が交絡し易い、同様
に先端か細すぎると交絡し易く、太すぎると外観、触感
が粗雑、粗硬となる。
この先端は芯鞘複合繊維の鞘を完全に除去し、芯を露出
させることにより得られるものが均一性にすぐれている
細1ヒ部(テーパ一部)は先端と非細化部とを結合する
部分で、徐々に(連続的又は多段的に、)好ましくは滑
らかに、先端に向って細くなっている。細rヒ部の長さ
は美観及び触感にとって極めて重要であり、1〜15鵡
であることが必要であ如、特に2〜10編が好ましい。
この長さが短かいと先端と非細化部が不自然に接合され
て美観と柔軟性が失なわれる。細化部が長すぎると立毛
の腰、嵩高性、被覆力、光沢などが劣る傾向がある。。
第1図は公知の立毛の先端部の横断面で芯鞘複合繊維の
鞘(1)を収縮させることにより芯(2)を突出させた
ものであるうこの場合は非線fヒ部と先端との移行部で
ある細化部がないため美観、触感が粗雑で劣る。第2図
は、例えばポリエステル(ポリエチレンテレフタレート
など)繊維の先端部をアルカリ水溶液で処理して細[ヒ
(尖鋭rヒ)し九立毛の縦断面説明図である。一般にポ
リエステルなどの立毛を強アルカリ水溶液で(高い速度
、能率で)細1ヒすると、第2図に示すように不規則に
反応が進み凹凸や異常に細い部分などを生じ(先端が曲
ったり折易くなる)、一様な望ましい太さと長さに制御
することが困難である。アルカリ水溶液に対して相対的
に抵抗性の大きh芯と抵抗性の小さl/1鞘とからなる
芯鞘複合繊維を用いることにより、所望の太さ、長さの
先端を均一、容易且つ能藁的に得ることが出来る。
第3図は本発明製品の立毛(刺毛)の先端部の縦断面説
明図である。図において(1)はポリエステルの鞘であ
り、(力は芯であ、、0.(んは先端の長さ、(B)は
細〔ヒ部の長さ、(C)は先端の直径、(D)は非細化
部の直径である。芯は鞘ポリマーよりもアルカリ水溶液
による分解速度が小さい。アルカリ水溶液による分解速
度は、例えばNaOH15%教溶液100℃で繊維を処
理して、その重量減少曲線(時間変化)をめ、重量減少
率が50係時点での曲線の勾配(単位時間当りの言量減
少嘉)をもって表わすことが出来る。芯ポリマーの分解
速度が小さ論はど、先端は損傷することなく露出される
。芯ポリマーの分解速度は鞘ポリマーのそハ、のA以下
が必要であり、特にμ4以下が好ましく、福以下が最も
好ましい。
刺毛の弁組〔ヒ部の形状も極めて重要である。
刺毛は一般に毛皮の表面を覆うので、その外観(嵩高性
、腰ぷ覆能、光沢、色彩、視認太さなど)、触感(柔軟
性、弾力性、滑り易さ)、毛さばき性、断熱性及び軽量
性などに優れてい表くてはなら々い。更に、刺毛の断面
形状は、アルカリ水溶液による細化が円滑に進行するよ
うなもので々〈てはならない。
第4図〜第7図は、本発明製品の刺毛(弁組【ヒ部)に
好適な繊維の横断面の例である1図におhで鞘を(1)
、芯を(2)で示す、第4図は6個の翼状突起を有し、
中心に芯(2)がある。長径を(9)で示し、短径(D
と直角方向で最大内接円CG)の中心を通る径)を(K
)で示す、扁平率は長径/短径の比すなわち(D) /
 (g>である。翼状突起(以下翼と記す)とは最大の
内接円(G)の外側の部分で末端に向って徐々に巾が小
さくなる。末端の内接円例えば(F)の直径は、最大の
内接円(G)の直径よりも小さい必要がある。翼の巾は
単調に末端に向って小さくなる必要があり、くびれ(極
小部)があってはならない、これは、アルカリ処理によ
って、立毛の細1ヒ部が滑らかに細(ヒされるために必
要である。翼端内接円の直径社30μm以下が好ましく
、20μm以下が特に好ましく、3〜10μmが最も好
ましい。同様に翼端内接円直径は短径(K)のμ以下が
好ましく、μ以下が特に好ましい。第4図ではIll 
(51)(32)のなす角度が100度、翼(52)(
55) 、 、のなす角度が85度、翼(55)、(5
1)のなす角度が175度である。
翼の長さ及び角度は扁平率を1.5〜5にするように、
任意に選ぶことが出来る。
第5図は5個の翼の交る角度が第4図とは異な”る例で
ある。芯(2)は第4図のように円形でもよく、第5図
の・ように非円形でもよい。芯は立毛の先端を形成する
重要な成分である。芯の平均直径は5〜25μmである
必要があり、10〜20μmが最も好ましい。
第6図は1つの翼が特に大きく、対称性の低い形の例で
あり、第7〜8図は翼が4@の例である。
刺毛(非細化部)の繊度は8〜5tldである。
太すぎると粗硬となり細すぎると嵩高性、腰及び光沢が
劣る。刺毛繊度は10〜30dが特に好ましい・。刺毛
(非細化部)の扁平率は1.5〜5である必要があり、
特に2〜4が好ましい。
扁平率が大きすぎると、立毛が過度に柔軟となり且つフ
ィブリル化し易くなる。他方扁平率が小さすぎると、立
毛の柔軟性、光沢、被覆能、保温力が劣るうこのように
断面において適度の扁平率及び3〜4個の翼をもつ立毛
は嵩高性、腰、柔軟性、光沢などの点で刺毛としてすぐ
れているだけで磨く、更に毛さばき性、ブラシング性に
もすぐれ、しかも容易に美しく、滑らか且つ均一に細t
ヒ可能であるという優れた特長を有する。
鞘ポリマーは、強アルカ、す(NaOH、KOH等)水
溶液で容品に分解されるものでなければならない、好適
なポリマーとして、例えばポリエチレンテレフタレート
、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンオキシベ
ンゾエート、ポリジメチルシクロヘキサンフタレートな
どの繊維形成性ポリエステル及びそれらを主成分(50
俤以上)とし、第3成分を共重合又は混合した変性ポリ
エステルがあげられる。
芯ポリマーは鞘ボリー−よりも、アルカリ7ト溶液に対
する抵抗が大きいポリマーであし、例えばポリアミド、
ポリオレフィン、ポリビニル、系、ポリウレタン及び変
性度−の低い、又は未変性のポリエステルがあげられる
。芯と鞘とは溶融複合紡糸可能なものが好ましく、更に
相互接着性であることが好ましい、未変性又は変性度の
低いポリブチレンテレフタレート(以下PBTと記す)
は芯ポリマーとして最適のもの一例である。すなわちア
ルカリ7ト溶液に対して抵抗性が大キく、且つ他のポリ
エステル、例えばポリエチレンテレフタレート(以下P
 K T ト記f )に対して接着性があり、しか本曲
げ歪などに対する弾性回復率が高いために、立毛先端の
形を正しく保持し交絡しにくいという特長がある。
PBTの芯と組合せる鞘層のポリエステルの例としては
、1〜50俤の第3成分を共重合又は混合した変性PB
T、PET、変性率(共重合又は混合基)1〜30チの
PET、同様に変性率1〜30係の他の繊維形成性ポリ
エステルなどがあげられる。ポリエステルの共重合によ
る変性の例としては、アジピン酸、セパチン酸などの直
鎖ジカルボン酸、イソフタル酸、スルホイノ7タル酸、
ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、エ
チレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオ
ールなどの直鎖グリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリアルレングリコールな
どのポリアルキレングリコール類などを1〜30係(重
量)程度共重合したものがあげられる。また、混合圧よ
る変性の例としては、ポリアルキレングリコール類、脂
肪族ポリエステル類(ポリエチレンアジペート、ポリブ
チレンアジペート、ポリカプロラクトン等)ポリアルキ
レングリコール/ポリエステルブロック共重合体、脂肪
族/芳香族共重合ポリエステル表どを1〜30係程度m
l′111I混合したものがあげられる。特にスルホン
基やエーテル結合を有する化合物を共重合又は混合した
場合はアルカリに対する抵抗が減少し変性効果が大きい
未変性のPETその他のホモポリエステルもPBTに次
いで芯ポリマーとして好適で、それに組合せる鞘ポリマ
ーは変性PIICT、変性PBTその他の変性ポリエス
テルが好ましい、鞘と芯とを同種のポリエステルとする
ときは、鞘の変性率(共重合又は混合基)を芯のそれよ
りも1〜30%、特に5〜20qb大きいものが多くの
場合好適である。芯、鞘ポリマーへの酸化チタンなどの
艶消剤、着色剤などの添加は任意であるが、良好な光沢
を得るためには艶消剤の添加本は0.5係以下、特に0
.2チ以下が好ましい。
上記芯鞘複合繊維は、周知の溶融複合紡糸によって製造
し得る。両成分を別々に溶融計量し、例えば芯鞘複合比
に〜1150、砦に見〜i/20で複合した後、扁平な
紡糸オリフィスから紡出し、冷却、オイリングし怨取る
。必要に応じ延伸、熱処理した後連続フィラメ:/ト又
は紡績糸の形でパイル糸等として使用する。高速(20
00m/分以上、特に4000m/分以上)紡糸した場
合は延伸が不要な場合もある。またノ(イル糸として使
用するとき綿毛用の糸と合糸、合撚、混紡などして用い
てもよい。
立毛製品の製造法は、周知の)くイル編織機、スライバ
ー絹様、タフティング法、静電植毛法、起毛法等も利用
出来るが、ツクイル編織機が均一性が高く最適である。
これらの方法で、刺毛のカット長を所望の(1111s
s以上)カットパイル製品とした後、必要に応じ綿毛の
切断、刺・毛先端細化、染色、脱色、仕上加工、バッキ
ング、プラシング表どを行ない人工毛皮を得ることが出
来る。
綿毛の繊度は5d以下、特に3d以下が好ましく、α5
〜2dが最も好ましい、綿毛は適度に巻縮していること
が好ましく、断面は円形でも非円形でもよい(例えばヒ
習つタン形や亜鈴形が好ましい)、素材ポリマーはポリ
アミド、ポリエステル、ポリビニル系など自由であるが
、アルカリ水溶液で切断可能なポリエステルが好適であ
る。綿毛の密度は最終製品において3000〜3000
0本/−程度、特に5000〜20000本/d程度が
好ましい、刺毛の密度は200〜2000本/d程度、
特に300〜1200本/DIA程度が好ましく、立毛
がそのような範囲になるよう植毛するととは容易である
また加工工程で基布を収縮させて立毛密度を高めること
も出来る。
本発明者は、遠心力を利用した立毛品の高度な加工法及
びそれKよって得られる製品を特開昭56−15486
号、同56−37554号、同56−49048号、同
57−117648号、同57−121643号等で開
示した。この遠心加工法を本発明に適用し、綿毛切断、
刺毛細rヒ、染色、脱色などを行なうことがでちる。
綿毛切断方法は、刺毛よりも分解又は溶解速度の大きい
綿毛繊維を遠心力で起立させ、基布から所定の距離以遠
の部分をアルカリ未溶液等に浸漬して切断する方法を好
ましく適用し得る。
綿毛切断工程での刺毛の細【ヒ又は損傷を最小限にする
ためには、綿毛のアルカリ水溶液による分解速度が刺毛
のそれよりも大きいことが望まれる。実際は綿毛を刺毛
よりも充分細くすることにより、刺毛と同じポリマーで
あっても早く切断され、そのときの刺毛の損傷をほとん
ど無視し得る程度(直径減少20優以下、l#に一10
俤以下)とすることが出来る。勿論綿毛ポリマーとして
、刺毛ポリマーよりもアルカリ7に溶液による分解速度
の大きいもの、例えばその速度比1.5以上、特に3以
上のものを用いるととkより、綿毛切断による刺毛の細
化、損傷を実質的に無視(重量減少10俤以下、特に5
チ以下)することが出来る。
刺毛先端の細化は、同様に遠心力で刺毛を起立させ、基
布から所望の距#(起点)から他の所望の距離(終点)
までアルカリ7に溶液の浸漬深さを徐々に変えつつ(液
面を移動させつつ)複合繊維の鞘を部分的に溶解除去す
る方法が好適である。勿論立毛の先端は、所望の長さだ
け鞘を完全に除去する。このような立毛細fヒ処理によ
抄、前記翼を有し、アルカリに対し抵抗力の大きい芯を
有する複合繊維は美しく滑らか且つ均一に先端に向って
徐々に細「ヒされる。
立毛の染色、脱色等にも遠心加工法が応用可能であるが
前記特開に詳述したので省略する。
本発明により、均一な先端及び滑らかな細1ヒ部を有す
る美観にすぐれた立毛を有し、更に嵩高性、腰、柔軟性
、光沢、被覆能、触感及び軽量性に優れ、天然の毛皮に
匹敵する高度の人工毛皮を容易に製造し得る。
以下の実施例において部及び係は特記しない限り重量北
本である。相対粘度は、フェノール/テトラクロルエタ
ン=1イ (体積比)混合溶媒1チ溶液、20℃で測定
したものである。
実施例1 相対粘度2.45のPBTをポリマーP1とする6分子
量600のポリエチレングリコール倉5俤共重合した変
性PETで相対粘度1.80酸化チタン含有率0.1%
のものをポリ!−P2とする。Plのアルカリによる分
解速度はP2のそれの約協である。
ポリマーP1を芯とし、ポリ1−P2を鞘とし、両成分
を芯鞘製に溶l1il檄複合紡糸した。285℃のY牢
屋のオリアイスから紡出し、冷却オイリングして120
0m/分の速度で巻取り、90℃で五6倍に延伸し、緊
張下で150℃で熱飽理して、横断面が第5図のような
140d/yt (単糸20d)の延伸糸Y1を得た。
Y1の横断面の長径(D)は95μm1短径(6)40
μm1扁平$ 2.38、翼先端内接円直径10μmく
芯の平均直径15μm(約2.5d相当)である。
スルホイソフタル酸ナトリウム4チ及び分子量600の
ポリエチレングリコール3tsを共重合した変性PET
(相対粘度t72酸化チタン粘子0.7チ含有)を溶融
紡糸、延伸、熱処理したもので150d/l 10 f
、横断面ヒョウタン形(扁平率2.2)の糸をY2とす
る。Y2を撚数2400T/F71.200℃で仮撚し
、弱い張力下220℃の非接触ヒーターで熱処理して抑
制された巻網を有する糸YF2を得た。
Ylを1本、YF2を1本、エアジェツトノズルで均一
に混繊した後90T/mで加熱しPYlを得た。
PY1’)パイル糸に用い、通常のポリエステル紡績糸
(単糸1.sa、4o番手双糸= 266d相当)を経
及び緯地糸に用゛いカットパイル織物OP1を得た。C
tPlの植毛密度は75ケ所/cd、W型植毛パイル長
54鵬である。
CPlを特開昭56−15486冊に開示した方法で遠
心加工する。すなわち、OPlを直径1mの円筒(内筒
)に取付け、直径1.1mの円筒状の加工液容器(外筒
)と共に、60Orpmの速度(遠心力約200G)で
回転させ外筒を赤外線で約150℃に加熱し15分間熱
処理する。次に外筒にNaOH15qbyl溶液゛を徐
々に注入し、内側液面がcpiの基布よl) 22mb
の点まで満たし、100℃で10分間処理した後、アル
カリ液を排出し、水洗した。この処理で綿毛は基布から
22農の点で切断されたが、刺毛の損傷は若干(直径減
少本釣8q6)であった。
次にNaOH20%水溶液を外筒に徐々に注入し、まず
液面を基布から33賜の位置に保ち、100℃で15分
間処理し、次に液面を33I13から27賜まで45分
間で移動させた後排液、水洗した。この処理で刺毛の先
端が細化され、先端は直径#15μm1長さ約5Mであ
り、芯ポリマーはほとんど損傷されていない、なお芯ポ
リマー(PBX)のアルカリによる公簿速度は鞘ポリマ
ーの約賜である。細化部は長さ約7路であり、弁組化部
の長径は約90μm、゛短径は64μnrで、未処理(
根元部)よりは若干細くなっているが、はソ原形を保つ
でいる。
次に、褐色の分散染料の小溶液(濃度o、117Q)を
基布から2鮎の点まで満し、98℃で20分間処理し、
ぢ?液、水洗後、同じ染料のt2117Q)I<溶液を
基布から25鵬の点、まで満し98℃で20分間処理し
、排液、水洗した。この処理で、綿毛は淡褐色に、刺毛
は(23賜よ如上部)が暗褐色に染色された。
次に、ニツカザンソルトCM−7,1ag7i、ハイド
ロサルファイド5g/Q、ソータ灰319/L、アミラ
ジンD2fl/Q、クロルベンゼン1g/2、水溶液を
基布から29 nrの点まで満し、98℃で60分間処
理し、更に徐々に液面を上昇させ30分間で基布〃)ら
26シの点まで到着せしめた後排液、水洗した。この処
理によって刺毛の先端4勘は白色に近い淡褐灰色に脱色
され、その下部約4赫かぼかし脱色された。
次に回転速度を300rpm(約50へ)に変え、フッ
素樹脂系撥水撥油、防汚加工剤の1に分散液を基布から
11シの位置まで満し直ちに排出し、排液後外筒を16
0℃に保ち20分間処理した後、遠心機より取出し、基
布の裏面にポリウレタン樹脂水溶液を塗布・乾燥し、人
工毛皮S71を得た。
比較のため、ポリマーP1とF2を同心円状に複合した
芯鞘複合繊維(円形断面、単糸20d)を前記Y1の替
りに用いて、以下OP1と同様に加工して得た人工毛皮
をSF2とする。
同じく比較のためポリマーP2のみからなるYlと同様
な扁平断面の繊維(単糸20d)をYlの替りに用いて
以下OP1と同様に加工して得た人工毛皮7をSF3と
する。
SF1〜SF5の刺毛を種々の観点から比較第1表 注二 〇=良好、Δ=や\劣る、 ×;劣る上記の例の
ように刺毛の先端を脱色した場合は、特に先端及の均一
性、細化部の円滑性が明瞭に視認され、優れたも9は美
しい印象を与え、均一性や円滑性が劣Zものは粗雑な印
象を与える。特に、艶消剤含有高の小さい刺毛の先端を
部分的に又は完全に脱色したものは、元源や見る角度に
よって光沢が変化し、独特の光学的効果を発輝する。こ
の特異な反射性は、ヒ)ベルベットの具方反射に似た明
部と暗部が際立った対比を示す。←)立毛の集合部が明
るく、散開部が暗くなるので立毛を例えば波状に賦形す
ると、複雑な立体的模様が生じる、(ハ)コートなどに
仕立てた場合、輪郭部が明るく強調され、美しいシルエ
ットを生ずるなどの顕著な効果がある。この効果は、先
端及び細化部が均−且つ美しく滑らかに仕上げられてお
り、且つ非線「ヒ部。
が充分太い(長径が大きい)とき最も有効である。
実施例2 実施例1のポリマーP1のかわりに1芯ポリマーとして
相対粘度1.80PETを用いた以外は、SFlと同様
にして人工毛皮SF4を得た。
この場合は、芯ポリマーのアルカリによる分解速度は鞘
のそれの約弛である。SF4の先端は若干損傷していた
が、sysにくらべると極めてわずかであり、充分美し
く且っ交絡性も低く優れていた。
実施例3 実施例1のSFiと同様にして、但し刺毛用繊維の芯鞘
複合比を変えて、先端直径の変った種々の人工毛皮を得
た。先端の長さは3鵡になるよう反応条件を調節した。
先端の直径と、製品の刺毛先端の性質との関係を第2表
に示す。
第 2 表 実施例4 実施例1のSFlと同様にして、但し刺毛用繊維の扁平
率を変えて種々の人工毛皮を得た。
第3表
【図面の簡単な説明】
第1図は芯が突出した複合繊維の縦断面図、第2図は強
アルカリで細化したポリエステル立毛の先端の縦断面図
であり、第3図は本発明製品の刺毛の先端の例を示す縦
断面図である。 第4図〜命8図は本発明の製品の刺毛に好適な芯鞘複合
繊維の横断面の例である。 第1図 第2図 −−−下−i

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 繊度が長さ方向に実質的に変化しない非細化部
    、繊度が先端へ向って徐々に小さくなる細「ヒ部及び細
    い先端からな抄、長さ10m以上の立毛な有する布帛状
    繊維構造物において、ビ) 該非細化部は横断面におい
    て3〜4個の翼状突起を有し扁平完1.5〜5、繊度8
    〜50dの芯鞘複合繊維からなり、 (ロ) 該先端は該複合繊維の芯が露出されて形成され
    、平均直径5〜25μmのはソ一様の太さ及び11.3
    〜5賜の長さを有し、C→ 該細〔ヒ部の長さが1〜1
    5藤であることを特徴とする立毛製品。 (2) 複合繊維の鞘が絨維形成性ポリエステルで69
    、芯は1JaOH水溶液による分解速度が該鞘のに以下
    である熱可駁性ポリマーからなる特許請求の範囲第1項
    記載の製品。 (5) 先端の平均直径が10〜20μmであり、長さ
    が15〜2語である特許請求の範囲第1項記載の製品。 (4) 細化部の長さが2〜10m5である特許請求の
    範囲第1項記載の製品。 (5) 上記繊度8〜50dで先端線【ヒされた立毛(
    以下刺毛と記す)の他に、該刺毛よりも長さが少なくと
    も5m短かく、繊度5d以下の立毛(以下綿毛と記す)
    を有する特許請求の範囲第1項記載の製品。 (6) 先端がポリブチレンテレフタレート又はポリエ
    チレンテレフタレートである特許請求の範囲第1項記載
    の製品。 (7) 繊維形成性ポリエステルよりなる鞘と、NaO
    H水溶液による分解速度が該ポリエステルのそれのμ以
    下の熱可暖性ポリマーの芯からなり、横断面において3
    〜4個の翼状突起を有し、扁平率1.5〜5、芯部の平
    均直径5−〜25μm1繊度8〜50dの芯鞘複合繊維
    からなる長さ10m1以上のカットパイルを有する布帛
    状繊維構造物を、回転体に取付けて回転させ立毛が起立
    する方向に遠心力を加えつつアルカリ水溶液とその接触
    長さを変えつつ接触させ、先端に向って立毛を徐々に細
    「ヒし、先端部において該鞘ポリマーを完全に分解除去
    することを特徴とする立毛製品の製造方法。 (8) 芯ポリマーのNa OH水溶液による分解速度
    が鞘ポリマーのそれのA以下である特許請求の範囲第7
    項記載の方法。
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