JPH026648A - 立毛シート状物 - Google Patents

立毛シート状物

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JPH026648A
JPH026648A JP1038936A JP3893689A JPH026648A JP H026648 A JPH026648 A JP H026648A JP 1038936 A JP1038936 A JP 1038936A JP 3893689 A JP3893689 A JP 3893689A JP H026648 A JPH026648 A JP H026648A
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勝部 英夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は17毛シート状物に関し、さらに詳しくは潜/
1的にカット端面多先割れ性をイ1するポリエステル系
繊維を用いた風合、外観、制電性、吸汗性、鮮明性およ
び耐へタリ性に優れた立毛シート状物、さらには特に汚
れ除去性に著しく優れたワイピングクロス等に好適な立
毛シート状物に関する。
(従来の技術) 近年、主として天然毛皮風合を志向した風合、外観品位
の良好な立毛シート状物(例えば人−1ニスニード、人
工毛皮)に関する提案が種々なされている。これらの中
で、立毛繊維の先端細化もしくは分割細化に関する提案
としては、 ■ アルカリ溶解性の異なる2種以上のポリエステル系
繊維をパイル糸として用いアルカリ加水分解による地短
パイルを得ると共にパイル先端部を細化させる方法。
(特公昭48−4910号公報) ■ 毛管現象を生成しうる密度を有する束状集合体の−
・端を加水分解剤(アルカリ金属化合物)水溶液中に浸
漬させ、先端部を先鋭化したポリエステル系繊維。
(特公昭50−40195吋公報) ■ 2成分以−1−の複合繊維を分割して極細化する方
法。
(特公昭48−28005吋公報) ■ 複合繊維の一成分を溶剤で除去し、極細繊維のみと
する方法。
(特公昭46−2782号公報) ■ 複合繊維からなる立毛繊維の先端部を剥離分割もし
くは、−成分を溶解除去し、微細繊維化する方法。
(特公昭45−711号公報、特開昭52■ 熱可塑性
ポリマーと該ポリマーとは親和性に乏しいポリオレフィ
ンまたは、ポリスチレンからなる複合繊維を立毛部に用
い、界面活性剤水溶液中で加熱処理することで、該立毛
部の ・成分(ポリオレフィンまたはポリスチレン)を
溶解除去し、かつ立毛把持点または、−γ毛根部に溶解
成分の 部を残すことにより腰のある極細繊維〜“7.
 u /1+帛を得る方法。
(特開昭54−1.472 E38 )■ 複合繊維か
らなる立毛繊維の先端部を剥離分割もしくは、−成分を
溶解除去し微細繊紐状にすることで得られるスェード調
布帛。
(特開昭52−214f38) ■ 相互接着性の低い2成分系分割型複合繊鞘をパイル
糸として用い化学的(−成分溶解)もしくは物理的分割
法により極細分割化したカーフスェード調擬榮、素祠。
(特公昭58−5311号公報) ■ 海島状又は多層貼合せ複合繊維をパイル糸として用
い、アルカリ金属化合物、増粘剤を含む処理液を表面に
付与後、加水分解処理することで立毛繊維先端を分割し
、得られる人造毛皮。
(特開昭56−134272弓) [相] 立毛繊維端部が中空状または、中空端が分繊さ
れたもの、もしくは、ポリプロピレンおよび易アルカリ
溶解性ポリエステルなとの2成分以1・、の−芯または
多芯の芯鞘1町す複合知繊紐をパイル糸として用いて、
芯部を選択的に溶出または加水分解除去することで端部
が細繊化された繊維。
(特開昭5El−1189E32号公報)■ 少なくと
も1ヶ以1−のくびれを有する異形断面繊維をアルカリ
金属化合物、増粘剤を含む処理液を表面に付tj、後加
水分解処理することで、立毛繊組を分割化する人造毛皮
(特開昭55−128044号、特開昭58−8181
号、特公昭Eft−15178号公報、特公昭62−2
1902号公報)[相] 特定異形断面形状の5金属ス
ルホイソフタル酸変性ポリエステル系繊維をカットする
ことで、カット先端を分割化する立毛布。
(特開昭62−41346号) なとが知られているが、I−記■■については、繊維先
端部の細化ノJ法が先鋭化によるものであり、本発明で
11う極細先割化にはあてはまらない。又、■■■■■
■■なとの各種複合繊維を立毛繊維として用い、分割ま
たは・成分溶解除去することにより極細細化する方法は
、複合繊維製造が複雑で経済性に欠けるだけでなく、特
殊な分割−Iで程や溶剤処理−[程が必要なため、後加
1ユニ程−1−の設備・安全性・環境25染などの点で
制約を生じ易い。また、これらの方法では立毛繊維先端
部の分割数は、複合繊維成分数と紡糸ノズルホール数に
依存するため極細分割化数には限度があるだけでな(、
分枝を伴なった極細先割れ化は得られない。又、[相]
■@などの特殊異形断面糸を立毛繊維として用いる方法
は異形断面形状の易分割型繊維を用いるため分割数を1
0以」―特に80以りにすることは、実用的に極めて難
しく、極細分割化がいずれも不充分である。
(発明が解決しようとする課題) 1−記のごと〈従来技術では、いずれも−1毛用涼糸製
造が複雑で絆済的に不利である。繊維先端先鋭化による
もの、複合繊維もしくは、特殊異形断面繊維によるもの
は、原理的に極細分割化数に限度があるため、風合、外
観品位改y(には限度がある。さらに従来技術では、風
合、外観品位改;I′f効果以外に制電性、吸lI−性
、鮮明性を兼備する多機能性極細先割れ立毛ンート秋物
の提案は全くなされていない。
本発明は−1−記繊維先端先鋭化法、複合繊維技術もし
くは、特殊異形新曲技術を用いることなく、:’t、 
LMll M(先端部か極細先割れ化することで風合外
観品位を人1+に改善し、かつ制電性、吸汗性、吸水性
、鮮明性および耐ヘタリ性を有し、ワイピングクロス等
の用途におい°Cは、さらに汚れ除去性を有する立毛シ
ート状物を経済的に得ることを[j的とする。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明は先端部が10〜500本の極細繊維に先
割れした立毛繊維を有する立毛ンート状物であって、前
記極細繊維は長さ10戸以十、であり、+1’J記極細
繊維中に分枝を自した極細繊維を金白することを特徴と
する\γ毛シート杖物である。
さらには、先端部が50〜500木の不定形断面の極細
繊維に先割れした\r毛繊維を有する立毛シート状物て
あって、前記極細繊維の長さが1101J〜2■てあり
、前記立毛繊維の繊維97部が0. 3〜10デニール
であることを特徴とするワイピングクロス用に特に好適
な立毛シート状物である。
また、本発明の立毛シート状物中の11毛繊維は、\7
.刊繊維の下部の非分割部の側面に、繊維長さ方向に少
なくとも1戸以ドの間隔で連続した多条溝を有すること
も特徴の1つである。
本発明における立毛繊維の先端は、短繊維先端もしくは
長繊維を起毛、カット等の物理的処理により切断して得
られる立毛繊維先端を意味する。
又、本発明における先割れ状態は、?11なる分割純化
によるものではなく、分割繊維先端部に1〜10μ程度
の分枝化が見られるものを含むものを意味する。この分
枝化のためにより風合、触感さらには汚れ除去性が優れ
る。先割れ状態は風合、外観、特性、立毛繊維の耐ヘタ
リ性さらには汚れ除去性に大きく影響するため風合外観
特性の点から好ましくは80分割以−1−の先割れ化が
、叉、耐ヘタリ性の点ては、先割れ繊維長さが1077
111以I−2開以ドが特に望ましい。\″1.11=
1.11=繊維非先割れ部の比は1:1〜1:100が
立毛繊維に腰を持たせる」二で好ましい。
立毛繊維の繊維幹部の太さは、0.3〜10デニールか
風合、耐へタリ性、さらには汚れ除去性の点から好まし
い。
本発明における\ン毛繊維としてはポリエステル系繊維
が好ましく、ポリエステル系繊維は、加水分解剤の後処
理で立毛繊維先端の極細先割れ化が可能なもので例えば
、ポリエチレンテレフタレート系、イソフタル酸変性、
ポリエチレンテレフタレート系もしくは5−金属スルホ
イソフタル酸変性、ポリエチレンテレフタレート系ポリ
マーにポリアルキレングリコール系もしくは、ポリエチ
レンオキサイド/ポリプロピレンオキサイド系制電剤あ
るいは、該制電剤に必要に応じて無機微粒子を加えた非
相溶乾式紡糸、例えばチップブレンド2大で得られる。
ここでポリアルキレングリコール系等の制電剤は、ポリ
エステル繊組に制電性、吸?i性、吸水↑/lを付1ノ
する以外にS”/、 LMlt 114(先lHf11
の極細先割れ化を得るため、その種類、使用量は極めて
正型である。
・方無機微粒子を加えた場合は無機微粒子は加水分解に
よる後処理で繊維表面に凹凸を付与し、深色鮮明性を付
与できる。
良好な先割れ効果を得るためのポリアルキレングリコー
ル系制電剤としては、分子量1000以り好ましくは5
000〜5万、更に好ましくは1万〜2,5万のポリエ
チレングリコールを使用し、その添加量は繊維ポリマー
当り1〜5重量%好ましくは2〜4重量%添加が望まし
い。
深色鮮明性を得るためには、無機微粒子を紡糸前または
紡糸時に加えるのが好ましく、無機微粒子としては、シ
リカ、ジルコニル等の化合物が挙げられるが、特にリン
酸ジルコニルが好ましく、その添加量は、ジルコニル原
丁控算で繊維当り100ないし101000pp特に5
00−900ppmが深色鮮明性、製糸操業性の点で好
ましい。
叉、本発明における立毛シート状物とは、1713編物
、\γ毛織物、立毛不織布および一″I℃植毛物なと全
ての\rLンート状物か含まれ、ワイビングクロス用に
好適な立毛シート状物も含まれる。また、本発明の先端
先割れ繊維と非先割れ繊維とからなる立毛繊維を有する
立毛シート状物も含まれる。
また、本発明では立毛繊維先端が少なくとも10分割以
」−1好ましくは80分割以上に先割れし、かつ先割れ
繊維下部の未分割繊維側面に繊維長さ方向に少なくとも
1μ以下好ましくは0.5μ以ドの間隔で連続した多条
溝をイrすることをも特徴とする。ワイピングクロス用
の場合は50分割以上が特に好ましい。
ここで立毛繊維先端の極細先割れ化もしくは、先割れ繊
組下部の未分割繊維側面への繊維長さ方向への多条溝化
を達成させる手段としては、本発明におけるポリエステ
ル系繊維からなる立毛シート状物を加水分解剤、例えば
アルカリ金属化合物(水酸化ナトリウ11、水酸化カリ
ウム)やアミン化合物(脂肪族アミン、刀香族アミン)
を含む処f111液中て液流ド処理するあるいはアルカ
リ液コーティング処理する方法や、該処理工科の前後い
ずれかで起し、ブランノング、バッフィングなとの物理
的方法を併用する方法などが挙げられる。
良好な先端極細先割れ化および繊維側面多条溝化をjυ
るためのアルカリ減量率は、少なくとも5重量%以」−
40重量%、好ましくは、8重量%ないし30重量%が
風合、外観品位、制電性、吸汗性、鮮明性および立毛繊
維の耐ヘタリ性の点で1、〜に好ましいる。
アルカリ減量率が40%以−1−を越えると、制電性、
耐ヘタリ性、さらには汚れ除去性の点で好ましくない。
又、アルカリ減に率が5%以ドでは立毛繊維端部の極細
先割れ化が不充分のため、良好な風合、?’yれ除去性
を得ることはできない。
又、前記先端先割れ繊維と非先割れ繊維からなる極細先
割れ立毛シート献物における非先割れ繊維とは、本発明
における加水分解剤(例えばアルカリ金属化合物)処理
時、9毛繊維先端が分割化もしくは分枝を含む先割れ化
が生しない繊維であり、例えばポリエステル系、ポリビ
ニール系、ポリオレフィン系、アラミド系なとの耐アル
カリ性を(−iするものであれば良く、先端先割れm紐
と混繊、交撚、交織編混紡などの方法で混用使用される
特に先端先割れ繊維と非先割れ繊維を混用した極細先割
れ立毛シート状物で良好な風合、外観品位、耐ヘタリ性
を得るためには、非先割れ繊14tの熱収縮率が先端先
割れ繊維の熱収縮率より5%以に、好ましくは10〜2
0%大きくすることで、立毛部上部は先端先割れ繊維1
00%、立毛部゛上部は後工程での乾熱もしくは液熱処
理時の熱収縮差により非先割れ繊維が混在する極めて、
耐へタリ性の優れる極細先割れ立毛シート状物が得られ
る。又、ここで先割れ繊維と非先割れ繊維の染色性が異
なる場合は、立毛上下部もしくは部分的に異色調にする
こさができる。
尚本発明におけるe7毛シート状物とは、前記のごとく
潜イ1的にカプト前条先割れVlを有するポリエステル
系繊維を紡績糸、搾過フィラメントなどのL別系にして
編物、織物、不織4]として用いるか、フィラメント系
の場合は起毛、カット、バッフィングなきて\′Itン
ート状物とした後に用いられる。
立毛編物とは、ボア調、シール調の裏毛編、ダブルラッ
セル編、プラッシュ編などの添毛織やハイパイル編、パ
イル丸編、パイル経編などの起毛品やシャーリング品が
、又、立毛織物きしCは、紅毛ビロード織または緯糸ビ
ロード織などの添毛織あるいは経二重織、ヨコ朱子織、
ヨコ綾織などの起毛品が又不織布とはニードルパンチ方
式などの不織布である。
以上のごとく、本発明によれば、アルカリ処理による繊
維先端、先鋭化技術、条割法、多芯芯鞘高分子配列法な
どの複合繊維化技術もしくは、特殊異形断面技術を用い
ることなく、高分子量のポリエチレングリコールなとの
ポリアルキレングリコール系制電剤およびリン酸ジルコ
ニルなどの無機微粒子を特定績ブレンドしたポリエステ
ル系繊維で、潜在的に立毛繊維カット端面に多先割れ性
を付り、でき、立毛シート状物を形成させた後、アルカ
リ金属化合物を含む水溶液で後加工することにより、’
、’/:’n繊維先端に極l4II先割れ化もしくは、
極細先割れ化と立毛繊維下部の未分割繊維表面に繊維長
さ方向に1μm以下の間隔で多条溝を形成させることが
できるため、風合、外観品位、制電性、吸汗性、深色鮮
明性および立毛繊維の耐ヘタリ性の良好な、さらには汚
れ除去性に擾れた極細先割れンート秋物を経済的かつ容
易に得ることができる。
また該先割れ繊維と少なくとも5%以]二熱収縮率の高
いおよびまたは染色性の良なる非先割れ繊維を立毛繊維
として混用する方法で、上記効果の中で特に耐ヘタリ性
を人中に向上させ、しかも異色効果の良好な極細先割れ
ンート状物を容易に得ることもできる。
また本発明の極細先割れ立毛シート状物は、通常アルカ
リ加水分解後、−殻内な染色、仕1−1げ加りをほどこ
して製品化されるが、染色後、アルカリプリント法など
の1段にて、柄状部分のみ極細先割れ化を得ることも可
能である。
又、什1・加1時、生地ンワ防市や熱接着のため、アク
リルポリウレタン、塩化ビニル樹脂やホットメルト樹脂
などの仕上剤を含浸、バッキング、グソフスプレー、コ
ーティング等の方法で付!了することもii7能である
さらに、ワイピングクロスとして汚れ除去性を史に改善
するため、水溶性もしくは分散性ポリエステル系あるい
はシリコン系樹脂のアルキレンオキサイド付加物を常法
、例えば吸尽法もしくc↓パッド法にて適量付り、する
ことも可能である。
(実施例) 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 テレフタル酸1000部、エチレングリコール787部
、トリエチルアミン1.8部及び三酸化アンチモン0.
4部をオートクレーブに仕込み窒素置換後、ゲージ圧2
.5kg/cIilに加圧して240°Cで生成する水
を蒸留塔より連続的に除去しながらエステル化反応を行
った。反応開始後120分絆過後放圧しエステル化率が
95%の生成物を得た。この生成物に、酢酸ジルコニル
のエチレングリコール溶液(50g/(1,)を得られ
るポリマーに対しシルコウム原子換算1度で800pp
mとなるように加え、10分撹拌後トリメチルホスフェ
ートを酢酸ジルコニルの2倍モルとなるよう加え、さら
に10分撹拌後、100g/eの濃度のトリメチルホス
フェートのエチレングリコール溶液をリン原子換算濃度
で得られるポリマーに対し1l100ppと常圧、窒素
雰囲気下で10分間撹拌した。
ついで240℃に昇温した重縮合反応器に移送し、60
分を要して275°Cまで昇温しつつ反応系の圧力を徐
々に下げてQ、lmmHgとして更に同温同圧で100
分間重縮合反応を行なった。
窒素で常圧にもとした後、ポリエチレングリコール(平
均分子量20,000)にあらかじめヒンダードフェノ
ール系の酸化防11−剤である、1゜3.5−)  リ
 メ チ ル 2.  4.   E3−  ト リ 
ス (3、5−ジターシャリ−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン(チバガイギーネ1製、商品名イル
ガノックス・1330)を1.0%添加し、溶融化混合
したものを、ポリエチレングリコール含有酸が2重量%
となるように加えて重合を完結し、極限粘度〔η)0.
635(フェノール/テトラクロルエタン=6/4の混
合溶媒中30°Cで測定)のポリエチレングリコールお
よび内部粒子含有ポリエステルを得た。同ポリマーを紡
糸温度285℃でオリフィス径が、0.9mmφの30
ホールの紡糸ノズルより1ノズル当り42gの吐出量で
押し出し、1300m/mlnで巻きとり290デニー
ル30フイラメントの未延伸糸を得て、常法で2.9倍
に延伸し、100デニール30フイラメントの延伸糸を
得た。該延伸糸をパイル糸とし、地糸に通常ポリエステ
ルフィラメント100デニール48フイラメントを用い
、22Gダブルラッセル機で編成、センターカット後、
立毛布帛を得た。得られた該立毛布帛を190℃下60
秒間乾熱処理後、60g/Q、の水酸化す) IJウム
水溶液で90℃下15%減量加1−を液流染色機を用い
て実施後、水洗酢酸中和後、常が、液流染色機で130
℃ド分散染色、還元洗滌、乾燥後160℃−ドロ0秒間
乾熱仕1−セットした。
t−Jられた1γ毛II+帛の性能を第1表にワイピン
グクロスとしてのt’l能を第2表に示した。
比較例1 実施例1でポリエチレングリコールを加えない以外は全
く同条件で、内部粒子か内在する100デニール30フ
ィラメントの延伸糸を得た。該延伸糸を用い、実施例1
で、同条件でダブルラッセル編地製立毛布帛の染色仕!
−品を得た。その性能を第1表および第2表に示した。
比較例2 実施例1で酢酸ンルコニル、トリメチルホスフェート、
およびポリエチレングリコールを加えない以外は全(、
同条件で通常の100デニール30フイラメントの延伸
糸を得た。該延伸糸を用い実施例1と同条イ/1て、ダ
ブルラッセル編地製立毛布帛の染色仕1品を得た。その
性能を第1表および第2表に・j<シた。
実施例2 実施例1て得られたポリマーを用い、Q、8mmφのオ
リフィス径のノズルより紡糸lr、A度280″C弔孔
当り0.6g/分の吐出■1て1300m/分で引取り
、1.1糸が4.2dの未延伸糸トウをj!Jた。
同未延伸糸を3.3倍に延伸熱セット、機械捲縮後、3
8−mにカットし、1.4d138mINのポリエステ
ル綿を得た。同線を用い60′S/1の紡績糸を作り綾
織物を得た。同右を精練プレセラ;・後、60g/σの
水酸化すトリウム水溶戚中で18%絨I加玉した。1r
il 4+帛を通常の染色加工後、起毛仕−1−後、1
60℃ドロ0秒間乾熱仕十セットした。
得られた9毛布帛は、1γ[M先端の分割数が中均85
の先割れ、先割れ長さ901i1n、繊維側面の繊維長
さ方向に1.0.J当り38ケの多条溝を有するもので
、風合外観品位の極めて優れたしかも制電性、吸?1・
性の良好な立毛布帛を得た。その性能を第1表に示した
実施例3 実施例1と同条件で得られたポリエチレングリコール2
重都−%、および内部粒Y金白ポリエステルフィラメン
ト75デニール24フィラメント糸と、該延伸糸の乾熱
収縮ヰ(より20%人きい〕1先割れ型、塩基性11工
染型ポリエステルフイラメント75デニール24フイラ
メント丸中空断面糸を混繊後、得られた混繊糸をパイル
糸とし、地糸に通常ポリエステルフィラメント100デ
ニール30フイラメントを用い、22Gダブルラッセル
機で編成、センターカット後、得られた立毛布帛を19
0″C下60秒間乾熱ブレセット後、液流染色機にて、
130℃ド分散染料およびカチオン染料を用いて、染色
加工後、立毛布帛表層のみ水酸化ナトリウム/耐アルカ
リ性糊剤を含む増粘ペーストを用いて柄状に全面に印捺
後、100℃下スチーミングを実施、水液、中和、乾燥
ブラッシング後、160°C下で乾熱仕Lセットをし、
立毛布帛を得た。
得られた立毛布帛は、立毛部先端が150分割し、しか
も、非先割れ繊維が〜y毛毛先先端りやや一上部に存在
する異色)1毛布帛が得られた。その性能を第1表およ
び第2表に示した。
t’Jられた−7を布帛は、風合が極めて、ソフト、か
つ、制電f/1、吸11↑/1、吸水性に優れるだけて
なく、パイル糸の耐ヘタリ性も良好であり、ワイピング
クロスとしても好適な異色立毛布帛であった。
実施例4 実施例1で得られたポリマーを用い、紡糸温度280℃
で、30ホールノズルより押し出して、1300 m/
minで巻きとり、300デニール30フイラメントの
偏平未延伸糸を得て、常法で3倍に延伸し、100デニ
ール30フイラメントの偏平延伸糸を得た。該偏平延伸
糸は繊維断面たて/よこ長さ比が5の長力形状偏平繊維
であった。
該偏平延伸糸をパイル糸として、地糸に通常ポリエステ
ルフィラメント100デニール48フイラメントを用い
22Gダブルラッセル機で編成、センターカット後、立
毛布帛を得た。
得られた該立毛布帛を110°C熱ブラシ後190℃ド
ロ0秒間乾熱処理後、60 g/ Qの水酸化ナトリウ
ム水溶液で、90℃下20%減計加1−を液流染色機を
用いて実施後、水洗、酢酸中相後、常法液流染色機で、
130°Cド分散染色、還元洗條、乾燥後、160°C
’F’ 60秒間乾熱什1−セットした。jllられた
\1毛JJ帛のワイピングクロスとしての性能を第2表
に示した。
実施例5 実施例1と同条件てjすられたグブルラソセル編地染色
イ11を用いて、ポリエステル系防lQ剤5R−100
0(+:1+松浦脂社製:ソイルリリース剤)を該凡r
t編地重計当り2%となるようバンド法で付!j4後、
乾燥、ブラソンング後、160°Cドロ0秒間乾熱イ1
−1−セットした。ワイピングクロスとしての性能を第
2表に示した。
評価法 ■ パイル糸先割れ、分枝及びパイル糸側面表面状態 x7毛イIJ帛表面を、白金蒸着後、走査型電子顕微鏡
にて、5000倍に拡大し、立毛布先端先割れ部及び側
面の表面状@(先割れ長さ、先割れ部の分枝打無、パイ
ル糸側面多条溝数)を30ゲ所111測しその平均値を
算出した。
■ パイル糸先割れ本数 \γ毛布帛表曲繊維をアクリル樹脂て包埋後、ミクロト
−ムでカット後、先割れ部の断面写真を得、700倍の
写1゛〔より1−1視て純化分割本数を計測した。
■ 深色性の、f:¥価 染色仕−に布を11視判定し、3段階に分類評価した。
O:レギュラー糸より深色である。
△:レギュラー糸とくらべ人差ない。
X:レギュラー糸より淡くみえる。
■ 触感評価 染色布帛を感能評価し4段階に評価した。
4級ニドライでキシミ感がありタッチがソフトである。
3級:タッチがソフトであるがぬめり感がつよい。
2級ニドライであるがソフト感がない。
1級:ごわごわし、かつぬめり感がつよい。
■ 制電v1 、ll5L1094  オネストメーターによる゛1′
、減期(秒)で評価した。
■ 吸水性(吸lト性):水滴吸収 20°C165%RHドで24時間調湿したサンプルを
水・1tに置き、高さl amからビウレットで純水(
20°C)を1滴(0,03cc)滴士後、水滴がサン
プルにに拡がり、鏡面反射が完全に消失する時間(秒)
で評価した。
(測定回数5回) ■ 耐ヘタリ性 \γ毛毛布大表面20°C165%RH下で、80 g
 / c+fl相当の5 cIIX 5 cm而面の荷
重下24時間放置後、除荷型24時間後のパイル糸へク
リ性を1」視判定し、5段階に評価した。
5級:へタリ全くないもの。
4級二へタリ極めて少ないもの。
3級:へタリ少ないもの。
2級:へタリ人きいもの。
1級二へタリ著しいもの。
■ 汚れ除去性 5 cm角透明ガラス板1.に、タバコ灰/スクワレン
/パラフィンワックス/トリオレイン/トリステアリン
/パルミチン酸/オレイン酸をそれぞれ40/10/1
0/10/10/10/10重量部の割合で含む人工汚
れを、パークレン11111!当り201Ig相当昂分
散・溶解させた人」−汚れ溶液としてガラス表面に均一
に付着・乾燥させた後、10cIN角立毛布にて、3回
繰返しふき取り後のガラス表面の2られ残留程度を目視
判定し、5段階に評価した。
5級ニガラス表面に全く汚れがないもの。
4級二   〃 の残留汚れが極めて少ないもの。
3級:〃〃   少ないもの。
2級:〃〃   多いもの。
1級:〃〃   署しく多いも の。
(発明の効果) 本発明はポリエチレンテレフタレート系ポリエステル等
のポリマーに対して、非相各型の特定高分子量のポリア
ルキレングリコール系なとの制電剤および必冴に応して
ジルコニル化合物なとの無機微粒子を繊維内添剤として
、少量(5重量%以ド)ブレンド紡糸する方法で、潜在
的に力、ソト端1f0多先割れ性を有する繊維が得られ
、該繊維゛をりf毛ンート状物とした後、安価で汎用性
の晶いアルカリ金属化合物水溶液で加水分解処理する方
法で、容易にしかも再現性よく、極細先割れシート状物
を得ることができるため、 ■ 複雑な特殊複合繊維や、特殊異形断面繊維を用いた
分割もしくは溶111細化法に比べて、経済的である。
■ −χL繊維先端を10分割以I−500分割に極細
化でき、しかも、九割部に1〜10I」長さの分枝を含
む、極細先割れ化が+if能。
■ 風合、外観品位改善効果が太き(、しかも制電性、
吸11性、吸水↑11(ポリアルキレングリコール系制
電剤添加効果)、深色1明性(内添剤アルカリ減量後溶
出し、繊維側面に多条溝を形成させた効果)および耐ヘ
タリ性(立B繊維先端部のみ極細先割れ化した効果)、
さらには2Tjれ除去性が優れる。
■ 高収縮、異染型の非先割れ繊維と混用することで更
に耐ヘタリ性か向上し、かつ異色調の極細先割れ、立L
シート状物が得られる。
■ 非相溶型制電剤添加(iが少ないため、耐光堅牢度
低丁がほとんど無い。
■ 高密度感(カバリング性)の良好なs:j ℃シー
ト状物が得られる。
などの優れた長所を何するため、新規な人1−毛皮調シ
ート状物として、衣料、自動申内装祠、インテリア、寝
装ベビー用途など、さらには、立毛ワイピングクロスと
して、眼鏡ふき、半導体産業、コンパクトディスク、宝
石、操船−1:、j’[、珠加1゛用なとの多分野にお
いてイ]用である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に使用される極細先割れ
ポリエステル繊維の原糸およびアルカリ減hl処理後の
極細先割れ繊維先端部の状態を示す走査型電顕写1λで
ある。 第3図と第6図は、極細先割れ繊維と、非先割れ繊維を
用いた1γ毛経編地の生機、第4図と第7図は、アルカ
リ減量染色什」−後の立毛繊維状態を示す編地断面図で
ある。 第5図は極細先割れ繊維と非先割れ繊維異収縮混繊糸を
用いた立毛経編地のアルカリ減量染色仕上後のX7.毛
繊維状態を示す編地断面図である。 1 :極細先割れポリエステル繊維(丸断面)先割れ前 2:非先割れカチオン1M染型ポリエステル繊維(丸中
空断面)訪収縮タイプ I゛:極細先割れポリエステル繊維(丸断面)先割れ後
(分散染色品) 2′:非先割れカチオン可染型ポリエステル繊維(カチ
オン染色品) 3 :極細先割れポリエステル繊維(丸断面)4ニーI
I先割れポリエステルm卸 5ニゲランド糸 6 :極細先割れ前のポリエステル繊維(偏平断面) 6′:極細先割れ後のポリエステル繊維(偏平断面)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)先端部が10〜500本の極細繊維に先割れした
    立毛繊維を有する立毛シート状物であって、前記極細繊
    維は長さ10μm以上であり、前記極細繊維中に分枝を
    有した極細繊維を含有することを特徴とする立毛シート
    状物。
  2. (2)先端部が50〜500本の不定形断面の極細繊維
    に先割れした立毛繊維を有する立毛シート状物であって
    、前記極細繊維の長さが10μm〜2mmであり、前記
    立毛繊維の繊維幹部が0.3〜10デニールであること
    を特徴とする立毛シート状物。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009254560A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Kuraray Co Ltd 網戸清掃用払拭布及び網戸清掃具
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JP2015505917A (ja) * 2012-09-21 2015-02-26 クレンボン カンパニー リミテッド カットループ組織を有する生地、その製造方法及びそれを用いた製品
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JP2015215353A (ja) * 2010-04-21 2015-12-03 ピュリタン・メディカル・プロダクツ・カンパニー・エルエルシー 採取デバイスおよび材料

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