JPS60224881A - 着色スエ−ド調布帛 - Google Patents

着色スエ−ド調布帛

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JPS60224881A
JPS60224881A JP4626385A JP4626385A JPS60224881A JP S60224881 A JPS60224881 A JP S60224881A JP 4626385 A JP4626385 A JP 4626385A JP 4626385 A JP4626385 A JP 4626385A JP S60224881 A JPS60224881 A JP S60224881A
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JP
Japan
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dyed
spun
core
pigment
sheath
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JP4626385A
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English (en)
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JPS6237152B2 (ja
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Kazuyoshi Okamoto
岡本 三宜
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は着色スェード調布帛に関するものである。
例えば、自動車シート用スェード調素材及び家極細繊維
を原料着色CyX着というンし、耐光堅牢度などを上げ
るという試みは、あまり行なわれていないようである。
就中、淡い色に(カーボンブラックを少し入れる程度で
は灰色1こなる。繊維が細い)−濃い角が出りい)普角
すAIJ汎1寸−名ビの問題点を含み、当初普通の人が
考える程単純にはゆかず、驚く程困難なものであること
がわかった。
すなわち、原着ポリマを用いて紡糸し、極細にすれば良
いと考えるだけでは、極細繊維を用いた人ニスニードな
どには、工業的な意味で、容易にはなし難いことがわか
った。これらの問題点の数々の例を示すと次の通りであ
る。
(1)極細でしかも発色を十分に出すには、顔料 、。
を相当多く(1〜10%)混入しなければならず。
このような場合には。
A、紡糸し難い(例:糸切れ、孔詰り、フィルター詰り
、P正異常上昇) B、繊維が弱い。
C0繊維を高次加工に必要なケン縮付与のためクリンパ
−にかけるなど強い機械的アクションを加えると表面か
らの色の脱落が起る。延伸を含めて繊維油剤が着色する
ことさえある。
(2) スェード調シートの場合、ポリウレタンの加工
を行なったり、或いは製品にしたとき或いは加工中にド
ライクリーニングや洗浄を行なったりするが、かかる場
合の溶媒に対して、繊維が極細である故に溶媒が浸透し
やすくかつ表面積が大きく、顔料が溶は出たり1分散し
て出てくることが起ることを見出した。すなわち9例え
ばジメチルフォルムアミドやトリクロールエチレン、ノ
く−クロールエチレンに対する耐性が問題になる。変色
や他のものへの移染が起るのである。
(3)極細繊維を作る場合、その手段の中で、容易なも
のの一つに多成分同時紡糸法がある。
その場合、目的とする1成分(これが極細繊維を形成す
るとする)を原着にしておいても、溶融紡糸中において
さえ拡散し、希望しない成分に移行することが再三ある
これらのいくつかの理由のために、不織布ペース(編物
ペースも含む)、織物ペース及びこれらの組み合せによ
る人ニスニードの原着品が作り難かった(もちろん別に
生産管理に伴なう問題も考えられた)。
本発明の目的は、かかる諸欠点のいくつかを解決し、市
場に実質的な意味で出しうるような原着スェード調布帛
を提供することにある。
本発明は、これらの問題を解決するために鋭意研究した
結果、遂に本発明に到達したものである。
その骨子は9次の通りである。
(1) 0.7デニ一ル未満の極細繊維であって、該極
細繊維は実質的に芯さや型構造であり、該芯は原料着色
され、該さやは原料着色されていないかまたは該芯より
も薄く原料着色されている極細原着繊維によって立毛の
主たる部分が形成されていることを特徴とする着色スェ
ード調布帛。
次に構成の詳細及び好ましい条件について述べる。
本発明の着色スェード調布帛の立毛部の主たる部分に用
いられる極細原着繊維のデニール(芯さや)は、0.7
デニ一ル未満がスェードとして好ましいが、特に好まし
くは0.3デニール以下である。
その理由は、スェードにした時、タッチがなめらかであ
るばかりでなく、スェードエフェクト(ライティングエ
フェクト)が良く出るからでもある。後者程極細となる
と問題点もはっきりし、従って本発明の効果が一層はつ
きりしてくるからでもある。また、あまり細すぎては、
効果がわかりにくいし実施するのに不都合が生ずる場合
があり。
0、001デニ一ル以上、特に005デニ一ル以上が好
ましい。芯さや構造は1つの芯に(丸、角。
多葉などの形は特定しない)1つの被覆成分がとりまい
ているものであり、芯が偏心しようと中央にあろうと差
支えない。さやなどの外形について1成分が多数に独立
し、そのまわりを少なくとも他の1成分が介在したり、
とりまいたりしているものとここでは定義することにす
る。島や海の形状も特定しない。かかる構造の繊維を含
有する多成分系繊維とはもう1成分以上(普通3成分複
合紡糸)が加わって、それらの複数間に介在して接着し
たり、とりまいたりしたものを指す。第1〜5図はその
例を示すものでAは芯、Bはさや、Cは介在成分を示す
。これらの繊維には芯さや型繊維がいずれにも含有され
ている。
かかる繊維を紡糸する方法については、2成分及び6成
分紡糸に関する種々の提案によって明らかにして来てお
り、またそれらの延長から比較的容易に実施しうる。
本発明は、導電性繊維を作るために、芯に多量(例えば
30〜50チ)のカーボンブラックを入れたものとは、
目的からして全くことなるものであり、デニール次元の
大差、芯成分の量、明白な用途の差、極細に伴なう独特
な問題点の差などから明瞭に異なっている。
また、延伸性向上のため、白化作用のある酸化チタンを
添加してしまったものなどとは、実質的な作用効果など
から完全に異なるものである。また大デニールでは2本
発明でいうような、多くの回避したい問題を含むことも
ないので1本発明のような特別の構成をとることも不必
要である。
本発明では、被覆成分をもつ極細繊維であるので、若干
色がうすくみえたりするが、何ら本発明の有効性をそこ
なうものではない。かかる点て被覆成分(さや)に屈折
率の小さいポリマを選んでおくことができれば一層好ま
しい。
かかることが出来ない場合が多いので9本発明の回避し
たい事項がおこらない範囲(例えば低濃度で)で、被覆
成分(さ籾穆を原着化してもよいことは申すまでもない
。むしろ色の点で好ましいときもある。
芯があまり少なすぎても発色性が低下するので好ましく
ないが、逆にあまり多くて、被覆がうずくなりすぎても
、所期の回避事項が達成され難くなるので好ましくない
。好ましくは90〜10%。
特に好ましくは60〜30%である。
(被覆成分は9図ではうす皮にみえても、外側をとりま
く関係で、成分比としては予想外に高率になることは注
目すべきである。同心円を描いて面積比を色々とかえて
みると良く理解できる)。
使用顔料は無機系が好ましく、有機系ならジメチルフォ
ルムアミド、トリクロールエチレンなどに容易にとけた
り1分散したりしないのが良いが。
紡糸が安定であるために十分に分散して混合されている
のが良い。
またステープル使いのとき、切断面は外にさらされ、被
覆効果が損われるが9本発明の有効性を完全にそこなう
ものではない。露出面積比を他と比較すれば、圧倒的に
小さいからであり、また切断時に、その極細切断面が封
をされたようにつぶされたようになっているのが多いの
で程度は軽減される。従ってステープル使いの時でも長
い目が好ましく2例えば51nnよりも76mn88薗
102■の順に好ましくなる。他の物性面がらも同様な
ことが言える。
本発明の構成を採ることにより2次の作用効果を有する
本発明は、極細繊維故に多量に顔料を含むために生ずる
多くの次のような問題点を解決した。
(1)被覆型構造をとっているため、芯成分の顔料が保
護され、延伸工程やクリンプ付与工程での色落ちの問題
が生じないが或いは極めて軽減された。
(2) 被覆成分で2強度の低下の補足及び表面摩擦特
性の大幅な変化が防止できた。
(31)リフロールエチレンやジメチルホルムアミドな
どの各種の洗剤や後加工剤の溶剤に対し。
顔料の抽出や分散が保護され、著しい脱落防止効果或い
は、軽減効果を出すことができた。
(4)極細繊維を紡糸するに際し、多成分複合紡糸(剥
離型や島海型など)法をとることが多いがその場合、原
着成分から介在成分などへの顔料の移行がおこることが
多いが1本発明ではこの場合でも被覆成分がこれらをプ
ロテクトし、場合によっては、その成分自らが顔料の移
行を引き受け(身代り効果)所望しない成分への移行を
くいとめてくれる。この場合の紡糸は3成分複合紡糸が
最も好ましく用いられる。この場合の1成分は介在成分
である。他の2成分によって好ましくは複数以上の芯さ
や構造をとるのである。
かかることによって例えば、介在成分がトリクロールエ
チレンで洗浄でき(除去でき)、さらにポリウレタンの
ジメチルフォルムアミド液(他になど)で加工処理する
ことが出来るようになった。
このために1着色スェード調布帛が非常に容易に作れる
ようになった。−見繁雑なことをしているようにみえる
が、コスト的にも大きなデメリットを伴なわない。なぜ
なら極細繊維とポリウレタンの複合体シートの良好な染
色は大変なコストがかかる場合が多いからである(濃さ
と堅牢度を両方満足させるために)。
また一方、実用的彦洗剤(石ケンや合成洗剤による洗濯
、ドライクリーニングなど)や香水液にもたえ、また被
覆成分による副光、副候性向上効果をもつ。
本発明のような原着繊維を含む着色スェード調布帛は、
原着を有する耐光性を生かした立毛を有するスェードと
して好ましく用いられる。
例えば、スェード調新素材として加工され、副光性を有
する自動車椅子張り(シート)、応接セットにおける椅
子張り、壁装材などに極めて有効に用いられる。
によって限定されたり制約されたりするものではなく、
むしろ次の応用展開をもたらすものである。
実施例 芯成分としてポリエチレンテレフタレートに約38%の
茶系混合無機顔料を含むマスターチップ1部1こ9部の
ポリエチレンテレフタレートを混合したものを用い、さ
や成分としてポリエチレンテレフタレートを用い、これ
らを第1図のように構成し、介在成分としてスチレン(
78部)と2エチルへキシルアクリレート(22部)の
共重合体を用い、それぞれを5010:20で、6次分
複合紡糸し、1500m/minで引取った。この未延
伸糸を、95℃の液浴上で65倍延伸した。
ついでクリンパ−に通し12.5山/1n、のケン縮を
付与し9次いで88mnにカットした。このものにはも
ちろん、繊維油剤が上記工程中に付与しである。次いで
カードにかけウェッブとし、クロスラッパーで重ねずら
し積層ウェッブとした。次いで、4500本/■2のニ
ードルパンチを行ない。
45J/i’l’のフェルトを得た。12%のポリビニ
ールアルコール(部分ケン化)液を付与しつつ熱収縮さ
せ、100°Cからi s o ’cて乾燥し、14D
′℃でヒートセットした。しかる後、トリクロールエチ
レン液で十分に洗浄し、98%以上のスチレン共重合体
成分を除去した。乾燥後、0.5%カーボンブラックを
含む12%のポリウレタンジメチルフォルムアミド液を
含浸付与し、60 ジメチルフォルムアミド−水系中で
凝固し、80〜100℃の水系薬液中で脱溶媒、脱のり
を行にった。
乾燥後、2枚にスライスし、サンドペーパーで表面を多
く、裏面を少なくパフィングした。
このものを次いで100℃仕上げ油剤を含むサーキュラ
−マシン中でもみ、冷却してとり出して自動車いすシー
ト、応接椅子張り、などトシテ。
極めて立毛の耐候堅牢度の優れたシートとなった。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は1本発明に用いる芯さや型極細繊維原着繊
維を含む3次分系の原着繊維発生型繊維の列である。A
、B、Cはそれぞれ成分を示している。 特許出願人 東 し 株 式 会 社 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)0.7デニール未満の極細繊維であつて、該極細
    繊維は実質的に芯さや型構造であり、該芯は原料着色さ
    れ。 該さやは原料着色されていないかまたは該芯よりも薄く
    原料着色されている極細原着繊維によって。 立毛の主たる部分が形成されていることを特徴とする着
    色スェード調布帛。
JP4626385A 1985-03-07 1985-03-07 着色スエ−ド調布帛 Granted JPS60224881A (ja)

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JP7564379A Division JPS56317A (en) 1979-06-18 1979-06-18 Spun-dyed ultrafine fiber and its preparation

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JPS60224881A true JPS60224881A (ja) 1985-11-09
JPS6237152B2 JPS6237152B2 (ja) 1987-08-11

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020084333A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 東レ株式会社 シート状物
JP2021121702A (ja) * 2018-02-19 2021-08-26 株式会社クラレ 立毛調人工皮革

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JPS4835610A (ja) * 1971-09-07 1973-05-25
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JPS5266602A (en) * 1975-11-26 1977-06-02 Kuraray Co Production of colored suede like sheet material

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