JPH04202805A - 発色性が良好な合成繊維 - Google Patents

発色性が良好な合成繊維

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JPH04202805A
JPH04202805A JP33545290A JP33545290A JPH04202805A JP H04202805 A JPH04202805 A JP H04202805A JP 33545290 A JP33545290 A JP 33545290A JP 33545290 A JP33545290 A JP 33545290A JP H04202805 A JPH04202805 A JP H04202805A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発色性が良好な合成繊維に関し、詳しくは特異
な断面形状を有する優れた発色性が良好な合成繊維に関
する。
し従来の技術] 熱可塑性合成繊維、特にポリエステル繊維は発色性が不
良であり、従来から種々検討がなされている。
例えば、特開昭52−99400号公報記載の発明は繊
維の表面に微細な凹凸を付与することによって光の吸収
を増大させ発色性を向上するものであるが、この方法で
は黒発色の向上効果は認められるもののその効果は不十
分であり、かつ有彩色の発色性の向上は殆ど認められな
かった。
一方、スリット状の溝を形成する複゛合繊維について多
く提案されている。例えば特開昭56−165015号
公報記載の発明がある。この発明は発色性の向上を目的
としたものではないために、溝の形状の点で十分な発色
性向上効果を得ることはできない。
特開昭57−5912号公報記載の発明は、溝の深さと
溝の幅の比率については特定されているものの、溝形状
の寸法については特定されていないため、十分な発色性
向上効果を得ることはできなかった。
更に、特開昭61−282449号公報、特開平1−1
62813号公報、特開平2−26912号公報、特開
昭62−223321号公報記載の発明は、いずれも易
溶出成分が島成分を取り囲むように配置された割繊タイ
プの複合繊維であり、易溶出成分を一部または全部溶解
することにより、極細繊維を得るものである。このため
割繊後の発色性は逆に著しく低下する。
更に、特開昭61105114号公報記載の発明は、染
色性の向上を目的に溝を多数設けることと、特定した粒
子を有することにより繊維の発色性について提案してい
るが、溝の形状と溝の幅および深さが全く特定されてお
らず十分な発色性を安定して得、ることができなかった
また、特開昭flip−151313号公報記載の発明
は発色性の向上を目的として、繊維長手方向に多数の溝
を設け、該溝の幅を溝の深さの1/3以下とする旨提案
されているが、単に溝の深さを特定化するだけでは、安
定して発色性の良好な繊維を得ることはできなかった。
以上述べたように、種々の複合繊維についての提案があ
るが、いずれの提案も後述するL値が13以下の安定し
た十分な発色性向上効果を満足するものではなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は繊維の断面形状を特定化することによっ
て黒発色性の向上はもちろんのこと、有彩色の発色性向
上も達成しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的は、繊維軸に実質的に平行に連続した4個
以上の溝を有する繊維であって溝の幅は1.0μ回以上
、溝の深さが1.0μm以上で、かつ溝の幅に対する溝
の深さが0.8以上であり、全周長に対する溝幅の合計
の比率が0.15以−1−である発色性が良好な繊維に
よって達成される。
本発明の目的は繊維の断面形状を特定化することによっ
て発色性を向上させることであるが、そのためには溝の
形状を特定化する二とか重要である。
本発明について詳細に説明する前に、断面形状を特定化
して発色性の高い繊維を得るときに繊維の形状がいかに
重要であるかについて、本発明者が本発明に至った経緯
を説明する。
第4〜6図はポリエステル繊維における溝の形態と発色
性の関係を説明するグラフである。
第4図は繊維の溝の幅に対して後述する条件、測定法で
黒色で染色したときの発色性の目安とするL値(明度)
の関係を表わしたグラフである。第5図は溝の深さ対し
て黒色に染色したときのL値の関係を表わしたグラフで
ある。また第6図は繊維全周長に対する溝幅の合計に対
して黒色に染色したときのL値の関係を表わしたグラフ
である。
第4、第5図から明らかなように単に繊維に溝を付与す
るだけでは高度の発色性能を付与することはできず、溝
の幅、溝の深さ、そして溝の幅に対する溝の深さ、つま
り溝の形状を適正範囲に特定化することが必須の要件で
あることがわかる。この理由は明確ではないがおそらく
単一の溝については単位周長に対して入射した光をより
多く取り込むことと、入射した光をできるだけ多数回屈
折を繰り返させて効率よく繊維内部に吸収するために、
特定化した溝の形状が必要であると考えられる。
更に、第6図は特定化した溝幅を有するポリエステル繊
維について繊維全周長に対する溝幅の合計に対してL値
を表したグラフであり、これからも明らかなように特定
化した溝形状を有する繊維のL値は、溝幅の比が高いほ
ど発色性良好であることが明かである。このように繊維
断面の形状を変更することによって発色性を改善する場
合は単に溝をもうけるだけではなく、特定化した範囲の
形状とすることが非常に重要である。
本発明の繊維を第1図によって説明する。
第1図は本発明の好ましい1実施態様である繊維の断面
形状を示した横断面図であり、繊維1は突起2を10個
有しており、突起2と突起2′の間には略三角形の溝3
が突起の数と同数存在する形である。
溝の数は略繊維の長さ方向に沿って4個以上存在するこ
とが必要である。4個以上の溝が存在することによって
繊維が捻れても常に溝の効果が発揮されることと、溝に
よる光の吸収が増大して発色性の向上が図れるのである
。溝の数が4個未満の場合には常には溝の効果が発揮さ
れないこと、光の吸収が不十分であることから本発明の
目的を達成することはできない。光の吸収は溝の数が多
いほど増大することから発色性向上のためには溝の数は
多い方が好ましい。
溝の数は6個以上が好ましく、特に好ましくは8個以上
である。更に好ましくは12個以上である。ただし、細
い繊維の場合には溝の数を多くすると突起が薄くなって
しまうことと、溝の数に対する発色性向上効果が飽和に
達するために溝の数は30個以下が好ましい。
光の吸収を増加するためには、溝の数と共に溝の形状が
重要である。溝により多くの光を取り込むことと十分に
効率よく光を吸収するために、溝の幅は1.0μm以上
、溝の深さは1.0μm以上が必要である。溝の幅を1
.0μm以上にすることによって発色性を十分に向上す
るための光を取り込むことができるのである。
一方、溝の深さは1.0μ園以上が好ましく、これは−
旦取り込んだ光をより多く繊維壁に衝突させて光の吸収
を増加するために必要である。
更に、発色性を向上させるためには、溝の幅は1.5μ
1以上が好ましく、2.2μ■以上が特に好ましい。一
方、好ましい溝の深さは2.2μ閣以上であり、特に好
まくは3.2μ翔以上である。
溝の幅が1.0μ■未満では光の吸収量が少ないため、
発色性が不十分となり、逆に溝の幅が大きすぎると突起
の幅が自動的に小さくなってしまうので溝の幅は10μ
■以下が好ましい。
溝の深さが浅い場合には実質的に溝の効果が発揮されず
、表面反射が増大して発色性の向上が小さく、逆に溝の
深さが深すぎると溝のない中心部分いわゆる芯部分が小
さくなって発色性が不十分になったり、フィブリル化し
やすくなるので溝の深さは10μm以下か好ましい。特
に好ましくは6μm以下である。同時に繊維の中心部分
いわゆる芯部分の最も小さい厚さは5μm以上が好まし
い。
取り込んだ光をさらに効率よく繊維に吸収するためには
、繊維に衝突する回数を増加することが重要であり、そ
のためには溝の幅と溝の深さの次の関係を満足すること
が必要である。
溝の幅に対する溝の深さが0.8以上であることが必要
である。好ましくは1.2以上であり、さらに好ましい
値は1.4以上である。また、より多くの光を取り込む
ためには繊維断面の溝形状は繊維の中心から外周へ向か
って徐々に広くなる形状が好ましく、さらに開度が5度
以上であることが好ましい。
溝の幅に対する溝の深さは0.8以上とする必要がある
が、溝の幅が狭すぎると取り込む光の量が減少してしま
うので溝の幅に対する深さは2.5倍以下が好ましい。
繊維の厚みが十分である場合は、−旦吸収した光をほぼ
繊維内部に吸収できるが、繊維の厚みが不十分の場合に
は繊維層を通過して光の一部は再び空気層へ出てしまう
ことになる。この現象を防止し、吸収効率を増加するた
めには突起の厚みを1.0μm以上にすることが好まし
い。
更に好ましくは3.0μ−以上、特に好ましくは4.5
μ顧以上である。
溝の形状は幅が広く深い方が発色性が向上して好ましい
。しかしながら、繊度が小さいときには溝の幅、深さは
自ずと制約される。要は吸光部分を多くすることが重要
なのであり、そのためには糸、あるいは布帛全体として
光を多く取り込むための溝の部分を多く有していること
が重要なのである。発色性を十分にするためには、繊維
の全周長に対する溝幅の合計の比は0.15以上である
ことが必要である。好ましくは0.22以上、特に好ま
しくは0.3以上であり、更に好ましくは0.4以上で
ある。ただし、全周長に対する溝幅の合計の比が大きく
なりすぎると、繊維の強度、摩擦に対する耐久性が劣る
などマイナス面が顕在化するので、全周長に対する溝幅
の合計は0.6以下、特に好ましくは0.5以下以下が
好ましい。
本発明の繊維は中心部分と突起部分が同一成分からなっ
ていることが好ましく、特に突起部分と中心部分の境界
が溶出成分で構成されている場合および溶出成分が繊維
の中心部分まで延長している繊維の場合には製品のフィ
ブリル化が起こり易くなり、フィブリル化が起こると発
色性が著しく不良となること、さらにはフロスティング
が発生して好ましくない。
本発明の繊維はポリエステル、ポリアミド、ポリアクリ
ル繊維に適用することができるが、中でもポリエステル
繊維が好ましく適用することができる。
ポリエステルとしてホモポリエステルはもちろん一般的
に用いられる共重合ポリエステル、および−船釣に使用
されている添加剤を添加してもよい。本発明の繊維は発
色性が向上するので、本発明をより有効に適用する方法
として粒子量ができるだけ少ないポリマを適用する方法
があり、そのためには繊維内部に含有する粒子量が0.
1重量%以下が好ましく、特に好ましくは0,05重量
%以下である透明性に優れたポリマを使用する方法であ
る。
本発明の発色性の良好な繊維は、例えば次のようにして
製造することができる。
第2図は本発明の繊維を得るためのアルカリ減量加工前
の繊維の断面形状の例を示す横断面図である。
第2図に示すように、10個の楔形状を有している易溶
出成分Xと難溶成分Sの2成分とならなる複合繊維を得
、その繊維をアルカリなどの溶剤で処理することによっ
て易溶解成分Xを溶出し、10個の溝を有する繊維を得
ることができる。ここで、易溶出成分Xはアルカリ水溶
液に対する溶解速度が、難溶解成分Sよりも2倍以上速
いものが好ましい。そのために易溶解成分Xのポリマ組
成はスルホン酸金属塩を1モル%以上共重合しているこ
とが好ましい。特に、スルホン酸金属塩を2,3モル以
上共重合していることが好ましい。
本発明の繊維は、原糸はもちろん、仮撚、強撚、空気交
絡処理などの各種の加工糸であってもよく、また太細糸
、紡績糸などの各種の糸、あるいは織編物を構成する繊
維であってもよく、更には不織布や起毛品の基布あるい
は起毛部分であっても良い。また、繊維の配向度や結晶
化度の違いによって本発明の繊維の発色性向上効果が損
なわれることはない。
本発明の繊維は、上記のように発色性向上効果は大きい
が、更に発色性を向上させるべく本発明の繊維に対して
発色性向上のための後加工を施すことは有効に採用でき
る。
[実施例コ 以下実施例で更に本発明の特徴を詳述する。
実施例に記載する測定方法は次の条件によるものである
A0粒子量: ポリエステル100gをオルソクロルフェノール900
 ccに溶解した溶液を分速14000回転で60分間
遠心分離した後上澄み液を分離し、オルソクロルフェノ
ールを追加して遠心分離を繰り返してポリエステル成分
を除去した後に乾燥して求めた重量を、溶解に使用した
ポリエステルの重量で除した値で表した。
B、  L値(明度): 24ゲ一ジ天竺筒編機で2本引き揃えて筒編地を作成し
て精練を行った。引き続き180℃乾熱処理後、NaO
H水溶液によってアルカリ減量加工を行い、次いで染料
D1anix BlackBG−FS 200%7%O
wFとした。このとき助剤としてサンソルト1200を
0.5 g/リッター、フィクサーPH500を0.5
 g/リッターを使用した。浴比1 : 100として
染色温度130℃、60分間染色を行う。さらにハイド
ロサルファイド2 g/リッター、サンデッド0.5 
g/リッター、カセイソーダ0.5 g/リッターで8
0℃、20分分間光洗浄を行った。 。
得られた染色筒地を乾燥後スガ試験機■製SMカラーコ
ンピューターSM−3を使用して明度(L)値を測定し
た。
C8繊維断面の形状は厚さ約5μmの切片をっくり、走
査型電子顕微鏡で観察した。第3図は第1図の一部拡大
図であり、第3図によって、断面形状の種々の長さの測
定を説明する。
(a)溝の幅: 該当する溝を挟む両側の突起に接する共通の接線を引い
て、その接点をASBとし、線分ABの中点を点Cとす
る。また溝の最も深い点を点Gとし、点Cから点Gを結
ぶ線分を線分CGとしてこの長さをhとする。
線分CG上で点Cからhの5%の点を点りとし、線分C
Dの長さをaとする。点りをとおり線分CGに垂直な線
を引いて両側の突起との交点をそれぞれESFとすると
き、線分EFの長さを溝の幅とする。
(b)溝の深さ: 第3図のh−aである。
(c)突起の厚さ: (a)の方法に従って隣の溝について同様に作図して点
ASB、CSD、G、EXFに相当する各点をA′、B
−1C−1D′、G′、F′、F′とするとき、線分F
E−の長さを突起の厚さとする。
(d)全周長に対する溝幅の長さ比: 繊維断面全体の突起の厚さの合計と溝幅の合計の和に対
する溝幅の合計の比で表す。
実施例1 難溶成分として粒子量0.05重量%以下で固有粘度が
0.67のポリエチレンテレフタレート、易溶出成分と
して5−ソジウムスルホイソフタレートを2.5モル%
共重合した、固有粘度が0.58のポリエチレンテレフ
タレートを使用した。これらのポリエステルの難溶成分
に対する易溶出成分の溶解速度は8.5倍であった。難
溶成分が易溶出成分を10分割するようにして、かつ難
溶成分/易溶出成分が重量比率で80/20の複合比率
で、溶融紡糸を行い、引続き延伸を行った。
得られたポリエステル繊維は単糸デニールが7.1デニ
ールであった。
得られた延伸糸を使用して24ゲージの天竺編地とし、
次いでこの編地を精練加工した後NaOHの98℃熱水
溶液で32重量%減量加工した。
減量加工した後にこの編地を分解して、分解した繊維を
走査型電子顕微鏡を使用して観察したところ溝幅は2.
5μ菌、溝の深さは3.3μ幅、突起の幅は5μ■であ
った。一方、編地を黒色に染色した後り値を測定した結
果、L値は11.4であり、非常に優れた発色性を示し
た。また、この編地はさらさらとした風合いを有してい
ると共に良好な吸水性をも有していた。
実施例2 難溶成分/易溶出成分の複合比率を90/10に変更し
た以外実施例1と同様にテストを行った。
その結果、延伸糸、減量加工後の断面形状は第1表に記
載した通りであった。また、L値は1.24であり、良
好な発色性を示した。
実施例3 減量加工率を25%にした以外は実施例1と同様に実施
した。繊維断面形状は第1表に記載した通りであり、黒
色で染色した後のL値は11.8であり、良好な発色性
を示した。
実施例4 易溶出成分の数を6に減少した以外実施例1と同様に実
施した。結果は第1表に記載した。
良好な発色性であった。
実施例5 易溶出成分として5−ソジウムスルホイソフタル酸を4
.0モル%共重合したポリマを使用して、難溶成分に対
する溶解速度比を30にしたこと、および複合比率を難
溶成分/易溶出成分=70/ 30とした以外実施例1
と同様の条件で実施した。結果は第1表のとおり非常に
優れた発色性を示した。
実施例6 難溶成分に対する易溶出成分の溶解速度比を5としたこ
と、減量加工率を28%とした以外は実施例1と同様に
実施した。結果は第1表に示したとおりであり、溝深さ
が浅くなった結果、実施例1に比較して若干劣っていた
が良好な発色性を示した。
実施例7 難溶成分として二酸化チタンを0.5重量%配合したポ
リエステルを使用した以外実施例1と同様に実施した。
結果は第1表に記載したとおりであり、染色後のL値は
12.4と高目であったが発色性向上効果は明らかに認
められた。
比較実施例1 実施例1の難溶成分に使用したポリエステルのみからな
る単独成分からなり、単糸繊度が7dで、断面形状が円
である繊維を使用して24ゲージの天竺編地とした以外
、実施例1と同様にテストした。L値は13.7であっ
た。
比較実施例2 易溶出成分として実施例4に使用したポリエステルとし
、全体に対する易溶出成分の複合比率を8重量%にした
こと、およびアルカリ減量率を15重量%にした以外は
実施例1と同様に実施した。原糸の断面形状、繊維特性
は第1表に示したとおりであり、発色性は円断面よりも
向上したが不十分なものであった。
比較実施例3 溝の数を3にしたこと以外は実施例1と同様に実施した
。結果は第1表に示したとおりであり、発色性の向上効
果は若干認められたか不十分なものであった。
比較実施例4 易溶出成分としてポリマとして5−ソジウムスルホイソ
フタル酸を1.5モル%共重合したポリエチレンテレフ
タレートを用い、易溶出成分の複合比を10重量%とし
たことおよび減量加工率を15%とした以外は実施例1
と同様に実施した。繊維断面形状は第1表に示したとお
りであり、L値も高く発色性向上効果は大きくなかった
(以下余白) [発明の効果コ 本発明の繊維はポリマの性質の変更や発色性向上のだめ
の後加工技術を付与することなく、溝形状、島形状であ
る断面形状を特定化することによって発色性が大幅に向
上するものである。
そのために制約条件がきわめて少なく、広い用途に適用
できる利点を有している。また、本発明の繊維は繊維軸
方向に連続した溝を形成しているために吸水効果が大き
いこと、更には多数の溝を有しているために本発明の繊
維を使用した布帛はしやり感かあり、清涼感素材として
も有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好ましい1実施態様である繊維の断面
形状を示した横断面図である。第2図は本発明の繊維を
得るためのアルカリ減量加工前の繊維の断面形状の例を
示す横断面図であり、第3図は第1図の一部拡大図であ
る。第4〜6図はポリエステル繊維における溝の形態と
発色性(L値)の関係を説明するグラフである。 1、繊維 2、突起 3、溝 S、難溶成分 X、易溶出成分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維軸に実質的に平行に連続した4個以上の溝を有する
    異断面形繊維であって、溝の幅は1.0μm以上、溝の
    深さは1.0μm以上で、かつ溝の幅に対する溝の深さ
    が0.8以上であり、全周長に対する溝幅の合計の比率
    が0.15以上である発色性が良好な合成繊維。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6243521B1 (en) 1997-05-02 2001-06-05 Nissan Motor Co., Ltd. Fibers with optical function
US6350509B1 (en) 1998-12-10 2002-02-26 Nissan Motor Co., Ltd. Coating structure
US6490090B1 (en) 1999-02-26 2002-12-03 Nissan Motor Co., Ltd. Coloring structure for producing color
JP2017160574A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社アートネイチャー ポリエステル系人工毛髪、かつら、及び、ポリエステル系人工毛髪の製造方法

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