JPH0382817A - 発色性に優れたポリエステル繊維 - Google Patents
発色性に優れたポリエステル繊維Info
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Landscapes
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- Artificial Filaments (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は発色性とドライタッチ風合いに優れたポリエス
テル繊維に関する。更に詳しくは粒子を実質的に含有し
ない発色性に優れたポリエステル繊維であって、かつ繊
維表面に凹凸が存在するドライタッチ風合いに優れたポ
リエステル繊維に関する。
テル繊維に関する。更に詳しくは粒子を実質的に含有し
ない発色性に優れたポリエステル繊維であって、かつ繊
維表面に凹凸が存在するドライタッチ風合いに優れたポ
リエステル繊維に関する。
[従来の技術]
ポリエステル繊維は機能性に優れているために、衣料用
途に広く使用されている。衣料分野、特に婦人用衣料分
野のブラウス、裏地用途ではポリエステル繊維が有する
物理的特長以外に近年の高級志向にともないドライタッ
チ風合いの要求が高まっている。また、同時に染色した
後の後の色の鮮明性が要求されている。しかしながら、
ドライタッチ風合いと鮮明性の要求とは相反する要求特
性である、両特性を同時に満足するポリエステル繊維は
得られていないのが実情であった。
途に広く使用されている。衣料分野、特に婦人用衣料分
野のブラウス、裏地用途ではポリエステル繊維が有する
物理的特長以外に近年の高級志向にともないドライタッ
チ風合いの要求が高まっている。また、同時に染色した
後の後の色の鮮明性が要求されている。しかしながら、
ドライタッチ風合いと鮮明性の要求とは相反する要求特
性である、両特性を同時に満足するポリエステル繊維は
得られていないのが実情であった。
例えば、発色性の向上では塩基性染料可染化による方法
、常圧可染化による方法等が提案されているが、これら
の方法で一応染色性の向上は望めるものの、ドライタッ
チ風合いの向上した素材を提供することができなかった
。
、常圧可染化による方法等が提案されているが、これら
の方法で一応染色性の向上は望めるものの、ドライタッ
チ風合いの向上した素材を提供することができなかった
。
また、微細化した粒子を多量に添加した繊維をアルカリ
で減量加工する方法(特開昭54120728号公報)
が提案されていが、この方法では50mμ以上200m
μ′以下の無数の凹凸が糸表面に形成されるために発色
性の向上効果は認められるが、四部の形状が微細すぎる
ためにドライタッチ風合いの向上はほとんど効果はほと
んど認められなかった。
で減量加工する方法(特開昭54120728号公報)
が提案されていが、この方法では50mμ以上200m
μ′以下の無数の凹凸が糸表面に形成されるために発色
性の向上効果は認められるが、四部の形状が微細すぎる
ためにドライタッチ風合いの向上はほとんど効果はほと
んど認められなかった。
一方、ドライタッチ風合いを付与するために二酸化チタ
ンなどの比較的粒径の大きな無機粒子を高濃度に配合し
た繊維をアルカリ処理する方法が提案されている。この
方法でドライタッチ風合いは向上するものの、粒子を多
量に配合する必要があるため、発色性が著しく悪化する
欠点があった。そこで、発色性の低下を防止する目的で
炭酸カルシウム等の屈折率を小さくするため二酸化チタ
ンと同等程度の粒径の粒子を多量に配合して発色性の悪
化を減少する方法の提案がある(特公平1−■1866
7号公報)が、発色性の改善は僅かに認められるものの
、二酸化チタン粒子を配合した繊維に比較してドライタ
ッチ風合いが必ずしも十分なレベルではなかった。
ンなどの比較的粒径の大きな無機粒子を高濃度に配合し
た繊維をアルカリ処理する方法が提案されている。この
方法でドライタッチ風合いは向上するものの、粒子を多
量に配合する必要があるため、発色性が著しく悪化する
欠点があった。そこで、発色性の低下を防止する目的で
炭酸カルシウム等の屈折率を小さくするため二酸化チタ
ンと同等程度の粒径の粒子を多量に配合して発色性の悪
化を減少する方法の提案がある(特公平1−■1866
7号公報)が、発色性の改善は僅かに認められるものの
、二酸化チタン粒子を配合した繊維に比較してドライタ
ッチ風合いが必ずしも十分なレベルではなかった。
前記したように発色性、ドライタッチ風合い向上の技術
は種々認められるものの、両特性を同時に満足するもの
は存在しなかった。
は種々認められるものの、両特性を同時に満足するもの
は存在しなかった。
[発明が解決しようとする課題]
本発明は発色性が良好で、かつドライタッチ風合いを有
するポリエステル繊維を提供するものである。
するポリエステル繊維を提供するものである。
[課題を解決するための手段]
本発明の目的は、粒子含有量が0,08重量%以下であ
るポリエステル繊維であって、その繊維表面に、短径が
0.5μm以上で、かつ長径が20μm以下の凹部が1
−00μ耐あたり5個以上存在しているポリエステル繊
維によって、達成できる。
るポリエステル繊維であって、その繊維表面に、短径が
0.5μm以上で、かつ長径が20μm以下の凹部が1
−00μ耐あたり5個以上存在しているポリエステル繊
維によって、達成できる。
本発明のポリエステル繊維の特徴はポリマ中の粒子含有
量が少なく、そのため光透過性に優れていることである
。発色性を向」二するためにはできるだけ繊維表面での
光の反射を少なくして繊維内部への光の透過吸収量を増
加することが必要である。このため粒子量は少ないほど
好ましく、粒子量は0.08重量%以下であることが必
要である。好ましくは0.05重量以下、更に好ましく
は0.03重量%以下、特に好ましくは0.01−重量
%以下である。ここで粒子量とは後述する測定法で求め
たものであり、触媒、添加物などから生成する内部粒子
および/または外部粒子をも含むものである。
量が少なく、そのため光透過性に優れていることである
。発色性を向」二するためにはできるだけ繊維表面での
光の反射を少なくして繊維内部への光の透過吸収量を増
加することが必要である。このため粒子量は少ないほど
好ましく、粒子量は0.08重量%以下であることが必
要である。好ましくは0.05重量以下、更に好ましく
は0.03重量%以下、特に好ましくは0.01−重量
%以下である。ここで粒子量とは後述する測定法で求め
たものであり、触媒、添加物などから生成する内部粒子
および/または外部粒子をも含むものである。
本発明でいうポリエステルとはエチレンテレフタレート
を主体たる繰り返し単位としたポリエステルが好ましく
、80モル%以上がエチレンテレフタレートであること
が特に好ましい。
を主体たる繰り返し単位としたポリエステルが好ましく
、80モル%以上がエチレンテレフタレートであること
が特に好ましい。
20モル%以下の範囲であれば一般に使用される共重合
成分、例えばアジピン酸、イソフタール酸、5−ソジウ
ムスルホイソフクール酸に代表されるジカルボン酸、あ
るいはポリエチレンゲルコール、ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコールなどに代表されるグリコールを使用
することは差し支えない。配合される粒子量は少ないほ
ど好ましいが、全粒子量がポリマ中に0゜08重量%を
超えない範囲で、一般的に使用される粒子を配合しても
良い。
成分、例えばアジピン酸、イソフタール酸、5−ソジウ
ムスルホイソフクール酸に代表されるジカルボン酸、あ
るいはポリエチレンゲルコール、ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコールなどに代表されるグリコールを使用
することは差し支えない。配合される粒子量は少ないほ
ど好ましいが、全粒子量がポリマ中に0゜08重量%を
超えない範囲で、一般的に使用される粒子を配合しても
良い。
本発明のポリエステル繊維の第2の特徴はその表面に非
平面である凹凸形状を多数有している必要がある。この
凹凸はドライタッチ風合向上に大きく寄与していると推
定される。十分なドライタッチ風合いを付与するために
は短径が0.5μm以上、長径が20μm以下の四部が
100μポあたり5個以上必要である。5個未満では本
発明の目的とするドライタッチ風合いは不十分である。
平面である凹凸形状を多数有している必要がある。この
凹凸はドライタッチ風合向上に大きく寄与していると推
定される。十分なドライタッチ風合いを付与するために
は短径が0.5μm以上、長径が20μm以下の四部が
100μポあたり5個以上必要である。5個未満では本
発明の目的とするドライタッチ風合いは不十分である。
好ましくは短径、長径がそれぞれ0.8μm以上、10
μm以下の凹部が100μ耐あたり10個以上、更に好
ましくは長径、短径がそれぞれ1.0μm以上、5μm
以下の凹部が100μdあたり20個以上である。
μm以下の凹部が100μ耐あたり10個以上、更に好
ましくは長径、短径がそれぞれ1.0μm以上、5μm
以下の凹部が100μdあたり20個以上である。
長径が20μmを超えると繊維軸に沿った筋状の凹部と
なってしまい、製品のフィブリル化を招き製品品位が低
下する。ドライタッチ風合いの点から長径の最小値は短
径の1.5倍以上であることが好ましい。
なってしまい、製品のフィブリル化を招き製品品位が低
下する。ドライタッチ風合いの点から長径の最小値は短
径の1.5倍以上であることが好ましい。
以上のごとく本発明のポリエステル繊維はその繊維表面
に特定の大きさの多数の凹部を有しているが、このよう
な四部を有する繊維は含有粒子量が0.08重重量以下
の実質的に粒子を含有しないポリエステルを芯として、
鞘ポリマに、例えば平均粒径が0.T〜上、0μmの粒
子を1.0重量%以」二と多量に配合したポリエステル
を用いて同心円芯鞘複合糸とした後、はぼ鞘成分比率以
上のアルカリ減量加工をすることによって製造すること
ができる。アルカリ減量加工過程で粒子多量配合したポ
リエステルはその表面か凹凸になることはよく知られた
ことではあるが、鞘成分の粒子配合ポリエステルを溶出
した後もなお減量を続けると暫くはほぼ同程度の凹凸が
繊維表面に残存することは従来全く知られていないもの
である。本願発明は、具体的にはこのような方法により
芯ポリマである粒子を実質に含有しないポリエステル繊
維であって、かつ優れたドライタッチ風合いを付与する
に十分な量の表面凹凸を形成することができるのである
。
に特定の大きさの多数の凹部を有しているが、このよう
な四部を有する繊維は含有粒子量が0.08重重量以下
の実質的に粒子を含有しないポリエステルを芯として、
鞘ポリマに、例えば平均粒径が0.T〜上、0μmの粒
子を1.0重量%以」二と多量に配合したポリエステル
を用いて同心円芯鞘複合糸とした後、はぼ鞘成分比率以
上のアルカリ減量加工をすることによって製造すること
ができる。アルカリ減量加工過程で粒子多量配合したポ
リエステルはその表面か凹凸になることはよく知られた
ことではあるが、鞘成分の粒子配合ポリエステルを溶出
した後もなお減量を続けると暫くはほぼ同程度の凹凸が
繊維表面に残存することは従来全く知られていないもの
である。本願発明は、具体的にはこのような方法により
芯ポリマである粒子を実質に含有しないポリエステル繊
維であって、かつ優れたドライタッチ風合いを付与する
に十分な量の表面凹凸を形成することができるのである
。
本発明のポリエステル繊維は具体例には次の方法で製造
することができる。
することができる。
すなわち、芯ポリエステルとして実質的に粒子を含有し
ない固有粘度が0.65のポリエチレンテレフタレート
を、また鞘ポリエステルとして平均粒子径が0,45μ
mのT i 02を30重重量含有してなる固有粘度が
0.70のポリエチレンテレフタレートとして、重量比
で3対丁とした実質的に同心円の芯鞘複合延伸糸を得る
。ここで鞘成分のポリエステルの溶融粘度は芯成分のポ
リエステルの溶融粘度とほぼ同等以上であることがアル
カリによる減量加工後の繊維表面の凹凸を顕著にする傾
向を示すので好ましい。芯ポリマの溶融粘度に対する鞘
ポリマの溶融粘度の比は0.95以上が好ましく、更に
好ましくは]9.1以上、特に好ましくは13以上であ
る。また、鞘に配合する粒子は二酸化チタン、炭酸カル
シウム、二酸化珪素、アルミナ、タルクなどでよく、特
に限定されるものではないが取扱性、コスl〜の点で酸
化チタン、炭酸カルシウム、酸化珪素が好ましく、特G
こ二酸化チタンが好ましい。粒子のサイズについては本
発明の繊維表面の凹部を形成するものであれば特に限定
されないが、ポリマ中での平均分散粒径が0.11μm
以上、1μm以下のものを用いることができる。ポリマ
中での平均分散粒径が1−μmを越えると紡糸、延伸時
の糸切れなど製糸性が悪化し、好ましくない。
ない固有粘度が0.65のポリエチレンテレフタレート
を、また鞘ポリエステルとして平均粒子径が0,45μ
mのT i 02を30重重量含有してなる固有粘度が
0.70のポリエチレンテレフタレートとして、重量比
で3対丁とした実質的に同心円の芯鞘複合延伸糸を得る
。ここで鞘成分のポリエステルの溶融粘度は芯成分のポ
リエステルの溶融粘度とほぼ同等以上であることがアル
カリによる減量加工後の繊維表面の凹凸を顕著にする傾
向を示すので好ましい。芯ポリマの溶融粘度に対する鞘
ポリマの溶融粘度の比は0.95以上が好ましく、更に
好ましくは]9.1以上、特に好ましくは13以上であ
る。また、鞘に配合する粒子は二酸化チタン、炭酸カル
シウム、二酸化珪素、アルミナ、タルクなどでよく、特
に限定されるものではないが取扱性、コスl〜の点で酸
化チタン、炭酸カルシウム、酸化珪素が好ましく、特G
こ二酸化チタンが好ましい。粒子のサイズについては本
発明の繊維表面の凹部を形成するものであれば特に限定
されないが、ポリマ中での平均分散粒径が0.11μm
以上、1μm以下のものを用いることができる。ポリマ
中での平均分散粒径が1−μmを越えると紡糸、延伸時
の糸切れなど製糸性が悪化し、好ましくない。
芯ポリエステル中に配合する粒子量はアルカリ減量加工
後の繊維の発色性の点から少ないほど好ましく、0.0
8重量%以下であることが必要である。また、複合の鞘
成分の比率は製品のアルカリ減量比率と同等以下が好ま
しい。
後の繊維の発色性の点から少ないほど好ましく、0.0
8重量%以下であることが必要である。また、複合の鞘
成分の比率は製品のアルカリ減量比率と同等以下が好ま
しい。
上記の如く得たポリエステル複合糸は糸の状態で、より
好ましくは布帛にした後にアルカリによる減量加工で鞘
の複合比率に相当する重量以上の減量加工を行う。減量
率は鞘成分の1゜5倍を超えると鞘の粒子による凹凸の
影響がほとんどなくなり、好ましくない。好ましい減量
率は鞘ポリマの1−10倍以上、特に好ましくは1.0
5倍以上である。
好ましくは布帛にした後にアルカリによる減量加工で鞘
の複合比率に相当する重量以上の減量加工を行う。減量
率は鞘成分の1゜5倍を超えると鞘の粒子による凹凸の
影響がほとんどなくなり、好ましくない。好ましい減量
率は鞘ポリマの1−10倍以上、特に好ましくは1.0
5倍以上である。
なお減量率はすべて重量比率である。
[実施例]
以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
なお、実施例で用いた測定方法は次のとおりである。
固有粘度:オルソ−クロルフェノール溶液25°Cで測
定した値である。
定した値である。
粒子量;ポリエステルi−00gをオルソクロルフェノ
ール900ccに溶解した溶液を分速14000回転で
60分間遠心分離した後、上澄み液を除去し、オルソク
ロルフェノールを追加して遠心分離を繰り返してポリエ
ステル成分を除去した後に乾燥して求めた粒子の重量を
、溶解に供したポリエステルの重量で除した値で表した
。
ール900ccに溶解した溶液を分速14000回転で
60分間遠心分離した後、上澄み液を除去し、オルソク
ロルフェノールを追加して遠心分離を繰り返してポリエ
ステル成分を除去した後に乾燥して求めた粒子の重量を
、溶解に供したポリエステルの重量で除した値で表した
。
凹部の数:繊維の側面を走査型電子顕微鏡で1μmが4
mm以上になるような倍率で撮影して10μm×10μ
mの範囲に存在する短径が0.5μm以上、長径が20
μm以下の四部を数える。この操作を5回繰り返した平
均値で表した。
mm以上になるような倍率で撮影して10μm×10μ
mの範囲に存在する短径が0.5μm以上、長径が20
μm以下の四部を数える。この操作を5回繰り返した平
均値で表した。
L値の測定法;通常の精錬を行った筒編み地−0
を染料ダイアニツクス・ブラックFB−FSを1.4%
owf、130°Cの条件で染色して黒色染色物を得た
。この染色物を4枚重ねてスガ試験機■製SMカラーコ
ンピューター(SM−3型)でL値を測定した。L値が
小さいほど濃色であることを表す。
owf、130°Cの条件で染色して黒色染色物を得た
。この染色物を4枚重ねてスガ試験機■製SMカラーコ
ンピューター(SM−3型)でL値を測定した。L値が
小さいほど濃色であることを表す。
実施例1
固有粘度が0.65、粒子量が0.01重量%以下であ
る実質的に粒子を含有していないポリエチレンテレフタ
レーI・を芯ポリマとし、固有粘度が0.70で平均粒
径が0.45μmの二酸化チタンを3.5重量%含有し
たポリエチレンテレフタレートを鞘ポリマとして実質的
に同心円状の芯鞘複合糸とした。芯成分の溶融粘度に対
する鞘成分の溶融粘度の比は1:1.2であった。得ら
れた未延伸糸を熱延伸して延伸糸とした。この繊維は7
5デニール24フイラメントで、芯と鞘の複合比率は7
5対25であった。この糸条に200T/mの撚加工を
施した後、経緯に配して、経密度90本/25mm、1 緯密度80本/25mmのタフタの織物にした。
る実質的に粒子を含有していないポリエチレンテレフタ
レーI・を芯ポリマとし、固有粘度が0.70で平均粒
径が0.45μmの二酸化チタンを3.5重量%含有し
たポリエチレンテレフタレートを鞘ポリマとして実質的
に同心円状の芯鞘複合糸とした。芯成分の溶融粘度に対
する鞘成分の溶融粘度の比は1:1.2であった。得ら
れた未延伸糸を熱延伸して延伸糸とした。この繊維は7
5デニール24フイラメントで、芯と鞘の複合比率は7
5対25であった。この糸条に200T/mの撚加工を
施した後、経緯に配して、経密度90本/25mm、1 緯密度80本/25mmのタフタの織物にした。
この織物をカセイソーダ3重景%の水溶液で28%の減
量加工を実施した。減量加工後の繊維の表面には多数の
凹部が存在しており、短径が0.5μm以上、長径が2
0μm以下の四部は35個/↑00μポであった。また
、短径が0゜8μm以上、長径が10μm以下の凹部、
および短径が1.0μm以上、長径が5μm以下の四部
はそれぞれ30個/ 1−00μポ、22個/100μ
耐であった。
量加工を実施した。減量加工後の繊維の表面には多数の
凹部が存在しており、短径が0.5μm以上、長径が2
0μm以下の四部は35個/↑00μポであった。また
、短径が0゜8μm以上、長径が10μm以下の凹部、
および短径が1.0μm以上、長径が5μm以下の四部
はそれぞれ30個/ 1−00μポ、22個/100μ
耐であった。
加工後の織物は優れたドライタッチ感を有しており、か
つ黒発色性はL値が17.8で良好であった。
つ黒発色性はL値が17.8で良好であった。
実施例2
鞘ポリマの二酸化チタン含有量を2.5重量%に変更し
た以外は実施例1と同様の方法で減量加工した織物を得
た。
た以外は実施例1と同様の方法で減量加工した織物を得
た。
アルカリ減量加工後の繊維表面には短径0゜5μm以上
、長径20μm以下の凹部が↑00μポあたり26個あ
った。加工後の織物のドラ]−2 イタッチ感は良好ではあったが実施例↑に比較して若干
劣っていた。また、黒発色性はL値が17.9で良好で
あった。
、長径20μm以下の凹部が↑00μポあたり26個あ
った。加工後の織物のドラ]−2 イタッチ感は良好ではあったが実施例↑に比較して若干
劣っていた。また、黒発色性はL値が17.9で良好で
あった。
比較実施例に
酸化チタンを2.5重量%含有したポリエチレンテレフ
タレート単独成分糸である以外は実施例1と同様の条件
で製糸、アルカリ減量加工を行った。アルカリ減量加工
後の繊維表面には、短径0.5μm以上、長径20μm
以下の凹部が100μポあたり32個していた。ドライ
タッチ感は実施例2とほぼ同様に良好であったが、黒発
色性はL値が1.9.6と高く、不良であった。
タレート単独成分糸である以外は実施例1と同様の条件
で製糸、アルカリ減量加工を行った。アルカリ減量加工
後の繊維表面には、短径0.5μm以上、長径20μm
以下の凹部が100μポあたり32個していた。ドライ
タッチ感は実施例2とほぼ同様に良好であったが、黒発
色性はL値が1.9.6と高く、不良であった。
比較実施例2
実施例1の織物の減量率を10%に変更した以外は実施
例上と同様にテストした。この結果、この繊維のT i
02含有量は0.62重量%であり、減量加工後の繊
維の表面に短径0.5μm以上、長径20μm以下の四
部の数は100μ耐あたり38個であった。また、織物
の風合い3 は優れたドライタッチ感は実施例↑と同程度であったが
黒発色性はL値が1.8.5と高く、不満足であった。
例上と同様にテストした。この結果、この繊維のT i
02含有量は0.62重量%であり、減量加工後の繊
維の表面に短径0.5μm以上、長径20μm以下の四
部の数は100μ耐あたり38個であった。また、織物
の風合い3 は優れたドライタッチ感は実施例↑と同程度であったが
黒発色性はL値が1.8.5と高く、不満足であった。
実施例3
二酸化チタン含有量を6.5重量%に変更した以外は実
施例]、と同様に製糸、製織、減量加工をおこなった。
施例]、と同様に製糸、製織、減量加工をおこなった。
減量加工後の繊維の表面には短径が0.5μm以上、長
径が20μm以下の凹部の数が100μ耐あたり48個
あった。また、短径が0.8μm以上、長径が10μm
以下の四部および短径が↑μm以上、長径が5μm以下
の四部はそれぞれ40個/]、00μd、28個/工0
0μポであった。
径が20μm以下の凹部の数が100μ耐あたり48個
あった。また、短径が0.8μm以上、長径が10μm
以下の四部および短径が↑μm以上、長径が5μm以下
の四部はそれぞれ40個/]、00μd、28個/工0
0μポであった。
優れたドライタッチ感は実施例1よりも更に良好であり
、黒発色性はL値が↑7.7と良好であった。
、黒発色性はL値が↑7.7と良好であった。
(以下余白)
↑4
エ5
[発明の効果]
本発明のポリエステル繊維は発色性、ドライタッチ風合
いを付与するための表面凹凸を十分に有し、かつ粒子含
有量が極めて少ないために、含有粒子による発色性の低
下を防止することができる。よって、良好な発色性と優
れたドライタッチ風合いの両者を同時に満足した素材で
ある。本発明のポリエステル繊維はブラウス用途等の一
般衣料用途はもちろんのこと、発色性とドライタッチ風
合いが強く要求される裏地用途にも好適である。
いを付与するための表面凹凸を十分に有し、かつ粒子含
有量が極めて少ないために、含有粒子による発色性の低
下を防止することができる。よって、良好な発色性と優
れたドライタッチ風合いの両者を同時に満足した素材で
ある。本発明のポリエステル繊維はブラウス用途等の一
般衣料用途はもちろんのこと、発色性とドライタッチ風
合いが強く要求される裏地用途にも好適である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 粒子含有量が0.08重量%以下であるポ リエステル繊維であって、その繊維表面に、短径が0.
5μm以上で、かつ長径が20μm以下の凹部が100
μmあたり5個以上存在している発色性に優れたポリエ
ステル繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1217806A JPH0382817A (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 発色性に優れたポリエステル繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1217806A JPH0382817A (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 発色性に優れたポリエステル繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382817A true JPH0382817A (ja) | 1991-04-08 |
Family
ID=16710031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1217806A Pending JPH0382817A (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 発色性に優れたポリエステル繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0382817A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08100324A (ja) * | 1994-09-29 | 1996-04-16 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリエステル霜降り調太細繊維及びその中間体の製造方法 |
JP2020033668A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | 日本エステル株式会社 | 潜在捲縮濃染性ポリエステル繊維、捲縮濃染性ポリエステル繊維、織編物、潜在捲縮濃染性ポリエステル繊維の製造方法、および捲縮濃染性ポリエステル繊維の製造方法 |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP1217806A patent/JPH0382817A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08100324A (ja) * | 1994-09-29 | 1996-04-16 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリエステル霜降り調太細繊維及びその中間体の製造方法 |
JP2020033668A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | 日本エステル株式会社 | 潜在捲縮濃染性ポリエステル繊維、捲縮濃染性ポリエステル繊維、織編物、潜在捲縮濃染性ポリエステル繊維の製造方法、および捲縮濃染性ポリエステル繊維の製造方法 |
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