JPH108375A - マルチフィラメント複合織物及びその製造法 - Google Patents
マルチフィラメント複合織物及びその製造法Info
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- JPH108375A JPH108375A JP8181294A JP18129496A JPH108375A JP H108375 A JPH108375 A JP H108375A JP 8181294 A JP8181294 A JP 8181294A JP 18129496 A JP18129496 A JP 18129496A JP H108375 A JPH108375 A JP H108375A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高収縮性ポリエステル系マルチフィラメント
糸と単糸外層部の15重量%以下をレ−ヨン化したセル
ロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸との複合織物
及びその製造法に関し、適度な吸水性、摩擦堅牢性、制
電性等の諸機能を有するもの。 【解決方法】 イソフタ−ル酸を5〜15重量%共重合
させた固有粘度〔η〕が0.40〜0.85cc/gの
ポリエステル系マルチフィラメント糸と微細捲縮を有す
るセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸とを複
合してなる糸条を経糸及び/又は緯糸に使用した複合織
物であって、ポリエステル系マルチフィラメント糸をア
ルカリ減量処理すると同時にセルロ−スアセテ−ト系マ
ルチフィラメント糸の減量処理を施し、外層部の15重
量%以下がレ−ヨン化されてなるマルチフィラメント複
合織物及びその製造法。
糸と単糸外層部の15重量%以下をレ−ヨン化したセル
ロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸との複合織物
及びその製造法に関し、適度な吸水性、摩擦堅牢性、制
電性等の諸機能を有するもの。 【解決方法】 イソフタ−ル酸を5〜15重量%共重合
させた固有粘度〔η〕が0.40〜0.85cc/gの
ポリエステル系マルチフィラメント糸と微細捲縮を有す
るセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸とを複
合してなる糸条を経糸及び/又は緯糸に使用した複合織
物であって、ポリエステル系マルチフィラメント糸をア
ルカリ減量処理すると同時にセルロ−スアセテ−ト系マ
ルチフィラメント糸の減量処理を施し、外層部の15重
量%以下がレ−ヨン化されてなるマルチフィラメント複
合織物及びその製造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微細捲縮を有するセ
ルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸と高収縮性
ポリエステル系マルチフィラメント糸とを組み合わせて
なる複合糸条より構成されたマルチフィラメント複合織
物及びその製造法に関するものであり、更に詳しくは微
細捲縮を有するセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメ
ント糸の単糸外層部の15重量%以下をレ−ヨン化する
ことによって適度な吸水性、摩擦堅牢性、制電性等の諸
機能を具備するマルチフィラメント複合織物及びその製
造法に関するものである。
ルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸と高収縮性
ポリエステル系マルチフィラメント糸とを組み合わせて
なる複合糸条より構成されたマルチフィラメント複合織
物及びその製造法に関するものであり、更に詳しくは微
細捲縮を有するセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメ
ント糸の単糸外層部の15重量%以下をレ−ヨン化する
ことによって適度な吸水性、摩擦堅牢性、制電性等の諸
機能を具備するマルチフィラメント複合織物及びその製
造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系マルチフィラメント糸よ
りなる布帛構造物に吸水性を付与する方法として綿やレ
−ヨン等と混繊、混紡或は交編織する方法や布帛表面に
親水性基を持ったグル−プをグラフト共重合する方法、
各種後処理加工剤をパッドドライキュア法等によって布
帛表面に付与して布帛表面を親水性化する方法、ポリエ
ステル系マルチフィラメント糸自体をマイクロファイバ
−化することによる毛細管現象を利用し吸水性を向上さ
せる方法等、様々な方法による商品が提案、上市されて
いる。
りなる布帛構造物に吸水性を付与する方法として綿やレ
−ヨン等と混繊、混紡或は交編織する方法や布帛表面に
親水性基を持ったグル−プをグラフト共重合する方法、
各種後処理加工剤をパッドドライキュア法等によって布
帛表面に付与して布帛表面を親水性化する方法、ポリエ
ステル系マルチフィラメント糸自体をマイクロファイバ
−化することによる毛細管現象を利用し吸水性を向上さ
せる方法等、様々な方法による商品が提案、上市されて
いる。
【0003】しかしながら、綿やレ−ヨン等吸水性に富
む素材とポリエステル繊維を混繊、混紡或は交編織する
と、分散染料のみの一浴染色法では布帛を均染すること
ができず、二浴以上の染色工程を経ねばならず、加工コ
ストが上昇するほか、分散染料によって他の繊維を汚染
するため、二浴以降の色合わせが非常に難しく、染料濃
度等の染色条件を充分考慮して作業する必要がある。
む素材とポリエステル繊維を混繊、混紡或は交編織する
と、分散染料のみの一浴染色法では布帛を均染すること
ができず、二浴以上の染色工程を経ねばならず、加工コ
ストが上昇するほか、分散染料によって他の繊維を汚染
するため、二浴以降の色合わせが非常に難しく、染料濃
度等の染色条件を充分考慮して作業する必要がある。
【0004】また布帛表面に親水性基を持ったグル−プ
をグラフト共重合させる方法についても多数提案されて
いる。該処理方法は各種堅牢性にも優れ、尚かつ適度な
吸水性能を付与することが可能であるが、処理コストが
向上し商品価格的に高価なものとなる。また後加工剤を
バッドドライキュア法等を用いて布帛表面を親水性化す
る方法も多数提案、上市されているが、各種堅牢性に不
安があるほか、コスト高となり商品価格的に非常に高価
なものとなって好ましくない。
をグラフト共重合させる方法についても多数提案されて
いる。該処理方法は各種堅牢性にも優れ、尚かつ適度な
吸水性能を付与することが可能であるが、処理コストが
向上し商品価格的に高価なものとなる。また後加工剤を
バッドドライキュア法等を用いて布帛表面を親水性化す
る方法も多数提案、上市されているが、各種堅牢性に不
安があるほか、コスト高となり商品価格的に非常に高価
なものとなって好ましくない。
【0005】更に近来、ポリエステル系マルチフィラメ
ント糸においては直紡法、或は海島型又は多層配列型等
の複合紡糸法を使用し繊維自体をマイクロファイバ−化
することによって繊維間に微細な空隙を多数付与し、そ
れの毛細管現象によって吸水性を向上させる方法が提案
されている。しかしながら該手法を使用すると単繊維繊
度が極小さいため、染色加工を施しても濃染されず、白
茶けたものとなり、外観品位的に好ましいものとはなり
難い。また単繊維繊度が小さいために単糸が切断され易
く、ピリングやスナッギング等が起こり易い等の欠点が
あるほか、合成繊維特有のヌメリ感が残存し、風合い的
にも好ましいものとはならない。
ント糸においては直紡法、或は海島型又は多層配列型等
の複合紡糸法を使用し繊維自体をマイクロファイバ−化
することによって繊維間に微細な空隙を多数付与し、そ
れの毛細管現象によって吸水性を向上させる方法が提案
されている。しかしながら該手法を使用すると単繊維繊
度が極小さいため、染色加工を施しても濃染されず、白
茶けたものとなり、外観品位的に好ましいものとはなり
難い。また単繊維繊度が小さいために単糸が切断され易
く、ピリングやスナッギング等が起こり易い等の欠点が
あるほか、合成繊維特有のヌメリ感が残存し、風合い的
にも好ましいものとはならない。
【0006】
【発明が解決するための課題】上記したように、適度な
吸水性や制電性等の諸機能を有するポリエステル織物を
得ることはポリエステル系マルチフィラメント糸単独で
は至極困難である。また綿やレ−ヨン等の吸水性に富む
繊維と混繊、混紡或は合撚又は交織した織物では染色加
工工程における管理が非常に困難である等の欠点があっ
た。本発明は上記の如き問題を解決し、適度な吸水性、
摩擦堅牢性、制電性等の諸機能を有し、尚かつ合成繊維
特有のヌメリ感の残存しないマルチフィラメント複合織
物を提供することを目的とするものである。
吸水性や制電性等の諸機能を有するポリエステル織物を
得ることはポリエステル系マルチフィラメント糸単独で
は至極困難である。また綿やレ−ヨン等の吸水性に富む
繊維と混繊、混紡或は合撚又は交織した織物では染色加
工工程における管理が非常に困難である等の欠点があっ
た。本発明は上記の如き問題を解決し、適度な吸水性、
摩擦堅牢性、制電性等の諸機能を有し、尚かつ合成繊維
特有のヌメリ感の残存しないマルチフィラメント複合織
物を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、イソフ
タル酸を5〜15重量%共重合させた固有粘度〔η〕が
0.40〜0.85cc/gのポリエステル系マルチフ
ィラメント糸と微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−ト
系マルチフィラメント糸とを複合してなる糸条を経糸及
び/又は緯糸に使用してなる複合織物であり、該セルロ
−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の外層部の15
重量%以下がレ−ヨン化されてなることを特徴とするマ
ルチフィラメント複合織物。
タル酸を5〜15重量%共重合させた固有粘度〔η〕が
0.40〜0.85cc/gのポリエステル系マルチフ
ィラメント糸と微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−ト
系マルチフィラメント糸とを複合してなる糸条を経糸及
び/又は緯糸に使用してなる複合織物であり、該セルロ
−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の外層部の15
重量%以下がレ−ヨン化されてなることを特徴とするマ
ルチフィラメント複合織物。
【0007】その第2は、ポリエステル系マルチフィラ
メント糸の沸水収縮率SHWが35〜70%、複屈折率
△nが80〜180×10-1、結晶化度χρが10〜3
5%である請求項1記載のマルチフィラメント複合織
物。
メント糸の沸水収縮率SHWが35〜70%、複屈折率
△nが80〜180×10-1、結晶化度χρが10〜3
5%である請求項1記載のマルチフィラメント複合織
物。
【0008】その第3は、セルロ−スアセテ−ト系マル
チフィラメント糸の沸水収縮率SHWが0.2〜2.0
%、酢化度52%以上であり、微細捲縮が下記条件を満
足する請求項1記載のマルチフィラメント複合織物。 捲縮堅牢度: 5%≦CD≦10% 捲縮伸長度:20%≦CC≦45%
チフィラメント糸の沸水収縮率SHWが0.2〜2.0
%、酢化度52%以上であり、微細捲縮が下記条件を満
足する請求項1記載のマルチフィラメント複合織物。 捲縮堅牢度: 5%≦CD≦10% 捲縮伸長度:20%≦CC≦45%
【0009】その第4は、イソフタル酸を5〜15重量
%共重合させた固有粘度〔η〕が0.40〜0.85c
c/gのポリエステル系マルチフィラメント糸と微細捲
縮を有するセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント
糸とを空気交絡混織又は引き揃え、或は合撚して複合糸
条とし、下記に示す実撚を施した後、織物の経糸及び/
又は緯糸として製織し布帛とした後、アルカリ減量処理
を行いポリエステル系マルフフィラメント糸をアルカリ
減量すると同様にセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラ
メント糸の外層部の15重量%以下をレ−ヨン化させる
ことを特徴とするマルチフィラメント複合織物の製造
法。 実撚数Tw2:3000/D1/2 ≦Tw2≦27000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総織度(デニ−ル)を示すものであ
る。
%共重合させた固有粘度〔η〕が0.40〜0.85c
c/gのポリエステル系マルチフィラメント糸と微細捲
縮を有するセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント
糸とを空気交絡混織又は引き揃え、或は合撚して複合糸
条とし、下記に示す実撚を施した後、織物の経糸及び/
又は緯糸として製織し布帛とした後、アルカリ減量処理
を行いポリエステル系マルフフィラメント糸をアルカリ
減量すると同様にセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラ
メント糸の外層部の15重量%以下をレ−ヨン化させる
ことを特徴とするマルチフィラメント複合織物の製造
法。 実撚数Tw2:3000/D1/2 ≦Tw2≦27000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総織度(デニ−ル)を示すものであ
る。
【0010】その第5は、沸水収縮率SHWが0.2〜
2.0%、酢化度が52%以上であるセルロ−スアセテ
−ト系マルチフィラメント糸に下記に示す条件の仮撚を
施した後、ポリエステル系マルチフィラメント糸と空気
交絡混織又は引き揃え、或は合撚して複合糸条とする請
求項4記載のマルチフィラメント複合織物の製造法に関
するものである。 仮撚数Tw1:8000/D1/2 ≦Tw1≦22000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総繊度(デニ−ル)を示すものであ
る。
2.0%、酢化度が52%以上であるセルロ−スアセテ
−ト系マルチフィラメント糸に下記に示す条件の仮撚を
施した後、ポリエステル系マルチフィラメント糸と空気
交絡混織又は引き揃え、或は合撚して複合糸条とする請
求項4記載のマルチフィラメント複合織物の製造法に関
するものである。 仮撚数Tw1:8000/D1/2 ≦Tw1≦22000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総繊度(デニ−ル)を示すものであ
る。
【0011】本発明のマルチフィラメント複合織物はセ
ルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の外層部1
5重量%以下がレ−ヨン化されており、その結果適度な
吸水性、摩擦堅牢性、制電性等の諸機能を付与したマル
チフィラメント複合織物である。尚、本発明ではセルロ
−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸のアルカリによ
る鹸化反応をレ−ヨン化と称する。
ルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の外層部1
5重量%以下がレ−ヨン化されており、その結果適度な
吸水性、摩擦堅牢性、制電性等の諸機能を付与したマル
チフィラメント複合織物である。尚、本発明ではセルロ
−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸のアルカリによ
る鹸化反応をレ−ヨン化と称する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のマルチフィラメント複合
織物に使用するポリエステル系マルチフィラメント糸は
イソフタル酸を5〜15重量%共重合させた固有粘度
〔η〕が0.40〜0.85cc/gのポリエステルを
使用することが必要である。本発明のマルチフィラメン
ト複合織物はセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメン
ト糸の過度のレ−ヨン化を抑制するため、低濃度、低温
のアルカリ水溶液にてアルカリ減量処理を施す。故にイ
ソフタル酸共重合量が5重量%未満となると該ポリエス
テル系マルチフィラメント糸の減量速度が遅過ぎ、織物
の組織の空隙を充分に形成することができず、ドレ−プ
性に乏しいものとなる。またイソフタル酸共重合量が1
5重量%を超過する範囲となると極低濃度のアルカリ水
溶液でも加水分解が進行し、織物はクタッとしたはり、
腰感のないものとなる。そのためイソフタル酸共重合量
は5〜15重量%、より好ましくは7〜12重量%の範
囲であり、エチレンテレフタレ−トの繰り返し単位を8
5重量%以上含んでいれば、15重量%を超過しない範
囲でイソフタル酸成分に加え5−ナトリウムスルフォイ
ソフタル酸、フタル酸等々を共重合した重合体であって
もかまわない。また必要に応じて二酸化チタンや硫酸バ
リウム、カオリナイト、二酸化珪素等々の微細孔形成材
や顔料等を含有させてもよい。
織物に使用するポリエステル系マルチフィラメント糸は
イソフタル酸を5〜15重量%共重合させた固有粘度
〔η〕が0.40〜0.85cc/gのポリエステルを
使用することが必要である。本発明のマルチフィラメン
ト複合織物はセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメン
ト糸の過度のレ−ヨン化を抑制するため、低濃度、低温
のアルカリ水溶液にてアルカリ減量処理を施す。故にイ
ソフタル酸共重合量が5重量%未満となると該ポリエス
テル系マルチフィラメント糸の減量速度が遅過ぎ、織物
の組織の空隙を充分に形成することができず、ドレ−プ
性に乏しいものとなる。またイソフタル酸共重合量が1
5重量%を超過する範囲となると極低濃度のアルカリ水
溶液でも加水分解が進行し、織物はクタッとしたはり、
腰感のないものとなる。そのためイソフタル酸共重合量
は5〜15重量%、より好ましくは7〜12重量%の範
囲であり、エチレンテレフタレ−トの繰り返し単位を8
5重量%以上含んでいれば、15重量%を超過しない範
囲でイソフタル酸成分に加え5−ナトリウムスルフォイ
ソフタル酸、フタル酸等々を共重合した重合体であって
もかまわない。また必要に応じて二酸化チタンや硫酸バ
リウム、カオリナイト、二酸化珪素等々の微細孔形成材
や顔料等を含有させてもよい。
【0013】本発明のマルチフィラメント複合織物に使
用するポリエステル系マルチフィラメント糸は固有粘度
〔η〕が0.40〜0.85cc/gのポリエステルで
ある必要がある。該固有粘度〔η〕が0.40cc/g
未満であればアルカリ減量における減量速度が早過ぎる
ほか、溶融ポリマ−粘度が小さいために曳糸性が良好な
ものとはならず紡糸操業性や延伸性に支障を来し、好ま
しくない。また該固有粘度〔η〕が0.85cc/gを
超過する範囲となればアルカリ減量における減量速度が
遅過ぎるほか、産業資材用途等に使用されるポリエステ
ルと同等の固有粘度を有しているために通常の衣料用途
に使用されるポリエステルの紡糸条件を適用すると溶融
ポリマ−粘度が著しく大きくなり、紡糸パック内の圧力
損失(背圧)が上昇し安定な紡糸を行うことができな
い。従って固有粘度〔η〕については0.40〜0.8
5cc/gの範囲、より好ましくは0.55〜0.70
cc/gの範囲とすることが望ましい。
用するポリエステル系マルチフィラメント糸は固有粘度
〔η〕が0.40〜0.85cc/gのポリエステルで
ある必要がある。該固有粘度〔η〕が0.40cc/g
未満であればアルカリ減量における減量速度が早過ぎる
ほか、溶融ポリマ−粘度が小さいために曳糸性が良好な
ものとはならず紡糸操業性や延伸性に支障を来し、好ま
しくない。また該固有粘度〔η〕が0.85cc/gを
超過する範囲となればアルカリ減量における減量速度が
遅過ぎるほか、産業資材用途等に使用されるポリエステ
ルと同等の固有粘度を有しているために通常の衣料用途
に使用されるポリエステルの紡糸条件を適用すると溶融
ポリマ−粘度が著しく大きくなり、紡糸パック内の圧力
損失(背圧)が上昇し安定な紡糸を行うことができな
い。従って固有粘度〔η〕については0.40〜0.8
5cc/gの範囲、より好ましくは0.55〜0.70
cc/gの範囲とすることが望ましい。
【0014】ポリエステル系マルチフィラメント糸の沸
水収縮率SHWについては、35〜70%の比較的に高
収縮な繊維である必要がある。該沸水収縮率SHWが3
5%未満の範囲となれば効果的に織物表面にセルロ−ス
アセテ−ト系マルチフィラメント糸を露出させることが
できず、ポリエステル特有のヌメリ感が残存するほか、
適度な吸水性、制電性を付与することができない。また
該沸水収縮率SHWが70%を超過する範囲となれば織
物は組織が緻密な、非常に固い風合いとなり、一般衣料
用途には不適なものとなるほか、セルロ−スアセテ−ト
系マルチフィラメント糸との糸長差が大きくなり過ぎ、
ピリングやスナッギングが発生し易くなり、織物の外観
品位的に問題が残るものとなる。
水収縮率SHWについては、35〜70%の比較的に高
収縮な繊維である必要がある。該沸水収縮率SHWが3
5%未満の範囲となれば効果的に織物表面にセルロ−ス
アセテ−ト系マルチフィラメント糸を露出させることが
できず、ポリエステル特有のヌメリ感が残存するほか、
適度な吸水性、制電性を付与することができない。また
該沸水収縮率SHWが70%を超過する範囲となれば織
物は組織が緻密な、非常に固い風合いとなり、一般衣料
用途には不適なものとなるほか、セルロ−スアセテ−ト
系マルチフィラメント糸との糸長差が大きくなり過ぎ、
ピリングやスナッギングが発生し易くなり、織物の外観
品位的に問題が残るものとなる。
【0015】またポリエステル系マルチフィラメント糸
の複屈折率△nは80〜180×10-3の範囲、より好
ましくは100〜135×10-3の範囲とすることが望
ましい。該複屈折率△nが80×10-3未満の低配向領
域となればアルカリ減量処理における減量速度が早過
ぎ、織物はクタッとしたはり、腰感がないものとなる。
また該複屈折率△nが180×10-3を超過する高配向
領域となればアルカリ減量加工後の生地の物性は優れた
ものとなるが、アルカリ減量速度が遅くなり過ぎ、織物
の風合い合わせをすると、結果としてセルロ−スアセテ
−ト系マルチフィラメント糸側が過度にレ−ヨン化さ
れ、該セルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸が
実用強度を有しないものとなる。
の複屈折率△nは80〜180×10-3の範囲、より好
ましくは100〜135×10-3の範囲とすることが望
ましい。該複屈折率△nが80×10-3未満の低配向領
域となればアルカリ減量処理における減量速度が早過
ぎ、織物はクタッとしたはり、腰感がないものとなる。
また該複屈折率△nが180×10-3を超過する高配向
領域となればアルカリ減量加工後の生地の物性は優れた
ものとなるが、アルカリ減量速度が遅くなり過ぎ、織物
の風合い合わせをすると、結果としてセルロ−スアセテ
−ト系マルチフィラメント糸側が過度にレ−ヨン化さ
れ、該セルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸が
実用強度を有しないものとなる。
【0016】更にポリエステル系マルチフィラメント糸
の結晶化度χρは10〜35%、より好ましくは12〜
25%の範囲である。該結晶化度χρが10%未満の低
結晶化度となるとアルカリ減量によって非晶部が容易に
加水分解され、強度低下が著しく実用強度を保持し得な
い。また結晶化度χρが35%を超過する範囲となると
アルカリ減量加工におけるアルカリ減量速度が遅くなり
過ぎ、風合い合わせをするとセルロ−スアセテ−ト系マ
ルチフィラメント糸側が過度にレ−ヨン化されて好まし
くないほか、結晶化度が高いために熱収縮能に乏しいも
のとなり織物の嵩高感が不足して好ましくない。
の結晶化度χρは10〜35%、より好ましくは12〜
25%の範囲である。該結晶化度χρが10%未満の低
結晶化度となるとアルカリ減量によって非晶部が容易に
加水分解され、強度低下が著しく実用強度を保持し得な
い。また結晶化度χρが35%を超過する範囲となると
アルカリ減量加工におけるアルカリ減量速度が遅くなり
過ぎ、風合い合わせをするとセルロ−スアセテ−ト系マ
ルチフィラメント糸側が過度にレ−ヨン化されて好まし
くないほか、結晶化度が高いために熱収縮能に乏しいも
のとなり織物の嵩高感が不足して好ましくない。
【0017】また本発明のマルチフィラメント複合織物
に使用するセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント
糸の沸水収縮率SHWは0.2〜2.0%の範囲である
必要がある。該沸水収縮率SHWが0.2%未満の範囲
となるとポリエステル系マルチフィラメント糸との熱収
縮率差が大きく、織物表面へのセルロ−スアセテ−ト系
マルチフィラメント糸の露出の程度が大きくなるが過分
の糸長差が生じるため、織物のビリングやファスナリン
グの発生の懸念がある。また該沸水収縮率SHWが2.
0%以上の範囲となると織物表面をセルロ−スアセテ−
ト系マルチフィラメント糸が効果的に覆うことができな
くなり、アルカリ減量処理による外層部レ−ヨン化の効
果である適度な吸水性、摩擦堅牢性、制電性等の諸性能
の付与が困難となる。
に使用するセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント
糸の沸水収縮率SHWは0.2〜2.0%の範囲である
必要がある。該沸水収縮率SHWが0.2%未満の範囲
となるとポリエステル系マルチフィラメント糸との熱収
縮率差が大きく、織物表面へのセルロ−スアセテ−ト系
マルチフィラメント糸の露出の程度が大きくなるが過分
の糸長差が生じるため、織物のビリングやファスナリン
グの発生の懸念がある。また該沸水収縮率SHWが2.
0%以上の範囲となると織物表面をセルロ−スアセテ−
ト系マルチフィラメント糸が効果的に覆うことができな
くなり、アルカリ減量処理による外層部レ−ヨン化の効
果である適度な吸水性、摩擦堅牢性、制電性等の諸性能
の付与が困難となる。
【0018】更にセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラ
メント糸の酢化度は52%以上、より好ましくは60%
以上のセルロ−ストリアセテ−トであることが望まし
い。該酢化度が52%未満のジアセテ−トではアルカリ
減量加工によって殆ど内層部にまでレ−ヨン化が進行
し、強度及び伸度が乏しいものとなる。そのため容易に
単糸が切断し、織物の外観品位を損ねるなど、消費性能
に支障を来すことになる。該酢化度が52%以上、より
好ましくは60%以上のセルロ−ストリアセテ−トであ
れば比較的低濃度、低温処理のアルカリ減量であれば、
単糸外層部のみのレ−ヨン化に留まり、レ−ヨン化され
た部分以外はセルロ−ストリアセテ−トとして残存する
ために、ポリエステルと同様分散染料にて染色が可能で
あり、しかも実用強度を保つことが可能となり、好適で
ある。
メント糸の酢化度は52%以上、より好ましくは60%
以上のセルロ−ストリアセテ−トであることが望まし
い。該酢化度が52%未満のジアセテ−トではアルカリ
減量加工によって殆ど内層部にまでレ−ヨン化が進行
し、強度及び伸度が乏しいものとなる。そのため容易に
単糸が切断し、織物の外観品位を損ねるなど、消費性能
に支障を来すことになる。該酢化度が52%以上、より
好ましくは60%以上のセルロ−ストリアセテ−トであ
れば比較的低濃度、低温処理のアルカリ減量であれば、
単糸外層部のみのレ−ヨン化に留まり、レ−ヨン化され
た部分以外はセルロ−ストリアセテ−トとして残存する
ために、ポリエステルと同様分散染料にて染色が可能で
あり、しかも実用強度を保つことが可能となり、好適で
ある。
【0019】該アルカリ減量処理においては、セルロ−
スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の外層部をレ−ヨ
ン化するのみでなく、同時にポリエステル系マルチフィ
ラメント糸の外層部をアルカリ加水分解作用によって除
去し、繊維間に空隙を作ると共に組織のル−ズ化を図
り、適度なドレ−プ性を与える。更に該セルロ−スアセ
テ−ト系マルチフィラメント糸のレ−ヨン化は外層部1
5重量%以下、より好ましくは7%以上12%以下とす
る。該レ−ヨン化が15重量%を超過すると繊維は容易
に単糸切断、フィブリル化して織物の外観品位を損ねる
ほか、織物の引裂強力等が低下して、実用上問題があ
り、好ましくない。
スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の外層部をレ−ヨ
ン化するのみでなく、同時にポリエステル系マルチフィ
ラメント糸の外層部をアルカリ加水分解作用によって除
去し、繊維間に空隙を作ると共に組織のル−ズ化を図
り、適度なドレ−プ性を与える。更に該セルロ−スアセ
テ−ト系マルチフィラメント糸のレ−ヨン化は外層部1
5重量%以下、より好ましくは7%以上12%以下とす
る。該レ−ヨン化が15重量%を超過すると繊維は容易
に単糸切断、フィブリル化して織物の外観品位を損ねる
ほか、織物の引裂強力等が低下して、実用上問題があ
り、好ましくない。
【0020】該アルカリ減量処理における条件について
は前記したように低濃度、低温のアルカリ水溶液を使用
する。水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カ
リウム等の水溶液、例えば水酸化ナトリウムであれば2
〜5g/1の水溶液を調整し、浴温85〜95℃で20
〜70分程度、浴中を撹拌しつつアルカリ減量処理を施
す。該アルカリ減量処理及び染色処理においてはジッカ
−染色機、ウインス染色機、パドル染色機、液流染色機
等の通常の染色設備を使用することができる。
は前記したように低濃度、低温のアルカリ水溶液を使用
する。水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カ
リウム等の水溶液、例えば水酸化ナトリウムであれば2
〜5g/1の水溶液を調整し、浴温85〜95℃で20
〜70分程度、浴中を撹拌しつつアルカリ減量処理を施
す。該アルカリ減量処理及び染色処理においてはジッカ
−染色機、ウインス染色機、パドル染色機、液流染色機
等の通常の染色設備を使用することができる。
【0021】また微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−
ト系マルチフィラメント糸の捲縮特性は下記条件範囲を
満たすことが必要である。 捲縮堅牢度: 5%≦CD≦10% 捲縮伸長度:20%≦CC≦45% 本発明の微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−ト系マル
チフィラメント糸の捲縮付与方法は仮撚加工によるもの
であり、該仮撚条件については後記の仮撚数Tw1以外
は特に限定を加えるものではなく、仮撚方式についても
従来のマグネットスビンドルを用いたピン仮撚方式の
他、多軸外接型摩擦仮撚方式(ディスク仮撚方式)、ベ
ルト仮撚方式の何れをも用いることができる。
ト系マルチフィラメント糸の捲縮特性は下記条件範囲を
満たすことが必要である。 捲縮堅牢度: 5%≦CD≦10% 捲縮伸長度:20%≦CC≦45% 本発明の微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−ト系マル
チフィラメント糸の捲縮付与方法は仮撚加工によるもの
であり、該仮撚条件については後記の仮撚数Tw1以外
は特に限定を加えるものではなく、仮撚方式についても
従来のマグネットスビンドルを用いたピン仮撚方式の
他、多軸外接型摩擦仮撚方式(ディスク仮撚方式)、ベ
ルト仮撚方式の何れをも用いることができる。
【0022】本発明の微細捲縮を有するセルロ−スアセ
テ−ト系マルチフィラメント糸の捲縮堅牢度CDが5%
未満の範囲となれば、織物の染色加工等の湿熱処理によ
る捲縮のヘタリが著しく嵩高性に乏しいものとなる。ま
た捲縮堅牢度CDが10%を超過する範囲となれば織物
の染色加工等の湿熱処理による捲縮のヘタリは極軽度な
ものであり織物はふくらみ感に富むものとなるが、該捲
縮を保持するためには仮撚加工による高温熱処理が必要
となる。故に該捲縮堅牢度CDが10%を超過する領域
では逆に熱収縮能が低下し、上記した如くポリエステル
系マルチフィラメント糸との糸長差が大きくなり過ぎ、
抗ピリング性や抗ファスナリング性が低下し、好適な条
件ではない。
テ−ト系マルチフィラメント糸の捲縮堅牢度CDが5%
未満の範囲となれば、織物の染色加工等の湿熱処理によ
る捲縮のヘタリが著しく嵩高性に乏しいものとなる。ま
た捲縮堅牢度CDが10%を超過する範囲となれば織物
の染色加工等の湿熱処理による捲縮のヘタリは極軽度な
ものであり織物はふくらみ感に富むものとなるが、該捲
縮を保持するためには仮撚加工による高温熱処理が必要
となる。故に該捲縮堅牢度CDが10%を超過する領域
では逆に熱収縮能が低下し、上記した如くポリエステル
系マルチフィラメント糸との糸長差が大きくなり過ぎ、
抗ピリング性や抗ファスナリング性が低下し、好適な条
件ではない。
【0023】また微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−
ト系マルチフィラメント糸の捲縮伸長率CCが20%未
満の範囲であれば捲縮の程度は極軽微なものとなり生糸
(なまいと)とそれ程変わらず、ふくらみ感の感じない
ものとなる。捲縮伸長率CCが45%を超過する高捲縮
の領域となると織物のふくらみ感は向上するが、逆にフ
カツキ感が現れ、安っぽい風合いのものとなる。該捲縮
伸長率CCが20%以上45%以下、より好ましくは2
5%以上40%以下の範囲とすることによってフカツキ
感を感じさせない適度なふくらみ感を有する織物に加工
することが可能となる。
ト系マルチフィラメント糸の捲縮伸長率CCが20%未
満の範囲であれば捲縮の程度は極軽微なものとなり生糸
(なまいと)とそれ程変わらず、ふくらみ感の感じない
ものとなる。捲縮伸長率CCが45%を超過する高捲縮
の領域となると織物のふくらみ感は向上するが、逆にフ
カツキ感が現れ、安っぽい風合いのものとなる。該捲縮
伸長率CCが20%以上45%以下、より好ましくは2
5%以上40%以下の範囲とすることによってフカツキ
感を感じさせない適度なふくらみ感を有する織物に加工
することが可能となる。
【0024】更に微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−
ト系マルチフィラメント糸を製造する際の仮撚数Tw1
については下記条件を満足することが必要である。 仮撚数Tw1:8000/D1/2 ≦Tw1≦22000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総繊度(デニ−ル)を示すものであ
る。該仮撚数Tw1が8000/D1/2 未満の範囲とな
れば実質的に糸条の捲縮の程度は極軽微なものとなり生
糸(なまいと)と何ら変わらないものとなる。また22
000/D1/2 を超過する範囲となれば糸条は高捲縮性
を有するものとなるが仮撚数が高過ぎるために単糸の切
断、毛羽を発生するに至り仮撚操業性や後工程の操業性
が悪化するほか、織物の外観品位を著しく損ねる結果と
なり好ましい領域であるとは言えない。該仮撚数Tw1
は8000/D1/2 以上22000/D1/2 以下の範
囲、より好ましくは8000/D1/2 以上18000/
D1/2 以下の範囲を採用することが望ましい。
ト系マルチフィラメント糸を製造する際の仮撚数Tw1
については下記条件を満足することが必要である。 仮撚数Tw1:8000/D1/2 ≦Tw1≦22000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総繊度(デニ−ル)を示すものであ
る。該仮撚数Tw1が8000/D1/2 未満の範囲とな
れば実質的に糸条の捲縮の程度は極軽微なものとなり生
糸(なまいと)と何ら変わらないものとなる。また22
000/D1/2 を超過する範囲となれば糸条は高捲縮性
を有するものとなるが仮撚数が高過ぎるために単糸の切
断、毛羽を発生するに至り仮撚操業性や後工程の操業性
が悪化するほか、織物の外観品位を著しく損ねる結果と
なり好ましい領域であるとは言えない。該仮撚数Tw1
は8000/D1/2 以上22000/D1/2 以下の範
囲、より好ましくは8000/D1/2 以上18000/
D1/2 以下の範囲を採用することが望ましい。
【0025】本発明のマルチフィラメント複合繊維を構
成する複合糸条は微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−
ト系マルチフィラメント糸とポリエステル系マルチフィ
ラメント糸とを空気交絡混繊又は引き揃え、或は合撚し
て得るものであるが、該複合織物に製織する前に下記の
実撚Tw2を挿入することが必要である。 実撚数Tw2:3000/D1/2 ≦Tw2≦27000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総繊度(デニ−ル)を示すものであ
る。該実撚挿入はアップツイスタ−、ダブルツイスタ
−、リングツイスタ−等市販の撚糸機を使用して実施す
る。該実撚を挿入する以前にセルロ−スアセテ−ト系マ
ルチフィラメント糸及びポリエステル系マルチフィラメ
ント糸の各々、或は何れか一方の糸条に下撚を挿入した
後、組み合わせてもよい。
成する複合糸条は微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−
ト系マルチフィラメント糸とポリエステル系マルチフィ
ラメント糸とを空気交絡混繊又は引き揃え、或は合撚し
て得るものであるが、該複合織物に製織する前に下記の
実撚Tw2を挿入することが必要である。 実撚数Tw2:3000/D1/2 ≦Tw2≦27000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総繊度(デニ−ル)を示すものであ
る。該実撚挿入はアップツイスタ−、ダブルツイスタ
−、リングツイスタ−等市販の撚糸機を使用して実施す
る。該実撚を挿入する以前にセルロ−スアセテ−ト系マ
ルチフィラメント糸及びポリエステル系マルチフィラメ
ント糸の各々、或は何れか一方の糸条に下撚を挿入した
後、組み合わせてもよい。
【0026】該実撚数Tw2は上記範囲内で織物の風合
いに応じて適宜選定してよい。例えば3000/D1/2
〜7000/D1/2 程度の甘撚として織物を更にソフト
に仕上げることも可能であるし、10000/D1/2 〜
25000/D1/2 程度の強撚として織物のドライ感を
向上させることもできる。該実撚数Tw2が3000/
D1/2 未満の範囲となると織物の抗ピリング性能に乏し
く消費性能的に望ましい領域であるとは言えない。また
該実撚数Tw2が27000/D1/2 を超過する超強撚
の範囲となると撚糸時に単糸切断、毛羽発生により撚糸
操業性、後加工操業性が著しく悪化するほか、織物の風
合いが硬くなり過ぎ、一般衣料用途として好適な領域で
あるとは言えない。該実撚挿入後の撚糸トルクによるビ
リ込み等を防止するため、実撚後の糸条にバキュ−ムヒ
−トセッタ−やライドンボックス等の熱処理によって一
時的に撚糸条の撚糸トルクを抑えておくことも、工程通
過性を考慮すると有効である。
いに応じて適宜選定してよい。例えば3000/D1/2
〜7000/D1/2 程度の甘撚として織物を更にソフト
に仕上げることも可能であるし、10000/D1/2 〜
25000/D1/2 程度の強撚として織物のドライ感を
向上させることもできる。該実撚数Tw2が3000/
D1/2 未満の範囲となると織物の抗ピリング性能に乏し
く消費性能的に望ましい領域であるとは言えない。また
該実撚数Tw2が27000/D1/2 を超過する超強撚
の範囲となると撚糸時に単糸切断、毛羽発生により撚糸
操業性、後加工操業性が著しく悪化するほか、織物の風
合いが硬くなり過ぎ、一般衣料用途として好適な領域で
あるとは言えない。該実撚挿入後の撚糸トルクによるビ
リ込み等を防止するため、実撚後の糸条にバキュ−ムヒ
−トセッタ−やライドンボックス等の熱処理によって一
時的に撚糸条の撚糸トルクを抑えておくことも、工程通
過性を考慮すると有効である。
【0027】本発明のフィラメント複合織物を構成する
ポリエステル系マルチフィラメント糸とセルロ−スアセ
テ−ト系マルチフィラメント糸の混率(重量分率)につ
いては特に限定を加えるものではないが、織物の風合い
を考慮すると前者/後者の構成比は大略10/90〜7
0/30であり、好ましくは20/80〜50/50の
範囲である。該フィラメント複合織物を構成する複合糸
条の総繊度に関しても特に限定を加えるものではない
が、一般衣料用途の場合の大略50デニ−ル〜900デ
ニ−ルの範囲で風合い、用途に応じて適宜選定すればよ
い。ポリエステル系マルチフィラメント糸及びセルロ−
スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の単糸デニ−ルに
ついても特に限定されるものではないが、好ましくは前
者が2デニ−ル〜10デニ−ルの範囲、後者が1デニ−
ル〜5デニ−ルの範囲である。単糸断面についても限定
されるものではなく、丸断面糸の他、三角断面糸、その
他異型断面糸、或は目的に応じ中空断面糸を使用しても
よい。
ポリエステル系マルチフィラメント糸とセルロ−スアセ
テ−ト系マルチフィラメント糸の混率(重量分率)につ
いては特に限定を加えるものではないが、織物の風合い
を考慮すると前者/後者の構成比は大略10/90〜7
0/30であり、好ましくは20/80〜50/50の
範囲である。該フィラメント複合織物を構成する複合糸
条の総繊度に関しても特に限定を加えるものではない
が、一般衣料用途の場合の大略50デニ−ル〜900デ
ニ−ルの範囲で風合い、用途に応じて適宜選定すればよ
い。ポリエステル系マルチフィラメント糸及びセルロ−
スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の単糸デニ−ルに
ついても特に限定されるものではないが、好ましくは前
者が2デニ−ル〜10デニ−ルの範囲、後者が1デニ−
ル〜5デニ−ルの範囲である。単糸断面についても限定
されるものではなく、丸断面糸の他、三角断面糸、その
他異型断面糸、或は目的に応じ中空断面糸を使用しても
よい。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。尚、本文中及び実施例中の各パラメ−タの数値は
下記方法によって求められた実験値である。 (a) 捲縮伸長率CC(%) 試料を枠周1.125mの検尺器を使用し、0.1g/
dの初荷重を掛け、120回/分の速度で巻き返し、巻
き回数8回の小綛を作成する。該小綛をラピゾ−ル液B
−30(日本油脂社製)を2g/1の濃度に溶解した9
8℃±2℃の水溶液に無荷重状態で5分間浸漬した後、
試料を水溶液中より出して、湿潤状態のまま3.2×D
1gの荷重を掛け、1分後の長さL1を測定する。次に
荷重を取り除き小綛を綿布或は吸取紙を使用し水分を除
去した後、無荷重水平状態で60℃の雰囲気下で30分
乾燥した後、室温にて1時間無荷重水平状態にて放置す
る。放置後、該小綛に0.032×D1gの荷重を掛
け、1分後の長さL2を測定し、下記式にて捲縮伸長率
CCをも求める。尚、実験回数5回の平均値をもってそ
の測定値とする。またD1は試料(糸条)のデニ−ルを
示すものである。 CC(%)=(L1−L2)/L1×100
する。尚、本文中及び実施例中の各パラメ−タの数値は
下記方法によって求められた実験値である。 (a) 捲縮伸長率CC(%) 試料を枠周1.125mの検尺器を使用し、0.1g/
dの初荷重を掛け、120回/分の速度で巻き返し、巻
き回数8回の小綛を作成する。該小綛をラピゾ−ル液B
−30(日本油脂社製)を2g/1の濃度に溶解した9
8℃±2℃の水溶液に無荷重状態で5分間浸漬した後、
試料を水溶液中より出して、湿潤状態のまま3.2×D
1gの荷重を掛け、1分後の長さL1を測定する。次に
荷重を取り除き小綛を綿布或は吸取紙を使用し水分を除
去した後、無荷重水平状態で60℃の雰囲気下で30分
乾燥した後、室温にて1時間無荷重水平状態にて放置す
る。放置後、該小綛に0.032×D1gの荷重を掛
け、1分後の長さL2を測定し、下記式にて捲縮伸長率
CCをも求める。尚、実験回数5回の平均値をもってそ
の測定値とする。またD1は試料(糸条)のデニ−ルを
示すものである。 CC(%)=(L1−L2)/L1×100
【0029】(b) 捲縮堅牢度CD(%) 試料を枠周1.125mの検尺器を使用し、0.1g/
dの初荷重を掛け、120回/分の速度で巻き返し、巻
き回数8回の小綛を作成する。該小綛を4つ折り(2つ
折りを2回)にし、ラピゾ−ル液B−30(日本油脂社
製)を2g/1の濃度に溶解した98℃±2℃の水溶液
に0.03×D2gの荷重を掛け、15分間浸漬した
後、試料を水溶液中より取り出して、元の巻き回数8回
の小綛に戻し、湿潤状態のまま3.2×D2gの荷重を
掛け、1分後の長さL3を測定する。次に荷重を取り除
き小綛を綿布或は吸取紙を使用し水分を除去した後、無
荷重水平状態で60℃雰囲気下で30分乾燥した後、室
温にて1時間無荷重水平状態にて放置する。放置後、該
小綛に0.032×D2gの荷重を掛け、1分後の長さ
L4を測定し、下記式にて捲縮堅牢度CDをも求める。
尚、実験回数5回の平均値をもってその測定値とする。
またD2は試料(糸条)のデニ−ルを示すものである。 CD(%)=(L3−L4)/L3×100
dの初荷重を掛け、120回/分の速度で巻き返し、巻
き回数8回の小綛を作成する。該小綛を4つ折り(2つ
折りを2回)にし、ラピゾ−ル液B−30(日本油脂社
製)を2g/1の濃度に溶解した98℃±2℃の水溶液
に0.03×D2gの荷重を掛け、15分間浸漬した
後、試料を水溶液中より取り出して、元の巻き回数8回
の小綛に戻し、湿潤状態のまま3.2×D2gの荷重を
掛け、1分後の長さL3を測定する。次に荷重を取り除
き小綛を綿布或は吸取紙を使用し水分を除去した後、無
荷重水平状態で60℃雰囲気下で30分乾燥した後、室
温にて1時間無荷重水平状態にて放置する。放置後、該
小綛に0.032×D2gの荷重を掛け、1分後の長さ
L4を測定し、下記式にて捲縮堅牢度CDをも求める。
尚、実験回数5回の平均値をもってその測定値とする。
またD2は試料(糸条)のデニ−ルを示すものである。 CD(%)=(L3−L4)/L3×100
【0030】(c) 沸水収縮率SHW(%) 試料を枠周1.125mの検尺器を使用し、0.1g/
dの初荷重を掛け、120回/分の速度で巻き返し、巻
き回数20回の小綛を作成し、初荷重の40倍の荷重を
掛けて綛長L5(mm)を測定する。続いて荷重を外し収縮
が妨げられないような方法で98℃±2℃の沸水中に3
0分間浸漬した後、取り出して小綛を綿布或は吸取紙を
使用し水分を除去し、水平状態にて風乾する。風乾後再
度同一荷重を掛けて綛長L6(mm)を測定し、下記式にて
沸水収縮率SHWを求める。尚、実験回数5回の平均値
をもってその測定値とする。 SHW(%)=(L5−L6)/L5×100
dの初荷重を掛け、120回/分の速度で巻き返し、巻
き回数20回の小綛を作成し、初荷重の40倍の荷重を
掛けて綛長L5(mm)を測定する。続いて荷重を外し収縮
が妨げられないような方法で98℃±2℃の沸水中に3
0分間浸漬した後、取り出して小綛を綿布或は吸取紙を
使用し水分を除去し、水平状態にて風乾する。風乾後再
度同一荷重を掛けて綛長L6(mm)を測定し、下記式にて
沸水収縮率SHWを求める。尚、実験回数5回の平均値
をもってその測定値とする。 SHW(%)=(L5−L6)/L5×100
【0031】(d) 固有粘度〔η〕(cc/g) 75重量%のp−クロロフェノ−ルと25重量%のテト
ラクロロエタンよりなる混合溶媒を用い、試料を室温に
おいて溶解し、粘度の測定をウベロ−デ粘度計を使用
し、25℃±0.1℃の恒温条件下で実施する。
ラクロロエタンよりなる混合溶媒を用い、試料を室温に
おいて溶解し、粘度の測定をウベロ−デ粘度計を使用
し、25℃±0.1℃の恒温条件下で実施する。
【0032】(e) 複屈折率△n(−) ニコン社製POH型偏光顕微鏡とライツ社製ペレックコ
ンペンセ−タを使用し東芝社製SLS−3−B型スペク
トル光源用起動装置(Na光源)を光源として用いた。
5〜6mm長の繊維軸に対し45°の角度に切断した試料
を、切断面を上にしてスライドグラス上に載せる。試料
スライドグラスを回転載物台に載せ、試料が偏光子に対
して45°になるように回転載物台を回転させて調節
し、アナライザ−を挿入し暗視野とした後、コンペンセ
ンタ−目盛りを30にして縞数を数える(n個)。コン
ペンセンタ−を右螺子方向に回転させて試料が最初に暗
くなる点のコンペンセンタ−目盛りa、コンペンセンタ
−を左螺子方向に回転させて試料が最初に一番暗くなる
点のコンペンセンタ−の目盛りbを測定した後、コンペ
ンセンタ−の目盛りを30まで戻してアナライザ−を外
し、試料の直径dを測定し、下記式に基づき複屈折率△
nを求める。尚、実験回数10回の平均値をもってその
測定値とする。 △n=「/d(「;レタ−デ−ション=nλ0 +g) λ0 =589.3mμ g;ライツ社のコンペンセンタ−の説明書のC/100
00とiより求める i=(a−b);コンペンセンタ−の読みの差
ンペンセ−タを使用し東芝社製SLS−3−B型スペク
トル光源用起動装置(Na光源)を光源として用いた。
5〜6mm長の繊維軸に対し45°の角度に切断した試料
を、切断面を上にしてスライドグラス上に載せる。試料
スライドグラスを回転載物台に載せ、試料が偏光子に対
して45°になるように回転載物台を回転させて調節
し、アナライザ−を挿入し暗視野とした後、コンペンセ
ンタ−目盛りを30にして縞数を数える(n個)。コン
ペンセンタ−を右螺子方向に回転させて試料が最初に暗
くなる点のコンペンセンタ−目盛りa、コンペンセンタ
−を左螺子方向に回転させて試料が最初に一番暗くなる
点のコンペンセンタ−の目盛りbを測定した後、コンペ
ンセンタ−の目盛りを30まで戻してアナライザ−を外
し、試料の直径dを測定し、下記式に基づき複屈折率△
nを求める。尚、実験回数10回の平均値をもってその
測定値とする。 △n=「/d(「;レタ−デ−ション=nλ0 +g) λ0 =589.3mμ g;ライツ社のコンペンセンタ−の説明書のC/100
00とiより求める i=(a−b);コンペンセンタ−の読みの差
【0033】(f) 結晶化度χρ(%) n−ヘプタンと四塩化炭素よりなる密度勾配管を作成
し、30℃±0.1℃に調温された密度勾配管中に充分
に脱泡した試料を投入し、5時間放置後の密度勾配配管
の目盛りにて直読した数値を、標準ガラスフロ−トによ
る密度勾配管〜比重キャリブレ−ショングラフから比重
値ρに換算する。尚、実験回数4回の値を取った。結晶
化度χρは比重値ρを下記式に代入し算出する。 χρ=(ρ−ρa)/(ρc−ρa)×100 ρa=1.335;PET非晶部の比重 ρc=1.455;PET非晶部の比重 ρ ;=試料の比重
し、30℃±0.1℃に調温された密度勾配管中に充分
に脱泡した試料を投入し、5時間放置後の密度勾配配管
の目盛りにて直読した数値を、標準ガラスフロ−トによ
る密度勾配管〜比重キャリブレ−ショングラフから比重
値ρに換算する。尚、実験回数4回の値を取った。結晶
化度χρは比重値ρを下記式に代入し算出する。 χρ=(ρ−ρa)/(ρc−ρa)×100 ρa=1.335;PET非晶部の比重 ρc=1.455;PET非晶部の比重 ρ ;=試料の比重
【0034】
【実施例1】イソフタル酸を10重量%共重合したポリ
エチレンテレフタレ−トセミダルレジン(固有粘度
〔η〕=0.55cc/g、二酸化チタン含有量0.2
重量%)を通常の溶融紡糸法によりポリエステルマルチ
フィラメント丸断面未延伸糸110デニ−ル36フィラ
メントとした。次いで延伸機を使用し、延伸倍率1.4
7倍に延伸しポリエステルマルチフィラメント丸断面通
常延伸糸75デニ−ル36フィラメント(沸水収縮率S
HW=38.2%、結晶化度χρ=18.3%、複屈折
率SHW=38.2%、結晶化度χρ=18.3%、複
屈折率△n=125×10-3)とした。またセルロ−ス
アセテ−ト系マルチフィラメント糸として75デニ−ル
30フィラメントのトリアセテ−トマルチフィラメント
(沸水収縮率SHW=1.5%、酢化度62%)を用
い、三菱重工業社製延伸仮撚機LS−6型を使用し、仮
撚数Tw1=2200T/m(仮撚施撚方向はZ撚方
向)、ヒ−タ−温度195℃、オ−バ−フィ−ド率5%
の各条件で仮撚加工を実施した。該微細捲縮を付与した
トリアセテ−トブライトマルチフィラメント糸の捲縮堅
牢度率CD=7.8%、捲縮伸長率CC=39.8%の
各数値を示すものであった。上記ポリエステルマルチフ
ィラメント糸とトリアセテ−トマルチフィラメント仮撚
加工糸を引き揃え、インタ−レ−サ−による空気交絡を
施し複合糸条とした。
エチレンテレフタレ−トセミダルレジン(固有粘度
〔η〕=0.55cc/g、二酸化チタン含有量0.2
重量%)を通常の溶融紡糸法によりポリエステルマルチ
フィラメント丸断面未延伸糸110デニ−ル36フィラ
メントとした。次いで延伸機を使用し、延伸倍率1.4
7倍に延伸しポリエステルマルチフィラメント丸断面通
常延伸糸75デニ−ル36フィラメント(沸水収縮率S
HW=38.2%、結晶化度χρ=18.3%、複屈折
率SHW=38.2%、結晶化度χρ=18.3%、複
屈折率△n=125×10-3)とした。またセルロ−ス
アセテ−ト系マルチフィラメント糸として75デニ−ル
30フィラメントのトリアセテ−トマルチフィラメント
(沸水収縮率SHW=1.5%、酢化度62%)を用
い、三菱重工業社製延伸仮撚機LS−6型を使用し、仮
撚数Tw1=2200T/m(仮撚施撚方向はZ撚方
向)、ヒ−タ−温度195℃、オ−バ−フィ−ド率5%
の各条件で仮撚加工を実施した。該微細捲縮を付与した
トリアセテ−トブライトマルチフィラメント糸の捲縮堅
牢度率CD=7.8%、捲縮伸長率CC=39.8%の
各数値を示すものであった。上記ポリエステルマルチフ
ィラメント糸とトリアセテ−トマルチフィラメント仮撚
加工糸を引き揃え、インタ−レ−サ−による空気交絡を
施し複合糸条とした。
【0035】該複合糸条を村田機械社製ダブルツイスタ
−No. 302型を使用し、スピンドル回点数8000r
pm、実撚数Tw2=1200T/m(実撚挿入方向は
S撚及びZ撚方向の2種作成)の条件にて実撚を挿入し
た後、スチ−ムヒ−トセッタ−を使用し雰囲気温度75
℃、真空条件下で40分間の撚止めセットを実施した。
該撚糸を経糸及び緯糸の双方に使用し、津田駒工業社製
レピアル−ムR−200型を用い、織上密度が経130
本/in、緯81本/inのバックツイル梨地組織に製
織した。精練、リラックスを施した後該生機を水酸化ナ
トリウム4g/1水溶液を用いて、処理温度90℃で減
量率20%のアルカリ減量処理を施した。該織物を構成
する複合糸条を取り出し、セルロ−スアセテ−ト系マル
チフィラメント糸の単糸断面を偏光顕微鏡によって観察
すると、外層部12%がレ−ヨン化されていることが確
認された。該織物を分散染料を使用し、染色を施した
後、乾熱ファイナルセットを施し、仕上密度が経185
本/in、緯120本/inの染色加工布を得た。該染
色加工布はイラツキなく均一に染色されており、かつ適
度な嵩高性、ソフトタッチを示し、合成繊維特有のヌメ
リ感を感じさせない外観品位及び風合い的に優れた、婦
人用ブラウス、ドレス用途に好適な織物となった。
−No. 302型を使用し、スピンドル回点数8000r
pm、実撚数Tw2=1200T/m(実撚挿入方向は
S撚及びZ撚方向の2種作成)の条件にて実撚を挿入し
た後、スチ−ムヒ−トセッタ−を使用し雰囲気温度75
℃、真空条件下で40分間の撚止めセットを実施した。
該撚糸を経糸及び緯糸の双方に使用し、津田駒工業社製
レピアル−ムR−200型を用い、織上密度が経130
本/in、緯81本/inのバックツイル梨地組織に製
織した。精練、リラックスを施した後該生機を水酸化ナ
トリウム4g/1水溶液を用いて、処理温度90℃で減
量率20%のアルカリ減量処理を施した。該織物を構成
する複合糸条を取り出し、セルロ−スアセテ−ト系マル
チフィラメント糸の単糸断面を偏光顕微鏡によって観察
すると、外層部12%がレ−ヨン化されていることが確
認された。該織物を分散染料を使用し、染色を施した
後、乾熱ファイナルセットを施し、仕上密度が経185
本/in、緯120本/inの染色加工布を得た。該染
色加工布はイラツキなく均一に染色されており、かつ適
度な嵩高性、ソフトタッチを示し、合成繊維特有のヌメ
リ感を感じさせない外観品位及び風合い的に優れた、婦
人用ブラウス、ドレス用途に好適な織物となった。
【0036】
【比較例1】実施例1で使用した75デニ−ル30フィ
ラメントのトリアセテ−トブライトマルチフィラメント
(沸水収縮率SHW=1.5%、酸化度62%)を仮撚
加工を施さずに生糸(なまいと)のまま用い、実施例1
同様の方法で複合糸条を得た。該複合糸条を使用し、実
施例1同様の手法で染色加工布を得た。因にアルカリ減
量加工後のセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント
糸の単糸断面を偏光顕微鏡観察すると、外層部13%が
セルロ−ス化されていることが確認された。該染色加工
布も実施例1同様、イラツキなく均一に染色されてお
り、合成繊維特有のヌメリ感を感じさせないものとなっ
たが、実施例1と比較し嵩高感やソフト感に劣る、手に
取った時の軽さを感じさせないものとなった。
ラメントのトリアセテ−トブライトマルチフィラメント
(沸水収縮率SHW=1.5%、酸化度62%)を仮撚
加工を施さずに生糸(なまいと)のまま用い、実施例1
同様の方法で複合糸条を得た。該複合糸条を使用し、実
施例1同様の手法で染色加工布を得た。因にアルカリ減
量加工後のセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント
糸の単糸断面を偏光顕微鏡観察すると、外層部13%が
セルロ−ス化されていることが確認された。該染色加工
布も実施例1同様、イラツキなく均一に染色されてお
り、合成繊維特有のヌメリ感を感じさせないものとなっ
たが、実施例1と比較し嵩高感やソフト感に劣る、手に
取った時の軽さを感じさせないものとなった。
【0037】
【比較例2】実施例1で用いた生機を使用し、水酸化ナ
トリウム30g/1水溶液を用い、処理温度90℃で減
量率30%のアルカリ減量処理を施した。アルカリ減量
加工後のセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸
の単糸断面を偏光顕微鏡観察すると外層部45%がセル
ロ−ス化されていることが確認された。該生地を実施例
1同様の手法を用い染色加工布として仕上げた。該染色
加工布はセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸
が過度にレ−ヨン化されているために、染色加工工程中
で単糸切断、毛羽発生しており、外観品位的には好まし
いものとはならなかった。またポリエステル系マルチフ
ィラメント糸側も過度に減量されており、はり、腰感に
極端に乏しいものとなった。
トリウム30g/1水溶液を用い、処理温度90℃で減
量率30%のアルカリ減量処理を施した。アルカリ減量
加工後のセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸
の単糸断面を偏光顕微鏡観察すると外層部45%がセル
ロ−ス化されていることが確認された。該生地を実施例
1同様の手法を用い染色加工布として仕上げた。該染色
加工布はセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸
が過度にレ−ヨン化されているために、染色加工工程中
で単糸切断、毛羽発生しており、外観品位的には好まし
いものとはならなかった。またポリエステル系マルチフ
ィラメント糸側も過度に減量されており、はり、腰感に
極端に乏しいものとなった。
【0038】
【比較例3】共重合成分を含まないポリエチレンテレフ
タレ−トセミダルレジン(固有粘度〔η〕=0.64c
c/g、二酸化チタン含有量0.2重量%)を通常の溶
融紡糸法によりポリエステルマルチフィラメント丸断面
未延伸糸110デニ−ル36チフィラメントとした。次
いで延伸機を使用し、延伸倍率1.47倍に延伸しポリ
エステルマルチフィラメント丸断面通常延伸糸75デニ
−ル36フィラメント(沸水収縮率SHW=9.0%、
結晶化度χρ=19.1%、複屈折率△n=125×1
0-3)とした。該延伸糸を使用した他は実施例1同様の
方法にて染色加工布を得た。因にアルカリ減量加工後の
セルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の単糸断
面を偏光顕微鏡観察すると外層部14%がセルロ−ス化
されていることが確認された。該染色加工布はポリエス
テル系マルチフィラメント糸側がアルカリ減量加工によ
って殆ど減量されておらず、風合い的に硬く、ドレ−プ
性に乏しいものとなった。
タレ−トセミダルレジン(固有粘度〔η〕=0.64c
c/g、二酸化チタン含有量0.2重量%)を通常の溶
融紡糸法によりポリエステルマルチフィラメント丸断面
未延伸糸110デニ−ル36チフィラメントとした。次
いで延伸機を使用し、延伸倍率1.47倍に延伸しポリ
エステルマルチフィラメント丸断面通常延伸糸75デニ
−ル36フィラメント(沸水収縮率SHW=9.0%、
結晶化度χρ=19.1%、複屈折率△n=125×1
0-3)とした。該延伸糸を使用した他は実施例1同様の
方法にて染色加工布を得た。因にアルカリ減量加工後の
セルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の単糸断
面を偏光顕微鏡観察すると外層部14%がセルロ−ス化
されていることが確認された。該染色加工布はポリエス
テル系マルチフィラメント糸側がアルカリ減量加工によ
って殆ど減量されておらず、風合い的に硬く、ドレ−プ
性に乏しいものとなった。
【0039】
【発明の効果】本発明のマルチフィラメント複合織物は
適度な吸水性、摩擦堅牢性、制電性を有し、かつ合成繊
維特有のヌメリ感を感じさせない、婦人用ドレスやブラ
ウス、ジャケット、スカ−ト等の用途に好適な、適度な
嵩高性、ソフト感、はり、腰感、ドレ−プ性を有するも
のである。また微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−ト
系繊維とポリエステル系繊維を組み合わせているため、
分散染料のみで染色が可能であり、しかもセルロ−スア
セテ−ト系繊維の外層がレ−ヨン化され、かつ微細捲縮
を有するために、手に持った際の軽さを表現できると共
に、レ−ヨンの有するナチュラルな感触を付与すること
が可能となる等の効果を奏する。
適度な吸水性、摩擦堅牢性、制電性を有し、かつ合成繊
維特有のヌメリ感を感じさせない、婦人用ドレスやブラ
ウス、ジャケット、スカ−ト等の用途に好適な、適度な
嵩高性、ソフト感、はり、腰感、ドレ−プ性を有するも
のである。また微細捲縮を有するセルロ−スアセテ−ト
系繊維とポリエステル系繊維を組み合わせているため、
分散染料のみで染色が可能であり、しかもセルロ−スア
セテ−ト系繊維の外層がレ−ヨン化され、かつ微細捲縮
を有するために、手に持った際の軽さを表現できると共
に、レ−ヨンの有するナチュラルな感触を付与すること
が可能となる等の効果を奏する。
Claims (5)
- 【請求項1】 イソフタル酸を5〜15重量%共重合さ
せた固有粘度〔η〕が0.40〜0.85cc/gのポ
リエステル系マルチフィラメント糸と微細捲縮を有する
セルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸とを複合
してなる糸条を経糸及び/又は緯糸に使用した複合織物
であって、該セルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメン
ト糸の外層部の15重量%以下がレ−ヨン化されてなる
ことを特徴とするマルチフィラメント複合織物。 - 【請求項2】 ポリエステル系マルチフィラメント糸の
沸水収縮率SHWが35〜70%、複屈折率△nが80
〜180×10-3、結晶化度χρが10〜35%である
請求項1記載のマルチフィラメント複合織物。 - 【請求項3】 セルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメ
ント糸の沸水収縮率SHWが0.2〜2.0%、酢化度
52%以上であり、微細捲縮が下記条件を満足する請求
項1記載のマルチフィラメント複合織物。 捲縮堅牢度: 5%≦CD≦10% 捲縮伸長度:20%≦CC≦45% - 【請求項4】 イソフタル酸を5〜15重量%共重合さ
せた固有粘度〔η〕が0.40〜0.85cc/gのポ
リエステル系マルチフィラメント糸と微細捲縮を有する
セルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸とを空気
交絡混繊又は引き揃え、或は合撚して複合糸条とし、下
記に示す実撚を施した後、織物の経糸及び/又は緯糸と
して製織し布帛とした後、アルカリ減量処理を施しポリ
エステル系マルチフィラメント糸をアルカリ処理すると
同時にセルロ−スアセテ−ト系マルチフィラメント糸の
外層部の15重量%以下をレ−ヨン化することを特徴と
するマルチフィラメント複合織物の製造法。 実撚数Tw2:3000/D1/2 ≦Tw2≦27000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総繊度(デニ−ル)を示すものであ
る。 - 【請求項5】 沸水収縮率SHWが0.2〜2.0%、
酢化度が52%以上であるセルロ−スアセテ−ト系マル
チフィラメント糸に下記に示す条件の仮撚を施した後、
ポリエステル系マルチフィラメント糸と空気交絡混織又
は引き揃え、或は合撚して複合糸条とする請求項4記載
のマルチフィラメント複合織物の製造法。 仮撚数Tw1:8000/D1/2 ≦Tw1≦22000
/D1/2 (T/m) 但し、Dは糸条の総繊度(デニ−ル)を示すものであ
る。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8181294A JPH108375A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | マルチフィラメント複合織物及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8181294A JPH108375A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | マルチフィラメント複合織物及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108375A true JPH108375A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16098172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8181294A Pending JPH108375A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | マルチフィラメント複合織物及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH108375A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100450529B1 (ko) * | 2001-06-07 | 2004-09-30 | 에스케이케미칼주식회사 | 레이온/ 극세사 복합 직물의 제조 방법 |
KR100472385B1 (ko) * | 2001-10-10 | 2005-03-07 | 에스케이케미칼주식회사 | 레이온/폴리에스테르-나일론 극세사 복합 직편물의제조방법 |
KR100473680B1 (ko) * | 2001-12-11 | 2005-03-09 | 에스케이케미칼주식회사 | 콜드 패드 배치법(Cold-pad-batch)에 의한레이온/극세사 복합 직편물의 제조방법 |
KR100483810B1 (ko) * | 2002-05-17 | 2005-04-20 | 에스케이케미칼주식회사 | 레이온/심색성 폴리에스테르 복합직편물의 제조방법 |
KR100483811B1 (ko) * | 2002-05-20 | 2005-04-20 | 에스케이케미칼주식회사 | 제전성이 우수한 폴리에스테르/개질 아세테이트 복합직편물의 제조방법 |
JP2008095246A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Maruten Tenmaya:Kk | 吸湿機能及び速乾機能を有する吸湿速乾糸を含む下着の付属部分品及びそれが付設される下着 |
US7820571B2 (en) * | 2004-06-01 | 2010-10-26 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Woven or knitted fabric exhibiting reversibly changeable air permeability |
WO2015177953A1 (ja) * | 2014-05-22 | 2015-11-26 | バンドー化学株式会社 | 伝動ベルト |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP8181294A patent/JPH108375A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100450529B1 (ko) * | 2001-06-07 | 2004-09-30 | 에스케이케미칼주식회사 | 레이온/ 극세사 복합 직물의 제조 방법 |
KR100472385B1 (ko) * | 2001-10-10 | 2005-03-07 | 에스케이케미칼주식회사 | 레이온/폴리에스테르-나일론 극세사 복합 직편물의제조방법 |
KR100473680B1 (ko) * | 2001-12-11 | 2005-03-09 | 에스케이케미칼주식회사 | 콜드 패드 배치법(Cold-pad-batch)에 의한레이온/극세사 복합 직편물의 제조방법 |
KR100483810B1 (ko) * | 2002-05-17 | 2005-04-20 | 에스케이케미칼주식회사 | 레이온/심색성 폴리에스테르 복합직편물의 제조방법 |
KR100483811B1 (ko) * | 2002-05-20 | 2005-04-20 | 에스케이케미칼주식회사 | 제전성이 우수한 폴리에스테르/개질 아세테이트 복합직편물의 제조방법 |
US7820571B2 (en) * | 2004-06-01 | 2010-10-26 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Woven or knitted fabric exhibiting reversibly changeable air permeability |
JP2008095246A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Maruten Tenmaya:Kk | 吸湿機能及び速乾機能を有する吸湿速乾糸を含む下着の付属部分品及びそれが付設される下着 |
WO2015177953A1 (ja) * | 2014-05-22 | 2015-11-26 | バンドー化学株式会社 | 伝動ベルト |
KR20170009848A (ko) * | 2014-05-22 | 2017-01-25 | 반도 카가쿠 가부시키가이샤 | 전동벨트 |
JPWO2015177953A1 (ja) * | 2014-05-22 | 2017-04-20 | バンドー化学株式会社 | 伝動ベルト |
US10024389B2 (en) | 2014-05-22 | 2018-07-17 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Power transmission belt |
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