JPS60179211A - タイヤ成形用ブラダ−潤滑剤組成物 - Google Patents

タイヤ成形用ブラダ−潤滑剤組成物

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JPS60179211A
JPS60179211A JP59035818A JP3581884A JPS60179211A JP S60179211 A JPS60179211 A JP S60179211A JP 59035818 A JP59035818 A JP 59035818A JP 3581884 A JP3581884 A JP 3581884A JP S60179211 A JPS60179211 A JP S60179211A
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Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タイヤ成形用プラグ−潤滑剤組成物に関する
。未加硫の生タイヤを加硫成形する際に、生タイヤの内
部にブラダ−と称する袋を挿入し、それを熱水もしくは
蒸気で膨張させてから金型に入れて成形することが通常
行なわれているが、ブラダ−を膨張させる際には生タイ
ヤの内部とブラダ−との間の良好な潤滑性を必要とする
。また加硫終了後ブラダ−を収縮させる際にブラダ−と
加硫したタイヤ内面との離型性を必要とする。そのため
シリコーンオイル離型剤、雲母粉末、タルク粉末の混合
物を(通常、内面離型剤、内面ペイント、グリーンイン
ナーペイントまたはBPLと称される)をゴム揮発油等
に溶解分散したものを生タイヤ1本1本の内面に噴霧し
乾燥させてから、ブラダ−を挿入等して加硫機で加硫し
てタイヤを成形している。
しかし、雲母粉末やタルク粉末が生タイヤの表面から脱
落し、これがタイヤの外表面に付着して汚れやシミとな
ったり、1本1本のタイヤの内面に噴霧後乾燥しなけれ
ばならないので工程が複雑となり生産性が低下するとい
う問題がある。そのため特開昭57−119992号、
特開昭57−111393号あるいは特開昭57−11
1394号ではブラダ−の表面に離型剤または潤滑剤を
塗布し、従来から使用されて来た内面ペイントを生タイ
ヤの内面に塗布しない方法または組成物が提案されてい
る。しかし、特開昭57−111394号の潤滑剤組成
物はポリジメチルシロキサン、アルコキシシラン類、亜
鉛系触媒からなるため混合物の作業可能時間(ポットラ
イフ)が短かく、しかもブラダ−への接着力が弱くて耐
久性に欠けるという欠点があった。また、特開昭5?−
119992号およびリエチレングリコールおよび/ま
たはポリプロピレングリコール等を含有しているため耐
熱性が劣り、この熱分解物のためブラダ−表面に付着し
たポリジメチルシロキサンやベントナイトクレーが容易
に脱落してしまい、耐久性に欠けるという欠点が有った
本発明者らはこれら従来公知のタイヤ成形用ブラダ−潤
滑剤組成物の持つ前記欠点を解消したタイヤ成形用ブラ
ダ−潤滑剤組成物を開発すべく鋭意研究した結果、水分
の蒸発後自己架橋してゴム化し、ブラダ−の表面に強固
に接着しタイヤとの潤滑性にすぐれたタイヤ成形用ブラ
ダ−潤滑剤組成物を見い出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、(A)環状ジオルガノポリシロキ
サンまたは25℃で500センチストークス以下の粘度
を有する両末端シラノール基封鎖ジオル〃7ポリシロキ
サンと(B)官能基結合オルガ/トリアルコキシシラン
または官能基結合オルが7ジアルコキシシランとを、(
C)スルホン酸系界輿活性剤、硫酸エステル系界面活性
剤または第4級アンモニウム塩系界面活性剤および(D
)水の存在下に乳化重合してなるオルガノポリシロキサ
ンラテックス組成物であることを特徴とするタイヤ成形
用ブラダ−潤滑剤組成物に関する。
本発明に使用される(A)成分のジオルガフポリシロキ
サンは一般に式 (式中、RおよびR1はそれぞれ同種もしくは異種の置
換または非置換の一価炭化水素基であり、11は3〜6
の整数である)で示され、RおよびR1の例としてはメ
チル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基;ビニ
ル基、アリル基、ブタジェニル基などのアルケニル基;
フェニル基、キセニル基、す7チル基などのアリール基
;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;シクロヘ
キセニル基などのシクロアルケニル基;ベンジル基など
のアルアルキル基;トリル基、キシリル基などのアラル
アリール基およびそれらの置換体などがあげられる。こ
れには、ジメチルシロキサン環状三量体、ジメチルシロ
キサン環状四量体、メチルプロピルシロキサン環状四量
体、メチルビニルシロキサン環状四量体、メチルフェニ
ルシロキサン環状四量体、メチル(3・3・3−トリフ
ルオロプロピル)シロキサン環状四量体、これらシロキ
サンの環状玉量体が例示される。これら環状ジオルガノ
ポリシロキサンは1種だけ使用してもよいし、2種以上
を混合して使用してもよい。両末端シラノール基封鎖シ
゛オルガノポリシロキサンに結合する有機基は上記Rや
R1と同様なものが例示され、同一分子内に異なった有
機基が存在してもよい。粘度が高すぎると乳化が困難と
なるため、25℃において500センチストークス以下
である必要か゛ある。このジオルガノポリシロキサンも
1種だけ使用してもよいし、2種以上を混合して使用し
てもよい。また、上記環状のものと直鎖状のものを混合
して使用してもよい。
本発明に使用される(B)成分の官能基結合オルガノト
リアルフキジシランは、通常一般式%式%) (式中、又は官能基であり、R2は二価炭化水素基であ
り、R3はアルキル基である。)で示される。
Xの例としては、アミ7基、エチルアミ/基。
I】−ブチルアミ7基、シクロヘキシルアミ7基。
フェニルアミ7基、N−(β−アミノエチル)アミ7基
、ジメチルアミ7基、グリシツル基、3.4−エポキシ
シクロヘキシル基、メルカプト基。
メタクリロキシ基がある。R2の例としては、メチレン
基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレ
ン基、フェニレン基、キセニレン基、ナフチレン基、シ
クロヘキシレン基、ペンルン基、トリレン基、キシレン
基がある。R3の例としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基。
ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、エトキシメ
チル基がある。また、(B)成分の官能基結合オルガノ
シアルフキジシランは通常一般式%式%) (式中、R4は一価炭化水素基であり、X、R2゜R3
は前記どおりである)で示される。(B)成分の具体例
としては、β−アミ7エチルトリメトキシシラン、β−
アミノエチルトリエトキシシラン、β−アミノエチルト
リイソプロポキシシラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン。
γ−アミ7プロピルトリエトキシシラン、ンーアミノプ
ロビルトリ(n−プロポキシ)シラン、γ−アミ7プロ
ピルトリ(11−ブトキシ)シラン、δ−7ミノブチル
トリメトキシシラン、ε−アミ/ヘキシルトリエトキシ
シラン、4−アミ/シクロヘキシルトリエトキシシラン
、4−アミノフェニルトリメトキシシラン、N−7ミ7
エチルーγ−アミ7プロピルトリメトキシシラン。
N−アミノエチル−γ−アミ7ブロピルトリエトキシシ
ラン、N−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリシク
ロへキシロキシシラン、β−グリシドキシエチルトリメ
トキシシラン、β−グリシドキシエチルトリエトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、
7−ゲリシドキシプロピルトリエトキシシラン。
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル
)エチルトリエトキシシラン、χ−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)プロピルトリエトキシシラン、χ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
トリエトキシシラン、γ−アミノプロピル(メチル)ジ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル(メチル)
ジェトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチル(メチル)ノエトキシシラン、γ−メルカ
プトプロピル(フェニル)ジメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピル(エチル)ジメトキシシランがある
。上記した(B)成分のうちでは官能基結合オルガノト
リアルコキシシランの方が水分蒸発時の硬化性、ゴム形
成性の点ですぐれているので好ましく使用される。本成
分も単独で使用してもよいし、2種類以上を併用しても
よい。
本成分は本発明の組成物を、ブラダ−表面に強固に接着
させるのに必須の成分であり、アミ7基、エポキシ基、
メルカプト基などの官能基を有しない通常のオルガノト
リアルコキシシランによっては、弱い接着・結合力しか
発現しないのに対し、本発明のアミ7基、エポキシ基な
どの官能基を有するオルガノトリアルコキシシランまた
はオルガノシアルフキジシラン きわめて強い接着・結合力が発現される。
本成分は、(A)成分の環状シ゛オルガノポリシロキサ
ンまたは25℃で5 0 0センチストークス以下の粘
度を有する両末端シラ7−ル基封鎖ノオルガノポリシロ
キサンを(C)成分のスルホン酸系界面活性剤、硫酸エ
ステル系界面活性剤または第4級アンモニウム塩系界面
活性剤により(D)成分の水中に乳化させ、重合させる
際にあらかじめ(B)成分を添加しておくところに意味
があり、乳化重合後に添加したのでは本発明の目的とす
る強力な接着・結合力が得られにくい。その理由として
は、(イ)成分の環状ジオルガノポリシロキサンが開環
重合して生じた直鎖状のジオルガノポリシロキサンまた
は25°Cで500センチストークス以下の粘度を有す
る両末端シラノール基封鎖ジオルガフポリシロキサンの
両末端シラノール基と本成分のアルコキシ基の1個また
は2個が脱アルコール縮合して、両末端に1末端当り1
個の官能基と1個または2個のアルコキシが結合したジ
オルガノポリシロキサン、または両末端に1末端当り1
個の官能基と1個または2個のアルコキシ基が結合し、
しかもジオルガノポリシロキサン主鎖中に1箇所当り1
個の官能基のみまたは1個の官能基と1個のアルコキシ
基の結合した変性ジオル〃/ポリシロキサンが生じてい
るためと考えられる。
(B)成分は、(イ)成分100重量部当り好ましくは
0.1重量部〜30重量部、特に好ましくは1重量部〜
15重量部を使用する。あまり少なすぎては本発明組成
物のプラグ−表面への接着・結合力が小さく、多すぎる
と遊離したアルコールがエマルジョンの安定性を損ねる
からである。
(C)成分は(A)成分を重合させた1)、あるいは(
A)成分と(B)成分とを共重合させるための触媒の働
きをすると同時に乳化重合に必要な界面活性剤としての
役目を果すものである。但し、(C)成分のうち第4級
アンモニウム塩系界面活性剤は種類によっては触媒作用
が低いので水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの通
常環状ジオルガノポリシロキサンの開環重合に使用され
るアルカリ触媒を加える必要がある。
スルホン酸系界面活性剤は、たとえば長鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸があり、具体例としてヘキシルベンゼン
スルホン酸、オクチルベンゼンスルホン酸、デシルベン
ゼンスルホン酸、ドデシルベンセ′ンスルホン酸、セチ
ルベンセ゛ンスルホン酸、ミリスチルベンゼンスルホン
酸がある。さらには長鎖アルキル基の結合したす7タレ
ンスルホン酸も使用することができる。
硫酸エステル系界面活性剤は、たとえば、長鎖フルキル
7エ7−ルEO付加物硫酸エステル、高級アルコール硫
酸エステル、高級アルコールEO付加物硫酸エステルが
あり、具体例としてCH3(CH2)6C)120(C
2H,0)2S○3 HICH3(CH2)3CH20
(C2H40)、5O3H。
0H1(CH2)、、CH20(C2H,O)、SO,
H。
CH3(CH2) S CH2Cb H−0(C2H−
02) 2SO,Hがあげられる。
第4級アンモニウム塩系界面活性剤は、例えばオクチル
トリメチルアンモニウムクロライド。
ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド。
ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、オク
チルジメチルペンシルアンモニウムクロライド、デシル
ジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジドデシル
ジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチル
アンモニウムクロライドが例示される。
(C)成分は(A)成分および(B)I&分を乳化する
に必要な量であり、通常(A)1&分100重量部に対
して0.5〜20重量部の範囲で使用される。
(D)成分としての水は乳化重合するために必要であっ
て、その使用量は特に限定されるものではないが、通常
(A)成分100重量部に対して100〜500重量部
である。
本発明の組成物を製造するには、例えば(D)成分の水
に(C)成分のスルホン酸系界面活性剤、硫酸エステル
系界面活性剤または第4級アンモニウム塩系界面活性剤
と必要に応して水酸化カリウムなどのアルカリ触媒を添
加溶解し、次いで(A)成分の環状ジオルガノポリシロ
キサンまたは25°Cで500センチストークスの粘度
を有する両末端シラノール基封鎖ジオル〃ノボリシロキ
サンと(B>成分のシランを攪拌しながら添加する。こ
れをホモデナイザー、コロイドミル、ラインミキサー等
の乳化機に通して乳濁液としたものを、70〜90℃で
1〜10時間加熱下混合すると高分子量オルガノポリシ
ロキサンラテックス組成物が得られる。次いで10〜4
0℃に冷却してから、(C)成分としてスルホン酸系界
面活性剤または硫酸エステル系界面活性剤を用いた場合
はアルカリで中和し、第4級アンモニウム塩系界面活性
剤を用いた場合は酸で中和しておくことが望ましい。
本発明の組成物には、両末端をトリオルガノシリル基で
封鎖したジオル〃/ポリシロキサン、例えば両末端をト
リメチルシリル基で封鎖したジメチルポリシロキサンオ
イル、トリメチルシ向上させるため、本発明で使用した
以外の界面活性剤を副次的に添加してもよい。あるいは
、染料、防腐剤、合成ゴム乳液、増稠剤などを添加して
もよい。
かくして得られた高分子量オルガノポリシロキサンラテ
ックス組成物をブラダ−表面に均一に吹き付は乾燥後1
30〜200℃で5〜10分間加熱処理すると自己架橋
してゴム皮膜となリブラダー表面に強固に接着・結合す
る。このゴム皮膜は非常に良好な潤滑性、離型性を有す
る。このシリコーンゴム皮膜を形成させたブラダ−を用
いて生タイヤを成形すると一度の処理で繰り返しタイヤ
の成形ができ、ブラダ−の寿命が伸びる事は勿論、表面
汚れがなく、タイヤコードの露出やビード曲りという欠
点が少ないタイヤの成形が可能となる。もし、繰り返し
タイヤを成形したため、離型性または潤滑性が低下して
きたときは、そのブラダ−表面に本発明の潤滑剤組成物
を再処理すれば、同一ブラダ−で繰り返して成形が可能
となる。本発明のブラダ−潤滑剤組成物は自転車、モー
ターサイクル、農薪車、航空機、乗用車、軽トラツク、
トラック、バス、トレーラ、フォークリフト等のあらゆ
る車輌のタイヤに適用可能であり、バイヤスタイヤ、ラ
ジアルタイヤ、スノータイヤ等タイヤの種類に関係なく
有用である。
次に、本発明の実施例について説明する。実施例中「部
」とあるのは「重量部」を意味し、粘度は25℃におけ
る値である。
実施例1 水55部にドデシルベンゼンスルホン酸3部を均一に溶
解してから別に用意しておいたオクタメチルシクロテト
ラシロキサン40部とγ−グリシドオキシプロビルトリ
メトキシシラン2部との混合物を攪拌しながら添加した
。これをホモデナイザー乳化機を用いて450kg/c
m2で2回通過させて乳濁液としたものを80℃で2時
間加熱後10℃で一夜保持してから水酸化カリウム水溶
液で中和した。このオルガノポリシロキサンラテックス
組成物は、1力月放置しても安定であった。1力月間放
置したこの乳濁液の一部をアルミ皿にとって100℃で
乾燥させてから150℃で100分間加熱たところ、弾
性に富んだシリコーンゴム状物となった・上記オルガノ
ポリシロキサンラテックス組成物を水で5倍に希釈した
後、その表面をトルエンを含ませた布切れで十分ふき取
ったブチルゴム製ブラダ−に簡易型スプレーで均一に吹
外付け、乾燥させた。ついで170℃で10分間硬化さ
せた。オルガノポリシロキサンラテックス組成物はブラ
ダ−表面でシリコーンゴム皮膜を形成し、ブラダ−に強
固に接着していた。このブラダ−をBAG−0−MAT
 IC型加硫機にセットして生タイヤを加硫して乗用車
用ラジアルタイヤを繰り返し成形した。15本目までは
内面ペイント(BPLまたはグリーンインナペイントと
も称される)なしに成形できたが、離型性が低下したた
め再度前述したオルガノポリシロキサンラテックス組成
物でブラダ−表面を処理した。成形は17本可能であっ
た。
比較のため、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシ
ランのみを添加しない以外、同様の条件で調製したオル
ガノポリシロキサンラテックス組成物を用いた成形試験
ではタイヤ成形4同目でブラダ−を収縮させてもブラダ
−表面とラジアルタイヤの内面(インナライナー)とが
接着して離型が困難となった。
実施例2 水67部にヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド5部を溶解した。別の容器1こN−(β−アミノエ
チル)−7−7ミノプロビルトリメトキシシラン2部、
N−(β−7ミノエチル)−γ−アミノプロピル(メチ
ル)ジメトキシシラン1部とオクタメチルシクロテトラ
シロキサン25部を予め混合しておき、攪拌しながら両
者を混合した。混合液のPHを水酸化カリウムで13に
調整した後、コロイドミル乳化機を却して10時間保持
したものを塩酸を用いて中和し、オルガノポリシロキサ
ンラテックス組成物を得た。この組成物の一部をアルミ
皿にとって100℃で乾燥させ、次いで150℃で5分
間加熱したところ、弾性に富んだシリコーンゴム状物と
なった。
本ラテックス組成物100部と、粘度か350センチス
トークスであり、両末端がトリメチルシリル基で封鎖さ
れたジメチルポリシロキサンオイル35部をポリオキシ
エチレン7ニルフエノールエーテル型非イオン界面活性
剤5部により水中に乳化したジメチルポリシロキサン乳
濁液(ジメチルポリシロキサン含有量40重量%)20
部とを配合し、この配合物を水500部で希釈した。こ
の希釈液を実施例1と同様にブラダ−表面に処理して生
タイヤを成形した。14木目までは容易に成形できた。
比較のため、上記のジメチルポリシロキサン乳濁液をブ
ラダ−表面に処理してタイヤ成形したが、タイヤを2本
しか成形で外なかった。
実施例3 水68部にオクチルベンゼンスルホン酸2部を溶解して
おぎ、別の容器に90センチストークスの両末端シラノ
ール基封鎖ジメチルポリシロキサン25部、テトラメチ
ルテトラビニルシクロテトラシロキサン2部、γ−メル
カプトプロピルトリエトキシシラン2部を混合物したも
のをつくっておき、攪拌しながら両者を混合した。この
混合物をホモデナイザー乳化機を用いて450 kg/
cm2で2回通過させた。次いでこの液を85℃で90
分間加熱後20℃に冷却して7時間保持した後水酸化ナ
トリウムで中和してオルガノポリシロキサンラテックス
組成物を得た。このオルガノポリシロキサンラテックス
組成物の一部をアルミ皿にとり100℃で乾燥後150
℃で10分間加熱したところ、弾性に富んだシリコーン
ゴム皮膜となった。予め加熱型加圧プレス機で成形して
おいたブラダ−用ゴム平板に、このラテックス組成物を
10倍量の水で希釈したものを吹き付けて乾燥後熱風循
環式オーブン中で50℃で15分間熱処理した。
この平板上に、未加硫の生ゴム板を重ね合せて加圧プレ
ス磯を用い、160℃で15分間、50kg/am2の
圧力で生ゴム板を硬化させた。次いで、2枚のゴム板の
離型性を調べたが、離型性は良好であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) (A)環状ジオルガノポリシロキサンまたは2
    5℃で500センチストークス以下の粘度を有する両末
    端シラノール基封鎖ジオルガノポリシロキサンと(B)
    官能基結合オルガノトリアルコキシシランまたは官能基
    結合オルガノジアルコキシシランとを、(C)スルホン
    酸系界面活性剤、硫酸エステル系界面活性剤または第4
    級アンモニウム塩系界面活性剤および(D)水の存在下
    に乳化重合してなるオルガノポリシロキサンラテックス
    組成物であることを特徴とするタイヤ成形用ブラダ−潤
    滑剤組成物。
  2. (2)(B)成分の官能基がアミノ基、エポキシ基およ
    びメルカプト基から選ばれたものである特許請求の範囲
    第1項記載のタイヤ成形用ブラダ−潤滑剤組成物。
  3. (3) オルガノポリシロキサンラテックスが(A)成
    分100重量部、(B)成分0.1〜30重量部、(C
    )成分0.5〜20重量部。 (D)成分任意量の存在下に乳化重合してなるものであ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載のタイヤ成形
    用ブラダ−潤滑剤組成物。
  4. (4) オルガノポリシロキサンラテックス組成物が乳
    化重合後、アルカリまたは酸で中和してなるものである
    特許請求の範囲第1項〜第3項記載のタイヤ成形用プラ
    グ−潤滑剤組成物。
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