JPH06134769A - ブラダー用離型剤組成物及びタイヤ成型加硫方法 - Google Patents

ブラダー用離型剤組成物及びタイヤ成型加硫方法

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JPH06134769A
JPH06134769A JP31118192A JP31118192A JPH06134769A JP H06134769 A JPH06134769 A JP H06134769A JP 31118192 A JP31118192 A JP 31118192A JP 31118192 A JP31118192 A JP 31118192A JP H06134769 A JPH06134769 A JP H06134769A
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JP31118192A
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Hiroshi Makino
博 牧野
Haruo Miyauchi
晴雄 宮内
Masatoshi Arai
正俊 荒井
Takashi Miyoshi
敬 三好
Morizo Nakazato
森三 中里
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
NOF Corp
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)一般式 HO−[Si(R1)2O]n−H (R1はC1〜10の一価の炭化水素基、nは1以上の整
数)で表されるジオルガノポリシロキサン100重量
部、 (B)一般式 R2 4-aSiXa (R2はC1〜10の一価の炭化水素基、Xはアルキルアミ
ノ基又はアルキレンジアミノ基、aは平均値で2〜4の
数である)で表される加水分解性シラン又はその部分加
水分解物0.2〜60重量部及び(C)25℃における
動粘度が10〜50000cStのアミノ変性オルガノ
ポリシロキサン0.3〜120重量部を含有して成るブ
ラダー用離型剤組成物、及びこの組成物を塗布したブラ
ダーを用いてタイヤを成型加硫する方法である。 【効果】ブラダーに対する付着性と離型性が著しく向上
した離型剤組成物であって、これを用いることによりタ
イヤ成型加硫回数が大幅に増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なブラダー用離型剤
組成物及びタイヤ成型加硫方法に関するものである。さ
らに詳しくいえば、本発明は、ブラダーへの付着性と離
型性を向上させたブラダー用離型剤組成物、及びこのも
のを塗布したブラダーを用いてタイヤを能率よく成型加
硫する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、タイヤの成型加硫に際しては、ブ
ラダーあるいはエアバックと称するゴム製の袋(以下ブ
ラダーという)を成型加硫前のグリーンタイヤの内側に
挿入し、該ブラダー内部に高温高圧の水蒸気などを通じ
ることによって、グリーンタイヤを金型に押し付けると
ともに、加熱と加圧を行っている。この場合、ブラダー
とタイヤ内面との間には離型剤が不可欠であって、現
在、インサイドペイントと称する水系ないし溶剤系の離
型剤をグリーンタイヤの内面に塗布する方法が広く行わ
れている。また、ブラダー表面に離型剤を施す提案もな
されている。例えば、ジオルガノポリシロキサンと加水
分解性シラン又はその部分加水分解物とから成る室温硬
化型シリコーンゴム及び熱硬化型シリコーンレジンを主
体とした溶剤系の離型剤をブラダーに塗布する方法(特
開昭59−106948号公報)や、公知のシランカッ
プリング剤でブラダーを前処理したのち、水性エマルシ
ョン系シリコーンの硬化組成物を塗布する方法(特開昭
61−215015号公報)などが開示されている。し
かしながら、前記のようなブラダー表面へ離型剤を塗布
する方法においても、離型剤のブラダーへの付着性が悪
く、従来から離型性向上剤として用いられているマイ
カ、タルクなどの無機系粉体やテフロンパウダーなどの
有機系粉体を併用してもなお離型性能が低いのが実状で
ある。このため、1回の離型剤の塗布でタイヤを成型加
硫できる回数が少なく、非能率的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、ブラダーへの付着性と離型性とを向上さ
せたブラダー用離型剤組成物を提供し、このものを塗布
したブラダーを用い、タイヤの成型加硫回数を増加さ
せ、能率よくタイヤを成型加硫することを目的としてな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定のジオル
ガノポリシロキサンと加水分解性シラン又はその部分加
水分解物とアミノ変性オルガノポリシロキサンとを、所
定の割合で含有する組成物により、その目的を達成しう
ることを見い出した。本発明はこのような知見に基づい
てなされたものである。すなわち、本発明は (A)一般式[1] HO−[Si(R1)2O]n−H …[1] (式中のR1は置換又は非置換の炭素数1〜10の一価
の炭化水素基、nは1以上の整数である)で表されるジ
オルガノポリシロキサン100重量部、 (B)一般式[2] R2 4-aSiXa …[2] (式中のR2は置換又は非置換の炭素数1〜10の一価
の炭化水素基、Xはアルキルアミノ基又はアルキレンジ
アミノ基、aは平均値で2〜4の数である)で表される
加水分解性シラン又はその部分加水分解物0.2〜60
重量部、及び(C)繰り返し単位が一般式[3]
【0005】
【化5】
【0006】又は一般式[4]
【0007】
【化6】
【0008】であり、末端基が一般式[5]
【0009】
【化7】
【0010】又は一般式[6]
【0011】
【化8】
【0012】(式中のR3は水素原子、アルキル基、ア
リール基又はアラルキル基、R4はエーテル結合、エス
テル結合又はイミノ結合を介してもよい二価の脂肪族炭
化水素基である)であって、分子中に少なくとも1個の
前記一般式[3]で表される繰り返し単位又は一般式
[5]で表される末端基を有し、かつ25℃における動
粘度が10〜50000センチストークスのアミノ変性
オルガノポリシロキサン0.3〜120重量部を含有し
て成るブラダー用離型剤組成物、及びブラダーを用いて
タイヤを成型加硫するに際し、請求項1記載のブラダー
用離型剤組成物を塗布したブラダーを用いることを特徴
とするタイヤ成型加硫方法を提供するものである。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明組成物においては、(A)成分とし
て一般式[1] HO−[Si(R1)2O]n−H …[1] (式中のR1及びnは前記と同じ意味をもつ)で表され
るジオルガノポリシロキサンが用いられる。前記一般式
[1]におけるR1は置換又は非置換の炭素数1〜1
0、好ましくは1〜8の一価の炭化水素基である。該R
1の具体例としては、メチル基、エチル基、ブチル基、
ヘキシル基などのアルキル基、フェニル基、トリル基な
どのアリール基、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ヘ
キセニル基などのアルケニル基、シクロヘキシル基など
のシクロアルキル基、ベンジル基、2−フェニルエチル
基などのアラルキル基及びこれらの基の水素原子の一部
又は全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換した基、
例えばクロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シア
ノエチル基などが挙げられる。また、該一般式[1]に
おけるnは重合度に相当する数で特に限定されないが、
粘度や作業性などの面から50〜2000の範囲にある
のが望ましく、また、25℃における動粘度が700〜
200,000センチストークスのものが好適である。
【0014】本発明組成物においては、(B)成分とし
て一般式[2] R2 4-aSiXa …[2] (式中のR2、X及びaは前記と同じ意味をもつ)で表
される加水分解性シラン又はその部分加水分解物が用い
られ、これらは架橋剤として作用するものである。前記
一般式[2]におけるXはアルキルアミノ基又はアルキ
レンジアミノ基であって、アルキルアミノ基としては、
例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミ
ノ基、ブチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルア
ミノ基、シクロヘキシルアミノ基などが挙げられる。ま
た、アルキレンジアミノ基としては、例えばエチレンジ
アミノ基やプロピレンジアミノ基などが挙げられ、この
場合2個の窒素原子が1個のケイ素原子と結合する。ま
た、R2は置換又は非置換の炭素数1〜10の一価の炭
化水素基であって、このようなものとしては、前記一般
式[1]のジオルガノポリシロキサンにおけるR1の説
明において例示したものと同じものを挙げることができ
るが、特に合成が容易である点から、炭素数1〜8のア
ルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、フェニル基
などが好ましい。
【0015】該一般式[2]で表される加水分解性シラ
ンの具体例としては、メチルトリス(ブチルアミノ)シ
ラン、ビニルトリス(ヘキシルアミノ)シラン、フェニ
ルトリス(ジエチルアミノ)シランなどが挙げられる。
また加水分解性シランの部分加水分解物としては、これ
らのシランのアルキルアミノ基の一部がヒドロキシル基
に置換された化合物、例えばメチルジヒドロキシ(ブチ
ルアミノ)シラン、ビニルヒドロキシビス(ヘキシルア
ミノ)シランなどが挙げられ、またこれらと一般式
[2]の加水分解性シランとの混合物も用いることがで
きる。本発明組成物における(B)成分の一般式[2]
で表される加水分解性シラン又はその部分加水分解物の
使用量は、前記(A)成分のジオルガノポリシロキサン
100重量部に対して0.2〜60重量部、好ましくは
0.5〜50重量部の範囲で選ばれる。この使用量が0.
2重量部未満では組成物が十分に硬化しないおそれがあ
るし、60重量部を超えると得られる硬化物が硬く脆く
なり、耐久性に優れた離型剤とはならない。本発明組成
物においては、(C)成分としてアミノ変性オルガノポ
リシロキサンが用いられる。このものは接着性向上剤兼
離型耐久性向上剤として作用するものである。該アミノ
変性オルガノポリシロキサンは、繰り返し単位が下記に
示す一般式[3]又は一般式[4]であり、末端基が下
記に示す一般式[5]又は一般式[6]であって、分子
中に少なくとも1個の前記一般式[3]で表される繰り
返し単位又は一般式[5]で表される末端基を有するも
のである。
【0016】
【化9】
【0017】
【化10】
【0018】
【化11】
【0019】
【化12】
【0020】(式中のR3及びR4は前記と同じ意味をも
つ)前記一般式[3]〜[6]におけるR3は、水素原
子、アルキル基、アリール基又はアラルキル基であっ
て、アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、
ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基などが、アリ
ール基としては、例えばフェニル基やトリル基などが、
アラルキル基としては、例えばベンジル基、2−フェニ
ルエチル基などが挙げられる。また、これらの基は水素
原子の一部又は全部をハロゲン原子で置換したものであ
ってもよく、このような基としては、例えばクロロメチ
ル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基などが
挙げられる。一方、前記一般式[3]及び[5]におけ
るR4はエーテル結合、エステル結合又はイミノ結合を
介してもよい二価の脂肪族炭化水素基であって、例えば
−CH2CH2CH2−、−CH2CH2CH2OCH2CH2
OCH2CH2CH2−、−CH2CH2CH2NHCH2
2−などを挙げることができる。この(C)成分のア
ミノ変性オルガノポリシロキサンは、例えば信越シリコ
ーンKF−865、KF−393、X−22−161B
[いずれも信越化学工業(株)製、商品名]などの市販品
として入手することができる。このようなアミノ変性オ
ルガノポリシロキサンは、その作業性の面から、温度2
5℃における動粘度が10〜50000センチストーク
ス、好ましくは20〜10000センチストークスの範
囲にあることが必要である。この粘度が前記範囲を逸脱
すると作業性が悪くなる。
【0021】本発明組成物における該(C)成分のアミ
ノ変性オルガノポリシロキサンの使用量は、前記(A)
成分のジオルガノポリシロキサン100重量部に対して
0.3〜120重量部、好ましくは0.5〜100重量部
の範囲で選ばれる。この使用量が0.3重量部未満では
接着性の向上及び離型耐久性の向上効果が十分に発揮さ
れないし、120重量部を超えると硬化物の物性が脆く
なって期待される効果が得られなくなる。本発明組成物
には、必要に応じて各種配合剤、例えば煙霧状シリカな
どの充填剤、ジメトキシジブチル錫などの硬化触媒、チ
タンブラックなどの顔料、マイカ、タルク、無官能性シ
リコーンオイルなどの離型性向上剤、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシランなどの接着性向上剤などを配合す
ることができる。さらに、作業性を向上させる目的で、
本発明組成物を種々の溶剤で希釈してもよい。溶剤とし
ては、例えばホワイトスピリット、ゴム揮発油などの炭
化水素系溶剤、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水
素系溶剤が好ましく挙げられる。次に、このようにして
得られたブラダー用離型剤組成物を用いて、タイヤを成
形加硫する方法について説明する。まず、ブラダーに本
発明のブラダー用離型剤組成物をスプレー、刷毛塗り等
で塗布したのち、水分を含有する空気にさらすと、ブラ
ダーに強固に結合した離型剤の弾性皮膜が形成する。こ
のときの空気の温度や湿度はとくに限定されず、室温で
大気中に放置しておくと1日ないし数日で硬化して離型
剤の弾性皮膜が形成する。加熱あるいは加湿した空気と
接触させると硬化は促進される。離型剤の弾性皮膜を二
層以上形成させる場合は、この操作を繰り返せばよい。
つぎに、金型にグリーンタイヤを入れ、その内側に離型
剤の弾性皮膜を形成させたブラダーを挿入し、ブラダー
の内側から水蒸気等により150ないし200℃で10
ないし30kg/cm2程度の圧力をかけ、1ないし90分
の時間でタイヤの成型加硫を行う。金型からブラダーと
成型加硫されたタイヤを取りはずしたのち、ふたたび金
型にグリーンタイヤを入れ、その内側にブラダーを挿入
して同様の操作を繰り返す。
【0022】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。 実施例1 25℃における動粘度が20000センチストークスの
α,ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン[(A)成
分]100重量部、充填剤としてジメチルジクロロシラ
ンで表面処理した煙霧状シリカ15重量部、25℃にお
ける動粘度が100センチストークスの5wt%γ−アミ
ノプロピル基含有ジメチルポリシロキサン[(C)成分]
10重量部を万能混合機に仕込み、混合してベースコン
パウンドを得た。次いで、このベースコンパウンドに
(B)成分であるメチルトリス(N−ブチルアミノ)シ
ラン5重量部を、約200mmHgの減圧下に室温で混合
し、さらに工業用ガソリンを加えて、濃度10重量%の
ブラダー用離型剤組成物を得た。
【0023】実施例2 25℃における動粘度が20000センチストークスの
α,ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン[(A)成
分]100重量部、充填剤としてのジメチルジクロロシ
ランで表面処理した煙霧状シリカ10重量部、離型性向
上剤として平均粒径5μmのマイカ10重量部、25℃
における動粘度が100センチストークスの5wt%γ−
アミノプロピル基含有ジメチルポリシロキサン[(C)成
分]10重量部及び接着性向上剤としてγ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン0.1重量部を万能混合機に仕
込み、混合してベースコンパウンドを調製し、以後実施
例1と同じ(B)成分を同量、同様の方法で混合してブ
ラダー用離型剤組成物を得た。 実施例3 (A)成分として25℃における動粘度が100000
センチストークスのα,ω−ジヒドロキシジメチルポリ
シロキサン100重量部、(B)成分としてメチルトリ
ス(N−ブチルアミノ)シラン5重量部及びメチルビニ
ルビス(N−ブチルアミノ)シラン5重量部を用いた以
外は、実施例1と同じ配合成分を用いてブラダー用離型
剤組成物を得た。
【0024】実施例4〜12、比較例1〜6 第1表に示す組成で、実施例1と同様の操作を行い、各
ブラダー用離型剤組成物を得た。これらの組成物をスプ
レーコーティング機械[KREMLIN LACKIE
R SYSTEME(株)製、タイプ807]を用いて自
転車用タイヤ成型用ブラダー(塗布目標面積1600cm
2)に140g塗布し、20℃、相対湿度70%の条件
で72時間硬化させたのち、170℃、20kg/cm2
3分の条件で26インチサイズの自転車用タイヤの成型
加硫テストを行った。その結果を第1表に示す。第1表
から分かるように、本発明の方法による実施例1〜12
の組成物を塗布したブラダーでは、300回以上の成型
加硫回数を得たのに対し、比較例1〜6の組成物を塗布
したブラダーでは150回以下の成型加硫回数に留まっ
た。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】実施例13〜17、比較例7〜10 225/50R16サイズの乗用車タイヤ用ブラダー
(塗布目標面積5000cm2)を用い、第2表に示す第
1層の組成物540gを実施例1〜12と同様に塗布し
て室温で硬化させ、次いで第2層の組成物180gを同
様に塗布して室温で硬化させ、ブラダー表面に2層より
成る離型剤被膜を形成させた。このように表面を塗布し
たブラダーを用いて170℃、20kg/cm2、20分の
条件でタイヤを成型加硫した。その結果を第2表に示
す。第2表から分かるように、本発明の方法による実施
例13〜17の処方の離型剤を塗布したブラダーでは4
00回以上の成型加硫回数を得たが、比較例7〜10の
処方の離型剤を塗布したブラダーでは、159回以下の
成型加硫回数に留まった。
【0029】
【表4】
【0030】注1)両末端メチル基封鎖型(粘度100
cSt、25℃)
【0031】
【発明の効果】本発明のブラダー用離型剤組成物を、タ
イヤ成型加硫用ブラダーの表面に塗布することにより、
アミノ変性オルガノポリシロキサンを使用しない場合と
比べて、離型剤被膜のブラダーに対する付着性が向上す
るとともに離型性が向上し、タイヤ成型加硫回数を大幅
に増加させる効果を奏する。
フロントページの続き (72)発明者 荒井 正俊 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1―10 信 越化学工業株式会社シリコーン電子材料技 術研究所内 (72)発明者 三好 敬 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1―10 信 越化学工業株式会社シリコーン電子材料技 術研究所内 (72)発明者 中里 森三 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1―10 信 越化学工業株式会社シリコーン電子材料技 術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式[1] HO−[Si(R1)2O]n−H …[1] (式中のR1は置換又は非置換の炭素数1〜10の一価
    の炭化水素基、nは1以上の整数である)で表されるジ
    オルガノポリシロキサン100重量部、 (B)一般式[2] R2 4-aSiXa …[2] (式中のR2は置換又は非置換の炭素数1〜10の一価
    の炭化水素基、Xはアルキルアミノ基又はアルキレンジ
    アミノ基、aは平均値で2〜4の数である)で表される
    加水分解性シラン又はその部分加水分解物0.2〜60
    重量部、及び(C)繰り返し単位が一般式[3] 【化1】 又は一般式[4] 【化2】 であり、末端基が一般式[5] 【化3】 又は一般式[6] 【化4】 (式中のR3は水素原子、アルキル基、アリール基又は
    アラルキル基、R4はエーテル結合、エステル結合又は
    イミノ結合を介してもよい二価の脂肪族炭化水素基であ
    る)であって、分子中に少なくとも1個の前記一般式
    [3]で表される繰り返し単位又は一般式[5]で表さ
    れる末端基を有し、かつ25℃における動粘度が10〜
    50000センチストークスのアミノ変性オルガノポリ
    シロキサン0.3〜120重量部を含有して成るブラダ
    ー用離型剤組成物。
  2. 【請求項2】ブラダーを用いてタイヤを成型加硫するに
    際し、請求項1記載のブラダー用離型剤組成物を塗布し
    たブラダーを用いることを特徴とするタイヤ成型加硫方
    法。
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