JPS60147962A - フロツピ−デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、磁気記録媒体をマク１ネツトの磁力により吸
着、同定する回転駆動機構全備えたフロラピルディスク
装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近年、フロッピーディスク装置では、磁気記録媒体（以
下メディアと称する）をマグネットの磁力を利用して回
転駆動機構に固定する方式の装置が開発されている。こ
の方式では、第１図（平面図）に示すようなチャッキン
グ機構が設けられている。即ち、チャッキング機構は、
メディアのセンタビン挿入孔（第３図の２０）に対応す
るセンタビン１１及び磁気シートの付勢ビン挿入孔（第
３図の２１）に対応するイ」勢ビン１２を有している。

そして、センタビン１１を中央部とするハブ１４が構成
され、このハブ１４にょクメディアが保持されることに
なる。

ここで、磁気シート２３は第３図（部分的平面図）に示
すように中央部に金属製のチャッキング７’Ｌ’−ト２
２ｆ有している。このチャッキングプレート２２が第１
図に示すようなハブ１４の一部に設けられたマグネット
１５の磁力によシ吸着され、メディアはハブ１４の表面
上に固定される。このとき、メディアはチャッキングプ
レート２２０部分がハブ１４の表面上のスリップシート
１３の上面に吸着されて固定される。このスリップシー
ト１３は、第２図（第１図のＡ　−Ａ’断面側面図）に
示すようにハブ１４の中央部上面にテフロン等のシート
が貼付されたものである。

ところで、メディア２３が第２図に示すようなチャッキ
ング機構に装着される場合、第３図に示すように磁気シ
ート２３の付勢ピン挿入孔２１とチャ、キング桟橋の付
勢ピン１２との位置が相互にずれているとする。この場
合、先ず上記のようにチャッキングプレート２２がマグ
ネット１６の磁力によシ吸引されてハシ１４の表面上に
吸着される。このとき、付勢ピン１２は第２図に示すよ
うな板バネ１６（アタッチメント１９によりハブ１４に
固定されている）により保持されているため、チャッキ
ングプレート２２の抑圧と板バネ１６０弾性力にょシ下
方へ押圧移動される（第４図の状態）。この状態で、チ
ャッキング機構部が回転駆動すると、ハブ１４．板バネ
１６及び付勢ピン１２が共に回転する。このとき、メデ
ィア２３は、第４図（第３図のＢ　−Ｂ’の断面図）Ｋ
示すようにキャリ、ジ３０に設置された磁気ヘッド（サ
イド「０」側ヘッド）３ノ及びヘッドアーム（キャリ、
ジ５ｏｒｌｃ接続されている）３２に保持された磁気へ
、ド（サイド［目側へ、ド）３３０両者によシ挾持され
ている。これによる負荷トルクがチャッキングプレート
２２とスリ、デシ−トノ３間のトルクよシ大きい場合、
磁気シート２３とチャツキンググレート２２ｉｌｔ回転
することなく、付勢ピン１２が静止状態にあるチャッキ
ングプレート２２及び付勢ピン挿入孔２１に対して相対
的に回転する。これにょシ、付勢ピン１２が第５図に示
すようにメディア２３の付勢ピン挿入孔２１に達すると
、板バネ１６０弾性復元力によシ付勢ピン１２は挿入孔
２１内に嵌挿されることＫなる０このとき、第２図に示
すセンサピン１ノから付勢ピン１２までの距離Ｓ１が、
第５図に示す距離Ｓ２よル僅かに長く構成されているた
め、第６図（第５図のｃ　−ｃ’断面図）に示すように
付勢ピン１２は板バネ１６の戻シ変形によって傾斜され
た状態となる。

即ち、付勢ピン１２の軸心は第６図において垂直方向に
対し僅かな傾きを有することにな勺、これによシメディ
ア２３のチャッキングプレート２２に対して第５図に示
す矢印Ｐ方向に付勢ピン１２による付勢力が常時作用す
ることになる。これによシ磁気シート２３のセンタビン
挿入孔２０にセンタピン１１が圧着係合し、チャッキン
グプレート２２がハブ１４の表面上の所定の位置に位置
決めされ、メディア２３の中心がセンタビン１１のほぼ
軸心上に配置されることになる。そして、チャッキング
機構に接続されたモータ（通常ＤＣモータ）軸が回転し
て、例えば第５図に示すように付勢ピン１２がＮ方向へ
回転すると、チャッキングプレート２２即ちメディア２
３がＮ方向へ回転する。

ところで、メディア２３Ｙｔハブ１４０表面上の所定の
位置に位置決めする場合、各磁気ヘッドｓｌ　、３Ｂと
メディア２３間の摩擦力による負荷トルク、及びチャッ
キングプレート２２と上記スリップシート１３間の摩擦
力による負荷トルクの大小に応じて位置決めの精度が決
定される。ここで、各磁気ヘッド３１．３３間に加圧す
る力をＦｈ、メディア２３とヘッド３ノ。

３３間の摩擦係数をμｂ、マグネット１５による吸引力
ｔＦｍ＋スリ、グレート１３とチャッキングプレート２
２間の摩擦係数をμｍ、センタピン１０の中心から各ヘ
ッド３１．３３までの距離ｆ：Ｒ，及びセンタビン１０
の中心からスリップシート１３面までの平均距離りをす
ると、以下のような関係式（１）が成立する。

μｂ−Ｒ−Ｆｈ＞μｍ・ｒ−Ｆｍ　・・・・・・・・・
・・・（１）この式（１）で表現される力関係によシ、
磁気シート２３０回転速度はハｆ１４．付勢ビン１２゜
スリップシート１３等によるチャッキング機構・の回転
速度よシ遅くなる。通常μｌ　−Ｒ−Ｆ、め値は６〜１
２１ｃｍで、ｒは０．４副、さらにＦｍは４０１９〜５
０．９程度であるため、μｍは０．３以下程度になる必
要がある。このだめ、従来ではスリップシート１３とし
てテフロンやプリエステル等の摩擦係数μｍの小さいデ
ラスチッ、り材料によるシートが用いられ、ハブ１４の
表面上に貼付されていた。

しかしながら、上記のようなプラスチック製のシートラ
貼付する構造であると、プラスチックシート即ちスリッ
プシート１３をハブ１４の表面上に貼付するために接着
剤や両面粘着テープ等が用いられる。このため、接着剤
や両面粘着テープの厚さの不均一性まだはスリップジー
トノ３とハブ１４間に気泡等が発生する状態などの原因
によシ、スリップシート１３の表面に凹凸が発生する。

この場合、例えばノ１ブ１４の表面の凹凸を１０μｒｎ
以下に押えても、スリップシート１３上では４０〜５０
μ、の凹凸が発生する。したがって、従来ではメディア
２３とハブ１４との接触状態が不安定になシ、結果的に
メディア２３と磁気ヘッドの接触状態が悪化する欠点が
あった。

〔発明の目的〕

本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、メディアをハブの表面上にマグネットの磁力により
固定して、回転駆動させるフロッピーディスク装置にお
いて、メディアとノ・ブとの接触状態を安定化して、メ
ディアと磁気へ、ドとの接触を確実にすることができる
フロッピーディスク装置全提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明では、メディアをマグネットの磁力によ多金属製
ハブの表面上に固定して、回転駆動させるフロッピーデ
ィスク装置において、上記金属製ハブは、メディアのチ
ャッキングプレートと接触する表面が摩擦係数が小さく
しかも所定の硬度全有するような硬質表面加工処理また
はプラスチックコーティング処理を施されてなる。

これにより、メディアと金属製ノ翫ブとの接触状態を安
定化することができる。

〔発明の実施例〕

以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
。第７図は一実施例に係わるフロッピーディスク装置に
おけるチャッキング機構部の構成を示す断面図である。

第７図において、７０は金属製ハブであシ、例えばアル
ミニウムからなる。このハブ７０は、中央部をセンタビ
ン１ノとする車輪状の保持体（第１図を参照）であり、
メディアを保持して回転駆動を伝達する。このハブ７ｏ
において、メディアのチャッキングプレート（第５図の
２２）が接触するチャッキング部７０ａは、摩擦係数（
０３以下）が小さくしかも所定の硬度（例えばビッカー
ス硬度Ｈｖで４００程度）を有する硬質アルマイト処理
が施されている。さらに、７１はヨーク（ｙｏｋｅ　）
で、メディアを吸引するだめのマグネット１５の磁力を
強くさせるために設けられている。

なお、他の構成は上記第２図と同様であるため説明は省
略する。

上記のような構成のチャッキング機構部において、作用
効果を説明する。いま例えば、第５図に示すようなメデ
ィア２３が第７図に示すチャッキング機構部に装着され
たとする。即ち、メディア２３のセンタビン挿入孔２０
及び伺勢ビン挿入孔２１にそれぞれセンタピン１１及び
付勢ピン１２が嵌挿され、メディア２３のチャッキング
プレート２２がハブ７０のチャッキング部７０ｈに接触
する。そして、メディア２３は例えば第６図に示すよう
な状態で、ハブ７０に保持されてチャッキング機構部に
チャッキングされる。なお、メディア２３がチャッキン
グされるまでの動作は上記第３乃至第６図を参照して説
明した場合と同様である。

ところで、上記のようにメディア２３のチャッキングプ
レート２２が接触するハブ７０のチャッキング部７（７
ｍは、例えば硬質アルマイト処理を施された面である。

この硬質アルマイト処理面は、例えば厚さ５０μｍ程度
で、上記のようにチャ、キングプレート２２との摩擦係
数が小さく　（Ｏ，ａ以下）しかも所定の硬度（ビッカ
ース硬度Ｈ，で４００程度）を有している。したがって
、メディア２３とハブ７０間の摩擦係数（上記関係式（
１）のμ、に相当する）が小さいため、メディア２３は
ハブ７０の表面上の所定の位置に位置決めされる。そし
て、上記のようＪＣ／％プ７０の表面は硬質アルマイト
処理面であるため、その表面の状態はアルマイト処理加
工の精度に応じて例えば１０μ、ｎ程度の凹凸状態に押
えられ、比較的滑らかである。したがって、メディア２
３のチャッキングプレート２２とハブ７０のチャ、キン
グ部７０ｍとは確実に接触することになる。

これにより、例えば第６図に示すようなノ１ブ７０に装
着されたメディア２３と磁気ヘッドとの接触状態が安定
化して、フロッピーディスク装置の動作が確実に行なわ
れることになる。また、ハシ７０のチャッキング部７０
ａは、所定の硬度を有しているため、メディア２３との
接触による傷等の発生を押えることができ、比較的長期
間滑らかな面を保持することができる。

ここで、上記ハブ７０がアルミニウムによ勺構成されて
いる場合、メディア２３ｔ−吸引するだめのマグネット
１５の磁力が低下することがあるため、第７図に示すよ
うにハブ７０の一部にヨーク７１が取付けられる。この
ヨーク７１は磁性金属製であシ、マグネット１５の磁力
を強くする機能を有する。なお、マグネ、ト１５によシ
必要な磁力（吸引力）を得ることができる場合、当然な
がらヨーク７１は不要となる。

第８図は本発明の他の実施例を示すもので、上記第７図
に示す実施例に対して磁性金属製ハブ８０のチャッキン
グ部８０ａは、ハブ８００表面がテフロン等のプラスチ
ックコーティング処理が施された面である。このプラス
チックコーティング処理面は、上記Ｍ７図の場合と同様
にメディア２３のチャ、キングプレート２２との摩擦係
数が小さくしかも所定の硬度を有するようなプラスチ、
り材料でコーティングされた面である。

このような構造のハブ８０ｆ：使用したチャッキング機
構部においても、上記第７図に示す場合と同様の作用効
果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、メディアをハブの
表面上にマグネットの磁力に、ｌｔ）固定して、回転駆
動させるフロッピーディスク装置において、メディアと
ハブの表面との接触状態を安定化することができ、メデ
ィアをハブの表面上の所定の位置に確実に位置決めする
ことができる。したがって、結果的にメディアと磁気ヘ
ッドとの接触状態を安定に保持でき、フロッピーディス
ク装置の確実な動作を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来のフロッピーディスク装置のチ
ャッキング機構部の構成を示すもので第１図は平面図で
あシ第２図は第１図のＡ−Ａ′における断面側面図、第
３図及び第５図はそれぞれ従来のメディアの構成を示す
平面図、第４図及び第６図はそれぞれ従来のチャッキン
グ機構部の動作を説明するだめの断面図、第７図は本発
明の一実施例に係わるフロッピーディスク装置のチャ、
キング機構部の構成を示す断面図、第８図は本発明の他
の実施例に係わるフロッピーディスク装置のチャッキン
グ機構部の構成を示す断面図である。 １１・・・センタビン、１２・・・付勢ビン、１３・・
・スリップシート、１４．７０．８０・・・ハブ、１５
・・・マグネット、２２・・・チャッキングプレート、
２３・・・メディア、７０ｍ、８０ａ・・・チャッキン
グ部、７ノ・・・ヨーク。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第５図 ：、’ｊ　５図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 中央１部に金属製チャッキングシレー）ｋ有する磁気記
   録媒体をマグネットの磁力によシ吸着。 固定して回転、駆動させるフロッピーディスク装置にお
   いて、センタビンを中央部として上記磁気記録媒体を保
   持する金属体からなシ上記磁気記録媒体の金属製チャッ
   キングプレートと接触する表面に対して摩擦係数が小さ
   くしかも所定の硬度を有するような硬質表面加工処理ま
   たはプラスチックコーティング処理を施しだ金属製ハブ
   と、この金属製ハブを回転駆動きせる回転駆動手段とを
   具備してなること全特徴とするフロッピーディスク装置
   。