JPS6013951Y2 - 手摺の取付構造 - Google Patents

手摺の取付構造

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JPS6013951Y2
JPS6013951Y2 JP1942680U JP1942680U JPS6013951Y2 JP S6013951 Y2 JPS6013951 Y2 JP S6013951Y2 JP 1942680 U JP1942680 U JP 1942680U JP 1942680 U JP1942680 U JP 1942680U JP S6013951 Y2 JPS6013951 Y2 JP S6013951Y2
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JP
Japan
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foundation
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hole
handrail
frame
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JP1942680U
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JPS56121823U (ja
Inventor
雄一郎 蓼沼
Original Assignee
ト−ヨ−サッシビル建材株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 本考案は手摺の取付構造に関するもので、特に既設の基
礎上にホールインアンカー等を用いて固定した手摺の基
部にモルタルを充填したものである。
建物のベランダ等に取付けた金属性の手摺は、長時間使
用すると腐蝕破損したり、その意匠が陳腐化するため、
新しい手摺と交換する必要がある。
この場合、従来では既存の手摺の支柱をその基部からす
べて取除き、改めて新しい手摺の支柱を立てていた。
しかし、手摺の支柱はコンクリート等の基礎内に強固に
埋設されているため、従来では既存の支柱の除去に当っ
てコンクリート基礎のハツリ作業が必要とされるため、
作業日数がかかり、また工費も嵩む欠点があった。
特に、手摺は、ベランダ等における危険防止の目的或い
はフェンス等のように防犯上の目的で使用されるもので
あるから、従来のように交換作業に日数がかかると、そ
の間に事故が生ずるおそれもあった。
このような欠点を解消せんとして、本出願人は先に既設
の支柱の基部を基礎内に残存させたままの状態で、ホー
ルインアンカー等を用いて既設の基礎上に取付金具を固
着し、この取付金具に支柱を固定することにより、面倒
なハツリ作業やコンクリート打ちを行うことなく、極め
て簡単に手摺を設置することのできる取付構造を提案し
た。
ところが、本出願人が先に提案した取付構造は、支柱の
下端に取付金具と支柱との連結部やホールインアンカー
の頭部などが露出しており体裁が悪い不都合があった。
また、支柱としてアルミニウム酸のものを使用すると、
鉄製の取付金具との間で局部電池が形成された電蝕が生
じ、長期の使用の間には取付部分が腐蝕するおそれもあ
った。
本考案は、上述の如き手摺の取付構造を更に改良せんと
して提案されたもので、その目的とする処は、支柱の基
部に箱形の枠金物を固定し、この枠金動向にモルタルを
充填することにより、電蝕が発生することなく、取付強
度が高くしかも体裁のよい手摺の取付構造を提供するこ
とにある。
進んで、本考案を図示の実施例に基いて具体的に説明す
る。
第1,2図は、本考案の第1実施例を示すもので、図中
符号1は、−例として、建物のベランダの前端に形成さ
れた手摺の基礎である。
なお、本考案の取付構造を改装用に使用するには、この
基礎1内に、既存の手摺の支柱を基礎1の上面部で切除
することにより、支柱の基部Pを埋設状態で残存させて
おく。
2は、この基礎1の上面に固定した新しい手摺の支柱で
、この支柱2はその下端に設けたフランジ3の部分をホ
ールインアンカー4(又は植込みボルト)によって基礎
1に固着する。
基礎1上には支柱2の下端部をとり囲むように箱形の枠
金物5を配設する。
そして、この枠金物5内にモルタルMを充填し、支柱2
のフランジ3やホールインアンカー4をこのモルタルM
内に埋設させる。
第3,4図は本考案の第2実施例で、この第2実施例は
、枠金物として二本の長尺のアルミ形材を組合せて使用
したものである。
即ち、基礎1の後縁部に背面板5aをホールインアンカ
ー6等により固定し、この背面板5aの上縁を基礎1の
上面より縁状に突出させる。
一方、基礎1の前縁部には、同じく上縁が基礎1の上面
より突出するようにして、前面板5bをホールインアン
カー6等により固定する。
この場合、背面板5a及び前面板5bは基礎1の全長を
覆うような長尺のものとし、この背面板5aと前面板5
bとの間に複数本の支柱の基部を配設させる。
このようにすると、基礎1の前後縁には、背面板5aと
前面板5bとから成る枠金物が形成されるので、その間
にモルタルMを充填し、支柱のフランジ3やホールイン
アンカー4を覆い隠す。
第5,6図は本考案の第3実施例で、この実施例は手摺
2を基礎1上に固定するための取付金具とモルタル充填
用の枠金物とを一体化したものである。
即ち、符号7は下向きのコ字形をした取付金具で、この
取付金具7は基礎1上に跨がるように配置する。
この取付金具7の上面には支持金具7aを一体に突設し
、この支持金具7に支柱2の下端を嵌込み、両者を溶接
その他の手段で固着する。
取付金具7の上面には、支持金具7aをとり囲むように
して枠金物5を一体に形成し、この内側にモルタルMを
充填し、支持金具7aと支柱2との連結部分を覆い隠す
なお、取付金具7を基礎1に固定するには、取付金具7
を直接ホールインアンカー等により基礎に固定しても良
いが、本実施例では、取付金具7の前面にボルト7bを
突設し、このボルト7bにナツトを用いてL字形補強板
8を取付け、この補強板8の下端を基礎1にホールイン
アンカー6を用いて固定した。
第7,8図は本考案の第4実施例である。
この実施例はL字形をした取付金具7の周囲に枠金物5
を一体に形成したものである。
即ち、取付金具7は基礎1の上面並びに前面に配設腰且
っホールインアンカー6を用いて基礎1に固定する。
この場合、取付金具7における基礎1の前面に配設した
部分には、そのままでは枠金物5の前面板が妨げとなっ
てホールインアンカーの打込みが不可能であるから、本
実施例では枠金物5の前面板に挿入孔5cを穿設し、こ
の挿入孔5cを通してホールインアンカー6の取付けを
行う。
なお、挿入孔5cはホールインアンカー6の取付後、プ
ラスチック製のキャップ9等を用いて塞いでおく。
更に、基礎1上に固定された取付金具7には支柱2を固
着するが、本実施例では支柱2の下端を取付金具7上に
設けた支持金具7aに溶接する。
このようにして、基礎1上に取付金具7を介して支柱2
が固定された後は、枠金物5の内側にモルタルMを充填
する。
第9,10図は、本考案の第5実施例であって、この実
施例は、取付金具7と一体化された枠金物5を使用し、
且つ取付金具7に対する支柱2の取付高さを調整し得る
ようにしたものである。
即ち、この実施例において、枠金物5はその底部開口部
に平板状の取付金具7を一体に形成した箱形をしており
、取付金具7の部分をホールインアンカー6により基礎
1上にに固着することにより、基礎1に固定する。
この枠金物5の内側、即ち取付金具7上には支柱2のフ
ランジ3を挿入する。
フランジ3には左右一対のネジ孔を穿設し、このネジ孔
内に高さ調整用ボルト10を螺合する。
そして、フランジ3を取付金具7上に重ね合わせた状態
で、調整用ボルト10を回転させ、取付金具7とフラン
ジ3との間隔を変化させ、支柱2の高さを調整する。
その状態で、枠金物5と支柱2との間に固定金具11を
挿入して支柱2の移動を防止し、更に枠金物5の内側に
モルタルMを充填して固定金具11を覆い隠す。
なお、この固定金具11は、所望の形状のものを使用し
得るが、本実施例では、断面り字型の金具を左右−組と
して用い、各金具に形成した切欠きlla内に支柱2を
挾み込むようなものとする。
また、固定金具11と支柱2とは溶接しても良い。
第11.12図は本考案の第6実施例で、この実施例は
前記第5実施例の調整用ボルト10に代えて、取付金具
7と支柱2のフランジ3との間に所定数のスペーサ12
を挿入することにより、支柱2の高さ調整を行うもので
ある。
この場合、枠金物5の前面板に開口部5dを形成し、こ
の開口部5dより板状のスペーサ12を挿入する。
また、開口部5dには蓋板5eを設け、スペーサ12の
挿入後はこの蓋板5eによって開口部5dを塞ぎ、枠金
物5内にモルタルMを充填する。
なお、蓋板5eの取付位置は枠金物5の内外いずれでも
良いが、本実施例においては、枠金物5の外面に受は溝
5fを形成し、この受は溝5fに蓋板5eを嵌込む。
第13.14図は本考案の第7実施例である。
この実施例は、取付金具7上に上端が尖った楔形の支持
金具7aを固着すると共に、支柱2の下端には受は金具
13を嵌合し、この受は金具13の下面に形成したスリ
ン)13a内に楔形支持金具7aを圧入したものである
そして、この実施例でも前記第6実施例と同様に、支持
金具7aを取付金具7上に固着(例えば溶接)したり、
或いは取付金具7を基礎1上に固定するホールインアン
カー6を取付けるために、枠金物5の前面板には開口部
5dを猛威する。
この開口部5dは支柱2を基礎1上に固定した後は蓋板
5eによって塞ぐもので、蓋板5eの両側に15gを形
成し、この溝5gを開口部5dの両側縁に係合させる。
なお、この実施例においては、前記第5図の第3実施例
と同様に、取付金具7の前面を基礎1の前面に重ね合わ
せ、ホールインアンカーや図示の如きL字形補強板8に
より基礎1に強者する。
以上の各実施例に示す通り、本考案の手摺の取付構造は
、支柱の基部にモルタルを充填したものであるから、支
柱を固定するためのホールインアンカーや取付金具等が
外部に露出することがなく、体裁が良い利点がある。
また、ホールインアンカー等がモルタルによって固定さ
れ、更にモルタルにより支柱も支持されるので、支柱と
基礎との取付強度が向上する。
その上、取付金具等と支柱とを異種金属によって形成し
た場合でも、モルタルが絶縁材としての作用を果すため
、電蝕も防止される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案たる手摺の取付構造の第1実施例を示す
分解斜視図、第2図は完成状態の斜視図、第3図は第2
実施例の分解斜視図、第4図は同上断面図、第5図は第
3実施例の分解斜視図、第6図は同上断面図、第7図は
第4実施例の分解斜視図、第8図は同上断面図、第9図
は第5実施例の分解斜視図、第10図は同上断面図、第
11図は第6実施例の分解斜視図、第12図は同上断面
図、第13図は第7実施例の分解斜視図、第14図は同
上断面図である。 1・・・・・・基礎、2・・・・・・支柱、3・・・・
・・フランジ、5・・・・・・枠金物、7・・・・・・
取付金具、訃・・・・・補強板、9・・・・・・キャッ
プ、10・・・・・・高さ調整用ボルト、11・・・・
・・固定金具、12・・・・・・スペーサ、13・・・
・・・受は金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 既設の基礎上にホールインアンカー又は取付金具を窯い
    て固定された手摺の支柱と、この支柱の基部をとり囲む
    ように既設の基礎の上部に露出して配設された枠金物と
    を備え、前記ホールインアンカー又は取付金具が枠金物
    の内部に充填されたモルタルに埋設されていることを特
    徴とする手摺の取付構造。
JP1942680U 1980-02-18 1980-02-18 手摺の取付構造 Expired JPS6013951Y2 (ja)

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JP1942680U JPS6013951Y2 (ja) 1980-02-18 1980-02-18 手摺の取付構造

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JPS56121823U JPS56121823U (ja) 1981-09-17
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JP5735243B2 (ja) * 2010-09-24 2015-06-17 積水化学工業株式会社 手摺用支柱支持構造およびその施工方法

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JPS56121823U (ja) 1981-09-17

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