JP4170274B2 - バルコニー - Google Patents

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本発明はバルコニー、詳しくは支柱や建物躯体の柱を利用せず、建物躯体の胴差しを利用して支持されるバルコニーに関するものである。
一般に、木造住宅用のバルコニーには、建物躯体とは独立に設けられた支柱に直接支持させるタイプのものと、建物躯体の2本の柱からブラケットを突設し、これらのブラケットにバルコニーの妻梁を支持させる柱無しタイプのものがある。
ところが、建物躯体の片入隅部や両入隅部にバルコニーを設置する必要があるときは、建物躯体の柱を利用することができない。屋外に面する柱が、片入隅部では1本しかなく、両入隅部では全くないからである。そこで、建物躯体の胴差しを利用してバルコニーの床部を支持する方式のものが実施されている。これは、胴差しに複数の鋼鉄製のブラケットを固定し、さらに各ブラケットに筒形の梁を外嵌し、梁の先端に前桁を固定し、前桁と胴差しに設けられた根太掛けの各両端を妻梁で連結して方形の底部枠を構成するもので、底部枠を上記先付けブラケットで支持するものである(特許文献1参照)。
特許第2618292号公報
しかしながら、梁はブラケットに外嵌され、しかも梁に設けた長穴にボルトを通してブラケットのネジ穴に螺合する構造であるから、調整量が大きいときは、底部枠と同じアルミニウム製の梁の端部から鋼鉄製のブラケットが露出する。バルコニーは地上から見上げたときにその下底面が見える。このため、露出したブラケットは他のアルミニウム製の部材と色や質感が異なるから、体裁が悪い。
また、強度の高い鋼鉄製のブラケットと強度の高くないアルミニウム製の梁とを結合してバルコニーを支持する構成では、強度に問題がある。
本発明は上記問題点を解消し、バルコニーを支持するのに十分な強度を確保することができるとともに、下方から見たときの外観上の体裁を良好にすることができるバルコニーを提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るバルコニーは、建物躯体の胴差しから屋外側に向かって複数の支持ブラケットを平行に突設し、支持ブラケットの先端に前桁を固定し、この前桁と上記胴差しに設けられた根太掛けの各両端を妻梁で連結して方形の底部枠を構成し、上記底部枠を上記支持ブラケットで支持するとともに、上記支持ブラケットの上面部を除き、その両側面部と下面部とをアルミニウム製のカバーで覆ったことを特徴とする。
なお、前記カバーは断面が上向きに開放するコ字形にするのが好ましく、また、前記カバーは、その下面部を前記先付けブラケットの下面に固定するのがよい。
請求項1に係る発明によれば、支持ブラケットは強度の高い鋼鉄製であるから、バルコニーを支持するのに十分な強度を確保することができる。また、支持ブラケットは鋼鉄製であるのに対し、その他のバルコニーの各部材は上記他の部材と同じくアルミニウム製であり、上記支持ブラケットがバルコニーの下方に露出するが、支持ブラケットはアルミニウム製のカバーによって覆われるので、カバーの取り付けにより、先付けブラケットの露出を防止し、アルミニウム製の周囲の部材と色を調和させることができ、下方から見たときの外観上の体裁を良好にすることができる。しかも、上記カバーは支持ブラケットの上面部を除き、その両側面部と下面部とを覆うものであり、上面部を覆う必要はないから、カバーはバルコニーの下方から取り付けることができ、その作業は非常に容易である。さらに、支持ブラケットは固定ボルトで胴差しに固定するのが一般的であるが、この場合、カバーは上面部を覆っていないので、下方に外すことができ、必要なときにはカバーを外して固定ボルトの増し締めをすることができる。
請求項2に係る発明によれば、カバーは断面が上向きに開放するコ字形であるから、カバーは下から取り付けることができるので、胴差しに支持ブラケットを固定した後はいつでもカバーを取り付けることができる。作業順序を間違えても問題ない。
請求項3に係る発明によれば、カバーは下から取り付けることができるので、胴差しに支持ブラケットを固定した後はいつでもカバーを取り付けることができる。
図1は建物躯体の壁面に設置されたバルコニーを示す。このバルコニーは前桁1と前桁1の両側の妻梁2とをコ字形に連結し、さらに両側の妻梁2の基部側の端部を根太掛け(図示せず)で連結することによって方形の底部枠3を形成し、その内側に床材9を配し、前桁1と妻梁2の上部に桁上柱4と壁付け縦枠5と縦格子6とを立設し、さらにこれらの部材の上に上下2段の前笠木7と妻笠木8とを連続配置したもので、上記各部材はアルミニウムから構成されている。
次に、上記バルコニーは胴差し10に平行に突設された複数の(ここでは2本の)支持ブラケット11によって支持されている。図2および図3に示されるように、支持ブラケット11は先付けブラケット11aと後に詳しく示す固定ブラケット11bとにより構成されている鋼鉄製の部材である。先付けブラケット11aは、断面がコ字形で、基部には固定板12が溶接固定されている。先付けブラケット11aは、固定板12から挿通して胴差し10を貫通させたボルト15を上記補強ブラケット14にナット16で締め付けて固定する。なお、17は根太、18は床梁、19は側根太である。根太17の一部は補強金具14aで補強するのが好ましい。
また、図4に示されるように、先付けブラケット11aを側根太19部分に固定するときは、補強梁13を取り付けた後、補強金具14を使用して図3と同様にして固定する。
次に、図5〜図9に示されるように、胴差し10の側面には根太掛け24を固定する。根太掛け24は根太掛け上材24aと根太掛け下材24bとから構成され、根太掛け上材24aは両側の妻梁間の間隔に対応する連続一体のものとして形成され、垂直の取付縁25の上端からデッキカバー部22を直角に突出するとともに、図8に示されるように、上記取付縁25の下端には背面側に開口する係止溝26が形成されている。係止溝26の下側部は上側部よりも短く形成されている。そして、図5のように、先付けブラケット11aの上に配置して(乗せてもよい)位置出しした後、上記取付縁25をコーチスクリュー32等の固定手段によって壁面に固定する。このとき、係止溝26の下部と胴差し10との間には隙間が形成される。これに対し、根太掛け下材24bは、先付けブラケット11a間と先付けブラケット11a・妻梁2間に配置される分割材で、取付縁28と根太受け29とを略L字形に形成してなり、取付縁25の上端には係止部30が屈曲形成されている。根太掛け下材24bを固定するときは、図8の点線のように、取付縁28を水平にして根太掛け上材24aの下端まで持ち上げて先端の係止部30を根太掛け上材24aの係止溝26に差込んだ後に矢印のように回転させて、根太掛け下材24bを根太掛け上材24aに係止させ、これによって位置出しした後に上記取付縁28をコーチスクリュー32等の固定手段によって胴差し10に固定する。
なお、根太掛け上材24aと根太掛け下材24bとは、それぞれ切断によって長さを調整できるから、現場の状況に容易に対応することができる。
次に、図9に示されるように、先付けブラケット11aの先端には固定ブラケット11bを介して前桁1が固定されている。固定ブラケット11bは鋼鉄製の板材を折り曲げ加工したもので、先付けブラケット11aとともに支持ブラケット11を構成する。そして、固定ブラケット11bの端部の折り曲げ部33を前桁1にボルトで固定し、さらに先付けブラケット11aの内側に嵌合され、先付けブラケット11aの側板の長穴34からボルト35を固定ブラケット11bの側部のネジ孔36に螺合して固定されている。前桁1と根太掛け24の各両端は妻梁2によって連結し、方形の底部枠3が形成される。
さらに、図10および図11に示されるように、支持ブラケット11には、下からカバー37が取り付けられている。このカバー37は下面部37aと両側面部37bとから断面コ字形に形成されたアルミニウム製押出形材で、先付けブラケット11aよりやや幅広で、略同じ高さとし、下から支持ブラケット11の上面部44を除き、その下面部45と両側面部46とを覆い、カバー37の下面部37aは前記支持ブラケット11の下面にネジ38によって固定されている。なお、カバー37は支持ブラケット11の固定後、いつでも取り付けることができる。39は小口蓋である。
そして、図12のように、根太40の両端を底部枠3の根太掛け下材24bの根太受け29と前桁1の背面に固定したブラケット41とに支持させて固定し、さらに根太40の上部と妻梁2の内側の妻雨樋42(図10参照)にデッキ材9(床材)を支持させて底部の主要部が構成される。
上述のように、支持ブラケット11は強度の高い鋼鉄製であるから、バルコニーを支持するのに十分な強度を確保することができる。また、支持ブラケット11は鋼鉄製であるのに対し、その他のバルコニーの各部材はアルミニウム製であり、上記支持ブラケット11がバルコニーの下方に露出するが、支持ブラケット11はアルミニウム製のカバー37によって覆われるので、下方から見たときの外観上の体裁を良好にすることができる。
カバー37は下から取り付けることができるので、胴差し10に支持ブラケット11を固定した後はいつでもカバー37を取り付けることができる。また、カバー37の下面部は支持ブラケット11の下面にネジ38によって固定されるものであるから、カバー37の取付作業も非常に容易である。作業順序を間違えても問題ない。カバー37の取り付けにより、先付けブラケット11aの露出を防止し、アルミニウム製の周囲の部材と色を調和させることができる。さらに、必要なときにはカバー37を外して固定ボルトの増し締めをすることができる。
なお、上述の例は、建物躯体の通常の壁面から突出するバルコニーを胴差しに固定された支持ブラケットに支持させた例であるが、上記バルコニーは同様の要領で建物躯体の片入隅部または両入隅部に設置することもできる。
本発明に係るバルコニーの斜視図である。 胴差しに対する先付けブラケットの取付状態を示す斜視図である。 胴差しに対する先付けブラケットの取付態様を示す斜視図である。 側根太に対する先付けブラケットの取付態様を示す斜視図である。 根太掛けの取付態様説明図である。 根太掛けの取付状態を示す斜視図である。 根太掛けの配置状態を示す概略図である。 根太掛けの取付けの具体的取付態様を示す側面図である。 支持ブラケットの取付態様を示す斜視図である。 支持ブラケットに対するカバーの取付態様を示す斜視図である。 支持ブラケットに対するカバーの取付状態を示す正面図である。 バルコニーの要部の縦断面図である。
符号の説明
1 前桁

10 胴差し
11 支持ブラケット
11a 先付けブラケット
11b 固定ブラケット
24 根太掛け
37 カバー

Claims (3)

  1. 建物躯体の胴差しから屋外側に向かって複数の支持ブラケットを平行に突設し、支持ブラケットの先端に前桁を固定し、この前桁と上記胴差しに設けられた根太掛けの各両端を妻梁で連結して方形の底部枠を構成し、上記底部枠を上記支持ブラケットで支持するとともに、
    上記支持ブラケットの上面部を除き、その両側面部と下面部とをアルミニウム製のカバーで覆った
    ことを特徴とするバルコニー。
  2. 前記カバーは断面が上向きに開放するコ字形である、請求項1記載のバルコニー。
  3. 前記カバーの下面部を前記先付けブラケットの下面に固定した、請求項1記載のバルコニー。
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