JPS6011890B2 - ツモアネクロシスフアクタ−の製造方法 - Google Patents

ツモアネクロシスフアクタ−の製造方法

Info

Publication number
JPS6011890B2
JPS6011890B2 JP56205115A JP20511581A JPS6011890B2 JP S6011890 B2 JPS6011890 B2 JP S6011890B2 JP 56205115 A JP56205115 A JP 56205115A JP 20511581 A JP20511581 A JP 20511581A JP S6011890 B2 JPS6011890 B2 JP S6011890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tnf
cells
human
animal
derived
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56205115A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58107197A (ja
Inventor
正和 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Mochida Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Mochida Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK, Mochida Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Priority to JP56205115A priority Critical patent/JPS6011890B2/ja
Priority to SE8204382A priority patent/SE8204382L/xx
Priority to FR8212541A priority patent/FR2513124B1/fr
Priority to CH4420/82A priority patent/CH664974A5/fr
Priority to AU86200/82A priority patent/AU560793B2/en
Priority to IT48855/82A priority patent/IT1196549B/it
Priority to AT0283582A priority patent/AT387980B/de
Priority to DE3249946A priority patent/DE3249946C2/de
Priority to GB08221100A priority patent/GB2106117B/en
Priority to DE3227262A priority patent/DE3227262C3/de
Priority to US06/400,487 priority patent/US4495282A/en
Priority to CA000408532A priority patent/CA1213544A/en
Publication of JPS58107197A publication Critical patent/JPS58107197A/ja
Publication of JPS6011890B2 publication Critical patent/JPS6011890B2/ja
Priority to SE9000532A priority patent/SE9000532L/xx
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ッモア ネクロシス フアクターの製造方法
に関する。
ツモア ネクロシス フアクター(TumorNecr
osisFactor」以下、TNFと略称する)は、
E.A,CanWell et al,、Pr,Nat
.ACad,SCj,USA、Vol.72、NO.9
3666−3670頁(1973王)及び、E.Pi
ck 編 Tumor Necrosls Fac
br m“Lymphokines”VoU1、pp
235−272、AcademicPress、(19
81年)などにも記載されているように、例えば、ウサ
ギに母cillusCalmette‐Cuerin(
BCG)、Cor肌e船cten肌mParvum、エ
ンドトキシンなどを非経口的に投与することによって、
その血清中に誘導生成する糠蛋白物質であつて、Met
hA肉自重出血性壊死能を持つ物質に与えられた名称で
あり、特に腫場細胞に対して細胞障害機能を持っている
ことは公知である。
TNFの持つこのような機能から、TNFはその発見の
当初より悪性腫場治療剤として期待されて来た。
TNFは、ウサギ、ラツトなどのヒト以外の動物血清か
ら調製され、種特異性はないとされているけれども、ヒ
トの治療に供するには、ヒトの生細胞由来であることが
、治療上に生ずる抗原性などの副作用面において極めて
安全であり、優れている。
本発明者らは、工業的規模で容易に実施し得るヒトのT
NFの製造方法を検討し、そのTNFが悪性種湯の治療
剤として有用であるか否かを鋭意研究して来た。
その結果、培養株化されたヒト由来の細胞を生体外(i
nvitro)の栄養塔地に接種し増殖させるのではな
く、ヒト以外の溢血動物体内に移植し、または、拡散チ
ャンバー内に接種してその動物体から栄養物を含有する
体液の供給を受けつつ増殖させ、得られる細胞に生体内
または生体外でTNF誘導剤を作用させることによって
、TNFが高活性で誘導生成され、これを精製採取する
ことによってTNFが多量容易に製造し得ることを見い
だし、そのTNFが悪性腫場の治療剤として優れている
ことを確認して本発明を完成した。
本発明において使用されるTNFの製造方は、生細胞を
生体外(invitro)で増殖させる合とは違って、
高価な血清などを含む栄養塔地が不要または大幅に節約
できるばかりでなく、細増殖中の維持管理も極めて容易
であり、その上−導生成されるTNF活性が高い特徴を
有している。
即ち、培養株化されたヒト由釆の細胞をヒト以外の溢血
動物体内に移植し、あるいは、その動物の体液の供給を
受けることのできる拡散チャンバー内に収容し、このチ
ャンバーを動物体内に埋設し通常の飼育をすれば、溢血
動物体から供給される栄養物を含有する体液を利用して
その細胞が容易に増殖しうるのである。更に生体外(i
nvitro)で増殖させる場合と比較して、この細胞
の増殖が安定していること、その増殖速度が大きいこと
、得られる細胞量が多いこと、更には細胞当りのTNF
の収量が著増することも大きな特徴である。本発明で使
用する培養株化されたヒト由来の細胞は、ヒト以外の温
皿動物体内に移植して容易に増殖し得てしかもTNF産
生能を有するものであればよい。例えばUournal
ofClinicalMicrobiologyVoi
.1」116〜11刀頁(1975年)に記載されてい
るNamalva細胞、1、Miyoshi著「Nat
meVol.267」843〜844頁(1977年)
に記載されているBALL−1細胞、TALL−1細胞
、NALL−1細胞、「Joumal of lmmu
nolo鋤Vol.113」1334〜1345頁(1
974年)記載のM−7002細胞、B−7101細胞
などの株化細胞や、また、正常な単核細胞、顎粒性白血
球細胞などを各種ウイルス、薬剤、放射線などで処理し
培養株化させた細胞などが自由に使用される。また、こ
れら細胞のTNF産生能を持つ遺伝子を、例えばポリエ
チレングリコールやセンダイウイルスなどを利用する細
胞融合の手段や、DNAリガーゼ、制限酵素(ヌクレア
−ゼ)、DNAポリメラーゼなどの酵素を利用する遺伝
子組み換えの手段などによって、より容易に継代培養し
うる培養株化されたりンパ芽球様細胞などに導入し、そ
の増殖速度を。めたり、細胞当りのTNF産生能を高め
たりし使用してもよく、本明細書に記載する株化紬砲み
に限定されるものではない。これらの細胞は、後に述べ
るTNFを誘導生成させるまでの週で、単独で又は2種
以上を混合して自由に使用される。必要ならば、これに
、例えばヒトの新鮮血から調製される白血球を使用する
こともできる。本発明で使用する溢血動物は、ヒト由来
の細胞が増殖し得るものであればよく、例えばニワトリ
、ハトなどの鳥類、ィヌ、ネコ、サル、ウサギ、ヤギ、
ブタ、ウマ、ウシ、モルモット、ラツト、ハムスター、
普通マウス、ヌードマウスなどの0甫乳類が使用できる
これらの動物にヒト由来の細胞を移植すると好ましくな
い免疫反応を起すおそれがあるので、その反応をできる
だけ抑えるため、使用する動物はできるだけ幼若な状態
、即ち卵、月率、胎児、または新生期、幼少期のものの
方が好ましい。
また、これら動物に例えば200〜600レム程度のエ
ックス線若しくはガンマ線を照射するか、または抗血清
若しくは免疫抑制剤などを注射するなどの前処理をほど
こして「免疫反応を弱めて移植してもよい。
使用する動物がヌードマウスの場合には、成長したもの
であっても免疫反応か弱いので、これらの前処理を必要
とすることなく、培養株化されたヒト由来の細胞が移植
でき、急速に増殖できるので特に好都合である。
また、培養株化されたヒト由来の細胞を例えば先づハム
スターに移植し増殖させた後、この細胞を更にヌ−ドマ
ウスに移植するなどのように、ヒト以外の溢血動物間で
移植してヒト由来の細胞の増殖をより安定化したり、更
にそれらから誘導生成されるTNF量を増加させること
も自由である。
この場合、同種間、同属間は勿論のこと、同網間、同門
間移植であってもよい。
ヒト由来の細胞を移植する動物体内の部位は、移植した
細胞が増殖しうる部位であればよく、例えば尿液腔、静
脈、腹腔、皮下など自由に選ばれる。また、直接動物体
内にヒト由来の細胞を移植することなく、動物細胞の通
過を阻止し得る多孔性の波過膜、例えば孔経約10‐7
〜10‐3肌を有するメンプランフイルター、限外猿過
膜またはフオローフアイバーなどを設けた公知の各種形
状、大きさの拡散チャンバーを動物体内、例えば腹腔内
に埋設して「動物体からの栄養物を含む体液の供給を受
けつつ、そのチャンバ−内で前述の培養株化されたヒト
由来の細胞を何れも増殖させることができる。
また必要に応じて、このチャンバー内の栄養物を含む溶
液を動物体内の体液と接続し、港流させるようにしたチ
ャンバーを、例えば動物体表に取付け、チャンバ−内の
ヒト由来の細胞の増殖状態を透視できるようにすること
も、また、このチヤンバー部分のみを着脱交換できるよ
うにして動物を屠殺せずに寿命一杯細胞を増殖させて、
動物個体当りの細胞生産量を更に高めることもできる。
これらの拡散チャソバーを利用する方法は、ヒト由来の
細胞が動物細胞と直懐接触しないので「ヒト由来の細胞
のみが容易に採取できるだけでなく、好ましくない免疫
反応を起す心配も少ないので、免疫反応を抑制する前処
置の必要もなく、各種溢血動物を自由に利用できる特徴
を有している。移植した動物の維持管理は、その動物の
通常の飼育管理を続ければよく、移殖後といえども特別
の取扱いは何ら必要としないので好都合である。
ヒト由来の細胞を増殖させるための期間は、通常1〜I
Q圏の期間で目的を達成することができる。このように
して得られるヒト由来の細胞数は、動物個体当り約10
7〜1び2個、またはそれ以上に達することも見出した
。換言すれば、本発明で使用するTNFの製造方法によ
り増殖させたヒト由来細胞数は、動物個体当り移植した
細胞数の約1ぴ〜107倍、またはそれ以上にも達し、
生体外の栄養塔地に接種して増殖させる場合の約1び〜
1ぴ倍、またはそれ以上にも達して、TNFの製造のた
めに極めて好都合である。
このようにして増殖させたヒト由来の生細胞からTNF
を誘導生成させる方法は自由である。
それが増殖した動物体内のままでTNF誘導剤を作用さ
せることもできる。例えば、腹腔内の腹水に浮遊状で増
殖したヒト由来の細胞に、または皮下に生じた腫傷細胞
に、TNF誘導剤を直接作用させてTNFを誘導生成さ
せ、次いでその血清、腹水または腫場からTNFを精製
採取すればよい。また、ヒト由来の増殖細胞を動物体内
から取り出し、生体外でTNF誘導剤を作用させてTN
Fを誘導生成させることもできる。例えば、腹水中で増
殖したヒト由釆の細胞を採取し、または皮下に生じたヒ
ト由来の細胞を含む腫湯を摘出、分散し、得られる細胞
を約20〜40℃に保った栄養培地に細胞濃度が約1び
〜1ぴ/泌になるように浮遊させ、これにTNF誘導剤
を作用させることによってTNFを誘導生成させ、これ
を精製採取すればよい。更に、ヒト由来の細胞を拡散チ
ヤンバー内で増殖させた場合は、増殖させた細胞をチャ
ンバー内のままで、またはチヤンバーから取り出して、
TNF譲導剤を作用させ、TNFを誘導生成させること
もできる。
また、例えば、増殖させたヒト由来の細胞に先づ動物体
内のままでTNFを誘導生成させた後、次いで同一動物
個体の特定の部位または全体から採取したヒト由来の細
胞に動物体外でTNFを譲導生成させる方法、または一
度TNFの誘導生成に使用した細胞を更に2度以上TN
Fの譲導生成に使用する方法、または動物体内に埋設、
若しくは接続するチャンバーを交換して得られる細胞数
を増加させる方法などによって、使用する動物個体当り
のTNF生成量を更に高めることも自由である。
TNF誘導剤としては、ヒト以外の温皿動物の体液の供
給を受けながら増殖させて得られるヒト由来の株化細胞
からTNFを誘導生成できるものであればよく、例えば
、BCG、コリネバクテリウム、パルバムなどの細菌、
センダィウィルス、ニューカッスル病ウイルスなどのウ
イルス、DNA、RNA、ポリヌクレオチドなどの後酸
類、フイトヘマグルチニソ、コンカナバリンA、ポーク
ウイードミトーゲン「リポポリサツカリド、エンドトキ
シン、多糖類などのミトーゲンなどから選ばれる一種ま
たは二種以上の物質が適宜もちいられる。
これら誘導剤が、インターフェロン誘導能を有している
場合には、TNFが産生されるだけでなく、ヒトに種特
異性の高いQ−、8一、yーィンターフェロンなども同
時に産生されることが判明した。
このことは「貴重な2種以上のヒト生理活性物質の同時
産生を可能にし、更に増殖させたヒト由来の株化細胞の
高度利用を可能にし、ヒトTNF及びヒトィンターフェ
ロンを大量に安価に供給する点からきわめて好都合であ
る。
このようにして誘導生成されたTNFは、公知の精製分
離法、例えば、塩折、透析、櫨過、遠心分離、濃縮、凍
結乾燥などを行うことによって容易に精製分離し、採取
することができる。
更に高度の精製を必要とする場合には例えばイオン交換
体への吸着−溶出、ゲル炉過、等電点分画、電気泳動、
イオン交換クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラ
フイー、カラムクロマトグラフイーなどの公知の方法を
組合せれば、最高純度のTNFを採取することも可能で
ある。更に、抗体を用いたアフィニティクロマトグラフ
イやフイトヘマグルチニンーセフアロースなどを用いた
アフイニティクロマトグラフイーを利用して高純度のT
NFを簡便、迅速に製造することも自由である。
TNFの活性は、E.Pick編 T山mor Nec
roSISFactor in“Lymphokine
s’’Vol.11「 pp235−272、Acad
emicpress(1981年)に報告されているT
NF感受性L−92餅曲胞を使用して、一定時間培養後
の生残細胞数を測定する公知の方法を用いた。
ヒトに種特異性の高いインターフェロンの活性は「蛋白
質、核酸、酵素」Vol.20、NO.6、616〜6
43頁(1973手)に報告されているヒト羊膜由来の
FL細胞を使用して公知のプラーク半減法で測定した。
インターフェロンのうち、y−インターフェロンの活性
は、公知の方法、すなわち、ゲル炉過法で分子量分画し
得られる分子量約50000の画分のインターフェロン
活性を測定した。赤血球凝集価は、J.E.Salk著
「JomM1oflmmunology」Vol.49
、87頁(1944年)の方法に準じて測定した。
以下、本発明のTNFの有効性、毒性、用法および用量
について実験で説明する。
実験例 1 BALBノC由来ヌードマウスに人乳癌組織片を背部皮
下に移植する。
腫傷体積が約200柳3 の時期から実施例1で得られ
たTNFを100および1000単位/kgずつ毎日1
回静注し、15日目にマウスを殺し、腫湯重量を測定し
た。その結果を第1表に示した。なお、対照はTNF無
含有生理食塩水を静注した。第1表 ※ 危険率5孫以下で対照の値に比し、 推計学的に有意差あり。
実験例 2 体重25タ前後のBDF,雄マウスを1群10匹とし、
2仰角に切断したルイス肺癌を背部皮下に移植した。
移植後8日目から実施例1で得られたTNFをそれぞれ
100および100■単位/X9ずつ毎日1回静注し、
21日目にマウスを殺して自重湯重量を測定した。その
結果を第2表に示した。
なお、対照はTNF無含有生理食塩水を静注した。
2 ※ 危険率5%以下で対照の値に比し、 推計学的に有意差あり。
実験例 3 急性毒性 生後20日のマウスを使用して、実施例1で得られたT
NFの急性毒性試験をしたところ、TNFの毒性は極め
て低く、腹腔内に注射した時のLDsoは20000の
単位以上/k9であることが判明した。
以上の実験からも明らかなように、本発明のTNFは、
その有効用量からも極めて安全であり、各種悪性腫傷の
治療に有利に用いることができる。本発明でいう悪性種
湯とは、TNFによって予防され、若しくは治療される
疾患であり、例えば乳癌、肺癌、腰勝癌、子宮癌、胃癌
、大腸癌、白血病、リンパ腫、皮膚癌、神経芽腫などの
悪性腫場である。
本発明のTNFの成人1日当りの用量は1〜50000
00の単位であり、好ましくは局所注射および点眼など
の局所適用用量は1〜1000000単位、軟膏の場合
10〜500000山単位、静注および筋注など全身注
射の場合100〜1000000が単位、経口投与の場
合100〜50000000単位であるが用法あるいは
症状に応じて適宜増減することができる。
必要に応じて任意、慣用の製薬用担体、基剤あるし、は
賦形剤とともに慣用の方法で医薬用製剤に調製すること
ができる。本発明のTNFを含有する悪性腫擬治療剤は
、その目的に応じてその形状を自由に選択できる。
経口投与剤としてはカプセル剤、錠剤、散剤などの腸溶
製剤、直腸内投与剤としては直腸坐剤、注射剤としては
、例えば用時に注射用蒸溜水に溶解して使用する凍結乾
燥注射剤、その他点鼻もしくは点眼、軟膏剤として用い
ることもできる。以下、2〜3の実施例を述べる。実施
例 1 新生児のハムスターに、ウサギから公知の方法で調製し
た抗血清を注射してハムスターの免疫反応を弱めた後、
その皮下に、SV−40ウイルスで処理し培養株化され
たヒト由来の単核細胞を移植し、通常の方法で1週間飼
育した後、BCGの生細胞を腹腔内に107個注入し、
更に2週間飼育した。
皮下に生じた約15夕の腫場を摘出し細切した後、トリ
プシン含有の生理食塩水に懸濁して細胞を分散分取した
。この細胞をヒト血清5v′v%含有するpH7.2の
Eagleの最小基本培地で370に保った同じ組成の
培地に細胞濃度が約5〜1ぴ/羽になるよう希釈し、こ
れにE.coli由来のエンドトキシンを約10ムタ/
の‘の割合で加えて1粥時間保ってTNFを誘導生成せ
しめた。これを4℃、約1000夕で遠心分離し、沈澱
物を除去し、得られた上清をpH7.2、0.01Mリ
ン酸塩緩衝液を含有する生理食塩水で21時間透析し、
更に精密櫨遇して得た猿液を濃縮し、凍結乾燥してTN
F活性を含有する粉末を得た。得られた粉末を○.Bo
doの報告(Symposl山m on prepar
ation、stan舷riZationand C
linical 瓜e of intehero
n 、 11thIntemational lmmu
nobiologicaI Symposium 8&
9Junel977、Zageb.Yugoslavi
a)に準じてイオン交換への吸脱着、ゲル櫨週による分
子量分画、濃縮および精密櫨過の手段によりインターフ
ェロンを除去し、更に硫安塩折、ConAーセファロー
ス アフイニテイクロマトグラフイーにより精製し、M
ethA肉腫出血性壊死能を有し、かつ正常細胞に何ら
の悪影響も及ぼさないことを特徴とする高純度TNFを
約100方単位得た。このようにして得られたTNFは
、用いた誘導剤の混入もなく、比活性約350000単
位/雌を有する糠蛋白質であった。実施例 2 新生児のハムスターに、ウサギから公知の方法で調製し
た抗血清を注射してハムスターの免法で調製した抗血清
を注射してハムスターの免疫反応を弱めた後、その皮下
にヒト由来の株化細胞をBALL−1細胞を移植し、そ
の後通常の方法で3週間飼育した。
皮下に生じた約15夕の腫癌を摘出し細切し、生理食塩
水中で分散させほぐした。得られた細胞を血清無添加の
RPMI1640培地(pH?.2)で洗浄し、同培地
に約1×107/地に懸濁した。この懸濁液に、センダ
ィウィルスを叫当り約100の赤、血球凝集価及びE.
coli由来のエンドトキシンを叫当り約20仏夕を添
加し、370で2日間保ってTNFを誘導生成させた。
これを約400、約1000夕で遠心分離し、沈澱物を
除去し、得られた上清をpH7.2、0.01Mリン酸
塩緩衝液を含有まる生理食塩水で21時間透析し、更に
精密櫨遇して得た櫨液を濃縮し、凍結乾燥してTNF活
性を含有する粉末を得た。得られたTNF活性は、ハム
スター1匹当り約8300万単位であった。なお、本品
には、ヒトィンターフェロン約4100万単位含有し、
うち、yーィンターフェロンの活性は約30%含まれて
いた。実施例 3 成長したヌードマウスの腹腔内に、ヒト由来の株化細胞
TALL−1細胞を移植後、通常の方法で5週間飼育し
た。
この腹腔内へ、約300伍赤血球凝集価のニューカッス
ル病ウイルスを紫外線によって予めほとんど失活させて
注入し、24時間後に屠殺して腹水を採取した。以後、
実施例2と同様に精製し濃縮乾燥してTNF活性を有す
る粉末を得た。得られたTNF活性は、ヌードマウス1
匹当り約620万単位であった。なお、本品にはヒトィ
ンターフェロン約450万単位含有し、うち、yーィン
ターフェロンの活性は約10%含まれていた。実施例
4成長した普通マウスに約400レムのヱックス線を予
め照射してマウスの免疫能を弱めた後、そのマウスの皮
下に培養株化されたヒト由来の株化細胞Mono−1細
胞を移植し、その後通常の方法で3週間飼育した。
皮下に生じた約10夕の腫檀を摘出した後、実施例1と
同様にして細胞を分散させた。この細胞を実施例1と同
様に懸濁した後、この懸濁液に、センダィウィルスを私
当り約500赤血球凝集価及びコンカナバリンAを肌当
り0.8A夕を添加し、370で1日間保ってTNFを
誘導生成させた。以後、実施例2と同様に精製濃縮乾燥
してTNF活性を有する粉末を得た。得られたTNF活
性は、マウス1匹当り、6800万単位であった。なお
、本品にはヒトインターフェロン約1300万単位含有
し、うち、y−インターフェロンの活性は約35%含ま
れていた。実施例 5 新生児のハムスターに実施例1と同様にしてヒト由来の
株化細胞Namalva細胞を移植し〜 その後通常の
方法で4週間飼育した。
皮下に生じた約20夕の瞳癌を実施例2と同様にほぐし
て約3×1び/舷の細胞懸濁液を得た。本懸濁液にセン
ダィウィルスをの【当り約100花赤血球凝集価を添加
し3600で2日間保ってTNFを誘導生成させ次いで
実施例2と同様に精製濃縮してTNF活性を有する濃縮
液を得た。得られたTNF活性は、ハムスター1匹当り
約4300万単位であった。なお本液にはハムスター1
匹当り約820万単位のヒトィンターフェロンを含有し
ていた。実施例 6 孔径0.5ミクロンのメンブランフィルターを設けた内
容量約10Mのプラスチック製円筒型拡散チャンバー内
に、培養株化されたヒト由来の株化細胞NALL−1細
胞を生理食塩水で浮遊させL これを成長したラツトの
腹腔内に埋設した。
このラットを通常の方法で4週間飼育した後、この拡散
チャンバ−を取り出した。これにより得られたヒト由来
のリンパ芽球様細胞の濃度は約5×1ぴ/帆であって、
生体外の栄養塔地に炭酸ガスィンキュベーター中で増殖
させる場合の約1ぴ倍以上にも達することがわかった。
この細胞を実施例1と同様に懸濁し、この懸濁液に、地
当り約50の赤血球凝集価のニューカッスル病ウイルス
を紫外線で予めほとんど失活ごせて加え、さらにフィト
ヘマグルチニンを私当り約100仏夕加え37℃で2日
間保ってTNFを誘導生成させた。以後、実施例2と同
様に精製し濃縮乾燥してTNF活性を有する粉末を得た
。得られたTNFはラット1匹当り約2600万単位で
あった。なお、本品にはヒトィンターフェロン約940
万単位含有し、うち、yーィンターフェロンの活性は約
50%含まれていた。実施例 73700で5日間保っ
たニワトリの受精卵に、培養株化されたヒト由来の株化
細月蝕BL細胞を移植した後、370で1週間保つた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ツモア ネクロシス フアクター産生能を有する培
    養株化されたヒト由来の細胞を、ヒト以外の温血動物体
    内に移植し、その温血動物の体液の供給を受けながら増
    殖させて得られる細胞に、生体内または生体外でツモア
    ネクロシス フアクター誘導剤を作用させ、生成した
    ツモア ネクロシス フアクターを採用することを特徴
    とするツモア ネクロシス フアクターの製造方法。 2 ツモア ネクロシス フアクターをヒトインターフ
    エロンとともに生成せしめることを特徴とする特徴請求
    の範囲第1項記載のツモア ネクロシス フアクターの
    製造方法。
JP56205115A 1981-07-21 1981-12-21 ツモアネクロシスフアクタ−の製造方法 Expired JPS6011890B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56205115A JPS6011890B2 (ja) 1981-12-21 1981-12-21 ツモアネクロシスフアクタ−の製造方法
SE8204382A SE8204382L (sv) 1981-07-21 1982-07-19 Sett att framstella malcellysfaktor och anvendning derav
FR8212541A FR2513124B1 (fr) 1981-07-21 1982-07-19 Production et applications du facteur de lyse des cellules-cibles
CH4420/82A CH664974A5 (fr) 1981-07-21 1982-07-20 Production du facteur de lyse des cellules-cibles.
AU86200/82A AU560793B2 (en) 1981-07-21 1982-07-20 Production of target cell lysis factor
IT48855/82A IT1196549B (it) 1981-07-21 1982-07-20 Procedimento per la produzione del fattore di lisi cellule bersaglio (tclf),prodotto ottenuto a suo impiego in terapia clinica,in particolare come agente citolitico antitumurale
DE3249946A DE3249946C2 (de) 1981-07-21 1982-07-21 hTNF-haltiges therapeutisches Mittel gegen maligne Tumoren und dessen Verwendung
AT0283582A AT387980B (de) 1981-07-21 1982-07-21 Verfahren zur herstellung eines die aufloesung menschlicher zellen bewirkenden faktors
GB08221100A GB2106117B (en) 1981-07-21 1982-07-21 Process for producing target cell lysis factor
DE3227262A DE3227262C3 (de) 1981-07-21 1982-07-21 Verfahren zur Herstellung von menschlichem Tumor-Nekrose-Faktor und menschlicher Tumor-Nekrose-Faktor
US06/400,487 US4495282A (en) 1981-07-21 1982-07-21 Process for producing target cell lysis factor and uses therewith
CA000408532A CA1213544A (en) 1981-07-31 1982-07-30 Process for producing target cell lysis factor and uses therewith
SE9000532A SE9000532L (sv) 1981-07-21 1990-02-14 Farmaceutisk tclf-komposition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56205115A JPS6011890B2 (ja) 1981-12-21 1981-12-21 ツモアネクロシスフアクタ−の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58107197A JPS58107197A (ja) 1983-06-25
JPS6011890B2 true JPS6011890B2 (ja) 1985-03-28

Family

ID=16501662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56205115A Expired JPS6011890B2 (ja) 1981-07-21 1981-12-21 ツモアネクロシスフアクタ−の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6011890B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088873B2 (ja) * 1983-07-28 1996-01-31 大日本製薬株式会社 ヒト癌壊死因子の製造法
US4879226A (en) * 1984-04-06 1989-11-07 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Novel human physiologically active polypeptide
JPS6124520A (ja) * 1984-07-12 1986-02-03 Takeshi Makitsubo 腫瘍壊死因子様物質を抽出する方法
JPS6156131A (ja) * 1984-07-17 1986-03-20 Takeshi Makitsubo 腫瘍壊死因子様物質
JPS6163698A (ja) * 1984-09-05 1986-04-01 Asahi Chem Ind Co Ltd 生理活性物質に対するモノクロ−ナル抗体とそれを用いる生理活性物質の精製方法
JPS61155330A (ja) * 1984-12-28 1986-07-15 Denichi Mizuno 蛋白質標品
JPS62106024A (ja) * 1985-10-31 1987-05-16 Koken Kk 動物の悪性腫瘍細胞の増殖抑制剤の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58107197A (ja) 1983-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4495282A (en) Process for producing target cell lysis factor and uses therewith
US4621050A (en) Process for the production of human colony-stimulating factor
DK153848B (da) Fremgangsmaade til fremstilling af interferon
JPS631296B2 (ja)
JPS6227048B2 (ja)
JPS6011890B2 (ja) ツモアネクロシスフアクタ−の製造方法
JPS5821621A (ja) ヒトツモア・ネクロシス・ファクタ−を含有する悪性腫瘍治療剤
JPH0214039B2 (ja)
JPS5888322A (ja) 標的細胞障害性因子を含有する悪性腫瘍治療剤とその製造方法
JP2926409B2 (ja) 癌転移抑制因子の製造方法
JPS6030656B2 (ja) ヒトt細胞増殖因子の製造方法
KR950008569B1 (ko) 신규 림포카인(lymphokine) 및 그 제조방법과 사용방법
JP2532025B2 (ja) 新リンホカインiiiを有効成分とする抗腫瘍作用を有するリンホカインの活性増強剤
JP2518634B2 (ja) ヒト ツモア・ネクロシス・フアクタ−の製造方法
JPH0446928B2 (ja)
JPS5889195A (ja) 標的細胞障害性因子の製造方法
JP2518635B2 (ja) ヒト ツモア・ネクロシス・フアクタ−
KR830001817B1 (ko) 타이프ⅱ 인터페론의 제조방법
KR820001174B1 (ko) 사람 특이성 인터페론의 제조법
JPH0523755B2 (ja)
JPS58203918A (ja) 糖蛋白質およびその製造法ならびに腫瘍治療剤
JPH0527640B2 (ja)
JPS61115027A (ja) 新リンホカイン2とその製法および用途
JPS61115028A (ja) 抗腫瘍効果増強剤
JPS6323176B2 (ja)