JPS6030656B2 - ヒトt細胞増殖因子の製造方法 - Google Patents

ヒトt細胞増殖因子の製造方法

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JPS6030656B2
JPS6030656B2 JP57009568A JP956882A JPS6030656B2 JP S6030656 B2 JPS6030656 B2 JP S6030656B2 JP 57009568 A JP57009568 A JP 57009568A JP 956882 A JP956882 A JP 956882A JP S6030656 B2 JPS6030656 B2 JP S6030656B2
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human
htcgf
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growth factor
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要 杉本
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Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒトT細胞増殖因子の製造方法に関する。
ヒトT細胞増殖因子(以下、hTCGFという)は、ヒ
ト血清から調整されるヒトT細胞の増殖促進作用を示す
ホルモン様の蛋白性物質で、ヒト細胞増殖促進因子の一
種である。
T細胞は、生体内で、例えば遅延型アレルギー、腫場免
疫などの細胞性免疫をつかさどっている重要なりンパ球
である。
hTCGFは、このような働きを有するヒトT細胞の増
殖を促進し、活性化することから、インビトロでのT細
胞増殖促進剤として利用されるだけでなく、例えば、端
息、悪性腫傷などにおける疾患の治療研究のための医薬
、さらにはそれら疾患の免疫療法剤などしての利用が期
待されており、その大量製造方法の確立が望まれいる。
T細胞増殖因子は、成松久「T細胞増殖因子(TCGF
)とその応用ト代謝、Vol.17、第2063〜20
7刀頁(198ぴ王)の記載から明らかなように、別名
インターロイキンともいわれ、その作用には種依存性が
見られない。ヒト疾患の治療に際し、ヒト以外の動物細
胞由来のTCGFを使用することも考えられるが、アナ
フアキシーショツクなどの好ましいからSIる抗原抗体
反応が懸念される。
従って、ヒトの治療に供するには、ヒトの生細砲由来の
hTCGFを使用するのが安全であり、優れている。
hTCGFの調製材料としては、従来からヒト血清が知
られている。
しかしながら、ヒト血清はヒトの新鮮血から分離して調
整されるものであり、その保存も困難であることから、
大量に安価に供給することは極めて困難である。このよ
うな理由から、ヒト疾患の予防や治療に使用し得るhT
CGFの製造は、未だ工業的規模で実施されるまでに至
っていない。
本発明者は、工業的規模で容易に実施し得るhTCGF
の製造方法を鋭意検討した。
その結果・hTCGF産生能を有するヒト由来の細胞を
ヒト以外の溢血動物を利用して増殖させて得た細胞は、
ィンビトロでの組織培養で得られる細胞よりもhTCG
Fの産生が著しく高く、細胞当り約2〜IM音、または
それ以上にも達することを見いだした、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は、hTCGF産生能を有するヒト由
来の細胞をヒト以外の溢血動物体内に移植、またはその
溢血動物の体液の供給を受けながら増殖させ、得られる
細胞からhTCGFを産生させることを特徴とするhT
CGFの製造方法に関するものである。
本発明の方法は、従来のィンビトロで組織培養する場合
と比較して、大量のhTCGFを生成できるだけでなく
、高価な血清などを含む栄養塔地が不要、または大幅に
節約でき、更に細胞増殖中の維持管理も極めて容易であ
る。
すなわち、hTCGF産生能を有するヒト由来細胞をヒ
ト以外の溢血動物体内に移植し、またはその動物の体液
の供給を受けることのできるチャンバーに収容し、通常
の飼育をすれば、溢血動物体から供給される栄養物を含
有する体液を利用してその細胞が容易に増殖しうるので
ある。
更に、インビトロで組織培養する場合と比較して、細胞
の増殖が安定していること、その増殖速度が大きいこと
、大量の細胞が得られること、更には細胞当りのhTC
GF産生量が大きいことが特徴である。
本発明で使用するヒト由来の細胞は、hTCGF産生能
を有し、かつヒト以外の温血動物の体内に移植して容易
に増殖するものであればよい。例えば、ヒト末梢血細月
包、ヒト健臓細胞、ヒト局桃細胞、或いはヒト局桃自重
場細胞、ヒト肝臓癌細胞、ヒト肺癌細胞など、更にはこ
れら細胞を培養株化させたものなどが好適である。また
、培養株化された公知のヒト由来の細胞としては、例え
ば、組織培養Vol.6、第527〜546頁(198
0年)に記載されているKS−5、MOLT−3、MT
−1、Mono−1、OUMS−19などが適宜選択さ
れる。
また、これら細胞のhTCGF産生能を持つ遺伝子を例
えば、ポリエチレングリコールやセンダイウイルスはど
を利用する細胞融合の手段や、DNAリガーゼ、制限酵
素(ヌクレアーゼ)、DNAポリメラーゼなどの酵素を
利用する遺伝子組み換えの手段などによって、より容易
に継代培養しうる培養株化されたヒトリンパ芽球様細胞
に導入して使用することは、その増殖速度が大きいだけ
でなく、細胞当りのhTCOF産生能が約2〜10倍、
またはそれ以上にも高まるので特に好都合である。
また、培養株化されたヒトリン芽球様細胞を利用すれば
、ヒト以外の溢血動物に移植する際、その宿主動物の細
胞と混りlこくい鼓腫癌を形成し易く、摘出後の分散も
容易なので、ヒトリンパ芽球様生細胞だけを採取するの
にきわめて有利である。
このようなヒトリンパ芽球様細胞には、ヒト白血病もし
くはヒト悪性リンパ腹由来の細胞株が通しており、例え
ばナマルバ(Namalva)細胞、BALL−1細胞
、NALL−1細胞、TALL−1細胞、JBL細胞な
どの公知ヒト由来細胞株が、特に有利に使用しうる。
本発明のhTCGFの製造方法に使用する溢血動物は、
hTCGF産生能を有するヒト由釆の細胞が増殖しうる
ものであればよく、例えば、ニワトリ、ハトなどの鳥類
、ィヌ、ネコ、サル、ャギ、ブタ、ウシ、ウマ、ウサギ
、モルモット、ラツト、ヌードラツト、ハムスター、普
通マウス、ヌードマウスなどの0甫乳類などが使用でき
る。
これら動物にヒト由来の細胞を移植すると、好ましくな
い免疫反応を起すおそれがあるので、その反応をできる
だけおさえるために、使用する動物は、できるだけ幼若
な状態、すなわち卵、豚、胎児、または新生期、幼少期
のものの方が好ましい。また、これら動物に例えば、約
200〜600レムのエックス線若しくはガンマ線を照
射するか、または抗血清若しくは免疫抑制剤などを注射
するなどの前処置をほどこして、免疫反応を弱めて移植
してもよい。
使用する動物がヌードマウスやヌードラツトなどの免疫
不全動物の場合には、成長したものであっても免疫反応
が弱いので、これらの前処置を必要とすることなく、培
養株化されたヒト由来の細胞が移植でき、急速に増殖で
きるので特に好都合である。また、ヒト由来の細胞を、
例えば先ずハムスターに移植し増殖させた後、この細胞
を更にヌードマウスに移植するなどのように、ヒト以外
の温皿動物間で移植して、ヒト由来の細胞の増殖をより
安全化したり、更にそれから生成されるhTCGF量を
増加させることも自由である。
この場合、同種間、同属間は勿論のこと同綱間、同門間
移植であってもよい。ヒト由来の細胞を移植する動物体
内の部位は、移植した細胞が増殖し得る部位であればよ
く、例えば尿液腔、静脈、腹腔、皮下など自由に選ばれ
る。
また、直接動物体内にヒト由来の細胞を移植することな
く、動物細胞の通過を阻止し得る多孔性の猿過膜、例え
ば孔蓬約10‐7〜10‐5のを有するメンブランフィ
ルター、限外櫨過膜またはホローファィバーなどを設け
た公知の各種形状、大きさの拡散チャンバ−を動物体内
、例えば腹腔内に埋設して、動物体からの栄養物を含む
体液の供給を受けつつ、そのチャンバー内で公知の培養
株化されたヒト由来の細胞を何れも増殖させることがで
きる。
また、必要に応じて、この拡散チャンバー内の栄養物を
含む体液を動物体内のそれと接続し漣流させるようにし
た拡散チャンバーを、例えば動物体表に取付け、拡散チ
ャンバー内のヒト由来の細胞の増殖状態を透視できるよ
うにすることも、また、この拡散チャンバー部分のみを
着脱交換できるようにして動物を屠殺せずに寿命一杯細
胞を増殖させて、動物個体当りの細胞生産量を更に高め
ることもできる。
これらの拡散チャンバーを利用する方法は、ヒト由来の
細胞が動物細胞と直接接触しないので、ヒト由来の細胞
のみが容易に採取できるだけでなく、好ましくない免疫
反応を起す心配も少ないので、免疫反応を抑制する前処
置の必要もなく、各種温血動物を自由に利用できる特徴
を有している。
移植した動物の維持管理は「その動物の通常の飼育を続
ければよく、移植後と言えども特別の取扱いは何ら必要
としないので好都合である。
ヒト由来の細胞を増殖させるための期間は通常1〜20
週である。移植する培養株化された細胞が種場細胞であ
るかりンパ芽球様細胞である場合には、その増殖速度が
特に大であり、通常1〜5週の期間で目的を達成するこ
とができる。このようにして得られるヒト由来の細胞数
は、動物個体当り約107〜1び2、またはそれ以上に
達することも見し、出した。換言すれば、本発明で使用
するhTCGFの製造方法により増殖させたヒト由来の
細胞数は、動物個体当り移植した細胞数の約1ぴ〜10
7倍、またはそれ以上にも達し、ィソピトロで栄養培地
に接種して増殖させる場合の約1び〜1ぴ倍、またはそ
れ以上にも達して、hTCGFの製造にはきわめて好都
合である。
このようにして増殖させたヒト由来の生細胞からhTC
GFを産生させる方法は自由である。
例えば、腹腔内の腹水に浮遊状で増殖したヒト由来の細
胞を採取し、または皮下で増殖した腫癖を摘出し、分散
させた後探敬し、この細胞を約20〜40qoに保った
栄養培地に細胞濃度が約1ぴ〜1ぴ/泌になるように浮
遊させてhTCGFを産生させればよい。この際、必要
ならばhTCGF譲導剤を作用させてもよい。hTCG
F誘導剤は、溢血動物を利用して増殖させて得られるヒ
ト由来細胞からhTCGFを誘導生成できる物質であれ
ば何でもよく、例えば、フイトヘマグルチニン、コンカ
ナバリンA、ポークウイードミトーゲン、リポポリサツ
カリド、エンドトキシン、多糖類、細菌などのミトーゲ
ンやウイルス、核酸、ポリヌクレオチドなどが適宜選択
される。,また、hTCGF産生に際し、hTCGF安
定剤を添加し、生成したhTCGFの安定化を計ってh
TCGFの収量を高めることも自由である。
このようにして誘導生成されたhTCGFは、公知の精
製分離法、例えば、塩析、透析、猿過、遠心分離、濃縮
、凍結乾燥などを行なうことによって容易に精製分離し
、採取することができる。
更に、高度の精製を必要とする場合には、例えば、イオ
ン交換体への吸着・脱着、ゲル櫨週、ァフィニティクロ
マトグラフィー、等電点分画、雷気泳動などの公知の方
法を更に組も合わせればよく、最高純度のhTCGFを
採取することも可能である。本発明により製造したhT
CGFは、従来公知のヒト血清より調製したhTCGF
と免疫学的に差異がないことはもとより、発熱性物質や
肝炎ウイルスの混入もない。従って、hTCGF単独で
、またはこれに例えば、ビタミン、ホルモン、抗癌剤な
どその他の一種もしくは二種以上の物質を含有せしめ、
内服薬、注射薬などしてヒト疾病の予防や治療に有利に
利用できる。なお明細書を通じてhTCGFの活性は、
GillisS.etal.、J.lmmunol.、
Vol 120、第2027〜2032頁(1978年
)に記載されている方法に準じて3H−チミジンの取り
込みを促進する活性量を測定した。
すなわち、BALB/cマウスからの胸腺細胞をwel
l当り100仏そ(1『個)ずつになるようにマイクロ
プレートにとり、これに段階的に希釈したhTCGF含
有液100仏〆を加え、370で28間インキュベート
した後3H−チミジンをwell当り0.5ACiずつ
加え、4時間後に細胞内に取り込まれた3H−チミジン
量を液体シンチレーションカウンターで測定した。
hTCGFの活性単位は、測定値が500比pmになる
希釈倍数とした。以下、2〜3の実施例を挙げて更に詳
細に本発明を説明するが、この実施例は、本発明の好ま
しい実施態様の単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定
するものでないことは言うまでもない。
実施例 1成長したヌードマウスの皮下に、ヒト末梢血
細胞を培養株化させたMT−1細胞を移植した後、通常
の方法で3週間飼育した。
皮下に生じた腫癖約10夕を摘出して細切した後、トリ
プシン含有生理食塩水に浮遊させ細胞を分散させた。こ
の細胞を血清無含有RPMI 1640培地(pH7.
2)で洗浄した後、細胞濃度約1×1び/肌になるよう
に同培地に浮遊させ、37o0で3日間保ってhTCG
Fを産生させた。
培養終了後、細胞浮遊液を約800仇pmで3び分間遠
心分離し得られる上清に含まれるhTCGFの量を測定
したところ浮遊液100仏夕当り約160山単位であっ
た。対照として、MT−1細胞を仔牛血清lv/v%及
び肉エキス2W′v%を含有するBage培地(冊7.
2)を用い3700、ィンビトロで組織培養して得た対
照の細胞を用いて、前記同様にhTCGFを産生せしめ
たところ浮遊液100ムク当り約4瓜単位の産生量にす
ぎなかった。
実施例 2 鳥桃腫傷患者から摘出、細切、分散させた腫陽細砲とリ
ンパ芽球様ナマルバ細胞(NamalvaCell)と
を140mM NaC1、54mM KC1、1mM
NaH2P04、2mM CaC12を含有する塩類溶
液にそれぞれ約1ぴ/叫になるように浮遊させ、これに
予め紫外線で不活化したセンダイウイルスを含有する前
記塩類溶液を、氷冷下で混合し、約5分後に37o0に
恒温水槽に移して、約30分間縄拝しつつ細胞融合させ
、リンパ芽球様ナマルバ細胞にhTCGF産生能を導入
した。
このリンパ芽球様ナマルバ細胞を成長したヌードマウス
の腹腔内に移植した後、通常の方法で5週間飼育した。
生じた種癒約15夕を摘出し、凧【当り1ムタのフィト
ヘマグルチニンを加えた培地を使用した以外は実施例1
と同様に処理してhTCGFを産生せしめた。浮遊液1
00山そ当りのhTCGF産生量は約580山単位であ
った。対照として細胞融合させたりンパ芽球様ナマルバ
細胞を実施例1と同様にィンビトロで組織培養して得た
細胞を用いて、hTCGFを産生せしめたところ、浮遊
液100仏そ当り約9山単位の産生量にすぎなかった。
実施例 3 ハムスター新生児にウサギから公知の方法で調製した抗
血清を予め注射し、ハムスターの免疫反応を弱めた後、
その皮下に、実施例2の方法に準じてhTCGF産生能
を導入したりンパ芽球様JBL細胞を移植し、その後通
常の方法で3週間飼育した。
生じた腫暦約18夕を摘出し、RPMI 164功者地
に代えて、肉エキス2仇′v%を含有するEage堵地
(pH7.2)を用いたこと及び叫当り50仏夕のコン
カナバリンAを加えた培地を用いたこと以外は実施例1
と同様にしてhTCGFを産生させた。
浮遊液100ム〆当りのhTCGF産生量は約120山
単位であった。対照として細胞融合させたりンパ芽球様
訂BL細胞を実施例1と同様にィンビトロで培養増殖さ
せ、次いでhTCGFを産生せしめたところ、浮遊液1
00仏〆当り約150単位の産生量にすぎなかった。実
施例 4 ラット新生児の静脈内へ、リンパ芽球様ナマルバ細胞の
代りにリンパ芽球様BALL−1細胞を用いた以外実施
例2と同様にしてhTCGF産生態を導入したりンパ芽
球様BALL−1細胞を移植し、通常の方法で4週間飼
育した。
生じた腫櫨約35夕を摘出し、実施例2と同様に処理し
てhTCGFを産生せしめた。
浮遊液100りそ当りのhTCGF産生量は約530山
単位であった。これに対して、対照としてインビトロで
培養増殖させ、hTCGFを産生せしめたものは、浮遊
液100仏そ当り約11の単位の産生量にすぎなかった
。実施例 5成長した普通マウスに、約400レムのガ
ンマ線を照射してマウスの免疫反応を弱めた後、その皮
下にヒト末梢血細砲を培養株化させたMono一1細胞
を移植し、その後通常の方法で4週間飼育した。
皮下に生じた腫癖約20夕を摘出し、実施例3と同様に
処理してhTCGFを産生せしめた。
浮遊液100仏そ当りのhTCGF産生量は約350■
筆位であった。これに対して、対照としてィンビトロで
培養増殖せしめ次いでhTCGFを産生させたものでは
、浮遊液100メタ当り約3山単位の産生量にすぎなか
つた。
実施例 6 孔径約0.5ミクロンのメンブランフィルターを設けた
内容量約10の‘のプラスチック製円筒型拡散チャンバ
−内に、実施例1で用いたMT−1細胞を生理食塩水に
浮遊させ、これを成長したラットの腹腔内に埋設した。
このラツトを通常の方法で4週間飼育した後、この拡散
チヤンバーを取り出した。これにより得られたヒト由釆
の細胞は、約1ぴ/私にも達し、インビトロの炭酸ガス
ィンキュベーター中で培養する場合の約1ぴ倍以上にも
達することが判明した。こうして得た細胞を実施例3と
同様に処理してhTCGFを産生せしめた。
浮遊液100山夕当りのhTCGF産生量は約320の
筆位であった。実施例 7予め370で5日間保温して
おいたニワトリの受精卵に実施例4の方法でhTCGF
産生能を導入したりンパ芽球様BALL−1細胞を移植
し、次いで370に1週間保った。
この卵を割卵して増殖細胞を採取し、実施例1と同様に
処理してhTCGFを産生せしめた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヒトT細胞増殖因子産生能を有するヒト由来の細胞
    をヒト以外の温血動物体内に移植し、またはその温血動
    物の体液の供給を受けながら増殖させ、得られる細胞か
    らヒトT細胞増殖因子を産生せしめることを特徴とする
    ヒトT細胞増殖因子の製造方法。 2 ヒトT細胞増殖因子を産生せしめるに際し、得られ
    る細胞にヒトT細胞増殖因子誘導剤を作用せしめること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のヒトT細胞増
    殖因子の製造方法。
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JPH05270474A (ja) * 1992-03-23 1993-10-19 Maeda Kogyo Kk 自転車用リヤディレーラ

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