JPS5966406A - 微粒子重合体の製造法 - Google Patents

微粒子重合体の製造法

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JPS5966406A
JPS5966406A JP17726282A JP17726282A JPS5966406A JP S5966406 A JPS5966406 A JP S5966406A JP 17726282 A JP17726282 A JP 17726282A JP 17726282 A JP17726282 A JP 17726282A JP S5966406 A JPS5966406 A JP S5966406A
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JP
Japan
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polymerization
monomer
parts
polymer
particles
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Application number
JP17726282A
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English (en)
Inventor
Jiro Horikawa
堀川 二朗
Michihisa Isobe
礒部 通久
Hitoshi Tejima
手島 等
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、芳香族ビニルを主体とする重合体の懸濁重合
による製造法に関し、その目的とするところは粒径分布
の狭い平均粒径約3〜約80μの微細な置換球状重合体
を提供することにある。近年有機願料、不透明化剤、つ
や消し剤、各種クロマトグラフィー用担体等への利用か
ら、均一で微細な球状重合体の安定した製造技術が強く
求められている。 従来、このような目的を達成するため重合性単員体を懸
濁重合することが知られており、(1) 芳香族ヒニルの場合には懸濁安定剤(たとえばポリビニ
ルアルコール、メチルセルロース、ゼラチンなどの水溶
性高分子、Caなどの難溶性リン酸塩類)を多量用いて
重合反応中激しく攪拌されるが、約30μ以下の微細な
粒子を高収率で得ることは難しく、また凝集物も多量性
ずるという問題がある。 特開昭55−94902号公報では、高速 断を伴う撹
拌上重合を一部行ったのち、通常の攪拌下で重合を行う
ことによる改良法が示されているが、重合の制御、操作
が煩雑な」−懸濁安定剤を多量使用したとし2ても分散
安定力が弱いことから粒子間凝集や合一といった問題が
あり、水性媒体の単1i体重量に対する比率を該公報に
記載のごとく5〜15と大きくしなければならないとい
う不都合がある。 一方、特開昭54−30278号公報では微細に均質化
された単量体膨潤液滴を含む分散液に十分な水溶性を有
する開始剤を後添加して重合する方法が示されているが
、比較例5に(2) 示すごとくこのような方法にては1μ以下の微粒子を生
成したり、100μ以上の凝集粒を多量生じたりして目
的とする10μ付近の程度のそろった球状重合体粒子を
安定的に得ることは困難である。この細微粒子重合体の
製造方法、例えば塩化ビニルを主体とするベーストレジ
ン用重合体の製造方法として均質化処理した後重合ぜし
める方法があるが、この場合も1μ程度の微細な粒径の
ものしか得られない。 しかして、本発明者らは真球に近く、粒径が10μ付近
に揃った芳香族ビニル重合体の製法について鋭意検討の
結果、芳香族ビニルを主体とする単量体、単量体に可溶
性の触媒、アニオン乳化剤を含む水分散系を均質化処理
し、次いで加熱重合することにより粒径分布の狭い平均
粒径が約8〜約30μまでの微細球状重合体が得られる
ことを見出した。芳香族ビニルを主体とする単量体を用
いることによってのみ、数10μまでの粒子を、安定的
(8) に製造し得るということは全く予期し得ぬものであった
。 すなわち、本発明は芳香族ビニル主体とする単量体、単
量体に可溶性の触媒、アニオン乳化剤を含む水分散系を
均質化処理し、次いで、加熱重合することを特徴とする
平均粒径約8〜約80μの微細球状重合体粒子の製造法
を提供するものである。 本発明の微粒子重合体の製造に当り、使用する単量体は
芳香族ビニルを主体とし、芳香族ビニルとこれと共重合
し得る他のエチレン性不飽和単量体およびまたは架橋性
単量体との混合物であり、単量体混合物中芳香族ビニル
と共重合し得る他の単量体およびまたは架橋性単量体は
50重量製以下である。 芳香族ビニルの例としてはスチレン、アルキル置換スチ
レン、例えばクロロスチレン、ブロモスチレン及びジク
ロロスチレン、ベンゼン環に1個またはそれ以上の非反
応性置換器を有する他のスチレン及びビニルナフタレ(
4) ン等が挙げられる。また芳香族ビニル共重合可能な他の
単重体には種々のエチレン性不飽和単量体、例えばアク
リル酸エステル(メチルアクリレート、エチルメタクリ
レート、ヒドロキシエチルメタクリレ−1・)、ニトリ
ル(アクリロニトリル、メタクリロニトリル等)、ジエ
ン(ブタジェン、イソプレン等)などが挙げられる。ま
た架橋性単量体は共重合し得る多官能性単量体であって
、ジビニルベンゼン、多価アルコールのジ及びトリメタ
クリル及びアクリル酸エステル(エチレングリコール、
ジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート
、トリエチレングリコールジメタクリレート等)、アリ
ル化合物(ジアリルフタレート、ジアリルスレート、ア
リルアクリレート等)などが挙げられる。好適な架橋性
単量体としてジビニルベンゼンが挙ケラれる。 本発明において使用される触媒は上記単量体混合物に可
溶性の触媒であることが必要で(5) あり、このような触媒の例としては有機過酸化物、例え
ばベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、
t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオ
キシピバレート等及び、アゾ化合物たとえばアゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスジメチルパt70ニトリル
等があり、単独ないし混合使用することができる。なか
でも好適な触媒はラウロイルパーオキシドないしベンゾ
イルパーオキシドである。これらの油溶性触媒は通常全
仕込単量体に対し0.2〜2重量%用いられるが、用い
る融媒の種類、重合条件によりその最適量は予備実験に
より容易に決定される。また全単量体を重合的に足る、
用いる触媒量の全部ないし大部分を均質化処理前に系内
に添加しておくことが望ましいが、水不溶性の油溶性触
媒については必要ならば芳香族ビニルの重合過程におい
て一括添加しても良いし、分割して加えても良い。ただ
しアゾビスイソブチロニトリルの如き若干の水溶性をも
有する(6) 触媒を均質化処理後添加することは凝集合一粒子を生成
し、重合を安全に進行させることが困難なことから望ま
しくない。 本発明にて使用される乳化剤はアニオン系のものであり
、例えばオレイン酸ナトリウム、ヒマシ油カリ石ケンな
どの脂肪族塩類、ラウリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸
ナトリウムなどの高級アルコール硫酸エステル塩類、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルア
リルスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸ナ
トリウム、β−ナフタリンスルポン酸ホルマリン綜合物
のナトリウム塩等、ナフタリンスルホン酸塩類の誘導体
、ジアルキルスルホコハク酸塩類、ジアルキルリン酸塩
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタノール
アミン類、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエー
テル硫酸塩類等が挙げられる。好適なアニオン乳化剤は
高級アルコール硫酸エステルであり(7) て、更に好ましくはセチル硫酸ナトリウムである。 アニオン乳化剤の使用量は均質化処理によって得られる
単量体混合物の分散液滴径にも関係し、均質化のための
操作条件と合せて決定されるが一般に仕込Mつ置体混合
物に対[2,0,2〜8重u%用いられる。乳化剤1.
がo2シより少ないl@中に粒子が合一凝集する恐れか
あり、Jだ多すぎると微粒子の発生が多くなる。またア
ニオン乳化剤の一部は均質化処理後または重合反応中適
宜添加することが出来る。 また、アニオン乳化剤と共に重合をより安全ニ進行させ
ろため分散助剤として非イオン系の乳化剤、たとえばポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル、ソルビタンアルキルエステルなど、ま
たラウリロアルコール、ミリスチルアルコールセチルア
ルコールなどの高級(8) アルコール、更には懸濁剤として知られる。ポリビニル
アルコール、メチルセルローズ、ゼラチン等を添加する
ことができる。好適なものとしては、ソルビタンアルキ
ルエステル、高級アルコールが用いられる。 本発明においては、また、多孔性の微粒子を得るため、
必要ならば公知の方法に従い、非反応性有機溶媒を物質
化処理に先立ち共存さぜることができる。非反応性有機
溶媒としてはトルエンジエチルベンゼン、イソプロピル
アルコール、イソアミルアルコールなどが挙げられる。 本発明の微粒子重合体の製造に当り重合に先立ち、微細
な単量体懸濁液を得るために、強力な剪断力を適用し、
単量体混合物、単量体混合物に可溶性の触媒、乳化剤を
含む水分散系を均質化処理し、必要な液滴粒径を有する
水分散液を得ることが重要である。この目的のためには
2段高圧ポンプ、コロイドミル、ホモミキサーなどの装
置が用いられる。 (9) 所望の平均粒径を有する重合体粒子を得るにはこの均質
化処理においてそれに等しい径を有する液滴分散液を調
製すれば良い。即ち上述した乳化剤又は乳化剤と分散助
剤を用いた場合、均質化された後の単量体混合物の分散
安全性が良好なため重合中での合一、凝集を生じ難く、
均質化処理により得られる分散液滴をそのまま重合体粒
子として回収し得る。 平均分散液滴粒径のコントロールは乳化剤の使用量に応
じて均質化のための装置を適当に制御することにより容
易に達成される。 均質化処理に際し、特に好ましい装置は、回転翼(ター
ビン)と固定翼(ステーター)とからなる高せん新分散
機(ホモミキサー)であり、操作条件により容易に約3
〜約30μの平均粒径を有する液滴に分散できる。 均質化処理は分散液中に触媒を含むことから触媒の常温
付近で処理することが望ましい。 なお均質化処理に際して単量体はその用いる全量を均質
化するのが望ましいがその一部を(10) 均質化したのち、重合追径において残部を連続的または
問題的に加えるごともできる。 均質化処理される分散液は通常の攪拌内にて重合せしめ
るか、重合中の攪拌は通常の懸濁重合に用いられてより
も更に温和な、乳化重合に1敵するかまたはそれよりも
温和なものとすることか望ましい。 重合温度は用いる触媒に応じて適宜定めることができる
が、一般に50〜90℃とするのが適当である。 本発明方法に従い、かかる条件下、重合を進行ぜしめた
場合重合後の措内の内壁、攪拌翼などへの付着粕は通常
の懸濁重合の場合に比べはるかに少ないことも本発明の
特徴の一つである。 重合完了後、重合体粒子は分散液をそのまま噴捉乾燥す
るかまたは遠心分離または瀘過により水性相から単離さ
れる。p過に際しては重合体粒子分散液に電解質または
酸を添加することが望ましく、平均粒子径の小さいもの
であっても容易に沖過が可能なものとなる9゜また本発
明に従い得られる重合体粒子分散油の場合、−過時に電
、解質を溶かし7たとしても乾燥後実質的に粉砕をする
ことなく球形の小径粒子として、重合体を回収し得る。 電解質としては、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩
化バリウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫
酸アルミニウムなどが上げられ、また酸としては硫酸、
塩酸、酢酸なとか−にげられる。 次に実施例を持って本発明の詳細な説明する。 実施例】 ラウロイルパーオキシド0.8部を溶解したスチレン9
6部、ジビニルベンゼン4部、ラウリル硫酸す) IJ
ウム0.5部、水250部を内容積21の重合反応措に
装入し、10分間400rpmにて攪拌して約14 (
l fの粗分散液を得た。 次に重合措に接続されたホモミキサー(特殊機化工業社
製パイプラインホモミキサー)を800Orpm にて
運転し重合反応措下部よりホモミキサーに分散液を送り
重合措に循環した。 5分間循環させた後、分散液滴を顕微鏡で観察したとこ
ろ3〜15μであった。分散液滴は安定であり、観察中
に合一は認め難かった。 次に重合指向を75℃に昇温し、ファウドラー型の攪拌
翼で12Orpmのゆるやかな攪拌速度で6時間反応さ
せた。 重合反応後塩化カルシウムを添加し、脱水乾燥した。得
られた重合体粒径は3〜15μ、平均粒径8μであり、
5μから11μの粒径を有する粒子が全体の60重量弊
存在した。 重合後の措内付着粕は0.8重量%(対仕込単量体)と
少ないものであった。 (13) 実施例2 ラウロイルパーオキシド0.8部を溶解したスチレン9
6部、ジビニルベンゼン4部、ラウリル硫酸ナトリウム
0.5部、セチルアルコールO,a部、水200部を含
む粗分散液を調製し、ホモミキサーを通じて外部循環さ
せた。 ホモミキサーの回転数を400Orpm  とし10分
間均質化処理した後、実施例1と同様にl。 て重合を行った。重合後得られた重合体粒径は8〜12
μ、平均粒子径は5μであり、8μから8μの粒径を有
する粒子は全体の70重j1%存在していた。 また重合後の措内付着粕は0.8重量%であった0 実施例3 ベンゾイルパーオキシド0.8部、スチレン92部、ジ
ビニルベンゼン8部ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム0.5部、ソルビタントリステアレート0.8部、
250部を含む粗分散液をホモミキサーにて250Or
pm。 (14) 5分間処理した後、分散液を重合構内に仕込み重合構内
を80°Cに昇温し、ゆるやかに攪拌しながら6時間反
応させた。 重合後得られた重合体の平均粒子径は10I7であり、
指向付着粕は0.6重量%であった。 実施例4 ラウロイルパーオキシド0.8部、ベンゾイルパーオキ
シド0.4部、スチレン92部、ジビニルベンゼン8部
、セチル硫酸ナトリウム0、4 部、ステアリルアルコ
ール0.8部、水250部を含む粗分散液をホモミキサ
ーにて均質化処理し、平均粒径が約15μの分散液を得
た。分散液を重合構内に仕込み70℃にてゆるやかに攪
拌しながら6時間反応を行った。 重合後得られた重合体の平均粒子径は15μであり、8
μから22μの粒径を有する粒子は全体の75重量%存
在していた。また指向付着粕は022重量%あった。 実施例5 実施例2に示したと同じ粗分散液を均質化条件を変えて
平均粒径約14μの分散液を得た。分散液を重合構内に
仕込み、70°Cにてゆるやかに攪拌しながら6時間重
合をflつだ。 ■i合終了時糸内がクリーム状となったため、水100
部を添加し、スラリー、化tlシめた。 得られた重合体は平均粒径約15pの単位粒子が一部凝
集していたものの、粉砕することにより、容易に球状の
単位粒子が得られた。 比較例1 下記成分を攪拌指向に仕込400rpmにて激しく攪拌
して75℃昇温した。 水                      25
0部スチレン           96部部分ケン化
ポバール(ケン仕度88%) 5部ラウロイルパーオキ
シド    0.8部ジビニルベンゼン       
4部 ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ   0.01μ6
時間後バスケット型遠心分離機にて重合体を分離し、回
収した。得られた重合体を顕微鏡で観察したところ一部
2〜70μの広い分布を有する平均粒径50μの球状粒
子が認められたものの、それら球状粒子の&m融着l、
た約2001+の粗粒子が全重合体の約40重社%生成
しまた。 またこの粗粒子の粋砕は困難であり、良好な球状粒子は
得られなかった。 比較例2 比較例1と同一成分を含む単nt体の粗分散液を実施例
1と同様にしてホモミキサーにて均質化処理を行った。 均質化処理直後の分散液滴を顕微鏡で観察したところ約
2〜40μ程度の分散液滴が存在し次第に合一していく
のが認められた。 比較例3 実施例2において均質化処理することなく粗分散液をそ
のまま400rpmの攪拌にて75℃で重合せしめた。 2時間後系内に固結物が(17) 発生した。、 比較例4 実施例11こおけるラウリル硫酸す1−リウムの代りに
ノニオン系乳化剤であるポリオレンエチ1/ンノニルエ
ーテル(Tll−B1511  を用いて実施例1と同
様に均質化処理した。 75°Cに臂温後次第にスチトンが分離し、系内に油相
を生成し、重合が進むにつれて相潤になり一部固結した
。 次に重合構内にホモミキサーを投入し、均質化を続けな
がら75℃に昇温し、高剪断下で一部重合を行い(重合
率10%)、その後すばやく別にあらかじめ準備してお
いたファウドラー型攪拌翼を備えた重合措に反応溶液を
移して400rpmにて攪拌しながら、温度を75℃に
保った。6時間反応させた後、得られた重合体粒子を観
察したところ、平均粒径約30μの球状粒子が認められ
たものの、それらの凝東融着した粗粒子(約200 f
l)が全体の約60重態%生成し、粉砕し得なか−)(
18) た。 比較例5 161M例1においてラウロイルパーオキシドを除い°
C粗分散液を調製し、実施例1に示したと同じ均質化条
件にて処理したのち1.5部のジクロロエタレド0.6
部のアゾビスイソブチルニトリルを溶解した液を添加し
、ゆるやかに攪拌しながら70℃に昇温した。約2.5
時曲後系内は粕ホ1なものとなり合一凝集粒子を多量生
じた。 比較例6 塩化ビニル100部、ラウロイルパーオキシド0.1部
、ラウリル硫酸ナトリウム05部水250部の粗分散液
約1400yを81オートクレーブ内で調製し、実施例
1に示したと同じ均質化条件にて処理したのち、60″
Cに昇温しゆるやかに攪拌しながら重合を進めた。約8
時間後指内温度制御が不調となり、残塩化ビニルパージ
し指向を観察したところ固結物、粗粒を多量生じていた
。 (19完) 手続補正書(自発) 昭和58年グ月−日 1、事件の表示 昭和57年 特許願第177262号 2、発明の名称 微粒子重合体の製造法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  大阪市東区北浜5丁目15番地名称  (2
09)住友化学工業株式会社代表者  土 方    
武 4、 代  理  人 住 所  大阪市東区北浜5丁目15番地明細書(全文
) 6、補正の内容 別紙のとおり 訂正明細書 1、発明の名称 微粒子重合体の製造法 2、特許請求の範囲 芳香族ビニルを主体とする単量体、単量体に可溶性の触
媒、アニオン乳化剤を含む水分散系を均質化処理し、次
いで重合させること上特徴とする平均粒径約8〜約80
μの微細球状重合体粒子の製造法。 3、発明の詳細な説明 本発明は、芳香族ビニルを主体とする重合体の懸濁重合
による製造法に関し、その目的とするところは粒径分布
の狭い平均粒径約3〜約30μの微細な架橋球状重合体
を提供することにある。近年有機願料、不透明化剤、つ
や消し剤、各種クロマトグラフィー用担体等への利用か
ら、均一で微細な球状重合体の安定した製造技術が強く
求められている。 従来、このような目的を達成するため重合性単量体を懸
濁重合することが知られており、芳(1) 香族ヒニルの場合には懸濁安定剤(たとえばポリビニル
アルコール、メチルセルロース、セラチンなどの水溶性
高分子、Ca なとの難溶性リン酸塩類)を多量用いて
重合反応中激しく攪拌されるが、約30μ以下の微細な
粒子を高収率で得ることは難しく、また凝集物も多量生
ずるという問題がある。 特開昭55−94902号公報では、高速剪断を伴う攪
拌上重合を一部行ったのち、通常の攪拌下で重合を行う
ことによる改良法が示されているが、重合の制御、操作
が煩雑な上懸濁安定剤を多量使用したとしても分散安定
力が弱いことから粒子間凝集や合一といった問題があり
、水性媒体の単量体重量に対する比率を該公報に記載の
ごとく5〜15と大きくしなければならないという不都
合がある。 一方、特開昭54−80278号公報では微細に均質化
された単量体膨潤液滴を含む分散液に十分な水溶性を有
する開始剤を後添加して重合する方法が示されているが
、比較例5に示す(2) ごとくこのような方法にては1μ以下の微粒子である。 この鑵血粒子重合体の製造方曝ヲ例えば塩化ビニルを主
体とするベーストレジン用重合体の製造方法として均質
化処理した後重合せしめる方法があるが、この場合も1
μ程度の微細な粒径のものしか得られない。 しかして、本発明者らは真球に近く、粒径が10μ付近
に揃った芳香族ビニル重合体の製法について鋭意検討の
結果、芳香族ビニルを主体とする単量体、単量体に可溶
性の触媒、アニオン乳化剤を含む水分散系を均質化処理
し、次いで加熱重合することにより粒径分布の狭い平均
粒径が約8〜約30μまでの微細球状重合体が得られる
ことを見出した。芳香族ビニルを主体とする単量体を用
いることによってのみ、数10μまでの粒子を、安定的
に製造し得るということは全く予期し得ぬものであった
。 すなわち、本発明は芳香族ビニル主体とする単量体、単
量体に可溶性の触媒、アニオン乳化剤を含む水分散系を
均質化処理し、次いで、加熱重合することを特徴とする
平均粒径約B〜約30μの微細球状重合体粒子の製造法
を提供するものである。 ニルとこれと共重合し得る他のエチレン性不飽和単量体
およびまたは架橋性単量体との混合物であり、単量体混
合物中芳香族ビニルと共重合し得る他の単量体およびま
たは架橋性単量体は50重量%以下である。 モスチレン及びジクロロスチレン)、ベンゼン環に1個
またはそれ以上の非反応性置換基を有する他のスチレン
及びビニルナフタレン等が挙げられる。また芳香族ビニ
ルと共重合可能な他の単重体には種々のエチレン性不飽
和単量体、例□□□□−1 クリレート)、二l・リル(アクリロニトリル、ツタク
リ[]ニニルトリル等)、ジエン(フタジエン、イソ−
j’ l/ン等)なとが挙げられる。また架橋性jp、
 Q1体は共電合し得る多官能性単量体であって、シヒ
J−ルヘノセノ、多価アルコールのシ及びトリフタクリ
ル及びアクリル酸エステル(エチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリ
エチレングリコールジメタクリレート等)、アリル化合
物(ジアリルフタレート、ジアリルマレート、アリルア
クリレート等)などが挙げられる。好適な架橋性単量体
としてンヒニルベンゼンが挙げられる。 本発明において使用される触媒は上記単量体混合物に可
溶性の触媒であることが必要であり、このような触媒の
例としては有機過酸化物、例えばベンゾイルパーオキシ
ド、ラウロイル/(′−オキシド、
【−プチルパーオキ
ンベンソエート、(−プチルパーオキンビパレート等及
び、アゾ(5) 化合物たとえばアゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
ジメチルバレロニトリル等があり、単独ないし混合使用
することができる。なかでも好適な触媒はラウロイルパ
ーオキシドないしベンゾイルパーオキシドである。これ
らの油溶性煤量の全部ないし大部分を均質化処理前に系
内に添加17ておくことが望ましいが、水不溶性の油溶
性触媒については必要ならば芳香族ビニルの重合過程に
おいて一括添加しても良いし、分割して加えても良い、
ただしアゾビスイソブチロニトリルの如き若干の水溶性
をも有する触媒を均質化処理後添加することは@讐盲−
粒子を生成し、重合を安定に進行させることが困難なこ
とから望ましくない。 本発明にて使用される乳化剤はアニオン系のものであり
、例えばオレイン酸ナトリウム、ヒ(6) マシ油カリ石ケンなどの脂肪族塩類、ラウリル硫酸ナト
リウム、セチル硫酸ナトリウムなどの高級アルコール硫
酸エステル塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ムなどのアルキルアリルスルホン酸m類、アルキルナフ
タレンスルホン酸すトリウム、β−ナフタリンスルホン
酸ホルマリン縮金物のナトリウム塩等、ナフタリンスル
ポン酸塩類の誘導体、ジアルキルスルホコハク酸塩類、
ジアルキルリン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸トリエタノールアミン類、ポリオキシエチレンアル
キルフェノールエーテル硫酸塩類等が挙げられる。 好適なアニオン乳化剤は高級アルコール硫酸エステルで
あって、更に好ましくはセチル硫酸ナトリウムである。 アニオン乳化剤の使用量は均質化処理によって得られる
単量体混合物の分散液滴径にも関係し、均質化のための
操作条件と合せて決定されるが一般に仕込単量体混合物
に対し、0.2〜8重量%用いられる。乳化剤量が0.
2%より少な乞、 1合中に粒子が合j集する恐れがあり、また多すぎると
微粒子の発生が多くなる。またアニオン乳化剤の一部は
均質化処理後または重合反応中適宜添加することが出来
る。 また、アニオン乳化剤と共に重合をより安定に進行させ
るため分散助剤として非イオン系の乳化剤、たとえばポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフ ノエ ールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、
ソルビタンアルキルエステルなト、マたラウリルアルコ
ール、ミリスチルアルコール、セチルアルコールなどの
高級アルコール、更に懸濁剤として知られるポリビニル
アルコール、メチルセルローズ、セラチン等を添加する
ことができる。好適なものとしては、ソルビタンアルキ
ルエステル、高級アルコールが用いられる。 本発明においては、また、多孔性の微粒子を得るため、
必要ならば公知の方法に従い、非反応性有機溶媒を均質
化処理に先立ち共存させることができる。非反応性有機
溶媒としてはトルエン、ジエチルベンゼン、イソプロピ
ルアルコール、イソアミルアルコールなどが挙げられる
。 本発明の微粒子重合体の製造に当り重合に先立ち、微細
な単量体懸濁液を得るために、強力な剪断力を適用し、
単量体混合物、単量体混合物に可溶性の触媒、乳化剤を
含む水分散系を均質化処理し、必要な液滴粒径を有する
水分散液を得ることが重要である。この目的のためには
2段高圧ポンプ、コロイドミル、ホモミキサーなどの装
置が用いられる。 所望の平均粒径を有する重合体粒子を得るにはこの均質
化処理においてそれに等しい径を有する液滴分散液を調
製すれば良い。即ち上述した乳化剤又は乳化剤と分散助
剤を用いた場合、均質化された後の単量体混合物の分散
安定性が良好なため重合中での合一、凝集を生じ難く、
均質化処理により得られる分散液滴をそのまま重合体粒
子として回収し得る。 平均分散液滴粒径のコントロールは乳化剤の(9) 使用量に応じて均質化のための装置を適当に制御するこ
とにより容易に達成される4、均質化処理に際し、特に
好ましい装置は、回転翼(タービン)と固定翼(ステー
ター)とからなる高ぜん断分散機(ホモミキサー)であ
り、操作条件により容易に約3〜約30μの平均粒径を
有する液滴に分散できる。 なお均質化処理に際して単量体はその用いる全量を均質
化するのが望ましいがその一部を均質匹敵するかまたは
それよりも温和なものとすることが望ましい。 (10) る。 行せしめた場合重合後の槽内の内壁、攪拌翼などへの付
着粕は通常の懸濁重合の場合に比べはるかに少ないこと
も本発明の特徴の一つである。 重合完了後、重合体粒子は分散液をそのまま噴霧乾燥す
るかまたは遠心分離または一過により水性相から単離さ
れる。一過に際jノでは重合体粒子分散液に電解質また
は酸を添加することが望ましく、平均粒子径の小さいも
のであっても容易に一過が可能なものとなる。また本発
明に従い得られる重合体粒子分散液の場合、沖過時に電
解質を添加したとしても乾燥後実質的に粉砕をすること
なく球形の単位粒子として、重合体を回収し得る。 電解質としては、塩化ナトリウム、塩化カル実施例1 ラウロイルパーオキシド0.8部を溶解したスチレン9
6部、ジビニルベンセン4部、ラウリル硫酸ナトリウム
0.5部、水250部を内容積2tの重合反応槽に装入
し、10分間400 rpmにて攪拌して約14009
(D粗分散液を得た。 次に重合槽に接続されたホモミキサー(特殊機化工業社
製パイプラインホモミキサー)を300 Orpmにて
運転し重合反応槽下部よりホモミキサーに分散液を送り
重合槽に循環した。 5分間循環させた後、分散液滴を顕微鏡で観察したとこ
ろ3〜15μであった。分散液滴は安定であり、観察中
に合一は認め難かった。 次に重合槽内を75℃に昇温し、ファウドラー型の攪拌
翼で120 rPmのゆるやがな攪拌速度で6時間反応
させた。 重合反応後場化カルシウムを添加し、脱水乾燥した。得
られた重合体粒径は3〜15μ、平均粒径8μであり、
5μから11μの粒径を有する粒子が全体の60重量%
存在した。 重合後の槽内付着粕は0.8重量%(対仕込単量体)と
少ないものであった。 実施例2 ラウロイルパーオキシド0.8部を溶解したスチレン9
6部、ジビニルベンゼン4部、ラウリル硫酸ナトリウム
0.5部、セチルアルコール0.8部、水200部を含
む粗分散液を調製し、ホモミキサーを通じて外部循環さ
せた。 ホモミキサーの回転数を400 Orpmとし10分間
均質化処理した後、実施例】と同様にして重合を行った
。重合後得られた重合体粒径は3〜12μ、平均粒子径
は5μであり、8μから8μの粒径を有する粒子は全体
の70重量%存在していた。 また重合後の槽内付着粕は0.3重量%であ(13) った。 実施例3 ベンゾイルパーオキシド0.8部、スチレン92部、ジ
ビニルベンゼン8部、ドデシルベむ粗分散液をホモミキ
サーにて2500 rpm、5分間処理した後、分散液
を重合槽内に仕込み重合槽内を80℃に昇温し、ゆるや
かに攪拌しながら6時間反応させた。 重合後得られた重合体の平均粒子径は10μであり、槽
内付着粕は0.6重量%であった。 実施例4 ラウロイルパーオキシド0.8部、ベンゾイルパーオキ
シド0.4部、スチレン92部、ジビニルベンゼン8部
、セチル硫酸ナトリウム0、4 部、ステアリルアルコ
ール0.8部、水250部を含む粗分散液をホモミキサ
ーにて均質化処理し、平均粒径が約15μの分散液を得
た。分散液を重合槽内に仕込み70℃に(14) てゆるやかに攪拌しながら6時間反応を行った、。 重合後得られた重合体の平均粒子径は15μであり、8
μから22μの粒径を有する粒子は全体の75重量%存
在していた。また槽内付着粕は0.2重量%であった。 実施例5 実施例2に示したと同じ粗分散液を均質化条件を変えて
平均粒径約14μの分散液を得た。分散液を重合槽内に
仕込み、70℃にてゆるやかに攪拌しながら6時間重合
を行った。 重合終了時系内がクリーム状となったため、水100部
を添加し、スラリー化せしめた。 得られた重合体は平均粒径約15μの単位粒子が一部凝
集していたものの、粉砕することにより、容易に球状の
単位粒子が得られた。 比較例1 ■記成分を攪拌槽内に仕込、400 rPmにて激しく
攪拌して75 E’!温した。 水                    250部
スチレン           96部部分ケン化ポバ
ール(ケン化度88%)     5部ラウロイルパー
オキシド     0.8部ジビニルベンゼン    
    4部ドデシルベンゼンスルホン酸ソータ   
  0.01部6時間後バスケ・ソト型遠心分離機にて
重合体を分離し、回収した。得られた重合体を顕微鏡で
観察したところ一部2〜70μの広い分布を有する平均
粒径5oμの球状粒子が認められたものの、それら球状
粒子の凝集融着した約200Bの粗粒子が全重合体の約
40重量%生成した。 またこの粗粒子の粋砕は困難であり、良好な球状粒子は
得られなかった。 比較例2 比較例1と同一成分を含む単量体の粗分散液を実施例1
と同様にしてホモミキサーにて均質化処理を行った。 均質化処理直後の分散液滴を顕微鏡で観察したところ約
2〜40μ程度の分散液滴が存在し次第に合一していく
のが認められた。 次に重合槽内にホモミキサーを投入し、均質化を続けな
がら75℃に昇温し、高剪断下で一部重合を行い(重合
率10%)、その後すばやく別にあらかじめ準備してお
いたファウドラー型攪拌翼を備えた重合槽に反応溶液を
移して40 Orpmにて攪拌しながら、温度を75℃
に保った。6時間反応させた後、得られた重合体粒子を
観察したところ、平均粒径約80μの球状粒子が認めら
れたものの、それらの凝集融着した粗粒子(約200μ
)が全体の約60重量%生成し、容易に粉砕し得なかっ
た。 比較例3 実施例2において均質化処理することなく粗分散液をそ
のまま400 rpmの攪拌にて75℃で重合せしめた
。2時間後系内に固結物が多量発生した。 (17) 比較例4 実施例1におけるラウリル硫酸ナトリウムの代りにノニ
オン系乳化剤であるポリオキシエチレンノニルフェノー
ルエーテル()ル115)を用いて実施例1と同様に均
質化処理した。 75℃に昇温後次第にスチレンが分離し、系内に油相を
生成し、重合が進むにつれて粘稠になり一部固結した。 比較例5 実施例1においてラウロイルパーオキシドを除いて粗分
散液を調製し、実施例1に示したと同じ均質化条件にて
処理したのも1.5部のジクロロエタンに0.6部にア
ゾビスイソブチロニトリルを溶解した液を添加し、ゆる
やかに攪拌しながら70℃に昇温した。約2.5時間後
系内は粘稠なものとなり合S輌集粒子を多量生じた。 比較例6 塩化ビニル100部、ラウロイルパーオキシド0.1部
、ラウリル硫酸ナトリウム0.5部(18) 水250部の粗分散液的1400fを8tオートクレー
ブ内で調製し、実施例1に示したと同じ均質化条件にて
処理したのら、60℃に昇温し、ゆるやかに撹拌しなが
ら重合を進め(19完) 51−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 芳香族ビニルを主体とする単量体、単量体に可溶性の触
    媒、アニオン乳化剤を含む水分散系を均質化処理し、次
    いで重合さぜること特徴とする平均粒径約3〜約80 
    pの微細球状重合体粒子の製造法。
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