JPS595600B2 - D − ホモステロイド ノ セイゾウホウホウ - Google Patents

D − ホモステロイド ノ セイゾウホウホウ

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JPS595600B2
JPS595600B2 JP49108925A JP10892574A JPS595600B2 JP S595600 B2 JPS595600 B2 JP S595600B2 JP 49108925 A JP49108925 A JP 49108925A JP 10892574 A JP10892574 A JP 10892574A JP S595600 B2 JPS595600 B2 JP S595600B2
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chlorine
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hydroxy
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フユルスト アンドル
ミユーラー マルセル
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F Hoffmann La Roche AG
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F Hoffmann La Roche AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J63/00Steroids in which the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton has been modified by expansion of only one ring by one or two atoms
    • C07J63/008Expansion of ring D by one atom, e.g. D homo steroids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]

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  • Public Health (AREA)
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はステロイドに関する。
更に詳細には、本発明はD−ホモステロイド、その製造
方法及び該ステロイドを含む薬剤調製物に関する。本発
明によつて提供されるD−ホモステロイドは一般式〔式
中、R6は水素、フツ素もしくは塩素原子を表わし;R
llはフツ素もしくは塩素原子またはヒドロキシ基を表
わし;R9はRllがヒドロキシ基を表わす場合に屯フ
ツ素、塩素または臭素原子であり、そしてR9はRll
がフツ素または塩素原子を表わす場合には−塩素または
臭素原子を表わし;R2lはRllがヒドロキシ基を表
わす場合には、ハロゲン原子またはRを表わし、そして
R2lはRllがフツ素または塩素原子を表わす場合に
は、ハロゲン原子またはアシルオキシ基またはRを表わ
し;Rはサルフエートもしくはホスフエート残基または
水溶性塩の形態におけるジカルボン酸もしくはトリカル
ボン酸の残基を表わし;Rl7aはヒドロキシまたはア
シルオキシ基を表わし;そして1・2一位置における破
線は任意Q結合を表わす〕を有する。
本明細書において用いる「ハロゲン」なる語はフッ素、
塩素、臭素及びヨウ素を意味する。
アシルオキシ基は好ましくは炭素原子15個までを含む
飽和または不飽和の脂肪族モノカルボン酸、環式脂肪族
、芳香脂肪族または芳香族モノカルボン酸から誘導され
得る。かかる酸の例はギ酸、酢酸、ビバリン酸、プロピ
オン酸、酪酸、カプロン酸、工ナット酸(0enant
hicacid)、ウンデシレン酸、オレイン酸、シク
ロペンチルプロピオン酸、シクロヘキシルプロピオン酸
、フエニル酢酸及び安息香酸である。特に好適なアシル
オキシ基は炭素原子1〜7個を含むアルカノイルオキシ
基である。ジカルボン酸またはトリカルボン酸の残基は
、例えばシユウ酸、マロン酸、コノ・ク酸、フマル酸、
リンゴ酸、酒石酸またはクエン酸、好ましくはコハク酸
から誘導され得る。かかる酸残基の好適な水溶性塩はア
ルカリ金属塩例えばナトリウム及びカリウム塩並びにア
ンモニウム塩である。上記式(1)は一般式 〔式中、R6は水素、フツ素もしくは塩素原子を表わし
4:R9lはフツ素、塩素または臭素原子を表わし;R
92は塩素または臭素原子を表わし:RllOはフツ素
または塩素原子を表わし;R2llはハロゲン原子また
はRを表わし;R2l3はハロゲン原子またはヒドロキ
シもしくはアシルオキシ基またはRを表わし;Rはサル
フエートもしくはホスフエート残基または水溶性塩の形
態におけるジカルボン酸もしくはトリカルボン酸の残基
を表わし;Rl7aはヒドロキシまたはアシルオキシ基
を表わし;そして1・2一位置における破線は任意の結
合を表わす〕のD−ホモステロイドを包含することは明
らかであろう。
6一位置において置換されている上記式のDホモステロ
イドの中では6α一異性体が好ましい。
本発明によつて提供される方法に従えば、上記式([)
のD−ホモステロイドは、一般式〔式中、X及びYは一
緒になつて炭素一炭素結合を形成するか或いはエポキシ
(−0)−を表わし、R6、Rl7a.R2l及び1・
2一位置における破線は上記の意味を有する〕のD−ホ
モステロイドをハロゲン、次亜塩素酸または次亜臭素酸
或いはフツ化水素、塩化水素または臭化水素で処理し、
そして必要に応じて、得られる式([)の1・2一飽和
D−ホモステロイドを1・2一位置において脱水素化し
、そして必要に応じて、得られる式(1)の1・2一飽
和6−未置換D−ホモステロイドを6一位置においてフ
ツ素化または塩素化し且つ必要に応じて、得られる6β
一異性体を6α一異性体に異性化することにより製造さ
れる。
本方法においては、式()の9・10一不飽和D−ホモ
ステロイドを有利には適当な溶媒(例えばテトラヒドロ
フランもしくはジオキサンの如きエーテル、塩化メチレ
ンもしくはクロロホルムの如き塩素化された炭化水素、
またはアセトンの如きケトン)に溶解し、この溶液とハ
ロゲンまたは次亜塩素酸もしくは次亜臭素酸と反応させ
る。
次亜塩素酸または次亜臭素酸は有利には、例えばN−ブ
ロム−もしくはN−クロルアミドまたはイミド例えばN
−クロルコハク酸イミドまたはNブロムアセトアミド、
及び強酸、好ましくは過塩素酸から、反応混合物中でそ
の場で生成させる。ハロゲンとしてCl2、Br2、B
rF.ClFまたはClBrを用いることができる。或
いはそれ自体公知の方法において、式()の9・10−
エポキシ−D−ホモステロイドを不活性溶媒に溶解し、
この溶液を適当なハロゲン化水素で処理する。
本発明の方法のこの態様は式(1)の9−フルオル−D
−ホモステロイドを製造する際に好ましい。本発明の方
法において必要に応じて行なわれる式(1)のD−ホモ
ステロイドの1・2一説水素化は、それ自体公知の方法
において、例えば微生物学的方法において或いま脱水素
化剤例えば五酸化ヨウ素、過ヨウ素酸、二酸化セレン、
2・3ジクロル−5・6−ジシアノベンゾキノン、クロ
ラニルまたは四酢酸鉛を用いて行なうことができる。
1・2一説水素化に対して適当な微生物は、分裂菌類(
SchizOmycetes)、特にアルスロパクタ一
属(ArthrOヒCter)〔例えばA.シムプレツ
クス(A.simplex)〕、桿菌属(Bacill
us)〔例えばB.レンタス(B.lentus)及び
B.スフエリクス(B.8ltlaeriCUS)〕、
シユウドモナス属(PseudOmOnas)〔例えば
緑膿菌(P.aeruginOsa)〕、フラボバクテ
リウム属(FlavObacterium)〕例えばF
.フラベツセンス(F.flavescens)〕、乳
酸桿菌属(LactObacillus)〔例えば乳酸
短桿菌(L.brevis)〕並びにノカルジア属(N
Ocardia)〔例えばN.オパカ(N.Opaca
)〕である。
これらの微生物はいずれも当業者が容易に入手すること
ができる。本発明の方法に従つて必要に応じて行なわれ
る6一位置における式(1)の1・2一飽和6=未置換
D−ホモステロイドのハロゲン化は、それ自体公知の方
法で行なうことができる。
式(1)のD−ホモステロイドはハロゲン化剤例えばN
−ハロアミドもしくはN−ハロイミド(例えばN−クロ
ルコハク酸イミド)で、或いは元素状塩素で処理する〔
J.Am.Chem.SOc.72、4534(195
0)参照〕ことにより行なうことができる。ハロゲン化
は好ましくは式(1)のD−ホモステロイドを3−エノ
ールエステルもしくは3−エノールエーテルに転化し(
例えば3−エノールアセテート)、次いで塩素で処理し
〔J.Am.Chem.SOc.82、1230(19
60)参照〕。N−ハロイミドで処理し〔J.Am.C
hem.SOc.82、1230(1960):JモV、
3827(1955)参照〕或いはパークロリルフルオ
ライドで処理する〔J.Am.Chem.SOc.8l
、5259(1959):Chem.andInd.l
959、1317参照〕ことにより行なわれる。加えて
またフツ素化剤としてトリフルオルメチルハイポフルオ
ライトを用いることもできる。また、該ハロゲン化は、
対応する4・6−ビス−デヒドロ−D−ホモステロイド
を6α・7α一エポキシドに転化し(例えば過フタル酸
、m−クロル過安息香酸またはp−ニトロ過安息香酸の
如き過酸で処理し)、6α・7α一エボキシドをハロゲ
ン化水素で処理し、生ずる7ーヒドロキシ一6−ハロ一
D−ホモステロイドから、7ーヒドロキシ基の除去及び
6・7ー[ワd結合の導入に伴ない、水を離脱させること
により行なうことができる。また、この塩素化は塩化メ
チレンまたはエーテル中にてクロミルクロライドを用い
て行なうこともできる。上記のハロゲン化により異性体
混合物(即ち、6α一及び6β−ハロ一D−ホモステロ
イドの混合物)が生じても、この混合物はクロマトグラ
フイ一の如き公知の方法に従つて個々の異性体に分離す
ることができる。
生ずる6β−(フルオルまたはクロル)−D−ホモステ
ロイドの異性化屯溶媒(例えばジオキサンまたは氷酢酸
)中の酸、特に塩化水素酸または臭化水素酸の如き無機
酸の処理することにより行なうことができる。
前記の方法に必要な出発物質は、これらが未知のものま
たは以下に記載されていなくとも、公知の方法に従つて
または後記実施例に述べた方法と同様にして製造するこ
とができる。
上記式(1)のD−ホモステロイドは内分秘活性(En
dOcrinalactivity)、特に抗炎症活性
を有する。
本化合物は選択的活性を有することに特色がある。式(
1)の9・11−ジハロ一D−ホモステロイドは例えば
特に強い局部的活性を有し、全身活性は弱い。式(1)
のD−ホモステロイドは例えば適合し得る薬剤上の担体
との配合物として該ステロイドを含む薬剤調製物の形態
において薬物として用いることができる。
この担体は経腸、経皮または非経腸投与に適する有機ま
たは無機の不活性物質、例えば水、ゼラチン、アラビア
ゴム、ラクトース、殿粉、ステアリン酸マグネシウム、
タルク、植物油、ポリアルキレングリコール、黄色ワセ
リン等であることができる。この薬剤調製物は固体の形
態(例えば錠剤、糖衣丸、坐薬もしくはカプセル剤)、
半固体の形態(例えば軟膏)或いは液体の形態(例えば
溶液、懸濁剤もしくは乳剤)にすることができる。薬剤
調製物は無菌にすることができ及び/又は補助剤、例え
ば保存剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧を変えるた
めの塩または緩衝剤を含ませることができる。また薬剤
調製物には本発明によつて提供されるD−ホモステロイ
ド以外に治療的に価値ある物質を含ませることもできる
。一般に局所投与に対する薬剤調製物の場合における投
薬量範囲は約0.01〜1%であり、全身投与に対する
調装物の場合における投薬量範囲は投与単位当り約0.
1〜10即であることができる。
薬剤調製物はそれ自体公知の方法において、式(1)の
D−ホモステロイドを薬剤調製物において通常の且つ治
療投与に適する無毒性の固体及び/または液体の担体物
質(例えば上記の如き担体物 j質)と混合し、必要に
応じて、この混合物を所望の薬剤投与形態に変えること
により製造することができる。以下の実施例は本発明に
よつて提供される方法をさらに説明するものである。
1実施例 1クロロホルム5m1中
の21−アセトキシ17a−ヒドロキシ−D−ホモプレ
グナ一4・9(11)−ジエン一3・2−ジオン400
〜を塩素で飽和した四塩化炭素1.2m1で滴下処理し
た。
11時間後、クロロホルム溶液を水で洗浄し、乾燥し、
そして蒸発させた。
シリカゲル上でクロマトグラフイ一にかけた後、21−
アセトキシ−9α・11β−ジクロル−17a−ヒドロ
キシ−D−ホモプレグン一4−エン一3・20−ジオン
1802〜が得られた;融点225〜228℃;UV;
ε240−15800;〔α〕D−+150;(c一0
.103%、ジオキサン中)。出発物質は次の如くして
製造することができる:D−ホモヒドロコルチゾンアセ
テートをピリジ 2ンの存在下において昇温下でジメチ
ルホルムアミド中のメタンスルホニルクロライドで脱水
した。
21−アセトキシ−17a−ヒドロキシ−D−ホモプレ
グナ一4・9(11)−ジエン一3・20ジオンが得ら
れた:融点238〜240℃: 3〔α〕D=+71
:(c−0.104%、ジオキサン中);UV;ε23
9=167500実施例 2 実施例1に述べた方法と同様にして、21−アセトキシ
−17a−ヒドロキシ−D−ホモプレグ 3、ナ一1・
4・9(11)一トリエン一3・20ジオン400mg
から、21−アセトキシ−9α・11β−ジクロル−1
7a−ヒドロキシ−D−ホモプレグナ一1・4−ジエン
一3・20−ジオン50〜が得られた:融点222〜2
24℃;UV;4ε237=15300:〔α〕D=+
142U(c=0.100%、ジオキサン中)。
出発物質は2・3−ジクロル−5・6−ジシアノーベン
ゾキノンを用いて、1・2一位置において21−アセト
キシ−17a−ヒドロキシ−Dホモプレグナ一4・9(
11)−ジエン一3・20−ジオンを脱水素化して製造
することができ、このものは188〜190℃で溶融し
た。
実施例 3 21−アセトキシ−17a−ヒドロキシ−D一ホモプレ
グナ一4・9(11)−ジエン一3・20−ジオン40
0即及びN−クロルコハク酸イミド200〜を1:1.
25の比におけるフツ化水素及び尿素の溶液4m1中に
て室温で1時間撹拌した。
この混合物を重炭酸ナトリウム及び亜硫酸ナトリウム水
溶液に注ぎ、塩化メチレンで抽出した。塩化メチレン溶
液を水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させた。クロマト
グラフイ一にかけた後、塩化メチレン/アセトンから2
1−アセトキシ17a−ヒドロキシ−9α−クロル−1
1β−フルオル−D−ホモプレグン一4−エン一3・2
0ジオン130TI!9が得られた:融点238〜23
91c;Uv;ε238:16350;〔α〕D+13
1c(c=0.102%、ジオキサン中)。実施例 4
実施例3に述べた方法と同様にして21−アセトキシ−
17a−ヒドロキシ−D−ホモプレグナ1・4・9(1
1)一トリエン一3・20−ジオン4007r9から、
21−アセトキシ−9α−クロル−11β−フルオル−
17a−ヒドロキシ−D−ホモプレグナ一1・4−ジエ
ン一3・20ジオン270〜が得られた:融点266〜
268℃;U:ε237=15250;〔α〕D=+1
200(c−0.104%、ジオキサン中)。
実施例 5ジオキサン20m1及び水5m1中の17a
・21−ジヒドロキシ−D−ホモプレグナ一4・9(1
1)ジエン一3・20−ジオン21−ヘミサクシネート
450〜をN−ブロムアセトアミド270〜及び10%
過塩素酸1.85m1で処理し、この混合物を室温で1
5分間攪拌した。
次に亜硫酸ナトリウム1.5y及び水30m1を加えた
。短時間撹拌した後、混合物を塩化メチレンで抽出し、
水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させた。薄層クロマト
グラフイ一によつて均一な11β・17a・21−トリ
ヒドロキシ−9−ブロム−D−ホモプレグン4−エン一
3・20−ジオン21−ヘミサクシネート540〜が得
られた:UV:ε,3,=出発物質は次の如くして製造
することができる:メタノール性溶液中の21−アセト
キシ−17a−ヒドロキシ−D−ホモプレグナ一4・9
(11)−ジエン一3・20−ジオンを炭酸カリウムで
ケン化し、17a・21−ジヒドロキシ−D−ホモプレ
グナ一4・9(11)−ジエン3・20−ジオンが得ら
れた;U;623,一15800。
このものをビリジンの存在下において昇温下で、四塩化
炭素中にて無水コハク酸により、17a・21−ジヒド
ロキシ−D−ホモプレグナ一4・9(11)−ジエン一
3・20−ジオン・21−ヘミサクシネートに転化した
;UV:ε239=162000実施例 6 21−クロル−9・11β一エポキシ一17aーヒドロ
キシ−D−ホモプレグン一4−エン一3・20−ジオン
400Tr9をフツ化水素1.25部及び尿素1部の溶
液10m1中にて室温で30分間攪拌した。
この混合物を氷冷したアンモニア水に注ぎ、塩化メチレ
ンで抽出した。抽出液を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、
乾燥し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上でクロ
マトグラフイ一にかけ、21−クロル−9α−フルオル
−11β・17a−ジヒドロキシ−D−ホモプレグン一
4−エン一3・20−ジオンを得た。U:ε239=1
6100。
出発物質は次の如くして製造することができる:21−
アセトキシ−9α−ブロム−11β・17a−ジヒドロ
キシ−D−ホモプレグン一4ーエン一3・20−ジオン
を無水酢酸カリウムの存在下において無水エタノール中
で24時間還流下で沸騰させた。
21−アセトキシ−9・11βーエポキシ−17a−ヒ
ドロキシ−D−ホモプレグン一4−エン一3・20−ジ
オンが得られた;融点226〜228℃:〔α〕D=+
51れ(c=0.103%、ジオキサン中);UV:ε
241=21−アセトキシ−9・11β一エポキシ一1
7a−ヒドロキシ−D−ホモプレグン一4−エン一3・
20−ジオンをメタノール中にて炭酸カリウムの存在下
において室温でケン化し、9・11β一エポキシ一17
α・21−ジヒドロキシ−D−ホモプレグン一4−エン
一3・20−ジオンを得た;UV:ε241=1410
0。
このものをジメチルホルムアミド中にてトリフエニルホ
スフイン及び四塩化炭素で処理した。21−クロル−9
・11β一エポキシ一17a−ヒドロキシD−ホモプレ
グン一4−エン一3・20−ジオンが得られた;U:ε
241=142000実施例 7 21−アセトキシ−9α・11β−ジクロル−17a−
ヒドロキシ−D−ホモプレグン一4−エン一3・20−
ジオン470mg及び二酸化セレン250Tf9をt−
ブタノール20m2及び氷酢酸0.2m1中にて、アル
ゴン下で24時間還流で撹拌した。
この混合物を沢過し、そして蒸発させた。得られた油を
酢酸エチルに溶解し、順次重炭酸ナトリウム溶液、水、
氷冷した硫酸アンモニウム溶液、希釈アンモニア、水、
希塩酸及び水で洗浄した。次にこの溶液を硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、そして蒸発させた。残渣をシリカゲル上
でクロマトグラフイ一にかけた後、21−アセトキシ−
9α・11β−ジクロル−17a−ヒドロキシ−D−ホ
モプレグナ一1・4−ジエン一3・20−ジオンが得ら
れた;融点222〜224℃;UV;ε237=153
00;〔α〕。=+142=0.1%、ジオキサン中)
。出発物質はそれ自体公知の方法において、21−アセ
トキシ−17a−ヒドロキシ−D−ホモプレグナ一4・
9(11)−ジエン一3・20−ジオンを塩素化して製
造することができた。
実施例 8 オルトエチルホルメート24d及び無水アルコール24
d中の21−アセトキシ−11β−フルオル−9α−ク
ロル−17a−ヒドロキシ−Dーホモプレグン一4−エ
ン一3・20−ジオン2.4f.をp−トルエンスルホ
ン酸247f1fで処理し、この混合物を室温で15分
間攪拌した。
次にピリジン0.2m1を加えた。この混合物を水に注
ぎ、塩化メチレンで抽出した。抽出液を洗浄し、乾燥し
、そして蒸発させた。粗製の21−アセトキシ−3一エ
トキシ一9α−クロル−11β−フルオル−17a−ヒ
ドロキシ−D−ホモプレグナ一3・5−ジエン一20−
オンをエーテル50d中にてアルゴン下で酢酸36m1
中の酢酸カリウム4r及び水4Vの溶液で処理した。こ
の混合物に焼結グラス・フイルタ一を通して塩素ガス5
00〜を通した。この混合物を室温で更に約15分間攪
拌し、氷水に注ぎ、塩化メチレンで抽出し、水で洗浄し
、乾燥し、そして蒸発させた。主量の生成物として21
−アセトキシ−6β・9α−ジクロル−11β−フルオ
ル−17a−ヒドロキシ−D−ホモプレグン一4−エン
一3・20−ジオン、ε239=14800及び少量の
対応する6α−クロル誘導体の混合物が得られた。この
2種の異性体はシリカゲル上でクロマトグラフイ一にか
けることにより純粋な状態で得られた。実施例 9 酢酸70m1中の21−アセトキシ−6β・9α−ジク
ロル−11β−フルオル−17a−ヒドロキシ−D−ホ
モプレグン一4−エン一3・20一ジオン15tを氷酢
酸中の30%臭化水素1m1で処理し、この混合物を室
温で1時間攪拌した。
ピリジン2m1の添加後、混合物を蒸発させた。残渣を
常法において塩化メチレン及び重炭酸ナトリウム溶液で
処理した。シリカゲル上でf過した後、21−アセトキ
シ−6α・9α−ジクロル−11β−フルオル−17α
−ヒドロキシ−D−ホモプレグン一4−エン一3・20
−ジオン1.3tが得られた;U:ε236=1450
00実施例 10 前記実施例と同様の方法で以下の化合物を製造すること
ができる:17a・21−ビス(ブチリルオキシ)−9
−クロル−11β−フルオル−D−ホモプレグナ一1・
4−ジエン一3・20−ジオン、融点154〜155℃
:9・21−ジクロル−11β−フルオル−17a−ヒ
ドロキシ−D−ホモプレグナ一1・4−ジエン一3・2
0−ジオン、融点281〜282℃;17a−ブチリル
オキシ一9・21−ジクロル−11β−フルオル−D−
ホモプレグナ一1・4−ジエン一3・20−ジオン、融
点136〜137ンC;21−アセトキシ−9−クロル
−6α・11β−ジフルオル−D−ホモプレグナ一1・
4−ジエン一3・20−ジオン、融点276〜277℃
;21−クロル−9α−フルオル−11β−ヒドロキシ
−17a−プロピオニルオキシ−D−ホモプレグナ一1
・4−ジエン一3・20−ジオン融点226℃;17a
−アセトキシ−21−クロル−9α−フルオル−11β
−ヒドロキシ−D−ホモプレグナ1・4−ジエン一3・
20−ジオン、融点262−C; 21−クロル−9α−フルオル−11β−ヒドロキシ−
17a−バレリアニルオキシ一D−ホモプレグナ一1・
4−ジエン一3・20−ジオン、融点147〜148℃
;21−クロル−6α−ジフルオル−11β・17a−
ジヒドロキシ−D−ホモプレグナ一1・4−ジエン一3
・20−ジオン、融点197〜198℃:21−クロル
−6α・9α−ジフルオル 11β−ヒドロキシ−17α−プロピオニルオキシ−D
−ホモプレグナ一1・4−ジエン一3・20−ジオン、
融点259〜260℃;17a−ブチリルオキシ一21
−クロル−9αーフルオル−11β−ヒドロキシ−D−
ホモプレグナ一1・4−ジエン一3・20−ジオン、融
点204〜205;11β・17a−ジヒドロキシ−9
α−フルオル−21−サクシノイルオキシ−D−ホモプ
レグナ一1・4−ジエン一3・20−ジオン、融点18
6〜187゜C、ナトリウム塩の融点180〜190℃
(分解);21−ベンゾイルオキシ−9α−クロル 11β−フルオル−17a−ヒドロキシ−D−ホモプレ
グナ一1・4−ジエン一3・20−ジオン融点255〜
256℃:11β・17a・21−トリヒドロキシ−9
α−フルオル−D−ホモプレグナ一1・4−ジエン一3
・20−ジオン−21−ホスフエート、融点180〜1
82℃(分解)、ジナトリウム塩の融点211〜214
゜C(分解):ナトリウム一(9−フルオル−11β・
17a−ジヒドロキシ−D−ホモプレグナ一1・4−ジ
エン一3・20−ジオン−21−イル)−サルフエート
、UV: ε238=14500;21−クロル−9−
フルオル−11β−17a−ジヒドロキシ−D−ホモプ
レグナ一1・4−ジエン一3・20−ジオン、融点25
9〜260℃(分解)、〔α〕D=+1102(c=0
.1、ジオキサン中)、UV:ε240=15050。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )〔式中、R
    ^6は水素、フッ素もしくは塩素原子を表わし;R^1
    ^1はフッ素もしくは塩素原子またはヒドロキシ基を表
    わし;R^9はR^1^1がヒドロキシ基を表わす場合
    には、フッ素、塩素または臭素原子を表わし、そしてR
    ^9はR^1^1がフッ素または塩素原子を表わす場合
    には、塩素または臭素原子を表わし;R^2^1はR^
    1^1がヒドロキシ基を表わす場合には、ハロゲン原子
    またはRを表わし、そしてR^2^1はR^1^1がフ
    ッ素または塩素原子を表わす場合には、ハロゲン原子ま
    たはアシルオキシ基またはRを表わし;Rはサルフェー
    トもしくはホスフェート残基または水溶性塩の形態にお
    けるジカルボン酸もしくはトリカルボン酸の残基を表わ
    し;R^1^7aはヒドロキシまたはアシルオキシ基を
    表わし、そして1・2−位置における破線は任意の結合
    を表わす〕のD−ホモステロイドを製造するにあたり、
    一般式▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中
    、X及びYは一緒になつて炭素−炭素結合を形成するか
    或いはエポキシ(−O−)を表わし、R^6、R^1^
    7a、R^2^1及び1・2−位置における破線は上記
    の意味を有する〕のD−ホモステロイドをハロゲン、次
    亜塩素酸または次亜臭素酸或いはフッ化水素、塩化水素
    または臭化水素で処理することを特徴とする上記式(
    I )のD−ホモステロイドの製造方法。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^6は水素、フッ素もしくは塩素原子を表わ
    し;R^1^1はフッ素もしくは塩素原子またはヒドロ
    キシ基を表わし;R^9はR^1^1がヒドロキシ基を
    表わす場合には、フッ素、塩素または臭素原子を表わし
    、そしてR^9はR^1^1がフッ素または塩素原子を
    表わす場合には、塩素または臭素原子を表わし;R^2
    ^1はR^1^1がヒドロキシ基を表わす場合には、ハ
    ロゲン原子またはRを表わし、そしてR^2^1はR^
    1^1がフッ素または塩素原子を表わす場合には、ハロ
    ゲン原子またはアシルオキシ基またはRを表わし;Rは
    サルフェートもしくはホスフェート残基または水溶性塩
    の形態におけるジカルボン酸もしくはトリカルボン酸の
    残基を表わし;そしてR^1^7aはヒドロキシまたは
    アシルオキシ基を表わす〕のD−ホモステロイドを1・
    2−位置において脱水素化することを特徴とする一般式
    ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^6、R^9、R^1^1、R^1^7a及
    びR^2^1は上記の意味を有する〕のD−ホモステロ
    イドの製造方法。 3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1^1はフッ素もしくは塩素原子またはヒ
    ドロキシ基を表わし;R^9はR^1^1がヒドロキシ
    基を表わす場合には、フッ素、塩素または臭素原子を表
    わし、そしてR^9はR^1^1がフッ素または塩素原
    子を表わす場合には、塩素または臭素原子を表わし;R
    ^2^1はR^1^1がヒドロキシ基を表わす場合には
    、ハロゲン原子またはRを表わし、そしてR^2^1は
    R^1^1がフッ素または塩素原子を表わす場合には、
    ハロゲン原子またはアシルオキシ基またはRを表わし;
    Rはサルフェートもしくはホスフェート残基または水溶
    性塩の形態におけるジカルボン酸もしくはトリカルボン
    酸の残基を表わし;そしてR^1^7aはヒドロキシま
    たはアシルオキシ基を表わす〕のD−ホモステロイドを
    6−位置においてフッ素化または塩素化し、そして必要
    に応じて、得られる6β−異性体を6α−異性体に異性
    化することを特徴とする一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ 〔式中、R^6′はフッ素もしくは塩素原子を表わし;
    そしてR^9、R^1^1、R^1^7a及びR^2^
    1は上記の意味を有する〕のD−ホモステロイドの製造
    方法。
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