JPS5953437A - フエニルアセトン類の製造方法 - Google Patents

フエニルアセトン類の製造方法

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JPS5953437A
JPS5953437A JP16318982A JP16318982A JPS5953437A JP S5953437 A JPS5953437 A JP S5953437A JP 16318982 A JP16318982 A JP 16318982A JP 16318982 A JP16318982 A JP 16318982A JP S5953437 A JPS5953437 A JP S5953437A
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Mamoru Nakai
衛 中井
Takuji Enomiya
榎宮 卓次
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フェニルアセトン類の製造方法に関するもの
である。
フェニルアセトン類は各種の農薬、医薬品などの中間原
料として有用である。たとえば、4−ヒドロキ/−ろ−
メトキノフェニルアセトン(HMPA)。
己、4−ジメトキ/フェニルアセトン(DMPA )お
よびろ、4−メチレンジオキフェニルアセトンは血圧降
丁剤として用いられるL−α−メチルドーパを製造する
だめの中間体として利用される化合物である。従ってそ
の有用性は非常に高いが、従来知られている方法は工業
的製法としては満足できるものではなかった。
たとえば・英国特許第1119612号明細ド1には、
1−(3,4−ジメトキ/フェニル)プロピレンに過酢
酸などの過酸化物を作用させ、得らJまたジオール型の
生成物を塩化亜鉛のような酸1<L物質で処理すること
によりDMPAを得る方法を開示している。しかし、こ
の方法は、酸性物質による処理の工程の収率が低い点、
そして使用する過酸化物は爆発性があるだめその取扱い
に特に注意が必要である点などにおいて問題があり、工
業的に好ましい方法とはいえない。
また、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミノノル・ソ
サイティ(JAC8)、77.700(1955)には
、酢酸エチルなどの溶媒中でろ、4−ジメトキシフェニ
ルアセトニトリルにナトリウムエトキシドを反応させて
アセチル体に変え。
次いでこれを加水分解することからなるDMPAの製造
法が開示されている。しかし、この方法は。
ナトリウムエトキシドの加水分解を防ぐために。
これを用いる工程は厳密に水を除去した系で行なう必安
かある点、その加水分8”4工程の収率が低い点2寸た
原料のろ、4−ジメトキシフェニルアセト二トリル自体
を入手の容易な化学原料から製造する/こめに必要な工
程を考慮すると全体の工程数が多くなる点なとの問題か
あり、工業的に好捷しい方法とはいえない。
本発明者らは、この様な実情に鑑み、フェニルアセトン
類の工業的に有利な製造方法を開発することを]」的と
し1種々鋭意研究を行った。その結果、1−フェニル−
2−アルコキシプロピレンおよび7寸だはろ−フェニル
ー2−アルコキシプロピレンを加水分解すればその目的
が達成されること、すなわち極めて単純な操作でしかも
高収率で[・1的物が得られること、を見い出し本発明
を完成し/ζ。
すなわち2本発明は、1−フェニル−2−アルコギンプ
ロピレンおよび7寸たはろ−フェニルー2−アルコギア
プロピレンを加水分解することを特徴とする。フェニル
アセトン類の製造方法を提供するものである。
次に2本発明につき詳述する。
本発明の原料は、1−フェニル−2−アルコキシプロピ
レンあるいはろ−フェニルー2−アルコキ/フロピレン
であり、これらプロピレンのベンゼン環には置換基がつ
いていてもよい。置換基の例としては、水酸基、ハロゲ
ン原子、二1・口糸。
アミノ基、炭素数6個以内の低級アルギル基、および炭
素数6個以内の低級アルコキシ基などを挙げることがで
きる。これらの置換基d、ベンセン環に合刷る個以内の
数でつくことができる。すなわチ1本発明で1)」いる
1−フェニル−2−アルコギンプロピレンは2次の(1
)式により表わすことかでキ、丑だろ一フェニルー2−
アルコキングロピレンは2次の(II)式により表わす
ことができる。
0H=O−cH3・・・・・・・ (+)R R たたしく1)j’jおよび(!1’)式においてl  
x+Y、Zはそれぞれ、水素原子、水酸基、ノ・ロゲン
14;i、子、ニトロ基、アミン基、低級アルキル基、
低級アルコキン基からなる群より選ばれた置換基を示し
、X、Y、Zは同一でも、それぞれ異なっていてもよく
、さらにχ・ Y・ Zのうちの任意の二つがベンセン
環の一部と共同して酸素原子を1ないし2飼含有する5
〜7員環の複素環を形成していてもよい。また各式中R
は炭素数1〜10のアルキル基もしくはベンジル基を示
す。
該一般式(1)で表わされる1−フェニル−2−アルコ
ギンプロピレン、および一般式(11)で表ワサレルろ
−フェニルー2−アルコキシプロピレンは1例えば次の
(■1)式により表わすことのできるる−フェニルプロ
ピレンを、アルコールとパラジウム塩類の触媒の存在ド
にて111(硝酸アルギルエステルと反応させ、得られ
るところの1−フェニル−2,2−ジアルコキシプロパ
ンを酸のf叫Ifにより脱アルコールすることにより、
容易に合成することかできる。
(ただし2式中X、YおよびZは、前記と同じ意味を有
する。)。
本発明に従えば1例えばこの様にして合成するコトので
きる1−フェニル−2−アルコキシプロピレン、り一フ
ェニルー2−アルコキンフo ヒレン、場合によりこれ
らの混合物を加水分ITIイすることにより、該プロピ
レンに対応するフェニルアセトン類が製造される。
加水分解に使用される水は、量論的には原料のプロピレ
ン1モルに対して1モルであるが2通常。
プロピレン1モルに対して3〜100モル用いるのが好
寸しい。
水の使ff’l h”+か少ない場合、水星外に溶媒を
用いるのか好寸しい。寸だ、水を多く使用する場合でも
、原産1のプロピレンが水に溶けにくいことを考l・y
fすると、水星外の溶媒を用いて均−液にするのか好寸
しい。
使用に供される溶媒としては、原料のプロピレンと水と
を良く溶かし、しかもその加水分解反応に対して実質的
に不活性であるものであればよい。
そのようなものの具体例としては、メタノール。
工タ/−ル、  プロパツール、ブタノールなどの低級
アルコール、/オキザン、テトラヒドロフランなどのエ
ーテル類、酢酸、プロピオン酸なとのカルボン酸などを
挙げることができる。これらのうちでもメタノール、エ
タノール、プロパツール。
ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロフランなどが特
に好捷しい。また、水が溶解しにくいペンタノール、ヘ
キザノール、ヘプタツールなどのアルコールもジオキサ
ンやテトラヒドロフランと組み合わぜれば容易に均一溶
液とすることができるので、これらも溶媒として用いら
れる。
これらの溶媒は2通常、原料のプロピレン1モルに対し
て、約1〜約10を用いられる。
加水分解反応は1反応系がアルッノリIJ1′:の1易
合には2反応速度が遅くなる傾向にあるため、中1’l
 4:いし酸性下に行なうのが好ましく、場合により反
応系に塩酸、硫酸の如き鉱酸を添加し+pH14〜7に
調整してもよい。
加水分解は2通常、約O〜約80°Cの温度で行なわれ
、約5〜約90分の反応時間でほとんど完全に完結する
この様にして本発明によって製造することのできるフェ
ニルアセトン類は、一般に次の式(IV)により表わす
ことができる。
(ただし2式中X、YおよびZは、前記と同じ意味を有
する。)。
加水分解反応終了後1例えば蒸留、抽出などの常法に従
って、前記一般式(IV)で表わされる目的物のフェニ
ルアセトン類を単離、取得することかできる。
次に2本発明の実施例を挙げる。
実施例1 反応容器に、1−フェニル−2−メトキシプロピレン0
.10モルと水520m1を仕込み(溶液のpHは約6
.5であった。)、20°Cで60分間反応を行った。
反応終了後、ガスクロマトグラフィーにより。
反応液中の生成したフェニルアセトンの定量を行なった
結果、その1−フェニル−2−メトキシプロピレン基準
の収率は、99%であった。
実施例2〜4 原第]として、第1表に示した1−フェニル−2−メト
キシプロピレン炉を各々0,10モル用いた他は7反応
液のpH6〜7にて実施例1と同様の操作で実験を行っ
た。
第1表に、実施例1〜4の結果を示す。
第    1    表 [” 加 世 し ろ [ 実施例5 反応容器に、1−フェニル−2−メトキ/プロピレン0
.10モルと水18f(1モル)およびメタノール(溶
媒)0.5tを仕込み(溶液のpH1d、約6.5であ
った。)、20°Cで30分間反応を行った。
反応終了後、ガスクロマトグラフィーにより。
反応液中の生成したフェニルアセトンの定置を行なった
結果、その1−フェニル−2−ノー・キシプロピレン基
準の収率は、98係であった。
実施例6〜20 原料として、第2表に示した1−フェニル−2−メi・
キノプロピし/ン頌を各々0.10モル用い。
寸だ第2表に示した各種溶媒0.5tを用いた他は。
反応液のpH6〜7にて実施例5と同様の操作で実験を
行なった。なお、実施例19では2反応系に0、I N
 −HCLを添加することにより1反応液のpHを6に
八周り盗した。
第2表に、実施例5〜20の結果を示す。
実施例21 反応容器ニ+  1  (4−ヒドロキシフェニル)−
2−n−ブトキンプロピレン0.10モルト水520m
1iを仕込み(溶液のpHは約6.5であった。)。
55°Cで80分間反応を行った。
反応終了後、ガスクロマトグラフィーにより。
反応液中の生成した4−ヒドロキシフェニルアセトンの
定量を行なった結果、その1−(4−ヒドロキノフェニ
ル) −2−n−フ)キンプロピレン基準の収率は、9
8飴であった。
実施例22〜25 原料として、第ろ表に示した1−フェニル−2−n−ブ
トキンプロピレンを各々0.10モル用いた他は2反応
液のpH6〜7にて、実施例21と同様の操作で実験を
行った。
第5表に、実施例21〜25の結果を示す。
第    6    表 卜 実施例26〜′56 原料として、第、4表に示しだ1−フェニル−2−n−
フ゛トキ7ブロビレンを各々0.10モル月1い。
また第4表に示した各棹溶婬0.5tを用いた他は。
反応液のpH6〜7にて、実施例21と同様の操作で実
験を行った。
第4表に、実施例26〜ろ6の結果を示す。
第    4    表 手続補正■ 昭和57年・′θ月2S日 特許庁長官 殿 1 事件の表示 特願昭57−163189号 2、 発明の名称 フェニルアセトン類の1+11造方法 己、補正をする者 事件との関係  特許出願人 郵便番号 755 山口県宇部市西本町1丁目12番32号電話 03(5
81)33N 、3・;111 (”’1cli  じ \ 4 補正命令の日付 補正命令はない(自発補正)。
5 補正により増加する発明の数 なし6 補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7 補正の内容 (1)明細W1.第12頁第2表、実施例5の使用原料
「1−フェニル−2−ジメトキンプロピレン」の記載を
、「1−フェニル−2−メトキシプロピレン」に補正す
る。
(2)明細書、第15頁第4表、実施例28の使用片R
11−(a−ヒドロキシ−乙−メトキシ)−2−n−ブ
トキンプロピレン」の記+1−.r1−(4−ヒドロキ
シ−ろ−メトキシフェニル)−2−n−ブトキンプロピ
レン」に補正する。
(3)明細書、第15頁、第4表の表の次に9次の事項
を補正する。
[実施例乙7 反応容器に、ロー(ろ、4−メチレンジオキンフェニル
)−2−メトキシプロピレン0.10モルと水187(
1モル)およびジオキサン(溶媒)o、stを仕込み(
溶媒のpHは約6.5であった。)。
20°Cで30分間反応を行った。
反応終了後、ガスクロマトグラフィーにより。
反応液中の生成したろ、4−メチレンジオキ/フェニル
アセトンの定量を行なった結果、その3−(3,4−メ
チレンジオキンフェニル)−2−メトキンプロピレン基
準の収率は、99飴であ、った。
実施例ろ8.ろ9 原料として、第5表に示しだろ−フェニルー2−メトキ
シプロピレン類を各々0.10モル用いた他は、実施例
ろ7と同様の操作で実験を行なった。
実施例40〜42 原料として、第5表に示しだろ一フェニルー2−n−ブ
トキシプロピレン類を各々0.10モル用い、また反応
流度を55°C9反応時間を60分に各々変えた他は、
実施例37と同様の操作で実験を行った。
実施例37〜42の結果を、第5表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1−フェニル−2−アルコキシプロピレンおよヒ/また
    はろ−フェニルー2−アルコキシプロピレンを加水分解
    することを特徴とする。フェニルアセトン類の製造方法
JP16318982A 1982-09-21 1982-09-21 フエニルアセトン類の製造方法 Granted JPS5953437A (ja)

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JPS6338336B2 JPS6338336B2 (ja) 1988-07-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62190798U (ja) * 1986-05-27 1987-12-04

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JPS62190798U (ja) * 1986-05-27 1987-12-04

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