JPS6343376B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6343376B2
JPS6343376B2 JP57138024A JP13802482A JPS6343376B2 JP S6343376 B2 JPS6343376 B2 JP S6343376B2 JP 57138024 A JP57138024 A JP 57138024A JP 13802482 A JP13802482 A JP 13802482A JP S6343376 B2 JPS6343376 B2 JP S6343376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenyl
reaction
group
dialkoxypropanes
formula
Prior art date
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Expired
Application number
JP57138024A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5929631A (ja
Inventor
Mamoru Nakai
Takuji Enomya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP57138024A priority Critical patent/JPS5929631A/ja
Priority to DE8383304362T priority patent/DE3370616D1/de
Priority to EP83304362A priority patent/EP0101223B1/en
Priority to US06/518,691 priority patent/US4638094A/en
Priority to DK357083A priority patent/DK357083A/da
Priority to HU832786A priority patent/HU196049B/hu
Publication of JPS5929631A publication Critical patent/JPS5929631A/ja
Publication of JPS6343376B2 publication Critical patent/JPS6343376B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、フエニルアセトン類の製造方法に関
するものである。 フエニルアセトン類は各種の農薬、医薬品など
の中間原料として有用である。たとえば、4−ヒ
ドロキシ−3−メトキシフエニルアセトン
(HMPA),3,4−ジメトキシフエニルアセト
ン(DMPA)および3,4−メチレンジオキフ
エニルアセトンは血圧降下剤として用いられるL
−α−メチルドーパを製造するための中間体とし
て利用される化合物である。従つてその有用性は
非常に高いが、従来知られている方法は工業的製
法としては満足できるものではなかつた。 たとえば、英国特許第1119612号明細書には、
1−(3,4−ジメトキシフエニル)プロピレン
に過酢酸などの過酸化物を作用させ、得られたジ
オール型の生成物を塩化亜鉛のような酸性物質で
処理することによりDMPAを得る方法を開示し
ている。しかし、この方法は、酸性物質による処
理の工程の収率が低い点、そして使用する過酸化
物は爆発性があるためその取扱いに特に注意が必
要である点などにおいて問題があり、工業的に好
ましい方法とはいえない。 また、ジヤーナル・オブ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサイテイ(JACS)、77700(1955)には、
酢酸エチルなどの溶媒中で3,4−ジメトキシフ
エニルアセトニトリルにナトリウムエトキシドを
反応させてアセチル体に変え、次いでこれを加水
分解することからなるDMPAの製造法が開示さ
れている。しかし、この方法は、ナトリウムエト
キシドの加水分解を防ぐために、これを用いる工
程は厳密に水を除去した系で行なう必要がある
点、その加水分解工程の収率が低い点、また原料
の3,4−ジメトキシフエニルアセトニトリル自
体を入手の容易な化学原料から製造するために必
要な工程を考慮すると全体の工程数が多くなる点
などの問題があり、工業的に好ましい方法とはい
えない。 本発明者らは、この様な実情に鑑み、フエニル
アセトン類の工業的に有利な製造方法を開発する
ことを目的とし、種々鋭意研究を行つた。その結
果、1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパ
ン類を加水分解すればその目的が達成されるこ
と、すなわち極めて単純な操作でしかも高収率で
目的物が得られること、を見い出し本発明を完成
した。 すなわち本発明は、1−フエニル−2,2−ジ
アルコキシプロパン類を加水分解することを特徴
とする、フエニルアセトン類の製造方法を提供す
るものである。 次に、本発明につき詳述する。 本発明の原料は、1−フエニル−2,2−ジア
ルコキシプロパン類であり、このプロパン類のベ
ンゼン環には置換基がついていてもよい。置換基
の例としては、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ
基、アミノ基、炭素数6個以内の低級アルキル
基、および炭素数6個以内の低級アルコキシ基な
どを挙げることができる。これらの置換基はベン
ゼン環に合計3個以内の数でつくことができる。
すなわち、本発明で用いる1−フエニル−2,2
−ジアルコキシプロパン類は、次の()式によ
り表わすことができる。 (ただし、式中X、Y、Zはそれぞれ、水素原
子、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ
基、低級アルキル基、低級アルコキシ基からなる
群より選ばれた置換基を示し、X、Y、Zは同一
でも、それぞれ異なつていてもよく、さらにX、
Y、Zのうちの任意の二つがベンゼン環の一部と
共同して酸素原子を1ないし2個含有する5〜7
員環の複素環を形成していてもよい。また式中
R1、R2はそれぞれ炭素数1〜10のアルキル基を
示し、R1およびR2は同一でも異なつていてもよ
い。) 該一般式()で表わされる1−フエニル−
2,2−ジアルコキシプロパン類は、例えば次の
()式により表わすことのできる3−フエニル
プロピレン類を、アルコールとパラジウム塩類の
触媒の存在下にて亜硝酸アルキルエステルと反応
させることにより、容易に合成することができ
る。 (ただし、式中X、YおよびZは、前記と同じ意
味を有する。)。 この反応は、3−フエニルプロピレン類1モル
に対して、約2〜約5モルの炭素数1〜10個を有
する亜硝酸アルキルエステルと約1〜約10のア
ルコールを用い、例えば塩化パラジウムの如きパ
ラジウム塩類の存在下、必要に応じて酢酸エステ
ルの如き溶媒中、約5〜約150℃の温度、常圧〜
約200Kg/cm2(ゲージ)の圧力において行なうこ
とができる。 本発明に従えば、例えばこの様にして合成する
ことのできる1−フエニル−2,2ジアルコキシ
プロパン類を加水分解することにより、該プロパ
ン類に対応するフエニルアセトン類が製造され
る。 加水分解に使用される水は、量論的には原料の
1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン類
1モルに対して1モルであるが、通常、該プロパ
ン類1モルに対して3〜500モル用いるのが好ま
しい。 水の使用量が少ない場合、水以外に溶媒を用い
るのが好ましい。また、水を多く使用する場合で
も、1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパ
ン類が水に溶けにくいことを考慮すると、水以外
の溶媒を用いて均一液にするのが好ましい。 使用に供される溶媒としては、1−フエニル−
2,2−ジアルコキシプロパン類と水とを良く溶
かし、しかもその加水分解反応に対して実質的に
不活性であるものであればよい。そのようなもの
の具体例としては、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノールなどの低級アルコール、
ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル
類、酢酸、プロピオン酸などのカルボン酸などを
挙げることができる。これらのうちでもメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、ジ
オキサン、テトラヒドロフランなどが特に好まし
い。また、水が溶解しにくいペンタノール、ヘキ
サノール、ヘプタノールなどのアルコールもジオ
キサンやテトラヒドロフランと組み合わせれば容
易に均一溶液とすることができるので、これらも
溶媒として用いられる。 これらの溶媒は、通常、1−フエニル−2,2
−ジアルコキシプロパン類1モルに対して、約1
〜約10用いられる。 加水分解反応は、反応系がアルカリ性の場合に
は、反応速度が遅くなる傾向にあるため、中性な
いし酸性化に行なうのが好ましく、場合により反
応系に塩酸、硫酸の如き鉱酸を添加し、PHを4〜
7に調整してもよい。 加水分解は、通常、約0〜約80℃の温度で行な
われ、約5〜約90分の反応時間でほとんど完全に
完結する。 この様にして本発明によつて製造することので
きるフエニルアセトン類は、一般に次の式()
により表わすことができる。 (ただし、式中X、YおよびZは、前記と同じ意
味を有する。)。 加水分解反応終了後、例えば蒸留、抽出などの
常法に従つて、前記一般式()で表わされる目
的物のフエニルアセトン類を単離、取得すること
ができる。 次に、本発明の実施例を挙げる。なお、各実施
例で原料として用いた1−フエニル−2,2−ジ
アルコキシプロパン類は、いずれも次の合成例に
準じて製造した。 合成例 3−(4−ヒドロキシフエニル)プロピレン
0.10モル、亜硝酸メチル0.25モル、メチルアルコ
ール0.5、そして触媒の塩化パラジウム0.006モ
ルを反応容器に仕込み、反応温度20℃、反応時間
1.5時間の条件にて反応を行なつた。 反応終了後、反応液を蒸留し1−(4−ヒドロ
キシフエニル)−2,2−ジメトキシプロパンを
85%の収率で得た。 実施例 1 反応容器に、1−フエニル−2,2−ジメトキ
シプロパン0.10モルと水520mlを仕込み(溶液の
PHは約6.5であつた。)、20℃で60分間反応を行つ
た。 反応終了後、ガスクロマトグラフイーにより、
反応液中の生成したフエニルアセトンの定量を行
なつた結果、その1−フエニル−2,2−ジメト
キシプロパン基準の収率は、99%であつた。 実施例 2〜4 原料として、第1表に示した1−フエニル−
2,2−ジメトキシプロパン類を各々0.10モル用
いた他は、反応液のPH6〜7にて実施例1と同様
の操作で実験を行つた。 第1表に、実施例1〜4の結果を示す。
【表】 実施例 5 反応容器に、1−フエニル−2,2−ジメトキ
シプロパン0.10モルと水18g(1モル)およびメ
タノール(溶媒)0.5を仕込み(溶液のPHは約
6.5であつた。)、20℃で30分間反応を行つた。 反応終了後、ガスクロマトグラフイーにより、
反応液中の生成したフエニルアセトンの定量を行
なつた結果、その1−フエニル−2,2−ジメト
キシプロパン基準の収率は、99%であつた。 実施例 6〜20 原料として、第2表に示した1−フエニル−
2,2−ジメトキシプロパン類を各々0.10モル用
い、また第2表に示した各種溶媒0.5を用いた
他は、反応液のPH6〜7にて実施例5と同様の操
作で実験を行なつた。なお、実施例19では、反応
系に0.1N−HClを添加することにより、反応液
のPHを6に調整した。 第2表に、実施例5〜20の結果を示す。
【表】
【表】 実施例 21 反応溶器に、1−(4−ヒドロキシフエニル)
2,2−ジ)n−ブトキン)プロパン0.10モルと
水520mlを仕込み(溶液のPHは約6.5であつた。)、
55℃で80分間反応を行つた。 反応終了後、ガスクロマトグラフイーにより、
反応液中の生成した4−ヒドロキシフエニルアセ
トンの定量を行なつた結果、その1−(4−ヒド
ロキシフエニル)−2,2−ジ(n−ブトキシ)
プロパン基準の収率は、97%であつた。 実施例 22〜25 原料として、第3表に示した1−フエニル−
2,2−ジ(n−ブトキシ)プロパン類を各々
0.10モル用いた他は、反応液のPH6〜7にて、実
施例21と同様の操作で実験を行つた。 第3表に、実施例21〜25の結果を示す。
【表】
【表】 実施例 26〜36 原料として、第4表に示した1−フエニル−
2,2−ジ(n−ブトキシ)プロパン類を各々
0.10モル用い、また第4表に示した各種溶媒0.5
を用いた他は、反応液のPH6〜7にて、実施例
21と同様の操作で実験を行つた。 第4表に、実施例26〜36の結果を示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記、一般式 (ただし、式中X、Y、Zはそれぞれ、水素原
    子、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ
    基、低級アルキル基、低級アルコキシ基からなる
    群より選ばれた置換基を示し、X、Y、Zは同一
    でも、それぞれ異なつていてもよく、さらにX、
    Y、Zのうちの任意の二つがベンゼン環の一部と
    共同して酸素原子を1ないし2個含有する5〜7
    員環の複素環を形成していてもよい。また式中
    R1、R2はそれぞれ炭素数1〜10のアルキル基を
    示し、R1およびR2は同一でも異なつていてもよ
    い。)で表わされる1−フエニル−2,2−ジア
    ルコキシプロパン類を加水分解することを特徴と
    する、下記、一般式 (ただし、式中X、YおよびZは、前記と同じ意
    味を有する。)で表わされるフエニルアセトン類
    の製造方法。
JP57138024A 1982-08-06 1982-08-10 フエニルアセトン類の製造方法 Granted JPS5929631A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57138024A JPS5929631A (ja) 1982-08-10 1982-08-10 フエニルアセトン類の製造方法
DE8383304362T DE3370616D1 (en) 1982-08-06 1983-07-28 Process for producing phenylacetones
EP83304362A EP0101223B1 (en) 1982-08-06 1983-07-28 process for producing phenylacetones
US06/518,691 US4638094A (en) 1982-08-06 1983-07-29 Process for producing phenylacetones
DK357083A DK357083A (da) 1982-08-06 1983-08-04 Fremgangsmaade til fremstilling af phenylacetoner
HU832786A HU196049B (en) 1982-08-06 1983-08-05 New process for producing phenyl-acetones

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