JPS63179848A - 光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1−オ−ルのエステル類の製造法 - Google Patents

光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1−オ−ルのエステル類の製造法

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JPS63179848A
JPS63179848A JP1324987A JP1324987A JPS63179848A JP S63179848 A JPS63179848 A JP S63179848A JP 1324987 A JP1324987 A JP 1324987A JP 1324987 A JP1324987 A JP 1324987A JP S63179848 A JPS63179848 A JP S63179848A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分骨〉 本発明は、一般式(1) (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
くは不飽和の脂肪族炭化水素基を、楽団は不斉炭素原子
を示す) で示される光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−
1−オールのエステル類の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 前記一般式で示される光学活性な2−シクロペンテン−
4−オン−1−オールのエステル類は医薬品、とりわけ
抗潰瘍作用、血栓溶解作用、血圧降下作用等の種々の薬
理作用をもつプロスタグランジン類製造の重要な原料で
あるが、その製造は大へん困難であり、従来より工業的
容易に、かつ高光学純度で収率よく光学活性な2−シク
ロペンテン−4−オン−1−オールのエステル類を製造
する方法が強く望まれていた。
このようなことから、本発明者らは光学活性な2−シク
ロペンテン−4−オン−1−オールのエステル類を工業
的容易に、かつ高光学純度で収率よく製造する方法につ
いて鋭意研究を行った結果、一般式■ (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
くは不飽和の脂肪族炭化水素基を示す) で示される2−シクロペンテン−4−オン−1−オール
のエステル類と一般式(1) (式中、R′はハロゲン化フェニル基、低級アルキルフ
ェニル基、ナフチル基または第8級低級アルキル基を、
秦印は不斉炭素原子を示す) で示される光学活性な1,6−ジフェニル−2゜4−へ
キサジイン−1,6−ジオール誘導体とを接触させて、
一般式(1) (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
くは不飽和の脂肪族炭化水素基を、※印は不斉炭素原子
を示す) で示される光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−
1−オールのエステル類と上記一般式(I)で示される
光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−へキサジイン
−1,6−ジオール誘導体とが結合してなる光学活性シ
クロベンテノンエステル錯体を得、次いでこれを分解、
分離することからなる前記一般式(1)で示される光学
活性な2−シクロペンテン−4−オン−1−オールのエ
ステル類の製造法を先に開発し、特許出願(特願昭61
−40641号)を行った。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記先願方法は一般式(1)で示される光学活性な2−
シクロペンテン−4−オン−1−オールのエステル類の
製造法として非常に優れた方法であるが、本発明者らは
工業的により有利に該エステル類を製造すべく更に検討
の結果、ゲスト分子による配位交換という手法を見出し
、本発明に至った。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、前記一般式Iで示される2−シクロペンテン
−4−オン−1−オールのエステル類と一般式(1)で
示される光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−へキ
サジイン−1,6−ジオール誘導体とを接触させて得ら
れる一般式(I)で示される光学活性な2−シクロペン
テン−4−オン−1−オールのエステル類と一般式(動
で示される光学活性な1.6−ジフェニル−2゜4−へ
キサジイン−1,6−ジオール誘導体とが結合してなる
光学活性なシクロベンテノンエステル錯体に、ゲスト分
子を作用させて該ゲスト分子と光学活性な2−シクロペ
ンテン−4−オン−1−オールのエステル類とを配位交
換せしめ、生成したゲスト分子と一般式(1)で示され
る光学活性な1.6−ジフェニル−2,4−へキサジイ
ン−1,6−ジオール誘導体とからなる錯体を結晶とし
て分離し、母液中より配位交換により遊離した上記エス
テル類を回収してなることを特徴とする一般式(1)で
示される光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1
−オールのエステル類の製造方法を提供するものである
本発明において、光学活性シクロベンテノンエステル錯
体を形成せしめるための前記一般式Iで示される2−シ
クロペンテン−4−オン−1−オールのエステル類は、
たとえば2−シクロペンテン−4−オン−1−オールと
ハロゲンで置換されていてもよい飽和もしくは不飽和カ
ルボン酸の酸ハライド(たとえば酸クロライド)を、塩
基の存在下に反応させることにより容易に製造すること
ができ、かかる2−シクロペンテン−4−オン−1−オ
ールのエステル類としては、たとえば酢酸エステル、プ
ロピオン酸エステル、n−酪酸エステル、イソ酪酸エス
テル、n−吉草酸エステル、イソカプロン酸エステル、
ピバリン酸エステル、メチルエチル酢酸エステル、n−
カプロン酸エステル、イソカプロン酸エステル、β−メ
チルバレリアン酸エステル、t−ブチル酢酸エステル、
ジエチル酢酸エステル、メチル−n−プロビル酢酸エス
テル、メチルイソプロピル酢酸エステル、2−メチルブ
タン−2−カルボン酸エステル、ヘプタン酸エステル、
カプリル酸エステル、クロル酢酸エステル、ブロム酢酸
エステル、ジクロル酢酸エステル、β−クロルプロピオ
ン酸エステル、r−クロルラフ酸エステル、トリクロル
酢酸エステル、クロトン酸エステル、4−ペンテン酸エ
ステル、2−ペンテン酸エステル、アクリル酸エステル
、4−ペンチン酸エステル、メトキシ酢酸エステル、エ
トキシ酢酸エステル、メトキシプロピオン酸エステル、
エトキシプロピオン酸エステルなどが例示される。
また、前記一般式(1)で示される光学活性な1゜6−
ジフェニル−2,4−へキサジイン−1゜6−ジオール
誘導体において、置換基R′として具体的にはクロロフ
ェニル基、ブロモフェニル基、フロロフェニル基、ナフ
チル基、トルイル基、エチルフェニル基、t−ブチル基
、t−アミル基などが例示され、かかる化合物はたとえ
ば特開昭59−22469号公報に記載の方法により容
易に製造することができる。
光学活性シクロベンテノンエステル錯体は、2−シクロ
ペンテン−4−オン−1−オールのエステル類と光学活
性1.6−ジフェニル−2゜4−へキサジイン−1,6
−ジオール誘導体(以下、光学活性ジインジオールと称
す)とを反応に不活性な有機溶媒中で接触させて2−シ
クロペンテン−4−オン−1−オールの光学活性体のい
ずれか一方と光学活性ジインジオールとが結合してなる
錯体を析出させ、これを分離することにより容易に得る
ことができる。
この反応において、2−シクロペンテン−4−オン−1
−オールのエステル類としてはラセミ体あるいはいずれ
か一方の光学活性体が過剰にある光学活性混合物のいず
れであってもよいが、一般的にはラセミ体が用いられる
この反応における原料エステル類の使用量は、錯体を形
成せしめようとする光学活性な2−シクロペンテン−4
−オン−1−オールのエステル類の原料エステル類中の
含量に応じて適宜選ばれるが、通常は光学活性ジインジ
オールに対して錯体を形成せしめようとする光学活性な
2−シクロペンテン−4−オン−1−オールのエステル
類が0.75〜2倍当量、好ましくは1〜2倍当量とな
る量である。従って、原料エステル類としてラセミ体を
使用する場合は、光学活性ジインジオールに対して1.
5〜4倍当量、好ましくは2〜4倍当量である。
この錯体形成反応に使用される光学活性ジインジオール
としては、前記した如き置換基R′を有する化合物が使
用されるが、錯体形成能、収率、生成錯体の分解により
得られる光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1
−オールのエステル類の光学純度等から考えて、置換基
R′カプロモフェニル基、クロロフェニル基、フロロフ
ェニル基を有する光学活性ジインジオールが好ましく使
用される。
この錯体形成反応に使用される有機溶媒としては、エチ
ルエーテル、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、酢
酸エチル、四塩化炭素、クロホルム、ジクロルメタン、
ジクロルエタン、ヘキサン、石油エーテル、リグロイン
等の反応に不活性な溶媒の単独あるいはそれらの混合溶
媒等が例示される。
反応温度は一20°C〜使用溶媒の沸点の範囲で任意で
あるが、通常θ〜80℃の範囲である。
このような方法により、2−シクロペンテン−4−オン
−1−オールのエステル類と光学活性ジインジオールと
を有機溶媒中で接触せしめると、原料エステル類中のい
ずれか一方の光学活性体と光学活性ジインジオールとが
容易に結合して主として1:1錯体を生成する。
この反応液を冷却するか、反応液にヘキサン、石油エー
テルのような錯体不溶性の溶媒を加えると錯体が結晶と
して析出し、これを分離することにより、光学活性シク
ロベンテノンエステル錯体を光学純度よく、かつ好収率
で得ることができ、必要ならば更に上記したような方法
で再結晶等を行うことにより精製することができる。
かくして得られる光学活性シクロベンテノンエステル錯
体にゲスト分子を作用させることにより、該錯体を形成
している光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1
−オールのエステル類がゲスト分子と配位交換され、新
たに光学活性ジインジオールとゲスト分子との錯体が生
成し、光学活性な2−シクロペンテン−4−第ンコ搭−
ルのエステル類が遊離する。
かかる錯体について上記の配位交換をする方法としては
特に制限されず、任意の方法が採用されるが、代表的に
は次の方法で行われる。
(1)光学活性シクロベンテノンエステル錯体とゲスト
分子を混合し、均一溶液としたのち配位交換された生成
錯体に対して不溶性もしくは難溶性の有機溶媒を加え、
生成錯体を結晶として析出させたのち分離する方法。
(2)光学活性シクロベンテノンエステル錯体、ゲスト
分子および配位交換された生成錯体に対して不溶性もし
くは難溶性の有機溶媒を混合し、加熱して均一溶液とし
たのちこれを冷却し、析出した生成錯体を分離する方法
(8)上記(2)の方法において、加熱して均一溶液と
することなく、スラリー状で攪拌保持したのち結晶を分
離する方法。
(4)光学活性シクロベンテノンエステル錯体と過剰量
のゲスト分子を混合し、加熱して均一溶液としたのちこ
れを冷却し、析出する生成錯体を分離する方法。
勿論、本発明はこれらの方法のみに限定されず、これら
の方法を適宜組合わせる等光学活性シクロベンテノンエ
ステル錯体とゲスト分子を接触させ、配位交換された光
学活性ジインジオールとゲスト分子との錯体を結晶とし
て析出分離させ得る方法であればいかなる方法であって
もよい。
ご仁で、ゲスト分子としてはケトン類(たとえばアセト
ン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、シクロペン
タノン、シクロヘキサノン)、環状エーテル類(たとえ
ばテトラヒドロフラン、ジオキサン、テトラヒドロピラ
ン)、脂肪族アミン類(たとえばジメチルアミン、ジエ
チルアミン、トリエチルアミン)、環状アミン類(たと
えばピリジン、キノリン)、芳香族アミン類(たとえば
アニリン)、芳香族アルデヒド類(たとえばベンズアル
デヒド、サリチルアルデヒド)、脂肪族スルホキシド類
(たとえばジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシ
ド)、脂肪族アミド類(たとえばN、N−ジメチルホル
ムアミド)が使用され、その使用量は光学活性ジインド
ールと錯体を形成せしめるに必要な量以上であって、通
常光学活性ジインジオールに対して1当量以上、好まし
くは2〜10当量である。
また、有機溶媒としては前述したと同様のエチルエーテ
ル、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、酢酸エチル
、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロルメタン、ジクロ
ルエタン、ヘキサン、石油エーテル、リグロイン等の反
応に不活性な溶媒の単独あるいはそれらの混合溶媒等が
例示され、その使用量はそれぞれの処理条件に応じて適
宜決定される。
処理温度は一20°C〜使用溶媒もしくはゲスト分子の
沸点の範囲まで任意であるが、通常−10℃〜100℃
の範囲である。
かかる処理を行うことにより、光学活性な2=シクロペ
ンテン−4−オン−1−オールのエステル類と配位交換
された光学活性ジインジオールとゲスト分子からなる錯
体は結晶として分離され、該生成錯体はこれを蒸留した
り乾燥することにより分解することによりゲスト分子を
錯体から分離し、光学活性ジインジオールとして回収す
ることができ、このものは光学活性シクロベンテノンエ
ステル錯体の原料として再使用することができる。
一方、生成錯体を分離したのちの母液中には配位交換さ
れた光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1−オ
ールのエステル類が含有されているため、これを通常の
手段、たとえば蒸留等を行うことにより目的とする光学
活性な2−シクロペンテン−4−オン−1−オールのエ
ステル類を高光学純度で、収率よく回収することができ
る。
〈発明の効果〉 かくして、本発明の方法によれば、極めて効率よく、工
業的有利に光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−
1−オールのエステル類を高光学純度で、収率よく回収
することができる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 攪拌装置、温度計を装着した4ツロフラスコに(→−1
,6−ジフェニルー1.6−ジ(0−クロロフェニル)
−2,4−へキサジイン−1,6−ジオール’16.6
fl、(ト)−2−シクロペンテン−4−オン−1−オ
ールのn−酪酸エステル62.7Nおよびジクロルメタ
ン90−を仕込み、40℃にて溶解する。次に同温度に
てヘキサン210−を加え、80分保温後、20°Cま
で冷却し、2時間保温する。
析出する白色結晶を枦別し、(ト)−1,6−ジフェニ
ル−1,6−ジ(0−クロロフェニル)2゜4−へキサ
ジイン−1,6−ジオールと(8−2−シクロペンテン
−4−オン−1−オールのn−酪酸エステルとの1:1
錯体82.59を得た。
m、p 110〜112℃ (a〕D  + 121−50(c=l、メタノール)
この錯体10gとアセトン8gを混合し、還流下で3時
間保温する。その後n−ヘキサン50−を加え、0〜5
°Cに冷却したのち同温度で1時間保持する。
析出する白色結晶を枦別し、結晶として(ト)−1,6
−ジフェニル−1,6−ジ(O−クロロフェニル)−2
,4−へキサジイン−1,6−ジオールとアセトンとの
1:2錯体9.2gを得た。
m、p 10(14℃ この結晶を20■Hf、60°Cにて減圧下に処理して
(+)−1,6−ジフェニル−1,6−ジ(0−クロロ
フェニル)−2,4−へキサジイン−1,6−シオール
7、4 fl (回収率99.7%)回収した。
m、p  181.8°C 〔α)D +124.6° (c=t、メタノール)一
方、上記結晶を炉別した際の母液を濃縮し、濃縮残渣を
更に減圧下に蒸留して(イ)−2−シクロペンテン−4
−オン−1−オールのn−酪酸エステル2.5N(回収
率96.9%)を得た。
〔α’)p  +i 07.2”  (c=1 、メタ
ノール)実施例2〜7 処理し、表−1に示す結果を得た。
尚、実施例7では交換用ゲスト化合物は実施例1と同一
であるが、その使用量を変えたものである。
実施例8 攪拌装置、温度計を装着した4ツロフラスコに(−1−
)−1,6−ジフェニル−1,6−ジ(0−10ロフエ
ニル)−2,4−へキサジイン−1,6−ジオール14
.49N、(至)−2−シクロペンテン−4−オン−1
−オールのクロル酢酸エステル11.169およびす゛
クロルメタン86−を仕込み、40℃にて溶解する。
次に85〜40°Cにて石油エーテル45−を加える。
その後、20°Cまで冷却し、2時間保温する。析出す
る白色結晶を炉別しく→−1゜6−ジフェニル−16−
ジ(0−クロロフェニル)−2,4−へキサジイン−1
,6−ジオールと(ト)−2−シクロペンテン−4−オ
ン−1−オールのクロル酢酸エステルとの錯体18.8
5Fを得た。
m、p 108〜1109C 〔α)Dl 10.8@(C=1 、メタノール)この
錯体10gを使用し、実施例1と同様の処理を行って白
色結晶である(→−1,6−ジフェニルー1,6−ジ(
0−クロロフェニル)−2,4−へキサジイン−1,6
−ジオールとアセトンとの1:2錯体9. I II 
(m、1)100.5°C)を得、この結晶を実施例1
と同様に処理して(ト)−1,6−ジフェニル−1゜6
−ジ(O−クロロフェニル)−2,4−へキサジイン−
1,6−ジオール7、82 fl (回収率100N)
を回収した。
一方、上記結晶をろ別した際の母液から溶媒を留去し、
その濃縮残渣を酢酸エチル:トルエン=2:10の混合
溶媒にてカラムクロマト精製して(→−2−シクロペン
テーンー4−オン−1−オールのクロル酢酸エステル2
.68N(回収率99.8%)を得た。
m、p  78〜74.5”C 〔α〕D +10811 (C=1.メタノール)実施
例9 攪拌装置、温度計を装着した4ツロフラスコに(→−1
.6−ジフェニルー1.6−ジ(0−10ロフエニル)
−2、4−へキサジイン−1,6−ジオール14.49
f、(至)−2−シクロペンテン−4−オン−1−オー
ルのメトキシ酢酸エステル10.jMおよびジクロルメ
タン12−を仕込み、40°Cにて溶解する。
次に86〜40°Cにて石油エーテル80−を加える。
その後、20°Cまで冷却し、2時間保温する。
析出する白色結晶を炉別し、(→−1,6−ジフェニル
ー1.6−ジ(0−クロロフェニル)−2,4−へキサ
ジイン−1,6−ジオールと(ト)−2−シクロペンテ
ン−4−オン−1−オールのメトキシ酢酸エステルとの
錯体16.7fを得た。
m、p 120〜121℃ 〔α〕も0 +117.10 (c=1.メタノール)
この錯体101を使用し、実施例1と同様の処理を行っ
て白色結晶である(+−)−1,6−ジフェニル−1,
6−ジ(0−クロロフェニル)−2,4−へキサジイン
−1,6−ジオールとアセトンとの1:2錯体9.15
 fl(m、ploo、8℃)を得、この結晶を実施例
1と同様に処理して(→−1,6−ジフェニルー1,6
−ジ(0−クロロフェニル)−2゜4−へキサジイン−
1,6−ジオール7.85g(回収率99.4%)を回
収した。
一方、上記結晶をろ別した際の母液について実施例1と
同様の処理を行ない(+3−2−シクロペンテン−4−
オン−1−オールのメトキシ酢酸エステル2.59g(
回収率99.4%)を得た。
(24完)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
    くは不飽和の脂肪族炭化水素基を示す) で示される2−シクロペンテン−4−オン−1−オール
    のエステル類と一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R′はハロゲン化フェニル基、低級アルキルフ
    ェニル基、ナフチル基または第3級低級アルキル基を、
    ※印は不斉炭素原子を示す) で示される光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−ヘ
    キサジイン−1,6−ジオール誘導体とを接触させて得
    られる一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
    くは不飽和の脂肪族炭化水素基を、※印は不斉炭素原子
    を示す) で示される光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−
    1−オールのエステル類と上記一般式(II)で示される
    光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−ヘキサジイン
    −1,6−ジオール誘導体とが結合してなる光学活性シ
    クロペンテノンエステル錯体に、ゲスト分子を作用させ
    て該ゲスト分子と光学活性な2−シクロペンテン−4−
    オン−1−オールのエステル類とを配位交換せしめ、生
    成したゲスト分子と一般式(II)で示される光学活性な
    1,6−ジフェニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−
    ジオール誘導体とからなる錯体を結晶として分離し、母
    液中より上記エステル類を回収してなることを特徴とす
    る一般式( I )で示される光学活性な2−シクロペン
    テン−4−オン−1−オールのエステル類の製造方法。 2、ゲスト分子がケトン類、環状エーテル類、脂肪族ア
    ミン類、環状アミン類、芳香族アミン類、芳香族アルデ
    ヒド類、脂肪族スルホキシド類または脂肪族アミド類で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の製造方法
JP1324987A 1987-01-21 1987-01-21 光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1−オ−ルのエステル類の製造法 Expired - Lifetime JPH0717573B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5395977A (en) * 1992-03-13 1995-03-07 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Process for producing optical active 4-hydroxy-2-cyclopentenone

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5395977A (en) * 1992-03-13 1995-03-07 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Process for producing optical active 4-hydroxy-2-cyclopentenone

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