JPS6197250A - トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサンの精製法 - Google Patents

トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサンの精製法

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JPS6197250A
JPS6197250A JP21850384A JP21850384A JPS6197250A JP S6197250 A JPS6197250 A JP S6197250A JP 21850384 A JP21850384 A JP 21850384A JP 21850384 A JP21850384 A JP 21850384A JP S6197250 A JPS6197250 A JP S6197250A
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JP
Japan
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diaminocyclohexane
trans
crude
bis
cyclohexane
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Yukio Wakabayashi
若林 幸雄
Shinzo Imamura
今村 伸三
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はトランス−1、2−ジアミノシクロヘキサンの
精製法に関するものである。
従来の技術 1.2−ジアミノシクロヘキサンは、トランス体および
シス体で、融点が若干相違する(トランス体;15℃、
シス体;2℃)ものの、その他の物理的特性は酷似して
いるため、蒸留あるいはクロマトグラフィーなどの通常
の方法による分離は困難である。
そこで従来粗1.2−ジアミノシクロヘキサンに二価の
ニッケルイオンを作用させて、トランスおよびシスの両
異性体をそれぞれのニッケル錯体として沈澱させる方法
(特開昭52−111544号公報〉あるいは1.2−
ジアミノシクロヘキサンに有機二塩基酸を作用させて、
トランス体を二塩基酸塩として沈澱させる方法(特公昭
45−29655号公報)が知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記公知例では1.2−ジアミノシクロ
ヘキサンを錯塩または有機酸塩として晶析させるので、
原料および溶媒中の不純物の影響を受は易く、使用でき
る溶媒が限定される。また金属塩を使用する方法では、
後処理、すなわち廃液処理の問題がある。
[問題点を解決するための手段] そこで本発明者らは上記の問題点の解消された1、2−
ジアミノシクロヘキサンの精製法の確立を目的に鋭意研
究した結果、粗1.2−ジアミノシクロヘキサンをアセ
チル化すること、得られた粗1.2−ビス(アセトアミ
ド)シクロヘキサンを有機溶媒または水中で晶析させ、
トランス−1゜2−ビス(アセトアミド)シクロヘキサ
ンを析出、分離することおよび分離されたトランス−1
,2−ビス(アセトアミド)シクロヘキサンを加水分解
することなる方法を採用すればよいと言う事実を見いだ
し、本発明を完成した。以下本発明の構成、実施例およ
び効果を説明する。
本発明における粗1,2−ジアミノシクロヘキサンとは
、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサンを主成分
とし、その他に前記アミン以外のアミン化合物、例えば
、シス−1,2−ジアミノシクロヘキサン、ヘキサメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンイミン、2−メチルペン
タメチレンジアミン、2−(アミノメチル)シクロペン
チルアミンから選択される1種または2種以上を含有す
るアミン化合物や水などを含有する混合物を言う。
この化合物は、例えばヘキサメチレンジアミンの製造工
程で副生ずるので、本発明では好ましくは、これを使用
する。 次に前記混合物に塩化アセチルまたは無水酢酸
を作用させてアセチル化し、粗1.2−ビス(アセトア
ミド)シクロヘキサンを得る。アセチル化はそれ自体公
知の条件で実施され、例えば、前記混合物を含有゛する
クロロホルム中に、無水酢酸を加え、室温で約1時間攪
拌する方法である。
このようにして得られた粗1.2−ビス(アセトアミド
)シクロヘキサンを晶析させる。晶析は有機溶媒または
水を使用して行なわれる。有機溶媒としては、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、酢酸エチル等のエス
テル類、アセトン等のケトン類、クロロホルム、ジクロ
ロメタン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸等の低級脂肪
酸類およびこれらの混合溶媒である。好ましくは、水、
メタノール、エタノール、クロロホルム、アセトンおよ
び酢酸エチルである。晶析は再結晶操作または濃縮晶析
のいずれでもよいが、シス体が析出する前にトランス体
を晶析系から分離することが重要である。分離の時期は
溶媒の種類に応じて決定される。
晶析系から得られたトランス−1,2−ビス(アセトア
ミド)シクロヘキサンはそれから通常の方法、条件で加
水分解される。好ましくは塩酸水溶液のに溶かして約5
〜10時間還流させることによって行なわれる。次に実
施例を述べる。
[実施例] 実施例1 市販(東京化成試薬、トランス体38%、シス体60%
)の1.2−ジアミノシクロヘキサン11.5gをクロ
ロホルム200Illに溶かした溶液に無水酢酸24.
5aを室温で攪拌しながら、30分かけて滴下し7L 
6滴下後室温で更に1時間攪拌した接反応混合物を・2
0%水酸化ナトリウム水溶液100m1で洗浄した。有
vsmを減圧下に濃縮乾固して粗1,2−ビス(アセト
アミド)シクロヘキサン19.90を得た。このものの
トランス体の含有率は39%であった(以上 アセチル
化反応)。
粗1,2−ビス(アセトアミド)シクロヘキサン2.O
Ogを水7.3gに加熱溶解させた後室温まで徐々に冷
却した。生成した沈澱を濾過、乾燥後ガスクロマトグラ
フィー (Thera+on −3000、3,0II
IIIX 1.0m 、215℃、トランス体9分、シ
ス体11分)で分析したところ、トランス体の含有率は
85%であった。収量は0.54gであった(以上 晶
析操作)。
晶析によって得られたトランス−1,2−ビス(アセト
アミド)シクロヘキサン75.90 1ランス体含有率
99%)を2規定塩1600m lに溶かし、9時間速
流させた。放冷後、クロロホルムで洗浄した後、減圧下
に濃縮した。残渣に25%水酸化ナトリウム水溶液20
0gを氷冷しながら少しずつ加え、生成した混合物をク
ロロホルムで抽出した。有機層は無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後、減圧下に濃縮し、さらに減圧蒸留(80℃
/12+uH(1) L、て、トランス−1,2−ジア
ミノシクロヘキサン36.l  (i−ランス体含有率
99%)を得たく以上 加水分解操作)。
実施例2 実施例1のアセチル化反応で得た粗1.2−ビス(アセ
トアミド)シクロヘキサン2.00!]を種々の溶媒を
使用して実施例1と同様の晶析操作を実施した。結晶の
分析結果を表に示した。
表 MeOH4,20,62、78 EtOH5,70,6877 0HCI  s   22,5       0.37
         86アセトン 173.0    
0,56     100Et  OAc  344.
5       0.77         64実施
例3 1.2−ジアミノシクロヘキサン含有量が40゛′  
  〜6o%i&o、残、8前記ア−、ア化。物ヮ外。
アミン化合物からなる混合物を実施例1に準じて実験を
試みた。
前記粗1.2−ジアミノシクロヘキサン5.7gをクロ
ロホルム150111に溶かした溶液に無水酢酸20.
40を室温で攪拌しながら、30分かけて滴下した。滴
下後室温で更に1時間攪拌した後反応混合物を20%水
酸化ナトリウム水溶液100elで洗浄した。有機層を
減圧下に濃縮後クロロホルムの中で再結晶した。得られ
た沈澱を濾過乾燥後ガスクロマトグラフィーで分析した
ところ、トランス体の含有率は99.7%であった。
数理は3.8gであった。
[発明の効果] 本発明は次の効果を発揮する。すなわち、1゜2−ジア
ミノシクロヘキサン以外のアミン化合物を含有する粗1
.2−ジアミノシクロヘキサンから効率よくトランス−
1,2−ジアミノシクロヘキサンを分離精製することが
できる。また、晶析操作に使用可能な溶媒の種類が多く
、従ってプロセスの自由廓が大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粗1,2−ジアミノシクロヘキサンをアセチル化するこ
    と、得られた粗1,2−ビス(アセトアミド)シクロヘ
    キサンを有機溶媒または水中で晶析させ、トランス−1
    ,2−ビス(アセトアミド)シクロヘキサンを析出、分
    離することおよび分離されたトランス−1,2−ビス(
    アセトアミド)シクロヘキサンを加水分解することから
    なるトランス−1,2−ジアミノシクロヘキサンの精製
    法。
JP21850384A 1984-10-19 1984-10-19 トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサンの精製法 Granted JPS6197250A (ja)

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JPS6197250A true JPS6197250A (ja) 1986-05-15
JPH053458B2 JPH053458B2 (ja) 1993-01-14

Family

ID=16720943

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015147748A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 東レ・ファインケミカル株式会社 trans−1,2−ジアミノシクロヘキサンの製造方法
JP2016013977A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 東レ・ファインケミカル株式会社 trans−1,2−ジアミノシクロヘキサンの製造方法

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JP2015147748A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 東レ・ファインケミカル株式会社 trans−1,2−ジアミノシクロヘキサンの製造方法
JP2016013977A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 東レ・ファインケミカル株式会社 trans−1,2−ジアミノシクロヘキサンの製造方法

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JPH053458B2 (ja) 1993-01-14

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