JPH0546332B2 - - Google Patents
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- JPH0546332B2 JPH0546332B2 JP59210442A JP21044284A JPH0546332B2 JP H0546332 B2 JPH0546332 B2 JP H0546332B2 JP 59210442 A JP59210442 A JP 59210442A JP 21044284 A JP21044284 A JP 21044284A JP H0546332 B2 JPH0546332 B2 JP H0546332B2
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- tartaric acid
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/185—Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
- A61K31/205—Amine addition salts of organic acids; Inner quaternary ammonium salts, e.g. betaine, carnitine
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はL−カルニチンおよびその塩の製造法
に関し、さらに詳しくはDL−カルニチンを光学
分割してL−カルニチンおよびその塩を製造する
方法に関する。
に関し、さらに詳しくはDL−カルニチンを光学
分割してL−カルニチンおよびその塩を製造する
方法に関する。
L−カルニチンは一名ビタミンBTとも呼ばれ
また化学名をL−γ−アミノ−β−ハイドロキシ
酪酸トリメチルベタインと称し、式()の構造
式を有している。
また化学名をL−γ−アミノ−β−ハイドロキシ
酪酸トリメチルベタインと称し、式()の構造
式を有している。
そしてこの化合物は水和して式()で表わさ
れる形となる。
れる形となる。
よつて本発明においては式()および式
()で表わされる化合物をL−カルニチン(DL
体はDL−カルニチン)と総称する。
()で表わされる化合物をL−カルニチン(DL
体はDL−カルニチン)と総称する。
L−カルニチンは前記のとおりビタミンBTと
して知られ、また微生物から人間に至る多くの生
物組織中に存在しており、茶色コメゴミムシダマ
シの発育必須因子であるから近年その生理作用お
よび臨床的応用に関し種々の研究がなされてい
る。そこでカルニチンはDL−カルニチンクロリ
ドとして工業的規模で合成されているがD−カル
ニチンはL−カルニチンの生理作用を競合的に阻
害することが知られており、DL−カルニチンの
効果的分割方法は要望されていた。
して知られ、また微生物から人間に至る多くの生
物組織中に存在しており、茶色コメゴミムシダマ
シの発育必須因子であるから近年その生理作用お
よび臨床的応用に関し種々の研究がなされてい
る。そこでカルニチンはDL−カルニチンクロリ
ドとして工業的規模で合成されているがD−カル
ニチンはL−カルニチンの生理作用を競合的に阻
害することが知られており、DL−カルニチンの
効果的分割方法は要望されていた。
ところで、DL−カルニチンの光学分割法は東
独特許第93347号明細書に記載されており、それ
には分割剤としてL(+)酒石酸、ジベンゾイル
−D(−)酒石酸、(+)カンフアー酸が例示され
ている。しかしながらこの方法で使用されている
分割剤は高価であり、しかも目的とするL−カル
ニチンを高純度で得ることが困難である。前記東
独特許明細書には分割剤としてジベンゾイル−L
(+)酒石酸を用いることは記載されていないが、
ジベンゾイル−L(+)酒石酸を分割剤として用
いればL−カルニチンが分離できることは一応は
予想できることである。しかしながらDL−カル
ニチンの光学分割にあたりジベンゾイル−L(+)
酒石酸を用い前記東独特許の教えるところにした
がつてDL−カルニチンの分割を行つても析出す
るL−カルニチンのジベンゾイル−L(+)酒石
酸塩の精製が困難であり高純度のL−カルニチン
を得ることができない。
独特許第93347号明細書に記載されており、それ
には分割剤としてL(+)酒石酸、ジベンゾイル
−D(−)酒石酸、(+)カンフアー酸が例示され
ている。しかしながらこの方法で使用されている
分割剤は高価であり、しかも目的とするL−カル
ニチンを高純度で得ることが困難である。前記東
独特許明細書には分割剤としてジベンゾイル−L
(+)酒石酸を用いることは記載されていないが、
ジベンゾイル−L(+)酒石酸を分割剤として用
いればL−カルニチンが分離できることは一応は
予想できることである。しかしながらDL−カル
ニチンの光学分割にあたりジベンゾイル−L(+)
酒石酸を用い前記東独特許の教えるところにした
がつてDL−カルニチンの分割を行つても析出す
るL−カルニチンのジベンゾイル−L(+)酒石
酸塩の精製が困難であり高純度のL−カルニチン
を得ることができない。
そこで本発明者は種々研究の結果、DL−カル
ニチンにジベンゾイル−L(+)酒石酸を反応さ
せて生成するカルニチンのジベンゾイル−L(+)
酒石酸塩を最初にメタノールで処理してL−カル
ニチンのジベンゾイル−L(+)酒石酸塩を晶出
させ、ついでその粗製の塩をエタノールから再結
晶させると高純度のL−カルニチンジベンゾイル
−L(+)酒石酸塩が得られることを見出した。
このような本発明の方法によれば安価な天然産の
ジベンゾイル−L(+)酒石酸を分割剤として使
用でき、しかも簡単に高純度のL−カルニチンが
製造できる。
ニチンにジベンゾイル−L(+)酒石酸を反応さ
せて生成するカルニチンのジベンゾイル−L(+)
酒石酸塩を最初にメタノールで処理してL−カル
ニチンのジベンゾイル−L(+)酒石酸塩を晶出
させ、ついでその粗製の塩をエタノールから再結
晶させると高純度のL−カルニチンジベンゾイル
−L(+)酒石酸塩が得られることを見出した。
このような本発明の方法によれば安価な天然産の
ジベンゾイル−L(+)酒石酸を分割剤として使
用でき、しかも簡単に高純度のL−カルニチンが
製造できる。
前述のとおり、本発明においてはDL−カルニ
チンにジベンゾイル−L(+)酒石酸を反応させ
る。この反応条件は前記東独特許明細書に記載さ
れているように通常の光学分割方法と何ら変ると
ころがない。反応溶媒としては極性の水混和性の
有機溶媒ならばいかなるものでもよいがアルコー
ル系溶媒が好ましい。使用する分割剤はDL−カ
ルニチンに対して0.7〜1.5倍量、好ましくは等量
使用される。必要ならば濃縮し、析出する沈殿物
を集めメタノールに加熱溶解させた後に冷却して
結晶を析出させる。この析出した粗製のL−カル
ニチンジベンゾイル−L(+)酒石酸塩をついで
エタノールに加熱溶解させた後に冷却して再結晶
化させると高純度のL−カルニチンジベンゾイル
−L(+)酒石酸塩が得られる。この結晶を常法
により水、好ましくは酸性の水によつて分解すれ
ば所望のL−カルニチンが得られる。このように
本発明の方法ではDL−カルニチンにジベンゾイ
ル−L(+)酒石酸を反応させる段階で使用する
溶媒は特に制限されないけれども、その反応工程
で溶媒としてメタノールを用い、それから反応生
成物を析出させると粗製のL−カルニチンジベン
ゾイル−L(+)酒石酸塩が得られ、それを直ち
にエタノールから再結晶させれば高純度のL−カ
ルニチンジベンゾイル−L(+)酒石酸塩が得ら
れる。このような方法によれば反応工程とメタノ
ールからの析出工程を一段階で実施できるので特
に有利である。結晶化工程で用いるメタノールお
よびエタノールは95%以上のものが好ましいが90
%以上のものであれば充分使用可能である。
チンにジベンゾイル−L(+)酒石酸を反応させ
る。この反応条件は前記東独特許明細書に記載さ
れているように通常の光学分割方法と何ら変ると
ころがない。反応溶媒としては極性の水混和性の
有機溶媒ならばいかなるものでもよいがアルコー
ル系溶媒が好ましい。使用する分割剤はDL−カ
ルニチンに対して0.7〜1.5倍量、好ましくは等量
使用される。必要ならば濃縮し、析出する沈殿物
を集めメタノールに加熱溶解させた後に冷却して
結晶を析出させる。この析出した粗製のL−カル
ニチンジベンゾイル−L(+)酒石酸塩をついで
エタノールに加熱溶解させた後に冷却して再結晶
化させると高純度のL−カルニチンジベンゾイル
−L(+)酒石酸塩が得られる。この結晶を常法
により水、好ましくは酸性の水によつて分解すれ
ば所望のL−カルニチンが得られる。このように
本発明の方法ではDL−カルニチンにジベンゾイ
ル−L(+)酒石酸を反応させる段階で使用する
溶媒は特に制限されないけれども、その反応工程
で溶媒としてメタノールを用い、それから反応生
成物を析出させると粗製のL−カルニチンジベン
ゾイル−L(+)酒石酸塩が得られ、それを直ち
にエタノールから再結晶させれば高純度のL−カ
ルニチンジベンゾイル−L(+)酒石酸塩が得ら
れる。このような方法によれば反応工程とメタノ
ールからの析出工程を一段階で実施できるので特
に有利である。結晶化工程で用いるメタノールお
よびエタノールは95%以上のものが好ましいが90
%以上のものであれば充分使用可能である。
次に実施例を示して本発明の効果をさらに明ら
かにする。
かにする。
実施例
DL−カルニチン塩酸塩35.0g(0.177モル)に
水300mlを加え溶かした後、これをOH型強塩基
性樹脂(Dowex−1X8)に通過させ、得られた
水溶液を濃縮してDL−カルニチン28.0g(0.173
モル)を得る。次いでジベンゾイル−L(+)酒
石酸61.9g(0.173モル)とメタノール90mlを加
えて加熱溶解した後60℃から5℃まで24時間で冷
却して、析出する粗L−カルニチンジベンゾイル
−L(+)酒石酸塩を別し洗浄する(収量39.0
g、純度92.7%)。これを190mlのエタノールに加
熱溶解し、60℃から25℃まで24時間で冷却し再結
晶化すれば21.5gの結晶を得る(〔α〕25 D=−96.2°
(c=1、MeOH)、m.p.154℃(分解)、純度99.7
%〕。
水300mlを加え溶かした後、これをOH型強塩基
性樹脂(Dowex−1X8)に通過させ、得られた
水溶液を濃縮してDL−カルニチン28.0g(0.173
モル)を得る。次いでジベンゾイル−L(+)酒
石酸61.9g(0.173モル)とメタノール90mlを加
えて加熱溶解した後60℃から5℃まで24時間で冷
却して、析出する粗L−カルニチンジベンゾイル
−L(+)酒石酸塩を別し洗浄する(収量39.0
g、純度92.7%)。これを190mlのエタノールに加
熱溶解し、60℃から25℃まで24時間で冷却し再結
晶化すれば21.5gの結晶を得る(〔α〕25 D=−96.2°
(c=1、MeOH)、m.p.154℃(分解)、純度99.7
%〕。
この結晶に水30mlと酢酸エチル100mlを加えて
激しく撹拌しL−カルニチンジベンゾイル−L
(+)酒石酸塩を分解する。回収した分割剤を含
有する有機層を除き、水層を強塩基性樹脂処理
後、濃塩酸3.5mlを加え液を減圧濃縮した。残留
物をエタノールより再結晶化すると、8.6g
(0.044モル)のL−カルニチン塩酸塩を白色結晶
として得た。本品の比施光度は〔α〕D=−23.7°
(c=2、H2O)、融点は142℃である。
激しく撹拌しL−カルニチンジベンゾイル−L
(+)酒石酸塩を分解する。回収した分割剤を含
有する有機層を除き、水層を強塩基性樹脂処理
後、濃塩酸3.5mlを加え液を減圧濃縮した。残留
物をエタノールより再結晶化すると、8.6g
(0.044モル)のL−カルニチン塩酸塩を白色結晶
として得た。本品の比施光度は〔α〕D=−23.7°
(c=2、H2O)、融点は142℃である。
同様な方法でメタノールから再結晶化を2回行
つたジベンゾイル酒石酸塩の純度は96.1%、3回
行つたものの純度は98.3%であり、またエタノー
ルから1回再結晶したものの純度は91.6%、2回
再結晶したジベンゾイル酒石酸塩の純度は94.2%
であつた。
つたジベンゾイル酒石酸塩の純度は96.1%、3回
行つたものの純度は98.3%であり、またエタノー
ルから1回再結晶したものの純度は91.6%、2回
再結晶したジベンゾイル酒石酸塩の純度は94.2%
であつた。
Claims (1)
- 1 DL−カルニチンにジベンゾイル−L(+)酒
石酸を反応させ、その生成物をメタノール中で処
理して粗L−カルニチンジベンゾイル−L(+)
酒石酸塩を晶析し、晶出したそれをエタノールを
用いて再結晶せしめ、ついでこれを分解すること
を特徴とする、L−カルニチンの製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59210442A JPS6191160A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | L−カルニチンの製造法 |
US06/783,872 US4610828A (en) | 1984-10-09 | 1985-10-03 | Process for preparing L-carnitine and salts thereof |
IT67849/85A IT1185823B (it) | 1984-10-09 | 1985-10-08 | Procedimento per la preparazione di l carnitina e soui sali |
FR8514888A FR2571366B1 (fr) | 1984-10-09 | 1985-10-08 | Procede de preparation de la l-carnitine et de ses sels |
DE19853536093 DE3536093A1 (de) | 1984-10-09 | 1985-10-09 | Verfahren zur herstellung von l-carnitin und salzen davon |
GB08524847A GB2166732B (en) | 1984-10-09 | 1985-10-09 | Process for preparing l-carnitine and salts thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59210442A JPS6191160A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | L−カルニチンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6191160A JPS6191160A (ja) | 1986-05-09 |
JPH0546332B2 true JPH0546332B2 (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=16589393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59210442A Granted JPS6191160A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | L−カルニチンの製造法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4610828A (ja) |
JP (1) | JPS6191160A (ja) |
DE (1) | DE3536093A1 (ja) |
FR (1) | FR2571366B1 (ja) |
GB (1) | GB2166732B (ja) |
IT (1) | IT1185823B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0427904A1 (en) * | 1989-11-16 | 1991-05-22 | KabiVitrum AB | A process for preparing R(+)-terodiline and salts thereof |
KR100255039B1 (ko) | 1997-07-28 | 2000-05-01 | 박영구 | L-카르니틴의제조방법 |
JP4967659B2 (ja) * | 2004-09-08 | 2012-07-04 | 和光純薬工業株式会社 | L−カルニチンの精製方法 |
KR101299720B1 (ko) * | 2006-08-16 | 2013-08-28 | 주식회사 엘지생명과학 | 3-아미노-5-플루오로-4-디알콕시펜탄산 에스테르의 새로운제조방법 |
JP2008231046A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光学活性カルニチンアミドハロゲン化物の精製方法 |
EP2325164A1 (en) * | 2009-11-18 | 2011-05-25 | Lonza Ltd. | Methods for the production of l-carnitine |
US8604237B2 (en) | 2009-11-18 | 2013-12-10 | Lonza Ltd | Methods for the production of L-carnitine |
TWI485126B (zh) * | 2009-11-18 | 2015-05-21 | Lonza Ag | 製造l-肉鹼的方法 |
CN115745818B (zh) * | 2022-11-22 | 2024-08-09 | 安徽泰格生物科技有限公司 | 一种左旋肉碱盐酸盐的制备方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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