JPS5931693B2 - 直接ポジハロゲン化銀感光材料 - Google Patents

直接ポジハロゲン化銀感光材料

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JPS5931693B2
JPS5931693B2 JP54070854A JP7085479A JPS5931693B2 JP S5931693 B2 JPS5931693 B2 JP S5931693B2 JP 54070854 A JP54070854 A JP 54070854A JP 7085479 A JP7085479 A JP 7085479A JP S5931693 B2 JPS5931693 B2 JP S5931693B2
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residue
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JP54070854A
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信幸 辻野
茂夫 平野
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/485Direct positive emulsions
    • G03C1/48538Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure
    • G03C1/48546Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure characterised by the nucleating/fogging agent
    • G03C1/48561Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure characterised by the nucleating/fogging agent hydrazine compounds

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直接ポジ写真像を形成するハロゲン化銀写真感
光材料に関するものであり、特にかぷらせ剤として新規
な化合物を写真乳剤層又は他の親水性コロイド層に含有
する写真感光材料に関するものである。
・・ロゲン化銀写真法の分野において、ネガ像あるいは
ネガ像を得る中間処理を介しないでポジ写真像を得るこ
とのできる写真法を直接ポジ写真法、そのような写真法
に用いる写真感光材料及び写真乳剤を、直接ポジ感光材
料及び直接ポジ写真乳剤と各々呼んでいる。
直接ポジ写真法には種々あるが、予めかぷらせたハロゲ
ン化銀粒子を減感剤の存在の下に露光した後現像する方
法と、主として・・ロゲン化銀粒子の内部に感光核を有
するハロゲン化銀乳剤を露光後かぷらせ剤の存在下に現
像する方法とが最も有用である。
本発明は後者に関するものである。ハロゲン化銀粒子内
部に感光核を主に有し、粒子内部に主として潜像が生成
されるようなハロゲン化銀乳剤は内部潜像型ハロゲン化
銀乳剤と言われており、主として粒子表面上に潜像を形
成する・・口ゲン化銀粒子とは区別されるものである。
内部潜像型ハロゲン化銀写真乳剤をかぶらせ剤の存在下
で表面現像することによつて直接ポジ像を得る方法及び
そのような方法に用いられる写真乳剤又は感光材料は米
国特許2456953号、同2497875号、同24
97876号、同2588982号、同2592250
号、同2675318号、同3227552号、英国特
許1011062号、同1151363号、特公昭43
−29405号などで知られている。
上記の直接ポジ像を得る方法においてかぶらせ剤は現像
液中に添加してもよいが、感光材料の写真乳剤層または
その他の層に添加することによりハロゲン化銀粒子表面
に吸着させたときに、より良い反転特性を得ることがで
きる。上記の直接ポジ像を得る方法において使用するか
ぶらせ剤としては米国特許2563785号、同258
8982号及び同3227552にそれぞれ記載された
ヒドラジン及びその誘導体が知られている。
特に米国特許3227552号には、ヒドラジンの誘導
体であるヒドラジド及びヒドラジン系化合物が現像液中
のみでなく感光層中に添加しても使えることが示されて
いる。しかし、これらのヒドラジン化合物を乳剤層中に
添加して用いた場合には、かなり高濃度(たとえば銀1
モル当り約2f)で用いる必要があり、また現像処理中
にかぶらせ剤が乳剤層中から現像液中に移行するために
、かぶらせ剤の乳剤中における濃度が変化して、最大濃
度(非露光部)のムラを生じ、また多層カラー感光材料
の場合には乳剤層の間でかぶらせ効果が不均等になる。
さらに、これらのかぶらせ剤は、かぶらせ反応中に窒素
ガスを発生することが知られており、このガスがフイル
ム中で集まつて気泡となり写真像に思いがけないダメー
ジを与えることがある。
このような欠点を回避するために、米国特許36156
15号、同3719494号、同3734738号およ
び同3759901号、特開昭52−3426号および
同52−69613号に記載の複素環第4級塩化合物か
ら成るかぶらせ剤が知られている。しかし・・ロゲン化
銀乳剤には分光増感のために増感色素を加えられること
が多く、特にカラー感光材料にあつては、青色光に感光
する層と共に、緑色光及び赤色光に各々感光する層が不
可欠で、緑感層と赤感層の乳剤には必ず増感色素を含む
。直接ポジ乳剤において、緑色光及び赤色光の増感色素
とともにかぶらせ剤を含有させる場合には増感色素と第
4級塩かぶらせ剤の間でハロゲン化銀乳剤への競争吸着
が起こり、所望の核を形成するのに必要なだけのかぶら
せ剤を添加すれば分光増感が阻害される。
一方、所望の分光増感を得るために充分な濃度の分光増
感色素を添加すればかぶり核の形成が阻害される。この
ような困難を解決する方法としてかぶらせ作用のある(
Nucleating)置換基を色素分子中に有する増
感色素を用いる方法が米国特許3718470号で知ら
れている。
しかし、一つの分子にかふらせ作用と分光増感作用を持
たせる方法では、分光増感に適当な量を用いるとかぶら
せ作用が充分でなく、一方かぶらせ作用に充分な量を用
いると分光増感には不適当である等の欠点がある。
さらに、ヒドラジン系化合物及び複素環第4級塩化合物
に共通する問題としてかぶらせ作用の温度依存性が大き
いことがあげられる。
すなわち、温度を下げていくとかぶらせ作用が低下し、
温度を上げていくと感度が低下する。このような問題点
を解決するために、米国特許4030925号(対応西
独特許出願公開(0LS)2635316号)や同40
31127号(対応西独特許出願公開(0LS)263
5317号)に、アシルヒドラジノフエニルチオ尿素化
合物を使用する事が提案されている。
しかし、上記米国特許に記載の化合物は水には実質的に
不溶でしかも有機溶剤に対しても溶解性が極めて低い。
そのため上記化合物を感光層等の親水性コロイド層に加
えるには、一旦上記化合物を多量の有機溶剤に溶解し、
その溶液を親水性コロイド溶液に添加するという工程を
経なければならない。しかし親水性コロイド溶液に多量
の有機溶剤を加えると親水性コロイド溶液中に含まれた
ゼラチン特の親水性物質の析出や凝集を起こしやすい。
このような親水性コロイド溶液を支持体に塗布すると、
塗布のむらを起こしたり、析出物や凝集物がコロイド層
に存在したりするので、塗布し製造した感光材料の品質
が著しく低下する。それゆえに溶媒の使用量をできるだ
け少なくしてかぶらせ剤を親水性コロイド層に加えるこ
とが望ましく、そのためにはかぶらせ剤は溶媒に対して
溶解性が高いことが望まれる。従つて、本発明の目的は
第一に、充分に分光増感されることができ、かつ均一で
高い最大濃度をもつ直接ポジ画像を与えるような直接ポ
ジ写真感光材料を得ることである。
本発明の目的は、第二に現像液を汚染することのない直
接ポジ写真感光材料を得ることである。
本発明の目的は、第三に現像温度依存性の少ない直接ポ
ジ写真感光材料を得ることである。本発明の目的は第四
に溶剤に対する溶解性のよいかぶらせ剤を用いて塗布む
らのない均一な親水性コロイド層を有する画質のよい直
接ポジ写真感光材料を得ることである。本発明の目的は
第五に、上記のような諸性能を有するカラー拡散転写写
真感光材料を得ることである。
本発明の上記諸目的は、ハロゲン化銀感光材料の少くと
も一つの親水性コロイド層、好ましくは内部潜像型ハロ
ゲン化銀写真乳剤層又はそれに隣接する親水性コロイド
層に下記一般式(1)であられされるかぶらせ剤を含有
させることによつて達成された。
式1中、 \ \ Rは N−N− S−N / , / RlS−N一 又はRlO−N−を表わす。
ここal lで
R1はR6又はR6CO−を示し、R6は脂肪族残基、
芳香族残基、複素環式芳香族残基または水素原子を表わ
す。R2、R4は、脂肪族残基、芳香族残基、複素環式
芳香族残基又は水素原子を表わす。
R1とR2とで環を形成してもよい。R3は、水素原子
又は脂肪族残基を表わす。
R5は、Y又はX−A−Yを表わし、ここでX、Yは二
価の芳香族基を示す。Aは−CONH−、−NHCON
H− −SO2NH−、−B−CONH−B−SO2N
H−などの連結基を表わす。BはE−、−0E−、−S
−E−を表わしOあるいはSはXに連結している。Eは
二価の脂肪族基を表わす。より具体的には、 R6、R2で表わされる脂肪族残基としては、直鎖もし
くは分岐のアルキル基、シクロアルキル基及びこれらに
置換基のついたもの、並びにアルケニル基、アルキニル
基を含む。
直鎖もしくは分岐のアルキル基としては、例えば炭素数
1〜18、好ましくは1〜8のアルキル基であつて、具
体的には例えばメチル基、エチル基、イソブチル基、t
−オクチル基等である。また、シクロアルキル基として
は、例えば炭素数3〜10のもので、具体的には例えば
シクロプロピル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基
等である。
置換基としてはアルコキシ基(例えばメトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等)、・・ロゲン原
子(例えば塩素、臭素、弗素、沃素など)、アルコキシ
カルボニル基、アリール基(例えばフエニル基、ハロゲ
ン置換フエニノレ基、アルコキシフエニル基、アルキル
フエニル基)等であり、置換されたものの具体例として
は3−メトキシプロピル基、4−クロロシクロヘキシル
基、ベンジル基、p−メチルベンジル基、p−クロロベ
ンジル基などを挙げる事ができまたアルケニル基として
は例えばアリル(Allyl)基を、アルキニル基とし
てはプロパルギル基を挙げる事ができる。一方R6、R
2の芳香族残基としては、フエニル基、ナフチル基及び
これらに置換基(例えばアルキル基、アルコキシ基、ジ
アルキルアミノ基、アルコキシカルボニル基、シアノ基
、ハロゲン原子など)のついたものを含む。
置換基のついたものの具体例として、例えば、p−メト
キシフエニル基、トリル基、p−クロロフエニル基、m
−フルオロフエニル基などを挙げる事ができる。R6、
R2のヘテロ環芳香族残基としては、酸素、窒素又は硫
黄原子のうち少なくとも一つを有する五員もしくは六員
環の単環又は縮合環で、これらに置換基がついてもよい
具体的にはフラン、ピロール、チオフエン、チアゾール
、オキサゾール、イミダゾール、トリアゾール、チアジ
アゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、トリ
アジン、ベンズチアゾール、ベンズオキサゾール等であ
る。置換基としてはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、アルコキシカルボニル基、シアノ基、アミド基
等があげられる。R1とR2とで環を形成するものとし
ては、テトラメチレン、ペンタメチレン、へキサメチレ
ン、ドデカメチレン、3=オキサペンタメチレン、3−
メチル− 3 −ーアザ .ペンタメチレンなどがある
。R3の脂肪族基としては、直鎖もしくは分岐のアルキ
ル基、シクロアルキル基、及びこれらに置換基のついた
ものがあげられる。
直鎖もしくは分岐のアルキル基としては、例えば炭素数
1〜12、好ましくは1〜8のアルキル基であつて、例
えばメチル基、エチル基、イソブチル基等である。また
シクロアルキル基としては、例えば炭素数3〜10のも
ので、具体的にはシクロヘキシル基である。置換基とし
ては、アルコキシ基、アルコキシ .カルボニル基、ア
リール基、アミド基、アシロキシ基、等があげられる。
置換されたものの具体例としては3−メトキシプロピル
基、ベンジル基、などが挙げられる。R4は水素原子、
脂肪族残基、芳香族残基又は .複素環式芳香族基を表
わす。
脂肪族残基としては直鎖もしくは分岐のアルキル基、シ
クロアルキル基及びこれらに置換基のついたもの並びに
アルケニル基、アルキニル基を含む。
直鎖もしくは分岐のアルキル基としては、例 、えば炭
素数1〜18、好ましくは1〜8のアルキル基であつて
、具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、イソブチル基等である。またシクロアル
キル基としては、例えば炭素数3〜10のもので、具体
的には例えばシ ,クロプロピル基、シクロヘキシル基
、アダマンチル基等である。置換基としては、アルコキ
シ基(例えばメトキシ基)、ハロゲン原子、アルコキシ
カルボニル基、アリール基(例えばフエニル基)、置換
アリーノレ基(例えば・・ロゲン置換フエニル基)、・
シアノ基、アミド基、アシロキシ基、カルバモイル基等
である。置換されたものの具体例としては、3−メトキ
シプロピル基、ベンジル基、4−クロロシクロヘキシル
基、トリフルオロメチル基などを挙げることができる。
アルケニル基としては例えばアリル基を、アルキニル基
としては、プロパルギル基が挙げられる。一方芳香族基
としては、置換されていてもよいフエニル基もしくはナ
フチル基などである。
置換基としては、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン
原子、アルコキ・ンカルボニル基、シアノ基、カルボキ
シル基、スルホニル基、アミド基等が挙げられる。置換
基を有するものの具体例としては、4−クロロフエニル
基、4−シアノフエニル基、4−カルボキシフエニル基
等が挙げられる。複素環式芳香族基としては、R6、R
2で表わされる複素環と同じものが挙げられる。このう
ちR4として好ましいのは水素原子、メチル基、及び置
換されていてもよいフエニル基である。
特に好ましいのは水素原子である。R5はY又はX−A
−Yを表わし、ここでX)Yは二価の芳香族基を表わす
X及びYとしては、置換されていてもよいフエニル基も
しくはナフチル基である。置換基としては、炭素数1〜
20のアルキル基(分岐を有してもよい)、アルキル部
の炭素数が1〜3のアラルキル基、炭素数1〜20のア
ルコキシ基、置換アルコキシ基、アルキル基又は置換ア
ルキル基で置換されたアミノ基、アミド基、ハロゲン原
子、シアノ基、アルコキシカルボニル基、アシロキシ基
、カルバモイル基、スルホ基等である。Aは− CON
H−、−SO2NH−、−B 一CONH−、−B−S
O2NH− などの連結基を表わす。
Bは− E −、−0E−、− S − E −を表わ
し、0あるいはSがXに連結している。Eは二価の脂肪
族基を表わし、直鎖および分岐のアルキレン基、並びに
シクロアルキレン基を含み、更に飽和結合に限らず二重
結合、三重結合を含んでもよい。Rの直鎖および分岐の
アルキレン基としては、例えば炭素数1〜5、好ましく
は1〜3のアルキレン基であつて、具体的には、−CH
2−、一CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、一
CH( CH3)一、−CH(CH2CH3)=等であ
る。シクロアルキレン基としては、例えば炭素3〜6個
のもので、具体的には、1・2−シクロプロピレン、1
・4−シクロヘキシレン基等である。不飽和結合を含む
ものとしては、−CH=CH=、−C…C=である。X
.Yとしてより好ましくは、二つの結合手をメタ又はパ
ラ位に有するフエニレン基である。
本発明のかぶらせ剤を用いると、下記のような種々の効
果が得られる。(1)処理時の温度依存性が少ない。
(2)窒素ガスの発生による画像の劣化がない。
(3)使用量が少ない。(4) ・・ロゲン化銀の吸着
力が強いので、有効にかぶらせ作用が起る。
(使用量が少ないので、分光増感を妨げない)(5)可
視光を吸収しないので、減感作用が起らない。
(6)溶剤に対してかぶらせ剤の溶解度が大きいので溶
剤を少量用いるだけでかぶらせ剤を親水性コロイド層に
加えることができ、それゆえむらや析出物や凝集物のな
い均一な親水性コロイド層を得ることができる。
本発明において有用なかぶらせ剤の具体例を次に示す。
化合物1.4−{4−(2−ホルミルヒドラジノ)フエ
ニル}−1−メチル−1−フエニルチオセミカルバジド
化合物2,1・1−ジメチル−4−{4−(2ホルミル
ヒドラジノ)フエニル}チオセミカルバジド化合物3.
4−{4−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニル}−1
−フエニルチオセミカルバジド化合物4.4−{4−(
2−ベンゾイルヒドラジノ)フエニル}−1−(4−ニ
トロベンゾイル)チオセミカルバジド化合物5.4−{
3−(2−アセチルヒドラジノ)フエニル}−1−メチ
ル−1−フエニルチオセミカルバジド化合物6.4−〔
3−{4−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニルカルバ
モイル}フエニル〕1・1−ペンタメチレンチオセミカ
ルバジド化合物7.4−〔3−{4−(2−ホルミルヒ
ドラジノ)フエニルスルフアモイル}フエニル]1・1
−ジメチルチオセミカルバジド化合物8.4−〔4−{
4−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニルカルバモイル
メトキシ}フエニル〕−1 ・1−ジブチルチオセミカ
ルバジド化合物9.N−〔N−{4−(2−ホルミルヒ
ドラジノ)フエニル}チオカルバモイル〕ジフエニルス
ルフイルイミン化合物10.N−〔N−{4−(2−ホ
ルミルヒドラジノ)フエニル}チオカルバモイル〕ベン
ゼンスルフエンアミド化合物11.N−〔N−{4−(
2−ホルミルヒドラジノ)フエニル}チオカルバモイル
〕−Nメチルベンゼンスルフエンアミド化合物12.1
−エトキシ−3−{4−(2−ホルミルヒドラジノ)フ
エニル}チオウレア本発明に用いられるかぶらせ剤の一
般的合成法を以下に述べる。
4−あるいは3−ニトロフエニルヒドラジンに、ぎ酸も
しくは相当する酸無水物あるいは酸塩化物を作用させる
ことにより、1−ホルミル−2(4−あるいは3−ニト
ロフエニル)ヒドラジンや相当する1−アシル−2−(
4−あるいは3ニトロフエニル)ヒドラジンを得ること
ができる。
これらのニトロフエニルヒドラジド類はアルコール(例
えば、エタノール、メチルセロソルブ)やジオキサンを
溶媒とし、触媒にパラジウム一炭素を用いて接触還元す
るか、含水アルコール中で、塩化アンモニウム触媒の存
在下に還元鉄と加熱することにより容易に相当するアミ
ノ体に変換することができる。(1)ブ般式(1)にお
いてR5がYの場合は、アルコール(例えばメタノール
、エタノールなど)やエーテル(例えばジオキサン)を
溶媒とし、水酸化ナトリウムや三級アミンなどの塩基存
在下に上記アミノ体を二硫化炭素と反応させて、ジチオ
カルバミン酸誘導体とした後、シンクロヘキシルカルボ
ジイミドあるいはクロロぎ酸エチル等で処理してアシル
ヒドラジノフエニルィソチオシアナートを得る。
これを各種アミン、(即ちヒドラジン、スルフイルイミ
ン、スルフエンアミド、ヒドロキシアミン誘導体)と反
応させて化合物1を合成することができる。またこのア
シルヒドラジノJャGニルイソチオシアナートは上記アミ
ノ体に、脱酸剤(例えばNaHCO3、CacO3、ト
リアルキルアミン)の存在下、チオフオスヂンを作用さ
せても合成できる。
(2) 一般式(1)において、R5がX−A−Yの場
合は、上記アミノ体を脱酸剤(例えばトリエチルアミン
やピリジン)の存在下に、ベンゼン環の4位又は3位が
ニトロ基で置換された酸クロリド(酸クロリドとしては
例えば、安息香酸クロリド、ベンゼンスルホン酸クロリ
ド、フエニル脂肪酸クロリド、フエノキシ脂肪酸クロリ
ド、フエニルチオ脂肪酸クロリド等)と反応させて、そ
れぞれ対応するニトロ化合物とする。
これらのニトロ基を上述の接触還元や還元鉄によりアミ
ノ体とした後、上記(1)の方法で相当するかぶらせ剤
へと変換することができる。次に具体的な合成法を述べ
る。
原料の2−(4−アミノフエニル)−1−ホルミルヒド
ラジン、2−(3−アミノフエニル)1−ホルミルヒド
ラジン、2−(4−アミノフエニル)−1−ベンゾイル
ヒドラジン、2−{4一(3−アミノベンズアミド)フ
エニル}−1−ホルミルヒドラジンは特願昭52−14
2469に記載の方法で、また2−〔4−{3−(4−
アミノフエノキシ)プロピオンアミド}フエニル〕1−
ホルミルヒドラジン、2−〔4−{2−(3一アミノフ
エノキシ)アセトアミド}フエニル〕−1−ホルミルヒ
ドラジンは特願昭5340621に記載の方法で合成し
た。
(1) 1−ホルミル−2−{4−(3−ニトロベンゼ
ンスルホンアミド)フエニル}ヒドラジン2−(4−ア
ミノフエニル)−1−ホルミルヒドラジン15.1fと
トリエチルアミン141n1をアセトニトリル50dに
分散し、攪拌しながら、アセトニトリル50dに溶かし
た3−ニトロベンゼンスルホニルクロリド22.1yを
室温で滴下する。
さらに60℃で2時間加熱攪拌し、冷却した後、反応液
を水に注ぐ。析出した結晶を沢取すると、目的物が15
y得られる。融点188−91℃(2) 4−(2−ホ
ルミルヒドラジノ)フエニルイソチオシアナート2−(
4−アミノフエニル)−1−ホルミルヒドラジン38y
とトリエチルアミン31yをメタノール250m1に溶
かし、氷冷下撹拌しながら、二硫化炭素237を加える
更に氷冷下1時間反応させた後、クロロぎ酸エチル30
7を滴下する。更に氷冷下30分、27℃にて1.5時
間反応させた後、水500m1を加えて、生成した結晶
を▲取する。アセトニトリル600m1にとかし、活性
炭2.5tで処理した後、沢過、晶析して、目的物29
7を得た。
融点178−9℃(分解)。3) 3−{4−(2−ホ
ルミルヒドラジノ)フエニルカルバモイル}フエニルイ
ソチオシアナート2−{4−(3−アミノベンズアミド
)フエニル}−1−ホルミルヒドラジン51yと炭酸カ
ルシウム297をジオキサン120m11水120m1
に分散し、氷冷下チオホスゲン25yを加える。
さらに氷冷下3時間反応させた後、析出した結晶を沢取
すると、目的物が427得られる。融点290以上4)
化合物1 4−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニルイソチオシア
ナ一1・3.97と1−メチル−1−フエニルヒドラジ
ン2.9yをメタノール40miにとかし40℃にて2
.5時間反応させる。
反応液にベンゼン30m1を水200m1を加えると、
オイルが分離する。デカンテーシヨンでオイルを取り、
シリカゲルカラムクロマトグラフイ一(ベンゼンリアセ
トニトリル一2/1で展開)にて精製すると、目的物が
5.07(79%)得られた。融点109〜115℃(
Dec)〕)化合物2 4−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニルイソチオシア
ナート5.87と1・1−ジメチルヒドラジン3,07
をアセトニトリル50m1にとかし40℃にて3時間反
応させる。
氷で冷却して晶析させた後、沢過して生成した結晶を取
る。アセトニトリル130m2にて再結晶すると目的物
が5.4y得られた。融点177−8℃(Dec)3)
化合物34−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニルイソ
チオシアナート5.8fとフエニルヒドラジン3.6y
をアセトニトリル100m1にとかし、25℃にて2時
間反応させる。
生成した結晶を沢取し、アセトニトリルにて再結晶する
と目的物5.27得られた。融点168−9℃(Dec
)・)化合物94−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニ
ルイソチオシアナート3.97と、ジフエニルスルフイ
ルイミン2.07をメタノール20m1にとかし、40
℃にて3時間反応させる。
減圧下溶媒を留去した後、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフイ一(ベンゼンリアセトニトリル一2/1で展開)
で分離精製すると、目的物が2.1t得られた。融点9
5〜98℃(Dec)(8)化合物12 4−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニルイソチオシア
ナート5.87とエトキシアミン塩酸塩3.0yをアセ
トニトリル70m1に分散させ、攪拌しながらトリエチ
ルアミン3.17を滴下する。
40℃にて4時間反応させた後、減圧下溶媒を留去し、
シリカゲルカラムクロマトグラフイ一(ベンゼンリアセ
トニトリル一1/1で展開)で分離すると、目的物が3
.5y得られた。
他の化合物も上記の合成法に準じて合成できる。本発明
の直接ポジ感光材料において―般式(1)で示される化
合物は、内部潜像型ハロゲン化銀乳剤に含有させるのが
好ましいが、内部潜像型・・ロゲン化銀乳剤層に隣接す
る親水性コロイド層に含有させてもよい。そのような層
は感光層、中間層、フイルタ一層、保護層、アンチハレ
ーシヨン層など、かぶらせ剤が内部潜像型・・ロゲン化
銀へ拡散していくのを妨げない限り、どんな機能をもつ
層であつてもよい。層中での本発明のかぶらせ剤の含有
量は内部潜像型乳剤を表面現像液中で現像したときに充
分な最大濃度(例えば2.0以上)を与えるような量で
あることが望ましい。
実際上は、用いられるハロゲン化銀乳剤の特性、かぶら
せ剤の化学構造及び現像条件によつて異るので、適当な
含有量は広い範囲にわたつて変化し得るが、内部潜像型
ハロゲン化銀乳剤中の銀1モル当り約0.1ワから10
00ηの範囲が実際上有用で、好ましいのは銀1モル当
り約0.5〜から約700ワである。乳剤層に隣接する
親水性コロイド層に含有させる場合には、内部潜像型乳
剤の同一面積に含まれる銀の量に対して上記同様の量を
含有させればよい。内部潜像型乳剤についてはすでにD
aveyらにより、米国特許2592250号に示され
ており、又その他の文献にも示されている。
内部潜像型・・ロゲン化銀乳剤は「内部型」現像液で現
像した場合に達成される最大濃度が「表面型」現像液で
現像した場合に達成される最大濃度より大であるという
事により明確に定義することができる。本発明に適する
内部潜像型乳剤は、その・・ロゲン化銀乳剤を透明な支
持体に塗布し、0.01ないし1秒の固定された時間で
露光を与え下記現像液A(内部型現像液)中で、20℃
で3分間現像したとき通常の写真濃度測定方法によつて
測られる最大濃度が、上記と同様にして露光したハロゲ
ン化銀乳剤を下記現像液B(表面型現像液)中で20℃
で4分間現像した場合に得られる最大濃度の、少くとも
5倍大きい濃度を有するものである。本発明の目的に適
する内部潜像型乳剤としては先に挙げた米国特許259
2250号に記載された乳剤の他に、英国特許1027
146号、米国特許3206313号、同351166
2号、同第3447927号、同3737313号、同
3761276号、同3271157号等に記載された
乳剤を用いることができる。
しかしこれらに限定されるものではない。本発明の直接
ポジ写真感光材料中には各種の親水性コロイドを結合剤
として使用することができる。
この目的に用いられるコロイドとしては、例えばゼラチ
ン、コロイド状アルブミン、ポリサッカラード、セルロ
ーズ誘導体、合成樹脂、例えばポリビニルアルコール誘
導体を含むポリビニル化合物、アクリルアミドポリマー
等、一般に写真分野で使用せられる親水性コロイドを挙
げる事ができる。
親水性コロイドと共に疎水性コロイド例えば分散された
重合ビニル化合物、特に写真材料の寸法安定性を増大す
る様なもの、を含有せしめることができる。この種の化
合物の適当なものにはアルキルアクリレート又はアルキ
ルメタアクリレート、アクリル酸、スルホアルキルアク
リレート又はスルホアルキルメタアクリレート等のビニ
ル系モノマーを重合してつくられる水不溶性ポリマーが
含まれる。本発明の感光材料には各種の写真用支持体を
用いることができる。
ハロゲン化銀乳剤は支持体の片面又は両面に塗布するこ
とができる。本発明の感光材料において、写真ハロゲン
化銀乳剤層及び他の親水性コロイド層は任意の適当な硬
膜剤で硬化せしめることができる。
これらの硬膜剤には特願昭51−151636号、同5
1一151641号や同51−154494号に記載さ
れた如きビニルスルホニル化合物:活性ハロゲンを有す
る硬膜剤;ジオキサン誘導体:オキシ澱粉の如きオキシ
ポリサッカラード等が含まれる。写真ハロゲン化銀乳剤
層には他の添加物、特に写真乳剤に有用なもの、例えば
潤滑剤、安定化剤、増感剤、光吸収染料、可塑剤等を添
加することができる。更に本発明においてはハロゲン化
銀乳剤中にヨウ素イオンを放出する化合物(例えばヨウ
化カリウムなど)を含有せしめることができ、又ヨウ素
イオンを含有する現像液を用いて所望の画像を得ること
ができる。
本発明の感光材料には、種々の目的で界面活性剤を含ん
でもよい。
目的に応じ非イオン性、イオン性及び両性界面活性剤の
いずれを用いることもでき、例えばポリオキシアルキレ
ン誘導体、両性アミノ酸(スルホベタイン類も含む)等
があげられる。かかる界面活性剤は米国特許26008
31号、米国特許2271622号、米国特許2271
623号、米国特許2275727号、米国特許278
7604号、米国特許2816920号、米国特許27
39891号及びペルキー特許652862号に記載さ
れている。
本発明の感光材料において写真乳剤は、増感色素によつ
て比較的長波長の青色光、緑色光、赤色光または赤外光
に分光増感されてもよい。増感色素として、シアニン色
素、メロシアニン色素、コンプレツクスシアニン色素、
コンプレツクスメロシアニン色素、ホロポーラーシアニ
ン色素、スチリル色素、ヘミンアニン色素、オキソノー
ル色素、ヘミオキソノール色素等を用いることができる
。本発明に使用される有用な増感色素は例えば米国特許
3522052号、同3619197号、同37138
28号、同3615643号、同3615632号、同
3617293号、同3628964号、同37033
77号、同3666480号、同3667960号、同
3679428号、同3672897号、同37690
26号、同3556800号、同3615613号、同
3615638号、同3615635号、同37058
09号、同3632349号、同3677765号、同
3770449号、同3770440号、同37690
25号、同3745014号、同3713828号、同
3567458号、同3625698号、同25266
32号、同2503776号、特開昭48−76525
号、ペルキー特許第691807号などに記載されてい
る。本発明で用いる増感色素は、通常のネガ型ハロゲン
化銀乳剤に用いられると同等の濃度で用いられる。
とくに、ハロゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落さな
い程度の色素濃度で用いるのが有利である。・・ロゲン
化銀1モル当り増感色素の約1.0X10−5〜約5×
10−4モル、とくにハロゲン化銀1モル当り増感色素
の約4X10−5〜2X10−4モルの濃度で用いるこ
とが好ましい。本発明の感光材料には色像形成カプラー
を含有させることができる。あるいは色像形成カプラー
を含む現像液で現像することもできる。発色剤を本発明
のハロゲン化銀乳剤中に添加するには、公知の任意の方
法を用いることができる。例えば米国特許105515
5号、1102028号、2186849号、2322
027号および2801171号に記載の方法を用いる
ことができる。本発明において、たとえばポリヒドロキ
シベンゼン類、アミノフエノール類、3−ピラゾリドン
類等の如き現像主薬を乳剤中、あるいは感光材料中に含
有させてもよい。本発明において、写真乳剤は非硬化の
ものであつてもよく、ハイドロキノンやカテコール等の
ようなタンニング現像主薬を含有させてもよい。本発明
の写真乳剤は、・・ロゲン化銀の現像に対応して拡散性
色素を放出するような拡散転写用色像供与物質と組合せ
て、適当な現像処理ののち受像層に所望の転写像を得る
のに用いることもできる。
このような拡散転写用色像供与物質としては多数のもの
が知られており、例えば米国特許3227551号、同
3227554号、同3443939号、同34439
40号、同3658524号、同3698897号、同
3725062号、同3728113号、同37514
06号、同3929760号、同3931144号、同
3932381号、同3928312号、同40136
33号、同3932380号、同3954476号、同
3942987号、同4013635号、米国特許出願
公告(USB)351673号、英国特許840731
号、同904364号、同1038331号、西独特許
出願公開(0LS)1930215号、同221438
1号、同2228361号、同2317134号、同2
402900号、仏国特許2284140号、特開昭5
1−113624号(対応米国特許4055428号)
、同51−104343号、特開昭52−64533号
、同52−58318号などに記載の化合物を用いる事
ができるが、なかでもはじめは非拡散性であるが現像主
薬の酸化生成物との酸化還元反応後開裂して拡散性色素
を放出するタイプの色像供与物質(以下DRR化合物と
略す)の使用が好ましい。
特に、本発明のかぶらせ剤との併用で好ましいのは、前
記の特開昭51−113624号に記載されているよう
なo−ヒドロキシアリールスルフアモイル基を有するD
RR化合物や特願昭52−64533号に記載されてい
るようなレドツクス母核を有するDRR化合物である。
このようなDRR化合物と併用すると、特に処理時の温
度依存性が顕著に小さい。DRR化合物の具体例として
は、上記特許明細書に記されているものの他、マゼンタ
染料像形成物質としては1−ヒドロキシ−2−テトラメ
チレンスルフアモイル一4−〔3′−メチル−4!一(
2/′ヒドロキシ−4″−メチル−52−ヘキサデシル
オキシフエニルスルフアモイル)−フエニルアゾ〕ナフ
タレン、イエロ一染料像形成物質としては1−フエニル
一3−シアノ−4+3′−〔2″−ヒドロキシ−4″−
メチル−5″℃2″5・4′7ージ一t−ペンチルフエ
ノキシアセトアミノ)−フエニルスルフアモイル〕フエ
ニルアゾ)−5ピラゾロンなどがあげられる。
本発明の感光材料を現像するには、知られている種々の
現像主薬を用いることができる。
すなわちポリヒドロキシベンゼン類、たとえばハイドロ
キノン、2−クロロハイドロキノン、2−メチルハイド
ロキノン、カテコール、ピロガロールなど;アミノフエ
ノール類、たとえばp−アミノフェノール、N−メチル
−p−アミノフエノール、2・だ−ジアミノフエノール
など;3−ピラゾリドン類、例えば1−フエニル一3−
ピラゾリドン類、4・4−ジメチル−1−フエニル一3
−ピラゾリドン、5・5−ジメチル−1−フエニル一3
−ピラゾリドン等:アスコルピン酸類などの、単独又は
組合せを用いることができる。又、色素形成カプラーの
存在下に色素像を得るには、芳香族一級アミン現像主薬
、好ましくはp−フエニレンジアミン系の現像主薬を用
いることができる。その具体例は、4−アミノ−3−メ
チル−N−N−ジエチルアニリンハイドロクロライド、
N−N−ジエチル−p−フエニレンジアミン、3−メチ
ル−4ーアミノ−N−エチル−N−β−(メタン−スル
ホアミド)エチルアニトン、3−メチル−4−アミノ−
N−エチル−N−(β−スルホエチル)アニリン、3−
エトキシ−4−アミノ−N−エチルN−(β−スルホエ
チル)アニリン、4−アミノ−N−エチル−N−(β−
ヒドロキシエチル)アニリンである。このような現像薬
は、アルカリ性処理組成物(処理要素)の中に含ませて
もよいし、感光要素の適当な層に含ませてもよい。本発
明においてDRR化合物を用いる場合、これをクロス酸
化できるものであれば、どのような・・ロゲン化銀現像
薬でも使用することができる。現像薬には保恒剤として
、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、アスコルビン酸
、レダクトィ類(たとえばピペリジノヘキソースレダク
トン)などを含んでよい。本発明の感光材料は、表面現
像液を用いて現像することにより直接ポジ画像を得るこ
とができる。
表面現像液はそれによる現像過程が実質的に、ハロゲン
化銀粒子の表面にある潜像又はカブリ核によつて誘起さ
れるものである。ハロゲン化銀溶解剤を現像液に含まな
いことが好ましいけれども、・・ロゲン化銀粒子の表面
現像中心による現像が完結するまでに内部潜像が実質的
に寄与しない限り、・・ロゲン化銀溶解剤(たとえば亜
硫酸塩)を多少は含んでもよい。現像液にはアルカリ剤
及び緩衝剤として水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸3ナトリウム、
メタホウ酸ナトリウム等を含んでよい。
これらの薬剤(Agents)の含有量は、現像液のP
Hを10〜14、好ましくはPHll〜13とするよう
に選ぶ。
現像液にはベンジルアルコールなどの発色現像促進剤を
含んでもよい。
現像液にはまた直接ポジ画像の最小濃度をより低くする
ために、たとえばベンズイミダゾール類、たとえば5−
ニトロベンズイミダゾールリベンゾトリアゾール類、た
とえばベンゾトリアゾール、5−メチル−ベンゾトリア
ゾール等、通常かぶり防止剤として用いられる化合物を
含むことが有利である。本発明の感光材料は粘性現像液
で処理することもできる。
この粘性現像液はハロゲン化銀乳剤の現像と拡散転写色
素像の形成とに必要な処理成分を含有した液状組成物で
あつて、溶媒の主体は水であり、他にメタノール、メチ
ルセロソルブの如き親水性溶媒を含むこともある。
処理組成物は、乳剤層の現像を起させるに必要なPHを
維持し、現像と色素像形成の諸過程中に生成する酸(例
えば臭化水素酸等のハロゲン化水素酸、酢酸等のカルボ
ン酸等)を中和するに足りる量のアルカリを含有してい
る。アルカリとしては水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム分散物、水酸化
テトラメチルアンモニウム、炭酸ナトリウム、リン酸3
ナトリウム、ジエチルアミン等のアルカリ金属もしくは
アルカリ土類金属塩、又はアミン類が使用され、好まし
くは室温において約12以上のPHをもつ、特にPHl
3以上となるような濃度の苛性アルカリを含有させるこ
とが望ましい。さらに好ましくは処理組成物は高分子量
のポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルローズ
、ナトリウムカルボキシメチルセルローデσ)h口?ヰ
q1レHトTEL』11−一4,/卜1;I イ1、マ
〉ムらのポリマーは処理組成物に室温で1ポイズ
以上、好ましくは数百(500〜600)乃至1000
ポイズ程度の程度を与えるように用いるとよい。処理組
成物はこの他に、処理中又は処理後に・・ロゲン化銀乳
剤が外部光によつてかぶるのを防止するためにTiO2
、カーボンブラツク、PH指示色素のような吸光性物質
や、米国特許3579333号に記載されているような
減感剤を含有していることが特にモノシートフイルムユ
ニツトの場合に有利である。
さらに処理液組成物中にはベンゾトリアゾールの如き現
像抑制剤を添加することができる。上記の処理組成物は
、米国特許2543181号、同2643886号、同
2653732号、同2723051号、同30564
91号、同3056492号、同3152515号等に
記載されているような破裂可能な容器に入れて使用する
ことが好ましい。
本発明の感材を拡散転写写真法に用いる場合、その感材
はフイルムユニツトの形態である事が好ましい。
写真フイルムユニツト、すなわち、一対の並置された押
圧部材の間にそのフイルムュニツトを通過せしめること
により処理を行ない得るようにされているフイルムユニ
ツトは、基本的には下記の三要素:からなる。
この写真フイルムユニツトの好ましい態様は、重ね合わ
せて一体化したタイプであつて、ペルキー特許第757
959号に開示されているようなタイプのものである。
この態様によれば、透明な一つの支持体の上に、受像層
、実質的に不透明な光反射層(たとえばTiO2層とカ
ーボンブラツク層)、そしてDRR化合物と組み合わさ
れた単数又は複数のハロゲン化銀感光層からなる感光要
素をこの順に塗布し、さらにこの上に透明なカバーシー
トを面対面に重ねる。不透明化剤(たとえばカーボンブ
ラツク)を含むアルカリ性処理組成物を含有する破裂可
能な容器は、上記感光層の最上層と透明なカバーシート
に隣接して配置される。このようなフイルムユニツトを
、透明なカバーシートを介して露光し、カメラから取り
出す際に押圧部材によつて容器を破裂させ、処理組成物
(不透明化剤を含む)を感光層上の保護層とカバーシー
トとの間に一面にわたつて展開する。これにより、フイ
ルムユニツトは遮光され、現像が進行する。カバーシー
トはその支持体上に中和層、更に必要により中和速度調
節層(タイミング層)がこの順に塗布されているのが好
ましい。また、DRR化合物または拡散性色素放出力プ
ラ一を使用することができる別の有用な積層一体化形態
は、米国特許第3415644号、同第3415645
号、同第3415646号、同第3647487号、及
び同第3635707号、ドイツ特許出願(0LS)2
426980号等に記載されている。
以下に本発明の実施例を示す。
但し本発明はこれらに限定されない。実施例 1 化合物1、2、3、9(化合物(1)、(2)、(3)
、(9)は前掲のもの、以下同じ)及び米国特許第40
30925号に記載されている化合物(A)(1−〔4
−(2−FOrmylhydrazinO)Pheny
l〕3−PheIlylthiOurea)の溶解性の
比較を行つた。
溶剤としてメタノール、エタノール及びアセトンを選び
、これらの溶剤をそれぞれ100m1づつメスフラスコ
に入れた。つぎに各メスフラスコ中に化合物(1)、(
2)、(3)、(9)及び囚をそれぞれ0.017から
107までの範囲で量を変えて加えた。化合物の添加後
室温(約25℃)で、目視によりた4←だちに溶解した
と認められたもの以外はメスフラスコを超音波洗浄器(
BrarlsOn社製゛Cleaner、Ultras
Onic22O”)に入れ、5分間超音波をかけて溶解
を促進させた。溶剤に超音波をかけたとき溶剤の温度が
やや上昇したが超音波をかけた後超音波洗浄器からメス
フラスコをとり出し溶剤が室温まで冷えたときに溶解し
たかどうかの判定を目視によつて行なつた。結果を表1
に示す。
上記結果から化合物(4)に比ベ本発明の化合物のほう
が溶解性が良好である。
実施例 2 ポリエチレンテレフタレート透明支持体上に次の順に各
層を塗布して7種の感光シート囚〜(G)を作つた。
(1)米国特許第3898088号に記載されている共
重合体で下記繰り返し単位を下記の割合で含む重合体(
3.0y/TI)V/m”を含む白色反射層。
(3) カーボンブラツク2.70y/ dおよびゼラ
チン2.70y/771’を含む遮光層。
(4)下記のマゼンタDRR化合物(0.45V/77
z″)、ジエチルラウリルアミド( 0.10y/m”
)、2・5−ジ一t−ブチルハイドロキノン(0.00
74V/m”)、およびゼラチン( 0.76y/m″
)を含む層。
(5)緑感性の内部潜像型直接ポジ沃臭化銀乳剤(米国
特許3761276号に記載の方法で作つた内部潜像型
乳剤:ハロゲン化銀中のハロゲン組成:沃素2モル%、
銀の量で1.41/m”、ゼラチン1.0V/ m”)
、5−ペンタデシル−ハイドロキノン−2−スルホン酸
ナトリウム( 0.IIV/77!″)、下記に示す量
のかぷらせ剤、(6)ゼラチン( 0.94f7/ m
”)を含む層。
上記感光シート囚〜0と次に示す各要素を組み合わせて
処理を行つた。処理液 上記組成の処理液を0.8Vずつ「圧力で破壊可能な容
器」に充填した。
カバーシートリ ポリエチレンテレフタレート支持体上に酸性ポリマー層
(中和層)としてポリアクリル酸(10重量%水溶液で
粘度約1000cp)15V/イおよびその上に中和タ
イミング層としてアセチルセルロース(100Vのアセ
チルセルロースを加水分解して39.4yアセチル基を
生成する)3.8V/771″およびスチレンと無水マ
レイン酸のコポリマー(組成(モル)比、スチレン:無
水マレイン酸=約60:40、分子量約5万)0.2y
/m”を塗布したカバーシートを作成した。
処理工程上記カバーシートと前記感光シートを重ね合わ
せ、カバーシートの側からカラーテストチヤートを露光
したのち、両シートの間に、上記処理液を75μの厚み
になるように展開した(展開は加圧ローラーの助けをか
りて行つた)。
処理は、25℃で行つた。処理後、感光シートの透明支
持体を通して、受像層に生成した画像の緑濃度をマグヘ
ス反射濃度計によつて処理1時間後に測定した。その結
果を第2表に示す。本発明の化合物が良好なかぷらせ剤
として作用することは表2の結果から明らかである。
さらに添加量は化合物IA)に比べさらに少ない量で艮
好な反転特性を示している。上記実施例1〜2から明ら
かなように本発明の化合物は溶剤に対する溶解性が良く
、さらにより少ない使用量で良好な反転性を示すという
性質をもつている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体上に塗設された感光性ハロゲン化銀写真乳剤
    層又はその他の親水性コロイド層の少くとも一層中に下
    記の一般式( I )で表わされる化合物を含有する事を
    特徴とする直接ポジハロゲン化銀写真感光材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )式 I 中、 Rは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学
    式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。 ここでR^1はR^6又はR^6CO−を示し、R^6
    は脂肪族残基、芳香族残基、複素環式芳香族残基または
    水素原子を表わす。 R^2とR^4はそれぞれ脂肪族残基、芳香族残基、複
    素環式芳香族残基又は水素原子を表わす。 R^1とR^2とで環を形成してもよい。R^3は、水
    素原子又は脂肪族残基を表わす。 R^5は、Y又はX−A−Yを表わし、ここでXとYは
    各々二価の芳香族基を示す。Aは−CONH−、−NH
    CONH−、−SO_2NH−、−B−CONH−、−
    B−SO_2NH−から選ばれる連結基を表わす。 Bは−E−、−OE又は−S−E−を表わし、Oあるい
    はSはXに連結している。Eは二価の脂肪族基を表わす
    。2 感光性ハロゲン化銀が予めかぶらされていないタ
    イプのものである、特許請求の範囲第1項記載の直接ポ
    ジハロゲン化銀写真感光材料。
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