JPS5926587Y2 - Lc複合部品 - Google Patents

Lc複合部品

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JPS5926587Y2
JPS5926587Y2 JP8507279U JP8507279U JPS5926587Y2 JP S5926587 Y2 JPS5926587 Y2 JP S5926587Y2 JP 8507279 U JP8507279 U JP 8507279U JP 8507279 U JP8507279 U JP 8507279U JP S5926587 Y2 JPS5926587 Y2 JP S5926587Y2
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JP
Japan
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capacitor
hole
electrode
end surface
axial direction
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JP8507279U
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JPS564248U (ja
Inventor
昭一 岩谷
享 大日方
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ティーディーケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインダクタンス素子と、コンデンサ素子とを併
せ持つLCJ合部品に関する。
この種のLC複合部品は、たとえば電子機器の高周波ノ
イズフィルタとして使用されるものであるが、従来は第
1図に例示するように、段付円筒状の外部端子1の底部
内面上に、円板状に形成されたコンテ゛ンサ2の電極2
aを半田付け3すると共に、該コンデンサ2の中心部に
設けた貫通孔2bを貫通する貫通端子4を、コンデンサ
2の他の電極2Cに半田付け5し、さらに外部端子1の
内部に充填される合成樹脂6の内部に、貫通端子4のま
わりを環状に巡る如く、フェライトビーズなどより成る
磁性体7を埋設した構造となっていた。
しかし上述のような構造であると、磁性体7、コンテ゛
ンサ2を保持するために、外部端子1と合成樹脂6とを
必ず必要とし、全体の組立が面倒となるうえに、部品点
数、工数が多くなり、コスト高になる。
本考案は上述する欠点を除去し、部品点数、工数が少な
く、組立が容易で、しかもノイズフィルタとして使用し
た場合の減衰特性の優れた安価なLC複合部品を提供す
ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係るLC複合部品は
、軸方向の貫通孔を有しかつ外周面および軸方向端面に
互いに導通する導電層を被着形成した筒状の磁性体の、
前記軸方向端面における導電層上に、軸方向の貫通孔を
有するコンデンサの電極を、その貫通孔が前記磁性体の
貫通孔に一致するようにして接着し、前記貫通孔内を貫
通して導出された貫通導体に前記コンデンサの電極の他
方を導通接続したLC複合部品において、前記コンデン
サは、外周面から軸方向の一端面に延長して形成された
外周電極と、貫通孔内周面から軸方向の他端面に延長し
て形成された内周電極とを有する筒状に形成し、前記外
周電極の前記軸方向の一端面に形成された電極部分を前
記磁性体の軸方向の端面における前記導電層に対接して
接続固定し、前記内周電極の軸方向の他端面に形成され
た電極部分に前記貫通導体を導通接続させたことを特徴
とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内容を具体
的に詳説する。
第2図は本考案に係るLC複合部品の断面図である。
図において、8はフェライトビーズなどを使用して構成
された磁性体である。
該磁性体8は軸方向の貫通孔9を有して円筒状に形成す
ると共に、その外周面8aと軸方向の一端面8bとに、
互に導通する導電層10 a 、10 bを被着しであ
る。
該導電層10 a 、10 bはフリット含有銀焼付な
どの手段によって形成される。
なお、該磁性体8はインダクタンスとして機能するもの
である。
11は貫通孔12を有して円筒状に形成されたコンデン
サであり、前記磁性体8とほぼ同径の外径を有している
該コンテ゛ンサ11は、円筒状の誘電体磁器11 aの
外周面および内周面に、対の電極11 b、11 Cを
形成してあって、電極11 b、11 Cの一端は、そ
れぞれ軸方向の両端面まで延長して設けである。
該コンデンサ11は、その貫通孔12を磁性体8の貫通
孔9に一致させながら、電極11 bを端面の導電層1
0 b上に貼着し、これによって磁性体8と一体化しで
ある。
電極11 bと導電層10 bの接着にあたっては、両
者の接触面にフリット含有銀ペーストを介在させ、これ
を焼付けて固着する方法、または他の導電性接着剤によ
って固着する方法が考えられる。
上述のように、磁性体8の端面8bにコンテ゛ンサ11
を直接接着する構造であると、従来必要であった外部端
子や、合成樹脂などの支持部材が不要となるから、部品
点数、工数が少なくなり、組立も容易となり、大幅にコ
ストダウンが達成できる。
しかも、コンデンサ11を軸方向長が長くなる筒状とし
たから、コンテ゛ンサ11の外径を磁性体8の外径に一
致させて外形の統一を図りながら、外周電極11 bと
内周電極11 Cとの間の対向面積を広くとり、容量を
増大させることができる。
コンデンサ11を筒状でない他の形状、例えば円環状に
形成することも考えられるが、この場合には、容量の増
大にあたって、電極間厚みを薄くするか、または直径を
大きくして電極間対向面積をとることが必要となる。
しかし電極間厚みを薄くすると、機械的強度が小さくな
るから、薄形化による容量増大には限界がある。
またコンテ゛ンサ11の直径が磁性体8の直径より大き
くなり、両者間に段差を生じると、シャーシ孔などに挿
着する際の障害となる。
すなわち、コンデンサ11の機械的強度を確保しつつ、
その容量を増大させ、かつ磁性体8との外径の統一を図
るためには、本考案に示すように、コンテ゛ンサ11を
筒状に形成することが最適である。
14は貫通導体であり、上述のようにして一体化された
磁性体8とコンデンサ11の貫通孔9,12内を貫通し
て導出すると共に、コンデンサ11の内周電極11 C
に半田付け15等の手段で固着しである。
この場合、コンデンサ11を筒状に形成しであるため、
貫通導体14が、磁性体8の導電層10 aおよびコン
デンサ11の外周電極11 bによって完全にシールド
された状態で貫通する構成をとり、減衰特性が向上する
16は磁性体8上の導電層10 aに1〜2回巻回した
うえで半田付け17シたリード端子である。
なお、このリード端子16の代りに、第3図に示すよう
に、つば何部状の端子金具18内に磁性体8を挿着する
構造とすることもできる。
このような構造であると、端子金具18をシャーシ等に
直接取付けて接地することができるので、接地のため取
付け、組立が非常に容易で、がっ安定する。
またり−ド線の場合に比べてインダクタンス分が小さく
なるので、ノイズ減衰特性が向上する。
第4図は第2図、第3図に示した本考案に係るLC複合
部品の等価回路図であり、貫通導体14の端部14 a
、14 b間に、磁性体8によるインダクタンスL1
を接続し、リード端子16(または17)と貫通導体1
4の端部14 bとの間にコンデンサ11による容量C
1を接続したL型回路となる。
リード端子16は通常接地される。
貫通導体14に流れる高周波ノイズ取分は、高インピー
ダンスとして作用するインダクタンスL1により減衰さ
れ、かつ低インピーダンスとして作用するコンデンサC
1によりアース側に吸収される。
信号成分に対しては、インダクタンスL1が低インピー
ダンスとして作用し、コンデンサC1が高インピーダン
スとして作用するから、信号成分は、殆んど減衰を受け
ることがない。
しかも、前述のように、本考案においては、コンテ゛ン
サ11を筒状とし、容量C1を大きくしであるから、高
周波ノイズ成分に対して減衰特性の優れたものが実現で
きる。
第5図は本考案に係るLC複合部品の他の実施例におけ
る断面図を示している。
この実施例の特徴は、磁性体8のもう一方の端面にも導
電層10 Cを設け、該導電層10 C上に、前記コン
デンサ11と同様の他のコンデンサ11′を設けたこと
である。
第6図は第5図のLC複合部品の等価回路図を示し、貫
通導体14の端部14 a 、14 bと、リード端子
16との間に、コンデンサ11.11’による容量C1
゜C2をそれぞれ接続したπ型回路となる。
なお、リード端子16を、第3図に示した端子金具に代
えることは勿論可能である。
また第5図に示す実施例では、磁性体8の外周面全面に
導電層10 aを被着しであるが、第7図に示すように
、導電層10 aの途中に絶縁ギャップG1を設けて導
電層10a1.10a2に2分し、その各々にリード端
子16A、16Bを固着した場合には、第8図に示すよ
うな完全なπ型回路を得ることもできる。
さらに、上記各実施例においては、コンテ゛ンサ11.
11’を誘電体磁器によって構成したものについて説明
したが、コンデンサ11.11’は粒界絶縁型もしくは
還元再酸化型などの半導体磁器コンテ゛ンサによって構
成することもできる。
半導体磁器コンデンサとした場合には、容量を10倍以
上にも増大し得るので、一層減衰特性の優れたものが実
現できる。
以上述べたように、本考案に係るLC複合部品は、軸方
向の貫通孔を有しかつ外周面および軸方向端面に互いに
導通する導電層を被着形成した筒状の磁性体の、前記軸
方向端面における導電層上に、軸方向の貫通孔を有する
コンデンサの電極を、その貫通孔が前記磁性体の貫通孔
に一致するようにして接着し、前記貫通孔内を貫通して
導出された貫通導体に前記コンデンサの電極の他方を導
通接続したLC複合部品において、前記コンデンサは、
外周面から軸方向の一端面に延長して形成された外周電
極と、貫通孔内周面から軸方向の他端面に延長して形成
された内周電極とを有する筒状に形成し、前記外周電極
の前記軸方向の一端面に形成された電極部分を前記磁性
体の軸方向の端面における前記導電層に対接して接続固
定し、前記内周電極の軸方向の他端面に形成された電極
部分に前記貫通導体を導通接続させたことを特徴とする
から、従来必要であった外部端子、合成樹脂などの支持
部材が不要となり、部品点数、工数が減少する。
また磁性体とコンデンサとを軸方向に並べて接着し、か
つ必要な貫通導体等を固着するだけの簡単な作業で組立
てることができ、組立が非常に容易で量産性に富み、コ
スト的に安価なものを実現することができる。
さらにコンデンサを筒状としたことで、コンデンサと磁
性体との間の外径を揃え、かつコンデンサの充分な機械
的強度を確保しつつ、容量を増大させることができ、ノ
イズ減衰特性を一層向上させることができる。
また、実施例に示したように、コンデンサの個数を変え
、磁性体の導電層を部分的に変更することにより、L型
、π型などの変化に富んだものを容易に実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のLC複合部品の断面図、第2図は本考案
に係るLC複合部品の断面図、第3図は同じく他の実施
例における断面図、第4図は第2図、第3図に示したL
C複合部品の等価回路図、第5図は同しく他の実施例に
おける断面図、第6図はその等価回路図、第7図は更に
別の実施例の断面図、第8図はその等価回路図である。 8・・・・・・磁性体、9・・・・・・貫通孔、10・
・・・・・導電層、11゜11′・・・・・・コンデン
サ、12・・・・・・貫通孔、14・・・・・・貫通導
体。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)軸方向の貫通孔を有しかつ外周面および軸方向端
    面に互いに導通する導電層を被着形成した筒状の磁性体
    の、前記軸方向端面における導電層上に、軸方向の貫通
    孔を有するコンデンサの電極を、その貫通孔が前記磁性
    体の貫通孔に一致するようにして接着し、前記貫通孔内
    を貫通して導出された貫通導体に前記コンデンサの電極
    の他方を導通接続したLC複合部品において、前記コン
    テ゛ンサは、外周面から軸方向の一端面に延長して形成
    された外周電極と、貫通孔内周面から軸方向の他端面に
    延長して形成された内周電極とを有する筒状に形成し、
    前記外周電極の前記軸方向の一端面に形成された電極部
    分を前記磁性体の軸方向の端面における前記導電層に対
    接して接続固定し、前記内周電極の軸方向の他端面に形
    成された電極部分に前記貫通導体を導通接続させたこと
    を特徴とするLC複合部品。
  2. (2)前記磁性体はフェライトビーズより戊ることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のLC複
    合部品。
  3. (3)前記コンデンサは前記磁性体の軸方向の一端面に
    備えられることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項に記載のLC複合部ロロ0
  4. (4)前記コンテ゛ンサは前記磁性体の軸方向の両端面
    に備えられることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項または第2項に記載のLC複合部013゜
  5. (5)前記コンデンサはギャップによって互いに非導通
    とされた前記導電層上に接着されることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第4項に記載のLC複合部品。
JP8507279U 1979-06-21 1979-06-21 Lc複合部品 Expired JPS5926587Y2 (ja)

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JPS564248U JPS564248U (ja) 1981-01-14
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JPH0513057Y2 (ja) * 1987-07-31 1993-04-06
JPH057769Y2 (ja) * 1987-07-31 1993-02-26

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