JP2727447B2 - 誘電体フィルタを備えた回路装置 - Google Patents

誘電体フィルタを備えた回路装置

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JP2727447B2
JP2727447B2 JP34834395A JP34834395A JP2727447B2 JP 2727447 B2 JP2727447 B2 JP 2727447B2 JP 34834395 A JP34834395 A JP 34834395A JP 34834395 A JP34834395 A JP 34834395A JP 2727447 B2 JP2727447 B2 JP 2727447B2
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conductor
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capacitor
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利雄 清水
智 風間
次郎 荻原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動電話やパーソナル
無線機等の通信機の電圧制御発信器等に使用される誘電
体フィルタを備えた回路装置に関し、特に複数のチップ
状誘電体共振器を用い、これらを回路基板上に搭載して
誘電体フィルタを構成した回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体共振器は、共振穴を有する誘電体
ブロックの内周と外周に各々内導体と外導体とを設けた
ものであり、例えば1/4波長の分布定数型誘電体共振
器では、誘電体ブロックの端面で前記内導体と外導体と
が接続されている。このような誘電体共振器では、入力
結合容量を得るため、入力端子側にコンデンサを結合
し、さらに誘電体共振器同士をコンデンサを介して互い
に接続することにより、誘電体フィルターを構成する。
【0003】例えば図5と図6に示したのは、2組の誘
電体共振器を回路基板a上に搭載し、コンデンサを介し
て結合した誘電体フィルタの例である。すなわち、回路
基板aの上に絶縁基板52が形成され、その上に互いに
近接して4つに分画された電極53a、53b、53
c、53dが形成されている。両端の電極53a、53
dには、各々入力端子58と出力端子59とが接続され
ている。
【0004】既に述べたように、誘電体共振器は、誘電
体ブロック51の内周と外周に各々内導体54と外導体
56とを設けたものであり、誘電体ブロック51の端面
に形成された端面電極55で前記内導体54と外導体5
6とが接続されている。この誘電体共振器は、前記電極
53a〜53dに近接して回路基板a上に並べて搭載さ
れ、それらの内導体54が接続端子57を介して電極5
3b、53cに接続されている。
【0005】この図5と図6に示した誘電体フィルタの
等価回路を図8に示す。すなわち、前記誘電体共振器に
よりLC共振回路が形成され、これが電極53aと53
b、53bと53c及び53cと53dとのすき間をコ
ンデンサにして、それをそれぞれC1、C2、C3 とす
る。コンデンサC1とC3の一方の電極53aと53dと
が各々入出力端子となる。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来のように誘電体フィルタを個性した回路基板で
は、回路基板aの上に絶縁基板52や電極53a〜53
dを設け、これらに接続端子57を介して誘電体共振器
を接続しなければならないため、構造が複雑となり、回
路基板上に占める面積も大となる。特に、フィルタの通
過帯域を広くとるときは、大きな入出力結合を得る必要
があるため、電極53a〜53dの電極同士が対向して
いる面積を広くする必要があり、それだけ回路基板上の
占有面積が増大する。これらの理由から、従来の誘電体
フィルタは、製造コストが高く、高密度実装化がしにく
いという課題があった。本発明は、前記従来の誘電体フ
ィルタを構成した回路基板における欠点を解消し、簡単
な構造で高密度実装が可能な誘電体フィルタを備えた回
路基板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明による
誘電体フィルタを備えた回路基板は、共振穴を有する誘
電体ブロック11と、該誘電体ブロック11の共振穴内
面に形成された内導体14と、該誘電体ブロック11の
外周側に形成された外導体16とを有する誘電体共振器
10と、該誘電体共振器10の内導体14に導通した導
体17と入出力電極との間に形成されたコンデンサ20
と、主面にランド電極bが形成された回路基板aとを有
するものにおいて、前記誘電体共振器10の内導体14
と導通し、且つ外導体16と分離された導体17の外周
側に誘電体を介して複数の電極23、24を各々対向さ
せることにより、これら電極23、24と前記導体17
との間に容量を得るコンデンサ20が形成され、この誘
電体共振器10は、回路基板a上に搭載されると共に、
そのコンデンサ20の外周側の一の電極24が入出力電
極として回路基板a上のランド電極bに接続固定され、
そのコンデンサ20の他の一の電極23が接続電極とし
て隣接する他の誘電体共振器10の対応する電極23に
接続固定されることにより、これら電極23と前記導体
17とで容量を得るコンデンサを介して誘電体共振器1
0同士が互いに電気的に結合されていることを特徴とす
ることを特徴とするものである。
【0008】ここで、二つの誘電体共振器10、すなわ
ち第一と第二誘電体共振器10が回路基板a上に搭載さ
れた状態で、それらのコンデンサ20の外周側の他の一
の電極23がランド電極を介さずに直接接続されている
ものも、またそれらの電極23、23が回路基板a上の
ランド電極cを介して隣接する誘電体共振器10同士で
互いに接続されたものも含む。この回路基板a上のラン
ド電極b、cは、回路基板a上の同一主面に形成されて
いる。またここでは、3つ以上の誘電体共振器10を接
続することも可能である。その場合、中間の誘電体共振
器10では、コンデンサ20の外周側の電極23、24
が共に別の誘電体共振器10の外周側電極23、24と
接続される接続電極となる。誘電体共振器10の誘電体
ブロック11は、例えば筒状の誘電体が使用される。そ
して誘電体共振器10の内導体14と導通する導体17
と外導体16とは、誘電体ブロック11の外周に形成さ
れた段差部で互いに分離されている。さらにコンデンサ
20は、例えば、前記誘電体ブロック11の導体17側
に嵌め込まれたリング状のものからなる。このような誘
電体フィルタは、通常、隣接する誘電体共振器10が2
つのコンデンサの直列接続により互いに電気的に結合さ
れている。
【0009】
【作用】本発明による誘電体フィルタを備えた回路基板
では、誘電体共振器10の内導体14と導通し、且つ外
導体16と分離された導体17の外周側に誘電体を介し
て複数の電極23、24を各々対向させることにより、
これら電極23、24と前記導体17との間に容量を得
るコンデンサ20を形成すると共に、このコンデンサ2
0の外周側の他の一の電極23を隣接する他の誘電体共
振器10の対応する電極23と接続しているため、回路
基板aに別にコンデンサ部分を設けなくとも、誘電体共
振器10と一体となった入出力容量結合が得られる。そ
して、前記コンデンサ20の分離された一方の電極23
を複数の誘電体共振器10同士で互いに接続し、他方の
外周側の電極24を入出力電極として使用すれば、コン
デンサ20を介して複数の誘電体共振器10が接続さ
れ、かつ入出力電極との間に結合容量が形成された誘電
体フィルタが回路基板a上に構成できる。さらに、この
入出力電極として使用される外周側の一の電極24は、
回路基板a上のランド電極bと接続可能に配置されてい
るため、誘電体共振器10を回路基板a上へ容易に搭載
することができ、回路基板a上に誘電体共振器10を搭
載して誘電体フィルタを容易に構成することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について具体的かつ詳
細に説明する。図1〜図3に示すように、本発明の実施
例による誘電体フィルタを備えた回路基板は、誘電体共
振器10とリング状のコンデンサ20と回路基板aとか
らなる。誘電体共振器10の誘電体ブロック11は、共
振穴として中心に貫通孔を有する円筒形であり、その一
端側は、他端側より径の細い細径部13となっている。
【0011】前記誘電体ブロック11の貫通孔内面に内
導体14として導体膜が形成され、誘電体ブロック11
の太径部12の外周側に外導体16として導体膜が形成
されている。さらに、誘電体ブロック11の太径部12
側の端面に短絡導体15として導体膜が形成され、この
短絡導体15で内導体14と外導体16とが短絡接続さ
れている。また、誘電体ブロック11の細径部13の外
周側には、入力側導体17として導体膜が形成され。こ
れが誘電体ブロック11の細径部側の端面に形成された
導体を介して内導体14に接続されているが誘電体ブロ
ック11の細径部13と太径部12との間の段差部端面
18には導体膜は形成されておらず、従って入力側導体
17と外導体16とは絶縁されている。
【0012】一方、リング状のコンデンサ20は、リン
グ状の誘電体素体21の内周と外周に対向する内周側電
極22と外周側電極23、24とを形成したもので、外
周側電極23、24は2つに分離されている。このコン
デンサ20の内径は、前記誘電体共振器10の細径部1
3の外形、すなわち誘電体ブロック11の細径部13の
入力側導体17の外径とほぼ同等である。このリング状
のコンデンサ20は、誘電体共振器10の細径部13に
嵌合され、コンデンサ20の内周側電極22が誘電体共
振器10の細径部13の入力側導体17に半田付け或は
導線性接着剤による接着等の手段で接続されている。
【0013】前記誘電体共振器10の導体14、15、
16、17は、無電界メッキ法によりメッキを施す方法
や、導電ペーストを塗布し、焼き付ける方法等で誘電体
ブロック11の表面に形成するのが一般的である。例え
ば、所定の長さに作られた細径部13と太径部12とを
有する段付の誘電体ブロック11の内外周面及び端面の
全面に銅メッキを施した後、細径部13の端面と段差部
端面18の部分のメッキ膜をエッチングする。さらに、
細径部13の周面に入力側導体17を形成すると共に、
同細径部13の端面に導体を形成する。また、エッチン
グによらず、不要な部分を予めマスキングした状態で誘
電体ブロック11の表面に導体膜を形成する、いわゆる
マスキング法により、必要な部分にのみ導体膜を形成す
ることもできる。コンデンサ20の電極22、23、2
4も、概ね同様の方法で形成される。
【0014】回路基板aは、前記誘電体共振器10を複
数搭載するもので、搭載される誘電体共振器10の入出
力電極となるコンデンサ20の外周側の電極24及び外
導体16に対応してランド電極bが形成されている。前
記のようにして作られた2つの誘電体フィルタを回路基
板aに実装し、互いに接続し、誘電体フィルタを構成し
た例が図1〜図3に示されている。すなわち、前記リン
グ状のコンデンサ20の外周側の電極23を半田25で
互いに接続すると共に、これら誘電体フィルタを回路基
板aの上に搭載し、前記リング状のコンデンサ20の他
方の外周側の電極24を半田26で電極ランドbに接続
する。この電極ランドbは、そのまま入出力端子とな
る。
【0015】図7にこの誘電体フィルタの等価回路を示
す。同図で示すように、誘電体共振器10側により、イ
ンダクタLとコンデンサCとが並列接続された共振回路
が構成される。また、誘電体フィルターの間には、リン
グ状のコンデンサの外周側の電極23と内周側の電極2
2との間に形成される静電容量により、コンデンサ
21、C22が形成される。また、電極ランドbに接続さ
れた外周側の電極24と内周側の電極22との間に形成
される静電容量により、静電容量C1、C3が構成され
る。
【0016】次に、図4に本発明の他の実施例を示す。
前記の実施例では、リング状のコンデンサの一方の電極
23同士を直接半田25で接続したが、この図4に示さ
れた実施例では、回路基板aの上に形成した電極ランド
cに双方の外周側電極23同士を接続することで、同電
極ランドcを介して外周側の電極23を互いに接続して
いる。なお、図1〜図3及び図4で示された実施例は、
何れも図7に示すように、2つの誘電体共振器10を接
続したものであるが、同様にして3つ以上の誘電体共振
器を接続することも可能である。その場合、中間の誘電
体共振器10では、コンデンサ20の外周側の電極2
3、24が共に別の誘電体フィルタの外周側電極23、
24と接続される接続電極として使用される。
【0017】さらに、前記の実施例による誘電体フィル
タは、誘電体共振器10及びコンデンサ20が何れも円
形であって、全体として円筒形をなしているが、これら
は例えば角筒形をなすものであってもよい。これらを組
み合わせて構成される誘電体フィルタは、全体として角
筒状となる。さらに、誘電体共振器10とコンデンサ2
0の一方が外形角筒状で、他方が円筒状であってもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、回
路基板上に別にコンデンサを形成しなくても、誘電体共
振器10と一体になったコンデンサ20により容量結合
を形成することができるため、回路基板への搭載が単純
化されると共に、省スペース化が図れ、高密度実装が可
能な誘電体フィルタを備えた回路基板が提供できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す誘電体フィルタを備えた
回路基板の一部半断面部分斜視図である。
【図2】同実施例による誘電体フィルタを備えた回路基
板の部分正面図である。
【図3】同実施例による誘電体フィルタを備えた回路基
板の部分平面図である。
【図4】本発明の他の実施例による誘電体フィルタを備
えた回路基板の部分平面図である。
【図5】従来例を示す誘電体フィルタを備えた回路基板
の部分平面図である。
【図6】同従来例を示す誘電体フィルタを備えた回路基
板の部分正面図である。
【図7】本発明の実施例による誘電体フィルタを備えた
回路基板の等価回路を示す結線図である。
【図8】従来例による誘電体フィルタを備えた回路基板
の等価回路を示す結線図である。
【符号の説明】
10 誘電体共振器 11 誘電体ブロック 14 内導体 16 外導体 20 コンデンサ 21 誘電素体 22 コンデンサの内周側電極 23 コンデンサの外周側電極 24 コンデンサの外周側電極 a 回路基板 b 回路基板のランド電極 c 回路基板のランド電極
フロントページの続き (72)発明者 今泉 達也 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽 誘電株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−801(JP,A) 特開 昭63−33904(JP,A) 特開 昭59−128802(JP,A) 実開 平3−113508(JP,U) 特公 昭61−42962(JP,B2)

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振穴を有する誘電体ブロック(11)
    と、該誘電体ブロック(11)の共振穴内面に形成され
    た内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の外周
    側に形成された外導体(16)とを有する誘電体共振器
    (10)と、該誘電体共振器(10)の内導体(14)
    に導通した導体(17)と入出力電極との間に形成され
    たコンデンサ(20)と、主面にランド電極(b)が形
    成された回路基板(a)とを有する誘電体フィルタを備
    えた回路装置において、 前記誘電体共振器(10)の内導体(14)と導通し、
    且つ外導体(16)と分離された導体(17)の外周側
    に誘電体を介して複数の電極(23)、(24)を各々
    対向させることにより、これら電極(23)、(24)
    と前記導体(17)との間に容量を得るコンデンサ(2
    0)が形成され、 この誘電体共振器(10)は、回路基板(a)上に搭載
    されると共に、そのコンデンサ(20)の外周側の一の
    電極(24)が入出力電極として回路基板(a)上のラ
    ンド電極(b)に接続固定され、前記コンデンサ(2
    0)の他の一の電極(23)が接続電極として隣接する
    他の誘電体共振器(10)の対応する電極(23)に接
    続固定されることにより、これら電極(23)と前記導
    体(17)とで容量を得るコンデンサを介して誘電体共
    振器(10)同士が互いに電気的に結合されていること
    を特徴とする誘電体フィルタを備えた回路装置。
  2. 【請求項2】 回路基板(a)上のランド電極(b)、
    (c)は、回路基板(a)上の同一主面に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の誘電体フィルタを
    備えた回路装置。
  3. 【請求項3】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電体
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の誘電
    体フィルタを備えた回路装置。
  4. 【請求項4】 誘電体共振器(10)同士が2つのコン
    デンサの直列接続により互いに電気的に結合されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の誘電体
    フィルタを備えた回路装置。
  5. 【請求項5】 誘電体共振器(10)の内導体(14)
    と導通する導体(17)と外導体(16)とは、誘電体
    ブロック(11)の外周に形成された段差部で互いに分
    離されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の誘電体フィルタを備えた回路装置。
  6. 【請求項6】 誘電体共振器(10)の内導体(14)
    と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した電極
    (23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ(2
    0)が、前記誘電体ブロック(11)の導体(17)側
    に嵌め込まれたリング状のものからなることを特徴とす
    る請求項1〜5の何れかに記載の誘電体フィルタを備え
    た回路装置。
  7. 【請求項7】 共振穴を有する誘電体ブロック(11)
    と、該誘電体ブロック(11)の共振穴内面に形成され
    た内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の外周
    側に形成された外導体(16)とを有する誘電体共振器
    (10)と、該誘電体共振器(10)の内導体(14)
    に導通した導体(17)と入出力電極との間に形成され
    たコンデンサ(20)と、主面にランド電極(b)が形
    成された回路基板(a)とを有する誘電体フィルタを備
    えた回路装置において、 前記誘電体共振器(10)の内導体(14)と導通し、
    且つ外導体(16)と分離された導体(17)の外周側
    に誘電体を介して複数の電極(23)、(24)を各々
    対向させることにより、これら電極(23)、(24)
    と前記導体(17)との間に容量を得るコンデンサ(2
    0)が形成され、 この誘電体共振器(10)は、回路基板(a)上に搭載
    されると共に、そのコンデンサ(20)の外周側の一の
    電極(24)が入出力電極として回路基板(a)上のラ
    ンド電極(b)に接続固定され、前記コンデンサ(2
    0)の他の一の電極(23)が接続電極として隣接する
    他の誘電体共振器(10)の対応する電極(23)と共
    に回路基板(a)上のランド電極(c)に接続固定され
    ることにより、これら電極(23)と前記導体(17)
    とで容量を得るコンデンサを介して誘電体共振器(1
    0)同士が互いに電気的に結合されていることを特徴と
    する誘電体フィルタを備えた回路装置を備えた回路装
    置。
  8. 【請求項8】 回路基板(a)上のランド電極(b)、
    (c)は、回路基板(a)上の同一主面に形成されてい
    ることを特徴とする請求項7に記載の誘電体フィルタを
    備えた回路装置。
  9. 【請求項9】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電体
    であることを特徴とする請求項7または8に記載の誘電
    体フィルタを備えた回路装置。
  10. 【請求項10】 誘電体共振器(10)同士が2つのコ
    ンデンサの直列接続により互いに電気的に結合されてい
    ることを特徴とする請求項7〜の何れかに記載の誘電
    体フィルタを備えた回路装置。
  11. 【請求項11】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と外導体(16)とは、誘
    電体ブロック(11)の外周に形成された段差部で互い
    に分離されていることを特徴とする請求項7〜10の何
    れかに記載の誘電体フィルタを備えた回路装置。
  12. 【請求項12】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した
    電極(23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ
    (20)が、前記誘電体ブロック(11)の導体(1
    7)側に嵌め込まれたリング状のものからなることを特
    徴とする請求項7〜11の何れかに記載の誘電体フィル
    タを備えた回路装置。
  13. 【請求項13】 共振穴を有する誘電体ブロック(1
    1)と、該誘電体ブロック(11)の共振穴内面に形成
    された内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の
    外周側に形成された外導体(16)とを有する第一と第
    二の誘電体共振器(10)と、これら第一と第二の誘電
    体共振器(10)の内導体(14)に導通した導体(1
    7)と入出力電極との間に各々形成されたコンデンサ
    (20)と、主面にランド電極(b)が形成された回路
    基板(a)とを有する誘電体フィルタを備えた回路装置
    において、 前記第一の誘電体共振器(10)は、その内導体(1
    4)と導通し、且つ外導体(16)と分離された導体
    (17)の外周側に誘電体を介して複数の電極(2
    3)、(24)を各々対向させることにより、これら電
    極(23)、(24)と前記導体(17)との間に容量
    を得るコンデンサ(20)が形成され、 前記第二の誘電体共振器(10)は、その内導体(1
    4)と導通し、且つ外導体(16)と分離された導体
    (17)の外周側に誘電体を介して複数の電極(2
    3)、(24)を各々対向させることにより、これら電
    極(23)、(24)と前記導体(17)との間に容量
    を得るコンデンサ(20)が形成され、 これら第一と第二の誘電体共振器(10)は、回路基板
    (a)上に隣接して搭載されると共に、これら第一と第
    二の誘電体共振器(10)のコンデンサ(20)の外周
    側の一の電極(24)が入出力電極として回路基板
    (a)上のランド電極(b)に各々接続固定され、これ
    第一と第二の誘電体共振器(10)のコンデンサ(2
    0)の他の一の電極(23)が接続電極として互いに接
    続固定されることにより、これら電極(23)と前記導
    体(17)とで容量を得るコンデンサを介して誘電体共
    振器(10)同士が互いに電気的に結合されていること
    を特徴とする誘電体フィルタを備えた回路装置。
  14. 【請求項14】 回路基板(a)上のランド電極
    (b)、(c)は、回路基板(a)上の同一主面に形成
    されていることを特徴とする請求項13に記載の誘電体
    フィルタを備えた回路装置。
  15. 【請求項15】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電
    体であることを特徴とする請求項13または14に記載
    の誘電体フィルタを備えた回路装置。
  16. 【請求項16】 誘電体共振器(10)同士が2つのコ
    ンデンサの直列接続により互いに電気的に結合されてい
    ることを特徴とする請求項13〜15の何れかに記載の
    誘電体フィルタを備えた回路装置。
  17. 【請求項17】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と外導体(16)とは、誘
    電体ブロック(11)の外周に形成された段差部で互い
    に分離されていることを特徴とする請求項13〜16の
    何れかに記載の誘電体フィルタを備えた回路装置。
  18. 【請求項18】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した
    電極(23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ
    (20)が、前記誘電体ブロック(11)の導体(1
    7)側に嵌め込まれたリング状のものからなることを特
    徴とする請求項13〜17の何れかに記載の誘電体フィ
    ルタを備えた回路装置。
  19. 【請求項19】 共振穴を有する誘電体ブロック(1
    1)と、該誘電体ブロック(11)の共振穴内面に形成
    された内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の
    外周側に形成された外導体(16)とを有する第一と第
    二の誘電体共振器(10)と、これら第一と第二の誘電
    体共振器(10)の内導体(14)に導通した導体(1
    7)と入出力電極との間に各々形成されたコンデンサ
    (20)と、主面にランド電極(b)が形成された回路
    基板(a)とを有する誘電体フィルタを備えた回路装置
    において、 前記第一の誘電体共振器(10)は、その内導体(1
    4)と導通し、且つ外導体(16)と分離された導体
    (17)の外周側に誘電体を介して複数の電極(2
    3)、(24)を各々対向させることにより、これら電
    極(23)、(24)と前記導体(17)との間に容量
    を得るコンデンサ(20)が形成され、 前記第二の誘電体共振器(10)は、その内導体(1
    4)と導通し、且つ外導体(16)と分離された導体
    (17)の外周側に誘電体を介して複数の電極(2
    3)、(24)を各々対向させることにより、これら電
    極(23)、(24)と前記導体(17)との間に容量
    を得るコンデンサ(20)が形成され、 これら第一と第二の誘電体共振器(10)は、回路基板
    (a)上に隣接して搭載されると共に、これら第一と第
    二の誘電体共振器(10)のコンデンサ(20)の外周
    側の一の電極(24)が入出力電極として回路基板
    (a)上のランド電極(b)に各々接続固定され、これ
    第一と第二の誘電体共振器(10)のコンデンサ(2
    0)の他の一の電極(23)が接続電極として回路基板
    (a)上のランド電極(c)に共に接続固定されること
    により、これら電極(23)と前記導体(17)とで容
    量を得るコンデンサを介して誘電体共振器(10)同士
    が互いに電気的に結合されていることを特徴とする誘電
    体フィルタを備えた回路装置。
  20. 【請求項20】 回路基板(a)上のランド電極
    (b)、(c)は、回路基板(a)上の同一主面に形成
    されていることを特徴とする請求項19に記載の誘電体
    フィルタを備えた回路装置。
  21. 【請求項21】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電
    体であることを特徴とする請求項19または20に記載
    の誘電体フィルタを備えた回路装置。
  22. 【請求項22】 誘電体共振器(10)同士が2つのコ
    ンデンサの直列接続により互いに電気的に結合されてい
    ることを特徴とする請求項19〜21の何れかに記載の
    誘電体フィルタを備えた回路装置。
  23. 【請求項23】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と外導体(16)とは、誘
    電体ブロック(11)の外周に形成された段差部で互い
    に分離されていることを特徴とする請求項19〜22の
    何れかに記載の誘電体フィルタを備えた回路装置。
  24. 【請求項24】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した
    電極(23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ
    (20)が、前記誘電体ブロック(11)の導体(1
    7)側に嵌め込まれたリング状のものからなることを特
    徴とする請求項19〜23の何れかに記載の誘電体フィ
    ルタを備えた回路装置。
  25. 【請求項25】 共振穴を有する誘電体ブロック(1
    1)と、該誘電体ブロック(11)の共振穴内面に形成
    された内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の
    外周側に形成された外導体(16)とを有する誘電体共
    振器(10)と、該誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)に導通した導体(17)と入出力電極との間に形成
    されたコンデンサ(20)と、主面にランド電極(b)
    が形成された回路基板(a)とを有する誘電体フィルタ
    を備えた回路装置において、 前記誘電体共振器(10)の内導体(14)と導通し、
    且つ外導体(16)と分離された導体(17)の外周側
    に誘電体を介して、複数に分離された電極(23)、
    (24)を各々対向させることにより、これら電極(2
    3)、(24)と前記導体(17)との間に容量を得る
    コンデンサ(20)が形成され、 この誘電体共振器(10)は、回路基板(a)上に搭載
    されると共に、そのコンデンサ(20)の外周側の一の
    電極(24)が入出力電極として回路基板(a)上のラ
    ンド電極(b)に接続固定され、前記コンデンサ(2
    0)の外周の複数の電極(23)、(24)が接続電極
    として隣接する他の誘電体共振器(10)の対応する複
    数の電極(23)、(24)に各々接続固定されること
    により、これら電極(23)、(24)と前記導体(1
    7)とで容量を得るコンデンサを介して隣接する誘電体
    共振器(10)が順次電気的に結合されていることを特
    徴とする誘電体フィルタを備えた回路装置。
  26. 【請求項26】 回路基板(a)上のランド電極
    (b)、(c)は、回路基板(a)上の同一主面に形成
    されていることを特徴とする請求項25に記載の誘電体
    フィルタを備えた回路装置。
  27. 【請求項27】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電
    体であることを特徴とする請求項25または26に記載
    の誘電体フィルタを備えた回路装置。
  28. 【請求項28】 誘電体共振器(10)同士が2つのコ
    ンデンサの直列接続により互いに電気的に結合されてい
    ることを特徴とする請求項25〜27の何れかに記載の
    誘電体フィルタを備えた回路装置。
  29. 【請求項29】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と外導体(16)とは、誘
    電体ブロック(11)の外周に形成された段差部で互い
    に分離されていることを特徴とする請求項25〜28の
    何れかに記載の誘電体フィルタを備えた回路装置。
  30. 【請求項30】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した
    電極(23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ
    (20)が、前記誘電体ブロック(11)の導体(1
    7)側に嵌め込まれたリング状のものからなることを特
    徴とする請求項25〜29の何れかに記載の誘電体フィ
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