JP2566086Y2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP2566086Y2
JP2566086Y2 JP1991067181U JP6718191U JP2566086Y2 JP 2566086 Y2 JP2566086 Y2 JP 2566086Y2 JP 1991067181 U JP1991067181 U JP 1991067181U JP 6718191 U JP6718191 U JP 6718191U JP 2566086 Y2 JP2566086 Y2 JP 2566086Y2
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利雄 清水
智 風間
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動電話やパーソナル
無線機等の通信機の電圧制御発信器等に使用される誘電
体フィルタに関し、特にチップ状誘電体共振器を用いた
誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体共振器は、共振穴を有する誘電体
ブロックの内周と外周に各々内導体と外導体とを設けた
ものであり、例えば1/4波長の分布定数型誘電体共振
器では、誘電体ブロックの端面で前記内導体と外導体と
が接続されている。このような誘電体共振器では、入力
結合容量を得るため、入力端子側にコンデンサを結合
し、さらに誘電体共振器同士をコンデンサを介して互い
に接続することにより、誘電体フィルターを構成する。
【0003】例えば図5と図6に示したのは、2組の誘
電体共振器をコンデンサを介して結合した誘電体フィル
の例である。すなわち、回路基板aの上に絶縁基板5
2が形成され、その上に互いに近接して4つに分画され
た電極53a、53b、53c、53dが形成されてい
る。両端の電極53a、53dには、各々入力端子58
と出力端子59とが接続されている。
【0004】既に述べたように、誘電体共振器は、誘電
体ブロック51の内周と外周に各々内導体54と外導体
56とを設けたものであり、誘電体ブロック51の端面
に形成された端面電極55で前記内導体54と外導体5
6とが接続されている。この誘電体共振器は、前記電極
53a〜53dに近接して回路基板a上に並べて搭載さ
れ、それらの内導体54が接続端子57を介して電極5
3b、53cに接続されている。
【0005】この図5と図6に示した誘電体フィルタの
等価回路を図8に示す。すなわち、前記誘電体共振器に
よりLC共振回路が形成され、これが電極53aと53
b、53bと53c及び53cと53dとのすき間をコ
ンデンサにして、それをそれぞれC1、C2、C3 とす
る。コンデンサC1とC3の一方の電極53aと53dと
が各々入出力電極となる。
【0006】
【考案が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来の誘電体フィルタでは、回路基板aの上に絶縁基
板52や電極53a〜53dを設け、これらに接続端子
57を介して誘電体共振器を接続しなければならないた
め、構造が複雑となり、回路基板上に占める面積も大と
なる。特に、フィルタの通過帯域を広くとるときは、大
きな入出力結合を得る必要があるため、電極53a〜5
3dの電極同士が対向している面積を広くする必要があ
り、それだけ基板上の占有面積が増大する。これらの理
由から、従来の誘電体フィルタは、製造コストが高く、
高密度実装化がしにくいという課題があった。本考案
は、前記従来の誘電体フィルタにおける欠点を解消し、
簡単な構造で高密度実装が可能な誘電体フィルタを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案による
誘電体フィルタは、共振穴を有する誘電体ブロック11
と、該誘電体ブロック11の共振穴内面に形成された内
導体14と、該誘電体ブロック11の外周側に形成され
た外導体16とを有する誘電体共振器10と、該誘電体
共振器10の内導体14に導通した導体17と入出力電
極との間に形成されたコンデンサ20とを有するものに
おいて、前記誘電体共振器10の内導体14と導通し、
且つ誘電体ブロック11の開放端側の面に密着して形成
された導体膜であって、外導体16と分離された導体1
7に誘電体を介して複数の電極23、24を各々対向さ
せることにより、これら電極23、24と前記導体17
との間に容量を得るコンデンサ20を形成すると共に、
このコンデンサ20の外周側の一の電極24を入出力電
とし、このコンデンサ20の外周側の他の一の電極2
3を隣接する他の誘電体共振器10に設けたコンデンサ
20の電極23と接続する接続電極としたことを特徴と
するものである。
【0008】さらに本発明による誘電体フィルタは、前
記のような二つの誘電体共振器(10)、すなわち第一
と第二誘電体共振器10に設けたコンデンサ20の外周
側の他の一の電極23が接続されることにより、これら
電極23と前記導体17とで容量を得るコンデンサを介
して誘電体共振器(10)同士が互いに電気的に接続さ
れたものである。またここでは、3つ以上の誘電体共振
器10を接続することも可能である。その場合、中間の
誘電体共振器(10)では、コンデンサ20の外周側の
電極23、24が共にの誘電体共振器10に設けたコ
ンデンサの外周側の電極23、24と接続される接続電
極となり、それらが接続される。また、両端の誘電体共
振器(10)では、コンデンサ20の外周側の一の電極
24が入出力電極となる。誘電体共振器10の誘電体ブ
ロック11は、例えば筒状の誘電体が使用される。そし
て誘電体共振器10の内導体14と導通する導体17と
外導体16とは、誘電体ブロック11の外周に形成され
た段差部で互いに分離されている。さらにコンデンサ2
0は、例えば、前記誘電体ブロック11の端部を経てそ
の外周面の一部に延出され、且つ内導体14と導通する
導体17側に嵌め込まれたリング状のものからなる。こ
のような誘電体共振器(10)は、通常、隣接する誘電
共振器(10)が2つのコンデンサの直列接続により
互いに電気的に結合されている。
【0009】
【作用】本考案による誘電体フィルタでは、誘電体共振
器10の内導体14と導通し、且つ外導体16と分離さ
れた導体17の外周側に誘電体を介して複数の電極2
3、24を各々対向させることにより、これら電極2
3、24と前記導体17との間に容量を得るコンデンサ
20を形成すると共に、このコンデンサ20の外周側の
他の一の電極23を接続電極とし、これを隣接する他の
誘電体共振器(10)に設けた電極23と接続すること
が出来る。これにより、回路基板に別にコンデンサ部分
を設けなくとも、複数の誘電体共振器(10)に設けた
間で入出力容量結合を形成することができる。そして、
前記コンデンサ20の分離された一方の電極23を複数
の誘電体共振器10同士で互いに接続し、他方の外周側
の電極24を入出力電極として使用すれば、コンデンサ
20を介して複数の誘電体共振器(10)が接続され、
かつ入出力電極との間に結合容量が形成された誘電体フ
ィルタが構成できる。さらに、この入出力電極として使
用される外周側の一の電極24を、誘電体共振器10の
外周に嵌め込まれたリンク状のコンデンサ20の外周に
設けることにより、このコンデンサ20を有する誘電体
共振器10を回路基板a上へ搭載することで、入出力電
極となる前記一の電極24を、回路基板a上のランド電
極b、bに容易に接続することができる。すなわち、回
路基板a上に誘電体共振器10を搭載することで、誘電
体共振器10に設けた入出力電極となる前記一の電極2
4を、回路基板の回路に容易に接続することができる。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例について具体的かつ詳
細に説明する。図1〜図3に示すように、本考案の実施
による誘電体フィルタは、誘電体共振器10とリング
状のコンデンサ20とからなる。誘電体共振器10の誘
電体ブロック11は、共振穴として中心に貫通孔を有す
る円筒形であり、その一端側は、他端側より径の細い細
径部13となっている。
【0011】前記誘電体ブロック11の貫通孔内面に内
導体14として導体膜が形成され、誘電体ブロック11
の太径部12の外周側に外導体16として導体膜が形成
されている。さらに、誘電体ブロック11の太径部12
側の端面に短絡導体15として導体膜が形成され、この
短絡導体15で内導体14と外導体16とが短絡接続さ
れている。また、誘電体ブロック11の細径部13の外
周側には、入力側導体17として導体膜が形成され。こ
れが誘電体ブロック11の細径部側の端面に形成された
導体を介して内導体14に接続されているが誘電体ブロ
ック11の細径部13と太径部12との間の段差部端面
18には導体膜は形成されておらず、従って入力側導体
17と外導体16とは絶縁されている。
【0012】一方、リング状のコンデンサ20は、リン
グ状の誘電体素体21の内周と外周に対向する内周側電
極22と外周側電極23、24とを形成したもので、外
周側電極23、24は2つに分離されている。このコン
デンサ20の内径は、前記誘電体共振器10の細径部1
3の外形、すなわち誘電体ブロック11の細径部13の
入力側導体17の外径とほぼ同等である。このリング状
のコンデンサ20は、誘電体共振器10の細径部13に
嵌合され、コンデンサ20の内周側電極22が誘電体共
振器10の細径部13の入力側導体17に半田付け或は
導線性接着剤による接着等の手段で接続されている。
【0013】前記誘電体共振器10の導体14、15、
16、17は、無電界メッキ法によりメッキを施す方法
や、導電ペーストを塗布し、焼き付ける方法等で誘電体
ブロック11の表面に形成するのが一般的である。例え
ば、所定の長さに作られた細径部13と太径部12とを
有する段付の誘電体ブロック11の内外周面及び端面の
全面に銅メッキを施した後、細径部13の端面と段差部
端面18の部分のメッキ膜をエッチングする。さらに、
細径部13の周面に入力側導体17を形成すると共に、
同細径部13の端面に導体を形成する。また、エッチン
グによらず、不要な部分を予めマスキングした状態で誘
電体ブロック11の表面に導体膜を形成する、いわゆる
マスキング法により、必要な部分にのみ導体膜を形成す
ることもできる。コンデンサ20の電極22、23、2
4も、概ね同様の方法で形成される。
【0014】前記のようにして作られた2つの誘電体フ
ィルタを接続すると共に、回路基板aへ実装した例が図
1〜図3に示されている。すなわち、前記リング状のコ
ンデンサ20の外周側の電極23を半田25で互いに接
続すると共に、これら誘電体フィルタを回路基板aの上
に搭載し、前記リング状のコンデンサ20の他方の外周
側の電極24を半田26で電極ランドbに接続する。こ
の電極ランドbは、そのまま入出力端子となる。
【0015】図7にこの誘電体フィルタの等価回路を示
す。同図で示すように、誘電体共振器10側により、イ
ンダクタLとコンデンサCとが並列接続された共振回路
が構成される。また、誘電体共振器10の間には、リン
グ状のコンデンサの外周側の電極23と内周側の電極2
2との間に形成される静電容量により、コンデンサ
21、C22が形成される。また、電極ランドbに接続さ
れた外周側の電極24と内周側の電極22との間に形成
される静電容量により、静電容量C1、C3が構成され
る。
【0016】なお、前記実施例では、リング状のコンデ
ンサの一方の電極23同士を直接半田25で接続した
が、例えば図4に示すように、回路基板aの上に形成し
た電極ランドcに双方の外周側電極23同士を接続する
ことで、同電極ランドcを介して外周側の電極23を互
いに接続することもできる。なお、図1〜図3及び図4
で示された実施例は、何れも図7に示すように、2つの
誘電体共振器10を接続したものであるが、同様にして
3つ以上の誘電体共振器10を接続することも可能であ
る。その場合、中間の誘電体共振器10では、コンデン
サ20の外周側の電極23、24が共に別の誘電体共振
器10の外周側電極23、24接続される接続電極と
なる。
【0017】さらに、前記の実施例による誘電体フィル
タは、誘電体共振器10及びコンデンサ20が何れも円
形であって、全体として円筒形をなしているが、これら
は例えば角筒形をなすものであってもよい。これらを組
み合わせて構成される誘電体フィルタは、全体として角
筒状となる。さらに、誘電体共振器10とコンデンサ2
0の一方が外形角筒状で、他方が円筒状であってもよ
い。
【0018】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によれば、回
路基板上に別にコンデンサを形成しなくても、誘電体共
振器10と一体になったコンデンサ20により容量結合
を形成することができるため、回路基板への搭載が単純
化されると共に、省スペース化が図れ、高密度実装が可
能な誘電体フィルタが提供できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す誘電体フィルタとそれを
回路基板に搭載した状態の一部半断面斜視図である。
【図2】同実施例による誘電体フィルタを回路基板上に
実装した状態の正面図である。
【図3】同実施例による誘電体フィルタを回路基板上に
実装した状態の平面図である。
【図4】本考案の他の実施例による誘電体フィルタを回
路基板に実装した状態の平面図である。
【図5】従来例を示す誘電体フィルタを回路基板上に実
装した状態の平面図である。
【図6】同従来例を示す誘電体フィルタを回路基板上に
実装した状態の正面図である。
【図7】本考案の実施例による誘電体フィルタの等価回
路を示す結線図である。
【図8】従来例による誘電体フィルタの等価回路を示す
結線図である。
【符号の説明】
10 誘電体共振器 11 誘電体ブロック 14 内導体 16 外導体 20 コンデンサ 21 誘電素体 22 コンデンサの内周側電極 23 コンデンサの外周側電極 24 コンデンサの外周側電極
フロントページの続き (72)考案者 今泉 達也 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽 誘電株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−801(JP,A) 特開 昭63−33904(JP,A) 特開 昭59−128802(JP,A) 実開 平3−113508(JP,U) 特公 昭61−42962(JP,B2)

Claims (19)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振穴を有する誘電体ブロック(11)
    と、該誘電体ブロック(11)の共振穴内面に形成され
    た内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の外周
    側に形成された外導体(16)とを有する誘電体共振器
    (10)と、該誘電体共振器(10)の内導体(14)
    に導通した導体(17)と入出力電極との間に形成され
    たコンデンサ(20)とを有する誘電体ブロック(1
    0)において、 前記誘電体共振器(10)の内導体(14)と導通し、
    且つ誘電体ブロック(11)の開放端側の面に密着して
    形成された導体膜であって、外導体(16)と分離され
    た導体(17)に誘電体を介して複数の電極(23)、
    (24)を各々対向させることにより、これら電極(2
    3)、(24)と前記導体(17)との間に容量を得る
    コンデンサ(20)を形成すると共に、この コンデンサ(20)の外周側の一の電極(24)を
    入出力電極とし、コンデンサ(20)の外周側の他の一
    の電極(23)を、他の誘電体共振器(10)に設けた
    コンデンサ(20)の電極(23)と接続する接続電極
    としたことを特徴とする誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電体
    であることを特徴とする請求項1に記載の誘電体フィル
    タ。
  3. 【請求項3】 誘電体共振器(10)の内導体(14)
    と導通する導体(17)と外導体(16)とは、誘電体
    ブロック(11)の外周に形成された段差部で互いに分
    離されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の誘電体フィルタ。
  4. 【請求項4】 誘電体共振器(10)の内導体(14)
    と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した電極
    (23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ(2
    0)が、前記誘電体ブロック(11)の端部を経てその
    外周面の一部に延出され、且つ内導体(14)と導通す
    る導体(17)側に嵌め込まれたリング状のものからな
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の誘電
    体フィルタ。
  5. 【請求項5】 共振穴を有する誘電体ブロック(11)
    と、該誘電体ブロ ック(11)の共振穴内面に形成され
    た内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の外周
    側に形成された外導体(16)とを有する誘電体共振器
    (10)と、該誘電体共振器(10)の内導体(14)
    に導通した導体(17)と入出力電極との間に形成され
    たコンデンサ(20)とを有する誘電体フィルタにおい
    て、 前記誘電体共振器(10)の内導体(14)と導通し、
    且つ誘電体ブロック(11)の開放端側の面に密着して
    形成された導体膜であって、外導体(16)と分離され
    た導体(17)に誘電体を介して複数の電極(23)、
    (24)を各々対向させることにより、これら電極(2
    3)、(24)と前記導体(17)との間に容量を得る
    コンデンサ(20)を形成すると共に、このコンデンサ
    (20)の外周側の一の電極(24)を入出力電極と
    し、 コンデンサ(20)の外周側の他の一の電極(23)を
    隣接する他の誘電体共振器(10)に設けたコンデンサ
    (20)の電極(23)と接続することにより、これら
    電極(23)と前記導体(17)とで容量を得るコンデ
    ンサを介して誘電体共振器(10)同士が互いに電気的
    に接続されている ことを特徴とする誘電体フィルタ。
  6. 【請求項6】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電体
    であることを特徴とする請求項5に記載の誘電体フィル
    タ。
  7. 【請求項7】 誘電体共振器(10)同士が2つのコン
    デンサの直列接続により互いに電気的に結合されている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の誘電体フィ
    ルタ。
  8. 【請求項8】 誘電体共振器(10)の内導体(14)
    と導通する導体(17)と外導体(16)とは、誘電体
    ブロック(11)の外周に形成された段差部で互いに分
    離されていることを特徴とする請求項5〜7の何れか
    記載の誘電体フィルタ。
  9. 【請求項9】 誘電体共振器(10)の内導体(14)
    と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した電極
    (23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ(2
    0)が、前記誘電体ブロック(11)の端部を経てその
    外周面の一部に延出され、且つ内導体(14)と導通す
    る導体(17)側に嵌め込まれたリング状のものからな
    ることを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載の誘電
    体フィルタ。
  10. 【請求項10】 共振穴を有する誘電体ブロック(1
    1)と、該誘電体ブロック(11)の共振穴内面に形成
    された内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の
    外周側に形成された外導体(16)とを有する第一と第
    二の誘電体共振器(10)と、該誘電体共振器(10)
    の内導体(14)に導通した導体(17)と入出力電極
    との間に形成されたコンデンサ(20)とを各々有する
    誘電体フィルタにおいて、 前記第一の誘電体ブロック(10)は、その内導体(1
    4)と導通し、且つ誘電体ブロック(11)の開放端側
    の面に密着して形成された導体膜であって、外導体(1
    6)と分離された導体(17)に誘電体を介して複数の
    電極(23)、(24)を各々対向させることにより、
    これら電極(23)、(24)と前記導体(17)との
    間に容量を得るコンデンサ(20)が形成されると共
    に、このコンデンサ(20)の外周側の一の電極(2
    4)を入出力電極とし、 前記第二の誘電体ブロック(10)は、その内導体(1
    4)と導通し、且つ誘電体ブロック(11)の開放端側
    の面に密着して形成された導体膜であって、外導体(1
    6)と分離された導体(17)に誘電体を介して複数の
    電極(23)、(24)を各々対向させることにより、
    これら電極(23)、(24)と前記導体(17)との
    間に容量を得るコンデンサ(20)が形成されると共
    に、このコンデンサ(20)の外周側の一の電極(2
    4)を入出力電極とし、 これら第一と第二の誘電体共振器(10)に設けたコン
    デンサ(20)の外周側の他の一の電極(23)が互い
    に接続されることにより、これら電極(23)と前記導
    体(17)とで容量を得るコンデンサを介して誘電体共
    振器(10)同士が互いに電気的に接続されている こと
    を特徴とする誘電体フィルタ。
  11. 【請求項11】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電
    体であることを特徴とする請求項10に記載の誘電体フ
    ィルタ。
  12. 【請求項12】 誘電体共振器(10)同士が2つのコ
    ンデンサの直列接続により互いに電気的に結合されてい
    ることを特徴とする請求項10または11に記載の誘電
    体フィルタ。
  13. 【請求項13】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体 (17)と外導体(16)とは、誘
    電体ブロック(11)の外周に形成された段差部で互い
    に分離されていることを特徴とする請求項10〜12の
    何れかに記載の誘電体フィルタ。
  14. 【請求項14】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した
    電極(23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ
    (20)が、前記誘電体ブロック(11)の端部を経て
    その外周面の一部に延出され、且つ内導体(14)と導
    通する導体(17)側に嵌め込まれたリング状のものか
    らなることを特徴とする請求項10〜13の何れかに記
    載の誘電体フィルタ。
  15. 【請求項15】 共振穴を有する誘電体ブロック(1
    1)と、該誘電体ブロック(11)の共振穴内面に形成
    された内導体(14)と、該誘電体ブロック(11)の
    外周側に形成された外導体(16)とを有する誘電体共
    振器(10)と、該誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)に導通した導体(17)と入出力電極との間に形成
    されたコンデンサ(20)とを有する誘電体フィルタに
    おいて、前記誘電体共振器(10)の内導体(14)と
    導通し、且つ誘電体ブロック(11)の開放端側の面に
    密着して形成された導体膜であって、外導体(16)と
    分離された導体(17)に誘電体を介して複数の電極
    (23)、(24)を各々対向させることにより、これ
    ら電極(23)、(24)と前記導体(17)との間に
    容量を得るコンデンサ(20)を形成すると共に、 両端の誘電体共振器(10)に設けたコンデンサ(2
    0)の外周側の一の電極(24)を入出力電極とし、 中間の誘電体共振器(10)に設けたコンデンサ(2
    0)の外周側の電極(23)、(24)を隣接する他の
    誘電体共振器(10)に設けたコンデンサ(20)の電
    極(23)、(24)と接続することにより、これら電
    極(23)、(24)と前記導体(17)とで容量を得
    るコンデンサを介して複数の誘電体共振器(10)が順
    次電気的に接続されていることを特徴とする 誘電体フィ
    ルタ。
  16. 【請求項16】 誘電体ブロック(11)は筒状の誘電
    体であることを特徴とする請求項15に記載の誘電体フ
    ィルタ。
  17. 【請求項17】 誘電体共振器(10)同士が2つのコ
    ンデンサの直列接続により互いに電気的に結合されてい
    ることを特徴とする請求項15または16に記載の誘電
    体フィルタ。
  18. 【請求項18】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と外導体(16)とは、誘
    電体ブロック(11)の外周に形成された段差部で互い
    に分離されていることを特徴とする請求項15〜17の
    何れかに記載の誘電体フィルタ。
  19. 【請求項19】 誘電体共振器(10)の内導体(1
    4)と導通する導体(17)と誘電体を介して対向した
    電極(23)、(24)との間で容量を得るコンデンサ
    (20)が、前記誘電体ブロック(11)の端部を経て
    その外周面の一部に延出され、且つ内導体(14)と導
    通する導体(17)側に嵌め込まれたリング状のものか
    らなることを特徴とする請求項15〜18の何れかに記
    載の誘電体フィルタ。
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