JPS5919429Y2 - Lc複合部品 - Google Patents

Lc複合部品

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JPS5919429Y2
JPS5919429Y2 JP6591579U JP6591579U JPS5919429Y2 JP S5919429 Y2 JPS5919429 Y2 JP S5919429Y2 JP 6591579 U JP6591579 U JP 6591579U JP 6591579 U JP6591579 U JP 6591579U JP S5919429 Y2 JPS5919429 Y2 JP S5919429Y2
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JP
Japan
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terminal pin
magnetic core
capacitor
insertion hole
winding
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JP6591579U
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JPS55167647U (ja
Inventor
潔 鈴木
孝志 大西
盛由 嶋田
Original Assignee
太陽誘電株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案はノイズ除去フィルタ等を構成するためにコンデ
ンサ素子とインダクタンス素子とを一体化したLC複合
部品に関するものである。
ノイズ除去等のためにコンデンサ素子とインダクタンス
素子とを複合化したフィルタは既に種々提案されている
が、量産することに困難を伴う構造のものが多い。
そこで、本考案の目的は、複合化することによって小形
化することが可能であると共に量産に適した構造を有す
るLC複合部品を提供することにある。
上記目的を遠戚するための本考案は、端子ピン挿入穴を
有する磁心と、前記磁心の前記端子ピン挿入穴に絶縁性
接着剤で1着された一方の端子ピンと、前記一方の端子
ピンと絶縁された状態で前記磁心の前記端子ピン挿入穴
に絶縁性接着剤で固着された他方の端子ピンと、前記磁
心に巻回され、その一端部が前記一方の端子ピンに接続
され、その他端部が前記他方の端子ピンに接続された巻
線と、端子ピン挿通孔を有する誘電体基板と該基板の一
方の主表面に形成された一方のコンテ゛ンサ電極と前記
基板の他方の主表面に形成された他方のコンテ゛ンサ電
極とを有し、前記端子ピン挿通孔に挿通された前記一方
の端子ピンに電気的及び機械的に結合された平板状コン
デンサとを少なくとも具備するLC複合部品に係わるも
のである。
上記本考案によれば、一対の端子ピンが磁心によって支
持され、この端子ピンにインダクタンス素子の巻線及び
コンテ゛ンサの電極を結合するので、電気的接続及び機
械的結合が容易になり、量産性が向上する。
また一対の端子ピンを中心にインピダクタンス素子とコ
ンデンサが同軸的に配列されるので、小形化が可能にな
る。
また多数のフィルタを一体に形成することが容易になる
以下、図面を参照して本考案の実施例について述べる。
第1図〜第3図に示す複合π型フィルタにおいては、第
1のコンデンサブロック1と第2のコンデンサブロック
2とが対向配置され、これ等の間にこの実施例では9個
のフェライト磁心3が配置され、9本のピボット状先端
を有する一方の金属ピン4aが第1のコンデンサブロッ
ク1を貫通してフェライト磁心3に固着され、9本の他
方の金属ピン4bが第2のコンデンサブロック2を貫通
してフェライト磁心3に固着されている。
尚共通接続部材としての1本の接地金属ピン4Cは第1
及び第2のコンデンサブロック1,2に固着されている
各部を更に詳しく述べると、上記第1のコンデンサブロ
ック1は、10個の貫通孔6を有する第1の誘電体磁器
基板5と、該第1の誘電体磁器基板5の一方の主表面7
の貫通孔6の近傍に独立に夫々形成された9個の一方の
コンテ゛ンサ電極8と、該一方のコンデンサ電極8に対
向するように第1の誘電体磁器基板5の他方の主表面9
に形威され、且つ互に共通接続された他方のコンデンサ
電極10と、他方の主表面9において貫通孔6の周囲に
円形に塗布された絶縁被覆層11とから戊る。
また第2のコンデンサブロック2は、10個の貫通孔1
3を有する第2の誘電体磁器基板12と、この磁器基板
12の一方の主表面14の貫通孔13の近傍に独立に夫
々形成された9個の一方のコンデンサ電極15と、該一
方のコンデンサ電極15に対向するように磁器基板12
の他方の主表面16に形威され且つ互に共通接続された
他方のコンテ゛ンサ電極17と、他方の主表面16にお
いて貫通孔13の周囲に円形に塗布された絶縁被覆層1
8とから成る。
インダクタンス素子は第4図から明らかなように、ピン
挿入穴19を有する磁心3に巻線20を巻回すことによ
って構成されている。
そして、ピン挿入穴19には一方の金属ピン4aと他方
の金属ピン4bとが所定の間隔を有して挿入され、夫々
が絶縁性接着剤21で磁心3に固着されている。
そして一方の金属ピン4aには巻線20の一端部22が
回巻され、他方の金属ピン4bには巻線20の他端部2
3が回巻されている。
一方の金属ピン4aに対するコンデンサ電極8の電気的
及び機械的結合は半田24によって行われ、他方の金属
ピン4bに対するコンデンサ電極15の電気的及び機械
的結合は半田25によって行われている。
尚半田24は巻線の一端部22を一方の金属ピン4aに
固着するためにも使用され、また半田25は巻線の他端
部23を他方の金属ピン4bに固着するためにも利用さ
れている。
一対の金属ピン4a、4bにインピダクタンス素子とコ
ンデンサ素子とを第4図に示す如く結合すれば、第5図
に示す2個のコンテ゛ンサC1,C2と1個のインダク
タンスLとから戒るπ型フィルタが形威される。
第1図〜第4図に示す複合π型フィルタを製作する際に
は、第1及び第2のコンテ゛ンサブロック1.2を公知
の方法で形威し、またフェライト磁心3に一対の金属ピ
ン4a、4bを結合し、巻線20の一端部22及び他端
部23を金属ピン4a、4bにからげたものを用意する
次に環状半田に金属ピン4a、4bを挿通させ、更に金
属ピン4a。
4bを第1及び第2のコンテ゛ンサブロック1,2の貫
通孔6,13に挿通させる。
しかる後、環状半田を溶融させることによって、第1図
及び第4図に示す如く一方のコンデンサ電極8,15と
金属ピン4a、4bとを電気的及び機械的に結合すると
共に、巻線20の一端部22及び他端部23を金属ピン
4a、4bに電気的及び機械的に結合する。
このような組立において、金属ピンの位置をコネクタ結
合に適するようにするため、冶具を使用して金属ピン4
a、4bの位置決めをした状態で半田結合する。
第1図に示すように組立てられた物は、第1図で点線で
示す如く合成樹脂26にてモールド被覆し、完全に一体
化する。
上述から明らかなように、本実施例によれば、板状の第
1のコンデンサブロック1と第2のコンデンサブロック
2との間にフェライト磁心3を配し、多数の金属ピン4
a、4bを基板5,12に貫通させた構造としているの
で、複合π型フィルタを小形化することが出来る。
また直線状の金属ピン4a、4bを第1及び第2のコン
デンサブロック1,2に挿通させる構造であるので、構
成が単純化され、自動及び手動の組立が容易になる。
また多数の金属ピン4a、4bを平行に配し、同時に多
数の金属ピン4a、4bを第1及び第2のコンテ゛ンサ
ブロック1,2に結合しているので、第1及び第2のコ
ンテ゛ンサブロック1,2が板状であるにも拘らず、金
属ピン4a、4bが格子のように作用し、機械的に安定
な組立体が得られる。
また金属ピン4aの一端をコネクタ挿入部としているの
で、例えばマイクロコンピータ等の装置の入出力部のコ
ネクタの一方として利用することが可能であり、装置の
低コスト化、小形化が可能になる。
また第1及び゛第2のコンデンサブロック1とフェライ
ト磁心3との間に環状半田を介在させて半田24.25
による結合を遠戚させているので、組立が容易である。
また本実施例によれば、アキシャルリード型のインダク
タンス素子を構成し、これとコンデンサ素子とを組合せ
るので、十分な誘導分を得ることが可能であり、種々の
フィルタを構成することが可能である。
次に第6図に示す本考案の第2の実施例に係わるπ型フ
ィルタについて述べる。
但し、この第6図及び更に別の実施例及び変形例を示す
第7図及び第9図に於いて、第1図〜第5図図と共通す
る部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
第6図に示すπ型フィルタにおいては、磁心に巻回され
たトロイダル(環状)巻線20によってインダクタンス
素子が構成されている。
また基板5,12における接地される他方のコンテ゛ン
サ電極10.17が内側即ち磁心3側に設けられている
そして絶縁接着材11a、18aにて基板5,12に磁
心3を接着、金属ピン4a、4b及び巻線の両端部22
゜23と他方のコンテ゛ンサ電極10.17との間を電
気的に分離している。
このように構成しても第1の実施例と同様の作用効果を
得ることが出来る。
第3図は本考案の第3の実施例を示すものである。
この実施例では第6図の下側のコンデンサブロック2を
省くことによって第8図に示すLCフィルタを構成して
いる。
このようなフィルタにおいても第1の実施例と同様な作
用効果を得ることが出来る。
第9図は第1の実施例におけるインダクタンス素子の変
形例を示すものである。
このインダクタンス素子においては、ピン挿入穴19
a、 19 bを貫通させない状態に形成している。
フェライト磁心3は電気絶縁物であるので、このように
構成しても一方の金属ピン4aと他方の金属ピン4bと
の間の絶縁を確保することが出来る。
以上、本考案の実施例及び変形例について述べたが、本
考案はこれ等に限定されるものではなく、本考案の技術
的思想から逸脱することなく更に変形可能なものであり
、例えば、他方のコンデンサ電極10.17を接地する
ために、金属ピン4Cを使用せずに、他方のコンデンサ
電極10.17に接地金属板等を結合させてもよい。
また多数のπ型又はL型フィルタを複合化せずに、単一
のπ型又はL型フィルタを作る場合にも適用可能である
また容器の中に組立体を収容し、ここに樹脂を注入して
もよい。
また実施例では環状半田を利用して結合工程を簡略化し
ているが、半田浸漬法又は導電接着材塗布法等で金属ピ
ン4a、4bを電極に結合してもよい。
また一方の金属ピン4aと他方の金属ピン4bとを予め
絶縁部材にて結合したものを磁心3に挿通させてもよい
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の第1の実施例に係わるπ型フ
ィルタを示すものであり、第1図は複合π型フィルタの
正面図、第2図は第1図のフィルタの平面図、第3図は
半田24で被覆された一方の電極8のパターンを示すた
めの第1図のIII−III線断面図、第4図は第2図
のIV−IV線の一部を拡大して示す断面図、第5図は
第1図の複合フィルタ単位π型フィルタの等価回路図で
ある。 第6図は第2の実施例に係わるπ型フィルタを示す断面
図である。 第7図は第3の実施例に係わるLCフィルタを示す断面
図である。 第8図は第7図のフィルタの等価回路図である。 第9図はインダクタンス素子の変形例を示す断面図であ
る。 尚図面に用いられている符号において、1は第1のコン
デンサブロック、2は第2のコンデンサブロック、3は
フェライト磁心、4aは一方の金属ピン、4bは他方の
金属ピン、5は第1の誘電体磁器基板、6は貫通孔、7
は一方の主表面、8は一方のコンデンサ電極、9は他方
の主表面、10は他方のコンデンサ電極、19はピン挿
入穴、2oは巻線、21は絶縁接着剤、22は一端部、
23は他端部である。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)端子ピン挿入穴を有する磁心と、 前記磁心の前記端子ピン挿入穴に絶縁性接着剤で固着さ
    れた一方の端子ピンと、 前記一方の端子ピンと絶縁された状態で前記磁心の前記
    端子ピン挿入穴に絶縁性接着剤で固着された他方の端子
    ピンと、 前記磁心に巻回され、その一端部が前記一方の端子ピン
    に接続され、その他端部が前記他方の端子ピンに接続さ
    れた巻線と、 端子ピン挿通孔を有する誘電体基板と該基板の一方の主
    表面に形成された一方のコンデンサ電極と前記基板の他
    方の主表面に形成された他方のコンデンサ電極とを有し
    、前記端子ピン挿通孔に挿通された前記一方の端子ピン
    に電気的及び機械的に結合された平板状コンデンサとを
    少なくとも具備するLC複合部品。
  2. (2)前記巻線は、環状巻線である実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載のLC複合部品。
  3. (3)前記巻線を設けた前記磁心は、前記平板状コンデ
    ンサに絶縁性接着剤で固着されたものである実用新案登
    録請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載のLCJ合
    部品。
  4. (4)前記端子ピンは、コネクタ結合可能なピボット状
    先端を有する金属ピンである実用新案登録請求の範囲第
    (1)項又は第(2)項又は第(3)項記載のLC複合
    部品。
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