JPS5925356Y2 - 異質材結合に成るミシン部品 - Google Patents
異質材結合に成るミシン部品Info
- Publication number
- JPS5925356Y2 JPS5925356Y2 JP1136575U JP1136575U JPS5925356Y2 JP S5925356 Y2 JPS5925356 Y2 JP S5925356Y2 JP 1136575 U JP1136575 U JP 1136575U JP 1136575 U JP1136575 U JP 1136575U JP S5925356 Y2 JPS5925356 Y2 JP S5925356Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing machine
- plastic
- end faces
- machine parts
- dissimilar materials
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は金属を挿入したプラスチック成型のベルト車、
歯車等ミシンにおける動力伝達部品の改良に係り、その
目的とするところはそれらプラスチック部品において発
生するヒビ割し等による損害を防止することにある。
歯車等ミシンにおける動力伝達部品の改良に係り、その
目的とするところはそれらプラスチック部品において発
生するヒビ割し等による損害を防止することにある。
従来より耐摩耗性、剛性そして寸法精度の必要なプラス
チック部品は、多くの場合内部に金属を挿入したものを
使用するが、これは挿入金属とプラスチックとの熱膨張
係数の違い、又は成型収縮率の違い等によってプラスチ
ック部に大きなひずみが発生される。
チック部品は、多くの場合内部に金属を挿入したものを
使用するが、これは挿入金属とプラスチックとの熱膨張
係数の違い、又は成型収縮率の違い等によってプラスチ
ック部に大きなひずみが発生される。
そして前記のプラスチックの素材がポリアセタール、挿
入金属が鋼である場合、該金属部の直径を20ミリ、プ
ラスチック部の肉厚を3ミリ位としてピンゲート成型法
にて成型すると、その成型部品には残留ひずみ等が0.
7〜0.8%位存在することになり、これを応力に換算
すると、150〜200%kg/cm2位となる。
入金属が鋼である場合、該金属部の直径を20ミリ、プ
ラスチック部の肉厚を3ミリ位としてピンゲート成型法
にて成型すると、その成型部品には残留ひずみ等が0.
7〜0.8%位存在することになり、これを応力に換算
すると、150〜200%kg/cm2位となる。
このため前記部品が動力伝達部品である場合、この残留
応力に運転時の荷重が加わり臨界応力に達し、その結果
プラスチック部に割しが発生する問題が存在する。
応力に運転時の荷重が加わり臨界応力に達し、その結果
プラスチック部に割しが発生する問題が存在する。
本考案は前記したそたら残留応力が発生しないような構
造のプラスチック製動力伝達部品が得られるようにした
もので、その構成は本体のプラスチック部と挿入異質材
(挿入金属)部との結合をスプライン状の凹凸ある雌雄
結合部によって結合させ、該雌雄結合部夫々の凹凸境目
を両者の共通せる中心部から放射線上に複数個設けた端
面によって形成し、それらが結合せられたとき四部の底
面と西部の頂面間に適当な空隙が一様に生じるようにし
て伸縮を自由にし、前記両者の結合が前記複数個の端面
を接合面として適宜接触圧によって結合される如くした
ものである。
造のプラスチック製動力伝達部品が得られるようにした
もので、その構成は本体のプラスチック部と挿入異質材
(挿入金属)部との結合をスプライン状の凹凸ある雌雄
結合部によって結合させ、該雌雄結合部夫々の凹凸境目
を両者の共通せる中心部から放射線上に複数個設けた端
面によって形成し、それらが結合せられたとき四部の底
面と西部の頂面間に適当な空隙が一様に生じるようにし
て伸縮を自由にし、前記両者の結合が前記複数個の端面
を接合面として適宜接触圧によって結合される如くした
ものである。
以下本考案の実施態様を図面によって説明すれば、第1
図において10は外面に歯形12を設は内面に複数個の
凹凸をもつ雌型の結合部11を形成したプラスチック成
型歯車のプラスチック部本体であり、20は外面に複数
個の凹凸をもち前記結合部11に組合わされる雄型の結
合部21を形威し中心に軸の固着孔22を設けたプラス
チック成型歯車の挿入歯車の挿入金属部である。
図において10は外面に歯形12を設は内面に複数個の
凹凸をもつ雌型の結合部11を形成したプラスチック成
型歯車のプラスチック部本体であり、20は外面に複数
個の凹凸をもち前記結合部11に組合わされる雄型の結
合部21を形威し中心に軸の固着孔22を設けたプラス
チック成型歯車の挿入歯車の挿入金属部である。
そして1,1′、2.2′、3,3′、4,4′、5,
5′、6,6′は前記結合部11.21に共通する中心
点Oから放射線に沿って形成された前記境界面を威す端
面であり、該端面を接合面とし相接する端面夫々が適当
な接触圧にて接せられる如くし、本体10とインサート
部20が一体に結合されるようになっており、またaは
結合部11.21の相対する凹部底面と凸部頂面間の空
隙であって各凹凸部間に一様に形成され、これらの空隙
によって10.20両者の膨張その他によるひずみの発
生を排除するようになっている。
5′、6,6′は前記結合部11.21に共通する中心
点Oから放射線に沿って形成された前記境界面を威す端
面であり、該端面を接合面とし相接する端面夫々が適当
な接触圧にて接せられる如くし、本体10とインサート
部20が一体に結合されるようになっており、またaは
結合部11.21の相対する凹部底面と凸部頂面間の空
隙であって各凹凸部間に一様に形成され、これらの空隙
によって10.20両者の膨張その他によるひずみの発
生を排除するようになっている。
さて以上の如く本考案は構成されているため、温度変化
等によって構成部品に膨張又は収縮が起った場合、その
作用は第2図示矢印の如く本体10と挿入金属部20間
に働き、空隙aにa+Δa又はa−Δaの変化を生じる
のが、前述く如くこの変化は空隙aで吸収され、従って
膨張及び収縮率の異る部材が挿入されていてもひずみを
生ずることがない。
等によって構成部品に膨張又は収縮が起った場合、その
作用は第2図示矢印の如く本体10と挿入金属部20間
に働き、空隙aにa+Δa又はa−Δaの変化を生じる
のが、前述く如くこの変化は空隙aで吸収され、従って
膨張及び収縮率の異る部材が挿入されていてもひずみを
生ずることがない。
そして力の伝達はついては、前記複数個の凹凸の放射線
上の端面を介して伝達されることになるから外部圧力が
外周上から中心に向けて一斉に掛らぬ限り、空隙a等の
ない従来のものと強度上変りはなく、しかも実際の歯車
等動力伝達部品においては回転方向に力が作用し、円周
上に一斉に圧縮作用が働くことはあり得ないので、強度
上何ら障害になることはない。
上の端面を介して伝達されることになるから外部圧力が
外周上から中心に向けて一斉に掛らぬ限り、空隙a等の
ない従来のものと強度上変りはなく、しかも実際の歯車
等動力伝達部品においては回転方向に力が作用し、円周
上に一斉に圧縮作用が働くことはあり得ないので、強度
上何ら障害になることはない。
また高荷重のものに使用する場合には、第3図示の如く
凹凸部を多くして端面の面積を増大せしめればよい。
凹凸部を多くして端面の面積を増大せしめればよい。
斯くして本考案によれば、従来異質付挿入プラスチック
部品において問題とされた内部応力を構造の改善によっ
て除去し得るので、内部応力を無視し設計に際しては外
部荷重のみをそのまま材料の強度計算に用いるだけでよ
いから設計上、極めて簡単であり、しかも膨張及び収縮
により発生する割れ等の事故をも完全に防止し得る等、
実用上その効果の大きいプラスチックインサート部品を
提供せしめるものである。
部品において問題とされた内部応力を構造の改善によっ
て除去し得るので、内部応力を無視し設計に際しては外
部荷重のみをそのまま材料の強度計算に用いるだけでよ
いから設計上、極めて簡単であり、しかも膨張及び収縮
により発生する割れ等の事故をも完全に防止し得る等、
実用上その効果の大きいプラスチックインサート部品を
提供せしめるものである。
図面は本考案の実施態様を示し、第1図は実施例歯車部
品の正面図、第2−図は本体及び挿入金属部分の膨張及
び収縮状態説明図、第3図は別実施例の正面図である。 図中、10は本体プラスチック部、20は挿入金属部、
1,1・・・6,6′は10.20の接合面、11.2
1は雌雄結合部、aは雌雄結合部11.21間の空隙で
ある。
品の正面図、第2−図は本体及び挿入金属部分の膨張及
び収縮状態説明図、第3図は別実施例の正面図である。 図中、10は本体プラスチック部、20は挿入金属部、
1,1・・・6,6′は10.20の接合面、11.2
1は雌雄結合部、aは雌雄結合部11.21間の空隙で
ある。
Claims (1)
- 異なる材料を挿入して成る円形状プラスチックのミシン
部品において、外側のプラスチック本体と内側の挿入異
質材とが両者の共通せる一点となる中心点から複数個の
放射線に沿い設けた端面とそれら端面間をつなぐ円弧面
とで形成した複数個の凹凸ある雌雄結合部にて結合され
、該雌雄結合部の前記円弧面にて夫々相対する凹部底面
と凸部頂面間に前記プラスチック本体と挿入異質材の固
有の膨張及び収縮率差違を許容し得るような空隙が設け
られた異質相結合に成るミシン部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1136575U JPS5925356Y2 (ja) | 1975-01-27 | 1975-01-27 | 異質材結合に成るミシン部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1136575U JPS5925356Y2 (ja) | 1975-01-27 | 1975-01-27 | 異質材結合に成るミシン部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5195458U JPS5195458U (ja) | 1976-07-31 |
JPS5925356Y2 true JPS5925356Y2 (ja) | 1984-07-25 |
Family
ID=28084510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1136575U Expired JPS5925356Y2 (ja) | 1975-01-27 | 1975-01-27 | 異質材結合に成るミシン部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925356Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003042264A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Koyo Seiko Co Ltd | 歯車、減速歯車機構及び電動式パワーステアリング装置 |
-
1975
- 1975-01-27 JP JP1136575U patent/JPS5925356Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5195458U (ja) | 1976-07-31 |
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