JPS591781Y2 - 射出成形金型のランナ−部の構造 - Google Patents
射出成形金型のランナ−部の構造Info
- Publication number
- JPS591781Y2 JPS591781Y2 JP8182779U JP8182779U JPS591781Y2 JP S591781 Y2 JPS591781 Y2 JP S591781Y2 JP 8182779 U JP8182779 U JP 8182779U JP 8182779 U JP8182779 U JP 8182779U JP S591781 Y2 JPS591781 Y2 JP S591781Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection mold
- runner
- cavity
- weld line
- stress
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、射出成形金型におけるランナ一部の構造、
特にゲートのつけ方に関する。
特にゲートのつけ方に関する。
第1図は、複数のソケットを射出成形する場合の従来の
ランナ一部の構造を示したものである。
ランナ一部の構造を示したものである。
図において、1は射出成形金型の断面形状が略円形のキ
ャビティ (型窩)で、サイトゲ−12がら溶融樹脂が
射出されることにより、第2図に示す成形金la(ソケ
ット)が形成される。
ャビティ (型窩)で、サイトゲ−12がら溶融樹脂が
射出されることにより、第2図に示す成形金la(ソケ
ット)が形成される。
3はランナー及び4はスプルーである。
この従来のランナ一部においては、図示のように、サイ
トゲ−1−2が断面形状が略円形のキャビティ1に対し
て半径方向に設けられている為、キャビティ1内に入射
した溶融樹脂は第3図に符号イ→ロ→ハで示す流動配合
を呈し、成形金1aのウェルドライン(W、L)がその
軸と平行な直線となる。
トゲ−1−2が断面形状が略円形のキャビティ1に対し
て半径方向に設けられている為、キャビティ1内に入射
した溶融樹脂は第3図に符号イ→ロ→ハで示す流動配合
を呈し、成形金1aのウェルドライン(W、L)がその
軸と平行な直線となる。
この為、成形金1aに対して第4図イに示す如き圧縮荷
重F(単位軸長当り)がウェルドライン(W、L)に対
して直角の向きに加わると、他部に比して強度が低いウ
ェルドライン(W、L)に、第4図口に示す如く、その
全長に亘って最大の圧縮応力(fml)及び最大の引張
応力(1m2)(以後、面応力を合せて単に最大応力(
fm)という。
重F(単位軸長当り)がウェルドライン(W、L)に対
して直角の向きに加わると、他部に比して強度が低いウ
ェルドライン(W、L)に、第4図口に示す如く、その
全長に亘って最大の圧縮応力(fml)及び最大の引張
応力(1m2)(以後、面応力を合せて単に最大応力(
fm)という。
)が作用することになる。
ウェルドライン(W、L)が第4図イの点線で示す位置
にある場合も同じである。
にある場合も同じである。
従って、成形品1aのウェルドライン(W、L)に作用
する平均応力が大きくそれだけ成形金1aの強度が低減
するという欠点があった。
する平均応力が大きくそれだけ成形金1aの強度が低減
するという欠点があった。
この考案は、上記した従来の欠点を除去する為になされ
たもので゛、成形金のウェルドラインか゛曲線となる構
成とすることにより、ウェルドラインに作用する平均応
力を従来のものに比し低減することができる射出成形金
型のランナ一部の構造を提供することを目的とする。
たもので゛、成形金のウェルドラインか゛曲線となる構
成とすることにより、ウェルドラインに作用する平均応
力を従来のものに比し低減することができる射出成形金
型のランナ一部の構造を提供することを目的とする。
即ち、この考案の要旨は、ウェルドラインが発生する射
出成形金型のランナ一部において、ゲートが断面形状が
略円形のキャビティに対してほぼその接線方向に向いて
いることを特徴とする射出成形金型のランナ一部の構造
に存する。
出成形金型のランナ一部において、ゲートが断面形状が
略円形のキャビティに対してほぼその接線方向に向いて
いることを特徴とする射出成形金型のランナ一部の構造
に存する。
以下、この考案の一実施例を図について説明する。
第5図において、サイドゲート2は、断面形状が略円形
のキャビティ1、に対してほぼ接線方向に設けられてい
る。
のキャビティ1、に対してほぼ接線方向に設けられてい
る。
他の構成は第1図のものと同じであるので同一符号を付
しその説明は省略する。
しその説明は省略する。
この構成においては、溶融樹脂が断面形状が略円形のキ
ャビティ1内にその接線方向に入射されるから、溶融樹
脂は第6図に示す如き流動配向を呈し、成形金1aのウ
ェルドライン(W、L)は第6図に示す蛇行状即ちほぼ
S字曲線となる。
ャビティ1内にその接線方向に入射されるから、溶融樹
脂は第6図に示す如き流動配向を呈し、成形金1aのウ
ェルドライン(W、L)は第6図に示す蛇行状即ちほぼ
S字曲線となる。
従って、第7図イに示す如く成形金1aに前記した圧縮
荷重Fが加わると、第7図口に示すウェルドライン(W
、L)の中央部では接線方向の応力が最大(fm)とな
るが両端部に向うに従って接線方向の応力が減少し、第
7図口に示す如き応力分布となる。
荷重Fが加わると、第7図口に示すウェルドライン(W
、L)の中央部では接線方向の応力が最大(fm)とな
るが両端部に向うに従って接線方向の応力が減少し、第
7図口に示す如き応力分布となる。
この為、成形金1aのウェルドライン(W、L)全長に
作用する応力が単位長当りの平均値としては、最大応力
(fm)より充分に小さくなる。
作用する応力が単位長当りの平均値としては、最大応力
(fm)より充分に小さくなる。
なお、前記実施例では、ゲートがサイドゲート2である
場合について説明したが、ウェルドライン発生防止効果
を有しないゲートについてこの考案を適用することがで
きる。
場合について説明したが、ウェルドライン発生防止効果
を有しないゲートについてこの考案を適用することがで
きる。
以上のように、この考案によれば、ウェルドラインを有
する成形金を成型する為の射出成形金型において、断面
形状が略円形のキャビィティに対するゲートの向きを接
線方向としたから、上記ウェルドラインが軸方向に対し
て交叉する曲線状となり、圧縮荷重に対して作用するウ
ェルドライン上の平均応力を、ゲートが断面形状が略円
形のキャビティに対して半径方向である従来の場合に比
して大幅に低減することができ、従って成形金の強度を
それだけ従来のものに比して大きくすることができる。
する成形金を成型する為の射出成形金型において、断面
形状が略円形のキャビィティに対するゲートの向きを接
線方向としたから、上記ウェルドラインが軸方向に対し
て交叉する曲線状となり、圧縮荷重に対して作用するウ
ェルドライン上の平均応力を、ゲートが断面形状が略円
形のキャビティに対して半径方向である従来の場合に比
して大幅に低減することができ、従って成形金の強度を
それだけ従来のものに比して大きくすることができる。
第1図は従来の射出成形金型のランナ一部を固定金型側
から見た図、第2図は成形品の斜視図、第3図は溶融樹
脂の流動配向を示す図、第4図イ及び口は上記成形金の
応力分布を示す図、第5図はこの考案による射出成形金
型のランナ一部を固定金型側から見た図、第6図は溶融
樹脂の流動配向を示す図、第7図イ及び口は成形品の応
力分布を示す図で゛ある。 図において、1・・・・・・キャビティ、2・・・・・
・サイドゲート等のゲート。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
から見た図、第2図は成形品の斜視図、第3図は溶融樹
脂の流動配向を示す図、第4図イ及び口は上記成形金の
応力分布を示す図、第5図はこの考案による射出成形金
型のランナ一部を固定金型側から見た図、第6図は溶融
樹脂の流動配向を示す図、第7図イ及び口は成形品の応
力分布を示す図で゛ある。 図において、1・・・・・・キャビティ、2・・・・・
・サイドゲート等のゲート。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- ウェルドラインが発生する射出成形金型のランナ一部に
おいて、ゲートが断面形状が略円形のキャビティに対し
てほぼその接線方向に向いて形成されていることを特徴
とする射出成形金型のランナ一部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8182779U JPS591781Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | 射出成形金型のランナ−部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8182779U JPS591781Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | 射出成形金型のランナ−部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55179822U JPS55179822U (ja) | 1980-12-24 |
JPS591781Y2 true JPS591781Y2 (ja) | 1984-01-19 |
Family
ID=29315084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8182779U Expired JPS591781Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | 射出成形金型のランナ−部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591781Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-14 JP JP8182779U patent/JPS591781Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55179822U (ja) | 1980-12-24 |
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