JPH0227056B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0227056B2 JPH0227056B2 JP60169485A JP16948585A JPH0227056B2 JP H0227056 B2 JPH0227056 B2 JP H0227056B2 JP 60169485 A JP60169485 A JP 60169485A JP 16948585 A JP16948585 A JP 16948585A JP H0227056 B2 JPH0227056 B2 JP H0227056B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- precision
- rough
- die
- hole
- inner ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
- 238000010409 ironing Methods 0.000 claims description 10
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 10
- 238000005242 forging Methods 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 3
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 2
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/76—Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
- B21K1/762—Coupling members for conveying mechanical motion, e.g. universal joints
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は等速自在継手内輪の製造方法に関す
る。
る。
（従来の技術）
駆動軸からの回転連動を、該駆動軸と等しい角
速度で従動軸に伝える等速自在継手の内輪１は、
第７図及び第８図に示すように、ボール転動用の
ボール溝２と、図示しない従動軸が嵌合される穴
部３とを備えている。かかる内輪１は、一般に、
素形材を熱間または温間鍛造によつて荒地に加工
し、得られた同図に示すような荒地を、第９図に
示すように、汎用プレスによる一対の上下ダイ４
ａ，４ｂを備えたダイセツト４により冷間仕上げ
することにより、製造されている。
速度で従動軸に伝える等速自在継手の内輪１は、
第７図及び第８図に示すように、ボール転動用の
ボール溝２と、図示しない従動軸が嵌合される穴
部３とを備えている。かかる内輪１は、一般に、
素形材を熱間または温間鍛造によつて荒地に加工
し、得られた同図に示すような荒地を、第９図に
示すように、汎用プレスによる一対の上下ダイ４
ａ，４ｂを備えたダイセツト４により冷間仕上げ
することにより、製造されている。
しかし、汎用プレスによるダイセツト４を用い
る場合には、ダイセツト４の見切面上に、第１０
図にも示すように、合わせバリＦが仕上げ後の製
品に発生するため、後工程としてボール溝２の荒
加工とボール溝２の面取り加工とが必要になる。
る場合には、ダイセツト４の見切面上に、第１０
図にも示すように、合わせバリＦが仕上げ後の製
品に発生するため、後工程としてボール溝２の荒
加工とボール溝２の面取り加工とが必要になる。
そこで、従来は、このような荒加工及び面取り
を廃止するため、第１１図に示すように、複動機
構ダイセツトを用いて仕上型を構成していた。同
図において、５は上ダイ、６は下ダイ、７は上パ
ンチ、８はノツクピンであつて、上ダイ５と上パ
ンチ７とは複動となつており、つまり、上パンチ
７は、上ダイ５の先行する型締め後に、進入する
ようになつている。なお、参考文献として特開昭
52−5645号公報、特開昭55−153643号公報及び特
開昭57−56132号公報等がある。
を廃止するため、第１１図に示すように、複動機
構ダイセツトを用いて仕上型を構成していた。同
図において、５は上ダイ、６は下ダイ、７は上パ
ンチ、８はノツクピンであつて、上ダイ５と上パ
ンチ７とは複動となつており、つまり、上パンチ
７は、上ダイ５の先行する型締め後に、進入する
ようになつている。なお、参考文献として特開昭
52−5645号公報、特開昭55−153643号公報及び特
開昭57−56132号公報等がある。
（発明が解決しようとする問題点）
上記のような従来例では、ボール溝の荒加工と
ボール溝の面取り加工との省略を企図する場合複
動プレスや複動機構付ダイセツトを用いなければ
ならないが、これら複動プレスや複動機構付ダイ
セツトは、既存の設備を利用する、というもので
はなく、新たに設ける必要があり、このため余分
な設備投資が必要になる。
ボール溝の面取り加工との省略を企図する場合複
動プレスや複動機構付ダイセツトを用いなければ
ならないが、これら複動プレスや複動機構付ダイ
セツトは、既存の設備を利用する、というもので
はなく、新たに設ける必要があり、このため余分
な設備投資が必要になる。
本発明はかかる問題点を解決するためになされ
たもので、既存の設備を利用してボール溝の荒加
工とボール溝の面取りとを省略しうる等速自在継
手内輪の製造方法を得ることを目的とする。
たもので、既存の設備を利用してボール溝の荒加
工とボール溝の面取りとを省略しうる等速自在継
手内輪の製造方法を得ることを目的とする。
（問題点を解決するための手段）
本発明は上記目的を達成するため、素形材を熱
間または温間鍛造により荒地に加工し、 該荒地の端面および穴部に機械加工を加えて所
定の寸法に加工することにより精密荒地に加工
し、 冷間しごきにより該精密荒地の外形を所定の法
に加工し、 上型および下型のそれぞれにキヤビテイが形成
され、かつ型締時に該上下型の見切面が当接する
とともに該下型に設けられた下ノツクピンが前記
精密荒地の下端面に当接するとともに該上型に設
けられた上ノツクピンが該精密荒地の穴部に進入
する単動式のダイセツトにより該精密荒地の前記
冷間しごき加工面を仕上げるとともに該穴部を所
定の形状に加工することを特徴とする。
間または温間鍛造により荒地に加工し、 該荒地の端面および穴部に機械加工を加えて所
定の寸法に加工することにより精密荒地に加工
し、 冷間しごきにより該精密荒地の外形を所定の法
に加工し、 上型および下型のそれぞれにキヤビテイが形成
され、かつ型締時に該上下型の見切面が当接する
とともに該下型に設けられた下ノツクピンが前記
精密荒地の下端面に当接するとともに該上型に設
けられた上ノツクピンが該精密荒地の穴部に進入
する単動式のダイセツトにより該精密荒地の前記
冷間しごき加工面を仕上げるとともに該穴部を所
定の形状に加工することを特徴とする。
（作用）
鍛造により加工された荒地１の端面９および穴
部３に機械加工を加えて所定の寸法に加工するの
であるが、こうして得られた精密荒地の寸法精度
は最終仕上げ型の寸法との関係においてはいまだ
不充分であり、したがつて精密荒地を直接最終の
仕上げ型にもちこんだのではバリが発生すること
になる。
部３に機械加工を加えて所定の寸法に加工するの
であるが、こうして得られた精密荒地の寸法精度
は最終仕上げ型の寸法との関係においてはいまだ
不充分であり、したがつて精密荒地を直接最終の
仕上げ型にもちこんだのではバリが発生すること
になる。
そこで最終仕上げの前に冷間しごきを行い、よ
り寸法精度を向上させることによつてバリの発生
を未然に防止するのである。
り寸法精度を向上させることによつてバリの発生
を未然に防止するのである。
そして最後に単動式のダイセツトにより仕上げ
を行うのであるが、この最終加工の対象になる個
所は冷間しごき加工によつてあらかじめ加工され
ており、したがつて合せバリが発生することがな
い。
を行うのであるが、この最終加工の対象になる個
所は冷間しごき加工によつてあらかじめ加工され
ており、したがつて合せバリが発生することがな
い。
（実施例）
以下本発明の実施例を、図面を参照しながら説
明する。なお、第１図ないし第６図において、第
７図ないし第９図と同一符号は、同一部分または
相当部分を示すものとする。第１図は、等速自在
継手の内輪１の荒地を示すもので、上記従来例と
同様に、熱間または温間鍛造によつて成形された
ものである。本発明では、かかる内輪１の端面９
と、図示しない従動軸が嵌合される穴部３の内周
面とに施盤による機械加工を施して精密荒地に
し、素材間の重量ばらつきを抑制する。たとえ
ば、機械加工を施す前のばらつきが、±10ｇであ
るとすれば、これを±３ｇ程度にまで抑制する。
明する。なお、第１図ないし第６図において、第
７図ないし第９図と同一符号は、同一部分または
相当部分を示すものとする。第１図は、等速自在
継手の内輪１の荒地を示すもので、上記従来例と
同様に、熱間または温間鍛造によつて成形された
ものである。本発明では、かかる内輪１の端面９
と、図示しない従動軸が嵌合される穴部３の内周
面とに施盤による機械加工を施して精密荒地に
し、素材間の重量ばらつきを抑制する。たとえ
ば、機械加工を施す前のばらつきが、±10ｇであ
るとすれば、これを±３ｇ程度にまで抑制する。
しかし、このような中間機械加工を施すだけで
は、合わせバリの発生を従来よりも低減化するこ
とはできても精密荒地と仕上げ後の製品との形状
寸法上における条件のばらつきは未だ大きく、し
たがつて合わせバリの発生をなくすことはできな
い。そこで、第２図及び第３図の太線で示すよう
に、精密荒地の輪郭の寸法精度を向上させるため
に、冷間しごき加工を実施し、ボール溝２の曲率
半径、ボール溝２の断面形状及び内輪１の外径の
各条件を公差±0.1に保証して荒地と仕上型との
クリアランスを安定させる。第４図は、しごき加
工後の荒地を示す。
は、合わせバリの発生を従来よりも低減化するこ
とはできても精密荒地と仕上げ後の製品との形状
寸法上における条件のばらつきは未だ大きく、し
たがつて合わせバリの発生をなくすことはできな
い。そこで、第２図及び第３図の太線で示すよう
に、精密荒地の輪郭の寸法精度を向上させるため
に、冷間しごき加工を実施し、ボール溝２の曲率
半径、ボール溝２の断面形状及び内輪１の外径の
各条件を公差±0.1に保証して荒地と仕上型との
クリアランスを安定させる。第４図は、しごき加
工後の荒地を示す。
第５図は、しごき加工後の荒地を仕上げるため
に使用される単動式のダイセツトによる仕上型１
０を示すもので、上ダイ１０ａ、下ダイ１０ｂ、
上ノツクピン１１及び下ノツクピン１２を備え、
上ダイ１０ａおよび下ダイ１０ｂのそれぞれには
キヤビテイが形成されており、矢印Ａの方向に単
動作となつていて、型締め時には上下ダイの見切
面が互いに当接する。型締め、型開きには汎用プ
レスが用いられる。
に使用される単動式のダイセツトによる仕上型１
０を示すもので、上ダイ１０ａ、下ダイ１０ｂ、
上ノツクピン１１及び下ノツクピン１２を備え、
上ダイ１０ａおよび下ダイ１０ｂのそれぞれには
キヤビテイが形成されており、矢印Ａの方向に単
動作となつていて、型締め時には上下ダイの見切
面が互いに当接する。型締め、型開きには汎用プ
レスが用いられる。
第６図は仕上げ後の内輪を示すもので、１３は
鍛造肌のままの面を、また１４は研摩加工のみの
面を示す。つまり、ボール溝２の面取加工が不要
になるので、鍛造肌のままの面１３が製品の一部
の肌を構成することになる。
鍛造肌のままの面を、また１４は研摩加工のみの
面を示す。つまり、ボール溝２の面取加工が不要
になるので、鍛造肌のままの面１３が製品の一部
の肌を構成することになる。
（発明の効果）
本発明は、以上から明らかなように、鍛造後の
荒地に機械加工及び冷間しごき加工を加え、つい
で仕上げを行なうので、単動式のダイつまり単動
の汎用プレスによる汎用ダイによつて構成される
仕上型により仕上げを行なつても仕上型の見切面
上に合わせバリが殆ど発生せず、したがつてボー
ル溝の荒加工及びボール溝面取加工が不要にな
る。
荒地に機械加工及び冷間しごき加工を加え、つい
で仕上げを行なうので、単動式のダイつまり単動
の汎用プレスによる汎用ダイによつて構成される
仕上型により仕上げを行なつても仕上型の見切面
上に合わせバリが殆ど発生せず、したがつてボー
ル溝の荒加工及びボール溝面取加工が不要にな
る。
また上記のように汎用プレスおよび汎用ダイセ
ツトを利用できるので、複動プレスや複動機構付
ダイセツト等の新規な設備を備える必要がなく、
したがつて設備投資の削減が可能になる。
ツトを利用できるので、複動プレスや複動機構付
ダイセツト等の新規な設備を備える必要がなく、
したがつて設備投資の削減が可能になる。
第１図ないし第３図は本発明に係る工程の一部
を示すもので、第１図は鍛造後の荒地に機械加工
を加えた精密荒地の断面図、第２図及び第３図は
荒地のしごき部位を示すもので第２図は荒地の側
面図、第３図は平面図、第４図はしごき加工後の
荒地の斜視図、第５図は本発明に使用される仕上
型の断面図、第６図は仕上げ後の内輪の斜視図、
第７図ないし第１１図は従来例の工程を示すもの
で、第７図は鍛造後の荒地の断面図、第８図は第
７図の平面図、第９図は仕上げ工程の断面図、第
１０図は合わせバリが発生した内輪の平面図、第
１１図は複動ダイの断面図である。 ３……穴部、９……端面、１０……ダイセツ
ト。
を示すもので、第１図は鍛造後の荒地に機械加工
を加えた精密荒地の断面図、第２図及び第３図は
荒地のしごき部位を示すもので第２図は荒地の側
面図、第３図は平面図、第４図はしごき加工後の
荒地の斜視図、第５図は本発明に使用される仕上
型の断面図、第６図は仕上げ後の内輪の斜視図、
第７図ないし第１１図は従来例の工程を示すもの
で、第７図は鍛造後の荒地の断面図、第８図は第
７図の平面図、第９図は仕上げ工程の断面図、第
１０図は合わせバリが発生した内輪の平面図、第
１１図は複動ダイの断面図である。 ３……穴部、９……端面、１０……ダイセツ
ト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 素形材を熱間または温間鍛造により荒地に加
工し、 該荒地の端面および穴部に機械加工を加えて所
定の寸法に加工することにより精密荒地に加工
し、 冷間しごきにより該精密荒地の外形を所定の寸
法に加工し、 上型および下型のそれぞれにキヤビテイが形成
され、かつ型締時に該上下型の見切面が当接する
とともに該下型に設けられた下ノツクピンが前記
精密荒地の下端面に当接するとともに該上型に設
けられた上ノツクピンが該精密荒地の穴部に進入
する単動式のダイセツトにより該精密荒地の前記
冷間しごき加工面を仕上げるとともに該穴部を所
定の形状に加工することを特徴とする等速自在継
手内輪の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16948585A JPS6233036A (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 等速自在継手内輪の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16948585A JPS6233036A (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 等速自在継手内輪の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6233036A JPS6233036A (ja) | 1987-02-13 |
| JPH0227056B2 true JPH0227056B2 (ja) | 1990-06-14 |
Family
ID=15887405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16948585A Granted JPS6233036A (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 等速自在継手内輪の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6233036A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0761105B2 (ja) * | 1991-12-06 | 1995-06-28 | 株式会社日興電機製作所 | 加入者用保安器 |
| JP2742845B2 (ja) * | 1991-12-06 | 1998-04-22 | 株式会社 日興電機製作所 | 加入者回線試験方式 |
| KR101032712B1 (ko) * | 2008-11-20 | 2011-05-06 | 유영선 | 차량 등속 조인트용 이너레이스 제조 방법 및 그 장치 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5756124A (en) * | 1980-09-18 | 1982-04-03 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Forming methof for flanged outer ring in uniform-speed universal joint |
| JPS58181450A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-24 | Masao Murakawa | 厚肉歯車類の製造法 |
| JPS59107740A (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-22 | Toyota Motor Corp | 等速ジヨイントのインナ−レ−スの製造方法 |
-
1985
- 1985-07-31 JP JP16948585A patent/JPS6233036A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5756124A (en) * | 1980-09-18 | 1982-04-03 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Forming methof for flanged outer ring in uniform-speed universal joint |
| JPS58181450A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-24 | Masao Murakawa | 厚肉歯車類の製造法 |
| JPS59107740A (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-22 | Toyota Motor Corp | 等速ジヨイントのインナ−レ−スの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6233036A (ja) | 1987-02-13 |
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