JPH0373380B2 - - Google Patents

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JPH0373380B2
JPH0373380B2 JP9488786A JP9488786A JPH0373380B2 JP H0373380 B2 JPH0373380 B2 JP H0373380B2 JP 9488786 A JP9488786 A JP 9488786A JP 9488786 A JP9488786 A JP 9488786A JP H0373380 B2 JPH0373380 B2 JP H0373380B2
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JP
Japan
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wax
mold
sliding ring
molding
axial direction
Prior art date
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Expired
Application number
JP9488786A
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English (en)
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JPS62251110A (ja
Inventor
Yoichi Ogata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
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Publication of JPS62251110A publication Critical patent/JPS62251110A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建設機械の足まわり等に外部シール
として用いられるフローテイングシールの摺動環
のロストワツクス法による製造において、そのワ
ツクス原型の成形方法を改良することによつて、
シール性の優れた摺動環を得るものである。
〔従来の技術〕
フローテイングシールは、例えば第4図に示す
ように、軸bの外周に遊嵌された鋳鉄等からなる
一対の摺動環a,aが、非回転の機体側ハウジン
グcの内周及び回転するローラ側ハウジングdの
内周に、それぞれパツキンeを介して気密的に坦
持され、互いに密接摺動することによつてシール
機能を営むよう構成されている。両摺動環a,a
は、シール機能上、精密さを要することから、そ
の製造においてはロストワツクス法による精密鋳
造法が採用されている。
従来、上記ロストワツクス法による摺動環aの
鋳造に際しては、まず第5図に示すように、上下
方向に相対移動可能な分割型52,53と、左右
(水平)方向に相対移動可能な分割型54,55
が組み合わされたワツクス成形型51を用い、こ
れら分割型52〜55間に形成された環状のキヤ
ビテイ56内にワツクス等の成形用材料を注入充
填し、これを硬化させることによつて第6図に示
すようなワツクス原型57を成形する。
次に、このワツクス原型57を図示しない鋳型
材(インベストメント材)中に埋め込み、加熱し
てワツクスを溶出させることによつて最終的な製
品である前記摺動環aを鋳造するための鋳型を作
る。そしてワツクスの溶出によつて鋳型内部に形
成されたキヤビテイに、溶融金属材料を注湯し、
硬化冷却後、鋳型をこわして製品すなわち摺動環
aを取り出す。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、フローテイングシールの摺動環a
は、パツキンeが装着されるテーパ状の外周面の
軸方向両側に、周方向に連続した突条a1,a2を有
し、したがつてこれと同一形状であるワツクス原
型57も突条57a,57bを有しており、その
成形においては、型開きを可能とする必要性か
ら、先に述べたような四つ割り型としたワツクス
成形型51を用いている。
しかし、この成形型51を用いて成形されたワ
ツクス原型57には、摺動環aのパツキン装着面
a3に相当する外周面57cに、分割型54,55
の互いの型合わせ面58に対応して、軸方向に延
びる筋状の接合痕が形成され、この結果、最終的
な製品である摺動環aの外周面のパツキン装着面
a3に前記接合痕が転写形成されてしまう。したが
つて、ロストワツクス法といつた精密鋳造法を採
用したにも拘らず、前記接合痕によるパツキンe
との間のシール性低下やパツキンeの損傷を防止
するため、パツキン装着面a3の仕上加工が必要で
あつた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、摺動環のパツキ
ン装着面に、筋状接合痕が形成されることがない
ようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明に係るフロー
テイングシールの摺動環のワツクス原型成形方法
は、軸方向両端外周に突条を有し、該両突条間の
外周面にパツキンが装着されるフローテイングシ
ールの摺動環の、ロストワツクス法による製造に
おいて、前記各突条と対応する位置の型合わせ面
で軸方向に互いに接合・分離自在に組み合わされ
た2つの分割型間に環状の成形用キヤビテイが形
成されてなるワツクス成形型を2組用いて、前記
摺動環をパツキン装着面以外の位置で軸方向に分
割した形状の2つのワツクス環を成形し、成形後
該両ワツクス環を互いに接合することによつて前
記摺動環のワツクス原型を得るものである。
〔作用〕
上記方法によると、ワツクス原型の外周面にお
ける摺動環のパツキン装着面に相当する部分に
は、筋状の接合痕が形成されることがない。
その第一の理由は、摺動環をそのパツキン装着
面以外の位置で軸方向に分割した形状のワツクス
環を別々に成形し、このワツクス環を互いに接合
してワツクス原型を得るようにしたことから、そ
の接合痕が前記パツキン装着面との対応部以外の
位置に環状に形成されるからであり、また第二の
理由は、各ワツクス環を成形するワツクス成形型
が、それぞれ前記パツキン装着面の軸方向両側の
突条と対応する位置で分割されていて、その型合
わせ面による接合痕が前記各突条に形成されるか
らである。
〔実施例〕
以下、本発明を、図示の一実施例を参照しなが
ら説明する。
まず第1図において、1は第一のワツクス成形
型で、軸方向(図では上下方向)に接合・分離可
能に組み合わされた一対の分割型2,3よりな
り、その型合わせ面5間には、環状の成形用キヤ
ビテイ4が形成されている。
また第2図におて、6は第二のワツクス成形型
で、上記と同様に組み合わされた一対の分割型
7,8よりなり、その型合わせ面10には、環状
の成形用キヤビテイ9が形成されている。
第3図に示すワツクス原型11は、最終的な製
品である第4図のフローテイングシールの摺動環
aを鋳造するための図示しない鋳型の製作に使用
するもので、前記摺動環aをパツキンeの装着面
a3から一方の突条a1側へ外れた位置で軸方向に分
割した形状に成形したワツクス環12,13の接
合体となつている。
第一のワツクス成形型1は一方のワツクス環1
2を成形するために使用されるもので、その型合
わせ面5は、摺動環aの突条a1と対応するキヤビ
テイ外径縁4aを通つて延びており、また、第二
のワツクス成形型6は他方のワツクス環13を成
形するために使用されるもので、その型合わせ面
10は、摺動環aの突条a2と対応するキヤビテイ
外径縁9aを通つて延びている。前記ワツクス原
型11は、これら第一及び第二のワツクス成形型
1,6でワツクス環12,13を別々に成形した
後、段差状の接合面11dで軸方向に互いに接合
して製作する。
ここで、ワツクス原型11には、第一のワツク
ス成形型1の型合わせ面5と、第二のワツクス成
形型6の型合わせ面10と、ワツクス原型11の
接合面11dによつて、それぞれ環状に延びる筋
状の接合痕が形成されるが、このうち型合わせ面
5による接合痕は、摺動環aの一方の突条a1と対
応する突条11a上に位置し、型合わせ面10に
よる接合痕は、摺動環aの他方の突条a2と対応す
る突条11bに位置し、ワツクス環12,13の
接合面11dによる接合痕は、摺動環aのパツキ
ン装着面a3との対応部11cから突条11a側へ
大きく偏在している。
したがつて、ワツクス原型11により製作され
る鋳型を介して摺動環aへ転写される前記各接合
痕は、いずれもパツキン装着面a3以外に位置し、
パツキンeのシール性低下や破損といつた悪影響
を及ぼすことがないため、このパツキン装着面a3
には、とくに精密仕上加工を施す必要がない。
また、この実施例においては、接合面11dを
段差状に形成することによつて、圧入といつた簡
単な作業でワツクス環12,13の接合一体化が
可能になるとともに、接合面11dの外径端によ
つて形成される接合痕を、パツキン装着面a3との
対応部11cから大きく遠ざけることができるも
のである。
〔発明の効果〕
以上、本発明によると、摺動環をパツキン装着
面以外の位置で軸方向に分割した形状の2つのワ
ツクス環を、2組のワツクス成形型で別々に成形
し、これを互いに接合してワツクス原型を得るも
ので、ワツクス原型の外周面における摺動環のパ
ツキン装着面に相当する部分には、ワツクス成形
型の型合わせ面及びワツクス環の接合面による筋
状の接合痕が形成されることがないため、接合痕
によるパツキンのシール性低下及び損傷を防止す
ることができ、摺動環のパツキン装着面の精密仕
上加工を不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の成形方法の一実施
例を示すワツクス成形型の断面図、第3図は同方
法により製造されたワツクス原型の断面図、第4
図はフローテイングシールの装着状態の半裁断面
図、第5図及び第6図は従来方法を示す説明図で
ある。 1,6……ワツクス成形型、2,3,7,8…
…分割型、4,9……キヤビテイ、10……型合
わせ面、11……ワツクス原型、11c……パツ
キン装着面との対応部、11d……接合面、1
2,13……ワツクス環、a……摺動環、a3……
パツキン装着面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軸方向両端外周に突条を有し、該両突条間の
    外周面にパツキンが装着されるフローテイングシ
    ールの摺動環のロストワツクス法による製造にお
    いて、前記各突条と対応する位置の型合わせ面で
    軸方向に互いに接合・分離自在に組み合わされた
    2つの分割型間に環状の成形用キヤビテイが形成
    されてなるワツクス成形型を2組用いて、前記摺
    動環をパツキン装着面以外の位置で軸方向に分割
    した形状の2つのワツクス環を成形し、成形後該
    両ワツクス環を互いに接合することによつて前記
    摺動環のワツクス原型を得ることを特徴とするフ
    ローテイングシールの摺動環のワツクス原型成形
    方法。
JP9488786A 1986-04-25 1986-04-25 フロ−テイングシ−ルの摺動環のワツクス原型成形方法 Granted JPS62251110A (ja)

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JPS62251110A JPS62251110A (ja) 1987-10-31
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