JPH11309559A - 複合金属部材の製造方法、複合化用予備成形体及び中子部材 - Google Patents

複合金属部材の製造方法、複合化用予備成形体及び中子部材

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JPH11309559A
JPH11309559A JP11681798A JP11681798A JPH11309559A JP H11309559 A JPH11309559 A JP H11309559A JP 11681798 A JP11681798 A JP 11681798A JP 11681798 A JP11681798 A JP 11681798A JP H11309559 A JPH11309559 A JP H11309559A
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幸弘 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合化用予備成形体に塩中子を保持させるに
際して、損傷等を生じさせることなく、塩中子を複合化
用予備成形体に簡単に保持させる 【解決手段】 複合化用予備成形体5に塩中子6を挿入
する作業の下、複合化用予備成形体5内側面(傾斜面
7)に、その軸心方向O1において、その他方側から一
方側に向けて、塩中子6を、その外側面(傾斜面8)に
おける軸心方向一方側を挿入先端側として挿入し、複合
化用予備成形体5の傾斜面7、塩中子6の傾斜面8を利
用して、挿入過程の終了段階において初めて、複合化用
予備成形体5の内側面に塩中子6を密嵌合させ、挿入過
程の開始から終了段階までの間においては、複合化用予
備成形体5と中子部材6とは、互いに力を及ぼし合わな
いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合金属部材の製
造方法、複合化用予備成形体及び中子部材に関する。
【0002】
【従来の技術】複合金属部材の製造においては、強度の
向上を図ると共に冷却用空洞を鋳造品に形成すべく、特
開昭60−13955号公報に示すように、型内へのセ
ット前に、湾曲(公報では円環状に形成)した複合化用
予備成形体の内側部(公報では内周面)に中子部材を保
持し、その状態で複合化用予備成形体と中子部材とを型
内にセットすることが行われている。具体的には、複合
化用予備成形体の内側部に中子部材を保持するに際して
は、複合化用予備成形体の内側部を切り欠いて段部を形
成し、その段部に中子部材を着座させると共に、セット
時や鋳造の途中に中子部材が脱落することを防止するた
めに、接着剤やワイヤ等の補助的固定手段を用いること
により中子部材を複合化用予備成形体に固定することが
行われている。
【0003】一方、上記特開昭60−13955号公報
の内容では、接着剤やワイヤ等の補助的固定手段を別
途、用意しなければならないばかりか、中子部材と複合
化用予備成形体との固定作業が煩雑にならざるを得ない
ことに鑑み、それを是正すべく、複合化用予備成形体の
内側部に中子部材を圧入することが検討されている。こ
の方法によれば、単に圧入作業だけで、複合化用予備成
形体と中子部材とが保持状態(圧入状態)となり、補助
的固定手段を別途、用意する必要はなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複合化用予備
成形体の内側部に中子部材を圧入する場合、圧入開始当
初から圧入終了位置(所定の進入度合いの圧入状態)に
なるまでの圧入過程(挿入過程)の間、一貫して、複合
化用予備成形体及び中子部材は、互いに大きな力を及ぼ
しあい、それに基づき、複合化用予備成形体、中子部材
は、変形、破損するおそれがある。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その第1の技術的課題は、複合金属部材の製造方法
において、複合化用予備成形体に中子部材を保持させる
に際して、損傷等を生じさせることなく、中子部材を複
合化用予備成形体に簡単に保持させることにある。第2
の技術的課題は、上記複合金属部材の製造方法に用いる
ことができる複合化用予備成形体を提供することにあ
る。第3の技術的課題は、上記複合金属部材の製造方法
に用いることができる中子部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の技術的課題を
達成するために本発明(請求項1の発明)にあっては、
複合化用予備成形体として、湾曲した内側面を有し、該
内側面を、該内側面における曲率軸心の軸心方向一方側
の曲率半径が該曲率軸心の軸心方向他方側の曲率半径よ
りも小さくなるように傾斜させたものを用意すると共
に、中子部材として、湾曲した外側面を有し、該外側面
を、該外側面における曲率軸心の軸心方向一方側の曲率
半径が該曲率軸心の軸心方向他方側の曲率半径よりも小
さくなるように傾斜させたものを用意し、型内への前記
複合化用予備成形体及び前記中子部材のセットに先立
ち、該中子部材における前記曲率軸心の軸心方向一方側
を該複合化用予備成形体における前記曲率軸心の軸心方
向他方側から該曲率軸心の軸心方向一方側に向けて挿入
して、該複合化用予備成形体に対して該中子部材を嵌合
保持する、ことを特徴とする複合金属部材の製造方法と
した構成としてある。
【0007】請求項1の好ましい態様としては請求項2
〜4の記載の通りとなる。
【0008】上記第2の技術的課題を達成するために本
発明(請求項5の発明)にあっては、湾曲した内側面を
有して、該内側面が、該内側面における曲率軸心の軸心
方向一方側の曲率半径が該曲率軸心の軸心方向他方側の
曲率半径よりも小さくなるように傾斜された傾斜面とさ
れている、ことを特徴とする複合化用予備成形体とした
構成としてある。
【0009】請求項5の好ましい態様としては請求項
6、7の記載の通りとなる。
【0010】上記第3の技術的課題を達成するために本
発明(請求項8の発明)にあっては、湾曲した外側面を
有して、該外側面が、該外側面における曲率軸心の軸心
方向一方側の曲率半径が該曲率軸心の軸心方向他方側の
曲率半径よりも小さくなるように傾斜された傾斜面とさ
れている、ことを特徴とする中子部材とした構成として
ある。
【0011】請求項8の好ましい態様としては請求項9
の記載の通りとなる。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複合化用予備
成形体に中子部材を挿入する作業の下、複合化用予備成
形体内側面(傾斜面)に、その曲率軸心の軸心方向にお
いて、その他方側から一方側に向けて、中子部材を、そ
の外側面(傾斜面)における曲率軸心の軸心方向一方側
を挿入先端側として挿入することから、複合化用予備成
形体の傾斜面、中子部材の傾斜面に基づき、挿入過程の
終了段階において初めて、複合化用予備成形体の内側面
に中子部材が密嵌合され、挿入過程の開始から終了段階
までの間においては、複合化用予備成形体と中子部材と
は、互いに力を及ぼし合わないことになる。このため、
複合化用予備成形体に中子部材を保持させるに際して、
損傷等を生じさせることなく、中子部材を複合化用予備
成形体に簡単に保持させることができることになる。
【0013】請求項2の発明によれば、複合化用予備成
形体に対して中子部材を挿入させるに際して、該複合化
用予備成形体を位置決め治具の第1規制面に載置してお
き、該複合化用予備成形体に対する中子部材の挿入を位
置決め治具の第2規制面により規制することから、上下
方向において相対的に異なる位置をとる第1、第2規制
面の関係を利用して、中子部材の挿入作業だけで、簡単
且つ正確に、複合化用予備成形体と中子部材との位置決
めを行うことができることになる。
【0014】請求項3の発明によれば、型が合わせ型と
され、型内への複合化用予備成形体及び中子部材のセッ
トに際して、該複合化用予備成形体の外周部を合わせ型
の合わせ面部において挟持することから、中子部材を複
合化用予備成形体を介して簡単且つ確実に保持できると
共に、鋳造時に複合化用予備成形体内のエアを合わせ面
部を利用して確実に排出して未複合部のない健全な複合
金属部材を製造できることになる。
【0015】請求項4の発明によれば、注湯口からの注
湯後において、該注湯口を閉塞しつつ、該型内を気体に
より加圧することから、高圧に耐える型を用いなくて
も、溶湯を簡単且つ適正に複合化用予備成形体内に含浸
させることができることになる。
【0016】請求項5の発明によれば、複合化用予備成
形体が、湾曲した内側面を有して、該内側面が、該内側
面における曲率軸心の軸心方向一方側の曲率半径が該曲
率軸心の軸心方向他方側の曲率半径よりも小さくなるよ
うに傾斜された傾斜面とされていることから、当該複合
化用予備成形体の傾斜面(内側面)を利用して、中子部
材の挿入過程の終了段階において初めて、複合化用予備
成形体の内側面に中子部材を密嵌合できることになる。
このため、当該複合化用予備成形体を、前述の請求項1
に係る複合金属部材の製造方法に用いることができるこ
とになる。
【0017】請求項6の発明によれば、傾斜面が、曲率
軸心を中心とした周方向全体的に亘って連続的に形成さ
れていることから、複合化用予備成形体に対する中子部
材の嵌合保持性を向上させることができることになる。
【0018】請求項7の発明によれば、複合化用予備成
形体の湾曲した内側面が、環状の内周面であることか
ら、環状の複合化用予備成形体内周面の全周に亘って該
複合化用予備成形体と中子部材とを嵌合できることにな
り、複合化用予備成形体に対する中子部材の嵌合保持性
を、前記請求項6の場合よりも一層、向上させることが
できることになる。
【0019】請求項8の発明によれば、中子部材が、湾
曲した外側面を有して、該外側面が、該外側面における
曲率軸心の軸心方向一方側の曲率半径が該曲率軸心の軸
心方向他方側の曲率半径よりも小さくなるように傾斜さ
れた傾斜面とされていることから、当該中子部材の傾斜
面(外側面)を利用して、該中子部材の挿入過程の終了
段階において初めて、複合化用予備成形体の内側面に中
子部材の外側面を密嵌合できることになる。このため、
当該中子部材を、前述の請求項1に係る複合金属部材の
製造方法に用いることができることになる。
【0020】請求項9の発明によれば、中子部材の湾曲
した外側面が、環状の外周面であることから、環状の中
子部材外周面の全周に亘って該中子部材と複合化用予備
成形体とを嵌合できることになり、複合化用予備成形体
に対する中子部材の嵌合保持性を向上させることができ
ることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0022】図1において、符号1は、複合金属部材と
してのピストンで、このピストン1においては、ピスト
ンリング溝部相当部分が複合化されて部分的に複合部2
が形成され、その複合部2の一方側(ピストン外周面
側)にピストンリング溝3が形成されており、複合部2
の他方側(ピストン内部側)には、ピストン1内部にお
いて、オイル冷却空洞4が隣接配置されている。
【0023】このようなピストンの製造は、次のように
して行われる。
【0024】先ず、リング状の複合化用予備成形体5
(図2参照)とリング状の中子部材としての塩中子6
(図3参照)とを用意する。複合部2の材料、オイル冷
却空洞4形成のための材料を準備するためである。具体
的に説明すれば、上記複合化用予備成形体5は多孔性を
有しており、その内周面は、その軸心O1方向一方側
(図2中、上側)の内径D1が軸心O1方向他方側(図
2中、下側)の内径D2よりも縮径されるように傾斜さ
れた平坦な傾斜面7とされている。この傾斜面7は、図
2に示すように、その周方向全周に亘って、軸心O1方
向に対して均一勾配θ1をもって傾斜されており、その
勾配θ1は、本実施形態においては、3度とされてい
る。上記塩中子6は、その外周面は、その軸心O2方向
一方側(図3中、上側)の内径d1が軸心O2方向他方
側(図3中、下側)の内径d2よりも縮径されるように
傾斜された平坦な傾斜面8とされている。この傾斜面8
は、図3に示すように、その周方向全周に亘って、軸心
O2方向に対して均一勾配θ2をもって傾斜されてお
り、その勾配θ2は、本実施形態においては、3度とさ
れている。この塩中子6の外径は、前記複合化用予備成
形体5の内径D1よりも幾分小さくされて嵌合代が設定
されており(締りばめ)、その嵌合代は、本実施形態に
おいては、ー0.2(=複合化用予備成形体5の基準内
径(例えば68.5mm)Dー塩中子6の基準外径(例え
ば68.7mm)d)とされている。
【0025】次に、図4に示すように、位置決め治具9
上に複合化用予備成形体5を載置し、その複合化用予備
成形体5内に塩中子6を挿入する。複合化用予備成形体
5に対して塩中子6を所定の嵌合度合いで嵌合保持させ
るためである。具体的に説明すれば、上記位置決め治具
9は、その上面に第1規制面10と、第2規制面11と
を有しており、第1、第2規制面10、11は、いずれ
も平坦面とされている。第2規制面11は、複合化用予
備成形体5の内部に略収まる大きさをもって第1規制面
10よりも若干高く設定されており、この第1規制面1
0と第2規制面11との上下方向における差は、複合化
用予備成形体5に対する塩中子6の嵌合度合いを所定の
ものにするために設けられている。上記位置決め治具9
上への複合化用予備成形体5の載置は、該複合化用予備
成形体5の内径D1側を下方側に向けて、該複合化用予
備成形体5の内部に第2規制面11を収納しつつ、該複
合化用予備成形体5を第1規制面10上に載置すること
により行われる。上記複合化用予備成形体5内への塩中
子6の挿入は、塩中子6の外径d1側を下方側に向けつ
つ、該塩中子6が第2規制面11に当接されて挿入動が
規制されるまで行われる。これにより、塩中子6は、複
合化用予備成形体5内の所定位置までほとんど摩擦抵抗
を生じさせることなく挿入され、その所定位置を過ぎた
頃から、塩中子6は、複合化用予備成形体5内に圧入さ
れ、複合化用予備成形体5に対する塩中子6の嵌合度合
いは所定のものとなる。
【0026】具体的には、前述の如く、複合化用予備成
形体5の内周面及び塩中子6の外周面の勾配を3度、嵌
合代を0.2とした場合には、図5の特性線f1に示す
ように、挿入過程の終了段階まで圧入力はほぼ0とな
り、その終了段階以降において、圧入力が上昇し始める
ことになり、それに基づき複合化用予備成形体5内に塩
中子6が嵌合保持されることになる。一方、図6に示す
ように、複合化用予備成形体50の内周面及び塩中子6
0の外周面の勾配を0度(傾斜面を形成しない場合)、
嵌合代を0.2とした場合には、図5の特性線f2に示
すように、複合化用予備成形体50内への塩中子60の
挿入当初から挿入終了まで圧入状態となり、複合化用予
備成形体50と塩中子60とは、互いに力を及ぼしあう
ことになって、両者50、60は、損傷する可能性が生
じることになる。
【0027】次に、塩中子6を保持した複合化用予備成
形体5の内径D2側を下方に向けた状態で(図7参
照)、該複合化用予備成形体5の外周部を、サイド型
(一対のサイド型)12と上型13との合わせ面部12
a、13aに挟持する。サイド型12と上型13との合
わせ面部12a、13aに複合化用予備成形体5の外周
部を挟持するのは、サイド型12と上型13との合わせ
面部12a、13aを利用して、型12、13への複合
化用予備成形体5のセットを容易にするだけでなく、そ
の合わせ面部12a、13aを利用して、複合化時(鋳
造時)に、該複合化用予備成形体5内のエアを確実に排
出できるようにするためである。このため、合わせ面部
12aを切欠いて、複合化用予備成形体5の外周部を保
持するための保持溝14が形成され、また、上型13と
サイド型12との間に隙間等を形成してエア排出通路1
5が形成されることになっている。勿論、このエア排出
通路15は、エアを排出することができるだけでなく、
エア排出後、そのエア排出路15内に流出する溶湯を迅
速に凝固させる機能をも有している。
【0028】次に、サイド型12の湯道16の湯口17
を湯口シール18により塞ぎ、上型13の気体導入パイ
プ19から気体を導入して、型12、13内の溶湯を加
圧する。溶湯を多孔性複合化用予備成形体5内に含浸さ
せて、複合部2を形成するためである。ここで、加圧手
段として、気体を用いているのは、高圧に耐える型を用
いなくてもよいようにしたり、塩中子が過度の圧力によ
り破損することを防ぐ等のためである。
【0029】次に、溶湯の凝固後、鋳造品(ピストン素
材)を取り出し、その鋳造品に水注入通路(図示略)を
加工し、その水注入通路を介して水を注入することによ
り塩中子6を排除すると共に、複合部2の切削加工を行
ってピストンリング溝3を形成する。これにより、所望
のピストン1が得られることになる。
【0030】以上実施形態について説明したが本発明に
あっては、複合化用予備成形体5、塩中子6が環状であ
る場合に限らず、湾曲したもの(切欠き円環状のもの)
をも含む。
【0031】尚、本発明の目的は、明記されたものに限
らず、実質的に好ましい或いは利点として載されたもの
に対応したものを提供することをも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたピストンを説明する説明
図。
【図2】実施形態に係る複合化用予備成形体を示す縦断
面図。
【図3】実施形態に係る塩中子を示す縦断面図。
【図4】図2の複合化用予備成形体に対して図3の塩中
子を所定の嵌合保持状態に嵌合保持する方法を説明する
説明図。
【図5】複合化用予備成形体に対する塩中子の圧入力に
関し、複合化用予備成形体の内周面及び塩中子の外周面
に勾配を持たせる場合と持たせない場合とを比較した特
性線図。
【図6】複合化用予備成形体の内周面及び塩中子の外周
面に勾配を持たせない場合において、その複合化用予備
成形体と塩中子とを嵌合保持した状態を示す図。
【図7】型へのセット時における複合化用予備成形体及
び塩中子の姿勢を示す図。
【図8】型を用いて実施形態に係るピストンの製造を説
明する説明図。
【符号の説明】
1 ピストン 5 複合化用予備成形体 6 塩中子 7 複合化用予備成形体の傾斜面(内周面) 8 塩中子の傾斜面(外周面) 9 位置決め治具 10 第1規制面 11 第2規制面 12 サイド型 12a サイド型の合わせ面部 13 上型 13a 上型の合わせ面部 19 気体導入パイプ O1 複合化用予備成形体の軸心 O2 塩中子の軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B22D 19/08 B22D 19/08 D 27/13 27/13 F02F 3/00 F02F 3/00 G N 301 301B 3/22 3/22 A F16J 1/00 F16J 1/00 // F16J 9/00 9/00 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合化用予備成形体として、湾曲した内
    側面を有し、該内側面を、該内側面における曲率軸心の
    軸心方向一方側の曲率半径が該曲率軸心の軸心方向他方
    側の曲率半径よりも小さくなるように傾斜させたものを
    用意すると共に、中子部材として、湾曲した外側面を有
    し、該外側面を、該外側面における曲率軸心の軸心方向
    一方側の曲率半径が該曲率軸心の軸心方向他方側の曲率
    半径よりも小さくなるように傾斜させたものを用意し、 型内への前記複合化用予備成形体及び前記中子部材のセ
    ットに先立ち、該中子部材における前記曲率軸心の軸心
    方向一方側を該複合化用予備成形体における前記曲率軸
    心の軸心方向他方側から該曲率軸心の軸心方向一方側に
    向けて挿入して、該複合化用予備成形体に対して該中子
    部材を嵌合保持する、ことを特徴とする複合金属部材の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 位置決め治具として、第1規制面と、該第1規制面より
    も上下方向において相対的に異なる位置をとる第2規制
    面とを有するものを用意し、 前記複合化用予備成形体に対して前記中子部材を挿入さ
    せるに際して、該複合化用予備成形体を前記第1規制面
    に載置しておき、該複合化用予備成形体に対する前記中
    子部材の挿入を前記第2規制面により規制する、ことを
    特徴とする複合金属部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記型が合わせ型とされ、 前記型内への前記複合化用予備成形体及び前記中子部材
    のセットに際して、該複合化用予備成形体の外周部を前
    記合わせ型の合わせ面部において挟持する、ことを特徴
    とする複合金属部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 注湯口からの注湯後において、該注湯口を閉塞しつつ、
    該型内を気体により加圧する、ことを特徴とする複合金
    属部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 湾曲した内側面を有して、該内側面が、
    該内側面における曲率軸心の軸心方向一方側の曲率半径
    が該曲率軸心の軸心方向他方側の曲率半径よりも小さく
    なるように傾斜された傾斜面とされている、ことを特徴
    とする複合化用予備成形体。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記傾斜面は、前記曲率軸心を中心とした周方向全体的
    に亘って連続的に形成されている、ことを特徴とする複
    合化用予備成形体。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、 前記湾曲した内側面が、環状の内周面である、ことを特
    徴とする複合化用予備成形体。
  8. 【請求項8】 湾曲した外側面を有して、該外側面が、
    該外側面における曲率軸心の軸心方向一方側の曲率半径
    が該曲率軸心の軸心方向他方側の曲率半径よりも小さく
    なるように傾斜された傾斜面とされている、ことを特徴
    とする中子部材。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記湾曲した外側面が、環状の外周面である、ことを特
    徴とする中子部材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1293276A2 (de) * 2001-09-18 2003-03-19 DaimlerChrysler AG Vorrichtung zur Herstellung eines Druckgussbauteils mit einem Kern und einem Einlegeteil
JP2009520902A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内燃機関用のピストン及び該ピストンのための製造方法

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