JPS6012771Y2 - ラツクピニオン型操向装置 - Google Patents
ラツクピニオン型操向装置Info
- Publication number
- JPS6012771Y2 JPS6012771Y2 JP1976143238U JP14323876U JPS6012771Y2 JP S6012771 Y2 JPS6012771 Y2 JP S6012771Y2 JP 1976143238 U JP1976143238 U JP 1976143238U JP 14323876 U JP14323876 U JP 14323876U JP S6012771 Y2 JPS6012771 Y2 JP S6012771Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- steering device
- pinion type
- type steering
- pipe material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用として好適なラックピニオン型操向装
置に係り、ラック軸受及びゴムブーツとの係合部を改良
して、この種装置の製造コストを低減することを目的と
する。
置に係り、ラック軸受及びゴムブーツとの係合部を改良
して、この種装置の製造コストを低減することを目的と
する。
従来、この種操向装置のラック軸受は第3図に一例を示
す如く、別個に製作した鋳鉄製、焼結合金製あるいは合
成樹脂製等の軸受部材6をハウジング1の筒状部分の端
面に設けるのを一般とした。
す如く、別個に製作した鋳鉄製、焼結合金製あるいは合
成樹脂製等の軸受部材6をハウジング1の筒状部分の端
面に設けるのを一般とした。
軸受部材6はハウジング1の筒状部分の端面に圧入され
るかあるいはパイプ材3と共に鋳ぐるみされてハウジン
グに結合される。
るかあるいはパイプ材3と共に鋳ぐるみされてハウジン
グに結合される。
この様に別個に製作された軸受部材を使用するものにあ
っては、軸受部材6の製作に少なからぬ費用を要するば
かりでなくハウジング1と軸受部材6との結合に工数と
費用を要する。
っては、軸受部材6の製作に少なからぬ費用を要するば
かりでなくハウジング1と軸受部材6との結合に工数と
費用を要する。
すなわち圧入する場合には軸受部材6とハウジング1の
圧入孔とを高精度で仕上げなければならず、又止め輪等
の抜は止め手段を付設する必要がある。
圧入孔とを高精度で仕上げなければならず、又止め輪等
の抜は止め手段を付設する必要がある。
又、パイプ材3と共に鋳ぐるみする場合にはパイプ材3
と軸受部材6との合わせ面から鋳造時容湯が浸透しない
様にパイプ材3、軸受部材6及び金型の寸法精度を高め
なければならない。
と軸受部材6との合わせ面から鋳造時容湯が浸透しない
様にパイプ材3、軸受部材6及び金型の寸法精度を高め
なければならない。
もし容湯の浸透があった場合には少なくとも軸受部材6
の内周面に付着した容湯を切削加工等によって除去しな
ければならない 本考案はこれらの点に鑑みなされたもので、別個に製作
した軸受部材を用いず、又パイプ材を鋳ぐるみする鋳物
部材を省略して構造を簡易化し、製造コストの低減をも
たらすものである。
の内周面に付着した容湯を切削加工等によって除去しな
ければならない 本考案はこれらの点に鑑みなされたもので、別個に製作
した軸受部材を用いず、又パイプ材を鋳ぐるみする鋳物
部材を省略して構造を簡易化し、製造コストの低減をも
たらすものである。
第1図及び第2図は本考案−実施例を示しており、図面
において7はハンドルに連結されたピニオンであり、ハ
ウジング1内に回転自在に軸支されている。
において7はハンドルに連結されたピニオンであり、ハ
ウジング1内に回転自在に軸支されている。
2はハウジング1内に往復動自在に軸支されたラックで
あり、ピニオン7と噛み合ってピニオン7の回転に伴な
って往復動する。
あり、ピニオン7と噛み合ってピニオン7の回転に伴な
って往復動する。
ラック2の両端は自在継手8を介してタイロッドに連結
されている。
されている。
9はう゛ンク2をピニオン7側に押圧して噛み合いのバ
ックラッシュを常に最小ならしめる弾発プランジャーで
ある。
ックラッシュを常に最小ならしめる弾発プランジャーで
ある。
ハウジング1のラック2を包囲する筒状部分の大半はパ
イプ材3で形成されている。
イプ材3で形成されている。
ここで第2図に拡大図で示す如く、パイプ材の端部から
所定の範囲を絞って縮径すると共に、折り返し縁鍔14
と膨出ビード部15とによってゴムブーツ嵌合周環状部
13を形成し、又縮径部内周面に、耐摩耗性被膜5を被
覆させてラック軸受を形成した。
所定の範囲を絞って縮径すると共に、折り返し縁鍔14
と膨出ビード部15とによってゴムブーツ嵌合周環状部
13を形成し、又縮径部内周面に、耐摩耗性被膜5を被
覆させてラック軸受を形成した。
この耐摩耗性被膜5は前記膨出ビード部の内側の凹みに
流入して係止されている。
流入して係止されている。
耐摩耗性被膜としてはテフロン(商標)等の低摩擦係数
の合成樹脂も好適である。
の合成樹脂も好適である。
この場合、特に潤滑剤を要することなくラックの滑かな
作動が得られ、又路面の凹凸によってラックに生じる振
動に起因する打音の発生を緩和できる等の利点がある。
作動が得られ、又路面の凹凸によってラックに生じる振
動に起因する打音の発生を緩和できる等の利点がある。
この合成樹脂の被膜は従来一部の操向装置において実施
されていた合成樹脂製ブツシュに比較して厚さが極めて
薄いため熱膨張による内径変化が極めて少なく良好であ
り、又高価な樹脂材料の使用が僅かでありコスト的にも
有利である。
されていた合成樹脂製ブツシュに比較して厚さが極めて
薄いため熱膨張による内径変化が極めて少なく良好であ
り、又高価な樹脂材料の使用が僅かでありコスト的にも
有利である。
又、この実施例においては操向装置を車体に取付けるた
めのバンド掛溝16が、パイプ材3の外周に溶接された
2つのリンク17.17によって形成されている。
めのバンド掛溝16が、パイプ材3の外周に溶接された
2つのリンク17.17によって形成されている。
本考案は前述の如くであるから、別個に製作された軸受
部材と、パイプを鋳ぐるみした鋳物部材が省略されるの
で、部品点数が減じられ、又製作工数も減じられ、ラッ
クピニオン型操向装置の製造コストを低減することがで
き、又耐摩耗性被膜はビード部内側の凹みに係止されて
いるので、抜けや移動を生じることがない。
部材と、パイプを鋳ぐるみした鋳物部材が省略されるの
で、部品点数が減じられ、又製作工数も減じられ、ラッ
クピニオン型操向装置の製造コストを低減することがで
き、又耐摩耗性被膜はビード部内側の凹みに係止されて
いるので、抜けや移動を生じることがない。
第1図は本考案−実施例の縦断面図、第2図はその要部
拡大図、第3図は従来例の要部拡大断面図である。 符号の説明、1・・・・・・ハウジング、2・・・・・
・ラック、3・・・・・・パイプ材、4・・・・・・パ
イプ材の縮径部内周面、5・・・・・・耐摩耗性被膜、
7・・・・・ゼニオン、14・・・・・・折り返し縁部
、15・・・・・・膨出ビード部、13・・・・・・環
状溝。
拡大図、第3図は従来例の要部拡大断面図である。 符号の説明、1・・・・・・ハウジング、2・・・・・
・ラック、3・・・・・・パイプ材、4・・・・・・パ
イプ材の縮径部内周面、5・・・・・・耐摩耗性被膜、
7・・・・・ゼニオン、14・・・・・・折り返し縁部
、15・・・・・・膨出ビード部、13・・・・・・環
状溝。
Claims (1)
- ハウジング1のラック2を包囲する筒状部分の少なくと
も一部をパイプ材3で形成したラックピニオン型操向装
置において、パイプ材の端部から所定の範囲を絞って縮
径すると共に、折り返し縁鍔14と膨出ビード部15と
によってゴムブーツ嵌合用環状溝13を形成腰さらに前
記縮径部内周面に、前記と一ド部の内側の凹みに係止さ
れた耐摩耗性被膜5を被覆させてラック軸受を形成した
ことを特徴とするラックピニオン型操向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976143238U JPS6012771Y2 (ja) | 1976-10-25 | 1976-10-25 | ラツクピニオン型操向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976143238U JPS6012771Y2 (ja) | 1976-10-25 | 1976-10-25 | ラツクピニオン型操向装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5360232U JPS5360232U (ja) | 1978-05-23 |
JPS6012771Y2 true JPS6012771Y2 (ja) | 1985-04-24 |
Family
ID=28751945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976143238U Expired JPS6012771Y2 (ja) | 1976-10-25 | 1976-10-25 | ラツクピニオン型操向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012771Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017040323A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 株式会社アイエイアイ | アクチュエータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5243530Y2 (ja) * | 1973-02-13 | 1977-10-03 |
-
1976
- 1976-10-25 JP JP1976143238U patent/JPS6012771Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5360232U (ja) | 1978-05-23 |
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