JPH027330Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH027330Y2 JPH027330Y2 JP1984007551U JP755184U JPH027330Y2 JP H027330 Y2 JPH027330 Y2 JP H027330Y2 JP 1984007551 U JP1984007551 U JP 1984007551U JP 755184 U JP755184 U JP 755184U JP H027330 Y2 JPH027330 Y2 JP H027330Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered alloy
- phase sintered
- component
- shaft
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 37
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 37
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 claims description 20
- 239000007790 solid phase Substances 0.000 claims description 15
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims description 5
- 239000012071 phase Substances 0.000 claims 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、組立カムシヤフトに組付けられて
使用されるカムロブ、ジヤーナルピース等の構成
部品、特に焼結合金製の構成部品に関する。
使用されるカムロブ、ジヤーナルピース等の構成
部品、特に焼結合金製の構成部品に関する。
組立カムシヤフトの構成部品には耐摩耗性、潤
滑性が要求されることから焼結合金が用いられ
る。そして焼結合金製構成部品のシヤフト組付手
段としては、構成部品を液相焼結合金で製作し
て、シヤフトと拡散結合により一体に接合すると
いう手段がある。しかし液相焼結合金は空孔量が
少なく、その結果含油性が低下する上、非常に硬
く、加工性が悪いので量産性の点で問題がある。
滑性が要求されることから焼結合金が用いられ
る。そして焼結合金製構成部品のシヤフト組付手
段としては、構成部品を液相焼結合金で製作し
て、シヤフトと拡散結合により一体に接合すると
いう手段がある。しかし液相焼結合金は空孔量が
少なく、その結果含油性が低下する上、非常に硬
く、加工性が悪いので量産性の点で問題がある。
そこで構成部品を内周側、外周側に分割し、外
周側に充分な含油性を維持する固相焼結合金を配
し、シヤフトと結合される内周側には外周側に配
した固相焼結合金と同一温度で焼結される液相焼
結合金を配し、内周側の液相焼結合金とシヤフ
ト、及び内周側の液相焼結合金部分と、外周側の
固相焼結合金部分とを拡散結合により一体に結合
する方法がある。しかし、この場合においては、
硬く被削性のよくない液相焼結部材が内周側に存
在するので、構成部品に油孔を設けるときなどの
場合、加工が困難であるという問題があつた。
周側に充分な含油性を維持する固相焼結合金を配
し、シヤフトと結合される内周側には外周側に配
した固相焼結合金と同一温度で焼結される液相焼
結合金を配し、内周側の液相焼結合金とシヤフ
ト、及び内周側の液相焼結合金部分と、外周側の
固相焼結合金部分とを拡散結合により一体に結合
する方法がある。しかし、この場合においては、
硬く被削性のよくない液相焼結部材が内周側に存
在するので、構成部品に油孔を設けるときなどの
場合、加工が困難であるという問題があつた。
この考案は、従来のこれらの欠点を除去するた
めのもので、固相焼結合金の構成部品の両側面の
内周に凹部を設け、そこに液相焼結合金を嵌めこ
むことによつて加工性の高いカムシヤフトの構成
部品を得たものである。
めのもので、固相焼結合金の構成部品の両側面の
内周に凹部を設け、そこに液相焼結合金を嵌めこ
むことによつて加工性の高いカムシヤフトの構成
部品を得たものである。
図について説明すれば、第1図は、従来の構成
部品を示し、シヤフト1に組付けた構成部品2は
外周の固相焼結合金部分3と内周の液相焼結合金
部分4からなり、液相焼結合金部分の拡散により
固相焼結合金部分3、液相焼結合金部分4、シヤ
フト1の三者が一体に結合されている。しかしこ
の従来の構造では、硬い液相焼結合金部分4が内
周に存在するので、構成部品2を貫いて油孔等を
設けようとする場合、加工性が悪いという不工合
があつた。
部品を示し、シヤフト1に組付けた構成部品2は
外周の固相焼結合金部分3と内周の液相焼結合金
部分4からなり、液相焼結合金部分の拡散により
固相焼結合金部分3、液相焼結合金部分4、シヤ
フト1の三者が一体に結合されている。しかしこ
の従来の構造では、硬い液相焼結合金部分4が内
周に存在するので、構成部品2を貫いて油孔等を
設けようとする場合、加工性が悪いという不工合
があつた。
第2図は、この考案の構成部品を示し、シヤフ
ト1に取りつける固相焼結合金製の部分3の両側
面の内周に凹部31を設け、その凹部31に液相
焼結合金の部分4を嵌めこみ、この両者で構成部
品2を形成する。すると、液相焼結合金4とシヤ
フト1及び固相焼結合金部分3と液相焼結合金部
分4とが拡散結合により結合される。この考案の
構成部品では、中央部分は固相焼結合金部分のみ
であるので、加工性がよく、例えば油孔5をあけ
るにも容易に加工できる。6は、油孔5に連らな
るシヤフト1にあけた孔6である。
ト1に取りつける固相焼結合金製の部分3の両側
面の内周に凹部31を設け、その凹部31に液相
焼結合金の部分4を嵌めこみ、この両者で構成部
品2を形成する。すると、液相焼結合金4とシヤ
フト1及び固相焼結合金部分3と液相焼結合金部
分4とが拡散結合により結合される。この考案の
構成部品では、中央部分は固相焼結合金部分のみ
であるので、加工性がよく、例えば油孔5をあけ
るにも容易に加工できる。6は、油孔5に連らな
るシヤフト1にあけた孔6である。
第3図は、この考案の変形例を示し、凹部31
を逆L字状に形成し、液相焼結合金部分4に屈曲
部41を形成しておけば結合状態が更によくなる
ものである。
を逆L字状に形成し、液相焼結合金部分4に屈曲
部41を形成しておけば結合状態が更によくなる
ものである。
又、油孔5と6の大きさを異ならしておけば、
構成部品の組付位置が多少ずれても油孔の連通が
確保できる。
構成部品の組付位置が多少ずれても油孔の連通が
確保できる。
この考案のカムシヤフトの構成部品は、このよ
うな構成であつて、その中央部分は、加工の容易
な固相焼結合金のみが存在するので容易に油孔を
設けることができるものである。尚、液相焼結合
金は固相焼結合金に比し、特に軸方向において収
縮率が大きいので液相焼結合金の軸方向長さを固
相焼結合金に設けた溝の軸方向長さより収縮量の
差分だけ長く形成することが望ましい。
うな構成であつて、その中央部分は、加工の容易
な固相焼結合金のみが存在するので容易に油孔を
設けることができるものである。尚、液相焼結合
金は固相焼結合金に比し、特に軸方向において収
縮率が大きいので液相焼結合金の軸方向長さを固
相焼結合金に設けた溝の軸方向長さより収縮量の
差分だけ長く形成することが望ましい。
第1図は、従来の構成部品のシヤフト組付状態
を示す図。第2図はこの考案の構成部品の一実施
例のシヤフト組付状態のたて断面図、第3図は同
じく他の実施例のたて断面図である。 符号の説明、1……シヤフト、2……構成部
品、3……固相焼結合金部分、4……液相焼結合
金部分、5,6……油孔。
を示す図。第2図はこの考案の構成部品の一実施
例のシヤフト組付状態のたて断面図、第3図は同
じく他の実施例のたて断面図である。 符号の説明、1……シヤフト、2……構成部
品、3……固相焼結合金部分、4……液相焼結合
金部分、5,6……油孔。
Claims (1)
- シヤフトに組付けられる組立カムシヤフトの構
成部品において、固相焼結合金で製作された構成
部品の両側面の内周側に凹所を設け、その凹所に
液相焼結合金を嵌めこみ、液相焼結合金とシヤフ
ト、及び液相焼結合金部分と固相焼結合金部分と
が拡散結合により一体結合されていることを特徴
とする組立てカムシヤフトの構成部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP755184U JPS60121552U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 組立カムシヤフトの構成部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP755184U JPS60121552U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 組立カムシヤフトの構成部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60121552U JPS60121552U (ja) | 1985-08-16 |
JPH027330Y2 true JPH027330Y2 (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=30486002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP755184U Granted JPS60121552U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 組立カムシヤフトの構成部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60121552U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57154556A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-24 | Nippon Piston Ring Co Ltd | Manufacturing method of cam shaft |
-
1984
- 1984-01-25 JP JP755184U patent/JPS60121552U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57154556A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-24 | Nippon Piston Ring Co Ltd | Manufacturing method of cam shaft |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60121552U (ja) | 1985-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01172610A (ja) | ポールジョイント及びその製造方法 | |
EP0153409B1 (en) | Cam shaft and method of manufacturing thereof | |
JPH027330Y2 (ja) | ||
JPS6083731A (ja) | 中空環体部品と管状部材との結合体 | |
US4730581A (en) | Hollow cam shaft | |
JPH0247799Y2 (ja) | ||
JPH0310683B2 (ja) | ||
JPH027331Y2 (ja) | ||
JPH0242917Y2 (ja) | ||
JPS62177357A (ja) | 油孔を有するカム駒及びその製造方法 | |
JP4016620B2 (ja) | フランジ部を有するハウジング | |
JPH0996314A (ja) | 焼結軸受およびその製造方法 | |
JPS6229606Y2 (ja) | ||
JPS6132082Y2 (ja) | ||
JPS5829318Y2 (ja) | フライホイ−ル | |
JPH067205Y2 (ja) | 組立カムシャフト | |
JPS5842308U (ja) | カムシヤフト | |
JPS6132083Y2 (ja) | ||
JPS6229610Y2 (ja) | ||
JPS614809A (ja) | 焼結部品の嵌合固定方法 | |
JPH07644Y2 (ja) | カムシヤフト | |
JPH0343466Y2 (ja) | ||
JPS648683B2 (ja) | ||
JPS58191458U (ja) | カムシヤフト | |
JPS59162203A (ja) | カムシヤフトの製造方法 |