JPH027331Y2 - - Google Patents

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JPH027331Y2
JPH027331Y2 JP1984007693U JP769384U JPH027331Y2 JP H027331 Y2 JPH027331 Y2 JP H027331Y2 JP 1984007693 U JP1984007693 U JP 1984007693U JP 769384 U JP769384 U JP 769384U JP H027331 Y2 JPH027331 Y2 JP H027331Y2
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JP
Japan
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peripheral part
shaft
outer peripheral
liquid phase
steel
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JP1984007693U
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JPS60121554U (ja
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はカムロブ、ジヤーナル等の構成部品を
シヤフトに組付けてなる組立カムシヤフトに関す
るものであり、その組立カムシヤフトは内燃機関
の動弁機構に使用される。
[従来技術] カムロブ、ジヤーナル等の構成部品を焼結材と
し、その圧粉成形体を鋼管製のシヤフトに組付
け、液相焼結により構成部品をシヤフトに一体に
接合させる組立カムシヤフトは、日本公開特許公
報昭56−10859号に開示されているが、液相焼結
材は被削性が不良なため、構成部品の機械加工が
非常に困難であり、量産性に劣るという問題があ
つた。
[考案の目的] 本考案は加工性が良好で量産に適した組立カム
シヤフトを提供して上記問題を解決するものであ
る。
[考案の構成] 前記目的を達成するため本考案のカムシヤフト
は別途製作された焼結合金製の構成部品を鋼管製
のシヤフトに液相焼結により固定してなるが、そ
の構成部品は液相焼結合金製の内周部と鋼製の外
周部からなり、その内周部はシヤフトと外周部に
拡散結合により接合する。外周部に内周部を挿入
したままで、シヤフトに嵌合して液相焼結するこ
とにより、内周部を外周部とシヤフトに結合させ
ることが望ましい。
[実施例] 本考案のカムシヤフトを図面に示す実施例に基
づいて説明する。第1図に示すように、組立カム
シヤフトは鋼管製のシヤフト10にそれぞれ別途
に製作されたカムロブ12、歯車14、ジヤーナ
ル18等の構成部品が組付けられてなる。シヤフ
ト10の一端にはキヤツプ16が他端にはブツシ
ユ13が嵌着され、ブツシユ13にはベルト車
(図示せず)が着脱自在に取付けられる。ここで、
鋳鉄製の歯車14はろう付け又は溶接若しくは圧
入により、焼結合金製のカムロブ12は液相焼結
によりシヤフト10にそれぞれ接合される。
第1図及び第2図に示すように、ジヤーナル1
8は半径方向に分割して形成され、内周部30は
焼結合金材であり、外周部20は鋼材である。外
周部20は機械加工により両側面が斜めに切削さ
れ、外周面の中央には環状溝22が刻設される。
油穴21は内周部30の油穴31と連通し、その
油穴31はシヤフト10に予じめ穿設されたより
大きな油穴11と連通する。このジヤーナル18
の外周部20と内周部30は別々に製作され加工
されるが、外周部20は鋼製で切削性が良好であ
るから、油穴21も環状溝22も容易に加工され
量産される。内周部30はダイにより油穴31が
あけられた圧粉成形体として容易に量産される。
内周部30と外周部20の油穴31,21が合う
ように両者を組合わせ、さらにその油穴がシヤフ
ト10の油穴11に合うようにシヤフト10に嵌
めるか、又は先ず、油穴21と油穴11が合うよ
うに内周部30をシヤフト10に嵌め、ついで外
周部20をその油穴21が油穴31に合うように
内周部30に嵌める。ついで、液相焼結して、内
周部30の焼結合金材を外周部20の内周面とシ
ヤフト10の外周面に拡散結合させて一体結合さ
せる。このとき、内周部30は液相焼結により膨
張した後に収縮するので位置が多少ずれるが、外
周部20と内周部30は始めの膨張時に接合する
から、両者の油穴21,31の位置ずれは起きな
い。内周部30の収縮時に位置が多少ずれても、
シヤフト10の油穴11は内周部30の油穴31
よりも大きいので、油穴31が油穴11の外側に
までずれることはない。
実施例の組立カムシヤフトはジヤーナルのみが
焼結合金製の内周部と鋼製の外周部に分けて製作
されるが、他の構成部品、例えばカムロブも同様
に焼結合金製の内周部と鋼製の外周部に分けて製
作することができることはいうまでもない。
[考案の効果] 上記の通り、本考案の組立シヤフトの構成部品
は内周部が焼結合金材からなるため、液相焼結に
よりシヤフトに接合するから接合強度は非常に大
きい。外周部は鋼製であるから、機械加工性が良
好である。したがつて、従来の焼結合金材のみか
らなる構成部品を備えた組立カムシヤフトに比較
すると、本考案の組立カムシヤフトは量産性にお
いて格段に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の組立カムシヤフト
の縦断面図、第2図は第1図の−線に沿う断
面図である。 図において、10はシヤフト、18はジヤーナ
ル、20は外周部、30は内周部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも一部の構成部品が液相焼結により
    鋼製のシヤフトに固定されてなる組立カムシヤ
    フトであつて、前記構成部品は液相焼結合金製
    の内周部と鋼製の外周部からなり、前記内周部
    は鋼製の前記シヤフトと前記外周部に拡散結合
    により接合したことを特徴としてなる組立カム
    シヤフト。 2 外周部に挿入した内周部をシヤフトに嵌合
    後、前記シヤフトと前記外周部に液相焼結によ
    り接合させたことを特徴としてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の組立カムシヤフト。
JP769384U 1984-01-25 1984-01-25 組立カムシヤフト Granted JPS60121554U (ja)

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JPS60121554U JPS60121554U (ja) 1985-08-16
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JP2580820Y2 (ja) * 1992-07-08 1998-09-17 いすゞ自動車株式会社 カム軸の軸受け装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58191458U (ja) * 1982-06-17 1983-12-20 日本ピストンリング株式会社 カムシヤフト

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