JPS6070106A - カムシヤフトの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は内燃機関に使用される動弁用のカムシャフト
の製造方法に関する。

従来の鋳造、鍛造によるカムシャフトは鋳造方法が複雑
であり、かつカム加工の工程にも長時間を要し、必然的
に製造コストを高めていた。

これに対し、シャフト部とカム部あるいはジャーナル部
をそれぞれ別材料で製作した後、両者を一体結合させる
組立式焼結カムシャフトがこれまでに種々提案され、コ
スト低減、軽量化に寄与してきた。この種のカムシャフ
トにおいては、焼結合金製のカム、ジャーナル等の組付
は部品は、まず粉末合金をプレス成形した圧粉体として
製作され、次に直接又は仮焼結後に鋼のカム軸に嵌着さ
れ、ついで液相焼結によりカム軸に接合される。

カムロブ、ジャーナル等の組付は部品を鋼製のカム軸に
組付ける場合には、組付は部品のカム軸に対する回転方
向の位置決めの手段として、カム軸の外周面に１つまた
は２以上の溝（又は突起）を軸方向に形成し、組付は部
品の内周に前記溝（又は突起）に嵌挿する突起（又は溝
）を設けて組付けているが、前記組付は部品のカムシャ
フトに対する長手軸方向の位置決めの手段としては、種
々提案されているが、いずれも生産性、組付は精度に劣
りコスト高となるものであった。−例として所定の長さ
のスリーブを種々用意し、カムロブを嵌挿し、所要の長
さのスリーブを挿しこみ、ついで次のカムロブを嵌装し
、又所要の長さのスリーブを挿しこむといった方法があ
るが、これでは軸の上に更にスリーブが嵌まるので重く
なり、又コスト高となる。

この発明は上記の問題点を解決するものであり、生産性
に優れ、組付は精度がよく、コスト低減に寄与する焼結
組立カムシャフトの製造方法を提供するものである。

この発明を添付図面を参照しながら説明する。

第１図はカムシャフトの組立中の状態を示す説明図、第
２図は第１図のＸ−Ｘ線に沿う断面図、第３図（Ａ）、
（Ｂ）はスペーサの例を示す図である。

１は鋼製パイプよりなるカムシャフトであって、２は液
相焼結材よりなるカムロブ、３はジャーナルである。カ
ムロブの回転方向の位置決めは、第２図に示す如くカム
ロブの軸孔の内周面に１つ又は２つ以上の突起５を半径
方向に形成し、カム軸１には該突起に対応する溝６を切
り、カムロブの突起５をこの溝に嵌合させてすべらせて
ゆく。

カムロブ、ジャーナル等の軸方向の位置決めには、第３
図（６）、（Ｂ）に示す如き、取り外し可能でセラミッ
クよりなる所望長さのスペーサー４を順次介装し、次々
にカムロブ２又はジャーナル３を軸方向にカムシャフト
１に嵌合挿入させて、位置決めした後、液相焼結によっ
て組付は部品とカムシャフトを一体結合せしめ、その後
、スペーサー４は取り除くものである。

第２図において、回転方向の位置決めのため、カムロブ
内周の突起が示されているが、カムシャフト外周に突起
、カムロブ内周に溝を設けてもよい。又第３図（Ａ）に
示されたスペーサー４は半円筒状体、第３図（ハ）に示
されたスペーサー４は屋根状三角形を示している。

いカムシャフトの製造方法を得たものであって、コスト
軽減に寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の方法で組立中のカムシャフトの説明
図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線に沿う断面図、第３図（
勾、＠はスペーサーの各側を示す図である。 符号の説明 １・・・カムシャフト、　２・・・カムロブ、３・・・
ジャーナル、４・・・スペーサー、（ほか３名）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）液相焼結材によるカム部分又はジャーナル部品を
   鋼製カム軸部材に組付けて両者な液相焼結により一体結
   合させてカムシャフトを製造する方法において、前記カ
   ム軸にカム部品、ジャーナル部品等の組付は部品を組付
   け、所定位置に配するに前記組付は部品の各々の間に取
   りはずし可能なスペーサーを介在させて軸方向の位置決
   めをした後、液相焼結により組付は部品をカム軸に一体
   結合せしめることを特徴とするカムシャフトの製造方法
   。
2. （２）前記のスペーサーは、セラミックであることを特
   徴とする特許 カムシャフトの製造方法。
3. （３）前記のスペーサーは半円筒状体又は屋根状の三角
   形状体であることを特徴とする前記特許請求の範囲第１
   項記載のカムシャフトの製造方法。