JPS5825723B2 - 焼結接合カムシヤフトの製造方法 - Google Patents
焼結接合カムシヤフトの製造方法Info
- Publication number
- JPS5825723B2 JPS5825723B2 JP12603580A JP12603580A JPS5825723B2 JP S5825723 B2 JPS5825723 B2 JP S5825723B2 JP 12603580 A JP12603580 A JP 12603580A JP 12603580 A JP12603580 A JP 12603580A JP S5825723 B2 JPS5825723 B2 JP S5825723B2
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- JP
- Japan
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- piece
- shaft
- pipe
- journal
- camshaft
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- Gears, Cams (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車用エンジン等に使用する焼結接合カム
シャフトの製造方法に関するものである。
シャフトの製造方法に関するものである。
焼結接合カムシャフトはパイプ等のシャフト母材に仮焼
結されたジャーナルピースカムピース等を仮組付し、こ
のように仮組付されたものを本焼結することによりシャ
フト母材と各ピースを完全に接合させ、カムシャフトの
粗材とするものである。
結されたジャーナルピースカムピース等を仮組付し、こ
のように仮組付されたものを本焼結することによりシャ
フト母材と各ピースを完全に接合させ、カムシャフトの
粗材とするものである。
この仮組付において各ピースは母材に対して、本焼結ま
での間、軸方向位置及び回転方向の位相角が移動しない
様、ある一定の固着力を持たせる必要がある。
での間、軸方向位置及び回転方向の位相角が移動しない
様、ある一定の固着力を持たせる必要がある。
このような仮組付の固着方法として、従来はシャフトに
対するピースの圧入、接着、カシメ、又はピン圧入等の
方法があった。
対するピースの圧入、接着、カシメ、又はピン圧入等の
方法があった。
この従来の方法では次の様な欠点がある。
(1)仮焼結ピースは強度が弱いため、ピース内径とシ
ャフト外径の間にシメシロをもたせた圧入をするとピー
スに割れを生ずるので不可。
ャフト外径の間にシメシロをもたせた圧入をするとピー
スに割れを生ずるので不可。
(2)接着の方法は可能であるが、量産を前提とした場
合、装置の面、生産性の面で問題がある。
合、装置の面、生産性の面で問題がある。
(3)カシメで軸方向の移動をとめる事はできるが、回
転方向の角度位相を決める別の手段(キー、ミゾ等)か
必要となる。
転方向の角度位相を決める別の手段(キー、ミゾ等)か
必要となる。
またピース内径とシャフト外径にスキマか必要であるが
このスキマは、シャフトlこ対するピースの偏心となっ
て、仕上代(研削代)を増大させる。
このスキマは、シャフトlこ対するピースの偏心となっ
て、仕上代(研削代)を増大させる。
(4)ピン圧入の場合、ピンか必要となり、またピンを
圧入する穴をピース、シャフトの両方に加工しておく必
要があるので高価になる。
圧入する穴をピース、シャフトの両方に加工しておく必
要があるので高価になる。
本発明は、以上のような従来の問題点を解決するもので
、カムピース及び/又はジャーナルピースをシャフト母
材に仮結合するにあたって、ピース(こひび割れを生ず
ることなく、安価で量産に適した焼結接合カムシャフト
の製造方法を提供することを目的とする。
、カムピース及び/又はジャーナルピースをシャフト母
材に仮結合するにあたって、ピース(こひび割れを生ず
ることなく、安価で量産に適した焼結接合カムシャフト
の製造方法を提供することを目的とする。
本発明では、シャフト母材の各ピースが組付けられる部
分(こ小突起を形成し、この突起に組付けら/T7.る
ピースの内径に対し、締め代をもたせ、ピースを圧入す
る事により母材とピースとを固着させるものである。
分(こ小突起を形成し、この突起に組付けら/T7.る
ピースの内径に対し、締め代をもたせ、ピースを圧入す
る事により母材とピースとを固着させるものである。
シャフト外径の寸法差(バラツキ)とピース内径の寸法
差(バラツキ)によるスキマの変動(バラツキ)より大
きい突起をつけることにより、確実な固着を実現するも
のである。
差(バラツキ)によるスキマの変動(バラツキ)より大
きい突起をつけることにより、確実な固着を実現するも
のである。
また、小突起であるので前述の全周圧入の様にピースの
割れを生ずることなく、また接着剤等の副資材を必要と
することなく、量産への展開が容易に可能となる。
割れを生ずることなく、また接着剤等の副資材を必要と
することなく、量産への展開が容易に可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について詳細
に説明する。
に説明する。
第1図において、1はカムシャフトの母材となるパイプ
であり、2はカムシャフト1の軸受部分となる段部であ
る。
であり、2はカムシャフト1の軸受部分となる段部であ
る。
パイプ1のジャーナルピース3が組付けられる部分にお
いて、パイプ1の外周表面上に複数の突起A、A’、A
“を形成する。
いて、パイプ1の外周表面上に複数の突起A、A’、A
“を形成する。
第2図に示すように、との実施例ではパイプ1の外周に
沿って等間隔に3個所のこのような突起A、A′。
沿って等間隔に3個所のこのような突起A、A′。
A“から形成されている。
このような突起A 、 A’ 。A“はできるだけ3個
所以上形成するのが好ましい。
所以上形成するのが好ましい。
こ\で、パイプ1の外径φXとジャーナルピース3(第
3図)の内径φYの関係は完全なスキマバメである。
3図)の内径φYの関係は完全なスキマバメである。
突起A、A’、A“の頂点を結ぶ径φZとジャーナルピ
ース内径φYの関係はシマリバメとなる様に突起A 、
A/ 、 A//を形成する。
ース内径φYの関係はシマリバメとなる様に突起A 、
A/ 、 A//を形成する。
即ち、突起A、A′、A′′はパイプ外径φXジャーナ
ルとピース内径φYとの差(スキマ)より大きい突出量
でもってパイプ外周面から突出している。
ルとピース内径φYとの差(スキマ)より大きい突出量
でもってパイプ外周面から突出している。
その状態でジャーナルピース3のパイプ1に対する軸方
向の位置及び回転方向の位相を相対的に位置決めしなが
ら、このジャーナルピース3をパイプ1に圧入すれば、
突起A 、 A/ 、 A//とジャーナルピース3の
内径φYが相互に圧迫され、ジャーナルピース3はパイ
プ1に固着し、第4図及び第5図の様になる。
向の位置及び回転方向の位相を相対的に位置決めしなが
ら、このジャーナルピース3をパイプ1に圧入すれば、
突起A 、 A/ 、 A//とジャーナルピース3の
内径φYが相互に圧迫され、ジャーナルピース3はパイ
プ1に固着し、第4図及び第5図の様になる。
次に、カムピース4(第1図)の組付けられる部分に突
起B、B’、B“を形成しく第6図)、カムピース4そ
前記と同様圧入する(第9図)。
起B、B’、B“を形成しく第6図)、カムピース4そ
前記と同様圧入する(第9図)。
この場合において、カムピース4の内径とパイプ1の外
径との関係及び突起B、B’、B“の大きさ等は前記の
ジャーナルピース3の場合と同様であることは勿論であ
る。
径との関係及び突起B、B’、B“の大きさ等は前記の
ジャーナルピース3の場合と同様であることは勿論であ
る。
更に前記の繰返しにて、カムピース5 、6 、8゜9
、ジャーナルピース7、等の必要ピースを圧入して、こ
れらのピースをパイプ1に固定しく第10図、第11図
、第12図、第8図)、第8図にて突起N、N’、1v
′を形成して、ジャーナルピース10(第13図)を圧
入固定すれば焼結前の組付は完了となる。
、ジャーナルピース7、等の必要ピースを圧入して、こ
れらのピースをパイプ1に固定しく第10図、第11図
、第12図、第8図)、第8図にて突起N、N’、1v
′を形成して、ジャーナルピース10(第13図)を圧
入固定すれば焼結前の組付は完了となる。
このようにして、夫々のカムピースやジャーナルピース
をパイプ1に仮固定した後、本焼結が行なわれる。
をパイプ1に仮固定した後、本焼結が行なわれる。
第14図、第15図は突起成形方法の一例を示したもの
である。
である。
第14図においては、パイプ1の外周から半径方向内側
に向けて先端の尖ったポンチ11,12,13を回転さ
せながら押し付け、ポンチ先端の周囲のパイプ外壁部分
を盛り上がらせて各突起を形成するようにしたものであ
る。
に向けて先端の尖ったポンチ11,12,13を回転さ
せながら押し付け、ポンチ先端の周囲のパイプ外壁部分
を盛り上がらせて各突起を形成するようにしたものであ
る。
第15図においては、パイプ1を軸受15,16にて回
転可能に支持し、所定間隔おきに突出刃を有する部材1
4をパイプ1の外周に押し付け、突出刃周囲のパイプ外
壁部分を盛り上がらせて各突起を形成するようにしたも
のである。
転可能に支持し、所定間隔おきに突出刃を有する部材1
4をパイプ1の外周に押し付け、突出刃周囲のパイプ外
壁部分を盛り上がらせて各突起を形成するようにしたも
のである。
なお、上記実施例においてカムシャフトとしてパイプを
用いた場合について説明したが、中実軸を用いた場合で
も本発明を適用することができる。
用いた場合について説明したが、中実軸を用いた場合で
も本発明を適用することができる。
第1図は本発明で用いるパイプの略断面図、第2図は第
1図の線■−■における断面図、第3図はジャーナルピ
ースそ示す図、第4図はジャーナルピースを組付けたパ
イプを示す図、第5図は第4図の線■−■における断面
図、第6図は第4図の線Vl−VTにおける断面図、第
7図はカムピースを示す図、第8図は複数のカムピース
及びジャーナルピースを組付けた状態を示す図、第9図
、第10図、第11図、第12図はそれぞれ第8図の線
IX−IK’ 、 X−X 、 XI−M 、 M−X
[おケル断面図、第13図はジャーナルピースを示す図
、第14図及び第15図は、それぞれ突起を形成する方
法を示す図である。 1・・・・・・シャフト(パイプ)、3.10・・・・
・・ジャーナルピース、4,5,6,7,8.9・・・
・・・カムピース、A、A’、A“、B、B’、B“I
NIN’lN′/・・・・・・突起。
1図の線■−■における断面図、第3図はジャーナルピ
ースそ示す図、第4図はジャーナルピースを組付けたパ
イプを示す図、第5図は第4図の線■−■における断面
図、第6図は第4図の線Vl−VTにおける断面図、第
7図はカムピースを示す図、第8図は複数のカムピース
及びジャーナルピースを組付けた状態を示す図、第9図
、第10図、第11図、第12図はそれぞれ第8図の線
IX−IK’ 、 X−X 、 XI−M 、 M−X
[おケル断面図、第13図はジャーナルピースを示す図
、第14図及び第15図は、それぞれ突起を形成する方
法を示す図である。 1・・・・・・シャフト(パイプ)、3.10・・・・
・・ジャーナルピース、4,5,6,7,8.9・・・
・・・カムピース、A、A’、A“、B、B’、B“I
NIN’lN′/・・・・・・突起。
Claims (1)
- 1 シャフトに対しスキマバメの関係で嵌合可能なカム
ピース及び/又はジャーナルピースと、該ピースを固着
する部分のシャフト表面上(こ、前記スキマより大きい
突出量をもつ複数の小突起を設けたシャフトより成り、
シャフトに対するピースの軸方向の位置及び回転方向の
位相を相対的に位置決めしてピースをシャフトに仮結合
した後焼結を施すことを特徴とする焼結接合カムシャフ
トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12603580A JPS5825723B2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | 焼結接合カムシヤフトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12603580A JPS5825723B2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | 焼結接合カムシヤフトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5751202A JPS5751202A (en) | 1982-03-26 |
JPS5825723B2 true JPS5825723B2 (ja) | 1983-05-30 |
Family
ID=14925060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12603580A Expired JPS5825723B2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | 焼結接合カムシヤフトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5825723B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59162203A (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-13 | Nippon Piston Ring Co Ltd | カムシヤフトの製造方法 |
DE102011087049A1 (de) * | 2011-11-24 | 2013-05-29 | Mahle International Gmbh | Verfahren zum Fügen von Bauelementen auf einer Welle |
DE102012212627A1 (de) * | 2012-07-18 | 2014-02-13 | Mahle International Gmbh | Nockenwelle |
EP2799182A1 (en) * | 2013-04-29 | 2014-11-05 | Peugeot Citroën Automobiles Sa | A method for assembling a composite housing fitted with a shaft and associated mounted elements |
-
1980
- 1980-09-12 JP JP12603580A patent/JPS5825723B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5751202A (en) | 1982-03-26 |
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