JPS5936731Y2 - 軸受外輪 - Google Patents

軸受外輪

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Publication number
JPS5936731Y2
JPS5936731Y2 JP15582879U JP15582879U JPS5936731Y2 JP S5936731 Y2 JPS5936731 Y2 JP S5936731Y2 JP 15582879 U JP15582879 U JP 15582879U JP 15582879 U JP15582879 U JP 15582879U JP S5936731 Y2 JPS5936731 Y2 JP S5936731Y2
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JP
Japan
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bearing
outer ring
cover
bearing outer
face
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JP15582879U
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JPS5672921U (ja
Inventor
信二郎 関
Original Assignee
日本精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はころがり軸受の外輪、殊に薄肉のころがり軸
受外輪に係り、該外輪を軸受箱に嵌装して軸受蓋で押え
た時に上記外輪の軌道径が変形して軸受精度が崩れるの
を防止することを目的とする。
一般にころがり軸受の内外輪の軌道径や、転動体の形状
精度がいかに精密であっても、軸受装置に組込んだ時に
もし外輪が変形してその軌道径の形状が崩れてしまうと
、軸受固有の精度が損はれて発熱したり、軸受振動を起
したりすることはよく知られており、その原因として従
来軸受箱の軸受孔の真円度、ハメアイのシメ代等が問題
視されていたが、軸受蓋による影響は看過されていた。
しかしながら、軸受蓋を数本のボルトによって軸受箱に
取付けることによって該軸受蓋には部分的な(不均一な
)応力がボルト孔の囲りに生じ、該平均−な応力によっ
てこの軸受蓋で圧接される軸受外輪の端面に不均一な歪
が生じ、この歪が軸受外輪の軌道径に無視し得ない形状
崩れを生じさせる一因をなしていることが判明した。
この考案は上記の事実に着目してなされたものであって
、軸受外輪の端面に数個の浅いヌスミ部分を等配に形成
し、このヌスミ部分と同数のボルトを同一半径線上に配
置する如くして軸受蓋を取付けることによって、上記の
不均一な応力による影響を緩和し、軸受外輪の端面に不
均一な歪が顕現しないようにして軌道径の形状崩れを防
止しようとするものである。
次にこの考案の実施例を図によって説明すると、第1図
は主軸装置を示す図であって、主軸1は軸受3. 4.
5によって軸受箱2に精密回転可能に支承されている
軸受3および5は複列円とうころ軸受であってその外輪
31および51は比較的薄肉であり、軸受4は複式アン
ギュラスラスト玉軸受であってその外輪41は肉厚で変
形しにくいものである。
この外輪41の左端は前記軸受箱2の内径肩部21に当
接しており、該外輪41と間座7および前記軸受3の外
輪31が共に軸受蓋6で押えられている。
この軸受蓋6は数本のボルト8によって軸受箱端面に取
付けられている。
しかして上記ボルト8ρ締付力は第2図に示すように該
ボルト孔の周囲に略々円形9の範囲に影響を及ぼし、そ
の結果軸受外輪31の端面に対して第3図に示す如き懸
垂線状の歪10をボルト孔毎に生せしめるものと考えら
れる。
よって本考案の主旨はこの歪となるところを予めヌスん
で(削除して)おこうというものである。
この場合上記ヌスミ部分11の形状、大きさおよび数は
軸受の種類、寸法および軸受蓋用取付ボルトの径、本数
等を勘案して締付時に上記型10が顕現しないように設
計される。
前記軸受5の外輪51についても全く同様であるが、こ
の場合は両端面が軸受蓋12および13によって挟持さ
れ、且つ通しボルト14によって緊締されているので、
上記外輪51の両端面のポル1−14による締付力作用
帯域52.53を前記の如く予想される歪が顕現しない
ように予めヌスんである。
叙上の説明によって明らかな通り、本考案の軸受外輪を
備えた軸受においては軸受蓋の取付ボルトによる締付力
の影響が軸受外輪の端面に部分的な歪として顕現しない
のであるから、該軸受外輪の軌道径が崩れてころがり軸
受固有の精度を損うことを防止することができ、軸受振
動や発熱等の発生しない静粛、且つ精密な軸受装置を得
ることができる。
尚本実施例においては、特に薄肉の精密複列用ところ軸
受を例示したが軸受の種類はこのものに限定されるもの
でなく、前記した通り本考案のヌスミ部分の形状、寸法
および数などもしくは両端に施すか片側のみでよいかな
どは軸受の種類、寸法および用い方、軸受蓋の剛性、取
付ボルトの径、本数等を勘案して締付時に不均一な歪が
軸受外輪端面に顕現しないように設計されるべきもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は主軸の軸受装置を示す縦断面図、第2図は軸受
蓋用取付ボルトによる締付力影響範囲を示す部分図、第
3図は同取付ポル1〜による軸受外輪端面の歪を誇張し
て示した第2図のIII−III矢視図である。 符号の説明、1・・・・・・主軸、3. 4. 5・・
・・・・ころがり軸受、6.12.13・・・・・・軸
受蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ころがり軸受の外輪であって、該外輪の両端面の同位相
    部位もしくは片側端面のいづれかに数個の浅いヌスミ部
    分を、該外輪端面を押圧して軸受箱にとりつけるための
    軸受蓋用取付ボルトの位置に対応させて形成したことを
    特徴とする軸受外輪。
JP15582879U 1979-11-12 1979-11-12 軸受外輪 Expired JPS5936731Y2 (ja)

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JP15582879U JPS5936731Y2 (ja) 1979-11-12 1979-11-12 軸受外輪

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JPS5672921U JPS5672921U (ja) 1981-06-15
JPS5936731Y2 true JPS5936731Y2 (ja) 1984-10-11

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