JP2530364Y2 - 装軌車両の横軸装置 - Google Patents

装軌車両の横軸装置

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JP2530364Y2
JP2530364Y2 JP4636791U JP4636791U JP2530364Y2 JP 2530364 Y2 JP2530364 Y2 JP 2530364Y2 JP 4636791 U JP4636791 U JP 4636791U JP 4636791 U JP4636791 U JP 4636791U JP 2530364 Y2 JP2530364 Y2 JP 2530364Y2
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JP
Japan
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case
cage
bevel gear
main shaft
hole
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JP4636791U
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JPH04129917U (ja
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力 石野
良一 丸山
栄基 山田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ケース内にベベルギヤと主軸を持
設した横軸装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の横軸装置要部の断面図で
ある。ボルト1及びナット2によってベベルギヤ17を
固着した主軸18は、両端を円すいころ軸受19によっ
て支持されている。
【0003】これらの軸受のうち、図の左側の外輪19
aはリテーナ20に嵌装され、このリテーナ20がケー
ス21に固着されている。また、右側の外輪19bは、
リテーナ22に装着され、さらにベベルギヤ17の外径
より大きな嵌合径21aのケース穴に装着したリテーナ
23を介してケース21に固着されている。なお、リテ
ーナ20とケース21との接合面にはシム24が、ま
た、リテーナ22とリテーナ23の接合面にはシム25
が挿設されている。
【0004】かかる構成の横軸装置を組立てるには、ま
ず主軸18にベベルギヤ17をボルト1及びナット2で
固着し、両端に円すいころ軸受19を嵌装する。また、
リテーナ20,22には、それぞれ軸受の外輪19a,
19bを嵌装し、さらにリテーナ22は、接合面に標準
厚さのシム25を挿設した上で、リテーナ23にボルト
27で固着する。次にリテーナ20をボルト26によっ
てケース21に固着する。このとき、接合面には標準厚
さのシム24を挿設する。ここで、ケース21を図のB
側が下になるように倒し、主軸18とベベルギヤ17等
の部分組立品をケースの穴21aから装入し、ボルト2
8で固着する。この状態からケース21を元の位置へ戻
し、主軸18を回転させて摩擦トルクを測定する。この
トルクが軸受予圧の基準値の範囲内に入り、かつ図示し
ないベベルピニオンとの関係位置が適正になるようにシ
ム24,25の厚さを調整する必要があるが、このため
にボルト26,27を外してシム24,25の枚数を増
減する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】かかる従来構造では、
軸受に適量の予圧を与え、かつ、ベベルギヤとベベルピ
ニオンの適正な関係位置を確保するために、2箇所のシ
ム調整を狭いケース内で行う必要がある。このため、組
立が面倒で作業性が悪い。また、軸受の予圧とベベルギ
ヤの関係位置の両方を適正化するためには、調整が一段
と困難で、多くの工数が必要となる。本考案は、かかる
課題を解決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案では、ケース内にベベルギヤと主軸を持設し
た横軸装置において、主軸、ベベルギヤ、主軸の一端に
嵌装された一対の円すいころ軸受、この軸受を保持する
ケージ及び主軸の他端に嵌装された円筒ころ軸受け内輪
を主構成品とする部分組立品を、ケースの一方の壁面に
作設した穴に装入するために、ケージ及びベベルギヤの
外径を前記穴より小径構造にするとともに、前記ケージ
にはケースの前記穴に対向する壁面に作設した穴に装着
した際に、ケース内面に接合するフランジを形成してあ
る。さらにケージ内に嵌装された一対の円すいころ軸受
に予圧を与えるためのリテーナ外径は、ケージを装着す
る前記穴よりも小径とし、かつ、ケージのフランジとケ
ースの接合面には、ベベルギヤの位置調整用のシムを挿
設している。
【0007】
【作用】上記構造によれば、横軸装置において、主軸及
びベベルギヤの組立に加えて、主軸に嵌装された円すい
ころ軸受に予圧を与えるシム調整を含めた部分組立を、
スペースにゆとりのあるケースの外部で行うことが可能
となる。
【0008】
【実施例】以下に、本考案を図1に示す実施例について
説明する。ボルト1とナット2によってベベルギヤ3を
固着した主軸4は、両端を一対の円すいころ軸受5と円
筒ころ軸受6で支持されている。このうち、一方を支持
する円すいころ軸受5の内輪は、ナット7によって主軸
に固着してある。また、外輪はケース8にボルト9で装
着されたケージ10に嵌装され、適正厚さのシム11を
挿設したリテーナ12をボルト13で締付け、端面を抑
止している。さらに他方を支持する円筒ころ軸受6は、
ケース8にボルト14で装着されたリテーナ15に嵌装
されている。ここで、ベベルギヤ3及びケージ10の外
径は、リテーナ15を装着するケージの穴8aよりも小
径構造となっている。また、リテーナ12の外径は、ケ
ージ10を装着するケースの穴8bよりも小径にしてあ
る。
【0009】かかる構造の横軸装置を組立てるには、ま
ず主軸4にベベルギヤ3をボルト1、ナット2で固着し
た後、円筒ころ軸受の内輪6aを嵌装する。次に円すい
ころ軸受5を嵌装したケージ10を主軸4に装入し、ナ
ット7で内輪を主軸4に固着する。また、円すいころ軸
受5の外輪は、リテーナ12をボルト13でケージ10
に締付けることによって端面を抑止するが、このとき接
合面に挿設するシム11の厚さを加減することによっ
て、軸受に規定量の予圧を与える。これらの準備が終了
した後、ケース8をA面を下にして倒し、ケースの穴8
aから前述の主軸回りの部分組立品を装入する。次に円
筒ころ軸受6のころ及び外輪を嵌装したリテーナ15を
ケースの穴8aに装入し、ボルト9,14でケージ10
とリテーナ15をケース8に固着する。このとき、ケー
ス8とケージ10の接合面にはシム16を挿設し、この
厚さを増減することによって、ベベルギヤ3と図示しな
いベベルピニオンとの関係位置が適正になるように調整
する。以上の作業が終了した後、ケース8を起こして元
の位置へ戻し、横軸部分の組立が完了する。
【0010】
【考案の効果】かかる構造の横軸装置では、円すいころ
軸受に適量の予圧を与えるシム調整を、スペースの広い
ケースの外で行うことができるため、組立作業が簡単に
なる。また、円すいころ軸受の予圧とベベルギヤの位置
調整を、それぞれ別のシムで行うため、調整が一層容易
となり、作業工数も減少する。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る横軸装置の断面図である。
【図2】従来技術の横軸装置の断面図である。
【符号の説明】
1,9,13,14,26,27,28 ボルト 2,7 ナット 3,17 ベベルギヤ 4,18 主軸 5,19 円すいころ軸受 6 円筒ころ軸受 8,21 ケース 10 ケージ 11,16,24,25 シム 12,15,20,22,23 リテーナ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内にベベルギヤと主軸を持設した
    横軸装置において、主軸、ベベルギヤ、主軸の一端に嵌
    装された一対の円すいころ軸受、この軸受を保持するケ
    ージ及び主軸の他端に嵌装された円筒ころ軸受の内輪を
    主構成品とする部分組立品を、ケースの一方の壁面に作
    設した穴から装入するために、ケージ及びベベルギヤの
    外径をケースの前記穴より小径構造にするとともに、前
    記ケージにはケースの前記穴に対向する壁面に作設した
    穴に装着した際に、ケース内面に接合するフランジを形
    成し、さらにケージ内に嵌装された一対の円すいころ軸
    受に予圧を与えるためのリテーナ外径は、ケージを装着
    する前記穴よりも小径とし、かつ、ケージのフランジと
    ケースの接合面にはベベルギヤの位置調整用のシムを挿
    設したことを特徴とする装軌車両の横軸装置。
JP4636791U 1991-05-23 1991-05-23 装軌車両の横軸装置 Expired - Lifetime JP2530364Y2 (ja)

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JPH04129917U JPH04129917U (ja) 1992-11-30
JP2530364Y2 true JP2530364Y2 (ja) 1997-03-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013172696A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013172696A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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JPH04129917U (ja) 1992-11-30

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