JPS5920457B2 - リボン駆動手段を有するタイプライタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタイプライタに関し、特にタイプライタの印刷
行に沿う印刷位置にリボン又は訂正リボンの異なる位置
を与えるリボン送り兼カートリッジ上昇機構であつて、
カートリッジ上昇に対応して印刷リボンを自動的に給送
する機構に関する。

従来も、タイプライタリボン及び訂正リボンの種々の位
置を印刷行に与えるよう上昇させる機構と結合された、
タイプライタリボン及び訂正リボンを送るものがいろい
ろとあつた。例えば、米国特許第４３０２１１８号には
印刷位置にリボンを与えるようカートリッジを上昇させ
押しつける為とリボンを給送する為とに別々の駆動装置
を用いそれが印刷リボンであるか訂正リボンであるかに
よつてカートリッジを支持する台の廻りでのカートリッ
ジの上昇量が異なるような、タイプライタリボン及び訂
正リボンを含むタイプライタリボンカートリッジ構成体
が開示されている。

米国特許第４１１１２９３号及び同第 ７１０１４４号がもつとも近い従来例である。

前者はカートリツジが１つであり、リボンを印刷位置に
もたらすのにカートリツジの往復運動を生じさせるもの
を示すが、２つのモータを用いて駆動するものであり、
１つのモータがリボンを前進させ、もう１つのソレノイ
ドモータがリボンを上昇させるよう付勢する。本実施例
では、後述の説明からも判るように、リボンの上昇及び
駆動がともに１個の駆動モータによつて行なわれる。又
後者は、一対の爪を有する手操作レバーが２つの位置、
即ち第１の位置は一方のラチエツトを付勢するような位
置であり第２の位置はもう一方のラチエツトを付勢する
ような位置であるが、その２つの位置のうちの一方に押
込まれるような日付押印動作機構を開示している。上記
から、本発明の第１の目的は、タイプライタ特に回転す
る印刷ホイールを有するタイプライタ用の簡単で安価な
リボン上昇兼給送機構を提供する事にある。

本発明の第２の目的は、タイプ用のリボン及び訂正用の
リボンの両方を担持する複数リボンカートリツジ用のリ
ボン上昇及び給送の両方を１つのステツプモータで制御
するものを提供する事にある。

さて図面に沿つて説明すると、先ず第１図にはキーボー
ド１１、枠１２及び紙を支持するプラテン１３を有する
典型的なタイプライタ１０を示す。

プラテン１３に隣接する部分の中にはカートリツジアセ
ンブリ１５が納められているが、これはプラテン１３と
図示の例で印刷ホイール等１７との間にカートリツジ１
５の外方を通る少なくともタイプライタリボン等１６を
含む。印刷ホイールの構成は従来技法の多くのタイプラ
イタに見られるものとほぼ同じものであつて例えば米国
特許第３８５９７１２号に示すような構成のものである
。この種の（単一印刷素子型の）タイプライタは、プラ
テンと協働し印刷行に沿つて左右のマージン間で並進移
動するキヤリア上にリボン送り及びリボン上昇の機構を
装着しているのが普通である。典型的なリボンカートリ
ツジ構成１５を第２図に示すが、これは印刷リボン１６
を開口２０を通してハウジング１８の外方に与える印刷
リボン供給スプール１９を有する。実施例のように、印
刷リボン１６は、印刷ホイール１７の為の開口部を提供
するハウジング１８の引込部分２１を横断し、第２の開
口即ち開口２１に入つて巻取スプール２２に与えられる
。巻取スプール２２は偏倚バネ２４などにより内部で回
転可能に装着されたスパイクホイール駆動器２３に対し
て偏倚される。偏倚バネ２４は巻取スプール２２によつ
て一端２６に捕捉された軸２５で巻取スプール２２をス
パイクホイール駆動器２３に向かつて効果的に押しつけ
るよう偏倚される。この様にして、スパィクホイート駆
動器２３が回転するにつれ巻取スプール２２は余計にバ
ネ２４を押しつけるようになるが一様な増分のリボン送
りを与える事ができる。更に、スパイクホイール駆動器
２３の直径はカートリツジ内で使用されるリボン１６の
型によつて変えられる。例えば、標準のカーボン型リボ
ンの場合、印刷しようとする文字相互間で重なる事は許
されないから、そのカートリツジが複数回打撃される型
のリボンである場合よりもタイプ動作即ち印刷動作が行
なわれるときのリボンの送り速度は犬きくなければなら
ない。ハウジング１８の直ぐ下には第２のカートリツジ
があり、互いはパチンと嵌合してカートリツジアセンブ
リ１５を形成する。

尚代替例としてカートリツジの＝部として第２のカート
リツジが組込まれた態様のカートリツジアセンブリ１５
を構成してもよい。いずれの場合でも、（また本出願の
目的から云つてもどちらの態様が望ましいかという事は
重要ではないが）、カートリツジアセンブリ１５の第２
の部分が第２のリボンを含む。好適な実施例ではその材
料が引剥し型でも被覆型でも良い訂正リボン３０を含む
。訂正リボン３０は供給スプール３１に巻かれ、開口２
０（又は別体の第２のカートリツジ同様な開口）を経て
開口２１を通り訂正リボン３０の巻取スプール３２に延
びている。訂正リボン３０も印刷リボン１６と同様な態
様で軸３３などにより、カートリツジアセンブリ１５の
内部に回転可能に装着された第２スパイクホイール１駆
動器３５に向かつてバネ３４の偏倚力を与える。これら
のカートリツジで如上のようなカートリツジアセンブリ
１５を構成するようにしたい場合にこれらを互いに位置
付ける典型的な方法については特開昭５３−１４９４１
３号などを参照されたい。本発明によれば、カートリツ
ジアセンブリ１５を支持し且つホーム位置と上昇位置と
の間でそれを往復運動させ、且つカートリツジアセンブ
リ１５の上昇量に従つてリボン１６又は３０のどちらか
一方を、他方を給送することなく選択的に給送即ち歩進
させる新規な手段が提供される。

尚、ホーム位置とはタイピストが印刷行を見られる位置
であり上昇位置とはタイプライタのプラテン１３によつ
て保持された用紙等にタイプ動作が行なえるよう印刷ホ
イール１７とプラテン１３との間に印刷リボン部分を与
える位置である。この為に先ず第３図及び第４図を参照
すると、キャリアであるハウジング１８には下記で説明
するが、印刷に使用する各種の手段、例えば印刷ホイー
ル１７及びその駆動手段（図示せず）並びにカートリツ
ジアセンブリ１５及びその駆動手段が装着される。図示
のように、キャリアであるハウジング１８は、直立する
柱部即ちブラケツト４０、これを貫通して枢支される軸
４１及びこれにぶら下つたカートリツジ支持手段即ち台
４２を含む。軸４１には、延長端に歯４４を含む延長部
の扇形歯車４３が結合される。この歯４４は、図示の好
適な実施例では駆動手段の軸４６にステツプモータ４７
が結合されたピニオン歯車４５が噛み合う。扇形歯車４
３が軸４１に結合され、軸４１が台４２に結合されるの
で、ステツプモータ４７の回転によりカートリツジ支持
台４２がブラケツト４０の廻りで回転され、モータのス
テツプ数に応じて、またステツプモータ４７の１回転あ
たりのステツプ数とともにピニオン歯車４５及び扇形歯
車４３間の歯車比に応じて印刷ホイール１７の印刷部分
（印刷ペダル１７ａ）の前にリボン１６又は３０のどち
らかが位置づけられる事ぱ容易に理解できる。リボンの
新しい部分（印刷リボン１６又は訂正リボン３０）を印
刷ホイール１７上のペダル１７ａとプラテン１３との間
に位置づけるためには、リボン駆動手段５０が、軸４１
廻りのカートリツジアセリブリ１５の往復運動の距離に
従つて、印刷リボン１６及び訂正リボン３０の独立した
駆動を生じさせる。

この為に、リボン１駆動手段５０はカートリツジアセン
ブリ支持手段即ち支持台４２が往復運動するときハウジ
ング５１の往復運動即ち揺動を生じさせるよう該支持台
に結合され、そこから垂下つたブラケツト手段即ちハウ
ジング５１を含む。ハウジング５１の内部には夫々第１
及び第２のラチエツト部材６５及び６６がある。ラチエ
ツト部材６５は直立した軸６０にカサ歯車６５ａを介し
て結合される。軸６０は支持台４２を貫通してスプライ
ン様の端部６０ａまで延びスパイクローラ駆動器２３に
結合できるようになつている。同様にして、ラチエツト
部材６６もかさ歯車６６ａを介して第２の直立する軸６
１に結合され、該軸６１もスプライン様の端部６１ａま
で延びてスパイクローラ駆動器３５に結合できるように
なつている。図示の通り、ラチエツト部材６５及び６６
は放射状にそれらの周囲から延びる歯６７及び６８を夫
々有する。歯６７の歯のピツチＰ１は歯６８のピツチＰ
２よりも小さい。更にラチエツト部材６５及び６６に夫
々係合するようハウジング５１の内部に装着されている
のは戻り止めチエツク爪手段６９及び７２であり、戻り
止めチエツク爪手段６９は調節可能なブラケット７０上
に装着され、また戻り止めチエツク爪手段７２は調節可
能なブラケツト７１上に装着される。戻り止めチエツク
爪手段６９及び７２はラチエツト部材６５及び６６の時
計廻り方向の回転をさせないよう従来と同じ態様で動作
する。軸４１（これがカートリツジアセンブリ１５の為
の軸となる）廻りの支持台４２の振動即ち往復運動中、
ラチエツト部材６５及び６６を１駆動するためには、も
つと具体的に云うならば軸４１の軸廻りの支持台４２の
所定量の回転角のときのみラチエツトを駆動するために
は、爪駆動手段８０即ち実施例でラチエツト歯係合手段
８１ａ及び８２ａを夫々設けた２つのそのような爪８１
及び８２が枢支ピン８３及び８４などによつてキャリア
１８に各々枢着される。

図示のように駆動用爪８１及び８２は、各駆動爪８１及
び８２を夫々結合する枢支ピン８５ａ及び８５ｂを設け
たリンク８５などによつて相互に結合される。この様に
して、一方の駆動用爪が対応するラチエツト部材と係合
するとき、その関連する枢支点８３又は８４廻りの爪の
運動が他方の駆動用爪にリンク８５を介して伝達される
。更に偏倚バネ８６が駆動用爪８１及び８２を夫々のラ
チエツト部材６５及び６６に向かつて偏倚させようとす
る。バネ圧８６が駆動用爪８１及び８２をそれらの枢支
点８３及び８４廻りに回転させる事により駆動用爪８１
及び８２が夫々のラチエツト６５及び６６に対しこすれ
るのを防ぐ為に、調節可能爪停止部材８７が駆動用爪８
１の回転を制限する。

そして駆動用爪８１，８２同志がリンク８５などによつ
て結合されているので、駆動用爪８２も同様に回転し過
ぎないように停止される。動作の際、印刷ホイール１７
の印刷ペダル１７ａの対向する位置にタイプリボン１６
を与えるよう支持台４２が軸４１の廻りに回転されると
、ラチエツト係合手段８１ａがラチエツト６５の歯６７
と係合するようになるまでハウジング５１が支持台４２
とともに上方に移動する。

支持台４２がステツプモータ４７の逆回転により下がる
とき駆動用爪８１の係合手段即ち突起８１ａがラチエツ
ト６５を反時計廻りに回転させてタイプリボン１６に関
連するスパイクローラ駆動器２３が前進されるのを可能
ならしめる。ラチエツト６５の歯６７のピツチは爪８１
のラチエツト係合手段即ち突起８１ａによりラチエツト
６５のラチエツト歯６７が係合されるのを可能ならしめ
るために支持台が移動する弓形路の全工程が必要となる
ようにしてある。この様に、タイプリボンは例えば訂正
可能フイルムリボンであつても、周知の複数回打撃式の
リボンであつても良い。尚、複数回打撃式のリボンとい
うのはリボンスパイクローラ駆動器２３がリボン１６を
給送する前に何回も文字又は記号が印刷され得るような
リボンである。従つて歯６７のピツチはタイプライタリ
ボン１６を給送させるためにリボ一の一番下の位置が印
刷用のペダル１７ａ（又は任意の他の所望の部分）に対
向する位置に来るまでリボンの任意の部分に印刷動作が
生じるに足りる程の大きさでなければならない。従つて
リボン１６の幅（又は少なくとも一番上のタイプ用トラ
ツクから一番下のタイプ用トラツクまでの距離）に等し
い弧の全部分が打たれてから駆動用爪８１がラチエツト
６５に係合し、ラチエツト６５の回転を生じるのが好ま
しい。駆動爪８１とラチエツト６５の歯６７との関係を
みる他の方法はピツチＰ１以上のしかしピツチＰ２より
も少ない距離だけ支持台４２を往復運動させるとき駆動
用の爪８１がタイプライタリボンラチエツトの歯と係合
してリボン１６を前進させる。駆動用爪８２は駆動用爪
８１よりも長く、ハウジング５１の中に更に延びている
が、その理由については後で説明する。タイプリボン１
６がタイプ用のペダル１７ａに対向して位置付けられる
ような通常の印刷サイクルの間、爪８２のラチエツト係
合手段即ち突起８２ａはハウジング５１の動程がそのよ
うな係合を生じさせるのに不十分であるのでラチエツト
６６の歯６８に係合しない。しかし訂正リボン３０を印
刷用のペダル１７ａと対向するよう位置付けたい場合、
必要な支持台４２は枢支軸４１の廻りにもつと高くなる
まで回転上昇される。その上昇する度合はラケエツト６
６の歯６８で以つて支持台４２を押しつけるとき係合す
るよ一うにし、更に押しつける事によつてラチエツト６
６の反時計廻り方向の回転を生じさせる。爪８１よりも
垂直方向に急な角度（即ちＡ１くＡ２）で爪８２を物理
的に前進させる事により、爪８２はラチエツト６６の歯
６８と係合する事によつてその枢支点８４の廻りに時計
廻り方向即ち右方にカム移動される。そしてリンク８５
が駆動用爪８１及び８２を相互接続しているために駆動
用爪８１も時計廻り方向に回転されそのラチエット係合
用の突起８１ａがラチエツト６５の歯６７と係合しない
ようにする。この様にして、訂正サイクル中は駆動用爪
８１がラチエツト６５から引き離され、タイブリボン１
６が給送されない。爪８２のところではラチエット６６
の歯６８のピッチＰ２よりも変位が大きくなるように支
持台４２が移動される事に留意されたい。更に、ラチエ
ツト６６の外側の直径（歯先の直径）をラチエツト６５
の外側の直径よりも大きくする事によつて良い結果が得
られる。更に形状を分析したところ支持台４２の回転軸
（即ち軸４１）から引出された円弧が駆動用爪及びそれ
らに対応するラチエツトの接触するピツチ線と駆動用爪
の回転軸（即ち枢支点８３，８４）とを理論的には通る
べきである事が判る。１つのステツプモータ４７で上昇
と給送との両方が行なわれるので、スパイクホイール（
２３，３５、第２図）の直径が異なるカートリツジアセ
ンブリと交換するだけで見掛け上任意のリボンが使用で
きよう。

従つて、例えばＩＢＭＴｅｃｈ印刷リボン（訂正リボン
として覆う方式のテープが内蔵されてもよいし又は引剥
し方法のテープが内蔵されていてもよい）のような何回
も打撃されるリボンが一緒に内蔵されこれによつてカー
トリツジアセンブリ１５を形成していても良い。例えば
、複数回打撃されるリボンで５段階のトラツク上昇パタ
ーンがあつて１ｍｍの給送増分を伴なう一方、訂正フイ
ルムリボンでは２つのトラツク上昇パターンが使用でき
３ｍｍの給送増分を伴なうものがある。これには、カー
トリツジアセンブリの移動できる弧状の全部のセグメン
トを使用してから５駆動爪１４４が印刷ラチエツトと係
合してそのような回転を生じさせるように印刷リボン用
のラチエツトのピツチを設定しさえすれば良い。更に、
上昇するときの増分は第３図に示す実施例の場合ピニオ
ン４５と扇形歯車４３との歯車比をリボン幅、ハウジン
グ５１内のラチエツトの位置及びラチエツトの歯のピツ
チに従つて変える事によつてのみ設定しても良い。例え
ば、ステツプモータ４７の２ステツプで１上昇増分を生
じるようにピニオン４５と扇形歯車４３との歯車比をと
ると仮定する。そうするとホーム位置からは例えばその
第１タイプ用トラツクまでカートリツジアセンブリ即ち
印刷リボンを上昇させるのにステツプモータ４７で１２
ステツプ必要である。そしてそこからは複数回打撃リボ
ンの場合第５番目のトラツクまで各上昇増分毎に２ステ
ツプずつ必要であり、その後第１トラックのレベルまで
（又はその下のホーム位置）まで下げるといつた具合で
ある。訂正フイルムリボンの場合は実施例の場合２つの
トラツクがあるので引剥しによる訂正のため印刷ホイー
ル１７上の活字即ちペダル１７ａと対向する位置に引剥
しテープ即ち訂正リボンを位置づけるに足るだけ訂正リ
ボンを上昇させるのには８個の上昇増分（１６個のモー
タステツフリが必要である。ステツプモータを動作させ
る回路は任意のものが使用できるが、一例として米国特
許第４０３０５９１号に開示されたものがあり、参考の
為特開昭５６−６３４８１号にも開示されていこのよう
に本発明は単一素子タイプライタの印刷点に対向する位
置にタイプリボン又は訂正リボンのうちの一方を与え且
つカートリツジアセンブリの上昇量に従つて所望のリボ
ンの給送を自動的に行なうところの、１個のモータ駆動
によりリボン上昇及び給送の両方を効果的に組合わせて
行なう簡潔な方法を提供するものである。

如上の通り、本願発明は、本出願人による前記特開昭５
６−６３４８１号に比べ、爪駆動手段８０がステツプモ
ータ４７とともにキヤリアであるハウジング１８に載置
されるだけで、カートリツジアセンブリ１５やラチエツ
ト部材６５，６６とともに上下に振動する必要がなく、
また上下振動を水平方向の往復運動に伝達し変換する部
材も必要でないから、ステツプモータ４７の駆動力が小
さくて済み、ひいてはキヤリアの重量を軽減できるので
高速移動による印刷を容易ならしめる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により構成された回転式印刷ホイールを
もつタイプライタ装置の斜視図である。 第２図は本発明の装置で使用されるような典型的なカー
トリツジアセンブリの断面を拡大して示す平面図である
。第３図は本発明の装置の横から見た断面を表わす側立
面図であり、第２図に示す型のカートリツジなどの場合
のように本発明のリボン上昇及びリボン前進の両方の機
能を表わす図である。第４図及び第５図は第３図に示す
装置の一部を図式的に表わすものでタイプリボン及び訂
正リボンがどのように駆動され得るかを示す図である。
１０・・・・・・タイプライタ、１５・・・・・・カー
トリツジアセンブ１八 １６・・・・・・タイプライタ
印刷リボン、１８・・・・・・ハウジング、３０・・・
・・・訂正リボン、４２・・・・・・（カートリツジア
センブリ）支持台、６５，６６・・・・・・ラチエツト
部材、８０・・・・・・爪駆動手段、８１，８２・・・
・・・駆動用爪、８５・・・・・・リンク。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 印刷リボンを進める装置を内蔵する印刷リボン・カ
   ートリッジ及び訂正リボンを進める装置を内蔵する訂正
   リボン・カートリッジが積み重ねられて形成されたカー
   トリッジ・アセンブリを支持するカートリッジ・アセン
   ブリ支持装置、上記印刷リボン及び訂正リボンの一方を
   印刷行に対して位置づけそしてこの位置づけられたリボ
   ンの進みを行なわしめるために上記カートリッジ・アセ
   ンブリ支持装置に往復運動を与える駆動装置を有するタ
   イプライタにおいて、上記カートリッジ・アセンブリ支
   持装置の下側に延長されて設けられたブラケットと、上
   記印刷リボンを進める装置に結合され上記ブラケットに
   支持された第１ラチエツトと、上記訂正リボンを進める
   装置に結合され上記第１ラチエツトから間隔をおいて上
   記ブラケットに支持され、上記第１ラチエツトの歯のピ
   ッチよりも大きい歯のピッチを有する第２ラチエツトと
   、上記カートリッジ・アセンブリ支持装置の往復運動に
   基づく上記第１及び第２ラチエツトの往復運動の間該第
   １及び第２ラチエツトに夫々係合できるように互いに間
   隔をおいて上記タイプライタの枠に枢着された第１及び
   第２の駆動爪と、上記第１ラチエツトのピッチよりも大
   きくしかも上記第２ラチエツトのピッチよりも小さい距
   離に亘る上記カートリッジ・アセンブリ支持装置の往復
   運動の間に上記第１ラチエツト及び上記第１駆動爪を係
   合させて上記第１ラチエツトを回転させ、上記第２ラチ
   エツトのピッチよりも大きい距離に亘る上記カートリッ
   ジ・アセンブリ支持装置の往復運動の間に上記第２ラチ
   エツト及び上記第２駆動爪を係合させて上記第２ラチエ
   ツトを回転させ、上記第１ラチエツトから上記第１駆動
   爪を遠ざけるように上記第１駆動爪及び上記第２駆動爪
   を結合するリンクとを備えたことを特徴とする上記タイ
   プライタ。