JPH04124666U - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH04124666U
JPH04124666U JP3887391U JP3887391U JPH04124666U JP H04124666 U JPH04124666 U JP H04124666U JP 3887391 U JP3887391 U JP 3887391U JP 3887391 U JP3887391 U JP 3887391U JP H04124666 U JPH04124666 U JP H04124666U
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紀昭 壁谷
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ブラザー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチやセンサや機械的機構を一切設けず
に印字リボンのリボンエンド状態を検出できる印字装置
を提供すること。 【構成】 入力されたキャラクタコードに対応する活字
が印字ハンマー27に対向するように配置されると、ス
リット間時間Tが0.3msec と成るデューティ比でモータ
16が正転駆動される(S20)。このことにより印字
ハンマー27がプラテン3の方向へ移動する。このと
き、検出したスリット間時間Tが0.3msecよりも大きい
ときは、デューティ比が増大され(S28)、そのデュ
ーティ比が最大値に近い値であれば(S27:Ye
s)、リボンエンドによりモータ16の回転が停止した
と判断され、リボンエンドフラグRFがセットされ(S
29)、「リボンエンド」の警告表示がなされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印字リボンのリボンエンド状態を検出するようにした印字装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印字ハンマーや活字ホイールや印字リボンや消去リボン及びこれらの駆 動機構をキャリッジに設け、文字の印字及び消去が可能な活字ホイール式電子タ イプライタは周知のものである。この種の電子タイプライタにおいては、一般に 印字リボンのリボンエンド状態を検出するように構成されている。
【0003】 例えば、特開昭57─199680号公報には、L字状のアクチュエータレバ ーの一端部が、印字リボン供給リールから巻取りリールの方へ供給される印字リ ボンの途中部にローラを介して摺動可能に鋭角状に係合され、印字リボンのリボ ンエンドのときには、巻取りリールの巻取り力により印字リボンの張力が大きく なり、これと同時にアクチュエータレバーが所定方向に回動し、アクチュエータ レバーの他端部近傍部に設けたマイクロスイッチがON状態に切換えられること により、リボンエンド状態を検出するようにしたインクリボンの終端検出装置が 記載されている。
【0004】 また、印字リボン供給リールに巻装された印字リボンの終端近傍部に金属箔を 貼着しておき、この金属箔を検出スイッチで検出しその信号によりリボンエンド 状態を検出するようにした電子タイプライタも実用に供されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記特開昭57─199680号公報に記載のインクリボンの終端検出装置に おいては、リボンエンド状態を検出する為のスイッチ、このスイッチを作動させ るためにアクチュエータレバーを含むスイッチ駆動機構などを設けているので、 構成が複雑化すること、コスト高になること、などの問題がある。
【0006】 また、金属箔による検出スイッチの導通状態によりリボンエンド状態を判定す るように構成した電子タイプライタにおいては、金属箔を検出する為のスイッチ を必要とするので、コスト高になること、更に金属箔を貼着していない印字リボ ンを使用したときにはリボンエンド状態を検出できないこと、などの問題がある 。
【0007】 本考案の目的は、スイッチやセンサや機械的機構を一切設けずに印字リボンの リボンエンド状態を検出し得るようにした印字装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る印字装置は、プラテンに沿って左右方向に往復移動駆動されるキ ャリッジ本体に、活字ホイールと印字ハンマーとモータとこのモータで回転駆動 されるカム体とを設け、少なくとも印字リボンを装着する為のホルダ部材をキャ リッジ本体に設け、キャリッジ本体に、印字ハンマーを含みカム体の回動に作動 的に連動して印字ハンマーを印字作動させる印字機構を設け、カム体の回動に作 動的に連動して印字リボンをステップ送りさせる印字リボン巻取り機構をホルダ 部材とキャリッジ本体とに設け、印字リボンのステップ送り時に、カム体の回転 停止を検出することにより印字リボンのリボンエンド状態を判定するリボンエン ド判定手段を設けたものである。
【0009】
【作用】
本考案に係る印字装置においては、キャリッジ本体に設けられた印字機構は、 モータで回転駆動されるカム体の回動に作動的に連動して印字ハンマーを印字作 動させる。一方、ホルダ部材とキャリッジ本体とに設けられた印字リボン巻取り 機構は、この印字ハンマーの印字作動に先行して或いは後続して、カム体の回動 に作動的に連動して印字リボンをステップ送りさせる。ところで、印字リボンの リボンエンド状態においては、印字リボン巻取り機構による印字リボンのステッ プ送りが実行できず、カム体と印字リボン巻取り機構との作動的な連結によりカ ム体の回転が停止されるので、リボンエンド判定手段は、印字リボンのステップ 送り時におけるカム体の回転停止を検出することにより印字リボンのリボンエン ド状態を判定する。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係る印字装置によれば、〔作用〕の項で説明したように、リボンエン ド判定手段を設け、印字リボンのステップ送り時におけるカム体の回転停止を検 出することにより印字リボンのリボンエンド状態を判定するので、スイッチやセ ンサや機械的機構を一切設ける必要がなく、製作コストを大幅に低減でき、しか も金属箔を貼着していない種々の印字リボンに対しても適用することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基いて説明する。本実施例は1つの直流 モータで印字動作とこれに伴う印字リボンの巻取り動作、消去動作とこれに伴う 消去リボンの巻取り動作を行なうようにした電子タイプライタに本考案を適用し た場合のものである。 図1・図2に示すように、タイプライタ1のケーシングの内部の左右両端には 夫々側壁板(機枠)2が設けられ、その1対の側壁板2間に配設されたプラテン 3は、そのプラテン軸4の両端部近傍において両側壁板2に回転可能に支持され るとともに、プラテン軸4の左端部に固着した従動ギヤ(図示略)を介してライ ンフィードモータ(図9参照)39及び図示外のプラテン駆動機構により回転駆 動される。
【0012】 1対の側壁板2間には、更にガイド軸5と側面視略U字状のガイド部材6とが プラテン3と平行に配設されており、次にこれらガイド軸5及びガイド部材6に 左右方向移動可能に支持されたキャリッジ7について、図1〜図4に基いて説明 する。 ガイド軸5とガイド部材6との間において、左右方向に所定距離隔てた板状で 且つ概ね矩形状の1対のメインフレーム8が前後方向向きに配設され、これら両 メインフレーム8は、ガイド軸5に左右方向移動可能且つ回転可能に支持された 支持部材9の第1支持部10及び第2支持部11の上端部であって、両メインフ レーム8間にスペーサとして挿入されたこれら両支持部10・11の上端部に外 側からピン12・13で夫々固着されている。尚、これら1対のメインフレーム 8でキャリッジ本体14が構成されている。
【0013】 次に、印字機構15について説明すると、右側のメインフレーム8には直流モ ータ16がそれ自身の回転を防止した状態で支持され、このモータ16の駆動軸 17は両メインフレーム8を夫々挿通して左方へ延び、この駆動軸17にはモー タ16側から、両メインフレーム8の内側に位置し側面視略巴形状の印字用カム 18と、モータ16の回転速度を検出する為のエンコーダディスク19と、印字 リボンPRをステップ送りする為のリボン供給用カム22とホルダ部材32を消 去位置に上昇駆動する為の上昇用カム21とが夫々固着されている。尚、印字用 カム18とリボン供給用カム22と上昇用カム21とでカム体20が構成され、 リボン供給用カム22と上昇用カム21とはカム体として一体的に形成されてい る。また、図1に印字用カム18の印字開始位置を点線で示し、原点設定位置を 2点鎖線で示す。
【0014】 前記エンコーダディスク19の外周部には図4に示すように、複数のスリット 19aがそのスリット幅の2倍の寸法の間隔毎に環状に形成され、これら複数の スリット19aを検出する為のフォトインタラプタ36が左側のメインフレーム 8に固着されている。即ち、このフォトインタラプタ36はエンコーダディスク 19の回転により移動するスリット19aの各エッジを検出する毎にスリット信 号を制御装置Cの入出力インターフェイス85に出力する。
【0015】 両メインフレーム8の後端部の上端部には、側面視略く字状の回動レバー23 の中央部とリンク24の下端部とが夫々ピン25・26で回動可能に枢支され、 プラテン3に対向するように前後方向向きに配設された印字ハンマー27はその 後端部でリンク24の上端部に回動可能に枢着されるとともに、前後方向の中央 部で回動レバー23の上端部に回動可能に枢着されている。更に、回動レバー2 3の前端部にはカムフォロワ28が回転可能に枢着され、このカムフォロワ28 が印字用カム18のカム面に常に当接するように回動レバー23の上端部とリン ク24の下端部とに引っ張りバネ29が張架されている。尚、符号30はホイー ル駆動モータ(図9参照)37及び図示外のホイール駆動機構により回転駆動さ れるディジーホイールであり、符号31は印字リボンPRを収納したリボンカセ ットであり、符号32はリボンカセット31を載置するとともに、ガイド軸5に 左右方向移動自在に枢支された補助フレーム33に支持軸34を介して上下に揺 動可能なホルダ部材である。前記キャリッジ7はキャリッジ駆動モータ(図9参 照)38及び図示外の駆動機構により駆動ワイヤを介してプラテン3に沿って左 右方向に往復移動駆動される。
【0016】 前記印字用カム18の外側の湾曲状カム面は図4に示すように、カムフォロワ 28が摺動する摺動範囲において、その略前半部分では半径拡大率が大きくなっ ており、印字ハンマー27がプラテン3を打撃するときにカムフォロワ28が摺 動する打撃部分を含むその略後半部分では半径拡大率が微少になっている。しか も、印字ハンマー27の打撃後においても印字ハンマー27をプラテン3に押圧 し得るように、印字用カム18には摺動範囲より所定長さだけ湾曲状カムが延長 されている。
【0017】 従って、カム体20が印字開始位置からモータ16により図1にて印字方向P に所定角度だけ高速で回転されると、カムフォロワ28が印字用カム18の湾曲 状カム面に沿って上昇するので、回動レバー23が反時計回転方向に回動し、印 字ハンマー27はディジーホイール30の活字30a及び印字リボンPRを介し てプラテン3を打撃する。
【0018】 ここで、両メインフレーム8の上端部の外側には前後方向に延びる調節用プレ ート41が夫々配設され、両調節用プレート41の前端部には各メインフレーム 8に形成された長円孔8aを挿通した支軸42が固着されている。一方、前記支 軸42に後端部が回動可能に枢支された当接部材44の前端部にはガイド部材6 の後端部に摺接自在に係合する係合部44aが設けられている。
【0019】 次に、文字消去時に印字リボンPRに代えて消去リボンCRを印字ハンマー2 7に対向させるためにホルダ部材32を印字位置から消去位置に上昇させる消去 機構50について、図1〜図5に基いて簡単に説明する。 前記上昇用カム21とリボン供給用カム22とは一体的なカム体として形成さ れており、このカム体の左側に形成された上昇用カム21には、このカム21の 中心から等半径を有する基準カム21aと、この基準カム21aから連続して半 径拡大方向に延びる第1傾斜カム面21bと、この第1傾斜カム面21bに途中 部において連なり且つ外周カム面21dに連なる第2傾斜カム面21cと、この 第2傾斜カム面21cの右端部から半径拡大方向に延びる薄肉状の案内壁21e であってこのカム21の左端面21fから案内壁21eの薄肉状左端部21gに 亙って徐々に肉厚が減少する案内壁21eと、この案内壁21eの外周に沿って 案内壁21eより左端面21f側へ突出状に形成された案内リブ21hであって 案内壁21eから半径が縮小する方向に左端面21fまで延びた案内リブ21h とが形成されている。
【0020】 更に、この上昇用カム21に当接する従動ピン52は、ホルダ部材32の左端 部の側壁32aに上端部が固着された支持部材51の下端部に左右方向移動可能 に支持され、コイルバネ53により常に右方へ弾性付勢されている。この従動ピ ン52は、印字開始時には図4に示すようにホルダ部材32の自重により、その ピン先端部を基準カム21aに上方から当接させてホルダ部材32を図1に示す 印字位置(基準揺動位置)に支持するとともに、前記左端面21fに左方から当 接させている。即ち、ホルダ部材32の上下揺動量はこの従動ピン52の上下方 向の移動量により決定される。ここで、印字開始時における印字用カム18と上 昇用カム21と従動ピン52との位置関係を図4に示す。
【0021】 従って、カム体20が図4に示す印字開始時の位相角からモータ16により印 字方向Pと反対方向(反印字方向という)に所定角度だけ回転したとき、従動ピ ン52は第1傾斜カム面21bにより上方へ移動するのでホルダ部材32もその 上方への移動距離に応じて上方に揺動し、その後カム体20が印字方向Pに回転 されると従動ピン52は第2傾斜カム面21cを経て外周カム面21dに到達す るので、ホルダ部材32は更に上方に揺動して消去位置に切換えられる。このと き、消去リボンCRは印字ハンマー27に対向した位置となる。
【0022】 次に、印字ハンマー27が印字動作するまでに印字リボンPRを所定量分だけ 巻取りスプールに巻取る印字リボン巻取り機構60について、図3・図6・図7 ・図8に基いて説明する。 ホルダ部材32の下側の左端部には複数の歯を有するラチェット61がピン6 2で回転可能に枢支され、このピン62に回転可能に支持され且つ送り爪63a を設けた第3揺動部材63はホルダ部材32に回動自在に枢着された第2揺動部 材64に連結ピン65を介して連結され、この第2揺動部材64は引っ張りバネ 66により図6において反時計回転方向に弾性付勢されている。尚、巻取りスプ ール67は前記ピン62に固着され、リボンカセット31内のリボン巻取り用リ ール(図示略)はこの巻取りスプール67に係脱可能に係合される。
【0023】 一方、前記略巴形状のリボン供給用カム22の位置には、左側のメインフレー ム8に固着した枢支ピン68に第1揺動部材69の下端部が回動可能に支持され 、この第1揺動部材69の上端部は第2揺動部材64の基端部近傍に前方から当 接している。更に、この第1揺動部材69に形成された略円形の孔69aにリボ ン供給用カム22が位置し、第1揺動部材69の突起部69bがこのリボン供給 用カム22の一部に常に当接するように、第1揺動部材69は前記枢支ピン68 に外装した巻きバネ70により図7にて時計回転方向に弾性付勢されている。
【0024】 従って、図7・図8に示すように、リボン供給用カム22がモータ16により 印字方向Pに回転されたとき、第1揺動部材69はリボン供給用カム22のカム 形状により突起部69bを介して図7にて反時計方向に回動するので、第2揺動 部材64が図6にて時計方向に回動され且つ第3揺動部材63が反時計方向に回 動して送り爪63aによりラチェット61が1歯分だけ回動され、巻取りスプー ル67に係合したリボン供給用リールが駆動されて、印字リボンPRは印字ハン マー27の印字作動までに確実に所定量だけステップ送りされる。尚、図8にお いては、上昇用カム21を実線で示し、リボン供給用カム22を1点鎖線で示し 、第1揺動部材69を2点鎖線で示す。
【0025】 しかし、リボンカセット31内のリボン供給用リール(図示略)に巻装された 印字リボンPRがリボンエンド状態になったときには、リボン巻取り用リールが 回動できないので、巻取りスプール67、ピン62、第3揺動部材63及び第2 揺動部材64を介して第1揺動部材69が図7にて反時計回転方向に回動できず 、同時に突起部69bに当接しているリボン供給用カム22が回動できず、その 結果カム体20とモータ16とが回転停止状態となる。
【0026】 ここで、消去時に消去リボンCRを所定量分だけ巻取りスプールに巻取る消去 リボン巻取り機構が設けられているが、本考案には直接関係しないので、その説 明を省略する。尚、符号76は消去リボンCRを巻装した供給スプール、符号7 7は消去リボンCRの巻取りスプール、符号78は巻取りスプール77に連結さ れたラチェットである。
【0027】 次に、電子タイプライタ1の制御系は図9のブロック図に示すように構成され ている。 前記モータ16の回転速度制御について説明すると、制御装置Cは、フォトイ ンタラプタ36から入力したスリット信号を用いて、設定された回転速度となる ようにPWM(パルス幅変調)制御のデューティ比を決定し、そのデューティ比 のパルス信号が駆動回路81へ供給され、そのパルス信号に対応する駆動電流が モータ16へ出力される。表示機構40は、文字や記号を表示可能な液晶ディス プレイと、このディスプレイに表示データを供給する為のディスプレイコントロ ーラとを備えた一般的なものである。
【0028】 制御装置CはCPU87と、CPU87にデータバスなどのバス86を介して 接続された入出力(I/O)インターフェイス85、ROM88及びRAM89 とから構成されている。ROM88には、印字動作や消去動作を実行する為にモ ータ16を駆動する駆動制御プログラム、印字動作や消去動作に連動して各モー タ37〜39を駆動する駆動制御プログラム、印字リボンPRのリボンエンド状 態を判定する為のサブルーチンなどを含む文字印字制御の制御プログラムなどが 格納されている。RAM89には、タイプライタ1の制御上必要なデータやCP U87の演算結果を一時的に格納するバッファ、入力されたスリット信号を原点 設定位置から順次カウントする為のカウンタ及びポインタなどの種々のメモリが 設けられている。
【0029】 ここで、文字や記号などのキャラクタコードの夫々は、印字作動時の固有の印 字圧強さを設定する為に約7段階の印字圧ランクの何れかに分類されている。従 って、印字圧に応じてカム体20の回転速度を設定する為の2つのスリット信号 間の時間つまりキャラクタ固有のスリット間時間tとキャラクタコードとを対応 づけた印字ランクテーブルが前記ROM88に格納されている。
【0030】 次に、タイプライタ1の制御装置Cで行なわれる文字印字制御のルーチンにつ いて、図10〜図12のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符号Si( i=10、11、12・・・)は各ステップである。但し、この制御の実行中に 、スリット間時間Tをカウントするソフトタイマーは、0.1msec 毎に割込み処理 によりカウントアップされ且つスリット信号の入力毎にそのカウント値はRAM 89のバッファに更新しつつ格納される。 キーボードKBにおいて文字キー或いは記号キーが操作されるとこの制御が開 始され、キーボードKBから供給される信号に基いてキャラクタコードが読込ま れ(S10)、このキャラクタコードに対応する活字が印字ハンマー27に対向 するようにホイール駆動モータ37が駆動され(S11)、次に印字・リボンエ ンド判定制御(図11参照)が実行される(S12)。
【0031】 この制御が開始されると、先ずスリット間時間Tが0.3msec となるデューティ 比でモータ16が連続して正転駆動される(S20)。これにより、カム体20 は図1・図4・図8に夫々示す印字開始位置の位相から印字方向Pに回転される ので、印字ハンマー27はプラテン3の方向へ移動する。次に、検出したスリッ ト間時間Tが0.3msec よりも大きいときつまりカム体20の回転速度が遅いとき に(S21:Yes)、デューティ比が最大に近い値(例えば、約80%)でな いときには(S27:No)、デューティ比が所定値だけ増大され(S28)、 スリット信号をカウントするカウンタのカウント値Nが印字ハンマー27でプラ テン3を打撃する打撃タイミングに対応するカウント値NI でないときには(S 24:No)、S21へ戻る。また、スリット間時間Tが0.3msec よりも小さい ときつまりカム体20の回転速度が速いときには(S21:No、S22:Ye s)、デューティ比が所定値だけ減少され(S23)、S24を経てS21に戻 る。従って、カウント値Nが打撃タイミングのカウント値NI に達するまでは、 スリット間時間Tを常に0.3msec となるように保持してカム体20を常に所定の 速度で回動させ、印字ハンマー27の打撃タイミングまでに印字リボン巻取り機 構60により印字リボンPRがステップ送りされる。
【0032】 次に、カウント値Nが打撃タイミングのカウント値NI に達したときには(S 24:Yes)、打撃判定処理制御(図12参照)が実行される(S25)。こ の制御が開始されると、先ずキャラクタコードに基いて前記印字圧ランクテーブ ルから印字文字に設定されているキャラクタ固有のスリット間時間t(msec)が 読出され(S40)、スリット間時間Tがキャラクタ固有のスリット間時間tと なるデューティ比でモータ16が連続して正転駆動される(S41)。そして、 前記と同様にスリット間時間Tがスリット間時間tの3倍よりも小さく且つスリ ット間時間tよりも大きいときには(S42:No、S43:Yes)、デュー ティ比が所定値だけ増加され(S46)、またスリット間時間Tがスリット間時 間tよりも小さいときには(S42・S43:No、S44:Yes)、デュー ティ比が所定値だけ減少される(S45)。
【0033】 そして、印字ハンマー27がプラテン3を打撃且つ押圧することによりカムフ ォロワ28と印字用カム18との作動的連結を介してカム体20つまりモータ1 6の回転速度が急激に遅くなり、スリット間時間Tがスリット間時間tの3倍以 上になったときには印字作動の完了であり(S42:Yes)、この制御を終了 してリターンする。 次に、カム体20が印字開始位置の位相となるまで、所定の回転速度で逆転駆 動され(S26)、この制御を終了してリターンする。
【0034】 次に、リボンエンドフラグRFがセットされていないので(S13:No)、 キャリッジ駆動モータ38の駆動によりキャリッジ本体14が次に印字位置へ移 動され(S14)、この文字印字制御を終了する。
【0035】 ところで、印字ハンマー27の打撃タイミングまでの印字リボンのステップ送 り時に、印字リボンPRがリボンエンド状態になったときには、前述したように 、リボン供給用カム22が回動できないので、カム体20とモータ16とが回転 停止状態となる。その結果、前記印字・リボンエンド判定処理制御において、デ ューティ比の増加処理が繰り返されてデューティ比が最大に近い値になり(S2 7:Yes)、リボンエンドフラグRFがセットされ(S29)、S26を経た 後S13で「Yes」と判定される。次に、表示機構40のディスプレイに警告 メッセージ「リボンエンド」が表示される(S15)。次に、トップカバーを開 けてリボンカセット31を交換後このカバーを閉じたとき(S16:Yes)、 リボンエンドフラグRFがリセットされ且つ「リボンエンド」の警告表示が消去 され(S17)、モータ16及びキャリッジ駆動モータ38を制御してカム体2 0とキャリッジ7とが夫々原点設定された後、キャリッジ7が原点設定直前の位 置に移動され(S18)、S14を経てこの制御を終了する。
【0036】 以上説明したように、印字リボンPRのステップ送り時に、印字リボン判定制 御によりカム体20の回転停止を検出して印字リボンPRのリボンエンド状態を 判定するので、スイッチやセンサや機械的機構を一切設ける必要がなく、製作コ ストを大幅に低減でき、しかも金属箔を貼着していない種々の印字リボンに対し ても適用することができる。
【0037】 尚、前記印字・リボンエンド判定処理制御のS27において、T≧0.8 msecか 否かを判定するようにしてもよい。 尚、前記カム体20をモータ16によりギヤ機構を介して間接的に回転駆動す ることも可能である。 尚、印字リボン巻取り機構は印字リボンPRをステップ送りさせるようにした 種々の機構を設けることが可能である。 尚、モータ16をステッピングモータなどで構成した場合でも、ステッピング モータの回転停止時に発生する脱調状態つまりモータの駆動電流の上昇によりリ ボンエンド状態を判定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子タイプライタの内部機構の側面図である。
【図2】図1の2矢視図である。
【図3】電子タイプライタの内部機構の部分正面図であ
る。
【図4】キャリッジ本体の側面図である。
【図5】上昇用カムの斜視図である。
【図6】図1の6矢視図である。
【図7】電子タイプライタの内部機構の要部側面図であ
る。
【図8】印字開始位置における内部機構の要部側面図で
ある。
【図9】電子タイプライタの制御系のブロック図であ
る。
【図10】文字印字制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図11】印字・リボンエンド判定処理制御のルーチン
の概略フローチャートである。
【図12】打撃判定処理制御のルーチンの概略フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 電子タイプライタ 3 プラテン 5 ガイド軸 6 ガイド部材 7 キャリッジ 14 キャリッジ本体 16 直流モータ 18 印字用カム 19 エンコーダディスク 19a スリット 20 カム体 22 リボン供給用カム 27 印字ハンマー 28 カムフォロワ 30 ディジーホイール 31 リボンカセット 32 ホルダ部材 36 フォトインタラプタ 60 印字リボン巻取り機構 63 第3揺動部材 64 第2揺動部材 67 巻取りスプール 69 第1揺動部材 69b 突起部 87 CPU 88 ROM 89 RAM C 制御装置 PR 印字リボン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って左右方向に往復移動駆
    動されるキャリッジ本体に、活字ホイールと印字ハンマ
    ーとモータとこのモータで回転駆動されるカム体とを設
    け、少なくとも印字リボンを装着する為のホルダ部材を
    キャリッジ本体に設け、キャリッジ本体に、印字ハンマ
    ーを含みカム体の回動に作動的に連動して印字ハンマー
    を印字作動させる印字機構を設け、前記カム体の回動に
    作動的に連動して印字リボンをステップ送りさせる印字
    リボン巻取り機構をホルダ部材とキャリッジ本体とに設
    け、前記印字リボンのステップ送り時に、カム体の回転
    停止を検出することにより印字リボンのリボンエンド状
    態を判定するリボンエンド判定手段を設けたことを特徴
    とする印字装置。
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