JPH059194Y2 - - Google Patents

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JPH059194Y2
JPH059194Y2 JP1987045194U JP4519487U JPH059194Y2 JP H059194 Y2 JPH059194 Y2 JP H059194Y2 JP 1987045194 U JP1987045194 U JP 1987045194U JP 4519487 U JP4519487 U JP 4519487U JP H059194 Y2 JPH059194 Y2 JP H059194Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は活字素子を有する印字ヘツドをプラ
テンと平行に往復移動させ、微少距離離れた少な
くとも2つの印字位置で同一活字素子による印字
動作に基き形成されるボールド文字を消去するた
めの消去機能付印字装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、ボールド文字(肉太文字)を印字する機
能を備えた印字装置、例えば電子タイプライタに
おけるボールド印字は、ボールドキーにてボール
ド印字モードに指定した後、所望の文字キーを選
択操作することによつて行われる。そして、その
選択された文字を活字素子を有する印字ヘツドに
より印字用紙にボールド印字を行う方法として、
例えば、第7図に示すように、まず、一つの文字
(例えば「M」)に対応する活字素子を印字ハンマ
にて叩打し、活字素子の中心が第1印字位置B1
に位置するように印字リボンを介して印字した
後、同印字行に沿つて活字素子を微少距離移動さ
せて活字素子の中心が第2印字位置B2に位置す
るように印字する。続いて、両印字位置B1,B
2の中間である第3印字位置B3に中心が位置す
るように活字素子を復動させて印字し、第8図a
に示すようなボールド文字41を形成する方法が
ある。
一方、このボールド文字41を消去するには、
ボールド文字41に対応して訂正キーにより消去
が指定されると、訂正リボンが活字素子に対向配
置され、活字素子の中心が前記各印字位置を含む
複数の位置へ往復微動されると共に、それらの位
置へ微動される毎に印字ハンマにて活字素子が叩
打され、訂正リボンを介してボールド文字41の
インクが剥離される。
即ち、まずボールド文字41の右側部分を中心
に消去するために、第2印字位置B2と同一の第
1消去位置D1に活字素子の中心を微動させて叩
打し領域A1のインクを剥離する(第8図b)。
次に、ボールド文字41の右端部分を中心に消去
するめに、第1消去位置D1より右方の第2消去
位置D2に活字素子の中心を微動させて叩打し領
域A2のインク及び第1消去位置D1の消し残し
部分Xの一部のインクを剥離する(第8図c)。
更に、ボールド文字41の中央部分を中心に消去
するために、第3印字位置B3と同一の第3消去
位置D3に活字素子の中心を微動させて2度叩打
し領域A3のインクを剥離する(第8図d)。
続いて使用済の訂正リボンを所定量巻取り、未
使用の訂正リボンを活字素子に対向配置した後、
ボールド文字41の左側部分を中心に消去するた
めに、第1印字位置B1に対応する第4消去位置
D4に活字素子の中心を微動させて叩打し領域A
4のインクを剥離する(第8図e)。
更に、第3消去位置D3と同一の第5消去位置
D5に活字素子の中心を微動させて叩打し消し残
し部分Xの一部のインクを剥離し(第8図f)、
最後に、ボールド文字41の左端部分を中心に消
去するために、第4消去位置D4より左方の第6
消去位置D6に活字素子の中心を微動させて叩打
を2度行う(第8図g)。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来のタイプライタでは、印字時の
インク転写の良好性を考慮して印字ハンマの重心
を予め一側(この従来例では印字用紙に対して左
側)に偏位させている。そして、その印字ハンマ
にて活字素子が叩打されると、活字素子の左側部
分よりも右側部分のほうがインクの転写量が多く
なる。このため、ボールド文字41を消去する場
合にも、第8図b〜第8図gに示すように、転写
されたインク量の多いボールド文字41の右端部
分においてインクの消し残し部分Xが生じて確実
な文字消去が行われないという問題があつた。
この考案は前述した事情に鑑みてなされたもの
であつて、ボールド文字を消去する場合に消し残
しを生じることなく確実に消去し得るボールド文
字消去機能付印字装置の提供を目的としている。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案におい
ては、重心が予め一側に偏位されている印字ハン
マにて活字素子を印字リボンを介して叩打するこ
とにより印字用紙に印字を行う印字ヘツドをプラ
テンと平行に往復移動させる駆動手段を備え、微
少距離離れた少なくとも2つの印字位置で同一活
字素子による印字動作を行うボールド文字印字機
能を有する印字装置において、先に印字用紙に印
字された文字の消去を指示する訂正キーと、訂正
リボンを少なくとも1文字分だけ巻取る訂正リボ
ン巻取り手段と、ボールド文字を消去するとき、
各々の印字位置において前記駆動手段を動作させ
つつボールド文字を前記訂正リボンを介して活字
素子で叩打する消去動作を行う制御手段とを設
け、その制御手段は印字ハンマの重心が偏位して
いる側とは反対側に位置する印字位置において消
去動作を行う際、前記訂正リボン巻取り手段によ
る巻取り動作を挟んで少なくとも2回活字素子で
叩打するよう制御するという構成を採用してい
る。
(作用) 従つて、訂正キーの操作により所定のボールド
文字の消去が指示されると、制御手段により駆動
手段が動作されて印字ヘツドが各々の印字位置に
移動され、それら印字位置において訂正リボンを
介して活字素子にて前記ボールド文字が消去され
る。また、印字ハンマの重心が偏位している側と
は反対側に位置する印字位置において消去動作を
行う際には、前記制御手段により訂正リボン巻取
り手段による巻取り動作を挟んで少なくとも2回
活字素子により叩打される。
(実施例) 以下、この考案を電子タイプライタに具体化し
た一実施例を第1図〜第5図及び第6図a〜第6
図hに基いて詳細に説明する。
第2,3図に示すように、電子タイプライタの
フレーム1の後部に印字用紙Pを支持するプラテ
ン2が配設され、そのプラテン2に沿つて平行に
配設されたガイド軸3及びガイドレール(図示
略)上にはキヤリツジ4が往復動可能に支持され
ている。プラテン2にはプラテン駆動モータ5が
ギア機構を介して駆動連結され、その動作に基き
プラテン2が正逆回転されて印字用紙Pに正逆方
向の送りが付与される。
又、プラテン2の左右両側近傍には一対のプー
リ6,7が配設され、一方のプーリ7には駆動手
段としてのステツプモータよりなるキヤリツジ駆
動モータ8が駆動連結されている。両プーリ6,
7間には無端状のワイヤ9が掛装され、ワイヤ9
の一部がキヤリツジ4に接続されている。そし
て、キヤリツジ駆動モータ8の正回転動作により
キヤリツジ4が往動(第2図の右方へ移動)され
ると共に、逆回転動作によりキヤリツジ4が復動
(第2図の左方へ移動)される。
キヤリツジ4に搭載された活字選択モータ10
の出力軸10aには外周に複数の活字素子11a
を配設した花弁形活字ホイール11が固着されて
いる。活字選択モータ10の上側には印字ハンマ
ソレノイド12が設けられ、同ソレノイド12の
動作に基いて動作される印字ハンマ13にて活字
素子11aを叩打する。尚、印字ハンマ13はそ
の重心が予め一側(この実施例では印字用紙Pに
対して左側)に偏位されていて、活字選択モータ
10の動作に基いて叩打位置にある所定の活字素
子11aの背面が印字ハンマ13に叩打された時
には、活字素子11aの左側部分よりも右側部分
のほうが後述する印字リボン16のインクの印字
用紙Pに対する転写量が多くなる。そして、活字
ホイール11、印字ハンマ13等により印字ヘツ
ドが構成されている。
キヤリツジ4にはリボンホルダ14が支軸15
を中心に揺動可能に支持され、リボンホルダ14
上には印字リボン16を内蔵したリボンカセツト
17が支持されている。印字リボン16の一部は
プラテン2と活字素子11aとの間で走行可能に
露出配置されると共に、印字リボン巻取り機構
(図示略)によりキヤリツジ4の往復動に連動し
て巻取られる。
又、リボンホルダ14の両側には訂正リボン1
8を巻回した一対のスプール19,20が回転可
能に配設されている。訂正リボン18は印字リボ
ン16の下側においてプラテン2と活字素子11
aとの間で走行可能に配置されると共に、巻取り
スプール20に駆動連結された周知の訂正リボン
巻取り機構(図示略)によりリボンホルダ14の
揺動に連動して巻取られる。そして、両スプール
19,20及び訂正リボン巻取り機構により訂正
リボン巻取り手段が構成されている。尚、この実
施例の訂正リボン18は、印字用紙P上のインク
を剥離消去する訂正リボンが使用されている。
キヤリツジ4にはリボンホルダ14を揺動する
ためのホルダ揺動ソレノイド21が設けられ、リ
ボンホルダ14にはその下側をホルダ揺動ソレノ
イド21のアーマチヤ21aに係合付勢する引張
ばね22が掛装されている。そして、ホルダ揺動
ソレノイド21の励磁及び消磁に基いてアーマチ
ヤ21aが出没されることにより、リボンホルダ
14が第3図に実線で示す下方位置と同図に2点
鎖線で示す上方位置との間で揺動される。
そして、リボンホルダ14が下方位置に配置さ
れた状態では、第3図に実線で示すように印字リ
ボン16がプラテン2上の印字位置Qに対向配置
される。一方、リボンホルダ14が上方位置に配
置された状態では、第3図に2点鎖線で示すよう
に訂正リボン18が印字位置Qに対向配置され、
そのリボンホルダ14の一往復揺動に伴い、前記
訂正リボン巻取り機構により使用済の一文字分の
訂正リボン18が巻取られるようになつている。
一方、フレーム1の前部にはキーボード23が
設けられ、キーボード23上には文字等を入力す
るための文字キー24、キヤリツジ4を一文字分
復動させるためのバツクスペースキー25、ボー
ルド印字モードを指示するためのボールドキー2
6、既に印字用紙Pに印字された文字の消去を指
示するための訂正キー27等が配設されている。
次に、上記のように構成した電子タイプライタ
の電気的構成を第1図に基いて説明する。
第1制御手段、第2制御手段及び第3制御手段
を有する制御手段としての中央処理装置(CPU)
30には、制御プログラムを記憶したプログラム
メモリ31を有するリード・オンリ・メモリ
(ROM)32及びCPU30の演算結果等を一時
的に記憶する各種メモリを有するランダム・アク
セス・メモリ(RAM)33が接続されている。
そして、CPU30はプログラムメモリ31に記
憶された制御プログラムに基いて通常の文字の印
字動作及び消去動作の他にボールド文字の印字動
作及び消去動作等の制御を行う。又、RAM33
にはコレクシヨンバツフア34が設けられ、コレ
クシヨンバツフア34には印字用紙Pの上の一印
字行に印字される文字数に対応する数の印字デー
タが記憶される。そして、印字データは2バイト
(16ビツト)で構成され、その上位1バイトに印
字文字に対応する文字コードが割り当てられ、下
位1バイトに文字コードに付随するボールド印字
の有無を示すデータ(以下、ボールドデータとい
う)、アンダーラインの有無を示すデータ等のア
トリビユートデータが割り当てられる。
更に、CPU30の入力側にはキーボード23
が接続されると共に、出力側には各駆動回路35
〜39を介してプラテン駆動モータ5、キヤリツ
ジ駆動モータ8、活字選択モータ10、印字ハン
マソレノイド12及びホルダ揺動ソレノイド21
がそれぞれ接続されている。
又、CPU30はボールドキー26が未操作状
態の場合に通常印字モードを設定し、ボールドキ
ー26の操作によりボールド信号が入力されると
ボールド印字モードを設定する。そして、ボール
ド印字モード状態で文字キー24が操作される
と、CPU30は文字キー24に対応する文字コ
ードと、ボールド印字であることを示すボールド
データとからなる印字データをコレクシヨンバツ
フア34に記憶する。更に、ボールド印字モード
状態においてボールドキー26が操作されると、
CPU30はボールド印字モードを解除する。
更に、CPU30は訂正キー27の操作により
訂正信号が入力されると訂正モードを設定し、印
字ハンマ13の対向位置の印字用紙P上に印字さ
れた文字に対応する印字データをコレクシヨンバ
ツフア34から読み出し、その印字データに基い
て活字選択モータ10、キヤリツジ駆動モータ
8、印字ハンマソレノイド12及びホルダ揺動ソ
レノイド21を駆動させて消去動作を行わせる。
又、CPU30はバツクスペースキー25の操
作によりバツクスペース信号が入力されると、キ
ヤリツジ駆動モータ8を動作させてキヤリツジ4
を一文字分復動させる。
次に、上記のように構成された電子タイプライ
タの作用を第4,5図のフローチヤート及び第6
図a〜第6図hに従つて説明する。
第6図aに示すように、印字用紙Pに印字され
た文字「M」のボールド文字41の消去動作につ
いて説明する。このボールド文字41は、印字ハ
ンマ13に対向配置された活字素子11aの中心
軸線を基準にしてキヤリツジ駆動モータ8の1ス
テツプ分に対応する微少距離(1/240インチ)ず
つずらした第1印字位置B1〜第3印字位置B3
の3つの印字位置において印字動作されて形成さ
れている。
ボールド文字41を消去するために、バツクス
ペースキー25が任意に操作されると、ステツプ
S1(以下、単にS1と表す。他のステツプも同様)、
S2,S3と進行し、CPU30は印字ハンマ13の
中心をボールド文字41の第1印字位置B1に対
向配置するために、キヤリツジ駆動モータ8を回
転させてキヤリツジ4を復動させ、S1にて訂正
キー27の操作を待つ。
そして、訂正キー27が操作されると、S4に
てCPU30は訂正信号に基いてコレクシヨンバ
ツフア34からそのボールド文字41の印字デー
タを読み出す。次に、S5にてコレクシヨンバツ
フア34から読み出した印字データの下位1バイ
トに割り当てられたボールドデータに基きボール
ド印字であるか否を判断し、ボールド印字である
場合にはS6において印字されたボールド文字4
1の消去を行うためのボールド消去処理動作を行
い、ボールド印字でない場合にはS7において通
常の文字に関する周知の消去を行うための消去処
理動作を行う。
次に、前記ボールド消去処理動作について第5
図に従つて説明する。
まず、CPU30はS8にて所定の活字素子(こ
の場合は「M」)11aの背面を印字ハンマ13
に対向配置させるために、印字データに基いて活
字選択モータ10を回転させる。次のS9におい
てリボンホルダ14を上方位置に配置して訂正リ
ボン18を印字位置Qに対向配置させるために、
ホルダ揺動ソレノイド21を励磁してアーマチヤ
21aを突出させる。
次に、CPU30はS10にて印字ハンマ13の中
心を、第6図bに示すように第2印字位置B2と
同一の第1消去位置C1に対向させるために、キ
ヤリツジ駆動モータ8を2ステツプ正回転させて
キヤリツジ4を移動させる。
続いて、S11において訂正リボン18を介して
ボールド文字41の右側部分を中心に1回叩打す
るために、印字ハンマソレノイド12を1回動作
させて印字ハンマ13により活字素子11aを叩
打させる。従つて、第6図b,cに示すように、
ボールド文字41の右側部分を中心に消去動作さ
れ、消し残し部分Xを伴つて領域A1のインクが
訂正リボン18により剥離される。
次に、CPU30はS12でキヤリツジ駆動モータ
8を1ステツプ正回転させると共に、S13で印字
ハンマソレノイド12を1回動作させる。これに
より、第6図c,dに示すように、印字ハンマ1
3の中心軸線が第1消去位置C1より右方の第2
消去位置C2に対向され、同位置C2にて活字素
子11aが1回叩打され、ボールド文字41の右
端部分を中心に消去動作される。この結果、第1
消去位置C1で使用された訂正リボン18と同一
の部分により領域A2及び一部の消し残し部分X
のインクが剥離される。
続いて、S14にてキヤリツジ駆動モータ8を3
ステツプ逆回転させた後1ステツプ正回転させる
と共に、S15にて印字ハンマソレノイド12を2
回動作させる。従つて、第6図d,eに示すよう
に印字ハンマ13の中心が第3印字位置B3と同
一の第3消去位置C3に対向され、同位置C3に
て活字素子11aが2回叩打され、ボールド文字
41の中央部分を中心に消去動作が行われる。こ
の結果、第1及び第2の消去位置C1,C2でし
ようされた訂正リボン18と同一の部分により領
域A3のインクが剥離される。
次に、CPU30はS16にて使用済の一文字分の
訂正リボン18を巻取るために、ホルダ揺動ソレ
ノイド21を消磁して再励磁する。これにより、
リボンホルダ14の上方位置及び下方位置の間の
一往復揺動に連動して訂正リボン巻取り機構が動
作し、巻取りスプール20により訂正リボン18
が巻取られる。
その後、CPU30はS17にてキヤリツジ駆動モ
ータ8を1ステツプ逆回転させると共に、S18に
て印字ハンマソレノイド12を1回動作させる。
従つて、第6図e,fに示すように、印字ハンマ
13の中心が第1印字位置B1と同一の第4消去
位置C4に対向され、同位置C4にて活字素子1
1aが1回叩打され、ボールド文字41の左側部
分を中心に消去動作される。この結果、未使用の
訂正リボン18により領域A4のインクが剥離さ
れる。
続いて、S19にてキヤリツジ駆動モータ8を2
ステツプ正回転させると共に、S20にて印字ハン
マソレノイド12を1回動作させる。従つて、第
6図fに示すように、印字ハンマ13の中心が第
1消去位置C1と同一の第5消去位置C5に対向
され、同位置C5にて活字素子11aが1回叩打
される。この結果、第4消去位置C4にて使用さ
れた訂正リボン18と同一の部分により領域A5
のインクが剥離されると共に、未消去の消し残し
部分Xの全てのインクが剥離される。即ち、この
段階においてボールド文字41の全てのインクが
剥離される。
そして、CPU30はS21にてキヤリツジ駆動モ
ータ8を1ステツプ正回転させると共に、S22に
て印字ハンマソレノイド12を1回動作させる。
これにより、第6図gに示すように、印字ハンマ
13の中心軸線が第2消去位置C2と同一の第6
消去位置C6に対向された後、同位置C6にて活
字素子11aが1回叩打され、インクの転写量が
多くて消し難いボールド文字41の右端部分の消
し残し部分Xが消去される。
更に、次のS23でキヤリツジ駆動モータ8を5
ステツプ逆回転させた後1ステツプ正回転させる
と共に、S24で印字ハンマソレノイド12を1回
動作させる。従つて、第6図hに示すように、印
字ハンマ13の中心軸線が第4消去位置C4より
右方の第7消去位置C7に対向され、同位置C7
において活字素子11aが1回叩打される。これ
により、第4消去位置C4にて使用された訂正リ
ボン18と同一の部分を介して叩打が行われる。
この結果、ボールド文字41の左端部分に消し残
し部分がある場合には、更に消去され、全てのボ
ールド文字41が完全に消去される。
最後に、CPU30はS25でホルダ揺動ソレノイ
ド21を消磁してリボンホルダ14を下方位置に
復帰配置させると共に、S26でコレクシヨンバツ
フア34内のボールド文字41の印字データをク
リアする。
上記のように、この実施例では、第1消去位置
C1〜第3消去位置C3までの消去動作により、
左端部分以外のボールド文字41のほとんどを消
去した後、未使用の訂正リボン18を介してボー
ルド文字41の左端部分を消去すると共に、更に
ボールド文字41の右側部分に戻つて再度消去動
作を行つている。この結果、印字ハンマ13の重
心の偏位によつて消去し難いボールド文字41の
右端部分に消し残し部分Xを生じることなく確実
に消去することができ、よつて、その消去領域に
は別の文字を鮮明に印字することができる。
尚、この考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、第3消去位置C3における叩打
数を1回にしたり、第6及び第7の消去位置C
6,C7の消去動作を省略したりする等、この考
案の主旨を逸脱しない範囲において各部の構成を
適宜に変更して実施することもできる。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば、予め
その重心が一側に偏位されている印字ハンマによ
りボールド文字の印字を行う印字装置において、
特に、印字ハンマの重心が偏位している側とは反
対側に位置する印字装置において消去動作を行う
際、訂正リボンの巻取り動作を挟んで少なくとも
2回の活字素子による叩打を行うようにしたの
で、消し残しを生じることなくボールド文字を確
実に消去することができるという優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案を具体化した一実施
例を示し、第1図は電子タイプライタのブロツク
図、第2図は電子タイプライタの平面図、第3図
は同じく部分破断側面図、第4,5図は消去動作
の作用を説明するためのフローチヤート、第6図
aはボールド文字を示す図、第6図b〜第6図h
はボールド文字の消去の過程を説明する図であ
る。第7図〜第8図は従来例を示し、第7図はボ
ールド文字の印字を説明する図、第8図aはボー
ルド文字を示す図、第8図b〜第8図gはボール
ド文字の消去の過程を説明する図である。 2……プラテン、8……駆動手段としてのキヤ
リツジ駆動モータ、11……活字ホイール、11
a……活字素子、13……印字ハンマ、18……
訂正リボン、20……巻取りスプール、27……
訂正キー、30……制御手段としてのCPU、P
……印字用紙、B1〜B3……第1印字位置〜第
3印字位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 重心が予め一側に偏位されている印字ハンマ1
    2にて活字素子11aを印字リボン16を介して
    叩打することにより印字用紙Pに印字を行う印字
    ヘツド11,13等をプラテン2と平行に往復移
    動させる駆動手段8を備え、微少距離離れた少な
    くとも2つの印字位置B1〜B3で同一活字素子
    11aによる印字動作を行うボールド文字印字機
    能を有する印字装置において、 先に印字用紙Pに印字された文字の消去を指示
    する訂正キー27と、 訂正リボン18を少なくとも1文字分だけ巻取
    る訂正リボン巻取り手段20等と、 ボールド文字41を消去するとき、各々の印字
    位置B1〜B3において前記駆動手段8を動作さ
    せつつボールド文字41を前記訂正リボン18を
    介して活字素子11aで叩打する消去動作を行う
    制御手段とを設け、 その制御手段は印字ハンマ12の重心が偏位し
    ている側とは反対側に位置する印字位置において
    消去動作を行う際、前記訂正リボン巻取り手段2
    0等による巻取り動作を挟んで少なくとも2回活
    字素子11aで叩打するよう制御することを特徴
    とするボールド文字消去機能付印字装置。
JP1987045194U 1987-03-26 1987-03-26 Expired - Lifetime JPH059194Y2 (ja)

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JP1987045194U JPH059194Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60198280A (ja) * 1984-03-22 1985-10-07 Canon Inc タイプライタ
JPS62290566A (ja) * 1986-06-10 1987-12-17 Canon Inc 記録装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62290566A (ja) * 1986-06-10 1987-12-17 Canon Inc 記録装置

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