JPS61284474A - 電子タイプライタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子タイプライタに関するものである。

従来の技術 電子タイプライタにおいては使用者が誤ってタイプした
文字を消去できる機能を備えているのが普通である。こ
の消去機能とは、印字動作時にハンマーと用紙の間に挿
入される印字リボンに代って消去リボンが挿入され、印
字と同様のハンマー駆動によシ用紙の上に付着している
インク即ち文字を消去リボンで引きはがすものである。

従来、消去動作は以下のステップで制御されている。

（１）印字ホイールを回転させ、消去すべき文字に対応
する活字をハンマーの前に位置付けする。

（２）消去リボンをハンマーと用紙の間に位置付けする
。

Ｇ３）　　ハンマーを駆動し、消去リボンを介して活字
を用紙に打ちつけ、文字を消去する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の方式では、消去リボンをハンマー
と用紙の間に位置付けする際、キャリッジに振動を与え
ると、メカニズムのガタやあそびのため消去すべき文字
に合わせて停止させていたはずのキャリッジの位置がわ
ずかにはずれてしまうことがある。メカニズムのガタや
あそびはある程度やむを得ないものではあるが、例えば
１００μｍずれたとしても文字の線幅が約２００μｍで
あることを考えれば半分が消去されずに残ってしまうこ
とになる。

本発明は、消去リボンの位置付は後にキャリ９ジを消去
すべき文字位置に再位置付けすることにより消去品質の
向上を図ることを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するだめ、本発明の電子タイプライタ
はキャリッジと印字・消去手段に加え、消去リボンの位
置付は後キャリッジを再位置付けし消去を行なう様に構
成した制御手段を備えたことを特長とするものである。

作　　用 本発明は、消去時、消去リボンを印字点に位置付けした
後、キャリッジを左または右に所定の距離だけ移動させ
、右または左に同じ距離だけ戻して再位置付けし、その
後ノ・ンマーを駆動し消去を行なう制御とするものであ
る。これにより消去時のキャリッジの位置を印字時と同
じ位置にとどめることかでき、消去品質の向上を図るこ
とができる０ 実施例 第１図は本発明の一実施例における電子タイプライタの
ブロック図である。

まず基本的な動作について説明する。電子タイプライタ
の入力手段１を構成する゛キーボードにて押されたキー
に対応するキーコードが制御手段２に送られる。制御手
段２はマイクロコンピュータで構成されており、入力手
段１から受取ったキーコードに基づいて印字・消去・キ
ャリッジ移動・改行などの動作を制御する。印字動作の
場合は、印字すべき活字がハンマー１１の正面に来るよ
うに印字ホイール駆動手段１２に指示を与え、印字ホイ
ール１３を回転させる。次にノ・ンマー駆動手段１０で
あるンレノイドに一定時間電流を流すことにより、ハン
マー１１で印字ホイール１３上の活字をたたき、印字リ
ボン６を介してプラテン１６に巻かれた用紙に打ちつけ
、印字を行なう。印字後、使用済みの印字リボンを巻上
げるだめ印字リボン巻上げ手段６に指令を出し、印字リ
ボン６を一定量巻上げる。さらに次の印字位置までキャ
リッジ４を進めるためキャリッジ駆動手段３に移動すべ
き距離をパルス数で指示する。また、制御手段２内の記
憶部２ａの印字位置に対応するアドレスに印字した文字
の文字コードを記憶しておく。

改行動作の際も同様にプラテン駆動手段１４にプラテン
１５０回転すべき量を示すパルス数を出力する。

第２図は本発明の一実施例における電子タイプ部 ライタの印字・消去機構ゞの要部を示す斜視図である。

キャリッジ駆動についてさらに説明を加える。

キャリッジ駆動モータ３ａはステッピングモータであシ
、制御手段２よりのパルス指令によシ回転する。キャリ
ッジ駆動モータ３ａの回転はギア３ｂに伝達され、ギア
３ｂおよびギア３Ｃ間にセットされたタイミングベルＪ
−，３ｄに取付けられたキャリッジ４を左右に移動させ
る。キャリッジ４１の移動単位はキャリッジ駆動モータ
３ａが１パルス分回転する時のキャリッジ４の移動量と
言えるが、ここでは１／１２０インチとなるようにギア
比を設定している。すなわち、１インチに１０文字印字
するモードではキャリッジ駆動モータ３ａに１２パルス
の指令を与えることにより、キャリッジ４は１文字分移
動する。キャリッジの移動する方向はキャリッジ駆動モ
ータ３ａの回転方向で選択できる。

次に消去動作について説明する。使用者が誤ってタイプ
した文字に気がつくと、入力手段１にあるバックスペー
スキーを押すことにより、キャリッジ４を左に移動させ
、消去すべき文字の位置に位置付けする。続けて使用者
が消去キーを押すと入力手段１より消去キーに対応する
キーコードが制御手段２へ送られる。制御手段２ではこ
れに応答して以下の動作を行なう様に制御を行なう。第
４図に示す消去・動作制御フローチャートと共に説明す
ると、まず制御手段２内の記憶部２ａに記憶されている
キャリッジ４の位置する印字点に印字された文字の文字
コードを読み出し、どの文字を消去すべきかを知る（ス
テップ４０１）。印字ホイール１３はカップの形をして
おり周囲のスポークに活字が配されている。印字ホイー
ルの底部はギア状となっており、印字ホイール駆動モー
タ１２ａにより回転する。制御手段２は消去すべき文字
の印字ホイール１３上の活字をハンマー１１の前に持っ
てくるにはどれだけ印字ホイール１３を回転させれば良
いかを計算し、パルス数として印字ホイール駆動モータ
１２ａに出力する。制御手段２からのパルスを受取った
印字ホイール駆動モータ１２ａはギアを介して印字ホイ
ール１３を回転させハンマー１１の正面に消去すべき文
字の活字の配されたスポークを位置付ける（ステップ４
０２〜４０４）。

制御手段２は、次に、消去リボンを消去すべき文字の位
置まで持上げる（ステップ４ｏ５）。この動作を第３図
と共に説明する。第３図は本実施例における消去機構要
部の側面図であり、ａは印字状態、ｂは消去状態を示す
。ここでは説明を簡単にするため印字ホイール駆動モー
タ１２ａや印字リボン・消去リボンの巻上げ機構につい
ては省略している。まず印字状態ではノ・ンマー１１の
前に印字ホイール１３及び印字リボン６が配され、プラ
テン１５に巻かれた用紙１９に対向している。

キャリッジ４内に組込まれた消去レバー１７の左右に消
去リボンスプール９ａに巻かれた消去リボン９が取付け
られている。図面では右側のみ示しであるが、これと対
称な位置に左側の消去リボンスプールが取付けられてい
る。消去リボン９は消去リボンガイド１６により印字リ
ボン６と平行に配置されているが、印字時にはハンマー
１１や印字ホイール１３とは接触しないように印字リボ
ン６の下側に位置している。次に消去状態にするため、
制御手段２は消去リボン駆動モータ７＆に駆動信号を出
力し右回転さゼる。カム１８は消去リボン駆動モータ７
ａに取付けられたギア７ｂと噛みあっており、左に回転
する。カム１８には第３図に示すごと〈溝１８ａが設け
てあり、消去レバー１７に設けられた突起１７＆がはめ
込まれている。カム１８の回転によシ溝１ａ＆に沿って
突起１７ａが移動する。溝１８ａは第３図ａの突起１７
ａの位置から右回りにカム１８の中心からの距離が長く
なるように構成されておシ、カム１８の回転によシ消去
レバー１７は支点１７ｂを中心に回転し、第３図すに示
すごとく消去リボン９が持ち上げられハンマー１１と用
紙１９との間に挿入される（ステップ４０５）。消去時
、印字リボン６が・・ンマー１１の前から離れるように
構成している電子タイプライタもあるが、本実施例では
印字リボン６は固定されたままとしている。もちろん印
字リボン６は消去リボン９の手前にあるため５．消去時
に印字されるようなことはない。ここで消去レバー１７
や消去リボン９の持上げのために、これら支えているキ
ャリッジ４に少なからず振動を与えられ、印字点とキャ
リッジ位置をずらしてしまう結果となる。そこで本実施
例では次に述べるキャリッジ４の再位置付けを行ない、
印字点にキャリッジ４の位置を合わせることを可能にし
ている。

まず制御手段２はキャリッジ駆動モータ３ａに指示して
キャリッジを左に１２パルス、即ち１文字分移動させ（
ステップ４ｏ６〕、次ニ右に１２パルス移動させる（ス
テップ４０７）。これにより、キャリッジ４が印字時に
左から右に送られて来た状態を再現することができ、メ
カニズムのガタやバックラッシュ等の影響を取り除くこ
とができる。ここでは１文字分の距離を左右に移動させ
る例を挙げたが、メカニズムのずれをなくす効果があれ
ば２文字分としてもあるいは１／２文字分としても良い
。

次に制御手段２はハンマー駆動手段１０を構成するプラ
ンジャＩ　Ｑ　ａに一定時間電流を流し、ハンマー１１
を印字ホイール１３上の活字と消去リボン９を介して用
紙１９上の消去すべき文字の上に打ちつける（ステップ
４０８）。このようにして用紙１９上から誤ってタイプ
した文字のインクが引きはがされ、消去される。

続いて制御手段２は消去リボン駆動モータ７ａを先程と
は反対の方向に回転させ、カム１８、消去レバー１７を
第３図ａに示す元の位置（印字状態）に戻す（ステップ
４０９）。以上で一連の消去動作を完了する。

メカニズムは印字状ＶＣ戻っているので、印字ホイール
１３を回転させ活字を選択し、ハンマー１１を打ちつけ
ることによシ、続けて正しく文字を印字することができ
る。

なお、本実施例では活字式電子タイプライタについて説
明したが、ペン式や熱転写式の電子タイプライタにおい
ても容易に適用できるものである。

発明の効果 以上のように本発明は、キャリッジと印字・消去手段に
加え、消去リボンの位置付は後にキャリッジを再位置付
けし消去を行なうよう構成した制御手段を設けることに
よシ、消去リボン位置付けの際の振動で印字点よりずれ
たキャリッジを再位置付けして印字点に正しく合わせ、
消去を行ない、消去品質の向上を図ることができるもの
である。

また、これに伴なって追加すべき部品もなく、モータも
従来のものがそのまま使用できるのでコストアップとな
ることなく本発明の実施が可能であり、その効果は大な
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電子タイプライタの
ブロック図、第２図は本実施例における電子タイプライ
タの印字・消去機構部の要部を示す斜視図、第３図は本
実施例における電子タイプライタの消去機構の動作状態
を示し、ａは印字状態、ｂは消去状態における側面図、
第４図は本実施例における制御手段の消去動作制御フロ
ーチャートである。 ２・・・・・・制御手段、３・・・・・・キャリッジ駆
動手段。 ４・・・・・・キャリッジ、７ａ・・・・・・消去リボ
ン駆動モータ、９・・・・・・消去リボン、１１・・・
・・・ハンマー、１３・・・・・・印字ホイール、１７
・・・・・・消去レバー、１８・・・・・・カム。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｉｍ 何　４　庖

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字位置を左右に変移させるキャリッジと、印字媒体お
   よび消去媒体を含み、印字時は印字媒体が印字点に位置
   付けされ、消去時には消去媒体が印字点に位置付けされ
   るように印字または消去動作を行なう印字・消去手段と
   、消去時に消去媒体を印字点に位置付けした後にキャリ
   ッジを左または右に所定の距離だけ移動させ、右または
   左に同じ距離だけ戻し、その後消去動作を行なうようキ
   ャリッジと印字・消去手段を制御する制御手段とを具備
   したことを特徴とする電子タイプライタ。