JP2610283B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2610283B2
JP2610283B2 JP31851087A JP31851087A JP2610283B2 JP 2610283 B2 JP2610283 B2 JP 2610283B2 JP 31851087 A JP31851087 A JP 31851087A JP 31851087 A JP31851087 A JP 31851087A JP 2610283 B2 JP2610283 B2 JP 2610283B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は記録装置に関し、特に消去用テープを記録媒
体上に打撃して該媒体上の記録パターンの消去を行なう
消去機構を備えた記録装置に関するものである。
[従来の技術] この種の記録装置として例えば活字ホイールを用いて
印字を行なうタイプライタでは消去用テープを記録媒体
上に打撃して記録媒体上の記録パターンの消去を行なう
消去機構を備えた構成が広く採用されている。このよう
な消去機構付タイプライタでは、印字時はインクリボン
を活字の打撃位置にシフトさせ、打撃位置に印字目的の
文字と同じ活字を移動させ、その活字を印字ハンマで打
撃することにより、その活字でインクリボンを記録媒体
上に打撃させて印字を行なっている。そして一文字の印
字が終了するたびに印字ハンマやインクリボン等を搭載
したキャリッジが行方向に一文字のピッチづつ移動され
る。この印字動作において誤った文字が印字された場合
にその文字の消去が行なわれる。消去時には誤印字文字
と同じ活字を選択して打撃位置に移動させるとともに消
去用テープを活字の打撃位置にシフトさせ、その活字を
印字ハンマで打撃することにより、その活字で消去用テ
ープを記録媒体上の誤印字文字の位置に打撃させて消去
を行なっている。
消去用テープには複数種類あり、例えば表面に粘着材
料を塗布され、上記の打撃により粘着材料に誤印字文字
のインクを付着させて剥離させるリフトオフテープと、
紙等の記録媒体と同一色の修正材料を表面に塗布され、
上記の打撃により印字文字を修正材料で被覆することに
より消去を行なうカバーアップテープがある。従来の消
去機構付タイプライタでは、このいずれのタイプのテー
プでも操作者の選択により使用できるようになってい
る。
ところで消去動作時に消去される誤印字文字の位置と
活字による消去用テープの打撃位置とを完全に一致させ
るのは難しく、その位置ずれにより多少の消し残り部分
が生じる場合がある。
そこでその消し残り部分をなくすために、誤印字文字
の位置に合せられる通常の打撃位置に消去用テープの打
撃を行なうとともに、キャリッジを微小量移動させるこ
と、または活字ホイールを微小量ふることにより、前記
の打撃位置の左右両側に微小量ずれた位置のそれぞれに
も消去用テープの打撃を行なう方法が採用されている。
ただしこのように一文字の消去を行なうのに複数回の
打撃を行なう方法において、消去用テープの同一部分を
何回も使用していくとリフトオフテープの場合は消去の
ための一回の打撃によりリフトオフテープに付着した誤
印字文字のインクが次の打撃により僅かであるが逆に記
録媒体に転写してしまう。また、カバーアップテープの
場合は誤印字文字を被覆する修正材料の量が打撃回数を
経るごとに減ってきてしまい完全な消去が行なえなくな
る。そこで消去用テープの同一部分を1〜3回程度使用
すると消去用テープを巻き取り、新たに未使用部分を使
用する方法が採用されている。
以上のような消去方法は特に同じ活字を微小量ずれた
位置に複数回打撃して太い線幅の印字を行なうボールド
印字の消去時に採用されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで上述した消去機構つきのタイプライタの従来
の構成によると、一誤印字文字の消去動作において上述
のように微小量ずれた異なる打撃位置を複数回打撃する
場合の打撃回数は、その時に使用している消去用テープ
のリフトオフテープかカバーアップテープかという種類
の違にかかわらず一定にされている。また、その際の打
撃圧力も使用したテープの種類にかかわらず一定にされ
ている。ただし、打撃圧力は打撃を行なう活字のパター
ンの面積に従って活字群ごとに異なるものに設定されて
いる。
ところが、リフトオフテープとカバーアップテープと
ではそれぞれに適した消去時の打撃回数と打撃圧力がそ
れぞれの特性の違いによって異なっている。
例えばカバーアップテープの場合には、打撃回数を多
くするかまたは打撃圧力を強くすると、誤印字文字を被
覆する修正材料が厚くなり過ぎるため、消去跡に印字す
ると印字品位が劣化してしまう。従ってカバーアップテ
ープの場合は打撃回数を少なくするとともに打撃圧力を
弱くした方がよい。
一方、リフトオフテープの場合には消去時の打撃回数
が多いほど、また打撃圧力が強いほど消去性能は良くな
る。ただし、打撃回数は多くし過ぎると、または打撃圧
力を強くし過ぎると記録媒体に見苦しい打痕が残った
り、ひどい場合は記録媒体が破れたりする。従ってリフ
トオフテープの場合は打撃回数は適当に多い方がよく、
打撃圧力は適当に強い方がよい。
このように消去用テープの種類によって適した消去時
の打撃回数と打撃圧力は異なるのに対して、上記のよう
に打撃回数と打撃圧力を一定にしていると、すなわち上
記の両テープの一方の特性に合わせて一定にしている
と、他方のテープを用いた場合に消去品位ないし消去性
能が劣化してしまう。
[問題点を解決するための手段] このような問題点を解決するため本発明によれば、消
去用テープを記録媒体上に打撃して該媒体上の記録パタ
ーンの消去を行なう消去機構を備えた記録装置におい
て、使用する消去用テープの種類を入力する手段と、該
入力手段により入力された消去用テープの種類に応じて
消去動作の条件として少なくとも、一記録パターンの消
去動作における消去用テープの打撃回数と打撃圧力の内
の一方を変化させて前記消去機構に消去動作を行なわせ
る制御手段を設けた構成を採用した。
[作 用] このような構成によれば使用する消去用テープの種類
に応じて消去動作の条件として少なくとも、一記録パタ
ーンの消去動作における消去用テープの打撃回数と打撃
圧力の内の一方が変化させられ、使用する消去用テープ
の特性に適したものに設定されるので、使用する消去用
テープの種類にかかわらず、高い消去品位と消去性能を
得ることができる。
[実施例] 以下、添付した図を参照して本発明の実施例の詳細を
説明する。
第1図〜第4図は本発明の実施例による消去機構付タ
イプライタの構成を説明するものであり、第1図は全体
の制御系の構成を示し、第2図は全体の外観を示し、第
3図及び第4図はインクリボン及び消去用テープのシフ
ト機構の構造と動作を説明するものである。まず、第2
図〜第4図を参照して実施例のタイプライタの全体及び
シフト機構の機械的な構造を説明する。
第2図に示すようにタイプライタの上面の手前側には
文字入力キー群や各種機能キー群を配置してキーボード
100が設けられている。このキーボード100を介して印字
データ及び各種指示データの入力が行なわれ、その入力
に応じタイプライタの奥側に設けられたプリント機構部
により印字が行なわれるようになっている。
プリント機構部には不図示の記録媒体としての印字用
紙を巻回し、後述の用紙送りモータによって回転駆動さ
れて印字用紙の移送を行なうとともに、印字時及び消去
時の活字の打撃を受けとめる記録台となるプラテン20が
設けられている。
プラテン20の近傍にはキャリッジ114が設けられてお
り、後述するキャリッジモータの駆動によりプラテン20
に沿って左右に走行するようになっている。
キャリッジ114上には記録ヘッドである印字ハンマ11
6、活字群を放射状に配置した活字ホイール119及び同ホ
イールを回転して選字を行なうための不図示のホイール
モータが搭載されている。
また、キャリッジ114上には第3図及び第4図に示す
ようにインクリボン33が収納、張架したリボンカセット
32と、供給スプール36及び不図示の巻き取りスプールに
巻回された消去用テープ108が搭載されている。
リボンカセット32はリボンフレーム34上に着脱可能に
保持されるようになっており、リボンフレーム34はキャ
リッジ114上に突設された支持部材30に対し、軸31を介
して矢印a,b方向に回動可能に軸支されている。
また、リボンフレーム34の先端部(プラテン20側)の
両側には下方に折曲して形成された折曲部(片側のみ図
示)35が設けられており、この折曲部35のそれぞれには
消去用テープ108の未使用部分を巻回した供給スプール3
6と使用済部分を巻き取る不図示の巻き取りスプールが
設けられている。更に、この両スプールの近傍にはそれ
ぞれ消去用テープ108をガイドするガイドローラ(一方
のみ図示)37が設けられており、消去用テープ108は供
給スプール36から繰り出されて90度ひねられ、両側のガ
イドローラ37に接して張架されている。
そして、後述するテープ用モータの駆動により巻き取
りスプールが回転することにより、消去用テープ108が
巻き取られ、供給スプール36が引っ張られて第3図中c
方向に回転して消去用テープ108を繰り出し、消去用テ
ープ108の未使用部分が供給されるようになっている。
一方、リボンフレーム34の図示された側の折曲部35の
下端部の内側面にはピン40が突設されており、このピン
40はリボンフレーム34の下方に回転可能に設けられたカ
ム122のカム溝39に対して摺動可能に嵌合されている。
そして、カム122が後述するカム用モータの駆動により
軸38を中心にして矢印dまたはe方向に回転駆動される
ことにより、軸38とピン40の距離xが変化し、リボンフ
レーム34が軸31を中心として矢印a,b方向に回動され
る。そしてこの回動によりリボンカセット32に張架され
たインクリボン33が活字ホイール119の活字41の打撃位
置の正面にシフトされるか、または第4図に示すように
消去用テープ108が前記の打撃位置の正面にシフトされ
る。
つぎに第1図を参照して本実施例のタイプライタの制
御系の構成を説明する。
第1図において符号101はタイプライタ全体の制御を
行なう制御部であり、制御プログラムに従って各種制御
信号を出力してタイプライタ全体の制御を行なうMPU
(マイクロプロセッサ)102、前記の制御プログラム等
制御に必要な固定データを格納したROM(リードオンリ
メモリ)103、MPU102のワーキングエリア等として使用
されるRAM(ランダムアクセスメモリ)104、MPU102から
の指示信号をもとに計時を行ない時間情報の出力などを
行なうタイマ105、及び各種信号の入出力を行なうイン
ターフェース部106等から構成されている。そして制御
部101はキーボード100からの入力に応じてプリント機構
部107を制御し、印字動作及び消去動作を行なわせる。
即ちプリント機構部107は印字機構部であるとともに消
去機構部でもある。
プリント機構部107には、ドライバ110を介して駆動さ
れるテープ用モータ109により消去用テープ108の給送を
行なうテープ送り機構、モータドライバ112を介して駆
動されるキャリッジモータ113によりキャリッジ114の移
動を行なうキャリッジ移動機構、ハンマドライバ115を
介して印字ハンマ116の駆動を行なうハンマ駆動機構、
モータドライバ117を介し駆動されるホイールモータ118
により活字ホイール119を回転させて選字を行なう選字
機構、モータドライバ120を介し駆動されるカム用モー
タ121によりカム122を回転させてインクリボン33及び消
去用テープ108のシフトを行なう前述のシフト機構、モ
ータドライバ123を介し駆動される用紙送りモータ124に
より印字用紙の送りを行なう用紙送り機構、及び図示し
ていないインクリボン送り機構や各種センサ群等が設け
られる。
そして、このような構成に加えて本実施例では本発明
に関わる構成としてキャリッジ114上に装着されている
消去用テープ108の先述したリフトオフテープか又はカ
バーアップデータかという種類を検出し制御部101に入
力するテープセンサ111がプリント機構部107に設けられ
る。テープセンサ111は例えば供給スプール36の形状等
により消去用テープ108の種類も機械的或いは光学的等
の方法によって検出するものとして構成されている。な
お、キャリッジ114上に装着し使用している消去用テー
プ108の種類をテープセンサ111により制御部101に入力
するかわりに、キーボード100を介した操作入力により
入力できるようにしてもよい。
このような構成のプリント機構部107に対し制御部101
のMPU102はプリント機構部107の各ドライバに駆動信号
を出力してプリント機構部107の各機構を駆動させ印字
動作又は消去動作を行なわせる。以下にその本実施例の
動作の詳細を説明する。
まず通常の印字時には、第1図のカム用モータ121の
駆動によりカム122が回転され、その回転により第3図
のリボンフレーム34が矢印a方向に回動され、活字41の
打撃位置の前方にインクリボン33がシフトされる。そし
て、キャリッジ114が印字位置に到達すると、ホイール
モータ118の駆動により活字ホイール119が回転されて印
字目的の活字が印字ハンマ116の打撃位置に移動され
る。そしてハンマドライバ115を介し活字ハンマ116が駆
動され、選択された活字41の背面を打撃することによ
り、同活字41がインクリボン33をプラテン20上の不図示
の印字用紙に対して打撃してインクが転写され、印字が
行なわれる。
一方、誤印字文字の消去時には誤印字文字の位置にキ
ャリッジ114を移動した後にキーボード100から文字消去
の指示を行ない、誤印字文字と同一の文字の入力キーを
入力すると消去動作が行なわれる。まずカム122が回転
され、リボンフレーム34が第3図中矢印a方向に回動さ
れ、第4図に示すように消去用テープ108が活字41の打
撃位置の前方にシフトされる。次に印字ハンマ116が駆
動されて活字41の背面を打撃し、活字41が消去用テープ
108を印字用紙の誤印字文字の上に打撃し、消去用テー
プ108の種類により誤印字文字のインクがはぎとられる
か、或いは誤印字文字の上に修正材料が塗布されて誤印
字文字が消去される。
ところで本実施例では上述の消去動作において、前述
の様に一誤印字文字を消去するためにその誤印字文字と
同じ活字により誤印字文字の位置に合わせた位置ととも
にその左右両側に微小量ずれた位置のそれぞれにも打撃
を行ない、複数回の打撃で一誤印字文字の消去を行なう
ものとする。そしてここでは消去用テープとして先述し
たリフトオフテープまたはカバーアップテープを使用す
るものとし、消去時において使用している消去用テープ
の種類に応じて上記の消去のための打撃回数とともに打
撃圧力をそのテープの特性に合ったものに変化させて消
去動作を行なうものとする。
この動作の詳細は第5図に示す制御部101の文字消去
処理プログラムの処理手順に従っては以下のように行な
われる。
第5図の処理はキーボード100から文字消去の指示が
入力された後にキャリッジ114が消去したい文字の位置
まで移動された消去したい文字と同一文字がキーボード
100から入力されることにより開始される。
まずステップS1ではホイールモータ118の駆動により
活字ホイール119を回転させて上記キーボード100からの
入力に応じた消去文字に対応した活字を選択する。
次にステップS2ではカム122を回転させて消去用テー
プ108を第4図に示すように活字41の打撃位置までシフ
トさせる。
次にステップS3ではステップS1及びS2の動作が終了す
るのを待つ。
そして両動作が終了すると、ステップS4に進み、テー
プセンサ111の検出出力によりその時にタイプライタに
装着され使用されている消去用テープ108の種類を判別
する。テープセンサ111を用いるかわりにキーボード100
等により消去用テープの種類を示すコードを予め入力し
ておき、RAM104に格納しておいてこの判別を行なっても
よい。
なお、上述のようにここでは消去用テープ108として
は先述したリフトオフテープとカバーアップテープの2
種類の何れかが用いられ、ステップS4ではその何れが用
いられているかを判別するものとする。
次にステップS4の判別の結果として使用している消去
用テープ108がリフトオフテープであった場合にはステ
ップS5〜S11の処理を行なって第6図(A)に示す打撃
順序と打撃回数で消去動作を行なわせ、カバーアップテ
ープであった場合にはステップS12〜S17の処理を行なっ
て第6図(B)に示す打撃順序と打撃回数で消去動作を
行なわせる。
第6図(A),(B)において符号L,C,Rは消去時に
おける活字の打撃位置(キャリッジ114の位置)を示し
ており、符号Cは誤印字文字の位置に合わせた通常の印
字時の打撃位置を示し、符号L,Rは位置Cの左右両側に
微小量ずれた位置を示している。また両図においてアラ
ビア数字は各打撃位置の打撃順序を示し、矢印は消去用
テープの巻取りにより送り動作を示している。なおステ
ップS4の時点においてキャリッジ114は通常の打撃位置
Cにある。
そして使用テープがリフトオフテープの場合になされ
るステップS5〜S11の処理では、第6図(A)のように
消去動作を行なうために、まずステップS5で印字ハンマ
116を駆動して位置Cを打撃させ、しかる後にステップS
6,S8,S10でキャリッジ114を位置L,R,Cに順次移動させる
とともに消去用テープを巻き取り、ステップS7,S9,S11
で印字ハンマ116を駆動して上記の各位置L,R,Cで打撃を
行なわせる。この場合の全打撃回数は4回となる。
一方、使用テープがカバーアップの場合になされるス
テップS12〜S17の処理では、第6図(B)のように消去
動作を行なうために、まずステップS12で印字ハンマ116
を駆動して位置Cを打撃させ、しかる後にステップS13,
S15でキャリッジ114を位置L,Rに順次移動させるととに
消去用テープを巻き取り、ステップS14,S16で印字ハン
マ116を駆動して上記の両位置L,Rで打撃を行なわせる。
そしてステップS17でキャリッジ114を通常の打撃位置C
に戻しておく。この場合の全打撃回数は3回となる。
ところで本実施例では上記のように使用する消去用テ
ープの種類に応じてステップS5〜S11の処理とステップS
12〜S17の処理とで消去時の打撃回数を変えるととも
に、消去用テープの種類に応じて前記の両処理において
印字ハンマ116を駆動する通電時間を変えて印字ハンマ1
16による活字41の打撃圧力を変化させるものとする。
すなわち前記の通電時間を長くするほど打撃圧力は大
きくなる。なお通電時間は消去用テープの種類により変
化させるとともに、打撃を行なう活字のパターンの面積
によって活字群ごとに変化させるものとする。
ここで本実施例で採用される消去用テープの種類と活
字群による消去時の印字ハンマ116の通電時間のデータ
テーブルの一例を第7図に示す。なおここではテーブル
の一部分のみを示している。
第7図から判るようにパターンの面積の大きな活字群
ほど通電時間が長くされるとともに、リフトオフテープ
の場合の方がカバーアップテープの場合より通電時間が
長くされ打撃圧力が強くされる。
第7図のデータテーブルは第1図の制御部1011におて
ROM103に格納される。そしてMPU102は第5図のステップ
S5〜S11の処理では上記テーブルのデータの内でリフト
オフテープ用のデータを参照して印字ハンマ116の通電
時間を制御し、ステップS12〜S17の処理ではカバーアッ
プテープ用のデータを参照して通電時間を制御する。
以上のようにしてステップS5〜S11またはステップS12
〜S17の処理によって使用テープがリフトオフテープの
場合には打撃回数は4回で強い打撃圧力で消去の打撃が
行なわれ、カバーアップテープの場合には打撃回数は3
回で弱い打撃圧力で消去の打撃が行なわれる。
このようなステップS5〜S11またはS12〜S17の後はス
テップS18に進み、次回の消去動作に備えて消去用テー
プ108を巻取り、未使用部分を給送しておく。
次にステップS19においてカム122を回転させて消去用
テープ108を第4図の打撃位置から第3図に示す退避位
置へシフトダウンさせる。
そしてステップS20では、ステップS19のシフトダウン
動作の終了を待ち、終了したならば文字消去処理を終了
する。
以上のような本実施例によれば消去時において使用す
る消去用テープの種類に応じて打撃回数と打撃圧力が変
化させられ、使用テープの特性に適したものに設定され
るので、使用テープの種類にかかわらず高い消去品位と
消去性能を得ることができる。また使用テープがカバー
アップテープの場合に打撃回数すなわち使用回数を少な
くすることにより、同テープを無駄なく経済的に効率良
く使用できる。
なお上述の実施例では印字ハンマ116の打撃圧力の制
御はその通電時間の制御により行なったが、他の方法、
例えば印字ハンマ116に通電する電流の制御などの方法
で行なっても良い。
また、以上の消去動作において打撃位置を変えるため
にキャリッジ114を移動させるかわりに活字ホイール119
を左右に微小量振ってもよく、キャリッジ114の移動と
活字ホイール119の振りを組み合わせてもよい。
また、消去用テープ108の種類に応じた消去動作時の
打撃回数と打撃圧力の設定は上記のものに限らないのは
勿論である。
また、用いられる消去用テープは2種類に限らず、上
記以外のものを使用することも考えられ、その場合その
テープの特性に応じた打撃回数と打撃圧力の設定データ
を用意しておけばよい。
更に以上では、消去用テープの種類の応じて打撃回数
と打撃圧力の両方を変化させるものとしたがいずれか一
方のみを変化させることも考えられる。また打撃回数と
打撃圧力に限らず他の消去動作の条件をも含めて変化さ
せることも考えられる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、消
去用テープを記録媒体上に打撃して該媒体上の記録パタ
ーンの消去を行なう消去機構を備えた記録装置におい
て、使用する消去用テープの種類を入力する手段と、該
入力手段により入力された消去用テープの種類に応じて
消去動作の条件として少なくとも一記録パターンの消去
動作における消去用テープの打撃回数と打撃圧力の内の
一方を変化させて前記消去機構に消去動作を行なわせる
制御手段を設けた構成を採用したので、使用する消去用
テープの種類にかかわらず高い消去品位と消去性能が得
られるとともに、消去用テープを無駄なく経済的に効率
良く使用できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を説明するもので第1図は実施例に
よるタイプライタの全体の制御系の構成を示すブロック
図、第2図は同タイプライタの全体の外観を示す斜視
図、第3図及び第4図は同タイプライタのインクリボン
及び消去用テープのシフト機構の構造と動作を示す側面
図、第5図は第1図中の制御部による文字消去処理の処
理手順を示すフローチャート図、第6図(A),(B)
はそれぞれ消去用テープとしてリフトオフテープを使用
する場合とカバーアップテープを使用する場合の消去動
作の説明図、第7図は活字群と消去用テープの種類に応
じた印字ハンマの消去時の通電時間データテーブルを示
す表図である。 100……キーボード、101……制御部 102……MPU 107……プリント機構部 108……消去用テープ、111……テープセンサ 114……キャリッジ、116……印字ハンマ 119……活字ホイール、122……カム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消去用テープを記録媒体上に打撃して該媒
    体上の記録パターンの消去を行なう消去機構を備えた記
    録装置において、使用する消去用テープの種類を入力す
    る手段と、該入力手段により入力された消去用テープの
    種類に応じて消去動作の条件として少なくとも、一記録
    パターンの消去動作における消去用テープの打撃回数と
    打撃圧力の内の一方を変化させて前記消去機構に消去動
    作を行なわせる制御手段を設けたことを特徴とする記録
    装置。
JP31851087A 1987-12-18 1987-12-18 記録装置 Expired - Lifetime JP2610283B2 (ja)

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